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SHOW DESI 株式会社サウンドハウス Professional Sound Equipment Specialist 〒286 -0044 千葉県成田市不動ケ岡 1958 TEL :0476-22-9333 FAX:047

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SHOW DESIGNER

株式会社サウンドハウスProfessional Sound Equipment Specialist〒286-0044千葉県成田市不動ケ岡1958TEL:0476-22-9333 FAX:0476-22-9334

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はじめに

この度は、American DJ 社製の SHOW DESIGNER をお買い上げ頂き誠に有り難うござ

います。SHOW DESIGNER は、抜群の耐久性と高性能を兼ね備えた最新バージョンの

DMX 対応照明コントローラーです。

SHOW DESIGNER の性能をフルに発揮させ、末永くお使い頂く為に、ご使用になる前

にこの取り扱い説明書を必ずお読み下さい。尚、お読みになった後は、保証書と一緒に大

切に保管して下さい。

■ ご使用の前に ■

1. この取り扱い説明書にしたがって操作して下さい。

2. 水には大変弱いので、雨などがかからないよう充分ご注意下さい。

3. 内部には精密な電子部品が多数実装されています。移動及び輸送時には大きな衝撃が

加わらないようにして下さい。

4. 本機の設置場所は直射日光の当たる場所やストーブの直前など、高温になりやすい場

所を避け、なるべく通気性の良い場所で御使用下さい。

5. 定格電圧 AC100V,50/60Hz で御使用下さい。

6. 電源コードは機材への挟みこみ等、無理な力が加わらない様御注意下さい。

7. 信号の入出力端子に、許容範囲を越える異常電圧が加わらない様にして下さい。

8. 故障や感電事故を防止すると共に、性能を維持する為にも、ケースを開けて内部に触

れたりしないでください。修理が必要な時には、販売店もしくは輸入代理店までお問

い合わせ下さい。

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■ フロントパネル ■

フロント・パネルにはプログラミング用の各種ボタンがあります。それぞれの照明機器のチ

ャンネル、パン、チルト、データ入力をダイレクトにコントロール可能な8つの 60mm の

フェーダーやプログラミング用の LCD ディスプレイがあります。

(1)PAGE スクロールボタン (2)ページ番号の LCD ディスプレイ (3)マルチ機

能ボタン (4)モード選択ボタン (5)チェースコントロール・ブラックアウト・ボ

タン (6)LCD ディスプレイ (7)電源ボタン (8)バンクセレクト・ボタン (9)

バンク表示ライト (10)チャンネル・フェーダー (11)ホィール (12)ホィール・

コントロールボタン (13)メニュー・コントロールボタン

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■ リアパネル ■

DMX512 のアウトプット:3 ピンのキャノンのメス・コネクターを使用しています。コネ

クターの隣りにあるボタンはキャノンの極性切換えボタンになります。照明機器によって 2

番マイナスにデータを送るものもあれば、3 番に送るものもありますが、一般的に使用され

る極性は 2 番マイナスのデータです。(ボタンはユニットの裏側を見て頂くと右側にありま

す。)

MIDI 入出力:この MIDI 端子は外部からシーンやショーを呼び出す時やメモリーのバック

アップに使用します。

DB9(D-SUB9 ピン):このコネクターは RS232(シリアル・コネクター)用です。これを

トラックボール(マウス)や PC への接続に使用し、ソフトウェアをアップデートしたり、メ

モリーをバックアップしたりします。

オーディオ入力:チェースを外部からの音源とシンクロ(同調)させるのに使用します。

またこれはミキサーのライン出力端子へ接続するラインレベル入力です。スピーカーのレ

ベル信号はここには接続しないで下さい。

■ ボタンについて ■

SECTION1

スクロールボタン:ページをスクロールするのに使用します。

SECTION4

Color ボタン:カラーボタンを選択すると最大 272 色まで選択することができます。

1~16 のボタンを使って 1~16 ページをスクロールして下さい。

Beam ボタン:ビームボタンを選択すると、最大 272 個のゴボスを選択することができま

す。1 から 16 のボタンを使って 1~16 ページをスクロールします。

Fixture ボタン:照明機器の選択ボタン 1~16 のボタンを使ってスクロールして使用する照

明を選んで下さい。

Show ボタン:最大256 個の自分で作成したプログラムを選択することができます。ボタン

(1~16)で 1~16 ページを選択して下さい。

Chase ボタン:最大 272 個の CHASE を選択することができます。ボタン(1~16)と 1

~16 ページのスクロールで選択して下さい。

Scene ボタン:最大 1024 の自分で作成したプログラム・シーンを選択することができます。

ボタン(1~16)と 1~64 ページのスクロールで選択して下さい。

SECTION5

Audio ボタン:オーディオ入力がチェースのステップをトリガーします。

Record ボタン:ゴボス、チェース、シーン、ショーをメモリーに保存することができます。

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Beat ボタン:再生している音楽に合わせてボタンをタッピングしてチェースのテンポやビ

ートをオーバーライドすることができます。ビート・チェースを止めるには、ビートボタ

ンを 2 秒間押して下さい。

SECTION8

Black ボタン:すべての動作を停止させ、暗転(BLACK OUT)となります。もう一度ボ

タンを押すと動作を再開します。全ての DMX 値を 0 にするには 2 秒間押して下さい。

Bank ボタン:DMX チャンネル 1~8、9~16、17~24、25~32 のバンクを選択するのに

使用します。

SECTION11

ジョグシャトル:多彩な機能をもつボタンです。ジョグシャトルの脇にある 6 つのボタン

で機能を選びます。

SECTION12

Fine ボタン:オンにしてパンやチルトを選択すると、ジョグシャトルでパンやチルトをキ

メ細かな動きで設定することができます。

Data ボタン:データを選択すると、ジョグシャトルが+Yes または-No のボタンの代りの

働きをし、使いやすくなります。

Fade ボタン:ジョグシャトルでシーンやチェース・ステップ間のクロスフェード・タイム

をプログラムしたり調節したりします。

Tilt ボタン:ジョグシャトルを使ってスキャナーのチルトをコントロールします。

Pan ボタン:ジョグシャトルを使ってスキャナーのパンをコントロールします。

Menu ボタン:システム内容

SECTION13

Add ボタン:チェースやショウにステップを追加します。

Erase ボタン:レコード・モードにおいてチェースやショーからステップを消去します。ま

た、すべてのシーン、チェース、ショーを消去します。

矢印ボタン:メニューモードでカーソルを動かします。

+Yes,-No ボタン:メニューモードにおいて様々な選択をスクロールするのに使用しま

す。LCD ディスプレイのメッセージに答える時にも使用します。

■ シーンデータの作成 ■

1. 電源を入れてコントローラーをオンにします。(7)

2. メニュー・キー(13)を押すと、表示は次のようになります。

PRESS“ENTER”TO

CHOOSE FIXTURE

3. ENTER を押します(13)。

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4. 次のような表示が出ます(6)。

FIXTURE 01

NO FIXTURE

LCD ディスプレイの下段にある矢印ボタン(13)を使って、カーソルを 2 行目に持っ

ていきます。

5. +Yes、-No ボタンを使って(13)、メニューをスクロールし、始めに使用する照明機

器を選択します。メニューをスクロールしていくと、多数の製品名が表示されますの

で、この中から、選択して下さい。American DJ の商品は同じ箇所にまとめられてい

るはずです。

6. 照明機器を探したら Enter ボタンを押します(13)。Enter ボタンをおすと

SOME ADDRESSES

MAY CHANGE,OK?

(アドレスが変更する可能性があります。よろしいですか?)という表示がでます。

これは、Show Designer は工場出荷時にプリセット機能としてオート・パッチがオンに

設定されているからです。(例えば、X-treme を選択した場合、DMX のチャンネル 1

から X-treme がスタートするということになります)X-treme を選択を確認する為に

は、YES+ボタンを押します(13)すると、LCD ディスプレイには次のように表示さ

れます。

FIXTURE01

X-TREME

7. 次の照明機器の名前を見つけます。01 の下にカーソルが見えます。YES/NO ボタン

を使用して“fixture2”となるように次の照明機器番号のを選択します。(キーを使っ

て上下にスクロールし、照明機器(fixture)1~16 をスクロールします)これで fixture2

に移ることができます。LCD ディスプレイの下の矢印キーを使って、カーソルをもう

一度動かし、LCD ディスプレイの 2 行目に移動し、前回と同様、2 番目の照明機器を

選択します。LCD ディスプレイの 2 行目で YES+、NO-ボタンを前回と同じように

使用し、X-treme の照明機器を探します。この照明機器を入力するには前と同じよう

に“ENTER”を押します。この照明機器が fixture02 と認識されます。LCD ディスプ

レイでは

SOME ADDRESSES

MAY CHANGE,OK?

(アドレスが変更となる可能性があります。よろしいですか?)という表示されるの

で+Yes ボタンを押して続行します。これで fixture2 が記憶されます。照明機器の数に

合わせてこのような手順を繰り返します。

8. すべての照明機器を選択したらメニューを 2 回押します(図 13)。これでメイン画面に

もどります。LCD ディスプレイは次のように表示されます。

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SHOW DESIGNER

9. a. 1~16 のボタン(3)から動作したい照明機器を選びます。

照明機器を選択したら、選択した照明機器に合わせて 1~8 のフェーダー(10)を上下

に動かし、照明をコントロールします。これで色、ゴボス、X-Y ミラーの動きをコント

ロールすることができます。LCD ディスプレイ(6)を見て、フェーダー1 を動かすとチ

ャンネル 1 が表示されます。フェーダーの位置により、DMX 値が 000(一番下の位置)

から 255(一番上の位置)で表示されます。この手順を各フェーダーごとに繰り返して

各フェーダーのチャンネルと数値を確認して下さい。各照明製品は色やゴボス,X-Y

ミラーの動きにおいてそれぞれ異なった値やコントロール・チャンネルを待ちます。

LCD ディスプレイ上に数値やチャンネルを表示させることによって、使用する照明機

器の位置を完璧にプログラミングするためのコントロールがより容易になります。

b. DMX ディマー・パックまたは、パワー・パックを使っている場合、光量を設定で

きるのはフェーダーだけになります。スキャナーを使っている場合は、コントローラ

ーの中央にあるジョグシャトルを Pan または Tilt ボタンを選択して使用でき(12)選択

中は LED が点灯します。これで照明機器の選択方法と色、ゴボス、X-Y ミラー,ディ

マーレベルの動かし方を習得したことになり、プログラムの準備が整いました。

10. シーンの保存:

Fixture ボタン(4)をオンにします。次に、左側にある 1~16 のボタン(3)を押して、

つけたい照明機器を選択します。照明機器を選択すると LED が点灯します。ここでフ

ェーダー(10)を使ってミラー、色、ゴボスまたはディマーの光量(ディマーを使用

している場合)を決めます。また、コントローラーの中央にある Pan や Tilt のボタン

(12)を押しジョグシャトルを使って X-Y の動きをコントロールすることもできます。

最初のシーンを保存する準備が整いました。Record ボタンを押すと LED が点滅し、

LCD ディスプレイには次の表示がでます。

SELECT WHAT YOU

WANT TO RECORD

(保存したい事柄を選択して下さい)

シーンを保存をするには、Scene ボタン(4)を選択して下さい。シーンの上にある LED

が点灯し、左上の PAGELED の画面が点灯するのを確認します。01 の表示が出るはず

ですがそうでない場合は、Up/Down ボタン(1)を使用して変更して下さい。各ページ

は 1~16 のボタンを使って(3)、最大 16 シーンまで保存することができます。Up/

Down ボタン(1)を選択して合計 64 ページ×16SCENE 合計 1028 のシーン・プログ

ラムが可能です。ここで、1~16 のボタンの中から#1 を(1)を押して 1 ページ目の

SCENE1 を選択します。最初の SCENE をこれで保存しました。LED ボタンは page01

と表示され、1~16 のボタンの 1 番のボタン上で LED が点灯します。

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シーンの保存の仕方を復習します。SCENE2 を下記と同様の手順で保存してみましょう。

1. Fixture ボタン(4)の上の LED がオンになっていることを確かめて下さい。ボタンを押

すと点灯します。

2. ボタン 1~16(4)を使ってプログラムしたいスキャナーを選択します。

3. 色、ゴボス、X-Y ミラーの動きをフェーダー(10)を使って設定します。

4. 照明機器の配置を決めたら Record ボタン(図 5)を押して下さい。LED が点灯し始め、

LCD ディスプレイには

SELECT WHAT YOU

WANT TO RECORD

(保存したい物を選択して下さい)と表示されます。

5. もう一度 SCENE を保存したいので Scene ボタン(4)を押します。

6. Record LED と Scene LED が点滅します。LCD ディスプレイには次のように表示され

ます。

UNNAMED SCENE

1~16 のボタンに SCENE を保存した場合、SCENE の LED がついていることに気がつく

と思います。これは既にその場所に SCENE が保存されていることを知らせています。

7. この場合、SCENE1 が既に保持されているのでボタン 1~16 の内のボタン 2(3)を

押して、SCENE2 を保存します。同様の手順を踏み、他のシーンも続けて保存します。

最初のページの 16 シーンがいっぱいになった場合は Up/Down ページボタン(1)を

使って 1~64 ページをスクロールし、次のページに行って別の 16 シーンをプログラム

して下さい。

シーンを確認するには:既に保存したシーンを見るには Scene ボタン(4)を押して

LED を点灯させます。次にボタン 1~16(3)で選択し、保存されたシーンを確認して下

さい。16 以上のシーンが保存されている場合は、残りのシーンを確認する為、ページ

番号を変更します。

■ ショーデータの作成 ■

Show のプログラム方法:シーンの保存が完了しました。SCENE をつなて SHOW(ショ

ー)を作成する準備が整ったことになります。SCENE が 1 つも保存されていなければ show

をプログラムすることができません。

1. Record ボタン(4)を押してスタートします。LED が点滅し始めます。

LCD ディスプレイには次のように表示されます。

SELECT WHAT YOU

WANT TO RECORD

2. 次に Show ボタン(4)を押すと、RECORD と SHOW の LED が点滅します。

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LCD ディスプレイは次のように表示されます。

SHOW STEP 001

2 行目には時間を表示します

最初のショーステップに時間が設定されていない場合は、保存してある最初のシーン

がすぐ現れます。

3. ここで最初のショーを保存しますが、Record ボタンがオンになっているかどうか確か

めて下さい。次に Show ボタン(4)を押すと、両方の LED が点滅します。

4. ここで Scene ボタン(4)を押すと LED がつきます。左端のページウインド(2)の LED

表示を見て、シーンを保存したページを確認します。

5. 最初のステップにしたいシーンを選択して下さい。ここではコントローラーの 1~16 の

ボタンでページ 1 を選択します。すると照明機器がシーンをリコールし、動作をビジュ

アルに確認できます。

LCD ディスプレイは次のように表示されます。

SHOW STEP 01

01-01-01

Enter ボタン(13)を押すまではシーンがショーに保存されることはありませんから、

誤って間違ったシーンを押してしまった場合でも希望する最初のシーンに戻ることが

できます。使いたい SCENE を見つけたら Enter ボタンを押します。これでショーに

最初のシーンが保存されました。

LCD ディスプレイは次のように表示されます。

SHOW STEP002

EMPTY 00:00:05.0

Show Designer はデフォルトの設定では5秒の間隔でシーンが変わります。

矢印キー(13)を使って希望の作動時間に修正することができます。例えば、“1 秒”

に設定するとこのシーンは前のシーンの 1 秒後に始まります。ここではショーのシー

ンを 5 秒のディフォルトタイムで保存しつづけることにします。

6. 次にショーの次のシーンを選びます。もう一度シーンをプログラムした 1~16 のボタン

を使って次に使いたいショーステップを選びます。ここではページ 1 の SCENE2 を使

います。Enter ボタンを押して下さい。

LCD ディスプレイは次のように表示されます。

SHOW STEP 03

EMPTY 00:00:10.0

ショーステップの保存を続けるには、最後のステップの保存が完了するまで同様の手

順を踏んで下さい。

7. ショーを保存する前にシーンモードを終了しなくてはなりません。Scene ボタン(4)を押

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し、Scene LED をオフにします。Record と Show の LED は点滅し続けます。

8. ショーを保存する為に、1~16 のボタンでショー番号とページ番号を選択します。ここ

では左上の端の 1~16 のボタンからボタン 1 とページ 01 を使って最初のショーの位置

付けを選択します。ボタン#1 を選択すると、瞬間的に LCD 画面には次のように表示さ

れます。

SHOW RECORDED

また、左端にある 1~16 のボタンの上で LED が点灯し、保存中されたことを知らせま

す。Record と Show の LED はこのモードを終了するまで点滅します。終了するには

Record ボタンを押して下さい。

LCD ディスプレイは次のように表示されます。

SHOW DESGNER

Show を再度呼び出すには:Show ボタンを押します。

LCD ディスプレイは次のように表示されます。

SELECT SHOW

左端にある 1~16 のボタンを使ってショーを選択します。1~16 のボタンの中からボ

タン 1 を選んでショーをスタートさせます。これでこのショーは作動を開始します。

注意:ショーがループする前に最後のショーステップは自動的に 5 秒で設定されています。

以上の作業で、最初のショーが完了です。

1. ステップのショーに変更を加えたければ Record ボタンを押して編集することができま

す。次に show ボタンを押すと、LED が点滅します。

2. 編集したいショーを 1~16 のボタンを使って選択します。ショー#ボタンを選択すると

LCD ディスプレイには次の表示がでます。

EDIT THIS

EXISTING SHOW?

3. OK であれば+Yes ボタンを押して下さい。

4. ここで+Yes あるいは-No ボタンを押して、ショーステップまたはエンドステップを選

択し、編集したいステップを見つけます。ショーステップを選択する時は必ず、LCD

ディスプレイのカーソルがそのショーステップ番号の下にあることを確認して下さい。

矢印ボタンを使って LCD ディスプレイの下にあるカーソルを動かします。

5. ここでは最後のショーステップを編集して、シームレス・ループを作ります。+yes ボ

タンを押して最後のショーステップを呼び出して下さい。次に、右方向の矢印を押しつ

づけると、時間のところまでカーソルが下がっていきます。これで時間が編集できます

が、新規のステップは 1 つ前のステップよりも 1 秒多い時間で設定できます。1 つ前の

時間を覚えていない場合は、左方向の矢印ボタンを使ってカーソルをショーステップの

下まで戻します。次に-No ボタンを押してステップを 1 つ戻して下さい。時間が確認

できたら、+Yes ボタンを一度押して最後のステップに戻り、ここで時間を修正します。

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最後のステップ タイムを変更したらショーを上書きする為、同じショー番号に登録を

行って下さい。

LCD 画面には次のように表示されます。

OVERWRITE THE

EXISTING SHOW?

OK するには+Yes ボタンをおします。

このモードを終了するには Record ボタンを押せば、メイン・メニューに戻ります。

変更を確認するには Show ボタンを押して確認したいショーを選択して下さい。

ショーを止めるには:

Show ボタンを押して止めて下さい。もう一度 Show ボタンを押すと再スタートします。

■ チェースデータの作成 ■

チェースの保存方法:チェースを保存するには Record ボタンを押して下さい。

LCD ディスプレイは次のように表示されます。

SELECT WHAT YOU

WANT TO RECORD

ここで Chase ボタンを押して下さい。

LCD ディスプレイは次のように表示されます。

CHASE STEP001

000BM 000% FADE

Chase と Record の LED が点滅します。次に FIXTURE ボタンを選択すると、LED が点

灯します。コントローラーの左端にある 1~16 のボタンを選択し、使用したいスキャナー

を選びます。プログラムしたいスキャナーを選択したらフェーダーを使って色、ゴボス、

X/Y ミラーの動きを変更するか、Pan または Tilt ボタンを選択した上でジョグシャトルを

使い、X/Y ミラーを動かします。位置、色、ゴボスの組み合わせを選んだら、Enter ボタン

を押して最初のステップを保存します。

LCD ディスプレイは次のように表示されます。

CHASE STEP02

チェースに含めたいステップを保存し終わるまで、これと同様の手順を繰り返します。

ここでもう一度チェースの保存方法を復習しましょう。

まず、レコード/チェース・モードになっているかどうか確認して下さい。

1. Fixture を押してもう一度使いたい照明機器を選択します。

2. ゴボス、色、および X/Y ミラーの動きの位置を設定します。

3. ENTER を押して 2 番目の STEP を保存します。

4. LCD ディスプレイは次のように表示されます。

CHASE STEP 03

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これでチェースのプログラミングは完了したので、スピードボタンを使って速さを設定す

ることができます。Speed ボタンを押し、ジョグシャトルを時計周りにまわして BPM(1

秒間のビート数)を設定して下さい。初期の設定スピードは 100BM です。速い動きに設定

したければ、フェードボタンをおしてフェードタイムを設定し、再度ジョグシャトルを使

用してフェードタイムを調節して下さい。フェードを使う場合は 100BM より遅めのスピー

ドに設定して頂くとより効果が現れます。

注意:スピードやフェードタイムを変更すると同じ時間分だけに設定されたの各ステ

ップに影響します。これでスピードとフェードタイムの設定ができました。メモリー

にチェースプログラムを挿入する準備が整いました。

1. まず始めに選択されている Fixture ボタンと照明機器のボタンをオフにします。これで

Record と Chase のみが点滅します。

2. 使いたいページ番号を選択します。

3. 1~16 のボタンを選びます。チェースプログラムを挿入する。

4. ここまで終えたら、LCD ディスプレイに次のような表示がでます。

CHASE RECORDED

5. Recod ボタンを押して、Record モードを終了します。

CHASE を呼び出すには:Chase ボタンを押して左端にある 1~16 のボタンから選んで

CHASE を呼び出します。これで Chase が作動します。

CHASE を止めるには:再生中に Chase(1~16 のボタン)を押せば停止できます。また、

BLACK OUT ボタンを使っても瞬間的にチェースを停止することができ、もう一度押せば

再生を始めます。

CHASE スピードをオーバーライドするには:チェース・スピードを作動している時に、

スピードを変更することができます。チェースが作動中に Speed ボタンを押すか、ジョグ

シャトルを使ってスピードを変更して下さい。

BEAT:チェースの作動中に BEAT ボタンを使って音楽のビートに合わせてタッピングす

ることでスピードをコントロールし、変更することができます。プログラムされたスピー

ドに戻すには BEAT ボタンを 2 秒間押しつづけて下さい。

■ システムの構築 ■

システム設定はメニュー・ボタン、メニューコントロール・ボタン、LCD を使用します。

Menu ボタンを押すと「PRESS ENTER TO」というメッセージに続いてメニューの選択項

目が表示されます。カーソル・ボタン、+/-ボタンまたはジョグシャトルのいずれかを使

って選択メニューを一覧することができます。(ジョグシャトルを使用してメニューを選

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択する際は、ホイールの隣りにある DATA ボタンを押し、LED の点灯を確認して下さい。)

希望する項目が表示されたら ENTER ボタンを押して下さい。選択された機能の設定が

LCD ディスプレイに表示されます。通常、メニュー項目を選択したらカーソルボタンを使

ってディスプレイ上の VALUE(数値)を選び、編集します。+/-ボタンやジョグシャト

ルを使っても VALUE(数値)を編集することができます。データを入力して変更を保存す

る時は、必ず ENTER ボタンを押してください。これで、変更/選択したすべての項目を

保存することができます。

 いくつかのメニュー項目は、誤操作によるメモリー変更を避ける為、非表示になってい

ます。メモリーのロック/ロック解除機能と全メモリー消去機能も非表示となっています。

これらの機能を表示するには、メニューリストから最後の項目を選択する時に ADD ボタン

を押し続けます。これは誤操作によるメモリー変更を避けるのに大変便利な機能です。

■ メニュー詳細 ■

メニュー項目の詳細については下記の通りです。

1. 照明機器の選択

このメニューを使って FIXTURE ライブラリーの照明機器 リスト(最終ページ参照)から

選択することができます。+/-ボタン、またはジョグシャトルを使って、照明機器番号の

下にあるカーソルを動かし、照明機器番号(1~16)を選択します。カーソルを画面の下に動

かし、選択された番号の照明機器のタイプを選んでください。選択を保存する場合必ず

ENTER ボタンを押して下さい。選択の1つとして NO FIXTURE を選択する場合は

ERASE ボタンを押してください。オート・パッチ(PATCH FIXTURES で選択可能)が

オンになっている場合は警告が表示され、一部の照明機器の DMX スタート・アドレスが変

更される可能性があることを伝えます。確認したら YES ボタンを、キャンセルしたい場合

は NO のボタンを押してください。YES を押すと1秒以内に DONE(完了)のッセージが

表示されます。オートパッチがオンになっている場合、新しい照明機器を導入するにあた

り、上位番号にアサインされているすべての照明機器のスタートアドレスが調節されます。

2. PATCH FIXTURES

このメニューでオートパッチ(自動チャンネル設定)のオン/オフ切替ができます。また、

各照明機器のスタートアドレスを確認して、それを編集することが可能です。照明機器の

スタートアドレスを変更する場合はオートパッチを必ずオフにしておきます。オートパッ

チのオン/オフの切替は AUTO PATCHのとなりにある ON/OFF の文字の下にカーソルを

持っていき+または-ボタンを使って切替えます。変更を実行するには ENTER ボタンを

忘れずに押して下さい。オートパッチがオンになっていると警告が表示され、一部の DMX

のスタートアドレスが変更される可能性があることを伝えます。そのまま次に進む場合は

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YES を、キャンセルする場合は NO を押してください。オートパッチ機能はスタートアド

レスと、1 つ前の照明機器で使用されている最後のチャンネルの次に来る各 DMX スタート

アドレスを、順に各照明機器番号にアサイン(割り当て)していきます。

注意:リスト中の一部の照明機器にはダミー用のチャンネルが付属されています。これは

スタートアドレスを8つのフェーダーをコントロールする BANK に連結させる為です。例

えば、12 チャンネルと 14 チャンネルの照明機器を 1 つの照明機器番号を用いてグループ

で使用した場合、一部の照明は、実際に 16 チャンネルを使用する形で設定される場合があ

ります。そうしてこの2つの照明機器番号をグループした場合に、フェーダー・バンク 1

と 2 が 1 つの照明機器をコントロールし、バンク 3 とバンク 4 が他の照明機器をコントロ

ールすることができます。オートパッチを使用して、各照明機器や照明機器グループに割

り振られているアドレスが何かを確認する場合は、次項で説明されているスタートアドレ

スをチェックして下さい。

照明機器番号の下にカーソルを動かして照明機器(1~16)を一覧し、各照明機器のスター

トアドレスを確認できます。CHNL という表示の隣りに 001~512 の DMX チャンネル・

アドレスが表示されます。この時、特定の照明機器番号に照明機器が割り振られていなけ

れば CHNL 表示のとなりに OFF の表示が現れます。カーソルを 3 桁のチャンネル番号の

下に動かしてください。オートパッチがオンになっている時はスタートアドレスの VALUE

(数値)を変更することはできません。オートパッチがオフになっている時は+/-ボタン、

あるいはジョグシャトルを使って各照明機器のスタートアドレスを変更できます。ENTER

を押すと1秒以内に DONE(完了)の表示がでます。

3. MULTI FIXTURE

Show Designer は一台の照明機器につき最大 32 チャンネルまで使用できます。ほとんどの

照明機器は 32 チャンネルもありませんから、Show Designer には照明機器番号 1 つで、同

じタイプの小さな照明機器のグループをコントロールすることができます。例えば、4 チャ

ンネルの照明機器を 1 番の照明機器番号に割り当てた場合、これをマルチにして 8 つの照

明機器に増やすことができます。これは 4 つのチャンネルを 8 回に渡って 32 のチャンネル

に分けるからです。照明機器番号1を使用する場合、照明機器 1 の 32 コントロール・チャ

ンネルをすべて使用して 8 つの照明機器にアクセスすることができます。 (*1) Show

Designer は照明機器番号 1~16 それぞれに 32 チャンネルありますので(合計 1512 チャン

ネル)、チャンネルの照明機器を最高 128 台までコントロールすることができるのです。8

つのフェーダーと BANK ボタンを使って、同グループ内にある各照明機器の個々のチャン

ネルをコントロールします。パン/チルト機能が付属している場合は、パン/チルト・ホ

イールまたはトラックボールを使用するとグループ内のすべての照明機器がこれに反応し

ます。

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*1 複数の照明機器を割り当てるには、カーソルを照明機器番号のところに持っていき、+/-ボタンまたはジョグシャトルを使って照明機器を選択します。X 表示(この表示は「複数」を表します)の隣りにある番号にカーソルを動かし、数を増やしたり減らしたりします。番号は 1 から照明機器の最大番号(32 チャンネル以内)の中で選んでください。この照明機器番号に何も割り当てられていないと、数字は0となり変更することができません。変更を保存する時は必ず ENTER ボタンを押してください。オートパッチがオンになっている時は警告が表示され、アドレスの一部が変更されているかもしれないことを伝えます。そのまま続行する場合は YES ボタンを、キャンセルする場合は NO ボタンを押して下さい。

4. DMX スピードの設定

一部の照明機器は高速度の DMX512 信号を受けつけることができません。その番号、DMX

転送の際にチャンネル情報の各バイト間に時間を余分に加えることで、この速度をスロー

ダウンさせることができます。+/-ボタンを使って、遅い/速いを選択します。終わった

ら ENTER ボタンを押してください。

注意:この遅い/速いの速度設定をしても照明機器の効果において、はっきりとした違いは

見られません。照明機器で信号が時々途切れてしまうようなら設定を遅くしてみてください。

5. MIDI チャンネルの設定

Show Designer が受ける MIDI チャンネルを選択します。+ /-ボタンを使って 1~16 の中

から選択し、ENTER ボタンを押してください。画面下段で番号のところにカーソルを動か

し、+/-ボタンで 0~9 を選択すれば、もう一台 MIDI チャンネルを使うことができます。

余分の MIDI チャンネルを設定すると、複数の MIDI チャンネルを使ってさらに多くのシ

ーンやショーをとり込むことができます。予備の MIDI チャンネルが 0 に設定されている

場合は、選択された MIDI チャンネル上のメッセージだけが受信されることになります。

設定が 1 以上になっている場合、2 台め以降の MIDI チャンネル上でもメッセージを受ける

ことができます。詳細については MIDI の項目をご覧ください。

6. VIEW メモリーサイズ

シーンやショー用のメモリーがどのぐらい残っているのかを確認できます。残メモリーは

「キロバイト」で表示されます。シーンの複雑さやサイズによってメモリーの容量は変わ

ります。

7. メモリーファイル・センド

Show Designer の RS232 ポートまたは MIDI ポートのどちらかを使用して、PC にメモリ

ーをバックアップすることができます。+ /-ボタンを押して、コンピューター・ポート

(RS232)または MIDI ポートを選んでください。ENTER ボタンを押し、データ転送をス

タートします。メモリーの内容はテキスト・フォーマットで解読されており、RS232 のポ

ートに取り付けられた PC の Windows95 に入っている HYPER TERMINAL を使うか、

MIDI ポートに取り付けた MIDI SYSEX RECORDER を使ってこのメモリーを保存するこ

とができます。説明書の最後にあるメモリー・バックアップの仕方をご覧ください。

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8. メモリーファイル・ロード

RS232 ポート及び PC を使ってメモリーをバックアップしたデータを使ってアップデート

することができます。ENTER ボタンを押すと、メモリー用のポートに読み込み、

Windows95 の HYPER TERMINAL から送られてくるファイルを受信します。メモリーの

バックアップ、および修復の仕方については取扱説明書の最後をご覧ください。

9. ソフトウェアーのバージョンアップ

RS232 のコンピューター・ポートへ接続したコンピューターから Show Designer の中のソ

フトウェアをアップデートすることができます。Enterボタンを押すとDOWNLOAD NEW

PROGRAM の表示がでます。ここで Show Designer は待機状態なり、コンピューターか

ら新しいソフトウェア・ファイルが送られてくると、RECEIVING NEW PROGRAM とい

う表示がでます。完了すると、システムは新しいプログラムに入れかわります。このメニ

ューを終了するには電源を切って下さい。電源が入っている時にメニューを呼び出すには、

電源を入れた時に Menu と Erase ボタンを同時に押しつづけて下さい。

ソフトウェアをアップデートするには、必ずシリアル・ラップリンク・ケーブルで接続可

能な Windows95/98 搭載した PC を使用してください。詳細については説明書の最後のセ

クションをご覧ください。

10. メモリーのロック/アンロック

非表示のメニュー項目です。これ表示させるにはメニュー選択を一覧する時に Add ボタン

を押しつづけて下さい。誤操作による保存消去や変更防止の為、メモリーをロックするこ

とができます。メモリーがロックしてある状態でレコード・ボタンを誤って誰かが押すと、

MEMORY LOCKED,CAN’T RECORD という表示がでます。表示される他のメニュー項

目もまた、メモリー保護の為にロックされます。メモリーのロック/ロック解除をするに

は+/-ボタンを使って希望する状態を選択します。その後、ENTER ボタンを押して下さ

い。

11. メモリーの削除

このメニューも非表示となっており、メニュー項目を一覧している時に ADD ボタンを押し

つづけると表示させることができます。この機能は Show Designer の一連のバックアップ

されたメモリーをすべて消去することができます。システムを作動させているソフトを消

去するのではなく、すべての SCENE、CHASE、SHOW DATA、照明機器の割り当てシス

テムのパラメーターを消去します。ARE YOU SURE?HOLD “YES” 5 SEC(消去しても

いいですか?よろしければ YES を 5 秒間押してください)というメッセージが表示されま

す。5秒間 YES を押しつづけるか、キャンセルする場合は NO を押してください。

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■ ボタン・コントロール機能 ■

ここでは各種ボタン、コントロール、各機能の概要について説明します。

1. Number ボタン

多目的に使用できる 16 個の番号ボタンがあります。この機能はボタン番号の右にある 6 つ

の機能ボタンの内、どのボタンが押されているかにより変わります。同時に複数の機能の

選択は不可能です。現在選択されている機能に付いては LED が点灯します。各機能の説明

については次項目を参照ください。

2. Fixture(照明機器)ボタン

プログラミング時にどの照明機器を使用するかを選択することができる機能です。ボタン

番号(1~16)は使用する照明機器の選択に使用します。照明機器を使用する時、チャンネ

ル・コントロール・フェーダーや、パン/チルト・ホイール、またはトラック・ボールを

使ってその照明機器をコントロールすることができます。使用する照明機器は、プリセッ

トを使ってもコントロールすることができます。シーンやショーでコントロールする場合、

Fixture を選択する必要はありません。照明機器が選択されている場合は、マニュアル・コ

ントロールの場合のみ接続が切られます。ボタン番号を押すと照明機器やこれに反応する

LED のオン/オフ切替ができます。1つの番号を約1秒間押し続けると、他の照明機器の

LED はすべてオフになり、選択した照明機器の LED だけがオンになります。照明機器タ

イプを特定の照明機器番号に割り当てないと、そのLED をオンにすることができません。

注意:Show Designer に接続したマウスかトラック・ボールの右ボタンまたは左ボタンを

押すと、照明機器選択が右か左にシフトします(切り替わります)。トラックボール・ボタ

ンの1つを押しつづけると自動的にシフトを繰り返します。

3. Channel フェーダー

ボタン番号の真下に 8 つのフェーダーがあります。これは、各照明機器内の個々のチャン

ネルをコントロールするのに使います。照明機器 1 つにつき最大 32 チャンネル(4 バンク

×8)までアドレスを振り分けることができます。フェーダーの左側にあるバンク・ボタン

は、8 チャンネル・バンクをアクティブにするかを選択する時に使用します。フェーダーの

チャンネル番号は各フェーダーの左側にしる

印されています。例えば、最初のフェーダー、は

どの BANK を選んだかによって 1、9、17 あるいは 25 チャンネルをコントロールするこ

とができます。照明機器が 32 チャンネル以下の場合は一部のフェーダーやその BANK は

未使用となります。チャンネル・フェーダーで照明機器を使えるようにする前に、照明機

器セレクト・モードの番号ボタンを使って照明機器 LED をオンにする必要があります。複

数の照明機器を一度にコントロールすることができます。例えば、すべての照明機器を使

用する場合、bank1のチャンネル・フェーダー1 を動かすと全ての照明機器の 1 チャンネ

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ルが変わります。

Show Designer のマルチの照明機器機能を使用する場合は、チャンネル・フェーダーを使

って、グループ内の個々の照明機器をコントロールします。例えば、4ch ごとに 8 つの照明

機器をふり分けた場合、1~4 のチャンネル・フェーダーがそのグループの一番初めの照明

機器をコントロールし、5~8 のチャンネル・フェーダーが 2 番めをコントロールする...

といった具合になります。フェーダーを動かすと、そのチャンネル番号と数値が LCD ディ

スプレイに表示されます。

4. Bank ボタン

8 つのチャンネル・フェーダーのバンクを選択する機能です。フェーダー8 を使って、照明

機器 1 台につき最大 32 チャンネルをコントロールすることができます。フェーダーの隣り

にある Bank LED は現在選択されているバンクを示しており、各フェーダーのとなりに印

刷されている番号は、バンクのフェーダーのチャンネル番号を示しています。

5. ジョグ・シャトル

“Show Designer”の中心にあるジョグシャトルは、多数の機能をコントロールすることが

可能です。セットアップ・メニューを使ってデータ入力したり、チェース・スピードやク

ロスフェード時間、パン、チルトをコントロールするのに使用します。ジョグシャトルの

右隣りにはボタンが 6 個ありジョグシャトルの現在の機能を選ぶ時に使用します。

1) Data を選択

ホイールは+/-ボタンと同じ役目をします。様々なセットアップ・メニューでの素早い

データ入力が可能になります。

2) Speed を選択

プログラミングや、チェース・スピードの調節に使用できます。

3) Fade を選択

プログラミングや、シーン間やチェース・ステップ間のクロスフェード時間を調整す

ることができます。

4) パン・チルトを選択

選択した照明機器のパンやチルトのコントロールができます。Fine ボタンを使ってパ

ンやチルトの精度を変更することができます。Fine がオンの時、ジョグシャトルは選

択した照明機器に対し、できるだけ細かい動きでパンやチルトを動かします。Fine が

オフになっている時は、パンやチルトを 5 段階でコントロールし、Coarse と Fine チ

ャンネルを使っている照明機器では Coarse チャンネルをコントロールします。選択し

た照明機器番号の中に多数の照明機器がある時は、パンとチルトの変更に合わせて、

グループ内のすべての照明機器が反応します。

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6. TRACKBALL

トラックボール(またはマウス、その他同類のポインティング・ディバイス)もまたパン、

チルトのコントロールに使用します。使用可能なディバイス(器具)は Microsoft あるいは

Logitech 製のみになります。Show Designer のリア・パネルにある 9 ピンコネクターに差

し込みます。ホイールと同様に、選択した照明機器にのみ機能し、トラック・ボール(ま

たはマウス)の左ボタンは現在の照明機器の番号選択を左に切替え、右ボタンは右に切り

替えます。どちらかのボタンを押し続けると、手を離すまで切替が繰り返されます。Logitech

のディバイスを使用している場合は真ん中のボタンで Fine ボタンのオン/オフ切替を行っ

てください。

7. Black ボタン

Black ボタンを押すと、すべての動作を停止させ、全照明機器のをブラック・アウト(暗転)

の状態になります。照明機器タイプとその性能によりこのブラック機能は照明出力のコン

トロールしているチャンネルしかオフにしませんが、照明機器タイプによってはすべての

チャンネルをオフにします。LED はそのまま点灯し、ブラック・アウト(暗転)が指示さ

れていることを知らせます。ボタンを再度押すと LED は消え、前設定のシーンを再度読み

込みます。また、Black ボタンを 2 秒間押しつづけると、すべての DMX チャンネルを「0」

にし、SCENE の作成にすぐに取り掛かれるよう SCENE の編集メモリーをクリアにします。

■ シーンの作成 ■

1. シーンの登録

シーンとはステージ全体の状態を保存したものです。個々のチャンネルレベルやチェース、

及びプリセットによりシーンは構成されます。Show Designer はステージ設定を見たまま

に捉えます。例えば、フェーダーまたはトラックボールを使ってチャンネルレベルを変更

し、チェースに続いてプリセットを呼び出したとすると、これらのステージの外観に影響

する行程を一時的に保存し、いつでもシーンとして保存することができるようにします。

また、既に保存したシーンを呼び出して修正し、新規のシーンとして別の場所(あるいは

オリジナルと同じ場所に)保存することもできます。シーンとして保存しておきたい設定

がある時は、Record ボタンを押して保存します。すると LED が点滅します。次に、Scene

ボタンを押します。ここでも LED が点滅します。ディスプレイが点灯し、シーンが既存し

ている番号の場所も点灯します。ここでクロスフェード・タイム同様、シーンに名前を付

けて下さい。カーソルボタンを使って、LCD ディスプレイの各名前の文字の下にカーソル

を持っていき+/-ボタンまたはジョグシャトルを使って文字を修正して下さい。フェード

タイムの下にカーソルを持って行くかフェード・モードでホイールを使ってこのシーンの

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クロスフェード・タイムを変更します。

最後にシーンを保存したい場所の番号を選択します。ページボタンを使ってページ 1~64

を選ぶことができ、各ページに 16、最大 1024 まで保存することができます。既に点灯し

ているシーン番号を選ぶ時は、メッセージが「既存のシーンと書き換えますか?」と聞い

てきます。Yes または No ボタンを押して下さい。

注意:シーンの上書きや消去は、現在の残メモリーの量によって多い時で 30 秒くらいかか

ることがあります。

何も保存しないでレコード・モードを終了したい時は Record ボタンを押せば終了できます。

2. シーンの消去

現在のシーンを消去するにはまず Record ボタンを押し、続いて Sceneボタン、最後に Erase

ボタンを押します。シーンを消去する時は、シーンが存在するすべての LED が点灯します。

次に消去したいシーン番号を指定します。そのシーンがステージに呼び出され、その名前

が LCD ディスプレイに表示されます。「Erase This?」(消去しますか?)の表示が現れま

す。Yes または No ボタンを選択して下さい。Yes を押すと、シーンは消去されます。他に

消去したいシーンがある時はもう一度 Record ボタンを押してレコード・モードを終了して

下さい。

注意:残メモリーの量によって、上書きや消去をするのに多い時で 30 秒くらいかかること

があります。

3. シーンの呼び出し

シーンを保存した後は SCENE LED をオンにすることで呼び出すことができます。その後

で、ページ番号を 16 のボタン番号の中から1つを選択して下さい。シーンはステージ全体

の状態を指すので一度に 1 つのシーンのみを選択することができます。点灯している

SCENE 番号を再度押すとその SCENE がオフになり、すべてのチャンネルを 0 に設定し

ます。MIDI を使用しても SCENE を呼び出すことができます。詳細については MIDI の欄

をご覧ください。

4. プリセット

プリセットとは選択した照明機器における各チャンネル・レベルの保存のことです。プリ

セットは素早く簡単なプログラミングを可能にし、フェーダを使ってチャンネル・レベル

をサーチしなくても、すぐに色やビーム設定にアクセスすることができます。また、プリ

セットはシーン・メモリーを温存することになります。これは多くのシーンが同じプリセ

ットをレファレンスとして使う為です。

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色とビームという 2 組のプリセットメモリーがついています。Show Designer は各タイプ

につき最大 256 の保存が可能です。さらに、FACTORY PRESET(工場出荷時に設定済の

プリセット)として既に保存された 16 のプリセットもついています。ここでいう色とビー

ムという言葉は便宜上のもので、実際は様々な効果やチャンネル設定を各プリセットのタ

イプに保存することができます。

シーンとは異なり、プリセットはステージ全体を保存することはできません。プリセット

保存モードで選択したチャンネルのみを保存します。この機能は色のみ、ゴボスのみ、ま

たはビームのみといったような保存が可能です。1度保存したものはシーンをつくる時に

呼び出したり、重ねたりします。

注意:FACTORY PRESET は Show Designer ライブラリーの全照明機器には対応していま

せん。いくつかのプリセットは今後のソフトウェアのアップデート版で追加されます。

5. プリセットの保存

プリセットを保存する前にいくつかの準備が必要です。色やゴボスといった機能を確認す

る為、まず初めにチャンネルレベルを設定して保存する色やゴボスを確認します。使用す

る照明機器を選択してこれを行い、ビームの位置を決めてディマー・レベルを上げます。

保存前にこれらを完了させれば、この過程についてはプリセットに保存されることはあり

ません。

プリセットの保存を始めるにはまず Record ボタンを押し、LED を点滅させます。次にColor

または Beam ボタンのいずれかを押し、LED を点滅させます。Page ディスプレイが点灯

し、プリセットを既に保存してある番号が点灯して既存のプリセットがどこにあるのかを

知らせます。プリセットの各タイプに対応するメモリーの場所は 16 ページあります。0Page

は FACTORY PRESET なのでここに保存することはできません。

次にプリセットに保存したいチャンネルを調節します。これら調節はプリセットに保存さ

れますので、保存したくないチャンネルは移動しないようにして下さい。

注意:プリセットを呼び出している時、プリセットには含まれない、いくつかのチャンネ

ルを変更されてしまった場合があり、プリセット保存中にフェーダーやトラックボールに

不意にさわってしまい、意図していないチャンネルが追加されてしまうことがあります。

もしこうなってしまったら、いったん戻ってプリセットをもう一度保存し直して下さい。

プリセット保存中に異なる照明機器のオン/オフ切替が必要な場合は Fixture ボタンを押

し、番号ボタンを使って照明機器のオン/オフ切替をして下さい。もう一度 Fixture ボタン

を押して照明機器 LED を消してプリセットの保存に戻ります。

プリセット保存する際は、いつでもプリセットの名前を入力することができます。カーソ

ルボタンを使って LCD ディスプレイの文字の下にカーソルを動かし、+/-ボタンかジョグ

シャトルを使って名前を修正します。プリセットをメモリーに保存するには、保存したい

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場所の番号を選びます。既に点灯している番号を選ぶ場合は、“既存のプリセットと書き換

えますか?”というメッセージが表示されます。Yes または No ボタンを押して下さい。ペ

ージボタンを使って 1~16 ページを選び、最大 256 通りの色プリセットと 256 通りのビー

ムプリセットを保存することができます。0 ページは工場出荷時のプリセット専用になって

います。

注意:残メモリーの量によって、プリセットの上書き・消去するのに多い時で 30 秒くらい

かかります。

プリセットを保存後も、Show Designer はプリセット・レコードモードになっているため、

そのままプリセットの保存を続行できます。プリセット・レコードモードにしてから変更し

たチャンネルは追加したプリセットに含まれます。

レコードモードを終了するには Record ボタンを押します。(LED の点滅がとまります)

6. プリセットの消去

既存のプリセットを消去するには、Record ボタンを押し、続いて Color 色または Beam ボ

タンを押し、最後に Erase ボタンを押します。プリセットを保存している時はプリセット

が存在するすべての LED が点灯します。消去するプリセットを選択します。そのプリセッ

トの名前が LCD ディスプレイ上に表示され、「Erase This?」(消去しますか?)のメッセ

ージが表示されます。Yes あるいは No ボタンを押して下さい。Yes を押すとプリセットは

消去されます。続けて消去したいプリセットがある時は番号を選択するか、Record ボタン

をもう一度押してレコード・モードを終了します。

注意:残メモリーの量によってはプリセットの上書き・消去に多い時で 30 秒くらいかかる

ことがあります。

7. プリセットの編集

既に保存されているプリセットを編集するには Record を押し、Color 色または Beam ボタ

ンを押します。チャンネルの変更を行う前に、編集したいプリセット番号を押してくださ

い。“このプリセットを編集しますか?”というメッセージが画面に表示されます。“Yes”

を押すとプリセットが呼び出されますので、チャンネル・レベルの変更をしながらプリセ

ットを編集したり加えたりして下さい。変更が終わったら、プリセット番号のいずれかを

押して同じ場所か新しい場所に保存します。また変更せずに保存すれば、この方法を使っ

て他の場所にプリセットをコピーすることも可能です。

8. プリセットの集合

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既存のプリセットを現在作成しているプリセットに加えることができます。プリセット・

レコード・モードで Add ボタンを押し、保存済みのプリセット番号を押します。チャンネ

ル設定が現在保存しようとしているプリセットに追加されます。プリセットはいくつでも

追加することができ、この方法を使って数個の小さなプリセットを 1 つの大きなプリセッ

トにミックスすることが可能です。同チャンネルをコントロールしているプリセットが 2

つあれば、最後に追加されたチャンネル・レベルが優先されます。

9. プリセットの呼び出し

ステージ上の現在のシーンにプリセットを追加するにはまず、そのプリセットでコントロ

ールしたい照明機器を選択します。次に Color ボタンまたは Beam ボタンを押して希望す

るプリセットのページを選びます。そしてそのページの 1~16 のプリセットを番号ボタン

を使って選択します。シーンとは異なり、プリセットが異なるチャンネルをコントロール

していれば、使用したいプリセットはいくつでも呼び出すことができます。もしも 2 つの

プリセットが同じチャンネルをコントロールしていたら、最後に使用していたプリセット

がコントロールします。プリセットが他のプリセットによって完全にキャンセルされてい

る場合は、自動的にボタンが切れます。同様に、チェースがプリセットによって完全にキ

ャンセルされた場合は自動的にボタンが切れます。プリセットをオフにするとそのプリセ

ットによってコントロールされていたチャンネルは 0 に設定されます。

たとえ保存時に照明機器がプリセットの一部だったとしても、その照明機器はプリセット

において作動できる状態になっていなければなりません。これにより、すべての照明機器

をプリセットに入れながら必要に応じてコントロールしたい機器のみ選択できます。例え

ば、全ての照明機器のすべての色チャンネルを赤色に設定する「RED」という名のプリセ

ットを作り出すことができます。赤くしたい照明機器を選択するには、「RED」と呼ばれる

プリセットを呼び出してこれらの照明機器だけを変更します。

0 ページのプリセットを選択すると FP(FACTORY PRESET の略)がページ画面に表示さ

れます。これらのプリセットは COLOR(色)や GOBO(模様)へのショートカットができま

す。但し、特定の限られた照明機器タイプにのみ使用できます。これはあらかじめ保存さ

れたものですので消去や変更は不可能です。

■ チェースの作成 ■

Show Designer には最大 256 のチェースに加えて既に保存された 16 のチェース

(FACTORY CHASES と呼ばれる)があります。チェースは、再生可能な一連のステップ

であり、各種モーションや素早く反復する変化を創造します。チェースの一つ一つのステ

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ップは、選択したチャンネル・レベルやプリセットを保存して出来上がります。このステ

ップは、プログラムされたチェース・スピードで繰り返しループ再生されます。

シーンとは異なり、ステージ全体に効果をもたらすのではなく、選択されたチャンネルだ

けに効果をもたらします。これにより、色やゴボスまたはビームの位置などをチェースす

ることができます。また同時に 8 つのチェースを同時に動作することができ、一つのシー

ンとして合体させることができます。

注意:工場出荷時においてはチェースはプリセットされておりません。

1. チェースの保存

1) チャンネルレベルの設定:チェースを保存する前に、色やゴボスなどの機能や照明

のビーム位置を確認する為、まずいくつかのチャンネルレベルを設定しておく必要

があります。使用する照明機器を選択して設定を行って下さい。その後、必要に応

じてディマー・レベルを上げます。保存する前の作業であれば、チェースの中に保

存されることはありません。

2) LED を点滅させる:チェースの保存を始めるには Record ボタンを押して LED を

点滅させます。ページディスプレイが点灯して既にチェースを含んだ番号の LED

も点灯します。メモリー可能な場所は 16 ページあります。0 ページは FACTORY

CHASE 用になっており、その上に保存することはできません。

3) チェース・ステップの保存:ディスプレイは現在保存しているチェース・ステップ

の番号を上の行に、デフォルトのスピードやフェード・レートは画面下に表示しま

す。最初のチェース・ステップの保存を始めるには、フェーダーを調節するか、Pan

や Tilt モードのホイールを使用します。トラック・ボールを使って、チャンネルを

好みの位置に調整します。この調節はステップに保存されるので、入れたくないチ

ャンネルは動かさないように気を付けて下さい。照明機器ボタン(Fixture)を押

せばいつでも、ステップの保存中であっても照明機器のオン/オフ切替ができます。

また、Color や Beam ボタンを押せばチェース・ステップ中にプリセットを入れる

こともできます。

Step を保存したら Enter ボタンを押して下さい。画面上のステップ・インジケータ

ーは自動的に次のステップに行きます。この作業を繰り返し、最大 256 通りのステ

ップを保存することができます。Enter を押せばチャンネルの移動なしに、空白の

ステップも入力することができます。再生においては、この空白のステップは意味

をなしませんが、チャンネル情報が有るステップ間の時間を伸ばすのに使用できま

す。また、この空白のステップに後ほどデータを保存することができます。

ステップを保存する際、ステップ番号の下にカーソルを置いて+/-のボタンを使え

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ばいつでもステップから他のステップへ移動させて、新しいステップを選択するこ

とができます。それぞれの保存済ステップに変更を加えたり、チャンネルを追加す

ることもできます。

4) ステップの追加:チェースの最後のステップで Enter ボタンを押せば、いつでも Y

チェースの最後にステップを追加することができます。ステップ番号が低い時に

Enter ボタンを押すと、+ボタンを使ってステップ番号を増やす場合と同様に次の

ステップ番号に飛ぶことができます。

5) チェース・ステップ保存中に間違って保存してしまった時は、Erase ボタンを押し

チェース・ステップの内容を消去します。Yes ボタンを押すと、全チャンネルのス

テップとプリセットのデータを消去することができます。Erase ボタンを 2 回押す

と、チェースから空白のステップを消去するかどうか聞いてきます。

6) チェースの名前を入力:チェースを保存している最中にいつでもスピード値、フェ

ード値、およびチェースの名前を入力することができます。カーソル・ボタンを使

って LCD ディスプレイに表示されている、変更したい項目の下にカーソルを持っ

ていき、+/-ボタンを使うか、ジョグシャトルを使って修正します。名前を付ける

にはカーソルを右にそのまま移動し、画面を変えて名前とスピードのロック状況を

表示します。名前を編集するには各文字の下にカーソルを動かし、+ /-ボタンかジ

ョグシャトルを使って文字を修正します。

2. チェースの速度

チェース全体のデフォルト速度です。これは最初に呼び出したチェースが、動作時の速度

になるということです。動作中に速度を変えたり、シーンと共に新しい速度を保存するこ

とができます。これにより、多くのシーンにおいて同じチェースを使い、シーンごとに異

なる速度で動作させることができます。

フェード値はパーセントで表示され、チェースの各ステップに対するものです。各ステッ

プに対して別々のフェード・タイムを設定することはできず、ステップ間のフェードタイ

ムの長さになります。100%に設定した場合、クロスフェード・タイムはステップ間の時間

と同じ長さになり、ステップ間において円滑で連続的な動きをつくることができます。0%

に設定すると、ステップは、フェード無しで動きます。0~100%間の設定ではチェース速

度によってフェードタイムの長さが変わってきます。スピードと同様に、あくまでもデフ

ォルト値であり、シーンの保存時に変えることができます。

スピード・ロック/ロック解除機能により、チェースの動作中にオーディオやビートボタ

ンを無視するかどうかをチェースに伝えることができます。NO BEAT/ AUDIO に設定する

と、チェースはプログラムされた速度でしか動作せず、ビートやオーディオボタンを使用

しても影響はありません。特別な効果を出す為に高速でチェースを動作させてそのスピー

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ドを保つ必要がある場合に便利です。

3. メモリーへ保存

チェースへのすべてのステップを保存し終わったら、メモリーに保存します。これを行う

には保存したい場所のページと番号を選択します。この時、必ず Fixture、Color、Beam

の LED はオフにしておきます。既に点灯しているチェース番号を選択すると、既存のチェ

ースと書き換えますか?というメッセージが表示されます。Yes あるいは No を押して下さ

い。ページ・ボタンを使ってページ(1~16)を選択して下さい。最大で 256 のチェースを保

存することが可能です。0 ページは FACTORY CHASE 専用となります。

注意:残メモリーの量によってはチェースの上書き・消去するのに、多い時で 30 秒ほどか

かることがあります。

チェースを保存後も、チェースのレコードモードになっていますので、このままチェース

の編集を続行することが可能です。レコード・モードを終了するには Record を押して下さ

い。LED の点滅がとまります。

4. チェースの消去

既存のチェースを消去するには Record ボタンを押し、続いて Chase を押して最後に Erase

を押して下さい。チェースを消去する際、チェースを含むすべての LED が点灯します。次

に消去するチェースを選択します。チェースの名前が LCD ディスプレイに表示され、

「ERASE THIS?」(消去しますか?)というメッセージが表示されます。Yes または No

ボタンをを押して下さい。Yes ボタンを押すと、チェースは消去されます。編集中のチェー

スの場合、Erase はチェース・ステップの消去に使われます。No を押すか、レコードボタ

ンを押して既存のレコードモードを押せば、CHASE の消去をいつでも中止することができ

ます。

注意:残メモリーの量によって、チェースの上書き・消去に多い時で 30 秒くらいかかるこ

とがあります。

5. チェースの編集

既に保存されているチェースを編集するにはまず、Record を押してから Chase を押します。

チャンネル変更を行う前に、編集したいチェース番号を押して下さい。「EDIT THIS

EXITING CHASE?」(このチェースを編集しますか?)というメッセージが表示されます。

Yes ボタンを押すと、チェースが呼び出されるので、ステップを選択するか、チャンネルレ

ベルを変更して、追加や修正をします。Erase ボタンを使って現行のステップの内容をとり

除きます。ステップが空の場合は、ステップ全体を取り除きます。Add ボタンを押して、

現在のステップ番号に追加したいステップを挿入することもできます。すると空のチェー

ス・ステップを追加するかどうかをたずねてきます。Yes ボタンを押して現在のステップ番

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号に空のステップを挿入することができます。すると以降のチェース・ステップは 1 つづ

つ後の番号に移動します。空のステップが追加されると、そこにチャンネル・レベルやプ

リセットを保存することができます。

チェースの変更が終わったら、ボタン番号を押してページを選択し、同じメモリーの場所

または新規の場所に保存します。この方法を使えば、変更せずに保存されたチェースを他

の場所にコピーすることも可能です。チェースを保存する前に Color と Beam LED は必ず

オフにして下さい。

6. チェースの起動

チェースを動作させる為には、Chase ボタンを押して希望する Page とボタン番号を選択し

ます。チェースは保存した時に設定したデフォルトの速度で動作し始めます。動作中のチ

ェースのボタンを押してオフにします。異なったチャンネルをチェースしているのであれ

ば、1 つ以上(最大8つまで)のチェースを同時に動作させることができます。

7. チェースの速度調節

動作中のチェースの速度を、ホイールのとなりにある Speed のボタンを押して調節するこ

とができます。LED が点灯し、画面の一番上の段にチェースの名前を、下段にチェースの

番号と BPM(beats per minute) で表した現在の速度を表示します。ホイールをまわすと

チェースの動きに合わせて速度を調節できます。1つ以上のチェースが動作している時は

カーソル・ボタンまたは+/-ボタンを押して、画面上に次に動作させるチェースを呼び出

します。現在のシーンを保存すると、変更された速度が保存されます。これにより異なっ

た速度、異なったシーンにおいて同じチェースを再度使うことができるわけです。

8. チェースのフェード・レート

同様にチェースのフェード・レートは動作中の各チェースに対して調節することができま

す。前項での説明と同じ方法を使ってチェース速度を調節して下さい。

同時に最大 8 つのチェースまで動作させることができます。動作中のチェースを完全に無

効にした新しいチェースが選択された場合、無効にされたチェースは自動的にオフになり

ます。同じチャンネルすべてをコントロールしている別のチェースが呼び出された時、前

のチェースはキャンセルされます。すべてのチャンネルではなく、一部のチャンネルが無

効にされた時、チェースはキャンセルされません。使用可能なチャンネルはチェースを続

けます。

9. Audio ボタン

Audio ボタンを使って、オーディオ入力によりチェース・ステップをトリガーできるように

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します。Audio ボタンを押すと LED が点灯し、オーディオ入力からオーディオ・ビートが

検出される時は常にチカチカと点滅します。動作中のチェースはこの速度がロックされな

い限り、このビートにシンクロ(同調)します。チェース速度のロックの仕方については

チェースの項目をご覧ください。オーディオ機能を使うと自動的に Beat はオフになります。

オーディオ・ボタンの状態はどのシーンとも連結しておらず、シーン保存中は保存されま

せん。

10. Beat ボタン

Beat ボタンは何かの音楽がかかっている時にボタンを軽くたたくと、チェースのテンポや

ビートを無効にすることができます。Beat Switch たたいたスピードに対して LED が光り

ます。動作中のチェースは、速度をロックしない限り、このビートに同調します。チェー

ス速度のロックの仕方についてはチェースの欄をご覧下さい。Beat ボタンを押すと自動的

に AUDIO がオフになります。ビートをオフにするには 1 秒間、Beat ボタンを押しつづけ

て下さい。Beat ボタンの状態とビート・テンポはどのシーンとも連結しておらず、シーン

保存中は保存されません。

■ ショー ■

ショーとはあらかじめプログラムされた順番に再生したり、保存したりする一連のシーン

のことです。Show Designer は 16 の各ページに 16 づつ、最大 256 通りのショーを保存す

ることができます。

1. ショーの保存

ショーの保存をする前にまず、ショーに含まれるシーンを保存する必要があります。この

方法については前項を参照して下さい。

ショーの保存を始めるには Record ボタンを押し、(LED ランプが点灯します)次に Show

ボタンを押します。(LED ランプが点灯します)またページ・ディスプレイが点灯し、ショ

ーが既に保存してある番号の場所を教えてくれます。

LCD ディスプレイの一番上の段には保存の準備ができている現在のショー・ステップが表

示され、下段にはステップ用のシーン・ページとシーン番号が表示されます。このステッ

プにシーンの一つも保存されていなければ、シーン・ページとシーン番号のところに

「EMPTY」の文字が表示されます。

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■ コンピュータ接続時の注意 ■

Show Designer の後部にある RS232 ポート(シリアル・ポート)はマウスやトラックボール

と同様、コンピューターに接続する時に使用します。Show Designer をコンピューターに

接続するには市販のシリアル・ラップリンク・ケーブルを必ず使用して下さい。ラップリ

ンク・ケーブルは通常、ラップトップ・コンピューターとデスクトップ・コンピューター

を接続したり、2 台のコンピューター同士を接続したりするのに使用します。標準の RS232

ケーブルは使用できません。Show Designer の RS232 ポートを PC 側のシリアル“COM”

ポートにつないで下さい。COM ポートには 25 ピンのコネクターを使用しているものと、9

ピンを使用しているものがあります。ほとんどのラップリンクケーブルは両タイプのコネ

クターがついています。

接続後、Windows95 を搭載した PC を使って Show Designer のメモリーをバックアップし

たり、再保存することが可能です。また、American DJ の web サイトから新しい Show

Designer のソフトをダウンロードして、最新の機能をアップデートすることが可能です。

2. WINDOWS 95 との連動

Windows95 には Hyper Terminal とよばれるアクセサリーが付属しており、これを使って

PC の COM ポートを通して Show Designer と通信できます。2 つの COM ポートの内、使

用するポートを決定し、前項で説明したように RS232 と Show Designer を接続して下さい。

COM1 は一般的に PC のマウスに使用されるので、Show Designer を接続する時は COM2

を使用するとよいでしょう。

1) Hyper Terminal を設定

Hyper Terminal を起動するには、まず Windows95 の Start をクリックし、Program

Accessories をクリックし、最後に Hyper Terminal をクリックします。何らかの原因

で Windows95 のお持ちのバージョンに Hyper Terminalがインストールされていない

場合は、Windows95 の CD からインストールを行って下さい。

2) Hyper Terminal の始動

Hyper Terminal のフォルダーを開き Hypertrm.exe または Hypertrm をダブルクリッ

クし、Hyper Terminal を始動させます。名前とアイコンを選択するよう指示されます

ので、Show Designer と名前をつけてアイコンをどれか選んで O.K をクリックします。

次のダイアログ・ボックスの一番下に行き、connect to と Direct toCOM2 を選択しま

す。電話番号やその他の設定は無視して OK.をクリックして下さい。次のダイアログ・

ボックス内の設定では 1 秒間のビットを 19200、データ・ビットを 8、ノンパリティ、

ストップ・ビットを 1、ノンフロー・コントロールに設定し、OK をクリックします。

これで Hyper Terminal を使用することができます。

3) 設定の確認

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最後にもう一つだけ設定が必要なアイテムがあります。Window の左上にある File を

クリックし、続いて Properties(プロパティ)をクリックします。その後 Setting タブ

を選択して下さい。ボックス内の設定タブをクリックすると ASCII setup という表示

がでます。このダイアログ・ボックスに send line ends with line feeds という欄にチ

ェック(∨)がついているかどうか必ず確認して下さい。また、wrap lines という項目も

チェック(∨)をつけておいて下さい。それ以外の項目はチェックしないようにして下さ

い。OK をクリックすると設定を終了します。

4) セットアップの保存

Hyper Terminal を終了し、このセットアップをすぐに保存します。Yes をクリックし

て保存し、Hyper Terminal フォルダーに戻ります。これでフォルダー内には Show

Designer.ht または Show Designer と名前がついたプログラムが存在するはずです。

PC につなげて Show Desinger を使用を頻繁する場合、デスクトップにショートカッ

トを作成しておくと非常に便利です。

この様に PC を使用して Show Designer で通信するとき際には、常に Show Designer

Terminal を呼び出して下さい。

2. メモリーバックアップ

設定終了後、Hyper Terminal を使って Show Designer のメモリーをファイルとしてバッ

クアップし、ハード・ディスクかフロッピーに保存します。

1) Show Designer は前項の説明通りに PC に接続されているか再度確認します。

2) メモリー・データをお持ちの PC に保存する為の、空のテキストファイルを作成しま

す。ドライブまたは、Show Designer のメモリーファイルを保存したいデスクトップ

のフォルダーを開き、デスクットプの左上にある File をクリックして New を選択し、

Text Document を選択します。新しい空の文書が作成されます。この新文書にファイ

ル名を打ち込み(例:Show Designer Memory1)、リターンを押して下さい。これが今

後メモリーを保存するファイルとなります。

3) Show Designer 用に作成した Hyper Terminal を呼び出し、メニュー・バーの一番上

にある Transfer をクリックし、Capture Text を選択します。ダイアログ・ボックス

が表示され、このバックアップ用に作った空のテキスト・ファイルを選択することが

できます。ブラウザーを使ってファイルを作ったフォルダーとドライブを検索し、フ

ァイルを見つけたら Start をクリックして開きます。

これで Show Designer のファイルを受信する準備が整いました。

4) Send memory file とつけられた Show Designer のメニュー選択へいき、Enter を押

します。send memory file to computer port という表示がでます。ここで Enter を押

し、Show Designer の転送をスタートさせます。コード化された全メモリーのコピー

が PC に転送されます。ファイルがディスク・ドライブへとコピーされていく具合に

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合わせて Hyper Terminal の window 上に一連の番号が表示されます。(現在使用し

ている残メモリーの量によってメモリーを送るのにかかる時間は変わります)ファイ

ルが送信完了すると Show Designer はセットアップ画面に戻り、Hyper Terminal

window 上での番号のスクロールがとまります。最後に、Hyper Terminal を閉じれ

ばファイルは自動的に保存されます。

注意:追加でメモリーのバックアップ・ファイルを作る時は常に、空のテキスト・ファイ

ルで始めてください。Show Designer は、データを保存している古いファイルの上に上書

きすることができません。古いファイルの最後の部分に新しいデータを付け加えると様々

なメモリー・ダンプを引き起こします。

3. メモリーのデータのコピー

1) PC から Show Designer にメモリー・ファイルをコピーするには、load memory file

(メモリー・ファイルの読み込み)から作成した Show Designer のメニュー選択

へいきます。Enter を押すと、waiting for file from com port(COM ポートからの

ファイルを待ち受け中)というメッセージが表示されます。

これで PC からファイルを受信する準備が整いました。

2) Show Designer 用に作成した Hyper Terminal を呼び出します。メニュー・バーの

一番上にある Transfer をクリックして Send Text File を選択します。するとダイ

アログ・ボックスが表示されます。ここでバックアップ用に作成した Show

Designer のテキスト・ファイルを選択します。現在の Window 上に表示されてい

なければファイルを作成したフォルダーとドライブを検索し、そのファイルを選択

して Open をクリックすると、Hyper Terminalがファイルの転送を始めます。Show

Designer の画面には receiving File と表示されます。ファイルが送信されると、

Show Designer は再スタートし、スタート・アップの画面を表示します。

エラーが検出された場合は、接続を確認し、上記手順を再度やりなおして下さい。

保存時に使用したメモリーの量によってアップデートにかかる時間は変わります。

4. 起動ソフトウェアのダウンロード

Show Designer を起動するソフトはアップ・デートされていますので American DJ の web

サイト(www.americandj.com)からダウンロードして下さい。アップ・デートされたソフ

トには新機能や追加された照明機器・FACTORY・PRESET・CHASE などが含まれます。

また、MS Word 形式向けの取扱説明書のアップデート版もダウンロードすることができま

す。これらのファイルは ZIP 化(圧縮?)されているので Winzip を使用するか、解凍する

必要があります。

5. PC からのソフトのコピー

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PC から Show Designer へ新しいソフトをコピーするには Show Designer の Update

software とつけられたメニュー選択へいきます。Enter を押すと、download new program

という表示が現れます。これで Show Designer が PC からのファイルを受信しる準備が整

いました。このメニュー項目にいく他の方法として、Show Designer がオンになっている

時に、Menu ボタンを押しつづけて Erase を押すという方法もあります。

次に Show Designer 用に作成した Hyper Terminal を呼び出します。メニュー・バーの一

番上にある Transfer をクリックして Send Text File を選択します。ダイアログ・ボックス

が表示され、web サイトからダウンロードしてきた Show Designer ソフトのテキスト・フ

ァイルを選択することができます。ファイルを使用する前に、そのファイルが解凍されて

いることを必ず確認して下さい。ファイルが保存されているフォルダーとドライブを検索

し、ファイルを選択して Open をクリックします。すると Hyper Terminal がファイルの転

送を始めます。Show Designer の画面には receiving new program(新プログラム受信)

という表示が出ます。ファイルの送信が完了すると Show Designer は再度スタートし、ス

タート・アップの画面を表示します。エラーが検出されると、もう一度やり直すことにな

ります。接続を確認し、もう一度やり直して下さい。1 分ほどでファイルを転送します。

フロー・チャート

照明機器を設定したら、その照明機器のスタート地点を正しく認識させて下さい。これは

Show Designer のプログラムの順序を示したものです。