sh7268/sh7269 group digital video decoder driver … group digital video decoder driver user’s...

アプリケーションノート

R01AN0779JJ0100 Rev.1.00 of 58 2013.04.18

SH7268/SH7269 Group Digital Video Decoder Driver User’s Manual

要旨本アプリケーションノートは、SH7268/S7269 のデジタルビデオデコーダ(以降、VDEC)ドライバの仕様に

ついて説明するものです。

動作確認デバイス SH7268/SH7269

目次

1. 概要 ................................................................................................................................................... 2

2. API..................................................................................................................................................... 5

3. ユーザ定義関数 ............................................................................................................................... 44

4. 使用例.............................................................................................................................................. 45

R01AN0779JJ0100Rev.1.00

2013.04.18


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1. 概要

1.1 環境本ドライバの開発及び動作確認環境を以下に示します。

• CPU ⎯ SH7269

• 開発環境 ⎯ HEW (SuperH RISC engine microcomputer software integrated development environment) Version 4.09.00.007 ⎯ Renesas SuperH RISC engine Standard Toolchain Version 9.4.1.0

• SH C/C++ Compiler Version 9.04.01 • SH Assembler Version 7.01.02 • SH C/C++ Standard Library Generator Version 3.00.03 • Optimizing Linkage Editor Version 10.01.00

• 評価ボード ⎯ SH7269 CPU board (ボード型名: R0K572690C000BR) ⎯ SH7269 VDC4 board (ボード型名: R0K572690B000BR)

1.2 機能本ドライバのサポートする機能を以下に示します。

Table 1 VDEC ドライバ機能

項目機能映像信号入力 • 映像信号

複合映像信号(CVBS) • 映像信号入力用 A/D 変換器

VIN1, VIN2 端子の入力選択 Programmable Gain Amp (PGA) 内蔵

同期分離 • ノイズ除去 LPF • 自動レベル制御同期スライサ • 水平 Auto Frequency Control (AFC) • 垂直カウントダウン • インタレース判定 • Auto Gain Control (AGC)／ピークリミッタ制御

Burst Controlled Oscillator (BCO)

• 色副搬送波再生 • カラーシステム判定

Y/C 分離 • NTSC 2D、PAL 2D、SECAM 1D 対応クロマデコード • NTSC、PAL、SECAM 対応

• カラーキラー • Auto Color Control (ACC) • TINT 補正、R-Y 軸補正

デジタルクランプ • ペデスタルクランプ (Y) • センタークランプ (Cb/Cr) • ノイズ検出

出力調整 • コントラスト調整


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1.3 ファイル構成本ドライバのファイル構成を以下に示します。

Table 2 ファイル構成

ファイル名称概要 vdec_api.c VDEC ドライバソースファイル vdec_api.h VDEC ドライバ関数プロトタイプ宣言及び定数定義用ヘッダファ

イル vdec_para.c パラメータチェック処理ソースファイル vdec_user.h ユーザ定義コンパイルスイッチ用ヘッダファイル

また、本ドライバを使用する際には下表に示す外部ヘッダファイルが必要となります。

Table 3 外部ファイルの依存関係

ファイル名称概要 typedefine.h 基本型のための typedef 宣言用ヘッダファイル iodefine.h I/O 定義用ヘッダファイル

1.4 プログラムサイズとセクション本ドライバの使用するプログラムサイズとセクションを以下に示します。

Table 4 プログラムサイズとセクション

"Renesas SuperH RISC engine Standard Toolchain 9.4.1.0" "Speed & size optimization enabled"

Type セクションサイズ[byte] 説明 P_VDEC 2.5K (4.2K) プログラム領域 C_VDEC 0 定数領域

ROM

D_VDEC 0 初期化データ領域 RAM B_VDEC 0 未初期化データ領域

【注】プログラムサイズには入力ビデオバッファのサイズは含まれません。パラメータのチェックが定義されている場合、括弧内のサイズになります。

1.5 コンパイラスイッチ本ドライバでは”vdec_user.h”ファイルにおいてコンパイラスイッチが定義されています。

1.5.1 パラメータチェック "_VDEC_PARAMETER_CHECK"の定義を有効にすると、APIのコール時に引数のチェックを行います。パ

ラメータチェックの結果、エラーがある場合はエラーコードを返します。エラーコードについては「2.2 エラー」と各APIの項を参照してください。


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1.6 制限事項

1.6.1 予約語本ドライバでは他のプログラムと区別する為、関数や変数名などのシンボル名称にプレフィックス”VDEC”

を付加しています。大文字、小文字を問わず”VDEC”から始まるシンボルは使用しないでください。

1.6.2 依存関係デコード結果であるビデオデコーダ出力はビデオディスプレイコントローラ 4(VDC4)の入力信号として処

理されます。デコード結果である映像信号をメモリへ録画したり、LCD へ表示したりするには VDC4 ドライ

バが必要となります。VDC4 ドライバについては『Video Display Controller 4 Driver User’s Manual (R01AN0778JJ)』を参照ください。


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2. API

2.1 共通定義 2.1.1 Typedef 本ドライバでは以下に示したtypedef宣言を使用します。これらのtypedef宣言は” typedefine.h”にて定義され

ています(「1.3 ファイル構成」参照)。

Table 5 基本型の Typedef 宣言

Typedef Type _SBYTE signed char _UBYTE unsigned char _SWORD signed short _UWORD unsigned short _SINT signed int _UINT unsigned int _SDWORD signed long _UDWORD unsigned long _SQWORD signed long long _UQWORD unsigned long long

2.1.2 列挙型の定義 vdec_OnOffは ON と OFF を表す列挙型です。

typedef enum { VDEC_OFF = 0, VDEC_ON = 1 } vdec_OnOff ;

列挙定数値説明 VDEC_OFF 0 OFF VDEC_ON 1 ON

2.2 エラー本ドライバの API 関数は、戻り値としてエラーコードを返します。エラーコードの一覧を以下に示します。

Table 6 エラーコード一覧

エラーコード値説明 VDEC_ERR_NONE 0 正常終了 VDEC_ERR_PARAM_RANGE 1 パラメータに範囲外の値を設定 VDEC_ERR_PARAM_UNDEF 2 必要なパラメータに NULL を設定 VDEC_ERR_PARAM_INVALID 3 無効なパラメータを設定 VDEC_ERR_OTHERS 4 その他のエラー


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2.3 API関数 Table 7はVDECドライバのAPI一覧です。

Table 7 ドライバコール一覧

ドライバコール機能 VDEC_Initialize ビデオデコーダドライバ初期化 VDEC_Terminate ビデオデコーダドライバ終了 VDEC_Input ビデオデコーダドライバ入力 VDEC_SyncSep ビデオデコーダドライバ同期分離 VDEC_YcSep ビデオデコーダドライバ Y/C 分離 VDEC_ChromaDec ビデオデコーダドライバクロマデコード VDEC_DigitalClamp ビデオデコーダドライバデジタルクランプ VDEC_Output ビデオデコーダドライバ出力 VDEC_QueryVDEC ビデオデコーダドライバ情報取得


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2.3.1 VDEC_Initialize 書式 #include "vdec_api.h"

vdec_ErrorCode VDEC_Initialize( vdec_VinPin Adc_vinsel void (*init_func)( _UDWORD ), _UDWORD user_num ) ;

引数 • [in]vdec_VinPin Adc_vinsel

• [in]void (*init_func)( _UDWORD ) • [in]_UDWORD user_num

ビデオ入力端子制御ユーザ定義関数のポインタユーザ定義番号

戻り値 • vdec_ErrorCode VDEC_ERR_NONE VDEC_ERR_PARAM_INVALID

エラーコード正常終了無効なパラメータを設定

概要

本関数では以下の処理を行います。

• ユーザ定義関数の実行 • ビデオ入力端子の設定ドライバの初期化処理に先立ち、init_funcで指定されたユーザ定義関数を呼び出します。ユーザ定義関

数の処理内容については「3.1 VDEC_Initializeユーザ定義関数の作成例」を参考にしてください。

ユーザ定義関数は必ずしも指定する必要はありませんが、その場合本関数の呼び出し前に以下の処理を

行ってください。

• ビデオデコーダモジュールへのクロック供給 • その他、ビデオ入力に必要な環境固有の設定


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引数の設定

型

引数名入出力説明

vdec_VinPin Adc_vinsel

in ビデオ入力端子制御 • VDEC_VIN_1: VIN1 を入力 • VDEC_VIN_2: VIN2 を入力

void (*init_func)( _UDWORD )

in ユーザ定義関数のポインタユーザ定義関数が指定された場合、ユーザ定義番号

(user_num)を引数として呼び出されます。必要な場合は、

ユーザがユーザ定義関数を実装してください。書式

void Init_Func( _UDWORD User_Num ) ;

引数 • [in]_UDWORD User_Num

ユーザ定義番号

戻り値 • void 概要ユーザにより実装された処理が行われます。

_UDWORD user_num

in ユーザ定義番号このパラメータは、ユーザ定義関数の引数として使用され

ます。ユーザ定義関数(init_func)に’0’が設定された場合は参照

されません。


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2.3.2 VDEC_Terminate 書式 #include "vdec_api.h"

vdec_ErrorCode VDEC_Terminate( void (*quit_func)( _UDWORD ), _UDWORD user_num ) ;

引数 • [in]void (*quit_func)( _UDWORD )

• [in]_UDWORD user_num ユーザ定義関数のポインタユーザ定義番号

戻り値 • vdec_ErrorCode VDEC_ERR_NONE

エラーコード正常終了

概要


• ユーザ定義関数の実行本関数では終了処理の最後にquit_funcで指定されたユーザ定義関数を呼び出します。ユーザ定義関数の

処理内容については「3.2 VDEC_Terminateユーザ定義関数の作成例」を参考にしてください。

ユーザ定義関数は必ずしも指定する必要はありません。ユーザ定義関数では以下のような処理を行う事が

想定されています。

• ビデオデコーダモジュールへのクロック供給停止 • その他、ビデオ入力に必要な環境固有の設定


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引数の設定

型


void (*quit_func)( _UDWORD )

in ユーザ定義関数のポインタユーザ定義関数が指定された場合、ユーザ定義番号

(user_num)を引数として呼び出されます。必要な場合は、

ユーザがユーザ定義関数を実装してください。書式

void Quit_Func( _UDWORD User_Num ) ;

引数 • [in]_UDWORD User_Num

ユーザ定義番号

戻り値 • void 概要ユーザにより実装された処理が行われます。

_UDWORD user_num

in ユーザ定義番号このパラメータは、ユーザ定義関数の引数として使用され

ます。ユーザ定義関数(quit_func)に’0’が設定された場合は参

照されません。


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2.3.3 VDEC_Input 書式 #include "vdec_api.h"

vdec_ErrorCode VDEC_Input( const vdec_InputSelection *Input ) ;

引数 • [in]const vdec_InputSelection *Input 入力映像信号有効画像期間パラメータ戻り値 • vdec_ErrorCode

VDEC_ERR_NONE VDEC_ERR_PARAM_UNDEF VDEC_ERR_PARAM_RANGE

エラーコード正常終了必要なパラメータが定義されていない範囲外の値を設定

概要


• 入力信号有効画像期間の設定本関数で設定される入力信号の有効期間は、ビデオデコーダモジュール内部で使用される設定です。実際

に表示に使用される取り込み画像のサイズではありません。取り込み画像のサイズは VDC4 ドライバにて指

定する必要があります。

また、本関数で設定される入力信号の有効期間は、設定が反映されるまでに最大で 1Vsycn 時間掛かります。


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引数の設定

型


vdec_InputSelection * Input

in 入力映像信号有効画像期間パラメータ NULL を設定しないでください。

構造体 vdec_InputSelectionのメンバを以下に示します。

typedef struct { _UWORD Srcleft ; _UWORD Srctop ; _UWORD Srcheight ; _UWORD Srcwidth ; } vdec_InputSelection ;

型メンバ名

入出力説明

_UWORD Srcleft

in 入力映像信号取り込み範囲左端 [27MHz clock cycles] 0x0000 ~ 0x01FF

_UWORD Srctop

in 入力映像信号取り込み範囲上端 [lines] 0x0000 ~ 0x003F

_UWORD Srcheight

in 入力映像信号取り込み高さ [lines] 0x0000 ~ 0x03FF

_UWORD Srcwidth

in 入力映像信号取り込み幅 [27MHz clock cycles] 0x0000 ~ 0x07FF


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2.3.4 VDEC_SyncSep 書式 #include "vdec_api.h"

vdec_ErrorCode VDEC_SyncSep( const vdec_SyncSeparation *SyncSeparation ) ;

引数 • [in]const vdec_SyncSeparation * SyncSeparation

同期分離パラメータ

戻り値 • vdec_ErrorCode VDEC_ERR_NONE VDEC_ERR_PARAM_UNDEF VDEC_ERR_PARAM_RANGE VDEC_ERR_PARAM_INVALID

エラーコード正常終了必要なパラメータが定義されていない範囲外の値を設定無効なパラメータを設定

概要


• ノイズ除去 LPF の設定 • 自動レベル制御同期スライサの設定 • 水平 Auto Frequency Control (AFC)の設定 • 垂直カウントダウンの設定 • Auto Gain Control (AGC)の設定 • ピークリミッタ制御の設定本関数では同期分離関連の設定処理を行います。

AGC 制御が OFF の時、Programmable Gain Amp (PGA)が手動制御となります。PGA の設定は、設定値が反

映されるまで最大で 1Vsync 期間掛かります。

ピークリミッタ制御は AGC が OFF の時、設定は行われますが動作しません。


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引数の設定

型


vdec_SyncSeparation * SyncSeparation

in 同期分離パラメータ NULL を設定しないでください。

構造体 vdec_SyncSeparationのメンバを以下に示します。

typedef struct { vdec_NoiseRdLPF *NoiseRdLPF ; vdec_AtLvCtrlSyncSlicer *AtLvCtrlSyncSlicer ; vdec_HorizontalAfc *HorizontalAfc ; vdec_VcountDown *VcountDown ; vdec_Agc *Agc ; vdec_PeakLimCtrl *PeakLimCtrl ; } vdec_SyncSeparation ;

型メンバ名

入出力説明

vdec_NoiseRdLPF * NoiseRdLPF

in ノイズ除去 LPF パラメータ変更する必要が無い場合は NULL を設定してください。

vdec_AtLvCtrlSyncSlicer * AtLvCtrlSyncSlicer

in 自動レベル制御同期スライサパラメータ変更する必要が無い場合は NULL を設定してください。

vdec_HorizontalAfc * HorizontalAfc

in 水平 AFC パラメータ変更する必要が無い場合は NULL を設定してください。

vdec_VcountDown * VcountDown

in 垂直カウントダウンパラメータ変更する必要が無い場合は NULL を設定してください。

vdec_Agc * Agc

in AGC／PGA パラメータ変更する必要が無い場合は NULL を設定してください。

vdec_PeakLimCtrl * PeakLimCtrl

in ピークリミッタパラメータ変更する必要が無い場合は NULL を設定してください。

構造体 vdec_NoiseRdLPFのメンバを以下に示します。

typedef struct { vdec_LPFVsync Lpfvsync ; vdec_LPFHsync Lpfhsync ; } vdec_NoiseRdLPF ;

型メンバ名

入出力説明

vdec_LPFVsync Lpfvsync

in 垂直同期分離前段のローパスフィルタの遮断周波数 • VDEC_LPF_VSYNC_NONE: なし • VDEC_LPF_VSYNC_0_94: 0.94MHz • VDEC_LPF_VSYNC_0_67: 0.67MHz • VDEC_LPF_VSYNC_0_54: 0.54MHz • VDEC_LPF_VSYNC_0_47: 0.47MHz


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• VDEC_LPF_VSYNC_0_34: 0.34MHz • VDEC_LPF_VSYNC_0_27: 0.27MHz • VDEC_LPF_VSYNC_0_23: 0.23MHz

vdec_LPFHsync Lpfhsync

in 水平同期分離前段のローパスフィルタの遮断周波数 • VDEC_LPF_HSYNC_NONE: なし • VDEC_LPF_HSYNC_2_15: 2.15MHz • VDEC_LPF_HSYNC_1_88: 1.88MHz • VDEC_LPF_HSYNC_1_34: 1.34MHz • VDEC_LPF_HSYNC_1_07: 1.07MHz • VDEC_LPF_HSYNC_0_94: 0.94MHz • VDEC_LPF_HSYNC_0_67: 0.67MHz • VDEC_LPF_HSYNC_0_54: 0.54MHz

構造体 vdec_AtLvCtrlSyncSlicerのメンバを以下に示します。

typedef struct { vdec_VelocityShift Velocityshift_H ; vdec_SliceMode Slicermode_H ; vdec_SliceMode Slicermode_V ; _UWORD Syncmaxduty_H ; _UWORD Syncminduty_H ; vdec_ClipLv Ssclipsel ; _UWORD Csyncslice_H ; _UWORD Syncmaxduty_V ; _UWORD Syncminduty_V ; vdec_OnOff Vsyncdelay ; _UWORD Vsyncslice ; _UWORD Csyncslice_V ; } vdec_AtLvCtrlSyncSlicer ;

型メンバ名

入出力説明

vdec_VelocityShift Velocityshift_H

in 複合同期分離 (水平同期信号用) のリファレンスレベル演算

速度調整 • VDEC_VELOCITY_SHIFT_1: 等倍 • VDEC_VELOCITY_SHIFT_2: 2 倍 • VDEC_VELOCITY_SHIFT_4: 4 倍 • VDEC_VELOCITY_SHIFT_8: 8 倍 • VDEC_VELOCITY_SHIFT_16: 16 倍 • VDEC_VELOCITY_SHIFT_32: 32 倍 • VDEC_VELOCITY_SHIFT_64: 64 倍 • VDEC_VELOCITY_SHIFT_128: 128 倍 • VDEC_VELOCITY_SHIFT_256: 256 倍

vdec_SliceMode Slicermode_H

in 複合同期分離回路 (水平同期信号用) の自動スライスレベル

設定 • VDEC_SLICE_MODE_MANULAL: 手動設定

Csyncslice_H で設定した値 • VDEC_SLICE_MODE_AUTO_25: 同期深さの 25%(自動)• VDEC_SLICE_MODE_AUTO_50: 同期深さの 50%(自動)• VDEC_SLICE_MODE_AUTO_75: 同期深さの 75%(自動)

vdec_SliceMode Slicermode_V

in 複合同期分離回路 (垂直同期信号用) の自動スライスレベル

設定


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• VDEC_SLICE_MODE_MANULAL: 手動設定 Csyncslice_V で設定した値

• VDEC_SLICE_MODE_AUTO_25: 同期深さの 25%(自動)• VDEC_SLICE_MODE_AUTO_50: 同期深さの 50%(自動)• VDEC_SLICE_MODE_AUTO_75: 同期深さの 75%(自動)

_UWORD Syncmaxduty_H

in 水平周期と水平同期信号パルス幅の大比 (水平同期分離

用) 0x0000 ~ 0x003F 自動スライスレベル設定の時のみ有効 (Slicemode_H が VDEC_SLICE_MODE_MANULAL 以外)

_UWORD Syncminduty_H

in 水平周期と水平同期信号パルス幅の小比 (水平同期分離

用) 0x0000 ~ 0x003F 自動スライスレベル設定の時のみ有効 (Slicemode_H が VDEC_SLICE_MODE_MANULAL 以外)

vdec_ClipLv Ssclipsel

in クリップ値の設定 • VDEC_CLIP_LV_512: 512 • VDEC_CLIP_LV_546: 546 • VDEC_CLIP_LV_580: 580 • VDEC_CLIP_LV_614: 614 • VDEC_CLIP_LV_648: 648 • VDEC_CLIP_LV_682: 682 • VDEC_CLIP_LV_716: 716 • VDEC_CLIP_LV_750: 750 • VDEC_CLIP_LV_785: 785 • VDEC_CLIP_LV_819: 819 • VDEC_CLIP_LV_853: 853 • VDEC_CLIP_LV_887: 887 • VDEC_CLIP_LV_921: 921 • VDEC_CLIP_LV_955: 955 • VDEC_CLIP_LV_989: 989 • VDEC_CLIP_LV_1023: 1023

_UWORD Csyncslice_H

in 複合同期信号分離 (水平同期信号用) の為のスライスレベル

0x0000 ~ 0x03FF 手動スライスレベル設定の時のみ有効 (Slicemode_H が VDEC_SLICE_MODE_MANULAL)

_UWORD Syncmaxduty_V

in 水平周期と水平同期信号パルス幅の大比 (垂直同期分離

用) 0x0000 ~ 0x003F 自動スライスレベル設定の時のみ有効 (Slicemode_V が VDEC_SLICE_MODE_MANULAL 以外)

_UWORD Syncminduty_V

in 水平周期と水平同期信号パルス幅の小比 (垂直同期分離

用) 0x0000 ~ 0x003F 自動スライスレベル設定の時のみ有効 (Slicemode_V が VDEC_SLICE_MODE_MANULAL 以外)

vdec_OnOff Vsyncdelay

in 分離された垂直同期信号を水平周期の 1/4 だけ遅らせる • VDEC_OFF: 1/4fH 遅延無し • VDEC_ON: 1/4fH 遅延あり

_UWORD Vsyncslice

in 垂直同期分離の閾値 0x0000 ~ 0x001F


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_UWORD Csyncslice_V

in 複合同期信号分離 (垂直同期信号用) の為のスライスレベル

0x0000 ~ 0x03FF 手動スライスレベル設定の時のみ有効 (Slicemode_V が VDEC_SLICE_MODE_MANULAL)

構造体 vdec_HorizontalAfcのメンバを以下に示します。

typedef struct { _UWORD Hafcgain ; vdec_OnOff Hafcfreerun ; _UWORD Hafctyp ; _UWORD Hafcstart ; _UWORD Nox2Hosc ; _UWORD Dox2Hosc ; _UWORD Hafcmax ; _UWORD Hafcend ; _UWORD Hafcmode ; _UWORD Hafcmin ; _UWORD Phdet_Fix ; vdec_PhDetDiv Phdet_Div ; } vdec_HorizontalAfc ;

型メンバ名

入出力説明

_UWORD Hafcgain

in 水平 AFC ループゲイン 0x0000 ~ 0x000F

vdec_OnOff Hafcfreerun

in 水平 AFC フリーラン発振モード ON/OFF • VDEC_OFF • VDEC_ON

_UWORD Hafctyp

in 水平 AFC の中心発振周期 0x0000 ~ 0x03FF 27MHz クロック周期単位

_UWORD Hafcstart

in 水平 AFC の通常動作開始ライン (VBI 処理終了ライン) 0x0000 ~ 0x000F

_UWORD Nox2Hosc

in 水平 AFC 倍速判定禁止設定 • 0: 自動制御 • 1: 倍速発振禁止

_UWORD Dox2Hosc

in 水平 AFC 強制倍速発振設定 • 0: 自動制御 • 1: 強制倍速発振

NTSC、PAL、SECAM では常に’0’を設定してください。 _UWORD Hafcmax

in 水平 AFC の大発振周期 0x0000 ~ 0x03FF 27MHz クロック周期単位

_UWORD Hafcend

in 水平 AFC の通常動作終了ライン (VBI 処理開始ライン) 0x0000 ~ 0x000F

_UWORD Hafcmode

in 水平 AFC の VBI 期間動作モード設定低 S/N 時のループゲイン制御設定と VBI 期間の水平 AFC

制御設定 • 0: ループゲイン固定＆VBI 期間の位相比較停止 • 1: ループゲイン固定＆VBI 期間のループゲイン低下


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• 2: ループゲイン自動制御＆VBI 期間の位相比較停止 • 3: ループゲイン自動制御＆VBI 期間のループゲイン低下

_UWORD Hafcmin

in 水平 AFC の少発振周期 0x0000 ~ 0x03FF 27MHz クロック周期単位

_UWORD Phdet_Fix

in 強制 LOWGAIN 制御 • 0: LOWGAIN 判定結果使用 • 1: 強制 (Phdet_Div による調整)

vdec_PhDetDiv Phdet_Div

in 同期信号のロック安定度低下時の位相比較結果のフィード

バック量の調整 • VDEC_PHDET_DIV_1_1: 1/1 • VDEC_PHDET_DIV_1_2: 1/2 • VDEC_PHDET_DIV_1_4: 1/4 • VDEC_PHDET_DIV_1_8: 1/8 • VDEC_PHDET_DIV_1_16: 1/16 • VDEC_PHDET_DIV_1_32: 1/32

構造体 vdec_VcountDownのメンバを以下に示します。

typedef struct { vdec_OnOff Vcdfreerun ; vdec_OnOff Novcd50 ; vdec_OnOff Novcd60 ; vdec_VCntDwFreq Vcddefault ; _UWORD Vcdwindow ; _UWORD Vcdoffset ; } vdec_VcountDown ;

型メンバ名

入出力説明

vdec_OnOff Vcdfreerun

in 垂直カウントダウンのフリーラン発振モード ON/OFF • VDEC_OFF • VDEC_ON

vdec_OnOff Novcd50

in 垂直カウントダウン 50Hz 発振モード • VDEC_OFF • VDEC_ON

vdec_OnOff Novcd60

in 垂直カウントダウン 60Hz (59.94Hz) 発振モード • VDEC_OFF • VDEC_ON

vdec_VCntDwFreq Vcddefault

in 垂直カウントダウンの中心発振周期 • VDEC_VCNT_FRQ_AUTO: 自動判定 • VDEC_VCNT_FRQ_50HZ: 50.00 Hz • VDEC_VCNT_FRQ_59_94HZ: 59.94 Hz • VDEC_VCNT_FRQ_60HZ: 60.00 Hz

_UWORD Vcdwindow

in 垂直カウントダウンの同期範囲 0x0000 ~ 0x003F 0.1msec 単位

_UWORD Vcdoffset

in 垂直カウントダウンの少発振周期 0x0000 ~ 0x001F 0.1msec 単位


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構造体 vdec_Agcのメンバを以下に示します。

typedef struct { vdec_OnOff Agcmode ; _UWORD Doreduce ; _UWORD Noreduce ; _UWORD Agcresponse ; _UWORD Agclevel ; _UWORD Agcprecis ; _UWORD Pga_gain ; } vdec_Agc ;

型メンバ名

入出力説明

vdec_OnOff Agcmode

in A/D コンバータ AGC 制御／PGA 切り替え設定 ON/OFF • VDEC_OFF: AGC OFF、PGA 手動 • VDEC_ON: AGC ON (自動)

_UWORD Doreduce

in VBI 期間における同期振幅検出の手動切り替え • 0: 同期振幅を AGC の基準に設定 • 1: AGC ゲインを通常の 3/4 倍に設定

_UWORD Noreduce

in VBI 期間における同期振幅検出切り替え • 0: 同期振幅検出する • 1: 同期振幅検出しない

_UWORD Agcresponse

in AGC の応答速度 0x0000 ~ 0x0007

_UWORD Agclevel

in 同期パルスの基準振幅 0x0000 ~ 0x01FF

_UWORD Agcprecis

in AGC ゲイン調整精度 0x0000 ~ 0x003F

_UWORD Pga_gain

in PGA ゲイン設定 0x0000 (0.8Vpp) ~ 0x001F (1.6Vpp) 本パラメータは Agcmode が VDEC_OFF の時有効と成り

ます。構造体 vdec_PeakLimCtrlのメンバを以下に示します。

typedef struct { vdec_PeakLevel Peaklevel ; _UWORD Peakattack ; _UWORD Peakrelease ; vdec_PeakRatio Peakratio ; _UWORD Maxpeaksamples ; } vdec_PeakLimCtrl ;

型メンバ名

入出力説明

vdec_PeakLevel Peaklevel

in ピークリミッタによって制限されるピーク輝度値の値 (映像

信号レベル) • VDEC_PEAKLV_LIM_OFF: リミッタ OFF • VDEC_PEAKLV_1008: 1008 LSB • VDEC_PEAKLV_992: 992 LSB


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• VDEC_PEAKLV_960: 960 LSB AGC が OFF の時は本設定に関わらずピークリミッタは動

作しません。 _UWORD Peakattack

in ピークリミッタのゲイン減少時の応答速度 0x0000 ~ 0x0003

_UWORD Peakrelease

in ピークリミッタのゲイン増加時の応答速度 0x0000 ~ 0x0003

vdec_PeakRatio Peakratio

in ピークリミッタの大圧縮率 • VDEC_PEAKRATIO_50: 50%まで圧縮 • VDEC_PEAKRATIO_25: 25%まで圧縮 • VDEC_PEAKRATIO_12_5: 12.5%まで圧縮 • VDEC_PEAKRATIO_0: 0%まで圧縮

_UWORD Maxpeaksamples

in オーバフローを起こしている画素の許容大数 0x0000 ~ 0x00FF 1024 画素単位


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2.3.5 VDEC_YcSep 書式 #include "vdec_api.h"

vdec_ErrorCode VDEC_YcSep( const vdec_YcSeparation *YcSeparation ) ;

引数 • [in]const vdec_YcSeparation * YcSeparation

Y/C 分離パラメータ



概要


• Y/C 分離関連の設定 • Y/C 分離用クロマフィルタ TAP 係数の設定 • レンジオーバ制御の設定


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引数の設定

型


vdec_YcSeparation * YcSeparation

in Y/C 分離パラメータ NULL を設定しないでください。

構造体 vdec_YcSeparationのメンバを以下に示します。

typedef struct { vdec_YcSepCtrl *YcSepCtrl ; vdec_ChrFilTAP *Wa ; vdec_ChrFilTAP *Wb ; vdec_ChrFilTAP *Na ; vdec_ChrFilTAP *Nb ; vdec_OverRange *OverRange ; } vdec_YcSeparation ;

型メンバ名

入出力説明

vdec_YcSepCtrl * YcSepCtrl

in Y/C 分離制御パラメータ変更する必要が無い場合は NULL を設定してください。

vdec_ChrFilTAP * Wa

in Y/C 分離用クロマフィルタタップ係数 2 次元縦続接続広帯域 (3.58 / 4.43 / SECAM-DR) /

TAKE-OFF 変更する必要が無い場合は NULL を設定してください。

vdec_ChrFilTAP * Wb

in Y/C 分離用クロマフィルタタップ係数 2 次元縦続接続広帯域 (SECAM-DB) 変更する必要が無い場合は NULL を設定してください。

vdec_ChrFilTAP * Na

in Y/C 分離用クロマフィルタタップ係数 2 次元縦続接続狭帯域 (3.58 / 4.43 / SECAM-DR) 変更する必要が無い場合は NULL を設定してください。

vdec_ChrFilTAP * Nb

in Y/C 分離用クロマフィルタタップ係数 2 次元縦続接続狭帯域 (SECAM-DB) 変更する必要が無い場合は NULL を設定してください。

vdec_OverRange * OverRange

in レンジオーバ制御パラメータ変更する必要が無い場合は NULL を設定してください。


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構造体 vdec_YcSepCtrlのメンバを以下に示します。

typedef struct { _UWORD K15 ; _UWORD K13 ; _UWORD K11 ; _UWORD K16 ; _UWORD K14 ; _UWORD K12 ; _UWORD K22A ; _UWORD K21A ; _UWORD K22B ; _UWORD K21B ; _UWORD K23B ; _UWORD K23A ; _UWORD K24 ; vdec_FilterSel Hbpf_Narrow ; vdec_FilterSel Hvbpf_Narrow ; vdec_BpfSel Hbpf1_9Tap_On ; vdec_BpfSel Hvbpf1_9Tap_On ; vdec_BpfSel Hfil_Tap_Sel ; vdec_OnOff Det2_On ; vdec_FilMixRatio Hsel_Mix_Y ; vdec_FilMixRatio Vsel_Mix_Y ; vdec_FilMixRatio Hvsel_Mix_Y ; _UWORD V_Y_Level ; vdec_FilMixRatio Det2_Mix_C ; vdec_FilMixRatio Det2_Mix_Y ; vdec_FilterModeSel Fil2_Mode_2D ; vdec_FilterSel Fil2_Narrow_2D ; } vdec_YcSepCtrl ;

型メンバ名

入出力説明

_UWORD K15

in Y/C 分離 2 次元フィルタ選択係数※

0x0000 ~ 0x000F _UWORD K13


0x0000 ~ 0x003F _UWORD K11


0x0000 ~ 0x003F _UWORD K16


0x0000 ~ 0x000F _UWORD K14


0x0000 ~ 0x003F _UWORD K12


0x0000 ~ 0x003F _UWORD K22A


0x0000 ~ 0x00FF _UWORD K21A


0x0000 ~ 0x003F _UWORD K22B


0x0000 ~ 0x00FF _UWORD K21B



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0x0000 ~ 0x003F _UWORD K23B


0x0000 ~ 0x000F _UWORD K23A


0x0000 ~ 0x000F _UWORD K24


0x0000 ~ 0x001F vdec_FilterSel Hbpf_Narrow

in 水平 BPF (後段) の選択 • VDEC_FILSEL_BYPASS: バイパス • VDEC_FILSEL_17TAP: 17 TAP

vdec_FilterSel Hvbpf_Narrow

in 水平垂直 BPF (後段) の選択 • VDEC_FILSEL_BYPASS: バイパス • VDEC_FILSEL_17TAP: 17 TAP

vdec_BpfSel Hbpf1_9Tap_On

in 水平 BPF (前段) の選択 • VDEC_BPFSEL_17TAP: 17 TAP • VDEC_BPFSEL_9TAP: 9 TAP

vdec_BpfSel Hvbpf1_9Tap_On

in 水平垂直 BPF (前段) の選択 • VDEC_BPFSEL_17TAP: 17 TAP • VDEC_BPFSEL_9TAP: 9 TAP

vdec_BpfSel Hfil_Tap_Sel

in 水平フィルタ＆水平垂直フィルタ帯域切り替え信号 • VDEC_BPFSEL_17TAP: 17 TAP • VDEC_BPFSEL_9TAP: 9 TAP

vdec_OnOff Det2_On

in 2 次元フィルタ混合処理選択相関検出フィルタを通した信号の混合

• VDEC_OFF: 混合しない • VDEC_ON: 混合する

vdec_FilMixRatio Hsel_Mix_Y

in 水平フィルタを通した信号と水平フィルタ (前段) を通した

信号の混合比水平フィルタ (前段) を通した信号の割合

• VDEC_FILMIX_RATIO_0: 0% • VDEC_FILMIX_RATIO_12_5: 12.5% • VDEC_FILMIX_RATIO_25: 25% • VDEC_FILMIX_RATIO_37_5: 37.5% • VDEC_FILMIX_RATIO_50: 50% • VDEC_FILMIX_RATIO_62_5: 62.5% • VDEC_FILMIX_RATIO_75: 75% • VDEC_FILMIX_RATIO_87_5: 87.5% • VDEC_FILMIX_RATIO_100: 100%

vdec_FilMixRatio Vsel_Mix_Y

in 垂直フィルタを通した信号と水平垂直フィルタ (前段) を通

した信号の混合比水平垂直フィルタ (前段) を通した信号の割合


vdec_FilMixRatio Hvsel_Mix_Y

in 水平垂直フィルタを通した信号と水平垂直フィルタ (前段) を通した信号の混合比


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水平垂直フィルタ (前段) を通した信号の割合 • VDEC_FILMIX_RATIO_0: 0% • VDEC_FILMIX_RATIO_12_5: 12.5% • VDEC_FILMIX_RATIO_25: 25% • VDEC_FILMIX_RATIO_37_5: 37.5% • VDEC_FILMIX_RATIO_50: 50% • VDEC_FILMIX_RATIO_62_5: 62.5% • VDEC_FILMIX_RATIO_75: 75% • VDEC_FILMIX_RATIO_87_5: 87.5% • VDEC_FILMIX_RATIO_100: 100%

_UWORD V_Y_Level

in 相関検出フィルタの垂直輝度検出レベル 0x0000 ~ 0x01FF

vdec_FilMixRatio Det2_Mix_C

in 水平垂直適応フィルタを通した C 信号と相関検出フィルタ

を通した信号の混合比相関検出フィルタを通した信号の割合


vdec_FilMixRatio Det2_Mix_Y

in 水平垂直適応フィルタを通した Y 生成用 C 信号と相関検出

フィルタを通した信号の混合比相関検出フィルタを通した信号の割合


vdec_FilterModeSel Fil2_Mode_2D

in 2 次元縦続接続/TAKE-OFF フィルタモード選択 • VDEC_FILMODE_BYPASS: バイパス • VDEC_FILMODE_CASCADE: 縦続接続フィルタ • VDEC_FILMODE_TAKEOFF: TAKE-OFF フィルタ

vdec_FilterSel Fil2_Narrow_2D

in 2 次元縦続接続フィルタ選択 • VDEC_FILSEL_BYPASS: バイパス • VDEC_FILSEL_17TAP: 17 TAP

【注】 ※Y/C 分離 2 次元フィルタ選択係数の詳細については「SH7268 Group, SH7269 Group User’s Manual: Hardware (R01UH0048JJ)」を参照ください。


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構造体 vdec_ChrFilTAPのメンバを以下に示します。VDEC_CHRFIL_TAPCOE_NUMは’9’です。

typedef struct { _UWORD Fil2_2D_F[ VDEC_CHRFIL_TAPCOE_NUM ] ; } vdec_ChrFilTAP ;

型メンバ名

入出力説明

_UWORD Fil2_2D_F[ VDEC_CHRFIL_TAPCOE_NUM ]

in Y/C 分離用クロマフィルタタップ係数上位ビットの符号 + 絶対値 (0~4095)

0x0000 ~ 0x0FFF: 0 ~ 4095 0x1000 ~ 0x1FFF: -0 ~ -4095

構造体 vdec_OverRangeのメンバを以下に示します。

typedef struct { _UWORD Radj_O_Level0 ; _UWORD Radj_U_Level0 ; _UWORD Radj_O_Level1 ; _UWORD Radj_U_Level1 ; _UWORD Radj_O_Level2 ; _UWORD Radj_U_Level2 ; _UWORD Test_Moni ; _UWORD Radj_Mix_K_Fix ; vdec_OnOff Ucmp_Sw ; vdec_OnOff Dcmp_Sw ; vdec_OnOff Hwide_Sw ; } vdec_OverRange ;

型メンバ名

入出力説明

_UWORD Radj_O_Level0

in A/D オーバスレッシュレベル (LEVEL 0/1 間) 0x0000 ~ 0x03FF

_UWORD Radj_U_Level0

in A/D アンダスレッシュレベル (LEVEL 3/2 間) 0x0000 ~ 0x03FF









_UWORD Test_Moni

in テストモード • 0 ~ 3: 通常動作 • 4: LEVEL0 部分黒出力 • 5: LEVEL1 部分黒出力 • 6: LEVEL2 部分黒出力 • 7: LEVEL3 部分黒出力

_UWORD Radj_Mix_K_Fix

in レンジオーバアンダ強制モード


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• 0 ~ 3: 自動検知 • 4: LEVEL0 (通常) 固定 • 5: LEVEL1 (ほぼ通常) 固定 • 6: LEVEL2 (ほぼレンジオーバ) 固定 • 7: LEVEL3 (完全レンジオーバ状態) 固定

vdec_OnOff Ucmp_Sw

in レンジオーバ判別許可 • VDEC_OFF: レンジオーバ検知しない • VDEC_ON: レンジオーバ検知する

vdec_OnOff Dcmp_Sw

in レンジアンダ判別許可 • VDEC_OFF: レンジアンダ検知しない • VDEC_ON: レンジアンダ検知する

vdec_OnOff Hwide_Sw

in レンジオーバ、アンダレベルの水平拡大 • VDEC_OFF: 水平拡大なし • VDEC_ON: 水平拡大あり


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2.3.6 VDEC_ChromaDec 書式 #include "vdec_api.h"

vdec_ErrorCode VDEC_ChromaDec( const vdec_ChromaDec *ChromaDec ) ;

引数 • [in]const vdec_ChromaDec * ChromaDec

クロマデコードパラメータ



概要


• BCO パラメータ、カラーシステム判定用のパラメータ設定 • クロマデコードパラメータの設定 • カラーキラーの設定 • ACC の設定 • TINT 補正、R-Y 軸補正の設定


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引数の設定

型


vdec_ChromaDec * ChromaDec

in クロマデコードパラメータ NULL を設定しないでください。

構造体 vdec_ChromaDecのメンバを以下に示します。

typedef struct { vdec_ColorSysDet *ColorSysDet ; vdec_Bco *Bco ; vdec_ColorKiller *ColorKiller ; vdec_AccCtrl *AccCtrl ; vdec_TintRy *TintRy ; } vdec_ChromaDec ;

型メンバ名

入出力説明

vdec_ColorSysDet *ColorSysDet

in カラーシステム検出パラメータ変更する必要が無い場合は NULL を設定してください。

vdec_Bco *Bco

in BCO パラメータ変更する必要が無い場合は NULL を設定してください。

vdec_ColorKiller *ColorKiller

in カラーキラーパラメータ変更する必要が無い場合は NULL を設定してください。

vdec_AccCtrl *AccCtrl

in ACC パラメータ変更する必要が無い場合は NULL を設定してください。

vdec_TintRy *TintRy

in TINT 補正/R-Y 軸補正パラメータ変更する必要が無い場合は NULL を設定してください。

構造体 vdec_ColorSysDetのメンバを以下に示します。

typedef struct { vdec_ColorSys Defaultsys ; vdec_OnOff Nontsc358 ; vdec_OnOff Nontsc443 ; vdec_OnOff Nopalm ; vdec_OnOff Nopaln ; vdec_OnOff Nopal443 ; vdec_OnOff Nosecam ; _UWORD Lumadelay ; vdec_OnOff Chromalpf ; vdec_DemodMode Demodmode ; } vdec_ColorSysDet ;

型メンバ名

入出力説明

vdec_ColorSys Defaultsys

in デフォルトの色方式 • VDEC_CSYS_NTSC: NTSC


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• VDEC_CSYS_PAL: PAL • VDEC_CSYS_SECAM: SECAM • VDEC_CSYS_NON: 指定無し

vdec_OnOff Nontsc358

in NTSC-M 判別 • VDEC_OFF: 行わない • VDEC_ON: 行う

vdec_OnOff Nontsc443

in NTSC-4.43 判別 • VDEC_OFF: 行わない • VDEC_ON: 行う

vdec_OnOff Nopalm

in PAL-M 判別 • VDEC_OFF: 行わない • VDEC_ON: 行う

vdec_OnOff Nopaln

in PAL-N 判別 • VDEC_OFF: 行わない • VDEC_ON: 行う

vdec_OnOff Nopal443

in PAL-B、G、H、I、D 判別 • VDEC_OFF: 行わない • VDEC_ON: 行う

vdec_OnOff Nosecam

in SECAM 判別 • VDEC_OFF: 行わない • VDEC_ON: 行う

_UWORD Lumadelay

in 輝度信号の遅延調整 0x0010(-16) ~ 0x0000(0) ~ 0x000F(15) 5 ビット、2 の補数

vdec_OnOff Chromalpf

in 復調後クロマ用 LPF • VDEC_OFF: 使用しない • VDEC_ON: 使用する

vdec_DemodMode Demodmode

in 復調前のライン平均処理 • VDEC_DEMMD_NO: なし • VDEC_DEMMD_PAL: PAL のみ行う

構造体 vdec_Bcoのメンバを以下に示します。

typedef struct { vdec_BstLckRange Lockrange ; _UWORD Loopgain ; _UWORD Locklimit ; vdec_OnOff Bcofreerun ; _UWORD Bgpcheck ; _UWORD Bgpwidth ; _UWORD Bgpstart ; } vdec_Bco ;

型メンバ名

入出力説明

vdec_BstLckRange Lockrange

in バーストロック PLL のロックレンジ • VDEC_BST_LCKRNG_400HZ: ±400 Hz • VDEC_BST_LCKRNG_800HZ: ±800 Hz • VDEC_BST_LCKRNG_1200HZ: ±1200 Hz • VDEC_BST_LCKRNG_1600HZ: ±1600 Hz


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_UWORD Loopgain

in バーストロック PLL のループゲイン 0x0000 ~ 0x0003

_UWORD Locklimit

in バーストロック PLL が自走周波数の再サーチを行うレベル

値 0x0000 ~ 0x0003

vdec_OnOff Bcofreerun

in バーストロック PLL のフリーラン発振モード ON/OFF • VDEC_OFF • VDEC_ON

_UWORD Bgpcheck

in バーストゲートパルス位置確認 • 0: 位置確認を行わない • 1: 位置確認を行う

_UWORD Bgpwidth

in バーストゲートパルスの幅 0x0000 ~ 0x007F 27MHz クロック周期単位

_UWORD Bgpstart

in バーストゲートパルス開始位置 0x0000 ~ 0x00FF 27MHz クロック周期単位

構造体 vdec_ColorKillerのメンバを以下に示します。

typedef struct { _UWORD Killeroffset ; vdec_OnOff Killermode ; _UWORD Killerlevel ; } vdec_ColorKiller ;

型メンバ名

入出力説明

_UWORD Killeroffset

in カラーキラーオフセット 0x0000 ~ 0x000F Killerlevel + Killeroffset でカラーキラーを OFF にするレベ

ルとなります。 vdec_OnOff Killermode

in 強制カラーキラーモード ON/OFF • VDEC_OFF: 自動判定 • VDEC_ON: 強制キラーON

_UWORD Killerlevel

in カラーキラーの動作開始点 0x0000 ~ 0x003F カラーキラーを ON にするレベルを制御します。

構造体 vdec_AccCtrlのメンバを以下に示します。

typedef struct { _UWORD Accmode ; vdec_AccMaxGain Accmaxgain ; _UWORD Acclevel ; vdec_ChromaSubGain Chromasubgain ; _UWORD Chromamaingain ; _UWORD Accresponse ; _UWORD Accprecis ; } vdec_AccCtrl ;


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型

メンバ名入出力説明

_UWORD Accmode

in ACC 動作モード • 0: 自動ゲイン設定 • 1: 手動ゲイン設定

vdec_AccMaxGain Accmaxgain

in ACC 大ゲイン • VDEC_ACC_MAXGAIN_6: 6 倍 • VDEC_ACC_MAXGAIN_8: 8 倍 • VDEC_ACC_MAXGAIN_12: 12 倍 • VDEC_ACC_MAXGAIN_16: 16 倍

この設定は Accmode が自動 (=’0’) の時のみ有効です。 _UWORD Acclevel

in ACC 基準カラーバースト発振 0x0000 ~ 0x01FF この設定は Accmode が自動 (=’0’) の時のみ有効です。

vdec_ChromaSubGain Chromasubgain

in クロマ手動ゲイン (サブ) • VDEC_CHR_SUBGAIN_1: 1 倍 • VDEC_CHR_SUBGAIN_2: 2 倍 • VDEC_CHR_SUBGAIN_4: 4 倍 • VDEC_CHR_SUBGAIN_8: 8 倍この設定は Accmode が手動 (=’1’) の時のみ有効です。

_UWORD Chromamaingain

in クロマ手動ゲイン (メイン) 0x0000 ~ 0x01FF この設定は Accmode が手動 (=’1’) の時のみ有効です。 0x0100 が 1 倍に相当します。

_UWORD Accresponse

in ACC の応答速度 0x0000 ~ 0x0003

_UWORD Accprecis

in ACC ゲイン調整精度 0x0000 ~ 0x003F

構造体 vdec_TintRyのメンバを以下に示します。

typedef struct { _UWORD Tintsub ; _UWORD Tintmain ; } vdec_TintRy ;

型メンバ名

入出力説明

_UWORD Tintsub

in R-Y 復調軸の微調整 0x0000 ~ 0x003F 360/1024 度単位、2 の補数本パラメータは NTSC と PAL のみ有効です。

_UWORD Tintmain

in 色相調整量 0x0000 ~ 0x03FF 360/1024 度単位、2 の補数本パラメータは NTSC と PAL のみ有効です。


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2.3.7 VDEC_DigitalClamp 書式 #include "vdec_api.h"

vdec_ErrorCode VDEC_DigitalClamp( const vdec_DigitalClamp *DigitalClamp ) ;

引数 • [in]const vdec_DigitalClamp * DigitalClamp

デジタルクランプパラメータ



概要


• ペデスタルクランプ (Y) の設定 • センタークランプ (Cb/Cr) の設定 • ノイズ検出用パラメータの設定


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引数の設定

型


vdec_DigitalClamp * DigitalClamp

in デジタルクランプパラメータ NULL を設定しないでください。

構造体 vdec_DigitalClampのメンバを以下に示します。

typedef struct { vdec_PdstlCntrClamp *PdstlCntrClamp ; vdec_NoiseDet *NoiseDet ; } vdec_DigitalClamp ;

型メンバ名

入出力説明

vdec_PdstlCntrClamp * PdstlCntrClamp

in ペデスタル/センタークランプパラメータ変更する必要が無い場合は NULL を設定してください。

vdec_NoiseDet * NoiseDet

in ノイズ検出パラメータ変更する必要が無い場合は NULL を設定してください。

構造体 vdec_PdstlCntrClampのメンバを以下に示します。

typedef struct { _UWORD Dcpresponse ; _UWORD Dcpstart ; _UWORD Dcpend ; _UWORD Dcpwidth ; vdec_PedestalClamp *PedestalClamp ; vdec_CenterClamp *CenterClamp ; } vdec_PdstlCntrClamp ;

型メンバ名

入出力説明

_UWORD Dcpresponse

in デジタルクランプの応答速度 0x0000 ~ 0x0007

_UWORD Dcpstart

in デジタルクランプ開始ライン [lines] 0x0000 ~ 0x003F

_UWORD Dcpend

in デジタルクランプ終了ライン [lines] 0x0000 ~ 0x003F

_UWORD Dcpwidth

in デジタルクランプパルスの幅 0x0000 ~ 0x007F 27MHz クロック周期単位

vdec_PedestalClamp * PedestalClamp

in ペデスタルクランプパラメータ変更する必要が無い場合は NULL を設定してください。

vdec_CenterClamp * CenterClamp

in センタークランプパラメータ変更する必要が無い場合は NULL を設定してください。


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構造体 vdec_PedestalClampのメンバを以下に示します。

typedef struct { _UWORD Dcpmode_Y ; _UWORD Dcpcheck ; _UWORD Dcppos_Y ; _UWORD Blanklevel_Y ; vdec_OnOff Clp_Hold_On_Y ; } vdec_PedestalClamp ;

型メンバ名

入出力説明

_UWORD Dcpmode_Y

in クランプレベル設定モード (Y 信号) • 0: 手動クランプレベル設定 • 1: 自動クランプレベル設定

_UWORD Dcpcheck

in デジタルクランプパルス位置確認 • 0: 位置確認を行わない • 1: 位置確認を行う

_UWORD Dcppos_Y

in デジタルクランプパルスの水平開始位置 (Y 信号) 0x0000 ~ 0x00FF 27MHz クロック周期単位

_UWORD Blanklevel_Y

in クランプオフセットレベル (Y 信号) 0x0000 ~ 0x03FF 2 の補数、減算値を設定

vdec_OnOff Clp_Hold_On_Y

in クランプデータの HOLD 処理の ON/OFF (Y) • VDEC_OFF: HOLD 処理なし • VDEC_ON: HOLD 処理あり

構造体 vdec_CenterClampのメンバを以下に示します。

typedef struct { _UWORD Dcpmode_C ; _UWORD Dcppos_C ; _UWORD Blanklevel_Cb ; _UWORD Blanklevel_Cr ; vdec_OnOff Clp_Hold_On_Cb ; vdec_OnOff Clp_Hold_On_Cr ; } vdec_CenterClamp ;

型メンバ名

入出力説明

_UWORD Dcpmode_C

in クランプレベル設定モード (Cb/Cr 信号) • 0: 手動クランプレベル設定 • 1: 自動クランプレベル設定

_UWORD Dcppos_C

in デジタルクランプパルスの水平開始位置 (Cb/Cr 信号) 0x0000 ~ 0x00FF 27MHz クロック周期単位

_UWORD Blanklevel_Cb

in クランプオフセットレベル (Cb 信号) 0x0000 ~ 0x003F 2 の補数、減算値を設定


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_UWORD Blanklevel_Cr

in クランプオフセットレベル (Cr 信号) 0x0000 ~ 0x003F 2 の補数、減算値を設定

vdec_OnOff Clp_Hold_On_Cb

in クランプデータの HOLD 処理の ON/OFF (Cb) • VDEC_OFF: HOLD 処理なし • VDEC_ON: HOLD 処理あり

vdec_OnOff Clp_Hold_On_Cr

in クランプデータの HOLD 処理の ON/OFF (Cr) • VDEC_OFF: HOLD 処理なし • VDEC_ON: HOLD 処理あり

構造体 vdec_NoiseDetのメンバを以下に示します。

typedef struct { vdec_Acfinput Acfinput ; _UWORD Acflagtime ; _UWORD Acffilter ; } vdec_NoiseDet ;

型メンバ名

入出力説明

vdec_Acfinput Acfinput

in 自己相関関数を求める映像信号 • VDEC_VDSIG_ATCRR_Y: Y 信号 • VDEC_VDSIG_ATCRR_CB: Cb 信号 • VDEC_VDSIG_ATCRR_CR: Cr 信号

_UWORD Acflagtime

in 自己相関関数を計算する際の遅延時間 0x0000 ~ 0x001F 27MHz のクロック数

_UWORD Acffilter

in 自己相関関数値の平滑化パラメータ 0x0000 ~ 0x0003


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2.3.8 VDEC_Output 書式 #include "vdec_api.h"

vdec_ErrorCode VDEC_Output( const vdec_OutAdj *OutAdj ) ;

引数 • [in]const vdec_OutAdj *OutAdj 出力調整パラメータ戻り値 • vdec_ErrorCode

VDEC_ERR_NONE VDEC_ERR_PARAM_UNDEF VDEC_ERR_PARAM_RANGE

エラーコード正常終了必要なパラメータが定義されていない範囲外の値を設定

概要


• 出力コントラスト調整の設定


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引数の設定

型


vdec_OutAdj * OutAdj

in 出力調整パラメータ NULL を設定しないでください。

構造体 vdec_OutAdjのメンバを以下に示します。

typedef struct { _UWORD Y_Gain2 ; _UWORD Cb_Gain2 ; _UWORD Cr_Gain2 ; } vdec_OutAdj ;

型メンバ名

入出力説明

_UWORD Y_Gain2

in Y 信号ゲイン係数 0x0000 ~ 0x03FF (0: 0 倍、0x0200: 1 倍、0x03FF: 約 2 倍)

_UWORD Cb_Gain2

in Cb 信号ゲイン係数 0x0000 ~ 0x03FF (0: 0 倍、0x0200: 1 倍、0x03FF: 約 2 倍)

_UWORD Cr_Gain2

in Cr 信号ゲイン係数 0x0000 ~ 0x03FF (0: 0 倍、0x0200: 1 倍、0x03FF: 約 2 倍)


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2.3.9 VDEC_QueryVDEC 書式 #include "vdec_api.h"

vdec_ErrorCode VDEC_QueryVDEC( vdec_Queries *param ) ;

引数 • [out]vdec_Queries *param 取得パラメータ格納領域指定ポインタ戻り値 • vdec_ErrorCode

VDEC_ERR_NONE VDEC_ERR_PARAM_UNDEF

エラーコード正常終了必要なパラメータが定義されていない

概要


• ビデオデコーダモジュールのリードレジスタから以下の情報を取得 ⎯ 同期分離 ⎯ AGC ⎯ クロマデコード ⎯ デジタルクランプ


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引数の設定

型


vdec_Queries * param

out 取得パラメータ格納領域指定ポインタ NULL を設定しないでください。

構造体 vdec_Queriesのメンバを以下に示します。

typedef struct { vdec_Q_Sync *q_Sync ; vdec_Q_Agc *q_Agc ; vdec_Q_ChromaDec *q_ChromaDec ; vdec_Q_DigitalClamp *q_DigitalClamp ; } vdec_Queries ;

型メンバ名

入出力説明

vdec_Q_Sync * q_Sync

out 同期分離パラメータ格納領域ポインタ取得する必要が無い場合は NULL を設定してください。

vdec_Q_Agc * q_Agc

out AGC パラメータ格納領域ポインタ取得する必要が無い場合は NULL を設定してください。

vdec_Q_ChromaDec * q_ChromaDec

out クロマデコードパラメータ格納領域ポインタ取得する必要が無い場合は NULL を設定してください。

vdec_Q_DigitalClamp * q_DigitalClamp

out デジタルクランプパラメータ格納領域ポインタ取得する必要が無い場合は NULL を設定してください。

構造体 vdec_Q_Syncのメンバを以下に示します。

typedef struct { vdec_Lock Fhlock ; _UWORD Isnoisy ; vdec_FhMode Fhmode ; _UWORD Nosignal ; vdec_Lock Fvlock ; vdec_FvMode Fvmode ; vdec_InterDet Interlaced ; _UWORD Fvcount ; _UDWORD Fhcount ; _UWORD Isreduced ; _UWORD Syncdepth ; } vdec_Q_Sync ;

型メンバ名

入出力説明

vdec_Lock Fhlock

out 水平 AFC ロック判定 • VDEC_UNLOCK: アンロック • VDEC_LOCK: ロック

_UWORD out 同期分離による低 S/N 信号判別結果


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Isnoisy • 0: 低 S/N 信号ではない • 1: 低 S/N 信号である

vdec_FhMode Fhmode

out 倍速判定結果 • VDEC_FHMODE_I: 通常(525i/625i 等) • VDEC_FHMODE_P: 倍速(525p/625p 等)

_UWORD Nosignal

out 無信号判別結果 • 0: 垂直同期信号あり • 1: 垂直同期信号なし

vdec_Lock Fvlock

out 垂直カウントダウンのロック判定 • VDEC_UNLOCK: アンロック • VDEC_LOCK: ロック

vdec_FvMode Fvmode

out 垂直カウントダウン発振モード • VDEC_FVMODE_50HZ: 50Hz • VDEC_FVMODE_60HZ: 60Hz

vdec_InterDet Interlaced

out インタレース判別結果 • VDEC_PROGRESSIVE: プログレッシブ • VDEC_INTERLACE: インタレース

_UWORD Fvcount

out 垂直周期計測結果 0 ~ 255 0.1msec 単位

_UDWORD Fhcount

out 水平 AFC 発振周期 0x00000 ~ 0x1FFFF 27MHz クロックの 1/64 クロック単位

_UWORD Isreduced

out VBI 期間の同期振幅の検出結果 • 0: 映像有効期間よりも振幅が大きい • 1: 映像有効期間と等しい

_UWORD Syncdepth

out 同期パルス振幅検出結果 0x0000 ~ 0x03FF

構造体 vdec_Q_Agcのメンバを以下に示します。 typedef struct { _UWORD Highsamples ; _UWORD Peaksamples ; _UWORD Agcconverge ; _UWORD Agcgain ; } vdec_Q_Agc ;

型メンバ名

入出力説明

_UWORD Highsamples

out ピークリミッタで制限されるピーク輝度以上の輝度値を持

つ画素の数 0x0000 ~ 0x00FF 1024 画素単位

_UWORD Peaksamples

out オーバフローを起こしている画素の数 0x0000 ~ 0x00FF 1024 画素単位

_UWORD Agcconverge

out AGC の収束判定結果 • 0: 収束していない • 1: 収束


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_UWORD Agcgain

out 現在の AGC ゲイン値 0x0000 ~ 0x00FF 64 が 1 倍に相当

構造体 vdec_Q_ChromaDecのメンバを以下に示します。

typedef struct { vdec_ColorSys Colorsys ; _UWORD Fscmode ; vdec_Lock Fsclock ; _UWORD Noburst ; vdec_ChromaSubGain Accsubgain ; _UWORD Accmaingain ; _UWORD Issecam ; _UWORD Ispal ; _UWORD Isntsc ; _UWORD Locklevel ; } vdec_Q_ChromaDec ;

型メンバ名

入出力説明

vdec_ColorSys Colorsys

out 色方式判別結果 • VDEC_CSYS_NTSC: NTSC • VDEC_CSYS_PAL: PAL • VDEC_CSYS_SECAM: SECAM • VDEC_CSYS_NON: 判別不能

_UWORD Fscmode

out 色副搬送波周波数判別結果 • 0: 3.58MHz • 1: 4.43MHz

vdec_Lock Fsclock

out バーストロック PLL ロック判定 • VDEC_UNLOCK: アンロック • VDEC_LOCK: ロック

_UWORD Noburst

out カラーバースト検出結果 • 0: カラーバーストあり • 1: カラーバーストなし

vdec_ChromaSubGain Accsubgain

out 現在の ACC ゲイン値 (サブ) • VDEC_CHR_SUBGAIN_1: 1 倍 • VDEC_CHR_SUBGAIN_2: 2 倍 • VDEC_CHR_SUBGAIN_4: 4 倍 • VDEC_CHR_SUBGAIN_8: 8 倍

_UWORD Accmaingain

out 現在の ACC ゲイン値 (メイン) 0x0000 ~ 0x01FF 256 が 1 倍

_UWORD Issecam

out SECAM 検出器検出結果 • 0: SECAM ではない • 1: SECAM である

_UWORD Ispal

out PAL 検出器検出結果 • 0: PAL ではない • 1: PAL である

_UWORD Isntsc

out NTSC 検出器検出結果 • 0: NTSC ではない


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• 1: NTSC である _UWORD Locklevel

out バーストロック PLL による低 S/N 信号判別結果 0x0000 ~ 0x00FF

構造体 vdec_Q_DigitalClampのメンバを以下に示します。

typedef struct { _UWORD Clamplevel_Y ; _UWORD Clamplevel_Cb ; _UWORD Clamplevel_Cr ; _UWORD Acfstrength ; } vdec_Q_DigitalClamp ;

型メンバ名

入出力説明

_UWORD Clamplevel_Y

out デジタルクランプ減算値 (Y 信号) 0x0000 ~ 0x03FF 2 の補数

_UWORD Clamplevel_Cb

out デジタルクランプ減算値 (Cb 信号) 0x0000 ~ 0x003F 2 の補数

_UWORD Clamplevel_Cr

out デジタルクランプ減算値 (Cr 信号) 0x0000 ~ 0x003F 2 の補数

_UWORD Acfstrength

out デジタルクランプパルスの位置におけるノイズの自己相関

の強さ 0x0000 ~ 0xFFFF


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3. ユーザ定義関数本ドライバの「VDEC_Initialize」と「VDEC_Terminate」では、ユーザ定義関数を実行することができます。

これらのユーザ定義関数の作成例を以下に示します。

3.1 VDEC_Initializeユーザ定義関数の作成例 1 /******************************************************************//** 2 * Function Name : Init_VDEC_CallBack 3 * @brief 4 * @param [in]_UDWORD mode 5 * @retval void 6 *********************************************************************/ 7 void Init_VDEC_CallBack( _UDWORD mode ) 8 { 9 /* standby control register 10 (STBCR10) 10 b7 0------- ; MSTP107 : 0 : Video Decoder enable */ 11 CPG.STBCR10.BYTE &= ~0x80u ; 12 }

3.2 VDEC_Terminateユーザ定義関数の作成例 1 /******************************************************************//** 2 * Function Name : Quit_VDEC_CallBack 3 * @brief 4 * @param [in]_UDWORD mode 5 * @retval void 6 *********************************************************************/ 7 void Quit_VDEC_CallBack( _UDWORD mode ) 8 { 9 /* standby control register 10 (STBCR10) 10 b7 1------- ; MSTP107 : Video Decoder disable */ 11 CPG.STBCR10.BYTE |= 0x80u ; 12 }


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4. 使用例

4.1 推奨設定値本ドライバの提供する各 API で推奨される設定値と初期値を構造体ごとに以下に示します。ただし、構造

体の全てのメンバの推奨値が初期値と同じものや、特に設定する必要の無いものについては記載しません。

また、ここで示される初期値はハードウェアリセット直後の値を意味します。

4.1.1 VDEC_Inputの設定値 Table 8 構造体 vdec_InputSelection の設定値

推奨値

メンバ初期値 NTSC-3.58 PAL-M

NTSC-4.43 PAL-4.43

PAL-N SECAM

Srcleft 316 256 256 Srctop 20 16 19 Srcheight 232 241 288 Srcwidth 1280 1428 1412


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4.1.2 VDEC_SyncSepの設定値 Table 9 構造体 vdec_NoiseRdLPF の設定値

メンバ初期値推奨値 Lpfvsync VDEC_LPF_VSYNC_0_54 VDEC_LPF_VSYNC_0_54 Lpfhsync VDEC_LPF_HSYNC_1_34 VDEC_LPF_HSYNC_0_94

Table 10 構造体 vdec_AtLvCtrlSyncSlicer の設定値

メンバ初期値推奨値 Velocityshift_H VDEC_VELOCITY_SHIFT_1 VDEC_VELOCITY_SHIFT_4 Slicermode_H VDEC_SLICE_MODE_AUTO_50 VDEC_SLICE_MODE_AUTO_50Slicermode_V VDEC_SLICE_MODE_AUTO_50 VDEC_SLICE_MODE_AUTO_50Syncmaxduty_H 15u 15u Syncminduty_H 10u 10u Ssclipsel VDEC_CLIP_LV_1023 VDEC_CLIP_LV_1023 Csyncslice_H 146u 146u Syncmaxduty_V 15u 15u Syncminduty_V 10u 9u Vsyncdelay VDEC_OFF VDEC_OFF Vsyncslice 11u 10u Csyncslice_V 146u 146u

Table 11 構造体 vdec_HorizontalAfc の設定値

推奨値


NTSC-4.43 PAL-4.43

PAL-N SECAM

Hafcgain 6u 12u 12u Hafcfreerun VDEC_OFF VDEC_OFF VDEC_OFF Hafctyp 692u 692u 704u Hafcstart 0 0 0 Nox2Hosc 0 1u 1u Dox2Hosc 0 0 0 Hafcmax 742u 792u 785u Hafcend 8u 8u 8u Hafcmode 2u 2u 2u Hafcmin 642u 592u 630u Phdet_Fix 0 0 0 Phdet_Div VDEC_PHDET_DIV_1_32 VDEC_PHDET_DIV_1_32 VDEC_PHDET_DIV_1_32


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Table 12 構造体 vdec_VcountDown の設定値

推奨値


NTSC-4.43 PAL-4.43

PAL-N SECAM

Vcdfreerun VDEC_OFF VDEC_OFF VDEC_OFF Novcd50 VDEC_ON VDEC_OFF VDEC_ON Novcd60 VDEC_ON VDEC_ON VDEC_OFF Vcddefault VDEC_VCNT_FRQ_AUTO VDEC_VCNT_FRQ_59_94HZ VDEC_VCNT_FRQ_50HZVcdwindow 20u 30u 30u Vcdoffset 10u 15u 15u

Table 13 構造体 vdec_Agc の設定値

推奨値

メンバ初期値 NTSC-3.58 NTSC-4.43

PAL-4.43 PAL-M PAL-N

SECAM Agcmode VDEC_OFF VDEC_ON VDEC_ON Doreduce 0 0 0 Noreduce 0 0 0 Agcresponse 5u 4u 4u Agclevel 236u 230u 242u Agcprecis 10u 10u 10u Pga_gain 0 0 0

Table 14 構造体 vdec_PeakLimCtrl の設定値

メンバ初期値推奨値 Peaklevel VDEC_PEAKLV_LIM_OFF VDEC_PEAKLV_992 Peakattack 2u 2u Peakrelease 0 3u Peakratio VDEC_PEAKRATIO_50 VDEC_PEAKRATIO_50 Maxpeaksamples 0 20u


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4.1.3 VDEC_YcSepの設定値 Table 15 構造体 vdec_YcSepCtrl の設定値

推奨値


PAL-4.43 PAL-M PAL-N

SECAM

K15 2u 2u 2u 2u K13 8u 8u 8u 8u K11 4u 4u 3u 4u K16 3u 3u 4u 3u K14 16u 16u 63u 16u K12 1u 8u 2u 1u K22A 64u 32u 32u 32u K21A 6u 6u 10u 10u K22B 16u 8u 15u 15u K21B 6u 6u 10u 6u K23B 6u 6u 3u 3u K23A 3u 3u 3u 3u K24 5u 5u 8u 8u

Hbpf_Narrow VDEC_FILSEL_- 17TAP VDEC_FILSEL_BYPASS

Hvbpf_Narrow VDEC_FILSEL_- 17TAP VDEC_FILSEL_BYPASS

Hbpf1_9Tap_On VDEC_BPFSEL_- 17TAP VDEC_BPFSEL_17TAP

Hvbpf1_9Tap_On VDEC_BPFSEL_- 17TAP VDEC_BPFSEL_17TAP

Hfil_Tap_Sel VDEC_BPFSEL_- 17TAP VDEC_BPFSEL_17TAP

Det2_On VDEC_ON VDEC_ON VDEC_OFF VDEC_ON

Hsel_Mix_Y VDEC_FILMIX_- RATIO_0

VDEC_FILMIX_- RATIO_75



Vsel_Mix_Y VDEC_FILMIX_- RATIO_0




Hvsel_Mix_Y VDEC_FILMIX_- RATIO_0




V_Y_Level 3u 0 0 0

Det2_Mix_C VDEC_FILMIX_- RATIO_0




Det2_Mix_Y VDEC_FILMIX_- RATIO_75




Fil2_Mode_2D VDEC_FILMODE_- CASCADE

VDEC_FILMODE_- CASCADE

VDEC_FILMODE_- BYPASS

VDEC_FILMODE_- CASCADE

Fil2_Narrow_2D VDEC_FILSEL_- 17TAP VDEC_FILSEL_17TAP


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以下にY/C分離用クロマフィルタタップ係数の推奨値を示します。フィルタタップ係数の推奨値は

Fil2_Mode_2DとFil2_Narrow_2Dの設定により変化します。PALフォーマットの時はFil2_Mode_2Dの推奨設定が’VDEC_FILMODE_BYPASS’の為(「Table 15 構造体vdec_YcSepCtrlの設定値」参照)、設定は不要と

なります。また、NTSCフォーマットの時の推奨値は初期値と同じです。

Table 16 構造体 vdec_ChrFilTAP の設定値

推奨値


PAL-4.43PAL-M PAL-N

SECAM

0x0018 0x0018 (24) - 0x1014 (-20) 0x002C 0x002C (44) - 0x0018 (24) 0x0014 0x0014 (20) - 0x0040 (64) 0x1034 0x1034 (-52) - 0x0028 (40) 0x1080 0x1080 (-128) - 0x104C (-76) 0x1080 0x1080 (-128) - 0x10A4 (-164) 0x100C 0x100C (-12) - 0x1054 (-84) 0x0084 0x0084 (132) - 0x006C (108)

Fil2_2D_F[ ] (WA_F0 ~ WA_F8)

0x00C8 0x00C8 (200) - 0x00D8 (216) 0x100C - - 0x100C (-12) 0x0028 - - 0x0028 (40) 0x003C - - 0x003C (60) 0x000C - - 0x000C (12) 0x1068 - - 0x1068 (-104) 0x109C - - 0x109C (-156) 0x1040 - - 0x1040 (-64) 0x0078 - - 0x0078 (120)

Fil2_2D_F[ ] (WB_F0 ~ WB_F8)

0x00D0 - - 0x00D0 (208) 0x0018 0x0018 (24) - 0x13F0 (-1008) 0x002C 0x002C (44) - 0x07B8 (1976) 0x0014 0x0014 (20) - 0x17E8 (-2024) 0x1034 0x1034 (-52) - 0x01BC (444) 0x1080 0x1080 (-128) - 0x074C (1868) 0x1080 0x1080 (-128) - 0x1B30 (-2864) 0x100C 0x100C (-12) - 0x0548 (1352) 0x0084 0x0084 (132) - 0x0560 (1376)

Fil2_2D_F[ ] (NA_F0 ~ NA_F8)

0x00C8 0x00C8 (200) - 0x18C0 (-2240) 0x1438 - - 0x1438 (-1080) 0x0AF0 - - 0x0AF0 (2800) 0x1CEC - - 0x1CEC (-3308) 0x065C - - 0x065C (1628) 0x05A4 - - 0x05A4 (1444) 0x1CEC - - 0x1CEC (-3308) 0x085C - - 0x085C (2140) 0x0178 - - 0x0178 (376)

Fil2_2D_F[ ] (NB_F0 ~ NB_F8)

0x1568 - - 0x1568 (-1384) 【注】 * 括弧内の値は 10 進数表現です。


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Table 17 構造体 vdec_OverRange の設定値

メンバ初期値推奨値 Radj_O_Level0 1023u 992u Radj_U_Level0 0 64u Radj_O_Level1 1023u 960u Radj_U_Level1 0 48u Radj_O_Level2 1023u 928u Radj_U_Level2 0 32u Test_Moni 0 0 Radj_Mix_K_Fix 0 0 Ucmp_Sw VDEC_OFF VDEC_ON Dcmp_Sw VDEC_OFF VDEC_ON Hwide_Sw VDEC_ON VDEC_ON


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4.1.4 VDEC_ChromaDecの設定値 Table 18 構造体 vdec_ColorSysDet の設定値

推奨値メンバ初期値

NTSC-3.58 NTSC-4.43 PAL-4.43 PAL-M PAL-N SECAM

Defaultsys VDEC_- CSYS_- NTSC

VDEC_CSYS_NTSC VDEC_CSYS_PAL VDEC_- CSYS_- SECAM

Nontsc358 VDEC_ON VDEC_ON VDEC_OFF VDEC_OFF VDEC_OFF VDEC_OFF VDEC_OFFNontsc443 VDEC_ON VDEC_OFF VDEC_ON VDEC_OFF VDEC_OFF VDEC_OFF VDEC_OFFNopalm VDEC_ON VDEC_OFF VDEC_OFF VDEC_OFF VDEC_ON VDEC_OFF VDEC_OFFNopaln VDEC_ON VDEC_OFF VDEC_OFF VDEC_OFF VDEC_OFF VDEC_ON VDEC_OFFNopal443 VDEC_ON VDEC_OFF VDEC_OFF VDEC_ON VDEC_OFF VDEC_OFF VDEC_OFFNosecam VDEC_ON VDEC_OFF VDEC_OFF VDEC_OFF VDEC_OFF VDEC_OFF VDEC_ONLumadelay 0 0 Chromalpf VDEC_OFF VDEC_OFF

Demodmode VDEC_-

DEMMD_- PAL

VDEC_DEMMD_PAL

Table 19 構造体 vdec_Bco の設定値

メンバ初期値推奨値 Lockrange VDEC_BST_LCKRNG_800HZ VDEC_BST_LCKRNG_800HZ Loopgain 1u 3u Locklimit 2u 1u Bcofreerun VDEC_OFF VDEC_OFF Bgpcheck 0 0 Bgpwidth 36u 54u Bgpstart 130u 110u

Table 20 構造体 vdec_ColorKiller の設定値

メンバ初期値推奨値 Killeroffset 8u 5u Killermode VDEC_OFF VDEC_OFF Killerlevel 9u 4u


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Table 21 構造体 vdec_AccCtrl の設定値

推奨値

メンバ初期値 NTSC-3.58 NTSC-4.43 PAL-4.43

SECAM

PAL-M PAL-N

Accmode 0 0 0 Accmaxgain VDEC_ACC_MAXGAIN_6 VDEC_ACC_MAXGAIN_6 VDEC_ACC_MAXGAIN_6Acclevel 292u 220u 230u Chromasubgain VDEC_CHR_SUBGAIN_1 VDEC_CHR_SUBGAIN_1 VDEC_CHR_SUBGAIN_1Chromamaingain 256u 210u 210u Accresponse 1u 1u 1u Accprecis 20u 8u 8u


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4.1.5 VDEC_DigitalClampの設定値 Table 22 構造体 vdec_PdstlCntrClamp の設定値

メンバ初期値推奨値 Dcpresponse 5u 0 Dcpstart 16u 16u Dcpend 16u 16u Dcpwidth 54u 27u PedestalClamp -* -* CenterClamp -* -*

【注】 * メンバ PedestalClamp と CenterClamp の設定値についてはそれぞれ「 Table 23 構造体

vdec_PedestalClampの設定値」と「Table 24 構造体vdec_CenterClampの設定値」を参照くださ

い。

Table 23 構造体 vdec_PedestalClamp の設定値

メンバ初期値推奨値 Dcpmode_Y 1u 1u Dcpcheck 0 0 Dcppos_Y 162u 162u Blanklevel_Y 0 984u (-40)* Clp_Hold_On_Y VDEC_ON VDEC_OFF

【注】 * 推奨値は-40 ですが、10 ビットの 2 の補数形式で設定する必要がある為、実際には 984 (0x03D8)を設定します。

Table 24 構造体 vdec_CenterClamp の設定値

メンバ初期値推奨値 Dcpmode_C 0 0 Dcppos_C 27u 54u Blanklevel_Cb 0 0 Blanklevel_Cr 0 0 Clp_Hold_On_Cb VDEC_ON VDEC_OFF Clp_Hold_On_Cr VDEC_ON VDEC_OFF

Table 25 構造体 vdec_NoiseDet の設定値

メンバ初期値推奨値 Acfinput VDEC_VDSIG_ATCRR_Y VDEC_VDSIG_ATCRR_Y Acflagtime 0 0 Acffilter 0 3u


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4.1.6 VDEC_Outputの設定値 Table 26 構造体 vdec_OutAdj の設定値

メンバ初期値推奨値 Y_Gain2 512u 816u Cb_Gain2 512u 663u Cr_Gain2 512u 663u


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改訂記録

改訂内容 Rev. 発行日ページポイント 1.00 2013.04.18 — 初版発行

製品ご使用上の注意事項ここでは、マイコン製品全体に適用する「使用上の注意事項」について説明します。個別の使用上の注意

事項については、本文を参照してください。なお、本マニュアルの本文と異なる記載がある場合は、本文の

記載が優先するものとします。

1. 未使用端子の処理

【注意】未使用端子は、本文の「未使用端子の処理」に従って処理してください。

CMOS製品の入力端子のインピーダンスは、一般に、ハイインピーダンスとなっています。未使用端子

を開放状態で動作させると、誘導現象により、LSI周辺のノイズが印加され、LSI内部で貫通電流が流れ

たり、入力信号と認識されて誤動作を起こす恐れがあります。未使用端子は、本文「未使用端子の処理」

で説明する指示に従い処理してください。

2. 電源投入時の処置

【注意】電源投入時は，製品の状態は不定です。

電源投入時には、LSIの内部回路の状態は不確定であり、レジスタの設定や各端子の状態は不定です。

外部リセット端子でリセットする製品の場合、電源投入からリセットが有効になるまでの期間、端子の

状態は保証できません。

同様に、内蔵パワーオンリセット機能を使用してリセットする製品の場合、電源投入からリセットのか

かる一定電圧に達するまでの期間、端子の状態は保証できません。

3. リザーブアドレスのアクセス禁止

【注意】リザーブアドレスのアクセスを禁止します。

アドレス領域には、将来の機能拡張用に割り付けられているリザーブアドレスがあります。これらのア

ドレスをアクセスしたときの動作については、保証できませんので、アクセスしないようにしてくださ

い。

4. クロックについて

【注意】リセット時は、クロックが安定した後、リセットを解除してください。

プログラム実行中のクロック切り替え時は、切り替え先クロックが安定した後に切り替えてください。

リセット時、外部発振子（または外部発振回路）を用いたクロックで動作を開始するシステムでは、ク

ロックが十分安定した後、リセットを解除してください。また、プログラムの途中で外部発振子（また

は外部発振回路）を用いたクロックに切り替える場合は、切り替え先のクロックが十分安定してから切

り替えてください。

5. 製品間の相違について

【注意】型名の異なる製品に変更する場合は、事前に問題ないことをご確認下さい。

同じグループのマイコンでも型名が違うと、内部メモリ、レイアウトパターンの相違などにより、特性

が異なる場合があります。型名の異なる製品に変更する場合は、製品型名ごとにシステム評価試験を実

施してください。

■営業お問合せ窓口

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ルネサスエレクトロニクス販売株式会社　〒100-0004 千代田区大手町 2-6-2（日本ビル）

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ご注意書き

1. 本資料に記載された回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報は、半導体製品の動作例、応用例を説明するものです。お客様の機器・システムの設計におい

て、回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報を使用する場合には、お客様の責任において行ってください。これらの使用に起因して、お客様または第三

者に生じた損害に関し、当社は、一切その責任を負いません。

2. 本資料に記載されている情報は、正確を期すため慎重に作成したものですが、誤りがないことを保証するものではありません。万一、本資料に記載されている情報

の誤りに起因する損害がお客様に生じた場合においても、当社は、一切その責任を負いません。

3. 本資料に記載された製品デ－タ、図、表、プログラム、アルゴリズム、応用回路例等の情報の使用に起因して発生した第三者の特許権、著作権その他の知的財産権

に対する侵害に関し、当社は、何らの責任を負うものではありません。当社は、本資料に基づき当社または第三者の特許権、著作権その他の知的財産権を何ら許

諾するものではありません。

4. 当社製品を改造、改変、複製等しないでください。かかる改造、改変、複製等により生じた損害に関し、当社は、一切その責任を負いません。

5. 当社は、当社製品の品質水準を「標準水準」および「高品質水準」に分類しており、

各品質水準は、以下に示す用途に製品が使用されることを意図しております。

標準水準：コンピュータ、OA機器、通信機器、計測機器、AV機器、

家電、工作機械、パーソナル機器、産業用ロボット等

高品質水準：輸送機器（自動車、電車、船舶等）、交通用信号機器、

防災・防犯装置、各種安全装置等

当社製品は、直接生命・身体に危害を及ぼす可能性のある機器・システム（生命維持装置、人体に埋め込み使用するもの等）、もしくは多大な物的損害を発生さ

せるおそれのある機器・システム（原子力制御システム、軍事機器等）に使用されることを意図しておらず、使用することはできません。たとえ、意図しない用

途に当社製品を使用したことによりお客様または第三者に損害が生じても、当社は一切その責任を負いません。なお、ご不明点がある場合は、当社営業にお問い

合わせください。

6. 当社製品をご使用の際は、当社が指定する大定格、動作電源電圧範囲、放熱特性、実装条件その他の保証範囲内でご使用ください。当社保証範囲を超えて当社製

品をご使用された場合の故障および事故につきましては、当社は、一切その責任を負いません。

7. 当社は、当社製品の品質および信頼性の向上に努めていますが、半導体製品はある確率で故障が発生したり、使用条件によっては誤動作したりする場合がありま

す。また、当社製品は耐放射線設計については行っておりません。当社製品の故障または誤動作が生じた場合も、人身事故、火災事故、社会的損害等を生じさせ

ないよう、お客様の責任において、冗長設計、延焼対策設計、誤動作防止設計等の安全設計およびエージング処理等、お客様の機器・システムとしての出荷保証

を行ってください。特に、マイコンソフトウェアは、単独での検証は困難なため、お客様の機器・システムとしての安全検証をお客様の責任で行ってください。

8. 当社製品の環境適合性等の詳細につきましては、製品個別に必ず当社営業窓口までお問合せください。ご使用に際しては、特定の物質の含有・使用を規制する

RoHS指令等、適用される環境関連法令を十分調査のうえ、かかる法令に適合するようご使用ください。お客様がかかる法令を遵守しないことにより生じた損害に

関して、当社は、一切その責任を負いません。

9. 本資料に記載されている当社製品および技術を国内外の法令および規則により製造・使用・販売を禁止されている機器・システムに使用することはできません。ま

た、当社製品および技術を大量破壊兵器の開発等の目的、軍事利用の目的その他軍事用途に使用しないでください。当社製品または技術を輸出する場合は、「外

国為替及び外国貿易法」その他輸出関連法令を遵守し、かかる法令の定めるところにより必要な手続を行ってください。

10. お客様の転売等により、本ご注意書き記載の諸条件に抵触して当社製品が使用され、その使用から損害が生じた場合、当社は何らの責任も負わず、お客様にてご負

担して頂きますのでご了承ください。

11. 本資料の全部または一部を当社の文書による事前の承諾を得ることなく転載または複製することを禁じます。

注1. 本資料において使用されている「当社」とは、ルネサスエレクトロニクス株式会社およびルネサスエレクトロニクス株式会社がその総株主の議決権の過半数

を直接または間接に保有する会社をいいます。

注2. 本資料において使用されている「当社製品」とは、注１において定義された当社の開発、製造製品をいいます。

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