SB46ボン会議にみる日本の課題国連気候変動ボン会議報告会in東京（CAN-Japan）

伊与田昌慶（気候ネットワーク）©Masayoshi Iyoda

パリ協定の目標の意味：早ければ2050年頃には実質排出ゼロへ

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世界の温室効果ガス排出量

過去の排出量

各国の目標から想定される2030年の世界の排出量 パリ協定の意味

「可能な限り早期に」世界の排出量を減少へ

2050-2100年に排出を「実質ゼロ」に

温室効果ガス排出量

出典：http://www.climate-energy-college.net/facts4cop21-paris-agreement-includes-ambitious-long-term-goal

出典：環境省データをもとに伊与田作成

2005年比3.8％以上削減

現状比80％削減

2013年比26％削減

多国間評価（Multilateral Assessment：MA）

©Masayoshi Iyoda

(1)日本の排出削減目標は不十分

出典：Climate Action Tracker

(2)日本では目標引き上げの議論がない

(3)長期低排出発展戦略の策定・提出の見通しがたっていない

©Masayoshi Iyoda

(4)旧来型の延長上にとどまる政策～大規模排出源対策の欠如～

出典：気候ネットワーク

(4)旧来型の延長上にとどまる政策～大規模排出源対策の欠如～

出典：気候ネットワーク

出典：環境省資料

石炭火力発電所は最大のCO2排出源

出典：気候ネットワーク出典：気候ネットワーク

日本の多数の石炭火力発電所（既設・計画中）

基数 設備容量

既設の石炭発電所 96基 4231万 kW

計画中の石炭発電所

49基＊このうち2基は稼働済み＊このうち3基は中止

2302万 kW

出典：気候ネットワーク

出典：E3G

G7の中でも突出する日本の石炭計画

(5)パリ協定に逆行する途上国への石炭支援の問題

出典：NRDC

(5)パリ協定に逆行する途上国への石炭支援の問題

出典：NRDC

(6)政治的なリーダーシップの欠如

出典：CAN Europe, Germanwatch “CCPI2017”

日本政府は米国を待たず、目標及び対策の強化を企業・自治体・市民は国を待たず、イニシアティブを