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Revision Date: 23/06/2020 Revision: 6.1 SAFETY DATA SHEET BELZONA® 5831 (ST-BARRIER) BASE 1 1. 製品及び会社情報 1.1. 製品名 1.2. 化学物質又は混合物の関連識別用途及び推奨用途 1.3. 安全データシート提供者情報 ジャパンモレキュラーサービス株式会社 電話番号 0566-23-2411 愛知県刈谷市桜町 5 丁目 34 番地 FAX 番号 0566-23-4854 Belzona Polymerics Limited Claro Road, Harrogate, HG1 4DS, United Kingdom 2. 危険有害性の要約 2.1. 化学物質又は混合物の分類 GHS 分類 物理化学的危険性 分類なし 健康有害性 皮膚腐食性/刺激性-区分 2 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性-区分 2 感作性、皮膚-区分 1 環境有害性 水生環境有害性、慢性毒性-区分 2 2.2. GHS ラベル要素 絵表示 注意喚起語 警告 危険有害性情報 注意書き H315 皮膚刺激 P273 環境への放出を避けること H317 アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ P280 保護手袋/保護衣/保護眼鏡を着用すること H319 強い眼刺激 P501 内容物/容器は国の定める規則に従い廃棄すること H411 長期的影響により水生生物に毒性 2.3. その他の危険有害性 3. 組成、成分情報 3.2. 混合物 化学名又は一般名 濃度又は 濃度範囲 CAS No. 官報公示整理番号 化審法 安衛法 ポリ[2-(クロロメチル)オキシラン-alt-4, 4’-(プロパン-2,2-ジイル)ジフェノール] 10-30% 25068-38-6 7-1279, 7-1283 ホルムアルデヒド・フェノール重合物のグリシジルエー テル化物 10-30% 28064-14-4 7-1285 4. 応急措置 4.1 応急措置 ベルゾナ® 5831ST バリア)ベース剤 整理番号 SN2542 識別用途 工業用途のみ。 推奨用途 本製品は取扱説明書に記載されている目的以外に使用してはならない。 原材料供給業者から提供された情報によると、残留性・生体蓄積性・毒性を有する物質(PBT)、高残留性・高生体蓄積 性を有する物質(vPvB)は意図的に本製品に添加されていない。 一般事項 いかなる場合においても、症状が持続する場合は医師の診察を受けること。意識不明の場合は何も 口にさせてはいけない。 吸入した場合 新鮮な空気の場所に移動し、暖かくして休ませる。何も口にさせてはいけない。 飲み込んだ場合 誤って飲み込んでしまった場合は、直ちに医師の診察を受けること。休息を取り、大量の水で口を

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Revision Date: 23/06/2020 Revision: 6.1

SAFETY DATA SHEET

BELZONA® 5831 (ST-BARRIER) BASE

1

1. 製品及び会社情報

1.1. 製品名

1.2. 化学物質又は混合物の関連識別用途及び推奨用途

1.3. 安全データシート提供者情報

販 売 元 : ジャパンモレキュラーサービス株式会社 電話番号 : 0566-23-2411

住 所 : 愛知県刈谷市桜町 5 丁目 34 番地 FAX 番号 : 0566-23-4854 製 造 元 : Belzona Polymerics Limited

住 所 : Claro Road, Harrogate, HG1 4DS, United Kingdom

2. 危険有害性の要約

2.1. 化学物質又は混合物の分類

GHS 分類

物理化学的危険性 分類なし

健康有害性 皮膚腐食性/刺激性-区分 2

眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性-区分 2

感作性、皮膚-区分 1

環境有害性 水生環境有害性、慢性毒性-区分 2

2.2. GHS ラベル要素

絵表示

注意喚起語 警告

危険有害性情報 注意書き

H315 皮膚刺激 P273 環境への放出を避けること

H317 アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ P280 保護手袋/保護衣/保護眼鏡を着用すること

H319 強い眼刺激 P501 内容物/容器は国の定める規則に従い廃棄すること

H411 長期的影響により水生生物に毒性

2.3. その他の危険有害性

3. 組成、成分情報

3.2. 混合物

化学名又は一般名 濃度又は

濃度範囲 CAS No.

官報公示整理番号

化審法 安衛法

ポリ[2-(クロロメチル)オキシラン-alt-4,

4’-(プロパン-2,2-ジイル)ジフェノール]

10-30% 25068-38-6 7-1279,

7-1283

ホルムアルデヒド・フェノール重合物のグリシジルエー

テル化物

10-30% 28064-14-4 7-1285 -

4. 応急措置

4.1 応急措置

製 品 名 : ベルゾナ® 5831(ST バリア)ベース剤

整理番号 : SN2542

識別用途 : 工業用途のみ。

推奨用途 : 本製品は取扱説明書に記載されている目的以外に使用してはならない。

原材料供給業者から提供された情報によると、残留性・生体蓄積性・毒性を有する物質(PBT)、高残留性・高生体蓄積

性を有する物質(vPvB)は意図的に本製品に添加されていない。

一般事項 いかなる場合においても、症状が持続する場合は医師の診察を受けること。意識不明の場合は何も

口にさせてはいけない。

吸入した場合 新鮮な空気の場所に移動し、暖かくして休ませる。何も口にさせてはいけない。

飲み込んだ場合 誤って飲み込んでしまった場合は、直ちに医師の診察を受けること。休息を取り、大量の水で口を

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Revision Date: 23/06/2020 Revision: 6.1 BELZONA® 5831 (ST-BARRIER) BASE

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4.2. 最も重要な急性及び遅発性の症状/影響

4.3. 必要とする場合の緊急医療処置及び特別治療の指示

5. 火災時の措置

5.1. 消火剤

5.2. 化学物質又は混合物から生じる特有の危険有害性

5.3. 消防士に対する助言

6. 漏出時の措置

6.1 人体に対する注意事項、保護具及び緊急措置

6.2. 環境に対する注意事項

6.3. 封じ込め及び浄化の方法、機材

6.4. その他関連事項の記載

7. 取扱い及び保管上の注意

7.1. 安全な取扱いのための予防措置

7.2. 混触危険性を含む、安全な保管条件

8. 暴露防止及び保護措置

すすぐ。無理に吐き出さないこと。

皮膚に付着した場合 汚損した衣服を脱ぐ。石鹸と水、又は専用の皮膚洗浄剤を使って皮膚を十分に洗う。溶剤やシンナ

ーを使ってはいけない。炎症が続く場合には医師の診察を受けること。

眼に入った場合 コンタクトレンズは外す。大量のきれいな水で最低でも 15 分間すすぎ、まぶたを開けたままにし

て医師の診察を受けること。

皮膚に付着した場合 皮膚あるいは粘膜への長期又は反復的な接触は、赤み、水疱、皮膚炎といった刺激症状を引き起こ

すおそれがある。症状が遅れて出ることもある。アレルギー性皮膚反応を引き起こすおそれがある。

眼に入った場合 眼に刺激が起こる。

医師に対する特別

な注意事項

なし。

適切な消火剤 砂、アルコール耐性泡消火薬剤、二酸化炭素、粉末消火剤、火災が広がったときには噴霧水を使用。

使ってはならない

消火剤

ジェット水式消火器

危険な燃焼生成物 火災時に煙、一酸化炭素、二酸化炭素のような有害分解変質成分が生成されるおそれがある。

消火作業時の

防護措置

適切な自給式呼吸装置を着用すること。

人体に対する

注意事項

皮膚、眼への接触を避けること。

環境に対する

注意事項

排水路や下水道に流れ込まないようにすること。大量の製品が排水路や下水道に流出した場合は、

地方水道局に直ちに連絡すること。河川や湖への汚染の可能性がある場合は、適切な国の監督機関

に報告すること。

浄化方法 砂、土、バーミキュライト、珪藻土のような不燃性の吸収剤に漏出した製品を吸収させて集め、適

切な表示をした容器に収容する。洗浄水で表面を洗浄する。漏出した製品又は洗浄したものを排水

路や水流に流さないこと。

その他関連事項

の記載

個人の保護措置については第 8 節、廃棄物の取扱いについては第 13 節、監督機関についての情報

は第 16 節参照のこと。

使用注意事項 輸送中あるいは長期保管中に容器上部に蒸気が凝集することがある。容器開封時に蒸気を吸入しな

いこと。可能であれば、容器の開封及び内容物の混合は施工場所から離れ、よく換気された場所で

行う。皮膚、眼への接触を避ける。保管及び使用場所での喫煙、飲食厳禁。個人の保護措置につい

ては第8節を参照。内容物は常に供給された容器と同じ材質の容器にて保管すること。整理整頓及

び正規の安全な廃棄物除去を行うこと。<火災/爆発>熱源、火花、裸火に近づけないこと。<特

に注意する点>容器は作業場内の暖かく十分に換気された保管場所で室温まで温めてもよい。

保管注意事項 ラベル記載事項を守ること。特に指定のない限り、熱源、火気、直射日光を避け、乾燥し、よく換

気された場所にて室温5~30℃で保管する。禁煙。関係者以外の取扱いを避ける。酸化剤、強アル

カリ性、強酸性物質から離して保管すること。

<環境に関する保管時の注意事項>すべての廃棄物、特に液体の廃棄物は、一切漏出しないよう地

上排水路から隔離された指定の場所に厳重に保管しなければならない。

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8.1. 許容濃度

ポリ[2-(クロロメチル)オキシラン-alt-4,4’-(プロパン-2,2-ジイル)ジフェノール]

(CAS:25068-38-6)

8.2. 暴露対策

9. 物理的及び化学的性質

9.1. 基本的な物理的及び化学的性質に関する情報

外観 粘性液体

色調 ブラウン

臭い エポキシ臭

臭いの閾値 非該当

pH 提供できる情報なし

融点・凝固点 提供できる情報なし

初留点及び沸騰範囲 提供できる情報なし

引火点 >200℃/>391℉ CC(クローズドカップ)

蒸発速度 提供できる情報なし

可燃性(固体、ガス) 非該当

上限/下限燃焼あるいは爆発限界 非該当

蒸気圧 低い

蒸気密度 >1

相対密度 2.19-2.29@20℃/68℉

溶解度 水不混和性

n-オクタノール/水分配係数 提供できる情報なし

自然発火温度 >300℃/>572℉

分解温度 提供できる情報なし

粘度 提供できる情報なし

爆発性特性 非該当

酸化性特性 非該当

9.2 その他の情報

10. 安定性及び反応性

10.1. 反応性

10.2. 化学的安定性

10.3. 危険有害反応可能性

10.4. 避けるべき条件

10.5. 混触危険物質

10.6. 危険有害な分解生成物

導出無影響レベル

(DNEL)

作業者-経皮; 短期全身作用:8.3 mg/kg

作業者-吸入; 短期全身作用:12.3 mg/m³

設備対策 容器開封はよく換気された場所で行うこと。

眼/顔の保護具 本製品取扱い及び使用時は常時、眼の保護具の着用を推奨する。

手の保護具 <推奨>ネオプレン、ニトリルゴム製の防護手袋を着用すること。

その他の皮膚

及び体の保護

綿製の作業着が通常適切であるが、必要に応じて耐液体性の化学防護服を着用すること。

呼吸保護具 呼吸保護具は通常必要とされないが、混合及び施工時に硬化剤の危険有害性を考慮しなければなら

ない。

その他の情報 本節では健康、安全及び環境に関するガイダンス用の一般的な値のみを記載しており、製品の技術

的仕様を示すものではない。

反応性 本製品に関連する反応危険性は知られていない。

安定性 推奨された保管及び取扱い条件下では安定である(第 7 節参照)。

危険有害反応可能性 推奨された保管及び取扱い条件下では有害な反応は予測されない。

避けるべき条件 有害な状況を引き起こすような条件は知られていない。

避けるべき物質 発熱反応を引き起こすおそれのある酸化剤、強アルカリ性物質、強酸性物質には近づけないこと。

危険有害な分解

生成物

推奨された使用、保管条件下では分解しない。

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11. 有害性情報

11.1. 毒物学的影響に関する情報

急性毒性-経口

急性毒性-経皮

急性毒性-吸入

皮膚腐食性/刺激性

眼に対する重篤な損傷/刺激性

呼吸器感作性

皮膚感作性

生殖細胞変異原性

発がん性

生殖毒性

特定標的臓器毒性 – 単回暴露

特定標的臓器毒性 – 反復暴露

吸引性呼吸器有害性

12. 環境影響情報

12.1. 毒性

12.2. 残留性・分解性

12.3. 生体蓄積性

注記 (経口 LD50) 入手可能なデータに基づき、分類基準にあてはまらない。

注記 (経皮 LD50) 入手可能なデータに基づき、分類基準にあてはまらない。

注記 (吸入 LC50) 入手可能なデータに基づき、分類基準にあてはまらない。

動物実験 皮膚に刺激が起こる。

眼に対する重篤な

損傷/刺激性

眼に刺激が起こる。

呼吸器感作性 入手可能なデータに基づき、分類基準にあてはまらない。

皮膚感作性 類似した調合剤の毒物学的データを考慮すると、この調合剤は皮膚感作物質であるおそれがあ

る。皮膚接触を繰り返すと、感作を引き起こすことがある。

遺伝毒性 - 体外 入手可能なデータに基づき、分類基準にあてはまらない。

遺伝毒性 - 体内 入手可能なデータに基づき、分類基準にあてはまらない。

発がん性 入手可能なデータに基づき、分類基準にあてはまらない。

IARC 発がん性 非対象。

NTP 発がん性 非対象。

生殖毒性 – 妊孕性 入手可能なデータに基づき、分類基準にあてはまらない。

生殖毒性 – 発育 入手可能なデータに基づき、分類基準にあてはまらない。

特定標的臓器毒性

– 単回暴露

入手可能なデータに基づき、分類基準にあてはまらない。

特定標的臓器毒性

– 反復暴露

入手可能なデータに基づき、分類基準にあてはまらない。

吸引性呼吸器有害性 入手可能なデータに基づき、分類基準にあてはまらない。

暴露経路 皮膚及び眼接触

医学的注意事項 皮膚接触は著しく危険である。皮膚感作を引き起こしたことのある人が本製品を使用する際

は、適切な医療監督下で行うこと。

生態毒性 製品に関するデータはない。以下の情報は、各内容物の利用可能なデータに基づいたものである。

毒性 本製品の試験的な LC50/EC50/IC50 値は、最も敏感な種類で 1~10 mg/l の間と想定される。

残留性・分解性 本製品は OECD/EC ガイドラインにより急速な生分解性があるとは想定されない。

生体蓄積性 本製品は生体内に蓄積すると想定される。

分配係数 利用可能なデータはない。

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12.4. 土壌中の移動性

12.5. PBT 及び vPvB 評価の結果

12.6. その他の有害影響

13. 廃棄上の注意

13.1. 廃棄方法

14. 輸送上の注意

14.1. 国連番号

国連番号 3082

14.2. 国連輸送正式名

国連輸送正式名 環境有害物質(液体)(エポキシ樹脂混合物を含有)

14.3. 輸送時の危険性クラス

輸送時の危険性クラス 9

14.4. 容器等級

容器等級 Ⅲ

14.5. 環境有害性

環境有害性物質/

海洋汚染物質

該当。表示の要求は、正味量に対する有害性により異なる。現行の輸送規制を参照すること。

14.6. 使用者のための特別予防措置

該当なし。

14.7. MARPOL 73/78 附則Ⅱによるばら荷輸送及び IBC コード

MARPOL 73/78 附則Ⅱ

によるばら荷輸送及び

IBC コード

ばら荷輸送をしてはならない。

15. 適用法令

15.1. 化学物質又は混合物の安全、健康及び環境に関する規制

毒物及び劇物取締法

-非該当

労働安全衛生法

-変異原性物質(法第 57 条の 5、労働基準局長通達)

海洋汚染防止法

-有害液体物質(X 類物質)(施行令別表第 1)

外国為替及び外国貿易法

-輸出貿易管理令別表第 1 の 16 の項

労働基準法

-疾病化学物質(法第 75 条第 2 項、施行規則第 35 条別表第 1 の 2 第 4 号 1)

-感作性を有するもの(法第 75 条第 2 項、施行規則第 35 条別表第 1 の 2 第 4 号、平 8 労基局長通達、基発第 182 号)

15.2. 化学物質安全性評価

化学物質安全性評価は実施されていない。

移動性 製品に関する利用可能なデータはない。

PBT及びvPvB

評価の結果

原材料供給業者から提供された情報によると、残留性・生体蓄積性・毒性を有する物質(PBT)、高

残留性・高生体蓄積性を有する物質(vPvB)は意図的に本製品に添加されていない。

その他の有害影響 知見なし。

廃棄方法

<輸送梱包材>製品による汚損のない外装ビニール、箱、金具は再利用又はリサイクルする。

<化学反応前の製品>化学反応を起こしていない製品は産業廃棄物(汚泥)、空の容器は洗浄し産業

廃棄物(廃プラスチック)として廃棄すること。

<化学反応後の製品>化学反応後の製品、混合に使用したボード、スパチュラ、アプリケーター、

刷毛、空の容器類は、完全に硬化させた後、産業廃棄物(廃プラスチック)として廃棄すること。

各自治体の定める条例や規則に従い、何か疑問がある場合は、認可を受けた廃棄物処理業者あるい

は国の監督機関に問い合わせること。

一般事項

輸送時は常に容器を密閉し、必ず垂直に立てて運ぶこと。製品を輸送する関係者には、事故や漏洩

時の対処法を知らせておくこと。

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16. その他の情報

危険有害性情報全文

一般事項 本安全データシートに記載されている情報は、他の健康及び安全に関する法令で求められる使用者の

作業環境危険性評価をするものではない。特定条件下における製品使用は供給業者の管理外となるた

め、使用者は自らの責任において関連する国内法令を遵守すること。本安全データシートに記載され

ている情報は、既知知識と現行の法令を基に構成され、製品取扱時の健康、安全、環境面に関するガ

イダンスを提示しているものであり、技術性能や特定用途に対する適合性などを保証するものではあ

りません。

参考文献 ・化学品法規制検索システム【ezCRIC】日本ケミカルデーターベース社

・中央労働災害防止協会・安全衛生情報センター (http://www.jaish.gr.jp/)

・独立行政法人 製品評価技術基盤機構 (http://www.nite.go.jp/index.html)

・職場の安全サイト、厚生労働省 (http://anzeninfo.mhlw.go.jp/)

改訂について 改訂日を確認し、改訂後24カ月を経過している、あるいは有効ではないと思われる場合は、弊社に

連絡し、最新の情報を入手すること。

改訂日 2020 年 6 月 23 日

改訂版数 6.1

SDS番号 10649

H315 皮膚刺激

H317 アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ

H319 強い眼刺激

H411 長期的影響により水生生物に毒性

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Revision Date: 24/06/2020 Revision: 3.3

SAFETY DATA SHEET

BELZONA® 5831 (ST-BARRIER) SOLIDIFIER

1

1. 製品及び会社情報

1.1. 製品名

1.2. 化学物質又は混合物の関連識別用途及び推奨用途

1.3. 安全データシート提供者情報

販 売 元 : ジャパンモレキュラーサービス株式会社 電話番号 : 0566-23-2411

住 所 : 愛知県刈谷市桜町 5 丁目 34 番地 FAX 番号 : 0566-23-4854 製 造 元 : Belzona Polymerics Limited

住 所 : Claro Road, Harrogate, HG1 4DS, United Kingdom

2. 危険有害性の要約

2.1. 化学物質又は混合物の分類

GHS 分類

物理化学的危険性 分類なし

健康有害性 皮膚腐食性/刺激性-区分 1B

眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性-区分 1

感作性、皮膚-区分 1

環境有害性 水生環境有害性、慢性毒性-区分 2

2.2. GHS ラベル要素

絵表示

注意喚起語 危険

危険有害性情報 注意書き

H314 重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷 P260 蒸気/スプレーを吸入しないこと

H317 アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ P273 環境への放出を避けること

H411 長期的影響により水生生物に毒性 P280 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること

P303+P361 皮膚(または髪)に付着した場合:直ちに汚染された衣

+P353 類をすべて脱ぐ/取り除くこと、皮膚を流水で洗うこと

P305+P351 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと、次に

+P338 コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は

外すこと、その後も洗浄を続けること

P313 医師の診断/手当てを受けること

2.3. その他の危険有害性

3. 組成、成分情報

3.2. 混合物

化学名又は一般名 濃度又は

濃度範囲 CAS No.

官報公示整理番号

化審法 安衛法

PHENOL, METHYLSTYRENATED 10-30% 68512-30-1 - -

ベンジルアルコール 10-15% 100-51-6 3-1011 -

3-アミノメチル-3,5,5-トリメチルシクロ

ヘキシルアミン

10-30% 2855-13-2 3-2286 -

3-(アミノメチル)-3,5,5-トリメチルシ

クロヘキサンアミンと2,2-ビス[4-(オキシ

5-10% 68609-08-5 - -

製 品 名 : ベルゾナ® 5831(ST バリア)硬化剤

整理番号 : SN2680、SN2681

識別用途 : 工業用途のみ。

推奨用途 : 本製品は取扱説明書に記載されている目的以外に使用してはならない。

原材料供給業者から提供された情報によると、残留性・生体蓄積性・毒性を有する物質(PBT)、高残留性・高生体蓄積

性を有する物質(vPvB)は意図的に本製品に添加されていない。

Page 8: SAFETY DATA SHEET BELZONA® 5831 (ST-BARRIER) BASERevision Date: 23/06/2020 Revision: 6.1 BELZONA® 5831 (ST-BARRIER) BASE 2 4.2. 最も重要な急性及び遅発性の症状/影響

Revision Date: 24/06/2020 Revision: 3.3 BELZONA® 5831 (ST-BARRIER) SOLIDIFIER

2

ラン-2-イルメトキシ)フェニル]プロパン重合

物の反応生成物

ジイソプロピルナフタレン 5-10% 38640-62-9 4-961 -

サリチル酸 <3% 69-72-7 3-1640 -

4. 応急措置

4.1 応急措置

4.2. 最も重要な急性及び遅発性の症状/影響

4.3. 必要とする場合の緊急医療処置及び特別治療の指示

5. 火災時の措置

5.1. 消火剤

5.2. 化学物質又は混合物から生じる特有の危険有害性

5.3. 消防士に対する助言

6. 漏出時の措置

6.1 人体に対する注意事項、保護具及び緊急措置

6.2. 環境に対する注意事項

6.3. 封じ込め及び浄化の方法、機材

6.4. その他関連事項の記載

7. 取扱い及び保管上の注意

7.1. 安全な取扱いのための予防措置

一般事項 いかなる場合においても、症状が持続する場合は医師の診察を受けること。意識不明の場合は何も

口にさせてはいけない。

吸入した場合 新鮮な空気の場所に移動し、暖かくして休ませる。何も口にさせてはいけない。

飲み込んだ場合 誤って飲み込んでしまった場合は、直ちに医師の診察を受けること。休息を取り、大量の水で口を

すすぐ。無理に吐き出さないこと。

皮膚に付着した場合 汚損した衣服を脱ぐ。石鹸と水、又は専用の皮膚洗浄剤を使って皮膚を十分に洗う。溶剤やシンナ

ーを使ってはいけない。炎症が続く場合には医師の診察を受けること。

眼に入った場合 コンタクトレンズは外す。大量のきれいな水で最低でも 15 分間すすぎ、まぶたを開けたままにし

て医師の診察を受けること。

吸入した場合 蒸気への暴露により、粘膜及び呼吸器系に刺激を引き起こすおそれがある。重篤な場合、火傷を起

こすこともある。

飲み込んだ場合 口腔、食道、胃に薬傷を引き起こすおそれがある。

皮膚に付着した場合 皮膚に付着すると薬傷を引き起こし、痛み、重度の局所的な赤みや組織損傷などの症状を伴うこと

もある。アレルギー性皮膚反応を引き起こすおそれがある。

眼に入った場合 眼に入ると角膜損傷による激しい刺激を引き起こし、恒久的な視力障害につながるおそれがある。

医師に対する特別

な注意事項

なし。

適切な消火剤 砂、アルコール耐性泡消火薬剤、二酸化炭素、粉末消火剤、火災が広がったときには噴霧水を使用。

使ってはならない

消火剤

ジェット水式消火器

危険な燃焼生成物 火災時に煙、一酸化炭素、二酸化炭素、窒素酸化物、アンモニアのような有害分解変質成分が生成

されるおそれがある。

消火作業時の

防護措置

適切な自給式呼吸装置を着用すること。

人体に対する

注意事項

関係者以外立ち入らないこと。蒸気吸入を防ぐため、風上に避難すること。皮膚、眼への接触を避

けること。

環境に対する

注意事項

排水路や下水道に流れ込まないようにすること。大量の製品が排水路や下水道に流出した場合は、

地方水道局に直ちに連絡すること。河川や湖への汚染の可能性がある場合は、適切な国の監督機関

に報告すること。

浄化方法 砂、土、バーミキュライト、珪藻土のような不燃性の吸収剤に漏出した製品を吸収させて集め、適

切な表示をした容器に収容する。洗浄水で表面を洗浄する。漏出した製品又は洗浄したものを排水

路や水流に流さないこと。

その他関連事項

の記載

個人の保護措置については第 8 節、廃棄物の取扱いについては第 13 節、監督機関についての情報

は第 16 節参照のこと。

使用注意事項 輸送中あるいは長期保管中に容器上部に蒸気が凝集することがある。容器開封時に蒸気を吸入しな

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7.2. 混触危険性を含む、安全な保管条件

8. 暴露防止及び保護措置

8.1. 許容濃度

職業暴露限界

含有物に対する暴露限界は知られていない。

ベンジルアルコール(CAS:100-51-6)

3-アミノメチル-3,5,5-トリメチルシクロヘキシルアミン(CAS:2855-13-2)

酸化鉄(Fe3O4)(CAS:1317-61-9)

酸化クロム(III)(CAS:1308-38-9)

8.2. 暴露対策

9. 物理的及び化学的性質

いこと。使用しないときは容器をしっかり閉めておく。可能であれば、容器の開封及び内容物の混

合は施工場所から離れ、よく換気された場所で行う。関係者以外は立ち入らないこと。暴露する従

業員数及び暴露時間は最小限にすること。皮膚、眼への接触を避ける。保管及び使用場所での喫煙、

飲食厳禁。個人の保護措置については第8節を参照。内容物は常に供給された容器と同じ材質の容

器にて保管すること。非常設備(対火災、流出、漏洩用等)がすぐに使用できる状態になっているこ

と。整理整頓及び正規の安全な廃棄物除去を行うこと。

<火災/爆発>熱源、火花、裸火に近づけないこと。<特に注意する点>低温条件下において混合

を容易にするため、容器を作業場内の暖かく十分に換気された保管場所で室温まで温めてもよい。

保管注意事項 ラベル記載事項を守ること。特に指定のない限り、熱源、火気、直射日光を避け、乾燥し、よく換

気された場所にて室温5~30℃で保管する。禁煙。関係者以外の取扱いを避ける。酸化剤、強酸性

物質から離して保管すること。

<環境に関する保管時の注意事項>すべての廃棄物、特に液体の廃棄物は、一切漏出しないよう地

上排水路から隔離された指定の場所に厳重に保管しなければならない。

導出無影響レベル

(DNEL)

産業 -吸入; 短期全身作用:110 mg/m³

産業 -吸入; 長期全身作用:22 mg/m³

産業 -経皮; 短期全身作用:40 mg/kg/day

産業 -経皮; 長期全身作用:8 mg/kg/day

消費者-吸入; 長期全身作用:5.4 mg/m³

消費者-吸入; 短期全身作用:27 mg/m³

消費者-経皮; 長期全身作用:4 mg/kg/day

消費者-経皮; 短期全身作用:20 mg/kg/day

消費者-経口; 長期全身作用:4 mg/kg/day

消費者-経口; 短期全身作用:20 mg/kg/day

予測無影響濃度

(PNEC)

淡水域;1 mg/l

底質(淡水域);5.27 mg/kg/day

海水域;0.1 mg/l

底質(海水域);0.527 mg/kg/day

断続的な放出;2.3 mg/l

STP(下水処理場);39 mg/l

土壌;0.456 mg/kg/day

導出無影響レベル

(DNEL)

一般人-経口; 長期全身作用:0.526 mg/kg 予測無影響濃度

(PNEC)

淡水域;0.06 mg/l

海水域;0.006 mg/l

断続的な放出;0.23 mg/l

底質(淡水域);5.784 mg/kg

底質(海水域);0.578 mg/kg

土壌;1.121 mg/kg

STP(下水処理場);3.18 mg/l

導出無影響レベル

(DNEL)

作業者-吸入; 長期全身作用:10 mg/m³

作業者-吸入; 長期局所作用:10 mg/m³

導出無影響レベル

(DNEL)

作業者-吸入; 長期局所作用:0.5 mg/m³

設備対策 よく換気された場所で使用する、あるいは適切な機械換気を行うこと。粒子及び蒸気濃度を許容レベ

ルに保持できない場合は、適切な呼吸保護具を着用しなければならない(下記の呼吸保護具欄参照)。

眼/顔の保護具 本製品取扱い及び使用時は常時、眼の保護具の着用を推奨する。後に行う本製品の加工、研削、剥離

あるいは除去作業時は、使用する道具や機器のタイプによって適切な眼の保護具を選択すること。

手の保護具 <推奨>ネオプレン、ニトリルゴム製の防護手袋を着用すること。

その他の皮膚

及び体の保護

綿製の作業着が通常適切であるが、必要に応じて耐液体性の化学防護服を着用すること。

呼吸保護具 リスクアセスメントが汚染物質吸入の可能性を示す場合は呼吸保護具を着用すること。呼吸保護具

は通常必要とされないが、混合及び施工時にベース剤の危険有害性を考慮しなければならない。また

密閉された場所での使用、あるいは適切な換気ができない場所での使用時に必要とされる場合があ

る。必要に応じ、呼吸保護具を有機/無機蒸気、酸性ガス及びアンモニア用呼吸マスクカートリッジ

と併用して着用することを推奨する。また粉塵濃度が高く作業環境が汚染する可能性がある場合は、

上記呼吸保護具と併用して適切な粒子プレフィルターを装着しなければならない。メーカー取扱説明

書に従い、顔の保護具は正しく装着し、フィルターを交換すること。

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9.1. 基本的な物理的及び化学的性質に関する情報

外観 液体

色調 グレー/クリーム

臭い アミン臭

臭いの閾値 非該当

pH アルカリ性

融点・凝固点 提供できる情報なし

初留点及び沸騰範囲 >200℃/>391℉@760mm Hg

引火点 >106℃/>223℉ クローズドカップ

蒸発速度 提供できる情報なし

可燃性(固体、ガス) 非該当

上限/下限燃焼あるいは爆発限界 非該当

蒸気圧 <0.04 kPa@20℃/68℉

蒸気密度 >1

相対密度 1.23-1.29@20℃/68℉

溶解度 一部水と混ざる

n-オクタノール/水分配係数 提供できる情報なし

自然発火温度 非該当

分解温度 >200℃/>391℉

粘度 20-35 P@25℃/77℉

爆発性特性 非該当

酸化性特性 非該当

9.2 その他の情報

10. 安定性及び反応性

10.1. 反応性

10.2. 化学的安定性

10.3. 危険有害反応可能性

10.4. 避けるべき条件

10.5. 混触危険物質

10.6. 危険有害な分解生成物

11. 有害性情報

11.1. 毒物学的影響に関する情報

急性毒性-経口

急性毒性-経皮

急性毒性-吸入

皮膚腐食性/刺激性

眼に対する重篤な損傷/刺激性

その他の情報 本節では健康、安全及び環境に関するガイダンス用の一般的な値のみを記載しており、製品の技術

的仕様を示すものではない。

反応性 本製品に関連する反応危険性は知られていない。

安定性 推奨された保管及び取扱い条件下では安定である(第 7 節参照)。

危険有害反応可能性 推奨された保管及び取扱い条件下では有害な反応は予測されない。

避けるべき条件 有害な状況を引き起こすような条件は知られていない。

避けるべき物質 発熱反応を引き起こすおそれのある酸化剤、強アルカリ性物質、強酸性物質には近づけないこと。

危険有害な分解

生成物

推奨された使用、保管条件下では分解しない。

注記 (経口 LD50) 入手可能なデータに基づき、分類基準にあてはまらない。

注記 (経皮 LD50) 入手可能なデータに基づき、分類基準にあてはまらない。

注記 (吸入 LC50) 入手可能なデータに基づき、分類基準にあてはまらない。

動物実験 皮膚に腐食が起こる。

眼に対する重篤な

損傷/刺激性

皮膚腐食性。眼腐食性が想定される。試験の必要なし。

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呼吸器感作性

皮膚感作性

生殖細胞変異原性

発がん性

生殖毒性

特定標的臓器毒性 – 単回暴露

特定標的臓器毒性 – 反復暴露

吸引性呼吸器有害性

含有物の毒物学的情報

PHENOL, METHYLSTYRENATED

ベンジルアルコール

3-アミノメチル-3,5,5-トリメチルシクロヘキシルアミン

ジイソプロピルナフタレン

サリチル酸

呼吸器感作性 入手可能なデータに基づき、分類基準にあてはまらない。

皮膚感作性 敏感な人は皮膚感作あるいはアレルギー反応を引き起こすおそれがある。

遺伝毒性 - 体外 入手可能なデータに基づき、分類基準にあてはまらない。

遺伝毒性 - 体内 入手可能なデータに基づき、分類基準にあてはまらない。

発がん性 入手可能なデータに基づき、分類基準にあてはまらない。

IARC 発がん性 非対象。

NTP 発がん性 非対象。

生殖毒性 – 妊孕性 入手可能なデータに基づき、分類基準にあてはまらない。

生殖毒性 – 発育 生殖毒性であるおそれのある物質/物質群が含有されている。

特定標的臓器毒性

– 単回暴露

入手可能なデータに基づき、分類基準にあてはまらない。

特定標的臓器毒性

– 反復暴露

入手可能なデータに基づき、分類基準にあてはまらない。

吸引性呼吸器有害性 入手可能なデータに基づき、分類基準にあてはまらない。

暴露経路 皮膚及び眼接触

医学的注意事項 皮膚接触は著しく危険である。皮膚感作を引き起こしたことのある人が本製品を使用する際

は、適切な医療監督下で行うこと。

急性毒性-経口

急性毒性、経口(LD50 mg/kg): 2,000.0 試験種別: ラット

急性毒性-経皮

急性毒性、経皮(LD50 mg/kg): 2,000.0 試験種別: ラット

急性毒性-吸入

急性毒性、吸入(LD50 粉塵/噴霧 mg/l): 4.9 試験種別: ラット

皮膚感作性

皮膚感作性: 局所リンパ節試験(LLNA)-マウス:感作性あり

<毒物学的影響> 皮膚から吸収される可能性がある。

急性毒性-吸入

急性毒性、吸入(LD50 粉塵/噴霧 mg/l): 4.178

急性毒性-経口

急性毒性、経口(LD50 mg/kg): 1,030.0 試験種別: ラット

急性毒性-経皮

急性毒性、経皮(LD50 mg/kg): 2,000.0 試験種別: ラット

急性毒性-経口

急性毒性、経口(LD50 mg/kg): 4,000.0 試験種別: ラット

急性毒性-経皮

急性毒性、経皮(LD50 mg/kg): 4,000.0 試験種別: ラット

急性毒性-吸入

急性毒性、吸入(LD50 粉塵/噴霧 mg/l): 5.6 試験種別: ラット

急性毒性-経口

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12. 環境影響情報

12.1. 毒性

含有物の環境影響情報

ジイソプロピルナフタレン

12.2. 残留性・分解性

12.3. 生体蓄積性

含有物の環境影響情報

PHENOL, METHYLSTYRENATED

ジイソプロピルナフタレン

12.4. 土壌中の移動性

含有物の環境影響情報

PHENOL, METHYLSTYRENATED

ジイソプロピルナフタレン

12.5. PBT 及び vPvB 評価の結果

12.6. その他の有害影響

13. 廃棄上の注意

13.1. 廃棄方法

14. 輸送上の注意

急性毒性、経口(LD50 mg/kg): 891.0 試験種別: ラット

生態毒性 製品に関するデータはない。以下の情報は、各内容物の利用可能なデータに基づいたものである。

毒性 製品の試験的な LC50/EC50/IC50 値は、最も敏感な種類で 1~10 mg/l の間と想定される。

急性水生毒性

急性毒性-魚類 LC50、96時間 : 0.5 mg/l、魚

急性毒性-水生無脊

椎動物

EC50、48時間 : 0.16 mg/l、オオミジンコ

急性毒性-水生植物 IC50、72時間 : 0.15 mg/l、藻類

慢性水生毒性

NOEC(無影響濃度) : 0.01<NOEC<0.1

分解性 : 急速分解はしない

Mファクター(慢性) : 1

残留性・分解性 本製品は OECD/EC ガイドラインにより急速な生分解性があるとは想定されない。

生体蓄積性 本製品は生体内に蓄積すると想定される。

分配係数 利用可能なデータはない。

分配係数 log Pow:>3.6

生体蓄積性 BCF:>500

移動性 製品に関する利用可能なデータはない。

吸着/脱着係数 水-log Koc:>3.2 @℃

吸着/脱着係数 水-log Koc:>4.5 @℃

PBT及びvPvB

評価の結果

原材料供給業者から提供された情報によると、残留性・生体蓄積性・毒性を有する物質(PBT)、高

残留性・高生体蓄積性を有する物質(vPvB)は意図的に本製品に添加されていない。

その他の有害影響 知見なし。

廃棄方法

<輸送梱包材>製品による汚損のない外装ビニール、箱、金具は再利用又はリサイクルする。

<化学反応前の製品>化学反応を起こしていない製品は産業廃棄物(汚泥)、空の容器は洗浄し産業

廃棄物(廃プラスチック)として廃棄すること。

<化学反応後の製品>化学反応後の製品、混合に使用したボード、スパチュラ、アプリケーター、

刷毛、空の容器類は、完全に硬化させた後、産業廃棄物(廃プラスチック)として廃棄すること。

各自治体の定める条例や規則に従い、何か疑問がある場合は、認可を受けた廃棄物処理業者あるい

は国の監督機関に問い合わせること。

一般事項

輸送時は常に容器を密閉し、必ず垂直に立てて運ぶこと。製品を輸送する関係者には、事故や漏洩

時の対処法を知らせておくこと。

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14.1. 国連番号

国連番号 2735

14.2. 国連輸送正式名

国連輸送正式名 ポリアミン類(液体)(腐食性)(他に品名が明示されているものを除く)(3-アミノメチル

-3,5,5-トリメチルシクロヘキシルアミンと炭化水素異性体の混合物を含有)

14.3. 輸送時の危険性クラス

輸送時の危険性クラス 8

14.4. 容器等級

容器等級 Ⅲ

14.5. 環境有害性

環境有害性物質/

海洋汚染物質

該当。表示の要求は、正味量に対する有害性により異なる。現行の輸送規制を参照すること。

14.6. 使用者のための特別予防措置

該当なし。

14.7. MARPOL 73/78 附則Ⅱによるばら荷輸送及び IBC コード

MARPOL 73/78 附則Ⅱ

によるばら荷輸送及び

IBC コード

ばら荷輸送をしてはならない。

15. 適用法令

15.1. 化学物質又は混合物の安全、健康及び環境に関する規制

毒物及び劇物取締法

-劇物(指定令第 2 条)

化審法

-監視化学物質(法第 2 条第 4 項)

特定有害廃棄物輸出入規制法(バーゼル法)

-特定有害廃棄物(法第 2 条第 1 項第 1 号イ、平成 30 年 6 月 18 日省令第 12 号)

大気汚染防止法

-揮発性有機化合物(法第 2 条第 4 項) (環境省から都道府県への通達)

海洋汚染防止法

-有害液体物質(Y 類物質)(施行令別表第 1)

-個品運送 P(施行規則第 30 条の 2 の 3、国土交通省告示)

航空法

-腐食性物質(施行規則第 194 条危険物告示別表第 1)

船舶安全法

-腐食性物質(危規則第 3 条危険物告示別表第 1)

-有害性物質(危規則第 3 条危険物告示別表第 1)

外国為替及び外国貿易法

-輸出貿易管理令別表第 1 の 16 の項

-輸出貿易管理令別表第 2(輸出の承認)

-輸入貿易管理令第 4 条第 1 項第 2 号輸入承認品目「2 の 2 号承認」

15.2. 化学物質安全性評価

化学物質安全性評価は実施されていない。

16. その他の情報

一般事項 本安全データシートに記載されている情報は、他の健康及び安全に関する法令で求められる使用者の

作業環境危険性評価をするものではない。特定条件下における製品使用は供給業者の管理外となるた

め、使用者は自らの責任において関連する国内法令を遵守すること。本安全データシートに記載され

ている情報は、既知知識と現行の法令を基に構成され、製品取扱時の健康、安全、環境面に関するガ

イダンスを提示しているものであり、技術性能や特定用途に対する適合性などを保証するものではあ

りません。

参考文献 ・化学品法規制検索システム【ezCRIC】日本ケミカルデーターベース社

・中央労働災害防止協会・安全衛生情報センター (http://www.jaish.gr.jp/)

・独立行政法人 製品評価技術基盤機構 (http://www.nite.go.jp/index.html)

・職場の安全サイト、厚生労働省 (http://anzeninfo.mhlw.go.jp/)

改訂について 改訂日を確認し、改訂後24カ月を経過している、あるいは有効ではないと思われる場合は、弊社に

連絡し、最新の情報を入手すること。

改訂日 2020 年 6 月 24 日

改訂版数 3.3

SDS番号 11070

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危険有害性情報全文

H302 飲み込むと有害

H304 飲み込んで気道に侵入すると生命に危険のおそれ

H312 皮膚に接触すると有害

H314 重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷

H315 皮膚刺激

H317 アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ

H318 重篤な眼の損傷

H319 強い眼刺激

H332 吸入すると有害

H361d 胎児への悪影響のおそれの疑い

H410 長期的影響により水生生物に非常に強い毒性

H411 長期的影響により水生生物に毒性

H412 長期的影響により水生生物に有害