資料１

ＳＡＧＡサンライズパーク

指定管理者募集要項

令和元年１０月

ＳＡＧＡサンライズパーク

指定管理者募集要項

目 次

1 指定管理者制度導入の目的 ................................................................................................................. 1 2 募集する施設について ........................................................................................................................ 1 (1) 施設名称及び所在地等 ................................................................................................................. 1 (2) 概要等 .......................................................................................................................................... 1

3 指定管理者の指定・募集等について ................................................................................................... 2 (1) 指定期間等について ..................................................................................................................... 2 (2) 再指定について ............................................................................................................................ 2 (3) 指定管理者による管理及び運営について ..................................................................................... 3 (4) 指定の申請について ..................................................................................................................... 8 (5) 現地説明会について ................................................................................................................... 13 (6) 質問の受付及び回答について .................................................................................................... 13 (7) 参加表明書の提出について ........................................................................................................ 13 (8) 指定管理者の指定について ........................................................................................................ 14

4 協定について .................................................................................................................................... 14 (1) 協定の締結 ................................................................................................................................. 14 (2) 協定の内容 ................................................................................................................................. 14 (3) リスク分担の考え方 ................................................................................................................... 15

5 その他管理運営にあたっての留意事項 ............................................................................................. 15 (1) 管理運営の実績等について ........................................................................................................ 15 (2) 監査の実施について ................................................................................................................... 15 (3) 利用者満足度調査の実施 ............................................................................................................ 15 (4) 県との定例会議について ............................................................................................................ 15 (5) 関係法令の遵守 .......................................................................................................................... 16 (6) 引継業務 .................................................................................................................................... 16 (7) 情報公開に関して特に留意すべき事項 ...................................................................................... 16 (8) 個人情報保護に関して特に留意すべき事項 ............................................................................... 16 (9) 県内雇用及び県内への発注等への配慮 ...................................................................................... 16 (10) 施設において発生した事故への対応に関して特に留意すべき事項 .......................................... 16 (11) 課税に関する留意事項 ............................................................................................................. 17 (12) 事業の継続が困難となった場合の措置 ...................................................................................... 17 (13) 自動販売機の設置について ........................................................................................................ 17 (14) 駐車場の運営について ............................................................................................................... 17 (15) 合宿所の運営について ............................................................................................................... 17

6 問い合わせ先 .................................................................................................................................... 18

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ＳＡＧＡサンライズパーク

指定管理者募集要項

1 指定管理者制度導入の目的 佐賀県（以下「県」という。）では、2023 年の国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会

の開催を契機としてＳＡＧＡサンライズパーク整備事業（以下「本事業」という。）に取り組

んでおります。

県では、ＳＡＧＡサンライズパーク（以下「本施設」という。）が県の新たな未来を切り拓

く「さが躍動」の象徴的エリアになることを目指して、ＳＡＧＡサンライズパーク条例（平成

31 年佐賀県条例第 9 号）第 4 条の規定に基づき、本施設の設置目的をより効果的、効率的に達

成し、県民サービスの向上に資するため、本施設の管理運営に指定管理者制度を導入すること

とし、民間の創意と工夫を活用した施設の管理運営を行っていただける団体等を募集します。

2 募集する施設について (1) 施設名称及び所在地等

施設名称 所 在 地 関係条例等

ＳＡＧＡ サンライズパーク

佐賀市日の出二丁目1番10号 佐賀市日の出一丁目21番15号 （馬術場；佐賀市鍋島町森田290番地1）

・ＳＡＧＡサンライズパーク条例

・ＳＡＧＡサンライズパーク条例施行規則

(2) 概要等

ア 設置目的

施設名称 設置目的（ＳＡＧＡサンライズパーク条例 第1条）

ＳＡＧＡ サンライズパーク

県民がスポーツ・文化に親しみ、これらの活動を支え、優れたアスリートやアー

ティスト等が活躍する姿を観るとともに、これらの者を育てるための拠点を設け

ることにより、本県のスポーツ・文化の振興、県民の健康で文化的な生活の向上

及び新たな交流の創出を図り、県民が躍動する活力に満ちた佐賀県の実現に寄与

するため、ＳＡＧＡサンライズパークを設置する。

イ 管理運営にあたっての基本的な考え方

本施設の管理運営にあたっては、県民の夢や感動を生み出す「さが躍動」の象徴的エリア

になることを目指し、民間の創意と工夫を活用した管理運営を行っていただくことを期待し

ております。また、県や佐賀市、周辺施設、地域の関連団体との緊密な協力・連携によるエ

リアマネジメントを図りながら、県民だけでなく、幅広い利用者、来場者向けのサービス向

上を図り運営していただきたいと考えております。

なお、各施設は各種競技の大規模大会等の開催が可能な県内有数の施設であることから、

各種競技団体との連絡・調整を図っていくことが重要となります。特に、アリーナについて

はバレーボール、バスケットボールチームのホームアリーナとして使用することを予定して

いるためプロスポーツ等の開催日程の確保等必要な協力を行ってください。

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ウ 本施設の構成

本施設は陸上競技場、アリーナ、体育館、水泳場、球技場、庭球場、エアーライフル射撃場、ボ

クシング場・フェンシング場、馬術場、ランニングコース、合宿所及び付帯施設により構成されま

す。なお、各施設の詳細は別表１及び参考資料２「施設・設備の詳細」をご確認ください。

3 指定管理者の指定・募集等について (1) 指定期間等について

指定期間は、2020 年 10 月 1 日から、2031 年 3 月 31 日までの 10 年 6 か月間を予定していま

す。ただし、指定管理者の指定及び指定期間は、県議会の議決を経て、正式に決定されます。

なお、地方自治法（以下「法」という。）第 244 条の 2 第 11 項の規定に基づき、県は、本施

設の管理の適正を期するために行った必要な指示に指定管理者が従わないとき、その他当該指

定管理者による管理を継続することが適当でないと認めるときは、指定を取り消し又は期間を

定めて管理の業務の全部又は一部の停止を命ずる場合があります。

また、県は、指定期間中に、本施設を廃止し、又は休場する場合などがあり、その場合は、

指定管理者の指定を取り消し、又は期間を定めて業務の全部若しくは一部の停止を命ずること

があります。この場合、県は、あらかじめその旨を指定管理者へ通知します。

なお、県の事由による指定の取消又は業務の停止により、指定管理者に損害等が発生するこ

とがあったとき、県はその損害を賠償します。県が損害を賠償する額は、県と指定管理者が協

議し県議会の議決を経て定めることとします。県が、指定の取消又は業務の停止を命令した場

合、指定管理者は県に管理委託料の全部又は一部を返還しなければなりません。

指定期間中に整備を行う施設の運営期間は以下を予定しております。

■指定管理期間中に整備を行う施設の管理運営期間（予定）

施設種類 工事内容 管理運営期間

陸上競技場 メインスタンド 増築工事 2022/8～2031/3（8 年 8か月）

アリーナ 新築工事 2022/8～2031/3（8 年 8か月）

水泳場（50ｍ屋内プール、飛込プール、

エネルギー棟） 新築工事 2021/5～2031/3（9 年 11 か月）

水泳場（25ｍ屋内プール） 改修工事 2020/10～2021/4、2022/3～2031/3（9 年 7 か月）

付帯施設

店舗棟 新築工事 2022/8～2031/3（8 年 8か月）

駐車場 新築工事 2022/11～2031/3（8 年 5か月）

ペデストリアンデッキ 新築工事 2022/6～2031/3（8 年 10 か月）

(2) 再指定について

県は、指定期間終了の前年度（2029 年度）に指定管理者の管理運営状況を評価し、その評価

によりその後 5 年間（2031 年 4 月 1 日～2036 年 3 月 31 日）について、非公募による再指定を

行うことを予定しております。なお、複数の法人や団体等により構成される共同事業体、また

は特別目的会社（以下「ＳＰＣ」という。）を設立予定として、複数の法人や団体等により構

成されるグループ（以下「法人・団体グループ」）の場合、再指定の対象となる共同事業体や

ＳＰＣは同一の構成企業であることを原則とします。

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(3) 指定管理者による管理及び運営について ア 管理運営の基準について

適正な管理運営の観点から、必要不可欠である業務運営の基本的事項は次のとおりです。

(ｱ) 供用の期間及び時間等 開館・開場期間や利用時間は、県が想定する下表に記載の期間・時間以上を基本とし

て、施設の効用の最大化という観点から各申請者で検討して、後記する事業計画書に記載

し提案してください。

なお、下表は県の最低基準を示すものであり、上記以外の日時に開館・開場されること

を妨げるものではありません。

なお、指定管理者は、下表の基準にかかわらず必要と認めたときは、臨時に休館・休場

することができます。ただし、この場合は事前に県との協議が必要です。

■各施設の開館・開場期間、利用時間

区分 使用に供する期間 使用に供する時間

陸上競技場 陸上競技場 １月４日から 12 月 28 日まで 午前９時から午後９時まで

補助競技場 午前９時から日没まで

第 2補助競技場 午前９時から日没まで

アリーナ（メインアリーナ及び

サブアリーナ）

１月４日から 12 月 28 日まで

（１月につき１日を除く｡）

午前９時から午後９時まで

体育館（大競技場、小競技場、

柔道場、剣道場、弓道場、相撲

場、体操場、トレーニング室及

び研修室）

１月４日から 12 月 28 日まで

（１月につき１日を除く｡）

午前９時から午後９時まで

水泳場 屋外施設 ５月 20 日から９月 10 日まで

（１週につき１日を除く｡）

午前９時から午後５時（７月１

日から８月 31 日までの間は、

午後７時）まで

屋内施設 １月４日から 12 月 28 日まで

（１週につき１日

を除く｡）

午前９時から午後９時まで

球技場 １月４日から 12 月 28 日まで 午前９時から午後９時まで

庭球場 １月４日から 12 月 28 日まで 午前９時から日没まで

エアーライフル射撃場 １月４日から 12 月 28 日まで 午前９時から午後９時まで

ボクシング場・フェンシング場 １月４日から 12 月 28 日まで 午前９時から午後９時まで

馬術場 １月４日から 12 月 28 日まで 午前９時から日没まで。ただ

し、馬房については、午前０時

から翌日の午前０時まで

ランニングコース １月４日から 12 月 28 日まで 午前９時から午後９時（占用使

用の場合は、午後５時）まで

合宿所 １月４日から 12 月 28 日まで 午前０時から翌日の午前０時ま

で

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(ｲ) 利用の制限

指定管理者は、ＳＡＧＡサンライズパーク条例施行規則の規定に基づき、管理運営に関

する業務仕様書（以下「仕様書」という。）に定めるような場合には、本施設の利用を制

限することができます。

イ その他管理運営に関する事項

(ｱ) 公平性の確保

本施設の管理運営にあたっては、県民をはじめとする利用者の公平な利用を確保してく

ださい。

(ｲ) その他

利用者の個人情報の保護など、本施設の管理運営にあたってのその他の留意事項につい

ては、この募集要項に定めるもののほか、仕様書や、指定管理者の指定後に交わす管理運

営に関する協定書（以下「協定書」という。）等で定めることとなります。

ウ 業務の範囲・内容

指定管理者が行う業務の範囲・内容は、以下のとおりとします。

このうち、これらの全ての業務を一括して他の事業者等に委託することはできませんが、

部分的な業務については、県と協議のうえ委託できるものとします。

各業務の詳細は「資料 2 管理運営に関する業務仕様書」を参照してください。

(ｱ) 統括管理業務

a 統括管理

b 経営管理

c セルフモニタリング

d エリアマネジメント

e 県との定例会議

(ｲ) 運営業務

a 施設の提供

b 興行・イベントの企画・誘致

c 広報・ＰＲ

d 利用調整

e 提案型事業①（店舗棟運営）

f 提案型事業②（スポーツ事業・その他イベント））

g 提案型事業③（スポーツ医科学機能）

h 駐車場管理

i その他の業務

(ｳ) 維持管理業務

a 建物等保守管理

b 備品等保守管理

c 外構及び植栽管理

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d 清掃

e 保安警備

f 補修

g 廃棄物処理

h その他

エ 管理運営組織について

上記の業務を遂行するにあたっては、次に掲げる人員を配置していただく必要があります。

（管理責任者）

(ｱ) 指定管理業務の統括管理責任者、安定的な指定管理のための経営管理責任者、各施設管理責任者、設備総括管理責任者、施設の利用促進、イベント誘致・企画等に係る営業・

企画責任者、店舗棟責任者 、エリアマネジメント責任者 → 本施設における複数の施設の機能を最大限発揮し、効率的な管理運営を実現するた

め。（詳細は「資料 2 管理運営に関する業務仕様書」を参照。）

（各施設共通）

(ｱ) 防火管理者の資格を有する者

→ 各施設が消防法（昭和 23 年法律第 186 号）第 8条第 1項に定められる防火対象物に

該当するため。

(ｲ) 本施設において開催可能な各種競技についての経験又は知識を有する者

→ 利用者に、施設や設備の取扱い等について指導する必要があるため。

(ｳ) 建築物環境衛生管理技術者（ビル管理士）の資格を有する者

→ 体育館、アリーナ、水泳場、陸上競技場が建築物における衛生的環境の確保に関

する法律（昭和 33 年法律第 20 号）第 2条に定められる特定建築物に該当するため

(ｴ) 電気保安体制の確保

→ 電気事業法に定められる自家用電気工作物に該当するため。

(ｵ) 建築設備の保守管理業務の知識を有する者

→ アリーナやエネルギー棟などにさまざまな設備を整備する予定であり、各設備の適正

な運転、監視及び保守を行い良質な施設環境を提供するため。

（アリーナ）

(ｱ) 舞台技術（舞台機構、音響設備、照明設備、映像設備）の責任者として、舞台機構設

備の操作及び保守管理等について一定の業務経験を有し、業務を一元的に管理し、取り

まとめることができ、現場で生じる課題や利用者からの求めに対し、的確な対応ができ

る者

→ アリーナ利用者の幅広いニーズに対応し、アリーナを活用した多様なイベントの実施

を指定管理者として支援するため。

(ｲ) ポータブルフロアの設置・撤去に必要な知識や技能（フォークリフトの操縦や設営ノ

ウハウ）を有する（習得予定）者

→ メインアリーナの利用に応じて、床面の転換作業が必要であるため。

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（陸上競技場・補助競技場・球技場・庭球場）

(ｱ) 陸上競技や球技等について専門的な知識を有し、附帯設備及び検定品の取扱い等につ

いて適切に管理・指導ができる者

→ 陸上競技場１種公認を取得予定であり、また、球技等の利用が可能であり、これらの

設備・物品を管理する必要があるため。

(ｲ) 芝生の育成について専門的な知識を有し、適切に管理や手入れができる者

→ サッカー、ラグビー等のトップアスリートの大会開催に耐えうる芝生を保つため。

(ｳ) 人工芝を適切に管理ができる者

→ 球技場、庭球場は人工芝の仕様であるため。

※球技場の人工芝については、令和 9（2027）年 5月まで、納入事業者により定期巡

回、定期メンテナンスを行います。

（水泳場）

(ｱ) 甲種危険物取扱者又は乙種第 4類危険物取扱者の資格を有する者

→ 指定数量を超える地下タンク（軽油）の管理を行う必要があるため。

（消防法第 13 条）

(ｲ) 次のいずれかの資格を有する者 （財）日本スポーツ協会公認水泳指導員 （財）日本スポーツ協会公認水泳上級指導員 （財）日本スポーツ協会公認水泳コーチ （財）日本スポーツ協会公認水泳上級コーチ （財）日本スポーツ協会公認水泳教師 （財）日本スポーツ協会公認水泳上級教師 （財）日本スポーツ施設協会水泳指導管理士 （社）日本プールアメニティ施設協会プール衛生管理者 → （財）日本水泳連盟プール公認規則第 15条に「公認プールには次のいずれかの資格

を有する者をプール管理者として置かなければならない。」と表記されており、「次

の」の部分に上記の資格が掲げられているため。

（エアーライフル射撃場）

(ｱ) 銃砲刀剣類所持等取締法 (昭和 33年法律第 6号）第 9条の 2第 1項に規定する内閣府令で定める基準に適合する管理者 → エアーライフル射撃場については、銃砲刀剣類所持等取締法第 9条の 2第 1項に基づ

く指定射撃場の指定を受けていることから、同項に規定する内閣府令で定める基準に適

合する管理者を配置するとともに、同基準に適合した管理方法をとる必要があるため。

（外構）

(ｱ) 植栽の管理について専門的な知識を有し、適切に管理や手入れができる者 → 外構の植栽の良好な環境を保つため。

オ 収入及び経費等について

本施設の管理運営に要する費用は、原則として、施設利用料及びその他の収入並びに県からの

委託料をもって充てるものとします。

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(ｱ) 施設利用料について

本施設の管理運営にあたっては、法第 244 条の 2第 8項の規定に基づく利用料金制度を採用

します。利用料金制度とは、本施設の施設利用料を指定管理者が直接自らの収入とすることが

できる制度です。利用料金は、指定管理者が県の承認を受けて定めます。

利用料金の設定にあたっては、仕様書に定める減免規定を適用していただくこととしていま

す。

なお、利用料金は、利用の属する日の指定管理者の収入となりますので、事前に納入があっ

た場合は証拠書類等必要な書類とともに、次期指定管理者に引き継いでください。

(ｲ) 委託料の金額について

県からの委託料の金額は、指定管理者が事業計画に基づいて管理運営を行うにあたって、県

が適正であると認める金額の範囲内とし、具体的には、毎年度ごとに締結する協定書（年度協

定）において定めるものとします。

今回公募する期間（10.5 年間）における委託料の上限額、利用料金の見込額等について

は、別紙 1のとおりです。

年度協定書に定める委託料の額は、指定管理者が応募にあたり提示した額を基本とし、事業

計画書や収支計画書などの内容をふまえて総合的に検討し、決定することとなります。

また、申請に際し、委託料の上限額を上回る収支計画により申請した者は失格となり、選定

委員会による審査の対象にはなりません。

(ｳ) 大会期間中等の取り扱い

2023 年国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会及び前年の同リハーサル大会の開催等

に伴う施設の休館期間中の委託料については、協議により金額を決定いたします。申請者は申

請にあたって休館期間を考慮せずに提案を行い、具体的な休館日数が確定後に県と協議を行う

ものとします。 同様に、指定管理期間に新たに施設の改修などで供用を中止する必要がある場合は、指定管

理者と県で別途協議し、適切な金額を決定いたします。

(ｴ) 委託料の対象となる経費

県からの委託料によって充当する経費は、

・ 人件費（職員・スタッフ）

・ 旅費

・ 需用費（消耗品、印刷費、修繕費等）

・ 光熱水費（水道料、電気料、燃料費等）

・ 役務費（保険料等）

・ 委託料（外部委託費用）

・ 使用料

・ その他施設の管理運営に必要と思われる費用

と考えています。申請にあたっては各経費を積算して提案を行ってください。また、人件

費、旅費等のうち、興行・イベントの企画・誘致等の営業にかかる経費（人件費、旅費等）は

別途費用がわかるように記載してください。

また、新設施設で想定が困難であるアリーナ、水泳場の飛込プール及び 50m 屋内プールの光

熱水費については新設施設の供用開始から 2025年 3月までは協議に応じ決定します。2025年 4月以降については、それまでの実績に基づいて後述の「(ｵ) 委託料の見直し」と合わせて定めるものとします。そのため、これらの費用について、申請時は県が指定した費用（固定

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値）を用いて提案することとしてください。

なお、委託料によって取得した財産のうち、施設の運営にとって特に重要な物品等の取扱に

ついては、別途協議のうえ、協定書において定めることとします。

※施設・設備・備品等の補修について修繕費として一定額を委託料として見込んでおります。

なお、施設の原型を変える補修や 10 万円以上の補修については、緊急を要するものを除

き、事前に県と協議を行った上で実施してください。

(ｵ) 委託料の見直し

県は、2020年 10月～2023年 9月までの実績に基づき、委託料の見直しに向けた協議を2024年度に行うこととし、県及び指定管理者の見込に対して想定が困難な乖離が認められた場合に 2025年度以降の委託料を見直すことを予定しております。 なお、見直しの対象は県が指定管理者に支払う委託料の算定にあたって対象となる利用料

金収入など、応募時の開示情報からは予測できないものや見直しが合理的に適当であると認

められるものを対象とします。 (ｶ) 委託料の支払

県からの委託料については、分割（年 4回）して支払う予定です。

(ｷ) 納付金

実際の利用料金収入額が、提案された利用料金収入見込額を上回った場合、指定管理者は実

際の利用料金収入額から、提案された利用料金収入額の 110％を除いた額の 30％を県に納付す

るものとします。ただし、上回った額が利用料金収入見込額の 10%以下の場合には本精算を行

いません。

また、実際の提案型事業収益額（収支差）が、提案された提案型事業収益見込額を上回った

場合、実際の事業収益額から、提案された事業収益額の 110％を除いた額の 30％を県に納付す

るものとします。ただし、上回った額が提案型事業収益見込額の 10%以下の場合には本精算を

行いません。

なお、納付方法は別途協議により決定します。

県に納付しない残りの額（７０％）については、本施設の運営効率化や魅力向上に資する備

品の購入や設備投資、職員研修費等に充てるものとし、指定管理者はその内容を事業報告書に

おいて報告するものとします。

実際の利用料金収入額が収入見込額を下回った場合、その差額については、指定管理者の負

担とします。

(4) 指定の申請について ア 応募の形態及び資格等について

(ｱ) 応募の形態について

指定の申請は、法人その他の団体、又は複数の法人や団体等により構成される共同事業体と

して行ってください。このため、個人での応募はできません。

また、共同事業体として応募する場合には、必ず代表となる法人や団体等を決定いただくと

ともに、協定の締結の際には、共同事業体の全てを一括して協定の相手方とします。このた

め、指定管理候補者の選定後、協定の締結に向けての協議は、候補者の代表者又は代表となる

団体等を中心に行うこととなりますが、協定に関する責任は共同事業体の構成員全てが負うこ

ととなります。

次に、ＳＰＣを設立予定として、法人・団体グループとして応募する場合も必ず代表企業と

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当該ＳＰＣの出資者となり、本事業が終了するまで株式を保有する構成員を決定いただきま

す。なお、当該ＳＰＣは会社法に定める株式会社とし、本事業を遂行することのみを目的とし

ます。また、共同事業体と同様に、協定に関する責任はＳＰＣの構成員全てが負うこととなり

ます。

複数の共同事業体や法人・団体グループにおいて同時に構成員やＳＰＣの出資者になること

はできません。

(ｲ) 応募資格について

指定申請書を提出できるのは、上記(ｱ)の法人その他の団体等のうち、以下の全てを満たす

者とします。

ただし、県外団体等が代表者または代表企業となり申請する場合は、地域経済の活性化の観

点から県内に本店又は主たる事務所を有する法人等との共同事業体または法人・団体グループ

として応募してください。

a 本施設の運営と事業の展開に理解と熱意を持ち、施設の機能を最大限発揮し、効率的かつ

安定した運営を行うことができる法人その他の団体であること。

b 代表者（実質的な権限・責任の伴わない名義上の職は除く。）に知事又は教育長が就任し

ていないこと。

c 県の出資法人又は出えん法人のうち代表者（実質的な権限・責任の伴わない名義上の職は

除く。）に現職の県職員（特別職を含む。）が就任していないこと。

d 指定期間において施設の管理運営業務（指定管理者が行う業務）に関して、県から職員派

遣を受けない者であること。

e 法律行為を行う能力を有する者であること。（法人格を持たない団体にあっては代表者）

f 破産者で復権を得ない者でないこと。（法人格を持たない団体にあっては代表者）

g 団体の役員等に破産者又は禁錮以上の刑に処せられている者がいないこと。

h 団体の役員等が、次のいずれにも該当する者でないこと、及び次に掲げる者が、その経営

に実質的に関与していないこと。

(a) 暴力団（暴力団による不当な行為の防止等に関する法律（平成 3年法律第 77 号）第 2条第 2号に規定する暴力団を言う。以下同じ。）

(b) 暴力団員（同法第 2条第 6号に規定する暴力団員をいう。以下同じ。） (c) 暴力団員でなくなった日から 5年を経過しない者 (d) 自己、自社若しくは第三者の不正な利益を図る目的又は第三者に損害を与える目的をも って暴力団又は暴力団員を利用している者

(e) 暴力団又は暴力団員に対して資金等を提供し、又は便宜を供与するなど、直接的若しく は積極的に暴力団の維持運営に協力し、又は関与している者

(f) 暴力団又は暴力団員と社会的に非難されるべき関係を有している者 (g) 暴力団又は暴力団員であることを知りながらこれらを利用している者 i 会社更生法又は民事再生法等による手続を行っている者でないこと。

j 申請の時点において、本県から入札の参加者資格を取り消されていないこと。

k 応募締切日（募集期間を延長した場合は、延長後の応募締切日。）以前 6ヶ月以内に、取

引銀行において不渡手形及び不渡小切手を出していないこと。

l 直近 1年間の消費税及び地方消費税、県税、市町村税の滞納がないこと。

m 指定管理者の選定に関して、自らを選定させる又は他の申請者を選定させない目的をもっ

て、選定委員会の委員を訪問し、又は電話を掛け、若しくは葉書（電報・メールその他こ

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れに類するものを含む。）を出していないこと（第三者をしてこれらの行為をなさしめる

ことを含む。）。

n 指定管理者の選定に関して、自らを選定させる又は他の申請者を選定させない目的をもっ

て、選定委員会の委員に対し金銭、物品その他の財産上の利益若しくは公私の職務の供

与、その供与の申込み若しくは約束をし、又は饗応接待、その申込み若しくは約束をして

いないこと（第三者をしてこれらの行為をなさしめることを含む。）。

o 指定管理者の選定に関して、自らを選定させる又は他の申請者を選定させない目的をもっ

て、選定委員会の委員又はその関係のある社寺、学校、会社、組合、市町村等に対する用

水、小作、債権、寄付その他の特殊の直接利害関係を利用して選定委員会の委員を誘導し

てはいないこと（第三者をしてこれらの行為をなさしめることを含む。）。

p 宗教活動又は政治活動を目的としていないこと。

q 管理運営にあたって、緊急時における迅速な連絡・対応体制が確実に確保・整備できる者

であること。

r ＳＡＧＡサンライズパークの施設運営等に関するプロジェクト推進支援業務（以下「支援

業務」という。）を受託したみずほ総合研究所㈱、みずほ総合研究所㈱がアドバイザリー

業務の一部を委託している㈱クオラス及び西村あさひ法律事務所、並びにこれらの企業と

資本面もしくは人事面において関連のある者が参加していないこと。

イ 申請書類について

指定管理者の指定を受けようとする者は、下記の書類を提出してください。

なお、提出された資料については、一切返却しません。

(ｱ) 申請書

(ｲ) 事業計画書

a ＳＡＧＡサンライズパークが目指す目的の的確な実施について

・ ＳＡＧＡサンライズパーク全体の管理運営の基本方針について

・ ＳＡＧＡアリーナ（仮称）の管理運営の基本方針について

・ 交流効果の拡大に向けたエリアマネジメントについて ・ 県や地域の団体等と連携した取組や地域への貢献について

b 関係団体との連携・円滑な利用調整・施設の平等利用の確保について

・ 関係団体との連携・調整等について ・ 利用対象者の考え方や公平利用の確保について

・ 利用料金の設定について

c 施設の効用の最大化と利用促進・収益向上等による公的負担の軽減について

・ ＳＡＧＡサンライズパーク全体の利用促進・収益向上について

・ ＳＡＧＡアリーナの利用促進・収益向上について

・ 提案型事業の展開について：店舗棟

・ 提案型事業の展開について：スポーツ事業・その他イベント

・ 提案型事業の展開について：スポーツ医科学機能 ・ 駐車場運営について ・ 合宿所運営について ・ 管理運営の効率化について ・ 公的負担の軽減について

11

・ 提案者の強みを生かした自由提案 d 事業計画を実現するための管理運営体制について

・ 事業を実施するための組織体制・役割分担・人員体制等について

・ 全体をコントロールする統括管理の組織体制等について

・ 各部門の責任者・専門職種の配置について ・ 人材育成計画について ・ 収支計画について ・ 利用者ニーズに配慮した各施設の開所日・運用時間について ・ 安全管理・事故災害時の対応体制について ・ 利用者意見の反映・苦情への対応・情報公開・個人情報保護について ・ 県内雇用・県内発注について ・ これまでの実績・ノウハウについて ・ 安定的な経営基盤について ・ 監査体制の充実について

(ｳ) 関係書類

a 法人又は団体の設立趣旨及び概要が分かるもの（定款等）

b 法人又は団体であることが分かる資料（法人登記簿謄本等）

c 申請書を提出する直近３事業年度における決算に関する書類

d 申請書を提出する前事業年度における事業内容が分かる書類

e 納税を証明する資料

(a) 消費税及び地方消費税未納の額がないことを証する書類

(b) 都道府県税

・ 佐賀県内に主たる事務所のある法人

佐賀県に納めるべき税に未納の額がないことを証する書類

・ 佐賀県外に主たる事務所のある法人

佐賀県及び主たる事務所の所在地の都道府県に納めるべき税に未納の額がないこと

を証する書類

・ 法人格を持たない団体（代表者の住所が佐賀県内の場合）

団体の代表者について、佐賀県に納めるべき税に未納の額がないことを証する書類

・ 法人格を持たない団体（代表者の住所が佐賀県外の場合）

団体の代表者について、佐賀県及び住所地の都道府県に納めるべき税に未納の額が

ないことを証する書類

(c) 市町村税

・ 法人

主たる事務所の所在地の市町村に納めるべき税に未納の額がないことを証する書類

・ 法人格を持たない団体

団体の代表者について、住所地の市町村に納めるべき税に未納の額がないことを証

する書類

ｆ 暴力団排除に関する誓約書

※ 申請者が、ＪＶを組んで共同事業体として申請をする場合は、様式第 8号とあわせて申請書

類に必要な各種証明書は、共同事業体を構成する全ての団体について提出してください。

12

※ 申請者が、ＳＰＣを設立予定とした法人・団体グループにより応募する場合は、様式第 9号

とあわせて申請書類に必要な各種証明書は、全ての構成員について提出してください。

※ 申請者が、ＳＰＣを設立予定として応募する場合は、選定結果通知後、協定の締結までに速

やかに設立することとしてください。

ウ 提出方法について

(ｱ) 提出先

〒840－8570 佐賀市城内一丁目 1番 59 号

佐賀県 文化・スポーツ交流局 ＳＡＧＡサンライズパーク整備推進課

(ｲ) 提出期間・方法

2019 年 12 月 23 日（月）17 時までに、上記(ｱ)まで持参又は郵送で提出してください。郵送

の場合には、書留郵便により 12 月 23 日（月）17 時必着とします。

(ｳ) 提出部数

提出部数は、正 1部、副 19 部（うち、1部は審査事務の都合上、コピーが可能なように、

製本等しないこと）及び申請書類の電子データを収めた CD-R 等 1部とします。

エ 留意事項

(ｱ) 指定申請書の内容は、労働基準法をはじめとする関係法規を遵守してください。

(ｲ) 指定申請書等は、日本工業規格の大きさとします。ただし、官公署の発行する証明書等や

むを得ないものについては、上記以外でも認めます。

(ｳ) 指定申請書等に用いる言語、通貨、単位は日本語、日本円、日本の標準時及び計量法（平

成 4年法律第 51 号）に定める単位に限ります。

(ｴ) 提出期限後の提出書類の再提出及び差替えは原則として認めません。

ただし、募集期間を延長した場合は、延長前の募集期間内に申請した団体にあっては、延長

後の募集期間の終了までに、既に提出した申請書類の修正をすることができます。

(ｵ) 提出された指定申請書等は指定管理者の選定の目的以外には使用しません。

(ｶ) 提出された書類は、選定作業に必要な範囲で複製を作成することがあります。

(ｷ) 必要に応じ追加資料の提出を求めることがあります。

(ｸ) 指定申請書等の提出に係る経費は、すべて申請者の負担とします。

(ｹ) 共同事業体またはＳＰＣを設立予定として法人・団体グループで応募する場合、申請書類

提出後の構成員の変更を認めません。ただし、構成員の倒産、解散等のやむを得ない事情が

認められ、審査の公平性及び業務遂行上の支障がないと県が判断した場合には、変更を認め

ることもあります。

(ｺ) 提出された応募書類は、佐賀県個人情報保護条例（平成 13 年佐賀県条例第 37 号）の規定

に基づき非公開とすべき箇所を除き、公表する予定です。

(ｻ) 応募内容に含まれる著作権、実用新案権、意匠権、商標権その他日本国の法令に基づいて保護される第三者の権利の対象となっている、事業手法、維持管理方法等を使用した結果生

じた責任は、申請者が負うものとします。

(ｼ) やむをえない事情等により、応募を辞退することになった場合には、応募辞退届（様式第

7号）を提出してください。

13

オ 失格となる事項

次の各号のいずれかに該当する場合は失格とします。

(ｱ) 申請者が応募資格の条件を満たしていなかった場合

(ｲ) 提出期間を経過してから申請書を提出した場合

(ｳ) 提出書類に虚偽又は不正があった場合

(ｴ) 指定管理者の選定にあたって、選定委員に有利な取り扱いを依頼した場合、又は他の申請

者の情報等を入手するために接触した場合

(ｵ) その他この募集要項に違反すると認められる場合

(5) 現地説明会について 募集要項の説明及び本施設の施設見学のため、2019 年 10 月 18 日（金）13 時 30 分から現地説明

会を行います。

（会場）ホテルマリターレ創生 佐賀 ４階「ミューズ」

（住所）〒840-0804 佐賀県佐賀市神野東 2-5-15

参加を希望する方は 10 月 15 日（火）12 時までに参加申込書（様式第 4号）により「6 問い合

わせ先」に記載の電子メールによりお申込みください。ただし、1団体の出席者は 2名程度とさせ

ていただきます。なお、当説明会への参加の有無が指定管理者の選定に関して何ら影響を与えるも

のではありません。また、会場での募集要項の説明後、ＳＡＧＡサンライズパークでの現地視察ま

でのご移動は各自にてお願い致します。

(6) 質問の受付及び回答について 指定管理者の指定の申請に関し、質問がある場合は、質問票（様式第 5号）により、2019 年 11

月 8 日（金）17 時までに、「6 問い合わせ先」に記載の電子メールで受け付けます。質問に対す

る回答は、電子メールにて回答するとともに、県ホームページに随時、掲載していきます。

なお、特定の事業が「提案型事業」に該当するか否か及び申請者のアイデアやノウハウに関する

質問は上記期限までは質問票の形式に依らず個別に受け付けますので担当課までご連絡ください。

これらの質問及び回答については公開しません。ただし、これに該当しない場合は、質問者へ確認

の上、回答を県ホームページに掲載しますので、必ずご希望に沿えるわけではありません。

(7) 参加表明書の提出について 指定管理者への申請を予定している者は、参加申込書（様式第 6号）を以下により、提出してく

ださい。なお、共同企業体又は法人・団体グループでの参加を予定する場合は代表者が提出するも

のとし、参加予定の構成員一覧（予定）を合わせて記入してください。

(ｱ) 提出先

〒840－8570 佐賀市城内一丁目 1番 59 号

佐賀県 文化・スポーツ交流局 ＳＡＧＡサンライズパーク整備推進課

(ｲ) 参加申込書の提出期間・方法

2019 年 11 月 15 日（金）17 時までに、上記(ｱ)まで持参又は郵送で提出してください。郵

送の場合には、書留郵便により 11月 15 日（金）17 時必着とします。

なお、参加申込書に記載の代表者または構成員の変更を行う場合は参加申込書変更届（様

式任意）を申請書の提出期限までに上記の提出先に提出してください。

14

(8) 指定管理者の指定について ア 選定基準について

指定管理者の候補を、ＳＡＧＡサンライズパーク条例施行規則第３条の規定に基づき、別紙 2の

選定基準により総合的に評価して選定し、県議会の議決を経て指定管理者として指定します。

また、指定申請以降、次の基準を満たさないこととなった場合には、指定をしないことがあり

ます。

イ 選定方式等について

(ｱ) 選定方法

選定にあたっては、外部委員で構成する選定委員会を開催したうえで、指定申請書等の内

容を精査し、本事業に最も優れた申請者を選定します。

なお、選定委員会では、申請者からのプレゼンテーション、選定委員会との質疑応答を実

施します。日程は１月中旬から下旬を予定しており、日程が確定次第、申請者にお知らせし

ます。場所、出席人数等について、後日申請者に連絡します。

また、審査基準における最低基準に達しなかった申請者には、選定委員会の評価に関わら

ず選定者としての地位は与えられません。

【最低基準】

審査基準表の審査項目における最も高い点数をつけた委員の点数（最高点をつけた委員が

複数いる場合は、いずれか１人の委員の点数）及び最も低い点数をつけた委員の点数（最低

点をつけた委員が複数いる場合は、いずれか１人の委員の点数）を除く委員の点数を合計し

て算出した、

a 審査項目（「公的負担の軽減」の審査項目を除く。）ごとの得点が、審査項目ごとの満

点の５割に達していること。

b 審査項目（「公的負担の軽減」の審査項目を除く。）ごとの得点を合算した全体の合計

得点が満点の６割に達していること

(ｲ) 選定事務の所管

選定事務については、佐賀県文化・スポーツ交流局ＳＡＧＡサンライズパーク整備推進課が

行います。

(ｳ) 選定結果

選定委員会における選定結果の公表は、知事による候補者の決定後（指定議案の発表日）に

ホームページにて行います。

申請者に対しては、指定管理者の決定後（指定議案の議決後）、順位及び通知先の申請者の

得点（審査項目ごとの得点及び全体の合計得点）についての通知を行います。

4 協定について (1) 協定の締結

議会の議決を経て指定管理者として指定がなされた後、県と指定管理者は、協議の上、管理運営

に関する協定を締結します。

(2) 協定の内容 ア 指定管理者が行う業務の内容について

イ 指定管理期間について

ウ 指定管理者の法令及び県条例等の遵守義務について

15

エ 施設の改修、備品等の整備について

オ 再委託の取扱について

カ 利用の許可及び施設利用料の金額・徴収等について

キ 管理運営費（委託料）の金額及び支払等について

ク 事業計画書の作成、提出について

ケ 事業報告書の作成、提出及びその他の実績評価等について

コ 収支状況を明らかにした証拠書類等の整備・保管について

サ 利益の取扱いに関する事項

シ 情報公開について

ス 職務上知り得た事項の守秘義務について

セ 個人情報の保護について

ソ 変更の届出について（定款、事務所の所在地、代表者の氏名等）

タ 損害賠償の義務及びその他のリスク分担について

チ 指定管理者の指定取消及び管理業務の停止等について

ツ 事故・災害等の緊急時における対応について

テ 協定書に定めのない事項及び協定の内容に疑義が生じた場合の対応について

ト その他県が必要と認める事項について

(3) リスク分担の考え方 協定締結にあたり、県が想定する主なリスク分担の基本方針は、別表 2のとおりです。これらは、帰責事由の所在が不明確になりやすいリスクについて、その基本的考え方を示したものです。

5 その他管理運営にあたっての留意事項 (1) 管理運営の実績等について

指定管理者は、県に対し、事業報告書及びその他の管理運営の実績等に関する資料を提出するこ

ととします。提出を要する資料や時期等については、別添仕様書に定めるものの他、必要に応じて

県と指定管理者が協議のうえ、決定することとします。

なお、事業報告書の内容等により、指定管理者が業務の基準を満たしていないことが明らかな場

合には、県は指定管理者に対して業務の改善勧告等を行うことがあります。

(2) 監査の実施について 県は毎年度１回以上の実地調査を行います。また、定期的に事業効果の検証を含めた外部監査を

実施する予定です。

(3) 利用者満足度調査の実施 利用者満足度調査は、指定管理者制度の導入により、どの程度サービスの向上等がされているか を客観的に判断できる有効な手段となるため、指定管理者は、利用者満足度調査を実施することと します。（調査方法は別途定めます。）

(4) 県との定例会議について 指定管理者は、施設の管理運営等について、県との定例会議を定期的に開催してください。

16

(5) 関係法令の遵守 業務を遂行する上で、仕様書に記載の法令を遵守しなければなりません。

(6) 引継業務 指定管理者は、指定期間終了時に、次期指定管理者が円滑かつ支障なく本施設の管理運営業務を

遂行できるよう、適切に引継を行うものとします。

(7) 情報公開に関して特に留意すべき事項 指定管理者は、県が設置する公の施設の管理について、県から権限の委任を受けて代行する者

であることから、公平性及び透明性が求められるものであり、佐賀県情報公開条例(昭和62年佐賀

県条例第17号)第25条第1項においても、自らその管理に係る情報の公開に努めるものとされてい

ます。

具体的には、指定管理者は、施設の管理に係る情報の公開について、県と締結する協定におい

て必要な規程を定めることとし、当該規程に基づいて、情報の公開を実施することとします。

(8) 個人情報保護に関して特に留意すべき事項 指定管理者は、佐賀県個人情報保護条例第 12条の規定に基づき、別途締結する協定書において「個人情報保護の取扱い」として県が明示する措置を実施していただくとともに、個人情報取扱事

務に従事している者又は従事していたものは、退職後にあっても、当該事務に関して知りえた個人

情報を他人に知らせ、又は不当な目的に使用してはなりません。

また、違反した場合は、同条例に基づく罰則等が適用されます。

これらをふまえ、指定管理者は施設の管理運営を行うにあたって、個人情報の保護に配慮した管

理運営体制の整備や、従事者に対しての必要な研修の実施など、適切な対応を行うようにしてくだ

さい。

(9) 県内雇用及び県内への発注等への配慮

指定管理者が行う管理運営にあたって、特別な理由等がある場合を除き、職員の雇用については

できるだけ県内居住者の雇用に努めていただくとともに、委託業務の発注や物品の調達等において

も、県内事業者への発注に努めていただきたいと考えています。

また、この点は別途、方針や対応策などを申請書で提案してください。

(10) 施設において発生した事故への対応に関して特に留意すべき事項 指定管理者は、施設において発生した事故への損害賠償等の対応に関して以下のとおり義務を負

うこととします。

ア 指定管理者の責に帰すべき事由により、県又は第三者に損害を与えた場合には、指定管理者に

おいてその損害を賠償しなければなりません。

イ 施設において事故が発生した場合に備えて、指定管理者はあらかじめ事故対応マニュアルを定

めるとともに、事故発生時には直ちにその旨を県に報告しなければなりません。

ウ 県と協議のうえ、損害賠償責任保険等に加入する必要があると認められる場合には、当該保険

に加入しなければなりません。

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(11) 課税に関する留意事項 当該施設の管理運営に伴い、受託者（法人）については、法人県民税、法人事業税、法人市町村

民税の申告納税義務が生じます。また、指定管理者が新たに設置した償却資産にかかる固定資産税

等は、原則、課税対象となります。

なお、県が支払う委託料は、原則、消費税の課税対象となります。

(12) 事業の継続が困難となった場合の措置 ア 指定管理者の責めに帰すべき事由による場合

県が行う業務の改善勧告に従わない場合など、指定管理者の責めに帰すべき事由により、業務

の継続が困難になった場合で、県が指定の取消を行った場合には、県に生じた損害は指定管理者

が賠償するものとします。

なお、当該指定管理者は、次期指定管理者が円滑かつ支障なく本施設の管理運営業務を遂行で

きるよう、引継ぎなどの必要な対応を行うものとします。

イ 当事者の責めに帰すことができない事由による場合

不可抗力等、県及び指定管理者双方の責めに帰すことのできない事由により、業務の継続が困

難になった場合、事業継続の可否について協議するものとし、一定期間内に協議が整わない時に

は、それぞれ、事前に書面で通知することにより協定を解除できるものとします。

なお、当該指定管理者は、次期指定管理者が円滑かつ支障なく本施設の管理運営業務を遂行で

きるよう、引継ぎなどの必要な対応を行うものとします。

ウ 指定管理者の指定取消後の対応

指定管理者の指定取消し後、次点候補者を指定管理予定候補者として、施設の管理運営に関す

る協議を行うことがあります。

(13) 自動販売機の設置について 県では、県民の寄付文化意識の向上を図るため、既存施設内に設置する自動販売機は、売上の２

０％が自動販売機設置業者から予め県が指定したＣＳＯに寄付される「ＣＳＯ支援自動販売機」を

公募により設置しています。（今後の取扱いについては検討予定です。）

なお、新設施設のアリーナや水泳場（50ｍプール内）については、指定管理者により設置するこ

とを含めて検討を行います。

(14) 駐車場の運営について 県ではアリーナ及び外構整備が完了予定である 2022 年 9月までに駐車場に管制機器（ゲート、

シャッター、料金事前精算機、入出庫警報・利用案内・満空表示のサイン等）を整備することを検

討しております。管制機器の整備にあたっての費用負担や、利用料金の設定及びその帰属先などの

運営形態の詳細は指定管理者を選定後、協議を行って検討を進める予定です。そのため、収支計画

には駐車場運営にかかる収入及び支出は見込まないでください。

(15) 合宿所の運営について 県では中央管理棟内の合宿所について、改修工事を検討しております。改修の内容や運営形態

（利用料金の設定含む）の詳細は提案内容を踏まえ検討を行うため、提案時には現在の仕様を前提と

して利用料金収入を見込んでください。

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6 問い合わせ先 本件に関することは、以下にお問い合わせください。

〒840－8570

佐賀市城内一丁目 1番 59 号

佐賀県 文化・スポーツ交流局 ＳＡＧＡサンライズパーク整備推進課

TEL：0952-25-7482

電子メール：sagayakudou@pref.saga.lg.jp

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別表 1 （ＳＡＧＡサンライズパーク施設の構成）

施設名

陸上競技場

陸上競技場

・第１種公認陸上競技場 ・全天候型舗装 400m トラック９レーン ・フィールド天然芝 ・メインスタンド収容人員 9,000 人 ・役員室 ・男女更衣室 ・トレーニング室 ・放送室、情報室、電気室 ほか

補助競技場

・第３種公認陸上競技場 ・全天候型舗装 400m トラック８レーン ・フィールド天然芝 ・倉庫・車庫

第二補助競技場 ・多目的練習場（投てき、サッカー等） ・臨時駐車場

アリーナ

メインアリーナ ・観客席約 8,400 席（固定約 6,300 席、可動約 2,100 席） ・フロアサイズ 66m×46ｍ

サブアリーナ ・観客席数約 450 席（固定約 450 席） ・フロアサイズ 45ｍ×40ｍ

諸室

・エントランス ・コンコース ・諸室（事務室、更衣室、控室、ドーピングコントロール室、医務室、審判室、記者室、記者会見室等） ・特別室、応接室等、映像放送室、情報室、電気室 ほか

体育館

大競技場 ・観客席約 4,000 席（2F 固定席 1,350 人、1F 可動席 768人、移動椅子席 2,000 人） ・フロアサイズ 48.2m×38m

小競技場 ・フロアサイズ 32m×28m

その他

・エントランスホース ・ラウンジ ・競技場（柔道場、剣道場、弓道場、相撲場、体操場） ・トレーニング室 ・研修室 ・その他（大競技場ホール、男女更衣室、シャワー室、事務室器具庫、電気室）

水泳場

屋内 50ｍプール

・国際基準プール ・50m×25m、10 レーン（レーン幅 2.5m） ・長水路、短水路として利用可 ・水深 0m～3.0m（可動床） ・観客席数約 1,800 席（固定席 1,200 席、仮設席 600 席）

屋内 25ｍプール ・8レーン（レーン幅 2.5m） ・水深 1.2m～1.4m

屋外飛込プール

・国内基準飛込プール ・飛込台：5m、7.5m、10m 各 1基 ・水深：5m（最深部） ・観客席数：約 200 席（仮設） ・屋内トレーニング室

エネルギー棟 ・機械室 ・電気室、発電機室 ・中央監視室

球技場 ・サッカー1面(人工芝) ・ラグビー1面(人工芝) ・観客席（200 席）

庭球場 ・事務所、クラブハウス、男女更衣室 ・サーフェス（砂入り人工芝）16 面

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施設名

・練習用コート（壁打ち）1面

エアーライフル射撃場 ・日本ライフル射撃協会第 2種射撃場公認相当 ・エアーライフル：13 射座 ・ビームライフル：13 射座

ボクシング・フェンシング場

ボクシング 練習場

・ボクシング練習場リング 1面（2面設置可能）

フェンシング 練習場

・国際フェンシング連盟競技規則相当 ・フェンシング練習場ピスト 2面（4面設置可能）

馬術場 ・管理棟、馬場、厩舎、馬房

ランニングコース ・距離 1周約 1.5km、幅員 2～3m

合宿所 （中央管理棟）

・合宿所（和室）72 人収容 ・食堂、浴室 ・場長室、事務所、

付帯施設

店舗棟 ・フロア面積約 750 ㎡

駐車場 ・全 8カ所（うち臨時１か所） ・約 1,700 台収容（うち臨時 300 台）

ペデストリアンデッキ

※敷地内には、（財）佐賀県スポーツ協会が所有する佐賀県スポーツ会館が存在しますが、この施設は

今回の指定管理者制度の管理対象施設ではありません。

21

別表 2 （リスク分担の基本方針）

種類 リスクの内容 負担者

県 指定管理者 物価変動 人件費、物品費等物価変動に伴う経費の増 ○ 金利変動 金利の変動に伴う経費の増 ○ 周辺地域・住民及

び施設利用者への

対応

地域との協調 ○ 施設管理、運営業務内容に対する住民及び

施設利用者からの反対、訴訟、要望への対

応

○

上記以外の場合 ○ 法令の変更 本施設の管理、運営に直接影響を及ぼす法

令変更 ○

上記以外の指定管理者に影響を及ぼす法令

変更 ○

税制度の変更 本施設の管理、運営に直接影響を及ぼす税

制変更 ○

一般的な税制変更 ○ 政治、行政的理由

による事業変更 政治、行政的理由から、施設管理、運営業

務の継続に支障が生じた場合、又は業務内

容の変更を余儀なくされた場合の経費及び

その後の維持管理経費における当該事情に

よる増加経費負担

○

事業の中止・延期 県の指示によるもの ○ 指定管理者の事業放棄、破綻 ○

不可抗力 不可抗力（暴風、豪雨、洪水、地震、落盤

、火災、騒乱、暴動その他の県又は指定管

理者のいずれの責めにも帰すことのできな

い自然的又は人為的な現象）に伴う、施設

、設備の修復による経費の増加及び事業履

行不能

○

書類の誤り 仕様書等県が責任を持つ書類の誤りによる

もの ○

事業計画書等指定管理者が提案した内容の

誤りによるもの ○

許認可の遅延 事業の実施に必要な許認可取得の遅延・失

効等（県が取得すべきもの） ○

上記以外の場合 ○ 資金調達 委託料（県→指定管理者）の支払い遅延に

よって生じた事由 ○

上記以外の場合 ○

22

施設・設備・物品

等の損傷 指定管理者の責めに帰すべき事由による場

合 ○

上記以外の場合で補修にかかる費用が1件当

り10万円を超えない場合 ○

上記以外の場合 ○ 性能不適合 協定により定めた要求水準に不適合 ○ 施設の利用不能等

による収入の減少 指定管理者の責めに帰すべき事由による場

合 ○

上記以外の場合（ただし、委託料を減額す

る場合がある） ○ ○

需要変動 想定できない特殊な事情が認められる場合 ○ 上記以外の場合 ○

施設利用者への損

害 指定管理者の責めに帰すべき事由により利

用者に損害を与えた場合（不適切な施設管

理による利用者のけが等）

○

上記以外の場合 ○ 第三者への損害 指定管理者の責めに帰すべき事由により周

辺住民等に損害を与えた場合（不適切な施

設管理による騒音・振動等の苦情等）

○

上記以外の場合 ○