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目次 アクセルグループについて 社長メッセージ 中間期の業績について 通期の業績見通しについて 中長期の戦略について インタビュー 社外取締役が語る アクセルのコーポレート・ガバナンス 第18期中間業績のご報告 IRインフォメーション 会社概要/株式の概要 1 2 6 7 9 10 R e v i e w アクセルをより知っていただくためのIRマガジン 2012.4.1─2012.9.30 証券コード:6730 第18期中間報告書

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Page 1: R e v i e w - AXELL株主の皆さまにおかれましては、平素よりご高配を賜り、 厚く御礼申しあげます。当社の第18期中間期(2012年4 月1日~2012年9月30日)の事業並びに決算の概況をご

目次

アクセルグループについて

社長メッセージ  中間期の業績について  通期の業績見通しについて  中長期の戦略について

インタビュー 社外取締役が語る アクセルのコーポレート・ガバナンス

第18期中間業績のご報告

IRインフォメーション

会社概要/株式の概要

1

2

6

7

9

10

R e v i e w

アクセルをより知っていただくためのIRマガジン

2012.4.1─2012.9.30 証券コード:6730第18期中間報告書

※上記に記載している内容は、日経エレクトロニクスに掲載した当社広告を編集したものです。

商業施設・公共施設・交通機関で

利便性の高い情報やサービスを多彩な演出で

提供するデジタルサイネージの需要は年々高まりつつあります。

高いグラフィックス性能を持ちながらも、

低消費電力駆動によるファンレス・ヒートシンクレスでの

システム設計を可能にし、

システムの信頼性向上とコスト低減に貢献する

アクセルのグラフィックスLSI。

多画面出力やビデオキャプチャといった付加機能により、

空間演出や異視点の用途開拓をも可能にします。

デジタルサイネージの可能性を切り開くアクセルのグラフィックスLSI

株式会社アクセル 東京都千代田区外神田四丁目14番1号 秋葉原UDX 南ウイング10階 TEL:03-5298-1670 FAX:03-5298-1671 E-MAIL:[email protected]

VOC(揮発性有機化合物)成分ゼロの100%植物油のインクで印刷しています。

Page 2: R e v i e w - AXELL株主の皆さまにおかれましては、平素よりご高配を賜り、 厚く御礼申しあげます。当社の第18期中間期(2012年4 月1日~2012年9月30日)の事業並びに決算の概況をご

 株主の皆さまにおかれましては、平素よりご高配を賜り、

厚く御礼申しあげます。当社の第18期中間期(2012年4

月1日~2012年9月30日)の事業並びに決算の概況をご

報告申しあげます。

 当中間期の業績は、売上高9,521百万円、営業利益

2,135百万円、純利益1,418百万円と、当初の計画を大幅

に上回りました。

 主力の遊技機器市場は、厳しい経済環境などを背景

中間期の業績について

主力製品の世代交代が好業績を牽引しています

16,000

8,000

12,000

4,000

0

売上高の推移 (百万円)

15,417

7,498

15,500(計画)

3,950

8,199

3,932

8,3627,753

15,495

第14期2009年3月(単体)

第18期2013年3月(連結)

第16期2011年3月(単体)

第17期2012年3月(連結)

第15期2010年3月(単体)

第14期2009年3月(単体)

第18期2013年3月(連結)

第16期2011年3月(単体)

第15期2010年3月(単体)

8,000

2,000

4,000

6,000

0

経常利益の推移(百万円)

6,168

3,1722,500(計画)

662

1,584

第17期2012年3月(連結)

1,215

3,256

6,224

通期中間期通期中間期第18期の連結中間計画 (百万円)

売上高

売上原価

売上総利益

営業利益

経常利益

四半期純利益

7,000

4,400

2,600

1,600

1,000

1,000

600

9,521

5,878

3,643

1,507

2,135

2,142

1,418

当初計画 7/25修正

8,800

5,300

3,500

1,600

1,900

1,900

1,200

実績

販売費及び一般管理費

※第17期より連結決算へ移行しているため、本冊子では第16期以前の数値は参考として単体決算の数値を記載しております。

9,521

634

2,142

アクセルの強みと独自性を発揮し

確かな成長路線を歩んでまいります

代表取締役社長 松浦 一教

確かな販売戦略と開発・設計力で市場の求める製品を提供

アクセルグループについて

企業理念 1.最先端技術を背景に開発したLSI製品及び当該LSI製品を中核とする各種製品の開発・販売を事業の核とするファブレス企業として、以下の事項を行う(1)技術的専門性を高め、先進性のある開発を行う(2)独自性のある技術を創造し、社会に貢献する製品開発を行う(3)業務効率の向上を意識し、個々の能力を有機的に結合する事業活動を行う

2.株主・従業員・顧客・取引先等全てのステークホルダー(利害関係者)を配慮したガバナンス体制を構築する3.法令・定款・規則を遵守し、適時適切な情報の開示を行う4.情報管理の重要性を認識し、適切な管理体制を構築する5.創業以来の自由な風土を継承し、自由闊達な発想をもって業容拡大をめざすとともに、業容に即した社会貢献を行う6.反社会的勢力に対して毅然とした態度で対応し、利益供与は一切行わない

半導体メーカー

仕入れ

製造委託

顧客サポート

販売

市場ニーズ

開拓・販売

コア技術グラフィックス

サウンド

圧縮伸長技術

開発・設計

遊技機器遊技機器市場では、描画表示技術やデータの圧縮伸長技術などを差別化技術として、グラフィックスLSI、サウンドLSI、LEDドライバLSIなどの多様な製品を開発、販売しています。

年間300万台~の大市場

グラフィックスLSI AG4 サウンドLSI AS301 LEDドライバLSI AL3

組み込み機器組み込み機器市場では、画像表示システムの中核製品となるグラフィックスLSIを開発、販売。FA機器の制御用タッチパネル、POP端末、医療機器などの画像表示システムに製品を提供しています。

多種、小~中規模

新事業新市場に向けては、子会社のニューゾーンがLSI製品から基板製品、最終製品に至るまで、これまでのアクセルの事業領域にとらわれない新たな製品を開発、販売しています。

市場創造

グラフィックスLSI AG901 グラフィックスLSI AG902 グラフィックスLSI AG10

高圧縮機能内蔵グラフィックスLSI NZ101搭載評価基板

販売戦略製品企画

商社(販売代理店)

社長メッセージ

2第18期中間報告書 R e v i e w第18期中間報告書1 R e v i e w

Page 3: R e v i e w - AXELL株主の皆さまにおかれましては、平素よりご高配を賜り、 厚く御礼申しあげます。当社の第18期中間期(2012年4 月1日~2012年9月30日)の事業並びに決算の概況をご

 株主の皆さまにおかれましては、平素よりご高配を賜り、

厚く御礼申しあげます。当社の第18期中間期(2012年4

月1日~2012年9月30日)の事業並びに決算の概況をご

報告申しあげます。

 当中間期の業績は、売上高9,521百万円、営業利益

2,135百万円、純利益1,418百万円と、当初の計画を大幅

に上回りました。

 主力の遊技機器市場は、厳しい経済環境などを背景

中間期の業績について

主力製品の世代交代が好業績を牽引しています

16,000

8,000

12,000

4,000

0

売上高の推移 (百万円)

15,417

7,498

15,500(計画)

3,950

8,199

3,932

8,3627,753

15,495

第14期2009年3月(単体)

第18期2013年3月(連結)

第16期2011年3月(単体)

第17期2012年3月(連結)

第15期2010年3月(単体)

第14期2009年3月(単体)

第18期2013年3月(連結)

第16期2011年3月(単体)

第15期2010年3月(単体)

8,000

2,000

4,000

6,000

0

経常利益の推移(百万円)

6,168

3,1722,500(計画)

662

1,584

第17期2012年3月(連結)

1,215

3,256

6,224

通期中間期通期中間期第18期の連結中間計画 (百万円)

売上高

売上原価

売上総利益

営業利益

経常利益

四半期純利益

7,000

4,400

2,600

1,600

1,000

1,000

600

9,521

5,878

3,643

1,507

2,135

2,142

1,418

当初計画 7/25修正

8,800

5,300

3,500

1,600

1,900

1,900

1,200

実績

販売費及び一般管理費

※第17期より連結決算へ移行しているため、本冊子では第16期以前の数値は参考として単体決算の数値を記載しております。

9,521

634

2,142

アクセルの強みと独自性を発揮し

確かな成長路線を歩んでまいります

代表取締役社長 松浦 一教

確かな販売戦略と開発・設計力で市場の求める製品を提供

アクセルグループについて

企業理念 1.最先端技術を背景に開発したLSI製品及び当該LSI製品を中核とする各種製品の開発・販売を事業の核とするファブレス企業として、以下の事項を行う(1)技術的専門性を高め、先進性のある開発を行う(2)独自性のある技術を創造し、社会に貢献する製品開発を行う(3)業務効率の向上を意識し、個々の能力を有機的に結合する事業活動を行う

2.株主・従業員・顧客・取引先等全てのステークホルダー(利害関係者)を配慮したガバナンス体制を構築する3.法令・定款・規則を遵守し、適時適切な情報の開示を行う4.情報管理の重要性を認識し、適切な管理体制を構築する5.創業以来の自由な風土を継承し、自由闊達な発想をもって業容拡大をめざすとともに、業容に即した社会貢献を行う6.反社会的勢力に対して毅然とした態度で対応し、利益供与は一切行わない

半導体メーカー

仕入れ

製造委託

顧客サポート

販売

市場ニーズ

開拓・販売

コア技術グラフィックス

サウンド

圧縮伸長技術

開発・設計

遊技機器遊技機器市場では、描画表示技術やデータの圧縮伸長技術などを差別化技術として、グラフィックスLSI、サウンドLSI、LEDドライバLSIなどの多様な製品を開発、販売しています。

年間300万台~の大市場

グラフィックスLSI AG4 サウンドLSI AS301 LEDドライバLSI AL3

組み込み機器組み込み機器市場では、画像表示システムの中核製品となるグラフィックスLSIを開発、販売。FA機器の制御用タッチパネル、POP端末、医療機器などの画像表示システムに製品を提供しています。

多種、小~中規模

新事業新市場に向けては、子会社のニューゾーンがLSI製品から基板製品、最終製品に至るまで、これまでのアクセルの事業領域にとらわれない新たな製品を開発、販売しています。

市場創造

グラフィックスLSI AG901 グラフィックスLSI AG902 グラフィックスLSI AG10

高圧縮機能内蔵グラフィックスLSI NZ101搭載評価基板

販売戦略製品企画

商社(販売代理店)

社長メッセージ

2第18期中間報告書 R e v i e w第18期中間報告書1 R e v i e w

Page 4: R e v i e w - AXELL株主の皆さまにおかれましては、平素よりご高配を賜り、 厚く御礼申しあげます。当社の第18期中間期(2012年4 月1日~2012年9月30日)の事業並びに決算の概況をご

に引き続き低調に推移していますが、一部においては人

気の大型タイトル機種が登場するなど人気回復の兆し

も見えてきました。このような環境の中、遊技機器市場

では、ヒットする大型タイトル機種とそれ以外という機

種の二極化が進んでおり、当社収益への観点からは、大

型タイトル機種に採用されることが重要になってきてい

ます。

 当中間期においては、主力である遊技機器市場向け

グラフィックスLSIの販売個数を、期初において65万個と

見込んでいましたが、大型タイトル機種への採用が進ん

だことで89万個まで伸び収益を牽引しました。また、同

市場向けメモリモジュール製品も期初の想定を超える

需要により大幅に計画を上回りました。

 一方、組み込み機器市場向けのグラフィックスLSIは、

海外輸出向け組み込み機器用の需要が減速したことに

伴って、前年同期を下回る結果となりました。

 当社の製品は、多彩な表現を可能にすると同時に、

遊技機器の製造費用を抑えられることから、多くの遊

技機器メーカーにご採用いただいています。

 現在、多くの遊技機器メーカーにおいて「AG3」から

新製品である「AG4」への切り替えが進んでおり、当社

製品への需要が回復してきています。そのため、7月の

業績予想修正でグラフィックスLSIの年間販売個数を

130万個から145万個に上方修正しましたが、さらに160

万個まで伸びる見通しとなりました。

 一方の組み込み機器市場については、需要の冷え込

みが予想されるものの、着実な営業活動でほぼ計画ど

おりに推移すると予測しています。ニューゾーンについ

ては、開発先行型の企業であり、当期においては売上

高への貢献はわずかとなる見込みです。

 以上により、通期予想として売上高は過去最高の

15,500百万円を計画しています。また、営業利益は2,500

百万円、純利益1,600百万円を見込んでいます。

 さらに当社は、本年12月をもって株式上場10周年を迎

えるため、記念配当を実施することにしました。記念配

当については、期末配当で1株当たり10円とし、これを含

めた2013年3月期の年間配当を1株当たり70円に修正し

ます。

 中長期戦略では、主力の遊技機器市場向け製品で確

固たる柱を構築し、安定収益を創出していきます。さら

に、組み込み機器市場向けとニューゾーンによる新市場

での事業展開により、いっそうの成長を目指します。

 この戦略を推進する鍵になるのが研究開発であり、今

後も十分な資金を研究開発に投入していきます。また、

連結ROE基準を導入し、ROE10%以上を重要な経営指

標として企業力の向上に努めます。

遊技機器市場

 主力のグラフィックスLSIでは、引き続き高付加価値

製品の投入に注力します。例えば、多彩な表現を可能に

する高機能化や遊技機器の製造費用低減に貢献する圧

縮性能の向上、さらには周辺LSIの機能まで統合したワン

チップ製品も積極的に開発していきます。特に製造費用

の低減に貢献する製品は、遊技機器メーカーにとって大

きな魅力であり、積極的な採用を促します。さらに、新

製品への採用が進めば、リユースを低下させることにも

なります。また、当社製品を利用した開発効率を高める

開発支援ツールの提供にも積極的に取り組み、収益へ

の貢献を後押しします。

その他の市場

●組み込み機器向け製品

 組み込み機器向け製品については、個々の市場は遊

技機器市場ほど大きい規模ではありませんが、一度採

中長期の戦略について

遊技機器市場に加えその他市場での展開でよりいっそうの成長に取り組みます

通期の業績見通しについて

AG4への移行により、下期も順調に推移する見込みです

第18期の連結通期計画(百万円) 1株当たり配当金の推移 (円)期末配当金

※「AG11」は開発を見直し

中間配当金

0

200

80

30

80

80

80

30

15,500

12,200

70

160

10記念配当金

第14期2009年3月

第18期2013年3月(予想)

第16期2011年3月

第15期2010年3月

600

150

300

450

0

333

パチスロ機パチンコ機

290

97388

第17期2012年3月

260

125386

325

第18期2013年3月(計画)

30

30

60

第17期2012年3月(実績)

第16期2011年3月(実績)

333

91425

76409

遊技機器販売台数の推移(万台)

10月25日修正当初計画

20,000

5,000

10,000

15,000

0

遊技機器周辺半導体(LEDドライバ・メモリモジュール等)

組み込み機器グラフィックス他

遊技機器グラフィックス

第18期売上高の計画比較(百万円)

※上記の遊技機器の年間販売台数は、調査機関の公表データと当社の独自分析による数値です。

※第18期における遊技機器の年間販売台数は、当社推定値です。

150

100

50

売上高

売上原価

売上総利益

営業利益

経常利益

当期純利益

9,521

5,878

3,643

1,507

2,135

2,142

1,418

61%

63%

59%

41%

85%

86%

89%

中間実績 通期計画

15,500

9,300

6,200

3,700

2,500

2,500

1,600

進捗率

販売費及び一般管理費

今後の成長ドライバ 製品ロードマップ

● 「AG9」 「AG10」の着実な販売● 新製品の開発検討子会社による新規事業開拓● デジタル簡易無線向け製品展開● その他分野への取り組み

組み込み機器市場

遊技機器市場

その他

現在

● 「AG4」シリーズへの移行● 「AG5」の量産(第20期以降の量産)● LEDドライバ、メモリモジュール等の 周辺製品の開発販売

連結ROE10%以上が経営指標

2009 2010 2011 2012 2013 2014

(開発中)

(検討中)

(量産)

(量産)

(年)

遊技機器市場

グラフィックス

サウンド・他

ニューゾーン

組み込み

機器市場そ

の他

AG333 AG4 AG5

AGXAG10

NZ101 NZ201

AX71302 AX71401

AX71303 AX71402

当期計画のプラス要因●遊技機器市場における大型タイトルへの採用の進展

●メモリモジュールの大幅な増加

社長メッセージ

4第18期中間報告書 第18期中間報告書3 R e v i e wR e v i e w

Page 5: R e v i e w - AXELL株主の皆さまにおかれましては、平素よりご高配を賜り、 厚く御礼申しあげます。当社の第18期中間期(2012年4 月1日~2012年9月30日)の事業並びに決算の概況をご

に引き続き低調に推移していますが、一部においては人

気の大型タイトル機種が登場するなど人気回復の兆し

も見えてきました。このような環境の中、遊技機器市場

では、ヒットする大型タイトル機種とそれ以外という機

種の二極化が進んでおり、当社収益への観点からは、大

型タイトル機種に採用されることが重要になってきてい

ます。

 当中間期においては、主力である遊技機器市場向け

グラフィックスLSIの販売個数を、期初において65万個と

見込んでいましたが、大型タイトル機種への採用が進ん

だことで89万個まで伸び収益を牽引しました。また、同

市場向けメモリモジュール製品も期初の想定を超える

需要により大幅に計画を上回りました。

 一方、組み込み機器市場向けのグラフィックスLSIは、

海外輸出向け組み込み機器用の需要が減速したことに

伴って、前年同期を下回る結果となりました。

 当社の製品は、多彩な表現を可能にすると同時に、

遊技機器の製造費用を抑えられることから、多くの遊

技機器メーカーにご採用いただいています。

 現在、多くの遊技機器メーカーにおいて「AG3」から

新製品である「AG4」への切り替えが進んでおり、当社

製品への需要が回復してきています。そのため、7月の

業績予想修正でグラフィックスLSIの年間販売個数を

130万個から145万個に上方修正しましたが、さらに160

万個まで伸びる見通しとなりました。

 一方の組み込み機器市場については、需要の冷え込

みが予想されるものの、着実な営業活動でほぼ計画ど

おりに推移すると予測しています。ニューゾーンについ

ては、開発先行型の企業であり、当期においては売上

高への貢献はわずかとなる見込みです。

 以上により、通期予想として売上高は過去最高の

15,500百万円を計画しています。また、営業利益は2,500

百万円、純利益1,600百万円を見込んでいます。

 さらに当社は、本年12月をもって株式上場10周年を迎

えるため、記念配当を実施することにしました。記念配

当については、期末配当で1株当たり10円とし、これを含

めた2013年3月期の年間配当を1株当たり70円に修正し

ます。

 中長期戦略では、主力の遊技機器市場向け製品で確

固たる柱を構築し、安定収益を創出していきます。さら

に、組み込み機器市場向けとニューゾーンによる新市場

での事業展開により、いっそうの成長を目指します。

 この戦略を推進する鍵になるのが研究開発であり、今

後も十分な資金を研究開発に投入していきます。また、

連結ROE基準を導入し、ROE10%以上を重要な経営指

標として企業力の向上に努めます。

遊技機器市場

 主力のグラフィックスLSIでは、引き続き高付加価値

製品の投入に注力します。例えば、多彩な表現を可能に

する高機能化や遊技機器の製造費用低減に貢献する圧

縮性能の向上、さらには周辺LSIの機能まで統合したワン

チップ製品も積極的に開発していきます。特に製造費用

の低減に貢献する製品は、遊技機器メーカーにとって大

きな魅力であり、積極的な採用を促します。さらに、新

製品への採用が進めば、リユースを低下させることにも

なります。また、当社製品を利用した開発効率を高める

開発支援ツールの提供にも積極的に取り組み、収益へ

の貢献を後押しします。

その他の市場

●組み込み機器向け製品

 組み込み機器向け製品については、個々の市場は遊

技機器市場ほど大きい規模ではありませんが、一度採

中長期の戦略について

遊技機器市場に加えその他市場での展開でよりいっそうの成長に取り組みます

通期の業績見通しについて

AG4への移行により、下期も順調に推移する見込みです

第18期の連結通期計画(百万円) 1株当たり配当金の推移 (円)期末配当金

※「AG11」は開発を見直し

中間配当金

0

200

80

30

80

80

80

30

15,500

12,200

70

160

10記念配当金

第14期2009年3月

第18期2013年3月(予想)

第16期2011年3月

第15期2010年3月

600

150

300

450

0

333

パチスロ機パチンコ機

290

97388

第17期2012年3月

260

125386

325

第18期2013年3月(計画)

30

30

60

第17期2012年3月(実績)

第16期2011年3月(実績)

333

91425

76409

遊技機器販売台数の推移(万台)

10月25日修正当初計画

20,000

5,000

10,000

15,000

0

遊技機器周辺半導体(LEDドライバ・メモリモジュール等)

組み込み機器グラフィックス他

遊技機器グラフィックス

第18期売上高の計画比較(百万円)

※上記の遊技機器の年間販売台数は、調査機関の公表データと当社の独自分析による数値です。

※第18期における遊技機器の年間販売台数は、当社推定値です。

150

100

50

売上高

売上原価

売上総利益

営業利益

経常利益

当期純利益

9,521

5,878

3,643

1,507

2,135

2,142

1,418

61%

63%

59%

41%

85%

86%

89%

中間実績 通期計画

15,500

9,300

6,200

3,700

2,500

2,500

1,600

進捗率

販売費及び一般管理費

今後の成長ドライバ 製品ロードマップ

● 「AG9」 「AG10」の着実な販売● 新製品の開発検討子会社による新規事業開拓● デジタル簡易無線向け製品展開● その他分野への取り組み

組み込み機器市場

遊技機器市場

その他

現在

● 「AG4」シリーズへの移行● 「AG5」の量産(第20期以降の量産)● LEDドライバ、メモリモジュール等の 周辺製品の開発販売

連結ROE10%以上が経営指標

2009 2010 2011 2012 2013 2014

(開発中)

(検討中)

(量産)

(量産)

(年)

遊技機器市場

グラフィックス

サウンド・他

ニューゾーン

組み込み

機器市場そ

の他

AG333 AG4 AG5

AGXAG10

NZ101 NZ201

AX71302 AX71401

AX71303 AX71402

当期計画のプラス要因●遊技機器市場における大型タイトルへの採用の進展

●メモリモジュールの大幅な増加

社長メッセージ

4第18期中間報告書 第18期中間報告書3 R e v i e wR e v i e w

Page 6: R e v i e w - AXELL株主の皆さまにおかれましては、平素よりご高配を賜り、 厚く御礼申しあげます。当社の第18期中間期(2012年4 月1日~2012年9月30日)の事業並びに決算の概況をご

ROE

純利益

自己資本

収益性

純利益

売上高

効率性

3つの指標

売上高

総資産

安全性

総資産

自己資本= × ×

ROEを高めるための有効な施策

(売上高純利益率) (総資産回転率) (財務レバレッジ)

*1 ROEを3つの指標に分解する方法は、米国のデュポン社が考案し、さまざまな企業の経営管理に利用されています。*2 ROEの算出要素となる自己資本及び総資産は、本来、期首期末の平均値を用いますが、上記では簡易的に期首時点の数値を用いて算出しています。  なお、純利益は10月25日公表の計画値を使用しています。*3 2011年度決算短信集計[連結]より。

14%(5%)

10%(2%)

121%(93%)

109%(273%)第18期のアクセル*2

(東証上場企業の平均*3)

売上を伸ばして遊休資産を売却

安全性を考慮しながらレバレッジを効かせ事業規模を拡大

利益率の高い製品の開発

社外取締役が語るアクセルのコーポレート・ガバナンス

用されると数年にわたる安定需要が見込めます。そのた

め主力の「AG9」を中心に着実な拡販活動を展開して当

社製品を採用する市場の数を増やし、トータルでの売上

向上を目指します。

 なお、「AG11」は市場環境の変化から製品開発を見

直すことにしました。すでに市場投入している「AG10」は

継続して販売していくほか、仕様を見直した新たな製品

の開発を検討しています。これまでの研究開発で培った

設計資産は、今後の開発に生かします。

●ニューゾーン

 前期に完成させた高圧縮機能内蔵グラフィックスLSI

「NZ101」を搭載した基板製品の受注を開始しています。

また、10月には「危機管理産業展2012」に出展し、「NZ101」

を利用した狭帯域無線通信による画像伝送装置のデモシ

ステムを展示しました。このシステムは、アルインコ社の画

像電送装置のデモ機へ搭載されるなど、事業は着実に進

んでいます。一方で、デジタル簡易無線用LSI「NZ201」の

開発は、スケジュールに若干の遅れが生じています。引き

続き早期の製品化を目指し開発に注力していきます。

 今後は、開発した製品群を搭載した基板を中核に、

無線機メーカーなどと連携した事業を推進していく予定

です。

 このような複合的な取り組みを推進し、着実に収益を

伸ばし、株主の皆さまのご期待に応えてまいります。株

主の皆さまにおかれましては、引き続きご支援ご指導を

賜りますよう、お願い申しあげます。

「アクセルならでは」の発想を、一般の感覚でチェック 近年、ますますコーポレート・ガバナンス強化と経営の効率や透明性を向上させる仕組みづくりが求められています。しかし、ガバナンスは1社ごとに異なります。アクセルは少人数のファブレス企業であり、研究開発を中心に機動力のある事業を展開しています。こうしたアクセルらしさに見合った仕組みを構築することが、とても重要だと思っています。 また、アクセルは創業メンバーを中心に経営に取り組んでいるため、経営の方針やビジョンにブレがなく、終始一貫、同じ方向を向いて取り組んでいます。しかし、これが見方によっては「やや専門的になりすぎている」と感じる方もいらっしゃるはずです。そこで、客観的な市場の目で経営をチェックし、ガバナンスを強化することが、私の役割だと理解しています。 こうした考えに基づき、私は社外取締役に就任以来、肝に銘じていることが2つあります。1つは、「経営

判断が持続的な成長に向かって行われているかをチェック」すること。もう1つは、「一般の感覚で、経営の発想をチェック」することです。アクセルは、遊技機器市場向けの半導体製品の提供で好業績をあげてきたため、何かを発想するときは当然、遊技機器市場や半導体市場の影響を強く受けます。もし、その内容に一般の感覚で違和感があれば、「アクセルではそう考えるかもしれないが、世の中は違う」と明言し議論することにしています。

オープンなメッセージで、より理解される企業に 今後、ガバナンスへの取り組みとして考えているのは、経営の透明性、健全性を確保することはもちろん、次に取り組む展開について迅速かつ適切にメッセージを発信することです。これは株主の皆さまも期待されていることではないでしょうか。 アクセルは、革新的である反面、石橋を叩いて渡る

ところもあるため、「変化に対して迅速に対応できるのか」と思われることもあるようです。そこで、“やる”“やらない”にかかわらず、例えばM&Aや提携についても柔軟に検討していく戦略があるのであれば、オープンに発言し、株主の皆さまにもご理解いただけるように努めるべきだとアドバイスしています。そのときに私が担う役割は、コンプライアンスや良識・常識の観点から、経営の方針にブレがないか、世の中とのブレがないかを監督し、ブレがあれば修正することだと思っています。 前回の株主総会でアクセルは経営陣の若返りに向けた一歩を踏み出し、新たなステージを迎えました。引き続き、私は若い経営者を支えつつも言うべきことは言い、より良い意思決定に貢献すべく、社外取締役としてアクセルのさらなる成長に寄与していく所存です。株主の皆さまにおかれましても、アクセルの今後の成長を見守ってくださいますよう、心よりお願いいたします。

アクセルは、2010年から社外取締役制度を導入し、コーポレート・ガバナンスの強化に努めています。そこで今回、導入時から社外取締役に選任されている鈴木眞巨氏に、アクセルのガバナンスに関する現状と目指すべき未来についてお聞きしました。

株式会社アクセル 社外取締役 鈴木 眞巨(すずき まさお)Profile ロンドンで、銀行や証券、投資銀行業務などを学んだのち、山一證券及びゴールドマン・サックス社

で、さまざまな企業の事業戦略や財務戦略にかかわる業務を担当。2000年に独立し、ストラテジックキャ

ピタルパートナーズ株式会社を設立。その後も、日本の上場会社を中心に同様の業務に従事している。

ROEには、経営に重要な“3つの指標”が関係しており、下記の方式*1で算出できます。

よくわかる「ROE」「ROE(Return on Equity)」とは、1年間の企業活動を通じて、株式市場から調達した資金に対し、どれだけの利益を生み出したのかを示すものです。経営の健全化を示す指標として、また、株主価値にも関係しているといわれています。アクセルは連結ROE10%を経営指標として掲げています。

POINT! 「収益性」「効率性」「安全性」という3つの指標のバランスを保ちながら 高い水準を維持することが重要!

IR講座

INTERVIEWインタビュー社長メッセージ

6第18期中間報告書 第18期中間報告書5 R e v i e wR e v i e w

Page 7: R e v i e w - AXELL株主の皆さまにおかれましては、平素よりご高配を賜り、 厚く御礼申しあげます。当社の第18期中間期(2012年4 月1日~2012年9月30日)の事業並びに決算の概況をご

ROE

純利益

自己資本

収益性

純利益

売上高

効率性

3つの指標

売上高

総資産

安全性

総資産

自己資本= × ×

ROEを高めるための有効な施策

(売上高純利益率) (総資産回転率) (財務レバレッジ)

*1 ROEを3つの指標に分解する方法は、米国のデュポン社が考案し、さまざまな企業の経営管理に利用されています。*2 ROEの算出要素となる自己資本及び総資産は、本来、期首期末の平均値を用いますが、上記では簡易的に期首時点の数値を用いて算出しています。  なお、純利益は10月25日公表の計画値を使用しています。*3 2011年度決算短信集計[連結]より。

14%(5%)

10%(2%)

121%(93%)

109%(273%)第18期のアクセル*2

(東証上場企業の平均*3)

売上を伸ばして遊休資産を売却

安全性を考慮しながらレバレッジを効かせ事業規模を拡大

利益率の高い製品の開発

社外取締役が語るアクセルのコーポレート・ガバナンス

用されると数年にわたる安定需要が見込めます。そのた

め主力の「AG9」を中心に着実な拡販活動を展開して当

社製品を採用する市場の数を増やし、トータルでの売上

向上を目指します。

 なお、「AG11」は市場環境の変化から製品開発を見

直すことにしました。すでに市場投入している「AG10」は

継続して販売していくほか、仕様を見直した新たな製品

の開発を検討しています。これまでの研究開発で培った

設計資産は、今後の開発に生かします。

●ニューゾーン

 前期に完成させた高圧縮機能内蔵グラフィックスLSI

「NZ101」を搭載した基板製品の受注を開始しています。

また、10月には「危機管理産業展2012」に出展し、「NZ101」

を利用した狭帯域無線通信による画像伝送装置のデモシ

ステムを展示しました。このシステムは、アルインコ社の画

像電送装置のデモ機へ搭載されるなど、事業は着実に進

んでいます。一方で、デジタル簡易無線用LSI「NZ201」の

開発は、スケジュールに若干の遅れが生じています。引き

続き早期の製品化を目指し開発に注力していきます。

 今後は、開発した製品群を搭載した基板を中核に、

無線機メーカーなどと連携した事業を推進していく予定

です。

 このような複合的な取り組みを推進し、着実に収益を

伸ばし、株主の皆さまのご期待に応えてまいります。株

主の皆さまにおかれましては、引き続きご支援ご指導を

賜りますよう、お願い申しあげます。

「アクセルならでは」の発想を、一般の感覚でチェック 近年、ますますコーポレート・ガバナンス強化と経営の効率や透明性を向上させる仕組みづくりが求められています。しかし、ガバナンスは1社ごとに異なります。アクセルは少人数のファブレス企業であり、研究開発を中心に機動力のある事業を展開しています。こうしたアクセルらしさに見合った仕組みを構築することが、とても重要だと思っています。 また、アクセルは創業メンバーを中心に経営に取り組んでいるため、経営の方針やビジョンにブレがなく、終始一貫、同じ方向を向いて取り組んでいます。しかし、これが見方によっては「やや専門的になりすぎている」と感じる方もいらっしゃるはずです。そこで、客観的な市場の目で経営をチェックし、ガバナンスを強化することが、私の役割だと理解しています。 こうした考えに基づき、私は社外取締役に就任以来、肝に銘じていることが2つあります。1つは、「経営

判断が持続的な成長に向かって行われているかをチェック」すること。もう1つは、「一般の感覚で、経営の発想をチェック」することです。アクセルは、遊技機器市場向けの半導体製品の提供で好業績をあげてきたため、何かを発想するときは当然、遊技機器市場や半導体市場の影響を強く受けます。もし、その内容に一般の感覚で違和感があれば、「アクセルではそう考えるかもしれないが、世の中は違う」と明言し議論することにしています。

オープンなメッセージで、より理解される企業に 今後、ガバナンスへの取り組みとして考えているのは、経営の透明性、健全性を確保することはもちろん、次に取り組む展開について迅速かつ適切にメッセージを発信することです。これは株主の皆さまも期待されていることではないでしょうか。 アクセルは、革新的である反面、石橋を叩いて渡る

ところもあるため、「変化に対して迅速に対応できるのか」と思われることもあるようです。そこで、“やる”“やらない”にかかわらず、例えばM&Aや提携についても柔軟に検討していく戦略があるのであれば、オープンに発言し、株主の皆さまにもご理解いただけるように努めるべきだとアドバイスしています。そのときに私が担う役割は、コンプライアンスや良識・常識の観点から、経営の方針にブレがないか、世の中とのブレがないかを監督し、ブレがあれば修正することだと思っています。 前回の株主総会でアクセルは経営陣の若返りに向けた一歩を踏み出し、新たなステージを迎えました。引き続き、私は若い経営者を支えつつも言うべきことは言い、より良い意思決定に貢献すべく、社外取締役としてアクセルのさらなる成長に寄与していく所存です。株主の皆さまにおかれましても、アクセルの今後の成長を見守ってくださいますよう、心よりお願いいたします。

アクセルは、2010年から社外取締役制度を導入し、コーポレート・ガバナンスの強化に努めています。そこで今回、導入時から社外取締役に選任されている鈴木眞巨氏に、アクセルのガバナンスに関する現状と目指すべき未来についてお聞きしました。

株式会社アクセル 社外取締役 鈴木 眞巨(すずき まさお)Profile ロンドンで、銀行や証券、投資銀行業務などを学んだのち、山一證券及びゴールドマン・サックス社

で、さまざまな企業の事業戦略や財務戦略にかかわる業務を担当。2000年に独立し、ストラテジックキャ

ピタルパートナーズ株式会社を設立。その後も、日本の上場会社を中心に同様の業務に従事している。

ROEには、経営に重要な“3つの指標”が関係しており、下記の方式*1で算出できます。

よくわかる「ROE」「ROE(Return on Equity)」とは、1年間の企業活動を通じて、株式市場から調達した資金に対し、どれだけの利益を生み出したのかを示すものです。経営の健全化を示す指標として、また、株主価値にも関係しているといわれています。アクセルは連結ROE10%を経営指標として掲げています。

POINT! 「収益性」「効率性」「安全性」という3つの指標のバランスを保ちながら 高い水準を維持することが重要!

IR講座

INTERVIEWインタビュー社長メッセージ

6第18期中間報告書 第18期中間報告書5 R e v i e wR e v i e w

Page 8: R e v i e w - AXELL株主の皆さまにおかれましては、平素よりご高配を賜り、 厚く御礼申しあげます。当社の第18期中間期(2012年4 月1日~2012年9月30日)の事業並びに決算の概況をご

(%)

2012年3月末を起点とした当社と日経平均の株価の推移を示したグラフです。2012年3月末の株価を100として、その後どのように変動したかを示しています。

株価の推移

2012年3月末 2012年9月末

140

100

60

120

80

当社日経平均

10,000

7,500

2,500

5,000

0

売上高/営業利益

当社は長期的な継続成長と高い収益性の確保を経営の重要課題の1つとして認識しており、第17期以降の増収増益を目指して事業活動に注力します。

第16期2011年3月(単体)

第15期2010年3月(単体)

3,950

(百万円)

7,753

ROEは、株主の皆さまの観点からみた企業の収益性を示す指標です。株主の皆さまの資金を活用して、当期にどのくらいの利益を生み出したかを示しています。

自己資本利益率(ROE)

30

50

30

10

40

20

0

0

(%)

研究開発費

研究開発費は将来の収益性を左右する重要な要素です。アクセルの研究開発費は、新製品開発に伴う試作開発費や開発用ソフト費等のその他開発費及び人件費(開発人員)を含む開発関連経費から構成されています。

1,200

900

300

600

0

(百万円) 試作開発費(中間期)その他開発費(中間期)開発関連経費(人件費含む)(中間期)

1株当たり当期純利益(EPS)

EPSは、1株当たりの株式価値を表す指標であり、株価の割安・割高を判断する指標である株価収益率(PER)等の算出要素となります。

200

100

150

50

0

(円)

2,000

1,000

1,500

500

0

販売費及び一般管理費/研究開発費

当社は、研究開発型の企業として、販売費及び一般管理費のうち研究開発費の占める割合が高いことが特徴となっています。

販売費及び一般管理費(中間期)研究開発費(中間期)

(百万円)

34 30

162

1,4841,299

455

361270

72

447117

798927

325

560

47

933

通期営業利益(中間期)売上高(中間期)

1株当たり当期純利益(中間期)

3,249

第17期2012年3月(連結)

第16期2011年3月(単体)

第15期2010年3月(単体)

第17期2012年3月(連結)

114

第18期2013年3月(連結)

第16期2011年3月(単体)

第15期2010年3月(単体)

第17期2012年3月(連結)

第16期2011年3月(単体)

第15期2010年3月(単体)

第17期2012年3月(連結)

238

681

5

924

第18期2013年3月(連結)

3,932

608

第18期2013年3月(連結)

9,521

2,135655

927

1,452

933

第18期2013年3月(連結)

1,507

924798

第16期2011年3月(単体)

第15期2010年3月(単体)

第17期2012年3月(連結)

6

(予想)

第18期2013年3月(連結)

14

8

貸借対照表(要約) (百万円)

流動資産

固定資産

資産合計

流動負債

固定負債

純資産合計

負債・純資産合計

11%

△3%

10%

27%

△8%

8%

10%

13,921

658

14,580

1,729

12

12,837

14,580

12,548

676

13,224

1,360

13

11,850

13,224

損益計算書(要約) (百万円)17期中間期(連結)

18期中間期(連結)

増減率

17期中間期末(連結)

18期中間期末(連結)

増減率

売上高

売上原価

売上総利益

販売費及び一般管理費 

営業利益

経常利益

四半期純利益

142%

214%

77%

4%

251%

238%

280%

9,521

5,878

3,643

1,507

2,135

2,142

1,418

3,932

1,871

2,061

1,452

608

634

372

現金及び預金 56%有価証券

29%

その他 7%

流動資産の内訳

売掛金 8%

売上高の内訳

AG2

遊技機器市場向けグラフィックスLSI

58%

遊技機器市場向けその他製品40%

資産について

売上高について

95%総資産の

組み込み機器市場向けグラフィックスLSI 他2%

AG301AG333

AG4

 当社はファブレス(製造設備を持たない)半導体企業として、固定資産の比率が低い資産構成となっており、総資産のうちの95%を流動資産が占めています。流動資産に含まれる有価証券については、資金移動を目的(リスク分散)とした国庫短期証券であり、現預金と同等の資金と位置づけています。現預金等の残高(内部留保資金)については、安定的な経営や機動的な経営判断を可能にするために一定の資金量が必要であると考えており、現在の保有残高は概ね妥当な水準であると考えています。

利益について 売上総利益では、相対的に利益率の低いメモリモジュール製品の販売構成比率が上昇したことにより、売上総利益率が前年同期比約14ポイント低下となる38%となりましたが、売上高の増加に伴い絶対額では77%増となる3,643百万円となりました。また、販売費及び一般管理費は、前年同期比4%増となる1,507百万円となりました。 以上により、営業利益は2,135百万円(前年同期比 251%増)、経常利益は2,142百万円(同 238%増)、四半期純利益は1,418百万円(同 280%増)となりました。

 主力製品である遊技機器市場向けグラフィックスLSIは、大型タイトル機種に採用されたことや「AG4」への順調な移行に伴い従来製品のリユース(再使用)の影響が低減したこと等から前年同期を上回る販売となりました。同市場に向けたその他製品では、LEDドライバLSIは前年同期を下回る販売となりましたが、メモリモジュール製品は前年同期を大幅に上回る販売となりました。一方、組み込み機器市場向けグラフィックスLSIは、産業用機器の需要に下支えされましたが、海外輸出向け組み込み機器用の需要減速に伴い前年同期を下回る販売となりました。以上の結果、売上高は9,521百万円(前年同期比 142%増)となりました。売上高

百万円9,521

※第18期の予想値については、簡易的に期首時点の自己資本を用いて算出してい ます。

第18期中間業績のご報告

8第18期中間報告書 第18期中間報告書7 R e v i e wR e v i e w

Page 9: R e v i e w - AXELL株主の皆さまにおかれましては、平素よりご高配を賜り、 厚く御礼申しあげます。当社の第18期中間期(2012年4 月1日~2012年9月30日)の事業並びに決算の概況をご

(%)

2012年3月末を起点とした当社と日経平均の株価の推移を示したグラフです。2012年3月末の株価を100として、その後どのように変動したかを示しています。

株価の推移

2012年3月末 2012年9月末

140

100

60

120

80

当社日経平均

10,000

7,500

2,500

5,000

0

売上高/営業利益

当社は長期的な継続成長と高い収益性の確保を経営の重要課題の1つとして認識しており、第17期以降の増収増益を目指して事業活動に注力します。

第16期2011年3月(単体)

第15期2010年3月(単体)

3,950

(百万円)

7,753

ROEは、株主の皆さまの観点からみた企業の収益性を示す指標です。株主の皆さまの資金を活用して、当期にどのくらいの利益を生み出したかを示しています。

自己資本利益率(ROE)

30

50

30

10

40

20

0

0

(%)

研究開発費

研究開発費は将来の収益性を左右する重要な要素です。アクセルの研究開発費は、新製品開発に伴う試作開発費や開発用ソフト費等のその他開発費及び人件費(開発人員)を含む開発関連経費から構成されています。

1,200

900

300

600

0

(百万円) 試作開発費(中間期)その他開発費(中間期)開発関連経費(人件費含む)(中間期)

1株当たり当期純利益(EPS)

EPSは、1株当たりの株式価値を表す指標であり、株価の割安・割高を判断する指標である株価収益率(PER)等の算出要素となります。

200

100

150

50

0

(円)

2,000

1,000

1,500

500

0

販売費及び一般管理費/研究開発費

当社は、研究開発型の企業として、販売費及び一般管理費のうち研究開発費の占める割合が高いことが特徴となっています。

販売費及び一般管理費(中間期)研究開発費(中間期)

(百万円)

34 30

162

1,4841,299

455

361270

72

447117

798927

325

560

47

933

通期営業利益(中間期)売上高(中間期)

1株当たり当期純利益(中間期)

3,249

第17期2012年3月(連結)

第16期2011年3月(単体)

第15期2010年3月(単体)

第17期2012年3月(連結)

114

第18期2013年3月(連結)

第16期2011年3月(単体)

第15期2010年3月(単体)

第17期2012年3月(連結)

第16期2011年3月(単体)

第15期2010年3月(単体)

第17期2012年3月(連結)

238

681

5

924

第18期2013年3月(連結)

3,932

608

第18期2013年3月(連結)

9,521

2,135655

927

1,452

933

第18期2013年3月(連結)

1,507

924798

第16期2011年3月(単体)

第15期2010年3月(単体)

第17期2012年3月(連結)

6

(予想)

第18期2013年3月(連結)

14

8

貸借対照表(要約) (百万円)

流動資産

固定資産

資産合計

流動負債

固定負債

純資産合計

負債・純資産合計

11%

△3%

10%

27%

△8%

8%

10%

13,921

658

14,580

1,729

12

12,837

14,580

12,548

676

13,224

1,360

13

11,850

13,224

損益計算書(要約) (百万円)17期中間期(連結)

18期中間期(連結)

増減率

17期中間期末(連結)

18期中間期末(連結)

増減率

売上高

売上原価

売上総利益

販売費及び一般管理費 

営業利益

経常利益

四半期純利益

142%

214%

77%

4%

251%

238%

280%

9,521

5,878

3,643

1,507

2,135

2,142

1,418

3,932

1,871

2,061

1,452

608

634

372

現金及び預金 56%有価証券

29%

その他 7%

流動資産の内訳

売掛金 8%

売上高の内訳

AG2

遊技機器市場向けグラフィックスLSI

58%

遊技機器市場向けその他製品40%

資産について

売上高について

95%総資産の

組み込み機器市場向けグラフィックスLSI 他2%

AG301AG333

AG4

 当社はファブレス(製造設備を持たない)半導体企業として、固定資産の比率が低い資産構成となっており、総資産のうちの95%を流動資産が占めています。流動資産に含まれる有価証券については、資金移動を目的(リスク分散)とした国庫短期証券であり、現預金と同等の資金と位置づけています。現預金等の残高(内部留保資金)については、安定的な経営や機動的な経営判断を可能にするために一定の資金量が必要であると考えており、現在の保有残高は概ね妥当な水準であると考えています。

利益について 売上総利益では、相対的に利益率の低いメモリモジュール製品の販売構成比率が上昇したことにより、売上総利益率が前年同期比約14ポイント低下となる38%となりましたが、売上高の増加に伴い絶対額では77%増となる3,643百万円となりました。また、販売費及び一般管理費は、前年同期比4%増となる1,507百万円となりました。 以上により、営業利益は2,135百万円(前年同期比 251%増)、経常利益は2,142百万円(同 238%増)、四半期純利益は1,418百万円(同 280%増)となりました。

 主力製品である遊技機器市場向けグラフィックスLSIは、大型タイトル機種に採用されたことや「AG4」への順調な移行に伴い従来製品のリユース(再使用)の影響が低減したこと等から前年同期を上回る販売となりました。同市場に向けたその他製品では、LEDドライバLSIは前年同期を下回る販売となりましたが、メモリモジュール製品は前年同期を大幅に上回る販売となりました。一方、組み込み機器市場向けグラフィックスLSIは、産業用機器の需要に下支えされましたが、海外輸出向け組み込み機器用の需要減速に伴い前年同期を下回る販売となりました。以上の結果、売上高は9,521百万円(前年同期比 142%増)となりました。売上高

百万円9,521

※第18期の予想値については、簡易的に期首時点の自己資本を用いて算出してい ます。

第18期中間業績のご報告

8第18期中間報告書 第18期中間報告書7 R e v i e wR e v i e w

Page 10: R e v i e w - AXELL株主の皆さまにおかれましては、平素よりご高配を賜り、 厚く御礼申しあげます。当社の第18期中間期(2012年4 月1日~2012年9月30日)の事業並びに決算の概況をご

IRインフォメーション 会社概要/株式の概要

10第18期中間報告書 第18期中間報告書9 R e v i e wR e v i e w

株主の状況株主名 持株数(株)持株比率(%)

佐々木 譲

ビービーエイチ フオーフイデリテイ ロープライスド ストツク フアンド

緑屋電気株式会社

市原 澄彦

柴田 高幸

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

奥村 龍昭

森屋 和喜

松浦 一教

株式会社アバールデータ

1,253,800

925,000

720,000

640,800

594,800

514,100

416,100

414,400

388,800

260,000

10.10

7.45

5.80

5.16

4.79

4.14

3.35

3.34

3.13

2.09

所有者別分布状況

ご要望にお応えして

金融機関 11.08%(株主数23名 株式数1,374,500株)

金融商品取引業者 0.55%(株主数22名 株式数68,667株)

外国法人等 13.19%(株主数82名 株式数1,635,308株)

その他の法人 12.35%(株主数35名 株式数1,532,100株)

個人・その他 62.82%(株主数6,474名 株式数7,791,677株)

発行済株式総数

12,402,252株

役員 取締役会長取締役副会長取締役社長(代表)取締役副社長(代表) 取締役取締役取締役社外取締役常勤監査役監査役監査役※監査役3名は全員社外監査役です。※社外役員4名は全員独立役員です。

設立年月日 1996年2月1日

資本金 10億18百万円

社員数 73名

所在地 〒101-8973東京都千代田区外神田四丁目14番1号秋葉原UDX 南ウイング10階TEL 03-5298-1670 FAX 03-5298-1671

主要取引先 緑屋電気株式会社インターニックス株式会社岡谷エレクトロニクス株式会社株式会社リョーサン

URL http://www.axell.co.jp/

事業内容 ●半導体集積回路及び半導体集積回路を組み込んだプリント基板の設計、製造、販売

●ゲーム機器の設計、製造、販売●事務機器の設計、製造、販売●インターネットを利用した各種情報提供サービス業●画像又は音声に関する圧縮伸長処理技術の開発、販売

●ソフトウェアの開発、販売●前各号に付帯する一切の事業

発行可能株式総数 23,112,000株

発行済株式総数 12,402,252株

株主数 6,636名

お知らせ株式に関するお手続きについて(1)株主さまの住所変更、配当金の振込指定、その他各種お手続きにつきましては、原則、口座を開設されている口座管理機関(証券会社等)で承ることとなっております。口座を開設されている証券会社等にお問合わせください。株主名簿管理人(三菱UFJ信託銀行)ではお取り扱いできませんのでご注意ください。

(2)配当金の口座振込のご指定につきましても、お手続きは配当金振込指定書を各口座管理機関を経由してお届けいただくこととなっております。従来同封いたしておりました当社専用の「配当金振込指定書」は同封を取りやめております。振込指定のお手続きにつきましては詳しくは各口座管理機関にお問合わせください。

(3)未受領の配当金につきましては、三菱UFJ信託銀行本支店でお支払いいたします。

事業年度

定時株主総会

基準日

期末配当金受領株主確定日

公告方法

株主名簿管理人特別口座 口座管理機関

同連絡先

毎年4月1日から翌年3月31日

毎年6月

3月31日(その他必要があるときは、あらかじめ公告いたします)

3月31日(中間配当を実施する場合は9月30日)

電子公告により当社ホームページ(http://www.axell.co.jp/)に掲載いたします。ただし、電子公告によることができない事故その他のやむを得ない事由が生じたときは、日本経済新聞に掲載いたします。

三菱UFJ信託銀行株式会社

〒137-8081東京都江東区東砂七丁目10番11号三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部TEL 0120-232-711(通話料無料)

IRカレンダー 会社概要 株式の概要 株主メモ株主さまアンケートのご報告

AXELL Review(第17期報告書)に同封しましたアンケー

トにおいて、多くの株主の皆さまからご協力をいただき誠

にありがとうございました。

集計結果がまとまりましたので、ご紹介させていただき

ます。当社では、本誌をはじめとするIR活動の改善を継続

してまいります。

P6

ご要望③

ご要望①

ご要望②

コーポレート・ガバナンスの強化策を打っているのかを知りたい

アクセルの社外取締役のインタビューを掲載しています。

P4

「社長メッセージ」の中長期の戦略についてでご紹介しています。

P5

「IR講座」にROEの解説とアクセルの考え方をご紹介しています。

組み込み機器市場の進捗が知りたい

アクセルの掲げるROE指標について詳しく知りたい

アンケート結果(内容の全般的な評価の推移)

情報量 (%)1000

第16期2010年9月

第16期2011年3月

読みやすさ (%)1000

第17期2011年9月

第17期2012年3月

第16期2010年9月

第16期2011年3月

第17期2011年9月

第17期2012年3月

満足 普通 不満

訴訟の判決に関するお知らせ

2012年 4月25日(水)

2012年 5月16日(水)

2012年 6月17日(日)

2012年 7月25日(水)

2012年 9月 1日(土)

2012年10月25日(木)

2012年12月 8日(土)

2013年 1月25日(金)

2013年 2月 7日(木)

第17期決算発表

アナリスト向け第17期決算説明会(動画配信あり)

個人投資家向け会社説明会(東京)

第17期定時株主総会(東京)

第18期第1四半期決算発表

アナリスト向け第18期第1四半期決算     説明会(動画配信あり)

個人投資家向け会社説明会(名古屋)

第18期第2四半期決算発表

アナリスト向け第18期第2四半期決算 説明会(動画配信あり)

株主さま向け会社説明会(大阪)

第18期第3四半期決算発表

アナリスト向け第18期第3四半期決算説明会(動画配信あり)

個人投資家向け会社説明会(東京)

佐々木 譲市原 澄彦松浦 一教斉藤 昭宏柴田 高幸千代 進弘蟹江 幸司鈴木 眞巨吉田 良樹三村 勝也五十島 滋夫

当社がヤマハ株式会社(以下、「原告」という。)より2010年4月14日付けで提起されていた特許権侵害差止等請求訴訟について、東京地方裁判所より判決が言い渡されましたので、以下のとおりお知らせいたします。

1. 判決(第1訴訟)があった裁判所及び年月日東京地方裁判所2012年8月31日

2. 訴訟の提起から判決に至るまでの経緯当該訴訟は、当社が製造・販売するサウンドLSI製品及びマルチ機能LSI製品が原告の保有する5件の特許を侵害するとして、当該製品の製造等差止と損害賠償を求める旨の訴訟が提起され、これを争っていたものです。

本件は、第1訴訟(3件の特許侵害及び請求金額:2億5,000万円)と第2訴訟(2件の特許侵害及び請求金額:3億円)にて審理されておりますが、東京地方裁判所より第1訴訟につきまして「特許侵害の事実がない」ことを理由として、原告の請求を棄却する内容の当社勝訴の判決を受けました。※第1訴訟の対象特許:特許第2943636号(信号処理装置)、特許第2734323号(電 子楽器の音源装置)、特許第3918826号(楽音データ再生装置)※第2訴訟の対象特許:特許第3003559号(楽音生成方法)、特許第3097534号(楽 音生成方法)

3. 判決(第1訴訟)の内容(1)原告の請求をいずれも棄却する。(2)訴訟費用は原告の負担とする。

<関連PRESS>2010年4月14日付け「当社に対する訴訟提起に関するお知らせ」2010年4月26日付け「当社に対する損害賠償請求等訴訟の提起に関するお知らせ」2010年11月10日付け「現在係争中の訴訟に係る請求の趣旨の変更に関するお知らせ」2012年8月31日付け「 訴訟の判決に関するお知らせ」2012年11月2日付け「 当社に対する訴訟(控訴)の提起に関するお知らせ」

分かりやすさ (%)1000

第16期2010年9月

第16期2011年3月

第17期2011年9月

第17期2012年3月

2012年8月31日付けで東京地方裁判所より、第1訴訟につき原告の請求を棄却する判決(当社勝訴)が言い渡されておりましたが、同判決を不服として原告から当社に対して控訴の提起がなされました。当社は、原告が主張する原告の特許権に関しての当社製品による侵害の事実はないものと認識しており、第2訴訟と併せ引き続き裁判所において当社の正当性を主張していく方針です。

Page 11: R e v i e w - AXELL株主の皆さまにおかれましては、平素よりご高配を賜り、 厚く御礼申しあげます。当社の第18期中間期(2012年4 月1日~2012年9月30日)の事業並びに決算の概況をご

IRインフォメーション 会社概要/株式の概要

10第18期中間報告書 第18期中間報告書9 R e v i e wR e v i e w

株主の状況株主名 持株数(株)持株比率(%)

佐々木 譲

ビービーエイチ フオーフイデリテイ ロープライスド ストツク フアンド

緑屋電気株式会社

市原 澄彦

柴田 高幸

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

奥村 龍昭

森屋 和喜

松浦 一教

株式会社アバールデータ

1,253,800

925,000

720,000

640,800

594,800

514,100

416,100

414,400

388,800

260,000

10.10

7.45

5.80

5.16

4.79

4.14

3.35

3.34

3.13

2.09

所有者別分布状況

ご要望にお応えして

金融機関 11.08%(株主数23名 株式数1,374,500株)

金融商品取引業者 0.55%(株主数22名 株式数68,667株)

外国法人等 13.19%(株主数82名 株式数1,635,308株)

その他の法人 12.35%(株主数35名 株式数1,532,100株)

個人・その他 62.82%(株主数6,474名 株式数7,791,677株)

発行済株式総数

12,402,252株

役員 取締役会長取締役副会長取締役社長(代表)取締役副社長(代表) 取締役取締役取締役社外取締役常勤監査役監査役監査役※監査役3名は全員社外監査役です。※社外役員4名は全員独立役員です。

設立年月日 1996年2月1日

資本金 10億18百万円

社員数 73名

所在地 〒101-8973東京都千代田区外神田四丁目14番1号秋葉原UDX 南ウイング10階TEL 03-5298-1670 FAX 03-5298-1671

主要取引先 緑屋電気株式会社インターニックス株式会社岡谷エレクトロニクス株式会社株式会社リョーサン

URL http://www.axell.co.jp/

事業内容 ●半導体集積回路及び半導体集積回路を組み込んだプリント基板の設計、製造、販売

●ゲーム機器の設計、製造、販売●事務機器の設計、製造、販売●インターネットを利用した各種情報提供サービス業●画像又は音声に関する圧縮伸長処理技術の開発、販売

●ソフトウェアの開発、販売●前各号に付帯する一切の事業

発行可能株式総数 23,112,000株

発行済株式総数 12,402,252株

株主数 6,636名

お知らせ株式に関するお手続きについて(1)株主さまの住所変更、配当金の振込指定、その他各種お手続きにつきましては、原則、口座を開設されている口座管理機関(証券会社等)で承ることとなっております。口座を開設されている証券会社等にお問合わせください。株主名簿管理人(三菱UFJ信託銀行)ではお取り扱いできませんのでご注意ください。

(2)配当金の口座振込のご指定につきましても、お手続きは配当金振込指定書を各口座管理機関を経由してお届けいただくこととなっております。従来同封いたしておりました当社専用の「配当金振込指定書」は同封を取りやめております。振込指定のお手続きにつきましては詳しくは各口座管理機関にお問合わせください。

(3)未受領の配当金につきましては、三菱UFJ信託銀行本支店でお支払いいたします。

事業年度

定時株主総会

基準日

期末配当金受領株主確定日

公告方法

株主名簿管理人特別口座 口座管理機関

同連絡先

毎年4月1日から翌年3月31日

毎年6月

3月31日(その他必要があるときは、あらかじめ公告いたします)

3月31日(中間配当を実施する場合は9月30日)

電子公告により当社ホームページ(http://www.axell.co.jp/)に掲載いたします。ただし、電子公告によることができない事故その他のやむを得ない事由が生じたときは、日本経済新聞に掲載いたします。

三菱UFJ信託銀行株式会社

〒137-8081東京都江東区東砂七丁目10番11号三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部TEL 0120-232-711(通話料無料)

IRカレンダー 会社概要 株式の概要 株主メモ株主さまアンケートのご報告

AXELL Review(第17期報告書)に同封しましたアンケー

トにおいて、多くの株主の皆さまからご協力をいただき誠

にありがとうございました。

集計結果がまとまりましたので、ご紹介させていただき

ます。当社では、本誌をはじめとするIR活動の改善を継続

してまいります。

P6

ご要望③

ご要望①

ご要望②

コーポレート・ガバナンスの強化策を打っているのかを知りたい

アクセルの社外取締役のインタビューを掲載しています。

P4

「社長メッセージ」の中長期の戦略についてでご紹介しています。

P5

「IR講座」にROEの解説とアクセルの考え方をご紹介しています。

組み込み機器市場の進捗が知りたい

アクセルの掲げるROE指標について詳しく知りたい

アンケート結果(内容の全般的な評価の推移)

情報量 (%)1000

第16期2010年9月

第16期2011年3月

読みやすさ (%)1000

第17期2011年9月

第17期2012年3月

第16期2010年9月

第16期2011年3月

第17期2011年9月

第17期2012年3月

満足 普通 不満

訴訟の判決に関するお知らせ

2012年 4月25日(水)

2012年 5月16日(水)

2012年 6月17日(日)

2012年 7月25日(水)

2012年 9月 1日(土)

2012年10月25日(木)

2012年12月 8日(土)

2013年 1月25日(金)

2013年 2月 7日(木)

第17期決算発表

アナリスト向け第17期決算説明会(動画配信あり)

個人投資家向け会社説明会(東京)

第17期定時株主総会(東京)

第18期第1四半期決算発表

アナリスト向け第18期第1四半期決算     説明会(動画配信あり)

個人投資家向け会社説明会(名古屋)

第18期第2四半期決算発表

アナリスト向け第18期第2四半期決算 説明会(動画配信あり)

株主さま向け会社説明会(大阪)

第18期第3四半期決算発表

アナリスト向け第18期第3四半期決算説明会(動画配信あり)

個人投資家向け会社説明会(東京)

佐々木 譲市原 澄彦松浦 一教斉藤 昭宏柴田 高幸千代 進弘蟹江 幸司鈴木 眞巨吉田 良樹三村 勝也五十島 滋夫

当社がヤマハ株式会社(以下、「原告」という。)より2010年4月14日付けで提起されていた特許権侵害差止等請求訴訟について、東京地方裁判所より判決が言い渡されましたので、以下のとおりお知らせいたします。

1. 判決(第1訴訟)があった裁判所及び年月日東京地方裁判所2012年8月31日

2. 訴訟の提起から判決に至るまでの経緯当該訴訟は、当社が製造・販売するサウンドLSI製品及びマルチ機能LSI製品が原告の保有する5件の特許を侵害するとして、当該製品の製造等差止と損害賠償を求める旨の訴訟が提起され、これを争っていたものです。

本件は、第1訴訟(3件の特許侵害及び請求金額:2億5,000万円)と第2訴訟(2件の特許侵害及び請求金額:3億円)にて審理されておりますが、東京地方裁判所より第1訴訟につきまして「特許侵害の事実がない」ことを理由として、原告の請求を棄却する内容の当社勝訴の判決を受けました。※第1訴訟の対象特許:特許第2943636号(信号処理装置)、特許第2734323号(電 子楽器の音源装置)、特許第3918826号(楽音データ再生装置)※第2訴訟の対象特許:特許第3003559号(楽音生成方法)、特許第3097534号(楽 音生成方法)

3. 判決(第1訴訟)の内容(1)原告の請求をいずれも棄却する。(2)訴訟費用は原告の負担とする。

<関連PRESS>2010年4月14日付け「当社に対する訴訟提起に関するお知らせ」2010年4月26日付け「当社に対する損害賠償請求等訴訟の提起に関するお知らせ」2010年11月10日付け「現在係争中の訴訟に係る請求の趣旨の変更に関するお知らせ」2012年8月31日付け「 訴訟の判決に関するお知らせ」2012年11月2日付け「 当社に対する訴訟(控訴)の提起に関するお知らせ」

分かりやすさ (%)1000

第16期2010年9月

第16期2011年3月

第17期2011年9月

第17期2012年3月

2012年8月31日付けで東京地方裁判所より、第1訴訟につき原告の請求を棄却する判決(当社勝訴)が言い渡されておりましたが、同判決を不服として原告から当社に対して控訴の提起がなされました。当社は、原告が主張する原告の特許権に関しての当社製品による侵害の事実はないものと認識しており、第2訴訟と併せ引き続き裁判所において当社の正当性を主張していく方針です。

Page 12: R e v i e w - AXELL株主の皆さまにおかれましては、平素よりご高配を賜り、 厚く御礼申しあげます。当社の第18期中間期(2012年4 月1日~2012年9月30日)の事業並びに決算の概況をご

目次

アクセルグループについて

社長メッセージ  中間期の業績について  通期の業績見通しについて  中長期の戦略について

インタビュー 社外取締役が語る アクセルのコーポレート・ガバナンス

第18期中間業績のご報告

IRインフォメーション

会社概要/株式の概要

1

2

6

7

9

10

R e v i e w

アクセルをより知っていただくためのIRマガジン

2012.4.1─2012.9.30 証券コード:6730第18期中間報告書

※上記に記載している内容は、日経エレクトロニクスに掲載した当社広告を編集したものです。

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