J...1'が浚｀わ~ ! た子 、だ苓 P尻ヵ＂ィト＂

;;;.OD & . & , J l

:i.ooq写反阪

SENIOR STUDENT C A S E STUDY ケーススタディー

「僕が現役生だったころは学園紛争

があり、まともに勉強せずに卒業し

てしまいました。運よく入社した松

下電器産業に37年勤務して、昨年、

定年を迎えたのですが、改めて自分

の人生の目的はなんだったのかと考

えてしまいました。そんなときに立

教セカンドステージ大学が設立され

ることを知ったんです。これはオレ

を呼んでるぜ、と思いましたね（笑）」

と語るのは、立教セカンドステージ

大学の第1期生、

江渕繁男さんだ。

立教セカンドステージ大学は、今

年4月にスタートした50歳以上のシ

ニア限定の生涯学習講座で、名称に

は「大学」とついているものの、文

部科学省認可の大学ではなく、学位

が得られるわけではない。しかし、

入学式は同校のチャペルで厳かに執

り行い、授業も池袋のメーンキャン

パスで開講するなど、中身はほとん

ど「大学」といっていい。

修業期間は本科1年間（専攻科ー

年）だが、必修科目やゼミもあり、

「「学び直し」と

歪2

チャレンジ」の

サポートを目的とした新たな学びの

場」（入学案内パンフレットより、

大橋英五立教大学総長・立教セカン

ドステージ大学学長のメッセージ）

なのである。

ところで、実務経験が豊富な江渕

さんには、むしろ大学院のほうが適

しているようにも思うのだが、「時

間的にも精神的にも、そこまで本格

的に学問の世界に足を踏み入れる自

立教セカンドステージ大学の授業

答えのない問いに悶絶したり

「自分史」を執筆したり

ますよ」

授業を通じて、会社人間から社会人間へ移行中。

「宿題に四苦八苦しながらも、充実した大学生活です」

江渕繁男さん（立教セカンドステージ大学第1期生）

信がない」と言う。

「ありがたいことに定年後も顧問と

して週2ー3日は出社していること

もあり、時間が完全に自由というわ

けではないんです」というわけで、

江渕さんが登校しているのは水曜か

ら金曜日の週3回。全体の時間割は

別掲したが、このほか学部生対象の

「全学共通カリキュラム」も

一部履

修できる。

「全学共通カリキュラムでは、

自分

の子供よりも若い世代の学生とい

っ

しょに勉強しています。学長が入学

式の式辞で

「同じ立教の仲間なのだ

から、

若い学生の態度が悪いときは

しかってください」と言われたので

すが、

実際にはマナーが良い学生が

多く、驚いています。私たちも大人

として手本になれるように心掛けて

立教セカンドステージ大学2008年度前期時OO割

3限 (13:・10-14:40) 自分葉のから だと 英生語きでる味●わびう言 を取 り戻 す

4限 (14:50-16:20) コデミザュイニンテ入ィ門ー 生命の多様性 セカンドステー子関ジ係と 生涯生現役き方とい う 介謹と看取り夫婦関係・親子

； Nポ活PラO動ン/遵NテG礎ィO該ア5限 (16:30-18:00) 社会老年学入門

セリカーンダドースシテッープジ鰭と 現代自史分の史中 の 現代世界騎（必修）

現代の葬送と塞 アジアの貧困とNGO

6~ 艮(18:30-20.00) ゼミナール 1(必修） I I - ~

月曜 火曜 水曜 木曜 金曜

• ~

-------

は前期・後期制。中でも江渕さんが

特に興味深く感じているのは、木曜

Hの「生涯現役といヽ

2土き方」と「現

代史の中の自分史」。

「「生涯翡という生き方」では文

学やアートの世界で活躍した人物の

生涯を考察するのですが、授業で美

醤に行き、作品を見ることも多々

ぁ

2す。今までも個人的な旅行で

海外の打喜に行っていたので

すが、

そのときとはまったく違った

唇法なので新鮮です。これは美術

鑑賞が趣味の女房が一番うらやむ科

目です（笑）。

「自分史」は評論家でジャーナリス

トの立花隆教授が指導。日本経済新

聞の

「私の履歴書」を自分なりに書

いてみようという授業で、毎回、

10

代から20代までと

~

か、年代を区切っ

~

て自分史を書いて

~

提出するんです。

~

「現代史の中の」[

とあるように、時

~

代考証も必要。「ケ

i

ネディ暗殺は高ー

~

のときだったかな~

あ」なんて昔の新

~

聞記事を探すこと~

も。この課題のお[立教セカンドステ1ジ大学の第ー

かげで週末がなく

i

期生は全部で96人。うち男性50人、

なるほどですが、立花教授は私たち

i

女性46人。平均年齢は60歳。メーカ

の作文を全部読まれて、的確にコメ

i

ーやサービス業の経験者が比較的多

ントしてくれます。そのために徹夜

iいが、金融・教育・看護•NP0関

することも珍しくないと聞いており、~

係者、議員、主婦など多彩だ。大学

i

そういう熱意が直接感じられる授業

~卒が約半数で、高卒・短大卒や大学

~

~院卒もいる。

です」そ

して、もっとも意義深い授業と

i

「こうしたさまざまなバックグラウ

して、金曜日の「現代世界論」を挙

[

ンドを持つ受講生が交じり合って

~主体的に行動する仕掛けも作ってい

げてくれた。

「担当の北山晴一教授が次々と問い

一ます」と、同大総長補佐の坪野谷雅

を出してきて、それを考えるという

i

之先生は話す。

誓なんです。例えば、しがらみと

[

「それぞれの得意分野反品芝

は何か？それはプラスなのかマイ

[学生全員に委員を割り振るんです

o

~もちろんゼミではゼミ長がいますが、

ナスなのか？そんな答えがないこ~

、文化奢只とか広報

~それだけでなく

にはその行動刀

とを考えるわけです。

振羞ってみれば、ビジネスには

一委員とか。江渕さん

：を見込んで文化行事委員になってい

、ゴルフコ

必ず答えがあった。それがないこと

~~ただきました。さっそく

もある、ということに気づかされる

．

最初の1、2回目ま

授業なんです。

ころが分から~

では先生の意図すると

もんゼつ

ず、悶絶してましたが、でも、おか

[

ーングができ、最

[

げで思考のトレー＿

近は会社人間から社会人間へと自分

~

が変わりつつあるのではないかと思

います」

文化行事委員として

ゴルフコンペを開催

たよ。

そこでご自

ンペを開催しまし

たんだけど（笑）」

身が靡しちゃつ

江渕さんも、

と先生がいえば、

「い

ハンディキャ

ップ20ですか

えいえ、

ら、たまたまですよ」と返す。

さて‘勉弦の話に戻ろう。同校は

ミが必修となってい

萎講ともゼが

質するのは坪喜

る。江渕さん

ゼミだ。

「先生のご専門は金融論ですが、受

患はそうした分野にこだわ阜好

きなテーマを選べます。僕の場合は、

裳棗のなかでも半導体や部品の営

業に長く携わってきたので、それに

ついて松下とソニーを比較検討して

みたいのです。この研究をうまくま

とめて、後輩のピジネスパーソンた

ちに残してやれたら本望ですね」

坪野谷先生 （左）とともに