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ルネサスソリューションズ株式会社

© 2014 Renesas Electronics Corporation. All rights reserved.

2014.1.16 3Gシールド事例紹介セミナ資料

GR-SAKURA+3Gシールドを使ったユーザーの事例紹介

ツールビジネス本部ツール技術部鈴木康之

© 2011 Renesas Electronics Corporation. All rights reserved. 2

目次

自己紹介

「がじぇっとるねさす」とは？

GR-SAKURA特徴

3Gシールドコンテスト入賞者ユーザー事例紹介

3Gシールドへの要望

課題は商品化


鈴木康之（すずきやすゆき）

自己紹介

www.facebook.com/yasuyukiprogrammer

略歴 1990年頃までゲームプログラマ 2004年頃までシステム系、携帯電話などのプログラマ 2005年以降 NECエレクトロニクスルネサスソリューションズ開発ツール担当 2012年にがじぇるねプロジェクトに参加

エミュレータ

統合開発環境


がじぇるねプロジェクトチーム

ルネサス若松通商

コミュニティ

SAKURAボードユーザ会

協力

GRリファレンス・SAKURAボード・KURUMIボード・Webコンパイラ・ライブラリ・Rulz

新企画提案、協議

テセラ

コミュニティ主体の「（マイコンを使った）ものづくり」の普及活動

Etc..

「がじぇっとるねさす」とは？

若松通商

プロデューサ(都度募集)試作ボードを評価

がじぇっとるねさすの趣旨「創りたい！から造れるへ」夢ある楽しいものづくりを応援します。

TaBrain コア

Facebook Twitter


2012年初頭に「がじぇっとるねさす」発足

2012年4月～6月にGR-SAKURA試作版をSNSで募集したユーザーに配布

2012年7月27日 GR-SAKURA発売、「ルネサスナイト」イベント開催

2012年12月「MakerFaireTokyo2012」参加

2012年12月「ルネサスナイト2」イベント開催

2013年1月 GR-KURUMI試作版をSNSで募集したユーザーに配布

2013年3月 GR-KURUMIユーザーイベント開催

2013年5月 GR-KURUMI発売

201３年７月「ルネサスナイト3」イベント開催

201３年8月 FAB9に参加

201３年9月 3Gシールドアイデアコンテスト＆カンファレンスに参加

201３年12月「MakerFaireTokyo2013」参加

201３年12月「GR SAKURA DESIGN CONTEST INDIA 2013」開催

201３年12月「ルネサスナイト4」イベント開催

5

「がじぇっとるねさす」活動ユーザーコミュニティを重視した活動。

がじぇるねコミュニティの方が一般・企業部門の最優秀、準優秀、努力賞を受賞。


GR-SAKURA特徴


速攻プロトタイピング可能な、がじぇるねのボードは2種類

そんなに早くできるの？

GR-KURUMI GR-SAKURA 電池一本で動いて

虹色に光ったり、時計

にもなるカワイイボード。

USBやEthernetに接続でき、

SDスロット搭載のかしこい

ボード。

これを使えばできます

（Arduino Uno※１互換あり）（Arduino Pro Mini互換あり）

１０分間、２ステップでものづくりスタート

プログラムが完成したら、 USB経由で書き込んで実行。

1

WEBブラウザでプログラミング。（アプリのインストール不要）

２


特徴はコミュニティ

・イベントを開催するごとにユーザーが作品を発表

・作品を発表しあうことで刺激になり、技術情報も交換される・Face to Face は重要


成長するユーザーの例

・2012年4月のイベントに参加

・はじめての電子工作で電子工作コンテスト準大賞を受賞

・ルネサスイベントごとに数々の作品を製作

動画

動画


成長するユーザーの例

・2013年9月に工学社より出版「GR-SAKURAではじめる電子工作」

・フィルム基板を使った指輪型の高度な作品を設計

動画


3Gシールドコンテスト入賞者ユーザー事例紹介

■二次エントリー一般・企業部門 (全応募数7件）

・最優秀賞 3Gコミュニティバスお知らせシステム飯島幸太氏（がじぇるねコミュニティ）

・準優秀賞クラウドコレクタ山本三七男氏（がじぇるねコミュニティ）

・努力賞愛車の記録小林康晃氏（がじぇるねコミュニティ）

・その他応募作

相互見守り（コミュニケーション）システム大日方正彦氏

NFCで通知江口和幸氏（がじぇるねコミュニティ）


3Gコミュニティバスお知らせシステム

飯島幸太氏（がじぇるねコミュニティ）


ユーザー事例紹介：コミュニティーバス通知システム

システム構成図

GPS 位置情報

Internet回線

クラウドサーバー Google App Engine

ブラウザ

1分毎に位置をつぶやく

そろそろ来るかな？

３Gシールド＋GR-SAKURA In the bus

特別なアプリのインストールなしでユーザは位置確認が可能である。 ※ブラウザは必要です。



筐体

Arudino互換機 GR-SAKURA

３Gシールド

LCD＋ボタンシールド

GPSアンテナ 3Gアンテナ

USB電源（5V）

ハードウェア



ソフトウェア

GR-SAKURA Http GET

クラウドサーバー Google App Engine Webサービス

現在位置＋URLをTweet

マップ表示クリック！

http://gpsbus3g.appspot.com/map.jsp?recid=137674975

4 マップサンプル

※Twitter4j利用




クラウドコレクタ

山本三七男氏（がじぇるねコミュニティ）


ユーザー事例紹介：クラウドコレクタ


GPS 位置情報

クラウドサーバー

３Gシールド＋GR-SAKURA クラウドコレクター

撮影した日時、位置、写真を送る

・写真からナンバー画像を抽出

・ナンバー画像DBと画像認証を行い、一致するもの

があれば、日時・位置情報をDBへ登録する。

77 77 和歌山 50

55 55

和歌山 50

11 11

和歌山 50

22 22

和歌山 50

33 33

和歌山 50

44 44

和歌山 50

77 77

和歌山 50

DB（データベース）

参照

クラウドコレクタが行っていることは、ストリートビューカーと似ています。

撮影画像から得られた得られたデータをデータベースに蓄積してネット

から見られるようにするものです。



ハード外観

カメラアンテナ

3Gシールド

クラウドコレクタが撮影した画像に、車の

ナンバーが写りこんでいれば、クラウド

サーバがそれを抽出します。

カメラ

車のフロントにクラウドコレクタを設置

日時、GPS、データを付加して撮影



システム説明

サーバから提供される情報を用いると、例えば、「道路の渋滞情報」や「お店、ショッピングセンターの

混雑状況」を把握することができます。

また、例えば、商業車や弁当販売車など、故意に車の位置を特定できるような使い方をしたい場合は

有料にして公開するというようなことも考えられます。


愛車の記録

小林康晃氏（がじぇるねコミュニティ）


ユーザー事例紹介：愛車の記録


GPS 位置情報

クラウドサービス（SNSを利用）

エンジンをかけるとクラウドサービスへデータ送信

３Gシールド＋GR-SAKURA

愛車

Internet回線

エンジンをかけた時間、エンジンを切った時間、位置をつぶやく

参照

エンジンをかけた/止めた場所、

時間を自動記録。どこにいるか、

どこにいたかを確認できます。



ソフトウェア



ハードウェア


ユーザーから3Gシールドへの要望


3Gシールドユーザーからの要望

○ バイナリデータの読み書き TCPコネクト後のRead,Writeでバイナリを扱いたい。（BSON、Websocketで使うときも）

○ アンテナが扱いにくい基板上にアンテナ固定できないのか？ 3GとGPSのアンテナは共用にならないのか？

○ 初期化について初期化時間は短くならないのか？

○ 価格についてケースが高いのでは？ SIM書き換えを無料にしてほしい。

○ 日本語対応にしてほしいライブラリで日本語を扱えるようにして欲しい。


課題は商品化


商品化への道筋を探す

ユーザーは商品化を切望

● 特許、パテント、市場、ターゲットなどの調査 ● 設計、製造、流通、広告などの投資 ● 資金調達、販売、在庫、サポートなど

ハードルは資金調達だけでない

アイデアを出すのは得意

だけど商売するだけの

リスクは取れない・・・


リスクを引き受ける企業とユーザーとの仲介役

ユーザー企業

試作・プロタイプ

お金（買い取り、売り上げ比率）

商品化

ユーザー（開発者）はアイデアを売り、

アイデアを買う企業が増えないか？

ユーザー（開発者）と企業を結ぶ仲介役（コーディネータ）をいないものか？


まとめ

● がじぇるねの特徴はコミュニティコミュニティの成長を助け、ものづくりの活動を活発化

● コミュニティから生まれた製品を商品化すれば発展ユーザーは開発した製品を商品化したい

● コミュニティと商品化を行う企業の仲介役が必要商品化へのハードルは高い

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