sap erp sp ehp基本 システム更新への基礎知識
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Shiroh Kinoshita
SAP Maintenance Go To Market Team
Mar, 2015
SAP ERP SP/EHP の基本 システム更新への基礎知識
*このドキュメントはSAP SE, SAP Japanを代表するものではなく、個人による情報提供、見解などをまとめたものです。
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Note, SP, SPS, EHP解説
Note
SP
SPS
EHP
情報提供・不具合修正 の2種類
不具合修正の場合は、どのSPに含まれるかはNoteに記載があります
不具合修正のNote集合体がSPとなります 数ケ月に1度のタイミングで提供されます
SPの組合せ動作保障単位をSPS(サポートパッケージスタック)と呼びます。最新はSPS26でSAP_APPL 26, SAP_BASIS 31, SAP_ABA 31のSP等の組合せです。
Note2037564にSPS26の情報があります。
*SPS27は2015年6月の予定です。
新機能の提供方式です。有効化によりロジックが反映され使用可能になります。1年半に1度程度の提供です。最新はEHP7(2013年8月提供)です。
例外:セキュリティパッチ、Windows office対応などの新機能な
ど強制適用が必要な場合はSPに含まれます。
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ERP6.0 EHPとSPの関係
同一Support Packagesレベルは、
1つのソフトウエアコンポーネントの複数バージョンで同期を取ったもの
両方のバージョンが共通の修正を含んでいる
新しい機能の修正に置いてのみ違いがある (上のレベルのソフトウエアコンポーネントで提供された機能)
例: 600 SPS20 602 SPS10 603 SPS9 604 SPS10 605 SPS6
さらなる情報はこちら SAP note number 1064635 and http://service.sap.com/sp-stacks
time
SAP ERP 6.0 (SWC Version 600)
SPS 9
SPS 1
SPS 2
SPS 12 SPS 10
SAP ERP 6.0 EHP 2 (SWC Version 602)
SAP ERP 6.0 EHP 3 (SWC Version 603)
SPS 11
SPS 1
SPS 13
SPS 2
SPS 3
SPS 15 SPS 16 SPS 17 SPS 18 SPS 19 SPS 20
SAP ERP 6.0 EHP 4 (SWC Version 604)
SAP ERP 6.0 EHP 5 (SWC Version 605)
SPS 4
SPS 5
SPS 5
SPS 6
SPS 6
SPS 7
SPS 7
SPS 8
SPS 8
SPS 9
SPS 9
SPS 10
SPS 1 SPS 2
SPS 3
SPS 4
SPS 5
SPS 6
SPS 7
SPS 2
SPS 3
SPS 8
SPS 4
SPS 5
SPS 9
SPS 6
SPS 10
SPS 1
Equivalent (same correction level), time-synchronized SPs
SPS 14
SPS 3
SPS 4
SAP ERP 6.0 EHP …
SPSとEHPの動作保障情報 Note1064635
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ERP6.0 EHPと NW EHP, Kernelの動作保障情報
ERP6.0 EHP NetWeaver EHP Kernel
ERP6.0 EHP1 NetWeaver 7.00 Kernel 7.20/21
ERP6.0 EHP2 NetWeaver 7.00 Kernel 7.20/21
ERP6.0 EHP3 NetWeaver 7.00 Kernel 7.20/21
ERP6.0 EHP4 NetWeaver 7.01(EHP1) Kernel 7.20/21
ERP6.0 EHP5 NetWeaver 7.02(EHP2) Kernel 7.20/21
ERP6.0 EHP6 NetWeaver 7.03(EHP3) Kernel 7.20/21
ERP6.0 EHP7 NW7.4 Kernel 7.40
SPSとして下記の関係性で動作保障されています
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SP, EHP方式のメリット
SP / EHP方式のメリット
不具合はSP, 新機能がEHPなので、SPの適用により機能が書き換わる事
がない。
EHPも適用のみだと機能の書き換えが無い(有効化が必要)。
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FAQ
1)SP/EHPで全モジュール(Basis/SD/FI/MM・・・)適用しUpgradeしていくものか、問題箇所のみ適用するものか?他社はどのような方針を採用しているのか?それはなぜか?
Noteの単体適用を除き、最新のSPS単位の適用となります。
最新のSPS26, EHP7がお勧めです。
理由はSPS26でも25~20等でもテスト・実施工数は同じなため不具合修 正が最新まで反映された最新のSP適用が望ましいためです。
EHP7の理由も、有効化部分のみの機能反映のため、SPS26適用とテスト 工数が同じためです。
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2)Upgradeは、どのようなタイミングで実施しているのか?(定期的/HW更改/保守切れ等/新規機能開発など) ERP6.0の場合はそれ以上のリリースが発表されていませんので、一般的 にシステム更新(Update)と言い、Upgradeという言葉を使いませんが、 次の運用が一般的です。 システム変更の必要が頻繁な場合、ミッションクリティカル性が高い場合 => 定期的か、多頻度で必要に応じ実施が一般的です 変更の頻度が多くない、ミッションクリティカル性が低い場合 =>HW更新など何年かに1度のシステム更新が多数です。但し基本的に SAPよりは、システムの陳腐化によるリスク低減のために少なくとも年1 回程度のSPS適用を推奨しています。 3)2014/11月時点で、SP/EHPをどのバージョンにするとどのような新機能が利用できるようになるのか?何の不具合が修正されるのか?の情報整理 情報参照方法 次ページ以降 →
FAQ
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各Noteが含まれるSP情報
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各SPが含むNote情報 *通常数千単位です
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EHPの新機能検索
http://scn.sap.com/people/shiroh.kinoshita/content →
EhP情報ソース19 Business Suite7の新機能発見ツール Innovation Discoveryページ
EhP情報ソース20 Business Suite 7の新機能発見ツール Innovation Discovery 顧客システム別情報
https://apps.support.sap.com/innovation-discovery/
イノベーションディスカバリページによるキーワード検索(各モジュールのコンサルタント向き)
日本語解説
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EHPの新機能検索
パートナー社に公開の日本語EHP機能解説
*全ての機能はありません (各モジュールのコンサルタント向き)
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EhP情報ソース8 Partner PortalのEhP、BS7など日本語ソリューション解説資料