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Process CSM CutterSoilMixing カッターソイルミキシング Process and equipment 施工手順と装置

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Page 1: Process and equipment 施工手順と装置 - NIPPON BAUER · CSM この工法は、 築 要素である。 MBG xx – Bauer Maschinen GmbH, 2 -ProcessCSM 施工手順 セメント系スラリーと原位置の

Pro

cess

CSM

Cutter Soil Mixing カッターソイルミキシング

Process and equipment 施工手順と装置

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MBG xx – Bauer Maschinen GmbH, www.bauer.de

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CSM-ProcessCSM施工手順

セメント系スラリーと原位置の土砂を混合させるCSM工

法は、新しく有効な施工方法である。施工機械CSM機は、

トレンチカッター技術をさらに改良・改造したものである。

この工法は、止水壁 ・土留壁・地盤改良等の基礎工事の構

築に適用される。

主に柔らかくまたは緩い土質(粘着性に関係なく)の安定

化のために使用されるが、バウアーのカッター技術を応用

しているため、他のソイルミキシング機と比較してはるか

に堅い層(硬質土)でも適用できる。

CSM工法の主な優位性

・高い掘削能力。(硬質地盤でも施工可能)

・原位置の土砂を建築材料として使える。

・残土の発生が非常に少ない。(汚染された場所では重要な

要素である。)

・施工時に振動を伴わない。

・吊り下げ式の場合、最大 60mまで深度を伸ばすことが可

能である。

• .

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© BAUER Maschinen GmbH, 2/2013 CSM Cutter Soil Mixing

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施工手順

事前準備:

余剰のスラリーを集めるためのガイドトレンチを掘る。

Step 1:

掘削壁の中心に、カッターユニットをセットする。

特に、ガイドウォールを作る必要はありません。

1 2 3 4

Step 2:

カッターユニットは、連続的な速度で土の中に入っていく。土砂は

カッティングホイールで掘削され、同時に左右のカッティングホイ

ールの間から圧送されたスラリーと圧縮空気を出す。緩くなった土

砂とスラリーが完全に混ざる。圧縮空気は、カッター下降時に掘削

や撹拌に有効である。カッターホイールの回転方向は、適宜、変更

できる。カッティングティースは、垂直に取り付けられたリーマプ

レート間を通過するので、強制練りミキサーのような混練効果が得

られる。均質な壁を作るために、カッターの貫入速度や加圧された

スラリー量は、オペレーターによって最適と

なるように調整される。

流動性のある土砂は、機械の貫入(掘削)及び

引き上げ(撹拌)を容易にする。

Step 3:

設計深度に達すると、セメントスラリーを

連続的に加えながら、カッターユニットを

ゆっくり引き上げる。回転するホイールに

よって、新鮮なセメントスラリーと原位置

の土砂は、撹拌され流動化し、均質な土砂

となる。

Step 4:

完了した壁の中に、構造上の目的である補

強材が必要になる。一般的にはH鋼を挿入

する。通常浅い深度では自重で挿入する。

さらに、バイブロを挿入の補助として使う

場合もある。

芯材の間隔、H鋼の断面は土圧と土質の

特性強度等の結果によって設計される。

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CSM Cutter Soil Mixing © BAUER Maschinen GmbH, 2/2013

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施工手順

連続壁は、先行パネルと後行パネルのラップによって形成され

る。

隣接した新鮮なパネルを掘削する片押し方式と先行パネルで既に

硬くなった間を後行パネルが掘る方式の二通りの

方法がある。

掘削と撹拌の施工は、1サイクル施工と2サイクル施工の二通り

がある。

550 –

1.2

00 m

m

2.400 / 2.800 mm 2.400 / 2.800 mm

P1 S1 P2

variable

2.400 / 2.800 mm

1サイクル施工

カッター下降時に、土砂の中にスラリーを注入している間、掘削、

撹拌、流動化、均質化などが行われている。掘削中は、圧縮空気

を送り込む。1ガット分に使用される量の約 70%のスラリーが、

下降時に圧送される。排泥土は、事前に掘っておいたトレンチか

沈殿池(排泥池)に溜めておき、あとで現場から除去される。

引き上げ時は、残りのスラリー量を土砂の中へ混ぜ合わせる。

ほとんどのスラリー量は、既にカッター下降時に混ぜ合わされて

いるため、引き上げの速度は速くなる。

パネル

CSM機

コンプレッサー

ミキサー

トレンチ

1サイクル施工の優位性

・補助的な土砂分離装置が必要ない。

・引き上げ速度が速い。

・掘削深度は 20mより浅く、均一な土質に優位である。

セメント

サイロ

ベントナイト

サイロ

セメント用

アジテーター 圧送

ポンプ

バックホー

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2サイクル施工

掘削土砂にベントナイトスラリーを圧

送することによって、掘削時に土砂の

流動性と均質化が確保される。コンプ

レッサーの圧縮空気を加えることによ

って撹拌効果は、さらに増す。ベント

ナイトを含む排泥土は、ホースポンプ

で吸い上げられ、土砂が取り除かれる

土砂分離装置(デサンダー)に圧送さ

れる。その後、またCSM機に戻る。

排泥土が、ホースポンプで送るにはあ

まりにも重くなった場合、バックホー

またはスクラッチベルトでトレンチか

ら排泥土を取り除き、その後更なる処

理にホースポンプを使用して、土砂分

離装置(デサンダー)に送る。

トレンチ

ホースポンプ

r

設計深度に達した後、ベントナイトの

注入をやめ、セメントスラリーに置き

換える。引き上げ時に流動性のある土

砂とセメントスラリーは完全に混ざり

合う。引き上げ速度と流動性は、土砂

と混ぜられるセメントスラリーの設計

量になるように確実に調整する。

2サイクル施工の優位性

・作業が中断されたり、掘削深度が延長された時の安全性が増す。

・カッターホイールの消耗・摩耗を減らすことができる。

・排泥土処理のコストが下がる(スラリーの一定の割合が

再利用可能である。)

排泥土を乾燥した状態で簡単に取り除くことができる。

・難しい土質条件や掘削深度が延長されたときに優位性がある。

ベントナイト用

アジテータ

セメント用

アジテータ

土砂分離装置

土砂

土砂

スクラッ

チベルト

ホースポンプ

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施工要因

一般的な施工性は、次の現場の要因によって非常に影響を受け

る。

スラリーの仕様

一般的に CSMパネルの工事に使われる材料の構成要素として、セ

メント(普通ポルトランドセメント・高炉セメント)、ベントナ

イト、水である。

必要があれば添加剤を使用することも可能である。(可塑剤、遅

延剤)もしくは混和剤(フライアッシュなど)

ベントナイトスラリー使用時(2サイクル施工)に、ポリマー添加

剤が粘度、流体損失を低減させるという点で良好な結果を得るこ

とができる。

配合設計

配合設計は常に工事開始前に適合性テストによって決定されるべ

きである。

次表は、配合比率の初期設計の値である。あくまでも参考のため

だけに使用して下さい。

ベントナイト懸濁液(2サイクル施工の場合)

・約 20-40kg ベントナイト/㎥ スラリー

・400L スラリー/㎥ 土砂(土砂の流動性確保のために最低量)

固化液の標準配合

止水壁 土留壁

セメント kg/m3 slurry 250 – 450 750 – 1.200

ベントナイト kg/m3 slurry 15 – 30 15 – 30

w/c 比 2,0 – 4,0 0,5 – 1,0

配合設計は、施工方法(1サイクルか 2サイクル)によって違いま

す。

適用例

・止水壁(透水性、強度、塑性、侵食への安定性)

・土留壁(強度、透水性、芯材に取付を前提条件としての新しい

素材の塑性)

土質条件:

粒度分布、粒子サイズ、微粉の含有量、有機質含有量、密度、SPT

(N)値、空隙率、地下水位、

地下水の化学的性質は、主に影響を及ぼす要因である。

良い状態 悪い状態

土の構造 均一な土の構造 層になっている土

土の種類 緩い中密度砂礫、シルト質砂 密から非常に密な土質、小石や礫が混在、堅い・硬質

土、粘性のある土、有機質な土(最終強度の低下)

現場状況 長くて、直線的な壁 凸凹な壁

深度 壁の深さが 10mを超えるもの 壁の深さが 10m未満のもの「 (移動、組立期間が施

工に影響)

In-situ sampling tool原位置サンプリングツール

壁の特性

止水壁 土留壁

圧縮強度 qu MPa 0,5 – 2 5 – 15

透水係数 kf m/sec ca. 1x10-8

セメント量 kg/m3 soil 100 – 200 200 – 500

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現場施工例

限られた条件下での壁

CSM壁と再緊張パネル (Italy)

CSM 壁 (Netherlands)

CSM 壁と支保工(Netherlands)

トンネル立坑(USA)

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CSM機

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掘削・撹拌用 BCMカッターユニット

BCM 5

BCM 10

BCM 5 BCM 10

トルク 0 – 57 kNm 0 – 100 kNm

回転数 0 – 35 U/min 0 – 30 U/min

高さ 2,35 m 2,8 m

壁長 2,4 m 2,8 m

壁厚 B 550 – 1.000 mm 640 – 1.200 mm

重量 (with wheels) * 5.200 kg 8.200 kg

* at min. panel width

ホイールの種類

ホイールは、地盤を切削し、土を緩めるため、

またスラリーを混ぜ合わせるように設計され

ている。

一般的な土質では、掘削能力か撹拌能力のど

ちらを優先するかどうかで、ホイールは決ま

る。カッターホイールは、地面を切削して地

中に入っていくとき地盤を壊し、そして緩ん

だ土砂と吐出されたスラリーとで十分に土砂

を混練します。

左右対称の台形状のティースホルダーは、DC

(両刃)ティースを取付け、両方(左右)の

回転方向でも切削でき、トラブルなく掘削・

撹拌ができる。カッターホイールの一組は、

4個の同一ホイールで構成され、さらにバウ

アー専用-タングスタッドの耐摩耗性は、コ

ストの低減になる。

四枚羽根(一列の歯並び)

・密な粘着性のない土砂を緩める

・石の混ざった砂レキ、粘着性土砂

・充分な撹拌能力(四枚のホルダー)

三枚羽根(一列の歯並び)

・密な粘着性のない土砂、石の混ざった砂

レキ

・堅い粘着性土砂

・充分な掘削能力(三枚のホルダー)

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ケリーガイドの CSM機

モノケリーバー(丸型)

BCMカッターユニットは、モノケリーバー(一本ケリー)シス

テムによって支えられている。丸型ケリーバー(φ368mm)は

最大掘削深度約 20メートルの施工で使用されている。掘削機

のマストにある二つのガイドスレッジは、ケリーバーを接続し、

押し力・引き力と回転力を並行して与える。油圧式ロック機構

が押し力・引き力をケリーバーに伝達し、カッターユニットを

+45°から-90°を回転可能とするガイドを装備している。

延長ケリーなしの丸型ケリーバー、回転機能付

カッターユニット 出力

(kW)

引き力

(kN)

重量

(t)

全高

(m)

深度

(m) BG 24 BCM 5 313 330 80,0 22,7 14,5

BG 24 H BCM 5 313 330 / 530 83,0 21,9 15,0

BG 28 BCM 5 / BCM 10 354 330 90,0 26,2 18,0

BG 28 H BCM 5 / BCM 10 354 330 95,0 24,5 16,5

BG 30 BCM 5 / BCM 10 403 330 92,0 26,2 18,0

BG 36 BCM 5 / BCM 10 354 400 125,0 24,3 17,0

BG 39 BCM 5 / BCM 10 403 400 131,0 28,3 19,0

BG 40 BCM 5 / BCM 10 433 440 140,0 27,1 23,0

BG 42 BCM 5 / BCM 10 460 460 164,0 30,6 22,0

BG 46 BCM 5 / BCM 10 570 460 178,0 33,1 23,0

RG 16 T BCM 5 563 200 71,0 21,5 14,5

RG 19 T BCM 5 563 200 67,0 24,5 17,5

RG 21 T BCM 5 563 260 84,0 27,5 20,0

RG 18 S BCM 5 563 260 / 400 80,0 23,5 17,0

RG 22 S BCM 5 563 260 / 400 80,0 26,1 21,0

RG 25 S BCM 5 / BCM 10 563 400 / 600 105,0 29,5 23,0

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モノケリーバー(矩形型)

より深い掘削深度に対応して、BCMカッターユニットは、長方

形の断面(600×340mm)を持った矩形型ケリーバーによって保

持される。一連の長さは、組み立て式のケリーバーから構成さ

れている。矩形型ケリーバーは、マストの高さより、更に高く

延長できる。接続部は、全ての力を伝達し(特に曲げモーメン

トの結果は組立荷重から来ている。)また、同断面にするため

に保護材で覆われている。油圧ホース、スラリーパイプ、エア

ーホース等は、中空のケリーバーの内側に配置されている。 延長ケリー付矩形型ケリーバー

カッターユニット 出力

(kW)

引き力

(kN)

重量

(t)

全高

(m)

深度

(m) BG 28 * BCM 5 / BCM 10 354 580 / 830 130,0 42,0 35,0

BG 28 H BCM 5 / BCM 10 354 580 130,0 35,8 30,0

BG 30 * BCM 5 / BCM 10 403 580 / 830 132,0 42,0 35,0

BG 36 BCM 5 / BCM 10 354 650 131,0 36,0 30,0

BG 39 BCM 5 / BCM 10 403 690 165,0 38,0 32,0

BG 40 * BCM 5 / BCM 10 433 860 175,0 48,0 43,0

BG 42 BCM 5 / BCM 10 460 750 180,0 47,4 42,0

BG 46 * BCM 5 / BCM 10 570 910 190,0 49,0 43,0

RG 25 S BCM 5 / BCM 10 563 400 / 600 114,0 39,0 32,5

* with rotation facility as option

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油圧ドラムとブーム 非回転 回転可能 非回転 回転可能 全高 (m) 6,6 – 8,1 8,6 6,6 – 8,1 8,6

作業時幅(m) * 8,0 min. 4,5 8,0 min. 4,5

最大掘削深度(m) 60 60 60 60

装備出力 (kW) 2 x 205 2 x 205 2 x 205 2 x 205

吊り下げタイプのCSM機

ワイヤーロープで吊り下げられた CSM機は、最小の占有面積で、

大深度を掘るために製作された。機種は、クアトロカッターとタ

ンデムカッターである。この機械のコンセプトは、4つの基本機

器から成る。ベースマシン、ホース巻き取り装置、ブーム、カッ

ターユニットである。

クアトロカッター

標準 サイドカッター

タンデムカッター

* Width perpendicular to panel axis

標準 サイドカッター

CSM Cutter Soil Mixing © BAUER Maschinen GmbH, 2/2013

クアトロ タンデム 標準 サイドカッター 標準 サイドカッター

2個×BCM5

カッターユニット

(4 個のギアボックス)

1個×BCM10

カッターユニット

(2 個のギアボックス)

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補助装置

このリストは、効率的な作業手順を確実にするため、補

助装置用の紹介している。

1サイクル・2サイクルの施工用

ミキシングプラント

ミキシングとポンプの組み合わせたプラント

スクラッチベルト

掘削溝の端に据え付け、さらに溝の中へ浸し、ベントナイトや排

泥土を自動的に脱水スクリーンまでスクラッチベルトで、かき揚

げる。この完全自動化された装置は、省力化に繋がる。

• ミキシングプラント

最低 20 m3/h

• 圧送ポンプ

リモートコントロール付可変流量ポンプ。吐出容量は、混合のス

ピードと掘削パネルの容量による。

(一般的に: 200 – 600 l/min, 12 – 15 bar)

• アジテータタンク

約 3 – 5 m3 (セメントスラリーの緩衝用)

• サイロ

スクリューコンベアによるセメント用・ベントナイト用

• バックホー

ガイドトレンチの掘削、施工現場のメインテナンス、排泥土の集

積・積み込み用

• ホース類

アジテータから掘削機へセメント・ベントナイトスラリーを運ぶ。

一般的に 1.5インチから 2インチのゴムホース(現場状況に合った長

さ)

• コンプレッサー

7 – 14 bar / 7 – 10 m3/min (空気が、撹拌を助ける。)

• 補助クレーン、バイブロ(オプション)

汎用の芯材や他の補強材を土留壁のパネルに入れる。クレーンの容

量は、芯材の長さ・重さ、バイブロの重さ等によって決める。

2サイクルの施工用(追加)

• アジテータタンク

ベントナイトスラリーの緩衝用

• ホースポンプ (オプション)

トレンチから土砂分離装置(デサンダー)へ排泥スラリーを圧送

する。

• スクラッチベルト(オプション)

トレンチから最初の振動篩機に排泥スラリーを運ぶ。

• 土砂分離装置(オプション)

排泥スラリーから土砂を分ける。

• 簡易スクリーン (オプション)

掘削溝の近くに設置し、高濃度の排泥スラリーを事前に篩にかけ

る。

簡易スクリーンユニット

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品質管理

出来高要素の管理 (オペレーターの画面に表示されているもの)

電子監視·制御システム B-tronicは、すべての CSM機に取り付

けることができる。このデータ収集システムは、一般的な機械

の機能と同様に、施工管理の要素を監視および制御する。

下記のような施工データを連続的に収集し、可視化し、保存する。

掘削深度

・掘削量

・ホースのスラリーの圧力

・掘削中の土圧

・吐出量 対 時間軸

・吐出量 対 深度軸

・傾斜 (2方向X,Y)

・カッターの速度

・掘削機のデータ

文書

CSM Cutter Soil Mixing © BAUER Maschinen GmbH, 2/2013

すべての施工要素を監視、記録し、施工

プロセス全体を通して掘削機内に保存さ

れ、個々のパネル(エレメント)の品質

保証記録の形でプリントアウトすること

ができる。

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土砂ミキシング材の原位置でのサンプリング

完了した土砂混合要素の品質管理は、土砂/バインダースラリ

ー混合物が硬化する前、または後に得られたサンプルに対し

て行われる。硬化前に新鮮な土砂混合材料のサンプルは、特

別なサンプリングツールを使用して採取することができる。

特殊サンプリングツールで原位置のサンプリングを得る。

手持ち式ドリルで"水平"コア試料を取る。

硬化した土砂混合材料の原位置でのサンプルは、次のような

技術によって得ることができる。

・手持ち式ドリルで"水平"コア試料を取る。

・探査ボーリング孔に使用される掘削機で"垂直"コア穴を

空ける。

・新鮮な土砂/スラリーミックス要素に二重管のプラスチッ

ク管を挿入し、硬化後に埋め込まれた硬化コアと一緒に内管

を取出す。

硬化コアと一緒に内管を取出す。 探査ボーリング孔に使用される掘削機で垂直コア穴をあける。

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BAUER Maschinen GmbH

BAUER-Straße 1

D- 86529 Schrobenhausen

Tel. + 49 (0)82 52/97- 0

Fax + 49 (0)82 52/97- 11 35

e-mail: BMA@ bauer.de

www.bauer.de

Design developments and process improvements may require the

specification and materials to be updated and changed without

prior notice or liability. Illustrations may include optional equipment

and not show all possible configurations.

These and the technical data are provided as indicative information

only, with any errors and misprints reserved.

905.656.2 2/2013