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KOGAKUIN OVERSEAS PROGRAM in Summer 2019 今後の海外研修 ■ Round Square(インド) ■ 3か月留学(オーストラリア) ■ Global Project(高2) ■ JENESYS2019(マレーシア) 訪問地 アメリカ MoG カンボジア 沖縄 カンボジア タイ SDGs プログラム概要 訪問地 SDGs プログラム概要 シリコンバレーでIT 企業やスタン フォード大学等を訪問し、最先端の技 術を体験しながら、スタートアップの エコシステムについて学び、SDGs の 課題解決を図る。 キリロム工科大学でドローンやVRな ど最新のITを体験し、未来の技術や 働き方について考え、アジア諸国が抱 える働き方や不平等の問題に対し具体 的な解決策を探り実践する。 世界を変えに行く!カンボジア女性の 経営企業 Raindrop のビジネスパート ナーとして、市場調査、商品開発、プ ロモーション…、国内トレーニングを 積み実社会に挑戦します。 沖縄という身近な地に起きている平和 や環境の問題について深く認識し、 GODAC(国際海洋環境センター)と の協働を通して、1 人 1 人が貢献でき る解決策を見出し、自ら実践していく。 ファンドレイジング活動を行ったり、タ イを訪問し現地の学生と議論を交わし たりすることにより、日本やタイの貧困 について問題点を明らかにしながら、 教育で解決する方法を探り実践する。 高校2年生が 12 月に日本を含めた4か国で実施します。国連が定めた SDGs の 17 目標の中からそれぞれの国や地域が直面する課題を学び、その 解決に貢献するための取り組みを目指します。 ハイブリッドインターナショナルコースでは、現地の起業家が直面する社会問題の解決に挑む「MoG(=Mission on the Ground)」を Global Project として行います。 JENESYS2019 は日本政府(外務省)が推進する対日理解促進交流プ ログラムの一つで、アジア大洋州の各国・地域を対象とした事業です。 今年度この JENESYS2019 に本校が選ばれ、2020 年 3 月(予定)に 7 人の生徒がマレーシアを訪問します。 このプログラムは日本と ASEAN 諸国との間で、対外発信力を有し、 かつ将来を担う人材を派遣し、政治、経済、社会、文化、歴史及び外 交政策等に関する対日理解の促進を図るとともに、親日派・知日派を発 掘し、また、日本の外交姿勢や魅力等について、本事業参加者から積 極的に発信してもらうことで対外発信を強化し、我が国の外交基盤を拡 充することを目的としています。 現地では日本大使館を表敬訪問するほか、現地の学校を訪問し、同 世代の若者と文化交流を行いながら、相互理解を深めます。 本校がこの JENESYS プログラムに選ばれたのは今回で 2 度目となり ます。前回は 2017 年2月に東ティモールを訪問しました。 Round Square は世界 50 か国 180 校からなる厳選 された私立学校連盟で、日本では 6 校が参加していま す (2019 年 9 月現在 )。 ”I.D.E.A.L.S.” という基本理念に基づき、様々な交流プ ログラム、交換留学プログラム、そして国際会議など を中心にグローバルな活動が展開されています。学校 同士はもとより生徒同士の交流の場がプログラムには 設けられており、将来、世界で活躍するための貴重な 体験をすることができます。 今 年 度 イ ン ド で 開 催 さ れ る RISC2019(Round Square International Conference 2019)には、本校か ら2名の生徒が参加し、リーダシップに優れた世界中 の生徒と様々な活動を通して、多様な価値観・文化を 学びあい『探究者』としての資質を育みます。 ※上記訪問先は 2019 年度の実施予定地です。学年がプロジェクトを検討しながら訪問先を決定していきます。 高1・高2生の希望者が対象で3学期(1月下旬~4月上旬)に実 施します。今年度はオーストラリアのアデレード等での実施を予定してい ます。ホームステイを経験しながら、現地の提携校に通学します。提携 校では ESL のレッスンを受けたり、現地の授業やプログラムを受けます。 日本とは違った生活の中で異文化を肌で感じながら、多様な考え方があ ることを実感し、自ら切り開く心を養います。なお参加者には東京都から の補助金が支給されます。 ※昨年度参加生徒の様子 1 Internationalism (国際理解) 2 Environment (環境問題に対する意識) 3 Service (奉仕の精神) 4 Leadership (リーダーシップ) 5 Adventure (冒険心) 6 Democracy (民主主義の精神) 1 Internationalism (国際理解) 2 Environment (環境問題に対する意識) 3 Service (奉仕の精神) 4 Leadership (リーダーシップ) 5 Adventure (冒険心) 6 Democracy (民主主義の精神) Round Square の基本理念 Round Square の基本理念

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Page 1: Round Square 1 Internationalism 2 Environment 3 …...KOGAKUIN OVERSEAS PROGRAM in Summer 2019 今後の海外研修 Round Square(インド) 3か月留学(オーストラリア)

KOGAKUINOVERSEASPROGRAMin Summer 2019

今後の海外研修 ■ Round Square(インド)

■ 3か月留学(オーストラリア)

■ Global Project(高2)

■ JENESYS2019(マレーシア)

訪問地 アメリカ

MoG カンボジア 沖縄

カンボジア タイ

SDGs

プログラム概要

訪問地

SDGs

プログラム概要

シリコンバレーでIT 企業やスタンフォード大学等を訪問し、最先端の技術を体験しながら、スタートアップのエコシステムについて学び、SDGs の課題解決を図る。

キリロム工科大学でドローンやVRなど最新のITを体験し、未来の技術や働き方について考え、アジア諸国が抱える働き方や不平等の問題に対し具体的な解決策を探り実践する。

世界を変えに行く!カンボジア女性の経営企業 Raindrop のビジネスパートナーとして、市場調査、商品開発、プロモーション…、国内トレーニングを積み実社会に挑戦します。

沖縄という身近な地に起きている平和や環境の問題について深く認識し、GODAC(国際海洋環境センター)との協働を通して、1 人 1 人が貢献できる解決策を見出し、自ら実践していく。

ファンドレイジング活動を行ったり、タイを訪問し現地の学生と議論を交わしたりすることにより、日本やタイの貧困について問題点を明らかにしながら、教育で解決する方法を探り実践する。

 高校2年生が 12 月に日本を含めた4か国で実施します。国連が定めた SDGs の 17 目標の中からそれぞれの国や地域が直面する課題を学び、その解決に貢献するための取り組みを目指します。 ハイブリッドインターナショナルコースでは、現地の起業家が直面する社会問題の解決に挑む「MoG(=Mission on the Ground)」を Global Projectとして行います。

 JENESYS2019 は日本政府(外務省)が推進する対日理解促進交流プログラムの一つで、アジア大洋州の各国・地域を対象とした事業です。今年度この JENESYS2019 に本校が選ばれ、2020 年 3 月(予定)に 7人の生徒がマレーシアを訪問します。 このプログラムは日本と ASEAN 諸国との間で、対外発信力を有し、かつ将来を担う人材を派遣し、政治、経済、社会、文化、歴史及び外交政策等に関する対日理解の促進を図るとともに、親日派・知日派を発掘し、また、日本の外交姿勢や魅力等について、本事業参加者から積極的に発信してもらうことで対外発信を強化し、我が国の外交基盤を拡充することを目的としています。 現地では日本大使館を表敬訪問するほか、現地の学校を訪問し、同世代の若者と文化交流を行いながら、相互理解を深めます。 本校がこの JENESYS プログラムに選ばれたのは今回で 2 度目となります。前回は 2017 年2月に東ティモールを訪問しました。

 Round Square は世界 50 か国 180 校からなる厳選された私立学校連盟で、日本では 6 校が参加しています (2019 年 9月現在 )。 ”I.D.E.A.L.S.” という基本理念に基づき、様々な交流プログラム、交換留学プログラム、そして国際会議などを中心にグローバルな活動が展開されています。学校同士はもとより生徒同士の交流の場がプログラムには設けられており、将来、世界で活躍するための貴重な体験をすることができます。 今年度インドで開催される RISC2019(Round Square International Conference 2019)には、本校から2名の生徒が参加し、リーダシップに優れた世界中の生徒と様々な活動を通して、多様な価値観・文化を学びあい『探究者』としての資質を育みます。

※上記訪問先は 2019 年度の実施予定地です。学年がプロジェクトを検討しながら訪問先を決定していきます。

 高1・高2生の希望者が対象で3学期(1月下旬~4月上旬)に実施します。今年度はオーストラリアのアデレード等での実施を予定しています。ホームステイを経験しながら、現地の提携校に通学します。提携校では ESL のレッスンを受けたり、現地の授業やプログラムを受けます。日本とは違った生活の中で異文化を肌で感じながら、多様な考え方があることを実感し、自ら切り開く心を養います。なお参加者には東京都からの補助金が支給されます。

※昨年度参加生徒の様子

1 Internationalism (国際理解)

2 Environment (環境問題に対する意識)

3 Service (奉仕の精神)

4 Leadership(リーダーシップ)

5 Adventure(冒険心)

6 Democracy(民主主義の精神)

1 Internationalism (国際理解)

2 Environment (環境問題に対する意識)

3 Service (奉仕の精神)

4 Leadership(リーダーシップ)

5 Adventure(冒険心)

6 Democracy(民主主義の精神)

Round Square の基本理念Round Square の基本理念

Page 2: Round Square 1 Internationalism 2 Environment 3 …...KOGAKUIN OVERSEAS PROGRAM in Summer 2019 今後の海外研修 Round Square(インド) 3か月留学(オーストラリア)

SCHEDULE STUDENT’S VOICE日本➡シンガポール MIDS Campusに到着アイスブレイク、ディスカッション、グループに分かれてテーマ決め

Science CenterのDigalogue with Timeを訪問ASLC2019開会式、「アントレプレナーシップ」についての基調講演、キャンパスツアーマーライオン公園・ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ

リーダーシップ・チャレンジ活動(シンガポール国立大学)「起業とリーダーシップ」についての講演、討論起業案のプレリリースをポスタープレゼンテーション:1位を獲得

チームビルディング最終活動:ドラゴンボート起業案の発表:Juniotチームが『金賞』を獲得文化交流:アニメクイズや盆踊りを披露

帰国

7/24 ㊌

7/25 ㊍

7/26 ㊎

7/27 ㊏

7/28 ㊐

SINGAPORE

Asian Student Leadership Conference

 私達、中•高校生 10 名は、7 月下旬にシンガポールへ行き ASLC (Asian Student Leadership Conference) に参加しました。ASLC では、アジアの国々から生徒達が集まり、各国の問題や文化を伝え合いました。私達はインターネット中毒をテーマにし、MyPet というアプリを考案しました。その結果、金賞を受賞することができました!ASLC に参加して学んだことは、私たちのような学生からの小さなアイデアからでも、世界各国の人々と議論を交わし協力することによって、世界の大きな問題の解決策に繋がるということです。

ハイブリッドインターナショナルクラス中学2年

木村 アミリア実央奈本島 紗羅脇坂 きらら西海 樹璃

 工学院大学附属中学校・高等学校の生徒10 名が、7月 24日 ( 水 ) ~28日 ( 日 ) にシンガポールで開催されたプログラム『ASLC2019』に参加しました。このプログラムは ASEAN 諸国の若者が社会を変えるチェンジメーカーになれるよう支援する団体・Youth Ambassadors が主催で、今回の参加者は約 300 名、日本からの参加は本校のみです。今年のテーマは「Building a Supportive Society」で、アジア諸国における目覚ましい経済発展の陰に存在する様々な問題や課題について意見交換を重ね、最終日には起業家の前で自分たちの起業案を発表しました。

 発表は全 31 チームにより行われ、工学院大学附属中学校 2 年生 4 名による「工学院 Junior チーム」が「インターネット中毒」というトピックスに対して、スマホ使いすぎ防止の工夫が施されたアプリ「My Pet」を提案。自分のペットを育て、楽しみながらインターネット中毒の解決を図る起業案で、その具体性の高さや質疑応答への対応を評価され、見事金賞を受賞しました。また、高校生 6 名による「工学院 Senior チーム」も同じトピックスに対し、インターネット中毒更正施設「Cure Hotel」を提案。プログラム 3 日目に行われた小グループごとのポスタープレゼンテーションではJunior・Senior 両チームとも首位を獲得しました。

ASEAN諸国の若者が集う5日間のプログラム。アジアに住む一員として「協力し社会問題を解決する責任」を担っていること実感

ドラゴンボートでチームビルディング

ポスターセッションでアイデアのシェア

ネット中毒をテーマにMY PETというアプリを提案して

プレゼンに挑みました。見事「金賞」を受賞

最終日の文化交流ではアニメクイズのほかに

浴衣を着て盆踊りを披露し会場は大盛り上がり。

この後は大撮影会となりました。

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SCHEDULE

STUDENT’S VOICE

成田 ➡ アトランタ ➡ ハンツビル

Space Academy またはRobotics Academy ㊐:オリエンテーション ㊎:修了式

自由時間 トランポリン・洗濯・ ショッピングなど

Robotics Academy またはSpace Academy(前週とは別のアカデミーに参加) ㊐:オリエンテーション ㊎:修了式

ハンツビル ➡ デトロイト ➡

➡ 成田着 解散

8/10 ㊏

8/11 ㊐

8/18 ㊐

8/16 ㊎〜

8/17 ㊏

8/23 ㊏

8/24 ㊐

8/25 ㊊ チームワークを高めながらロボットの制御に挑戦しました

みんなで話し合い解決策を探っています

スペースシャトルがそびえたっています。

UNITED STATES

Space Camp & Robotics Camp (中学3年ハイブリッドインターナショナルクラス)

 I had a very fun and an amazing experience for this Summer program. I have been studying English in Japan, but not abroad. And it was my first time going to America. I had no interest in Space or even building and programming them. However, by going to Space Camp, not only did I learn about space, but I was able to experience the things that could actually happen in space. For example, how it feels when walking on the moon, operating the ISS, becoming one of the operators, and so on. Learning and experiencing about space was pretty interest-ing. All of the staffs and the students from other countries were very kind and energetic. Even though there were some of my classmates in my team, I tried to talk to my crew trainer and the other kids in English as much as I can. It felt very different talking to them. The speed and fluency were very different from those who I talk to in Japan. Even though it was different, I had no difficulty under-standing them. Also, it felt more comfortable than in Japan. So if I were able to go abroad and talk with others in the near future, I’ d be glad to!!

Hybrid International Class3-E Sana Endo

 中3インターナショナルクラスは、U.S. Space & Rocket Center で提供されるスペース・アカデミー、ロボティックス・アカデミーというプログラムに、計2週間参加しました。 スペース・アカデミーは、宇宙開発全般に関する様々なアプローチのプログラムが組まれており、展示、映像、レクチャーなどを通じた知識のインプットから、ロケット模型の製作及び打ち上げ、無重力状態での作業体験、スペースシャトルの打ち上げから地球帰還までのミッションコントロール体験など、作業を通じたアウトプットの学びを経験しました。ロボティックス・アカデミーでは、宇宙に見立てた陸・海・空の空間でタスクを与えられ、ミッション達成のためのロボット制作作業が課されます。短時間のレクチャー

と基礎的な創作活動を経た後、ロボットの組み立て、プログラミング、ワイヤレスコントロールと作業を分担し、ミッション達成という一つの目標に向け、一人ひとりが主体的に取り組みました。 初めて出会った、多様なバックグラウンドを持つ同年代の子供達との共同作業は、予想以上に困難であったことでしょう。共通言語を使えるだけにとどまらず、必要なのはリーダーシップとチームワーク。未知の挑戦を前にいかに効率的に、デザインし、動作の思考錯誤を繰り返し、成功に近づけるか。ソフトスキルを培う必要性を実感したことが一番の学びであったのではないでしょうか。

創造力を問われる宇宙開発にまつわる学びAIが取って代わることのできないソフトスキルを身につける必要性は何故か?

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SCHEDULE

STUDENT’S VOICE

結団式 学校 ➡ 羽田 ➡

シドニー ➡ アデレード 各学校へホームステイ開始

平日は現地校に登校 ESLレッスン、現地校授業参加など カンガルー島1泊研修 フェアウェルパーティ休日はホストファミリーと過ごす

各学校 ➡ アデレード ➡ ブリスベン➡ ゴールドコースト       (ホテル泊)

カランビン ワイルドライフ サンクチュアリ― 環境学習プログラム、園内見学スプリングブルック国立公園エコツアー               (ホテル泊)

ゴールドコースト ➡ ブリスベン ➡ 成田➡ 八王子・学校 解散

8/7 ㊌

8/8 ㊍

8/25 ㊐

8/9 ㊎

〜8/24 ㊏

8/26 ㊊

8/27 ㊋

AUSTRALIA

中学3年生異文化体験研修 (ハイブリッド特進クラス・ハイブリッド特進理数クラス)

 私がオーストラリアで 1 番印象に残ったことは人の温かさです。知らない土地で過ごすことは当初とても不安でしたが、ホストファミリーをはじめ学校の人たちが優しく話しかけてくれたり、私の話にも耳を傾けてくれたり、みんなが優しくしてくれたのでいつのまにか不安も消えていました。言葉や文化が違っても分かり合えたことがとても嬉しかったです。カンガルー島では野生のコアラやカンガルーを見て、ブリスベンでも広大な自然や多くの珍しい動物と触れ合い、肌でオーストラリアの自然の雄大さを感じました。私は、ここで体験したことや学んだことをバネに、これから沢山のことに挑戦していきたいです。

ハイブリッド特進クラス中学3年 武子 奈央

 ハイブリッド特進コースと特進理数コースの中学3年生はオーストラリアのアデレードで17日間ホームステイをし、その後ブリスベンへ移動しオーストラリアに生息する動物や保護された動物たちと触れ合い、世界遺産となっているスプリングブルック国立公園に行きました。 ホームステイでは、ホストファミリーの優しさに触れると同時に、日本では当たり前のことが当たり前でないことに気づいた生徒も多くいました。訪問した学校でもこころよく迎え入れてもらい、オーストラリアンフットボールを体験させてもらうなど工夫されたプログラムが用意されていました。今

年から加わったブリスベンでのオーストラリアの自然や動物に触れるプログラムでは、カランビン・ワイルドライフ・サンクチュアリーで、レンジャーさんから事故にあった動物たちを保護して育成する話をききました。生徒たちは広大な土地をもつオーストラリアならではの仕組みに関心を持ち、「日本ではどうなのか?」と考える姿も見受けられました。 生徒たちは、異文化・言語・コミュニケーションといったさまざまな壁にぶつかりながらも、色々なことを肌で感じ、多くのことを学んだことでしょう。長いようで短かった3週間、一回りも二回りも成長したはずです。

オーストラリアのアデレードで多様性を実感するホームステイ「異文化」を「体験」し、「理解」し、たくさんの人たちと交流をもつ楽しさを知る21日間

オーストラリアの

自然も満喫

感謝の気持ちを込めてソーラン節を踊りました。

カランビン・サンクチュアリ

カンガルー島

フェアウェルパーティで感謝の気持ちを表現ファミリーとの時間も

残りわずかです

ESLのレッスンのほか、

クッキングなどの特別授業や現地校の

授業に参加するなど豊富なプログラム

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マルタ島異文化体験研修 世界中から集まる多国籍の仲間と共に学ぶ 2週間。

授業はもちろんさまざまなアクティビティを通し、国際感覚を身につけました。

 マルタ島では数えきれないほどの思い出を作ることができました。特に外国から来た子どもたちとたくさんふれあうことができました。英語でコミュニケーションは難しかったけれど、英語で話すことにより英語で会話する″自信″が持てました。午後のレッスンでは、主に、会話を重視したレッスンを行ってくれました。とても先生がやさしく 、分からない単語を教えてくれました。このマルタ島では今までに、したことのなかった体験をすることができました。行かせてくれた親にも、感謝しています。

STUDENT’S VOICE

ハイブリッドインターナショナルクラス中学1年原島歩花

SCHEDULE8/5 ㊊

8/6 ㊋

8/7 ㊌~

8/17 ㊏

8/18 ㊐

8/19 ㊊

成田 ➡

ドーハ ➡ マルタESEオリエンテーション

【平日】 午前:アクティビティ 午後:ESL【休日】 終日アクティビティ

マルタ ➡ ドーハトランジットツアードーハ ➡

成田着 解散

【アクティビティ】 ・観光:スリーマ、バレッタ、    ブギッバ、コミノ島、    エムディーナなど ・ボーリング ・科学博物館見学 ・セイリング(ボート乗船) ・映画鑑賞 ・水族館 ・ショッピング ・ウォーターパーク ・ビーチなど

 今年は中学 1、2 年生の 5 人が参加し、マルタ島で有意義な 2 週間を過ごしました。 マルタ島はイタリアの近くにある地中海に浮かぶ小さな島国です。ヨーロッパの国には珍しく英語が公用語であり、ヨーロッパや中東の各国から多くの留学生が集まります。今回の短期留学でお世話になった語学学校にもヨーロッパを中心としたさまざまな国から留学生が訪れていました。教室ではそうした多国籍の生徒たちと一緒に ESL(英語)の授業を受け、日本の学校の授業だけでは得られない大きな刺激を受けていました。教室で仲

良くなった他国の留学生とは授業以外の場面でも英語でコミュニケーションを取るよう心掛け、たくさんの友達ができました。 プログラム中は教室で英語を学ぶだけでなく、近隣の島を訪れたり、首都バレッタを観光したりと豊富なアクティビティーを体験しました。授業やアクティビティで多国籍の友達と触れ合う中で、生徒たちは自然と異文化を感じ、日本で当然だと思っていたことだけが正解なのではなく、世界には多様な考え方があり、お互いを理解し尊重しあうことが大切なのだということを肌で感じることができたようです。

Republic of Malta

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SCHEDULE MEDIA REPORT

Mission on the Ground

MoG @ 鳥取大山

 鳥取大山にあるコモレビトサンセットカフェで、地元の特産を使った商品開発による地域 PRプロジェクトを実施しました。 生徒たちは本気で PR に貢献するため、約2か月もの間、事前トレーニングとしてマーケティング調査の方法や企画の方法といった商品開発に必要な知識を学びました。 現地ではターゲットとする 20-30 代の女性が大山に来る目的の分析や、イノシシが解体され精肉になるまでの一連のプロセスを目にし、実際に食べて分かった食感など、すべての要素をフル活用してジビエ料理の試作に取りかかりました。作る時間やお客様に出すクォリティを考慮して結局2品

に落ち着き、メインのキーマカレーの試作には夜中まで格闘しました。 ジビエカフェの開催当日はあいにくの空模様でしたが、SNS を駆使し目標の 30 食を越えることが出来ました。東京の学生が町おこしに挑戦ということで、新聞社3社とテレビ放送2局が取材に来てくださり、最終発表には大山町の町長や鳥取大学の教授も駆けつけてくださいました。 泣き出すリーダー、タスクが多すぎてどうしていいのか分からない仲間達。逃げ場がある学園祭の出し物などとは異なり、本物のカフェを貸し切ってのビジネス実践。こうしたリアルなプレッシャーが生徒達をたくましく成長させました。

本物のカフェを借りて行った地元特産品をPRする商品開発プロジェクトリアルなプレッシャーが生徒たちをたくましく成長させました。

メディアの方にもたくさん取材していただき、

大山をPRすることができました。

試行錯誤を重ねながらキーマカレーを作り上げました。

8/28 教育新聞8/29 Net Nihonkai8/29 山陰中央新報8/30 毎日新聞

※MoG (= Mission on the Ground) アジアをはじめとする新興諸国で、人々の自立支援を行う社会事業家に協力して、経営課題の解決に挑むプロジェクト

町長や大学の先生を前に提案をプレゼンしました。

オリエンテーション(支援先企業との初顔合わせ。事業に対する想いやジビエ産業の発展を聞く。)

登山(大山)

競合調査(チームに分かれ、周りのレストランやカフェの視察や観光客へインタビューを実施する。)

ジビエツアー(プレゼン資料で説明、ジビエ食肉加工場見学等)

施策の立案(チームに分かれ、一次情報をもとに施策に落とし込む)

販売会・試食体験会(実際にお客さんを呼び込み、各チームの施策を実行する)

支援企業に対する最終報告会(各チームより、リサーチ結果報告・施策を提案する)

8/23 ㊎

8/24 ㊏

8/27 ㊋

8/25 ㊐

8/26 ㊊

8/28 ㊌

8/29 ㊍