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1 作成日: 2017 10 21 トルコ共和国 Republic of Turkey 特許庁の所在地: Turkish Patent and Trademark Office (TURKPATENT) Hipodrome Cad. No.115, 06330 Gazi Mahallesi, Ankara, Turkey Tel90 312 303 1000 Fax 90 312 303 1173 E-Mail[email protected] Website www.turkpatent.gov.tr

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作成日:2017 年 10 月 21 日

トルコ共和国

Republic of Turkey

特許庁の所在地: Turkish Patent and Trademark Office (TURKPATENT)

Hipodrome Cad. No.115,

06330 Gazi Mahallesi,

Ankara,

Turkey

T e l:90 312 303 1000

Fax:90 312 303 1173

E - M a i l:[email protected]

Website:www.turkpatent.gov.tr

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目 次

<共通情報>

1. 加盟している産業財産権関連の条約

2. 特許審査ハイウェイ実施状況

3. 現地代理人の必要性有無

4. 現地の代理人団体の有無(存在する場合は連絡先も含む)

5. 出願言語

6. その他関係団体

7. 特許情報へのアクセス方法

<特許制度>

1. 現行法令について

2. 特許出願時の必要書類

3. 料金表

4. 料金減免制度について(存在する場合)

5. 実体審査の有無

6. 出願公開制度の有無

7. 審査請求制度の有無

8. 出願から登録までの手続の流れ(フローチャート及び期限等を含む説明)

9. 存続期間及びその起算日(権利の発生日)

10. PCT に加盟している場合、その国内段階手続の概要(国内段階移行期限等)

11.留意事項

<実用新案制度>

1. 現行法令について

2. 実用新案出願時の必要書類

3. 料金表

4. 料金減免制度について(存在する場合)

5. 実体審査の有無

6. 出願公開制度の有無

7. 審査請求制度の有無

8. 出願から登録までの手続の流れ(フローチャート及び期限等を含む説明)

9. 存続期間及びその起算日(権利の発生日)

10.(無審査登録制度の場合)第三者対抗要件について

11.PCT に加盟している場合、その国内段階手続の概要(国内段階移行期限等)

12. 留意事項

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<意匠制度>

1. 現行法令について

2. 意匠出願時の必要書類

3. 料金表

4. 料金減免制度について(存在する場合)

5. 実体審査の有無

6. 出願公開制度の有無

7. 審査請求制度の有無

8. 出願から登録までの手続の流れ(フローチャート及び期限等を含む説明)

9. 存続期間及びその起算日(権利の発生日)

10.部分意匠制度の有無

11.留意事項

<商標制度>

1. 現行法令について

2. 商標出願時の必要書類

3. 料金表

4. 料金減免制度について(存在する場合)

5. 実体審査の有無

6. 出願公開制度の有無

7. 審査請求制度の有無

8. 出願から登録までの手続の流れ(フローチャート及び期限等を含む説明)

9. 存続期間及びその起算日(権利の発生日)

10.出願時点での使用義務の有無

11.保護対象

12.留意事項

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共通情報

1. 加盟している産業財産権関連の条約

(1) パリ条約(Paris Convention)

(2) 特許協力条約(PCT)

(3) 欧州特許条約(European Patent Convention)

(4) 微生物の寄託の国際承認に関するブタペスト条約(Budapest Treaty)

(5) WIPO 設立条約(WIPO)

(6) 知的所有権の貿易関連の側面に関する協定(TRIPS)

(7) 標章の国際登録に関するマドリッド協定議定書

(International Trademark Registration (Protocol)

(8) 国際特許分類に関するストラスブール協定(IPC)

(9) 意匠の国際登録に関するハーグ協定(Hague Agreement)

(10) 外国公文書領事認証免除に関するヘーグ条約(Hague Convention)

2. 特許審査ハイウェイ実施状況

実施されておりません。

3. 現地代理人の必要性有無

トルコ国内に住所を有していない出願人は、現地代理人(弁理士又は弁護

士)を選任しなければなりません。

4. 現地の代理人団体の有無

Patent ve Marka Vekillleri Dernegi

(Association of Patent and Trademark Attorneys)

Tunus Caddesi 81/14 Cankaya Ankara

電話:00 90 (0)312 466 02 45

Fax: 00 90 (0)312 466 02 44

Homepage: www.pem.org.tr

5. 出願言語

トルコ語以外の言語、ドイツ語、英語、又はフランス語でも出願できます。

6. その他関係団体

JETRO イスタンブール事務所

Esentepe Mahallesi Buyukdere Caddesi,

No. 195 Kat:4 Buyukdere Plaza 34394

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Levent-Istanbul

Tel: 90 212 275 5180

Fax: 90 212 288 0739

7. 特許情報へのアクセス方法

www.turkpatent.gov.tr

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特許制度

1. 現行法令について

新産業財産権法(特許・実用新案・意匠・商標)が 2017 年 1 月 10 日に施

行されました。 <改正法の内容>

(1)特許を取得するために実体審査の請求が義務づけられ、短期特許(実体

審査なしによる 7 年特許)は廃止されました。

(2)特許付与後の異議申立制度が導入されました。

2. 特許出願時の必要書類

(1)願書(Request):

出願人の名称、発明者の氏名、現地代理人の氏名、優先権主張の場合に

はその情報や出願人が発明者でない場合には、出願人が特許を受ける権

利を取得した方法等を、記載します。

(2)明細書及びクレーム(Specification & Claims):

英語、ドイツ語又はフランス語による明細書等で出願することができます。

但し、出願日から 2 ヶ月以内にトルコ語の翻訳文を提出しなければなり

ません。

(3)必要な図面及び要約(Drawings & Abstract):

(4)委任状(Power of Attorney):

提出不要です。

(5)優先権証明書(Priority Document):

①優先権証明書は、出願日から 3 ヶ月以内に提出する必要があります。

②優先権証明書の翻訳文は、翻訳者の証明を添付して同期間内に提出す

る必要があります。

3. 料金表(単位:トルコリラ(TRY)です)

(1)(1)出願料金:

①国内出願 40

②国内段階移行出願 750

(2)調査調査料金 500

(3)審査請求料金 500

(4)特許付与料金 295

(5)年 金:

①2 年度 215

②3 年度 225

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③4 年度 265

④5 年度 405

⑤6 年度 465

⑥7 年度 525

⑦8 年度 585

⑧9 年度 645

⑨10 年度 705

⑩11 年度 805

⑪12 年度 935

⑫13 年度 1,085

⑬14 年度 1,235

⑭15 年度 1,425

⑮16 年度 1,560

⑯17 年度 1,735

⑰18 年度 1,855

⑱19 年度 1,965

⑲20 年度 2,045

4. 料金減免制度について

減免制度は導入されておりません。

5. 実体審査の有無

実体審査が行われます。 6. 出願公開制度の有無

出願公開制度は導入されております。

7. 審査請求制度の有無

審査請求制度は導入されております。

8. 出願から登録までの手続の流れ(フローチャート及び期限等を含む説明)

従来は、特許付与手続きに関して 2 種類の手続きが導入されておりました。 この度の改正法により、出願日から 7 年間の短期特許取得の手続きは廃止

され、出願日から 20 年間の特許付与のための審査手続きのみとなりました。 (1)方式的審査について:

①出願日を認定するために必要な要件を満たしていない場合、以後の手

続きは行われません。 又トルコ語の翻訳文等が出願日から 2 ヶ月以内に提出されない場合に

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は、出願は取り下げられたものとみなされます。 ②形式的な要件の瑕疵に対しては、補正指令が発せられ出願人はその補

正のために 2 ヶ月の期間が与えられます。 ③方式的な要件を満たした出願は、所定の規定に従って調査報告が発行

されます。 (2)不特許事由について: 主な不特許事由は次の通りです。

①発見や科学的理論、又は数学的方法の場合 ②コンピュータプログラムの場合 ③人体や動物体に関する治療や診断方法の場合 ④精神的活動や事業、遊戯を行うための計画や方法の場合 ⑤公序良俗に反する恐れのある場合等、です。

(3)新規性について: 出願日(又は優先日)前に、出願に係る発明が、国内及び外国において

公衆が利用可能な状態にある場合には、新規性はありません (絶対的新規性の採用です)。

<新規性喪失の例外> ①出願日(又は優先日)前、12 ヶ月以内における特許を受ける権利を有

する者の行為に起因して、発明が公表された場合。 ②出願日(又は優先日)前、12 ヶ月以内における特許を受ける権利を有

する者の同意なく行われた第三者による出願の場合。 ③出願日(又は優先日)前、12 ヶ月以内における国内又は国際的博覧会

における発明の出展の場合。 (4)調査報告について:

①調査報告の請求は、出願と同時又は出願から 12 ヶ月以内に、所定の料

金を納付して行わなければなりません。 この期間内に所定の料金が納付されなかった場合、出願は取り下げら

れたものとみなされます。 ②調査報告の請求があり、かつ出願が方式的要件を満たしている場合に

は、調査報告が発行され、出願人に送付され、公報に公表されます。 なお、出願が既に公開されている場合には、調査報告は別々に公表さ

れ、それ以外の場合には出願と伴に公表されます。 ③発明の主題が不特許事由に該当する場合、又は明細書等の記載が不明

確なため調査報告が作成できない場合には、調査報告は発行されませ

ん。 この場合には、特許庁は出願人に通知し、出願人は通知日から 3 ヶ月

以内に意見書や補正書を提出することができます。

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④上記期限内に意見書等の提出がなく、又は提出された意見書等が容認

されなかった場合、出願は拒絶されます。 一方、提出された意見書等が容認された場合には、調査報告が発行さ

れ、公報に公表されます。 (5)出願公開について:

出願日(又は優先日)から 18 ヶ月経過後、出願内容は公開されます。 出願公開後、第三者は特許性に関して自己の意見書を提出することが

できます。 (6)実体審査について:

①冒頭で触れましたように、この度の改正法により、特許取得のために 出願審査の請求が義務付けられました。

②出願審査の請求は、調査報告の通知日から 3 ヶ月以内(within 3 months

as from the notification date of the search report)にする必要が

あり、当該期間内に請求しなかった場合、出願は取下げられたものと

みなされます。 ③審査請求後、特許庁は、出願が方式的要件及び発明がこの法律に規定

する要件を具備しているか審査します。 ④出願が上記要件を満たしていないと判断された場合、審査報告書が発

行され、出願人は通知日から 3 ヶ月以内に補正書等の提出が求められ

ます。 この期間内に応答がされなかった場合、出願は取り下げられたものと

みなされます。 ⑤審査結果として発行された審査報告書において、出願及び発明が法律

の要件に合致していると判断された場合、特許の付与が決定され、そ

の旨出願人に通知されます。 その後、当該決定及び特許付与が公報に公表されます。 ⑥審査報告書により、特許付与に当たり補正が必要であるとされた場合、

出願人は当該通知日より 2 ヶ月以内に応答する必要があります。 上記指令に対する応答が容認された場合、特許の付与が決定され、そ

の旨出願人に通知されます。 一方、応答書が提出されず、又は提出された応答が容認されなかった

場合には、出願は取り下げられたものとみなされます。 ⑦特許付与に関する公表及び登録証発行料金が納付された後、登録証が

特許権者に送付されます。 (7)不服申立てについて: 出願人等は、特許庁の決定に対して当該決定の通知日より 2 ヶ月以内に

不服申立てをすることができます。

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(8)付与後異議申立について:

この度の改正法により、付与後異議申立制度が導入されました。

申立期間は、特許発行日から 6 ヶ月以内(6 months from the grant

decision of the patent in the Turkish Bulletin)です。

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出願から特許権の消滅までのフローチャート

特許 出願 ------------------------------------------- 方式 審査

(出願日から 12 ヶ月以内)

調査報告の請求 -------------------------------- ・請求なし;出願取下げ

-------------------- -調査報告書作成/通知

出願 公開 (出願日(優先日)から 18 ヶ月経過後)

(調査報告書の通知日から

3 ヶ月以内) 第三者意見書提出可能

-------------------------実体審査の請求 Examination Report 発行 拒絶理由なし 拒絶理由あり -------------------- 応答あり

応答なし

取下げ

応答 期限 --(3 ヶ月)---

特許付与決定 拒 絶 ----------------

特 許 審 判 --(2 ヶ月)--

<付与後異議申立可能>

(特許発行日から 6 ヶ月以内)

特許権消滅 (出願日から 20 年)

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9. 特許権の存続期間及び起算日

(1)出願日から 20 年で、特許権の設定登録日から発生します。

(2)出願日から 2 年目以降について維持年金を納付する必要があります。

10. PCT に加盟している場合、その国内段階手続の概要

(1)国内段階移行期限:優先日から 30 ヶ月以内です。 但し、料金納付により 33 ヶ月まで延長可能。 (2)提出すべき書類:次の下記書類のトルコ語による翻訳文の提出が必要で

す。 ①国際出願時の明細書、請求の範囲、要約及び図面の文言 ②19 条補正がされた場合:補正後の翻訳文 ③34 条補正がされた場合:国際予備審査報告の附属書により補正された

内容の翻訳文

11. 留意事項

(1)出願等からの諸手続きまでの所要期間:

①実体審査の請求から最初の拒絶理由通知受領までの期間:

従来は約 6 ヶ月から約 1 年でしたが、改正法では更なる迅速化が期待

されているとのことです。

②出願から最終処分(登録/拒絶)までの所要期間:

従来は約 3 年から約 5 年でしたが、改正法では更なる迅速化が期待さ

れているとのことです。

(2)改正法の内容に関して:

①従来法では、存続期間が 7 年の特許か、若しくは審査請求を選択する

ことにより 20 年間の特許の何れかを選択することが可能でした。

この度の改正法においては、7 年の短期特許制度は廃止され、全て 20 年間

の特許制度となり、特許を取得するために審査請求をすることが義務

づけられました。

審査請求の期限は、調査報告書の通知日から 3 ヶ月となっております。 ②改正法において、付与後の異議申立制度が導入されました。

異議申立期間は、特許付与日から 6 ヶ月となっております。

(3)欧州特許のトルコ国内での有効化に関して:

①欧州特許出願によるトルコ指定の場合、欧州出願が特許になり、当該

特許をトルコにおいて有効化を図るためには、欧州特許付与の公告日

から 3 ヶ月以内に欧州特許のトルコ語訳文の提出が必要です。

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②なお、この 3 ヶ月は料金納付により、3 ヶ月期間の延長を請求するこ

とが可能です。

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実用新案制度

1. 現行法令について

新産業財産権法(特許・実用新案・意匠・商標)が 2017 年 1 月 10 日に施行 されました

2. 実用新案出願時の必要書類

特許出願と同様です。

3. 料金表(単位:トルコ リラです)

特許出願の場合と同様です。

4. 料金減免制度について

減免制度は導入されておりません。

5. 実体審査の有無

実体審査は行われません。

6. 出願公開制度の有無

出願公開制度は導入されております。

7. 審査請求制度の有無

審査請求制度は導入されておりません。

8. 出願から登録までの手続の流れ(フローチャート及び期限等の説明)

(1)方式的要件及び実用新案の保護対象についてのみ審査されます。

(2)従来は、調査報告作成の請求は、出願人の任意とされており、義務的な

ものではありません。

この度の改正法により、調査報告作成の請求は義務的な手続きとなりま

した。

(3)保護対象について:

新規性を有し、産業上利用可能性のある考案について、実用新案として

保護されます。

但し、方法や方法から製造された製品は実用新案として保護されません。

(4)出願公開について:

出願日又は優先日から 18 ヶ月後に出願内容は公報に公開されます。

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(5)審査について:

①方式的要件の審査:

(a)出願が、出願日を確定する本質的事項である、明細書やクレームが

添付されていない場合は、出願として受理されず、この場合出願人

は出願日から 2 ヶ月以内に不足書類の補充をすることができます。

(b)出願日が付与された出願は、その後、発明者の表示等の方式的要件

について審査され、要件を満たしていない場合方式指令が発せられ

ます。

(c)上記方式指令に対して、出願人は 2 ヶ月以内に瑕疵を是正すること

ができ、当該期限内に是正されなかった場合、出願は拒絶されます。

②調査報告の請求(Search Report Request):

(a)出願人は出願と同時に、又は方式的要件を満たす旨の通知発行日

から 2 ヶ月以内に、調査報告の請求を、料金を納付することにより、

する必要があります。

請求がなかった場合、出願は取下げられたものとみなされます。

(b)所定の料金が納付されて、調査報告の請求があった出願は、調査報

告書が発行され、その旨出願人に通知され、公報に公表されます。

③調査報告の作成:

(a)出願に係る発明が不登録事由に該当し、又は明細書やクレームの記

載が不明確で、調査報告の作成が困難は場合、調査報告は発行され

ません。

(b)発明が上記の事由に該当する場合には、出願人はその旨の通知日か

ら 3 ヶ月以内に、意見書又は補正書を提出することを要請されます。

(c)上記期間内に応答書が提出されず、又は提出された応答が特許庁に

より容認されなかった場合、出願は拒絶されます。

一方、提出された応答が容認された場合には、調査報告が発行され、

出願人にその旨通知された後に公報に公表されます。

④調査報告書に対する反論:

(a)出願人は、調査報告の公表日から 3 ヶ月以内に、必要な資料を添付

して、調査報告の内容について異議を述べることができます。

なお、第三者も意見を述べることができるとされております。

出願人からの異議も第三者からの意見もなかった場合は、調査報告

だけが評価(assessed)されます。

(b)一方、出願人からの異議があり、或いは第三者からの意見書の提出

があった場合には、再調査報告及び異議或いは意見書が検討されま

す。

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(6)実用新案付与の決定:

①審査の検討結果、実用新案付与が決定された場合、当該決定が出願人

に通知され、当該決定及び実用新案付与が公報に公表されます。

②検討の結果、付与される実用新案に修正が必要な場合には、その旨の

通知日から 2 ヶ月以内に修正が求められます。

提出された、上記修正が容認された場合、実用新案の付与が決定され、

その旨出願人に通知され、付与の決定及び実用新案が公報に公表され

ます。

一方、上記修正が行われず、又は提出された修正が容認されなかった

場合、出願は取り下げられたものとみなされます。

③実用新案付与の公表後、必要な料金が納付された場合、実用新案証が

実用新案権者に送付されます。

(7)不服申立てについて:

①特許庁の最終的な決定や拒絶に対して、当該決定日から 2 ヶ月以内に

不服申立てをすることができます。

②第三者は、実用新案登録後、登録の無効を裁判所に提起することがで

きます。

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出願から実用新案権の消滅までの手続きフローチャート

<調査報告の請求> 実用新案登録出願

方式的要件の審査 本質的事項不備 (補充なし)

2 ヶ月以内補充可能 取下擬制 (応答なし)

形式的事項不備 補正指令 拒 絶 応 答

<指令日から 2 ヶ月以内> ---------------- 方式要件具備通知 <具備通知より 2 ヶ月>

-------------------調査報告の請求

明細書記載不明確等 (不提出) 補正書等提出 拒 絶 <指令日から 3 ヶ月以内> 調査報告発行/公表 (出願人意見提出可能)

<公表日から 3 ヶ月以内>

(第三者意見書提出可能)

実用新案付与決定 (付与料金納付)

実用新案権 実用新案権の消滅

(出願日から 10 年)

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9. 存続期間及びその起算日

実用新案権の存続期間は、出願日から 10 年です。 実用新案権は、設定登録。 10.(無審査登録制度の場合)第三者対抗要件について

規定はありません。

11. PCT に加盟している場合、その国内段階手続の概要

特許出願の場合と同様です。

12. 留意事項

(1)出願から登録等までの所要期間は、従来は約 1 年から約 2 年とされてお

りましたが、改正法においては、迅速化が期待されているとのことです。

(2)改正法により、調査報告の請求が義務となりましたので、留意して下さ

い。

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意匠制度

1. 現行法令について

新産業財産権法(特許・実用新案・意匠・商標)が 2017 年 1 月 10 日に施

行されました <改正の主な内容>

(1)方式審査段階において新規性について審査されるようになりました。

(2)異議申立期間が、出願公告後 3 ヶ月に短縮されました。

(3)非登録意匠が、一定の要件下、保護されるようになりました。

なお、トルコは、「意匠の国際登録に関するハーグ協定」の加盟国ですので、

同協定に基づく国際登録による保護も可能となっています。

2. 意匠出願時の必要書類

(1) 願書(Request):

出願人の名称・住所、創作者の氏名・住所、保護を求める物品名(ロカ

ルノ協定に基づく国際分類のアルファベット順リスト)、優先権を主張

する場合は、国名・日付・番号、及び公告の繰延べ期間(出願日(優先日)

から 36 ヶ月以内)等を記載します。

(2) 図面又は写真(Drawings & Photographs):

(3) 意匠の明細書(Specification):

意匠の表現物を詳細に説明した明細書が必要です。

(4) 宣言書(Statement):創作者が出願人でない場合に必要です。

(5) 優先権証明書(Priority Document):

出願日から 3 ヶ月以内に提出しなければなりません。

(6) 優先権翻訳文(Translation of Priority Document):

トルコ語による翻訳も必要となります。

(7) 委任状(Power of Attorney):提出は不要です。

意匠に係る物品が同一のクラスに属する場合には、一出願で複数の意匠

を包含することができます。

3. 料金表(単位:TRY<トルコリラ>です)

(1) 出願料金:

①一意匠の場合 145

②追加の各意匠 65

(2) 公告料金 40

(3) 更新料金 430

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4. 料金減免制度について(存在する場合)

料金の減免制度は導入されておりません。

5. 実体審査の有無

意匠出願は実体審査の対象となります。

6. 出願公開制度の有無

出願公開制度は導入されておりません。

7. 審査請求制度の有無

意匠出願は全件実体審査の対象となりますので、審査請求制度は採用され

ておりません。

8. 出願から登録までの手続きの流れ(フローチャート及び期限等を含む説明)

(1)審査:

①意匠出願は、最初に出願日確定に必要な書類等が提出されているか否か、

次に形式的要件を満たしているか否かについての方式審査が行われます。

適式に不備が補充されず、又は形式的事項について補正がされなかった

場合、出願はされなかったものとみなされます。

②更に、特許庁は次の審査を行います。

(a)意匠が法に規定する意匠や物品の定義に合致しているか否か。

(b)意匠が公序良俗に反していないかどうか。

(c)意匠が新規であるか、又独自性を有しているか否か。

(d)物品の機能を確保するために不可欠な技術的機能によって定められ

る意匠か否か。

なお、この度の改正法により、方式的要件の審査中に新規性についての

審査も行われるようになりました。

(2)新規性に関して:

①出願日(又は優先日)前に世界のいずれかの場所においても公衆に利用

可能な状態に置かれている意匠は、新規性を有しないものとされます。

②出願日前 12 ヶ月以内に意匠登録を受ける権利を有する者により、又は

第三者による意に反する行為により出願に係る意匠が公表された場合、

又博覧会に出品したことにより意匠が公表された意匠について、公表日

から 6 ヵ月以内に意匠出願をした場合には、新規性喪失の例外が認めら

れます。

(3)審査に関して:

①審査の結果、意匠が方式的要件不備の何れかに該当すると判断した場合、

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特許庁は拒絶理由通知を出願人に通知します。

②出願人は、上記通知を受領した日から 2 ヶ月以内に意見書等を提出する

ことができます。

③特許庁は、提出された意見書等を再審査し、登録要件を満たしていると

判断した場合、意匠を登録し、公報に公表します。

なお、公告の繰延べの請求がされている場合には、出願日から 36 ヶ月、

公告が繰延べされます。

④一方、意見書等の提出により、要件を満たさなかった場合、出願は拒絶

されます。

(4)異議申立て:

①第三者は、特許庁に対して、出願公告日から 3 ヶ月以内に、登録意匠が

不登録事由に該当するとの理由により異議申立てをすることができま

す。

②従来は、出願公告日から 6 ヶ月でしたが、この度の法改正により 3 ヶ月

に短縮されました。

出願から登録までの手続きのフローチャート

出 願 方式及び新規性の審査

拒絶 理由 -------------------------------- 意見書/補正書 (2 ヶ月)

<出願日から 5 年> 延長可能: 応答 期限 ------------------------------- 最長出願日から 25 年 拒 絶 登 録 審 判 公告 公報 <異議申立可能> (公告日から 3 ヶ月以内)

満 了

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9. 存続期間及びその起算日(権利の発生日)

(1)存続期間は、意匠出願の日から 5 年間で、登録日に権利が発生します。

(2)更新可能(最長で4回)。 最長存続期間は出願日から 25 年間となります。

10. 部分意匠制度の有無

部分意匠制度は導入されております。

11. 留意事項

(1)出願から登録等までの所要期間:

①出願から拒絶理由通知受領までの期間は約1ヶ月から約 4 ヶ月です。

②出願から最終処分までの期間は約 10 ヶ月から約 1 年数ヶ月です。

(2)意匠の定義:

①意匠とは、製品の全部若しくは一部の外観であって、製品の装飾、線、

形状、形態、色彩、素材の特徴から生じるものと、定義されています。

②物品には、工業又は手工業製品、複合システムの部品、組物、物品の

配置、包装、外装、図形標識、タイプフェイスなどが含まれますが、

コンピュータプログラムは物品には含まれません。また、物品の技術

的機能にのみ基づく形状は意匠とはされません。

(3)国内において意匠が初めて公になった意匠の保護(非登録意匠の保護):

①一般的には、各国において登録された意匠(登録意匠)が保護されるの

が原則ですが、この度の改正法において、トルコ国内で初めて利用可

能となった意匠(所謂、非登録意匠)が保護されるようになりました。

②保護期間は、初めて公衆に利用可能となった日から 3 年間で、同一又

は類似する意匠を実施する第三者に対して、登録意匠の意匠権者と同

様、権利を行使することができます。

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商標制度

1. 現行法令について

新産業財産権法(特許・実用新案・意匠・商標)が 2017 年 1 月 10 日に施行 されました。 <改正法の主な内容> (1)拒絶理由回避手段としての同意書(Letter of Consent)提出制度が導入さ

れました。

(2)異議申立期間が出願公告日から 2 ヶ月に短縮されました。

(3)音や単色の色彩等の所謂新しい商標が保護されることになりました。

(4)異議申立てを受けた場合、出願人は申立人に対して、異議申立ての根拠

となる登録商標の使用証拠の提出を求めることが可能となりました。

2. 商標出願時の必要書類

(1) 願書(Request): 出願人の住所及び氏名、商品又は役務及びその区分等を記載します。

(2) 商標見本(Mark): ラテン語以外の文字商標を使用する場合は、同意義を有するラテン語が

必要です(Equivalent of Latin alphabet)。 (3) 委任状(Power of Attorney): (4) 優先権証明書及び翻訳文(Priority Document & Translation):

出願日から 3 ヶ月以内に提出しなければなりません。

3. 料金表(単位:TRY<トルコリラ>です)

(1)商標出願料金(1 区分当たり) 205

(2)登録料金 560

(3)異議申立料金 110

(4)審判請求料金 350

(5)更新料金 710

4. 料金減免制度について(存在する場合)

料金の減免制度は導入されておりません。

5. 実体審査の有無

商標出願については実体審査が行われます。

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6. 出願公開制度の有無

出願公開制度は導入されておりませんが、登録要件を満たした出願は

出願公告されます。

7. 審査請求制度の有無

商標出願は全件実体審査の対象となります。

8. 出願から登録までの手続きの流れ(フローチャート及び説明)

(1)方式審査に関して:

①一商標多区分制が採用されております。

②最初に方式要件が審査され、方式要件を満たしていない場合には、

出願人は所定の期間内に不備を充足するよう求められます。

③方式要件を満たした出願には出願日が付与され、実体審査(絶対的拒

絶理由)が行われます。

(2)主な不登録事由に関して:

(A)主な絶対的拒絶理由:

①商品又はサービスについて識別力を欠く標章、②所謂記述的商標、

③慣用されている標章、

④同一又は類似する商品又はサービスについて、先に出願又は登録さ

れた商標と同一又は類似の標章、

⑤商品の原産地、品質、種類に等について公衆を欺瞞する恐れがある

標章、⑥公的機関の記章、紋章などを含む標章、等です。

(B)主な相対的拒絶理由:

①先行するトルコ商標出願又は商標登録と同一又は類似の標章であっ

て、同一又は類似の商品・役務を指定する場合、

②先行するトルコ商標出願又は商標登録と同一又は類似の標章であっ

て公衆が混同を生ずるおそれがある場合、

等、です。

(3)審査手続きに関して:

①出願がされた後、出願は 2 ヶ月から 3 ヶ月以内に特許庁による職権審

査の対象になります。

②出願が絶対的拒絶理由に該当しない場合、異議申立てのために出願は

公告されます。

③一方、出願が絶対的拒絶理由に該当する場合には拒絶理由通知が発せ

られ、所定の期間内に指定商品・役務の減縮等により拒絶理由を解消

する必要があります。

なお、この度の法改正により、他人の商標と同一又は類似する商標と

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の理由により拒絶された場合、引用された商標の権利者から同意書

(Letter of Consent)を提出することにより、当該拒絶理由は解消さ

れることになりました。

④利害関係人は出願公告日から 2 ヶ月以内に異議申立てをすることがで

きます(改正法により従来の 3 ヶ月から短縮されました)。

⑤異議申立てがなく、又は異議申立の審理において理由なしの決定があ

った場合、登録決定の通知日から 2 ヶ月以内に、登録料を納付するこ

とにより出願は登録されます。

⑥異議申立手続きにおいて、出願人は異議申立ての通知から 1 ヶ月以内

に答弁書を提出することができます。

なお、この度の法改正により、出願人は異議申立ての根拠となる登録

商標が登録後 5 年経過している場合には、異議申立人に対し counter

claim として、不使用を主張することができることになりました。

⑦出願人や異議申立人は、拒絶又は異議申立ての決定に対し、拒絶等の

通知日から 2 ヶ月以内に、裁判所に訴えを提起することができます。

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出願から登録までの手続きのフローチャート

-------------------------- 出 願 方式 審査 補正命令 不備是正 実体 審査 拒絶 理由 (出願日から 10 年)

意見書/補正書 出願 公告 拒絶 査定 -------------------- <異議申立可能> (2 ヶ月以内)

(公告日から 2 ヶ月)

登 録 不服申立て -------------------- <不使用取消請求可能> (継続して 5 年不使用)

-------------------------満 了

更 新 9. 存続期間及びその起算日(権利の発生日)

(1)存続期間は出願日から 10 年です。設定登録日に権利が発生します。

(2)更新は、存続期間の満了前 6 ヵ月以内に、また満了後 6 ヶ月以内にする

ことができます。

10. 出願時点での使用義務の有無

出願時点での商標の使用義務はありません。

11. 保護対象

商標とは、ある企業の商品・サービスを他の企業のそれらと識別できるも

ので、言葉(個人名を含む)、デザイン、色彩、文字、数字、音声、商品又

は包装の形状等が商標登録可能とされています。

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12. 留意事項

(1)出願から登録等までの所要期間:

①出願から拒絶理由通知受領までの期間は約1ヶ月から約 4 ヶ月です。

②出願から最終処分までの期間は約 10 ヶ月から約 1 年数ヶ月です。

(2)不使用による取消し:

登録商標が、正当な理由なく指定商品又はサービスについて継続して

5 年以上使用されていないときは、第三者の請求により登録を取消され

ることがあります。

(3)国際商標登録に関して:

トルコ共和国は、標章の国際登録に関するマドリッド協定議定書の加盟

国ですので、国際登録に基づきトルコ共和国で商標の保護を受けること

も可能です。