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Remote Monitoring System
Compass RMS は、Meyer Sound リモートモニタリング技術の最新版です。コンパクトな RMServer ハード
ウェア、Compass ソフトウェア、各スピーカーに搭載された RMS モジュールで構成されており、Windows
または Mac のオペレーティングシステム上でシンプルに構築し簡単に使用することができます。Compass
RMS は、全スピーカーの状態と、どれ位のパワーが加えられているかを常に正確にレポートし、サウンドシス
テムの能力を最大限に引き出すために役立ちます。
Compass は Compass RMS システムをコントロールするソフトで、モニタリングはイーサネット経由で SR
システムを展開させ最適化するための完全に統合されたソフトウェアプラットフォームを構成する要素となり
ました。
初期の RMS は、1995 年に Meyer Sound 初のセルフパワード SR システムと共に登場しました。電気回路と
アンプがキャビネットに内蔵され、システムを遠隔でモニターできるよう、新しいパワフルなツールが必要とさ
れました。
従来の RMS を基に構築された新 Compass RMS は、現場で音響のプロたちが向き合っている課題を解決する
中で、前例のない柔軟性と使いやすさを達成するために、広範囲なユーザーによるテストとフィードバックが反
映されています。Compass RMS は Meyer Sound による完全なソルーションの不可欠な部分を占めます。
Compass RMS は、現行の RMS が搭載されている Meyer Sound スピーカーと互換性があり、現場で既に稼
働しているシステムに新たな機能を与えます。
既存の RMS システムを Compass RMS にアップグレードするには、RMServer を必要数購入し、無料の
Compass ソフトウェアをダウンロード、各スピーカーで認証設定を一度行うだけというシンプルな手順です。
品質と信頼性を買って Meyer Sound システムを導入していただいた新規ユーザーにとっては、Compass RMS
が購入した Meyer Sound スピーカーの耐久年数を延ばし、導入資産を守ることになります。
<特徴>
■ アンプ、ドライバー、リミッター、クーリング状態と故障警告をリアルタイム表示
■ オープンスタンダード規格で構築されたイーサネット使用のコントロールと通信
■ 既存の RMS を搭載した Meyer Sound スピーカーとの下位互換
■ Compass ソフトウェアで構築および制御
■ 単独またはグループでスピーカーのミュートとソロコントロール
■ Wink と ID コントロールで全システムでのスピーカー配置位置を簡単に表示
■ RMS モジュールはツイストペアケーブルでネットワークに容易に接続
■ Compass 起動時以外でもメールで監視状態を通知
<設置例>
スタジアム、アリーナ、コンサートホール、シアター用 SR、シネマ物件、テーマパーク、ツアー用 SR、大規模イベント
<Compass RMS 構成>
Compass RMS は、現行の RMS が搭載されている既存 Meyer Sound スピーカーと完全に互換性があります
ので、スピーカーの入れ替えなしで RMS ネットワークのハードウェア・ソフトウェア共、容易にアップグレー
ドできます。(Compass RMS で、現行のネットワークインターフェースと、RMS v. 5.9.4 以前のバージョン
を置き換えます.)
RMServer
RMServer はコンパクトなハードウェアユニットで、イー
サネットを介して RMS を実行します。Compass を起動し
たコンピューターと、スピーカーキャビネットとの間に設置
し、RMServer にある 2 つの FT-10 ポートを使用して、
RMS が搭載されたスピーカー50 台まで、MPS-488HP
パワーサプライなら 12 台までに接続が可能です。MPS-488HP 1 台につき 8 台のスピーカーにパワー供給し
ますので、RMServer が 1 台あれば、RMS オプションを搭載した MPS-488HP に接続した 96 台までの
48VDC 電源スピーカーをモニターできます。
RMServer は、内部にシステム構成を保存しており、データ入力作業をほとんど排除しています。エンジニアや
システム技術者たちが会場を動き回っている間に、FOH やバックステージにおかれたラップトップ PC やタブ
レット型コンピューターでリアルタイムのシステムの監視が可能です。
RMServer はまた、システムに発生したどんな問題もメールで警告する機能も提供しており、Compass が起動
していなくても、システムは監視されていますので安心です。
Compass コントロールソフトウェア
RMS と Compass コントロールソフトと
の統合は、Galileo プロセッサーと CAL ス
ピーカーの制御から、Compass RMS を
使用してのリモート監視に至るまで-所有
しているシステム全体を管理するツールが
すぐ手元にあるということになります。各
スピーカーが各々の ID 情報を内部保存し、
RMServer はシステム構成を保存してい
るため、Compass 内の RMS システムセ
ットアップは、素早く簡単に行えます。
RMS モジュール
Compass RMS で動作し Compass 内の RMS タブにレポートを送るには、
各セルフパワードスピーカーまたは MPS-488HP パワーサプライに RMS 機
能が搭載されている必要があります。多くの Meyer Soudn スピーカーは無条
件に RMS 機能を搭載、または必要に応じて特注または改造が可能です。
Compass RMS システムでは、各スピーカーが搭載 RMS モジュール内に各
ID 情報-型式、シリアル番号、ユーザー設定デジタルラベル-を保存し、
RMServer を介した Compass インターフェース上に即座に表示可能です。
<RMS のテクノロジー>
RMS モジュールを搭載したスピーカーは、10 数個以上の操作パラメータをリアルタイムでレポートできるた
め、システム内のあらゆるスピーカーのパフォーマンスを確認することができます。アンプのピークパワーと電
圧、アンプの平均パワー、リミット動作、冷却ファンのスピード、ヒートシンク温度の情報により、製品にどれ
位負荷が掛かっているかを知ることができます。ソロ、ウィンク、ミュート機を使用すれば、問題のあるスピー
カーや接続エラーを簡単に分離することができます。
Compass は、パワフルで包括的で強固なソフトウェアです。RMS を Compass に統合し、ユーザーにとって
は、スピーカーシステムを最新の OS、Mac または Windows 上でモニターすることが可能になりました。
RMS 製品は全てカリフォルニア州バークリーの Meyer Sound 本社で設計製造されています。我々のトータル
システムアプローチは、他メーカー製品の制約を受けることがなく、パフォーマンス、信頼性、サポートおよび
サービスを最大限に高めるものです。RMServer と Compass 間の通信は、イーサネット AVB スタンダード、
IEEE 1722.1 規格に基づいています。Meyer Sound は、全ての新製品で相互運用性を保てるよう、AVB を
標準規格として採用しました。
<旧 RMS VS Compass RMS 比較表>
旧 RMS Compass RMS
ソフトウェア・インターフェース
データベース、ドライバー、RMS インターフェースをインストール Compass のみインストール
ソフトウェアライセンス料が必要 無料ソフト、ライセンス料なし
Windows のみ Mac または Windows
レガシーインターフェース 再設計された、より柔軟なインターフェース
スピーカーの詳細なモニタリング
ミュート、ソロ個別設定可能
セットアップ&コミッショニング(検証)
手動による割り当て処理 高速自動割り当て
データベースを再構築 各スピーカーが名称・型番等の情報を保有
現行 RMS モジュールをサポート、ケーブル・コネクターに変更なし
モニター表示
RMS 専用コンピューターが必要 RMServer 上で操作
別売機器(iLon100 など)が必要 RMServer/制御入出力端子付属
メールによる警告表示の設定
<RMS でサポートされた一般的なシステム>.
必要機器
• RMS モジュール搭載スピーカーまたは MPS-488HP パワーサプライ
• RMServer ユニット
• Compass コントロールソフトウェア
• Mac または Windows PC
CAT 5 Cable
Belden 8205 Cable
<RMServer ユニット仕様>
<外観>
寸法:216 mm x 178 mm x 1 RU
重量:0.91 kg
設置オプション:ラックマウントキット Rack shelf kit (RMServer×2 基用)
壁掛用キット
電力消費量:最大 45W
<コネクター>
Ethernet イーサネット:100Mb EtherCon ポート×1
RMS :FT-10/TP ポート×2, ターミネータースイッチ付
RMServer1 台で、RMS 機能搭載のスピーカー×50 台まで、または MPS-488HP×12 台までをサポート
インテグレーション:6 ピン Phoenix コネクター、出力リレー端子×2
6 ピン Phoenixコネクター 入力コントロール端子×2 光カプラ接続(12V activation)
<環境>
使用温度範囲:0° C to 45° C
保存温度範囲:-40° C to +70° C
湿度:90°RH 結露無き事
周囲騒音:なし(ファンレス冷却)
操作電圧:100-240 V AC, 50/60Hz
<モニター表示&警告>
スピーカー・パラメータ:(*スピーカー型番により異なる)
アンプ状況、電圧と電力、リミット動作状況、
冷却ファンスピード、温度、ミュートとウィンク機能
MPS-488 パラメータ: 入力レベルと電圧
ミュートとウィンク機能
メールによる警告:警告条件はユーザーが構成可能、別途 SMTP サーバー必要
リレー状況:警告条件は、ユーザーが構成可能
18.908.029.01 A 0313