smartlogger2000...
TRANSCRIPT
HUAWEI TECHNOLOGIES CO., LTD.
SmartLogger2000
クイック・スタートガイド(日本)
版数: Draft A
品番: 31507917
日付: 2016-08-20
No.ポート(シルク・スクリーン)
機能 説明
1 RF1、RF2 予約済み 予約済み
2 12V OUT 12 V DC出力 12 V DC電源(最大電流100 mA)を提供
3 12V IN 12 V DC入力 電源アダプタに接続
4 USB USBポート USBフラッシュ・ドライブに接続
1
1 概要
ポートの説明1.2
1. 本書の内容は、予告なく変更されることがあります。本書を作成するにあたり、内容の正確性を期するようあらゆる努力をしておりますが、本書の記述、情報、および推奨事項は全て、明示または黙示を問わず、いかなる種類の保証を行うものではありません。
2. 製品を設置する前に「SmartLogger2000ユーザー・マニュアル」をよく読み、製品情報と使用上の注意についてご確認ください。本書では、SmartLogger2000を簡略化してSmartLoggerと表記する場合があります。
3. 本製品を設置および使用する際は、製品の損傷を防ぐため本書とユーザー・マニュアルに従ってください。製品を設置する際は、絶縁工具を使用してください。
4. 本書では、例としてSmartACU2000スマート・アレイ・コントローラ以外(スマート・アレイ・コントローラと略します)に適用されたSmartLoggerを使用したシナリオでの、設置方法とケーブルの接続方法について説明します。
Copyright © Huawei Technologies Co., Ltd. 2016. All rights reserved.
モデル PLCモジュール 注記
SmartLogger2000-10-B-JP 設定済み
内蔵Bluetoothモジュールは
Android APPとiOS APPの両方に
対応
モデルの説明1.1
注意事項
No.ポート(シルク・スクリーン)
機能 説明
5 SFP1、SFP2 光イーサネット・ポート
ATBまたは他のカスケード接続されたSmartLoggerに接続
6 ETH1、ETH2 電気イーサネット・ポート
イーサネットLANスイッチ、ルータ、またはPCデバイスに接続
7 DO デジタル出力(DO) リレー出力
8 COM1–COM6 RS485
通信ポート6つのRS485ポートはインバータ、キュービクル、電力メータ、EMIなどのデバイスに接続可能
9 デフォルト デフォルト・キー
Bluetoothモジュールをリセットおよび再起動する、またはSmartLoggerのIPアドレスをデフォルトIPアドレスにリセット(有効時間5分)デフォルトのIPアドレスは、192.168.0.10 です。
10 AC1, AC2 AC電源ケーブル・ポート
A、B、Cの3相入力端子に接続し、インバータとの電力線通信(PLC)に使用
11 筐体接地 N/A
12 AI1–AI8 アナログ入力(AI)AI1: 0–10 V入力電圧(パッシブ); AI2–AI4: 4–20 mAおよび0–20 mA入力電流(パッシブ); AI5–AI8: 4–20 mAおよび0–20 mA入力電圧(アクティブ)
13 AO1–AO6 アナログ出力(AO) 4–20 mA、0–20 mA電流出力
14 DI1–DI8 デジタル入力(DI) ドライ接点入力へ接続
2 通常のケーブル接続
2.1
2
2.1 非スマート・アレイ・コントローラ2.1
1. SmartLoggerが、AC電源ケーブルを介してインバータと通信する場合、短絡の際に装置の損傷を防止するため、3つのヒューズと3P3Eスイッチを設置する必要があります。
2. SmartLoggerがAC電源ケーブルを介してインバータと通信する場合、3P3Eスイッチからヒューズへのケーブルと、バスバーからヒューズへのケーブルは、お客様にてご用意ください。推奨ケーブル: 対地動作電圧600 V以上、 および1芯の断面積が4 mm2の3芯外装ケーブル。
3. SmartLoggerに付随する電力ケーブルは1メートル、電源アダプタ・ケーブルは1.5メートル、ネットワーク・ケーブルは2.2メートル、AC電源ケーブルは1.5メートルの長さです。ケーブルの長さを考慮して、コンポーネントのインストール位置を確保してください。
注意事項
2
3
RS485/PLC+光ファイバ
コンポーネント 推奨モデルまたは仕様 供給元 数量
SmartLogger SmartLogger2000 ファーウェイから購入 1
RS485回線用 SPD X4B-05 ファーウェイから購入 3
ATB CT-GZF2PJ-8またはCT-GPH-A-8 ファーウェイから購入 1
ヒューズ 定格電圧: 500 V以上、定格電流: 6 A お客様側で準備 3
3P3Eスイッチ
600 Vの定格絶縁電圧、15 Aの定格電流、
3つのポールを備えている必要があります。
Kawamura NX53E-15Wスイッチの利用を
推奨します。
お客様側で準備 1
ソケット 電源アダプタへ接続 お客様側で準備 1
スマート・アレイ・コントローラの場合2.2
以下にSmartLoggerがスマートアレイ・コントローラ(SmartACU200-C-A またはSmartACU2000-C-A-
PID)内に存在する場合について説明します。
注記
4
RS485/PLC+光ファイバ
1. スマート・アレイ・コントローラ用の一般的な入力電源ケーブルはお客様にてご用意ください。推奨ケーブル: 対地動作電圧600 V以上、および1芯の断面積が4mm2の4 芯の外装ケーブル
2. SmartLoggerがAC電源ケーブルを介してインバータと通信する場合、3P3Eスイッチからヒューズへのケーブルと、バスバーからヒューズへのケーブルは、お客様にてご用意ください。推奨ケーブル:対地動作電圧600 V以上、 および1芯の断面積が4mm2の3芯外装ケーブル。
3. SmartLoggerおよび SmartLoggerが使用する3つのRS485回線用サージ保護(SPD)が設置された状態で出荷されます。
4. SmartLoggerのPGNDケーブル、AC電源ケーブル、電源アダプタとその電源ケーブル、SmartLoggerとRS485信号SPD間の通信ケーブルは、設置された状態で出荷されます。
5. PIDモジュールおよびインダクタは、スマート・アレイ・コントローラ(PIDモジュール付き)にのみ構成され、取り付けられた状態で出荷されます。
注意事項
5
コンポーネント 推奨モデルまたは仕様 供給元 数量
PIDモジュール PID01 出荷前に設置 1
PIDインダクタ(PID
モジュールと連携)EIFI50ohm 出荷前に設置 1
SmartLogger SmartLogger2000 出荷前に設置 1
RS485回線用SPD SPM01A 出荷前に設置 3
ATB CT-GZF2PJ-8またはCT-GPH-A-8 ファーウェイから購入 1
ヒューズ定格電圧:500 V以上、定格電流: 6 A
お客様側で準備 3
3P3Eスイッチ
600 Vの定格絶縁電圧、15 Aの定格電流、
3つのポールを備えている必要があります。
Kawamura NX53E-15Wスイッチの利用を
推奨します。
お客様側で準備 1
設置間隔(単位: mm)3.1
3 SmartLoggerの設置
筐体寸法(取り付け耳含む)
設置間隔
設置間隔
壁面設置
ガイド・レール設置
筐体寸法(ガイド・レールの取り付け金具含む)
6
設置方法3.2
壁面設置
SmartLoggerは、重さ3800グラムのSmartLoggerを安全に支えられる平坦な壁に設置してください。
1. 取り付け耳の穴の位置に基づいて、取り付け穴を決定し、マーカーを使用して、取り付け穴にしるしをつけします。
デバイスを高所に設置するために、はしごを使用する場合は、落下して怪我をしないようにしてください。
2. ハンマー・ドリルを使って穴を開け、拡張スリーブ、ワッシャー、タッピング・ネジを取り付けます。
単位: mm
単位: mm
壁面設置のためのネジ組み立て:
(1) ST3.5タッピング・ネジ(2) ワッシャ(3) 拡張スリーブ
3. SmartLoggerの取り付け耳とワッシャーにタッピング・ネジを通し、壁の取り付け穴に挿入します。
注意事項
注意事項
ガイド・レールへの取り付け
SmartLoggerにはガイド・レールが付属していません。この設置方法を選択した場合、お客様側で35 mmの標準ガイド・レールを準備してください。
単位: mm
1. プラス・ドライバを使用してSmartLoggerから取り付け耳を取り外します。
2. 取り付け耳から外したM4x8ネジを使用してガイド・レール・クランプを固定し、1.2 N・mのトルクでネジを締めます。
1. SmartLoggerを設置する前にガイド・レールを固定します。
2. ガイド・レールの長さがSmartLoggerの固定に十分であることを確認します。推奨される長さは450 mm以上です。
7
4. トルク・ドライバを使用して、0.3 N・mのトルクでタッピング・ネジを締めます。
注記
8
5 接地ケーブルの取り付け
3. ガイド・レール上にSmartLoggerを取り付けます。 4. M4x12ネジを使用してガイド・レールの留め具を取り付け、1.2 N・mのトルク・レンチでネジを締めます。
4 RS485回線用SPDの設置
SmartLoggerの接地ケーブルの取り付け5.1
1. SmartLoggerには6個のCOMポートがあります。屋外デバイスのCOMポートにSmartLoggerのCOM
ポートを接続する際は、RS485回線用SPDを接続し、サージ保護機能を強化することを推奨します。2. 各RS485回線用SPDは、2つのCOMポートに接続することができます。1台のSmartLoggerに対して、最大3つのRS485回線用SPDを構成できます。
3. RS485回線用SPDを非スマート・アレイ・コントローラに設置する場合には、ガイド・レールに設置することをお勧めします。
4. SmartLoggerがガイド・レールに設置されている場合、RS485 SPDはSmartLoggerとガイド・レールを共有することができます。この場合、推奨されるガイド・レールの長さは600 mm以上です。
5. RS485 SPDを設置する前にガイド・レールを固定します。
注記
9
1. 4〜6 mm2または12-10 AWGの屋外銅線/コア・ケーブルは接地ケーブルとして使用することをお勧めします。接地ケーブルはしっかりと接続してください。
2. 接地端子の耐食性を向上させるために、PGNDケーブルを接続した後、シリカゲルを塗布、または上から塗装します。
6 COMポートへのケーブル接続
1. SmartLoggerはCOMポートを介して、インバータ、EMI、電力計、キュービクル、PIDモジュールに接続することができます。
2. SmartLoggerには6個のCOMポートがあります。屋外デバイスのCOMポートにSmartLoggerのCOM
ポートを接続する際は、RS485回線用SPDを接続し、サージ保護機能を強化することを推奨します。
RS485 SPDの接地ケーブルの取り付け5.2
4 mm2または12 AWGの断面積を有する屋外向け銅線/コア・ケーブルが推奨されます。
1. 適切な長さの接地ケーブルを用意し、一方の端部から8ミリメートルほど絶縁層を剥きます。
2. 剥いた部分をRS485回線用SPDのポート3に挿入します。
3. 心線を固定するためにマイナス・ドライバを使用して、ポート3のネジを締めます。
アースバーに接地ケーブルのもう一方の端を接続します。
OT-M6
M6 (1 PCS)
1.4 N·m
注記
注記
注意事項
10
ポートの定義6.1
COMポート(SmartLogger)
EMI、電力計、キュービクルなどのデバイス上の通信ポートの定義については、デバイスに添付されているドキュメントを参照してください。ケーブルを接続するときは、RS485+がSmartLoggerのCOM+ポートに接続され、またRS485-がSmartLoggerのCOM-ポートに接続されていることを確認してください。
No. ポート定義 機能
1 RS485A IN RS485A、RS485差動信号+
2 RS485A OUT RS485A、RS485差動信号+
3 RS485B IN RS485B、RS485差動信号–
4 RS485B OUT RS485B、RS485差動信号–
No. ポート 符号 機能
1 COM1
+ RS485A、RS485差動信号+
– RS485B、RS485差動信号–
2 COM2
+ RS485A、RS485差動信号+
– RS485B、RS485差動信号–
3 COM3
+ RS485A、RS485差動信号+
– RS485B、RS485差動信号–
4 COM4
+ RS485A、RS485差動信号+
– RS485B、RS485差動信号–
5 COM5
+ RS485A、RS485差動信号+
– RS485B、RS485差動信号–
6 COM6
+ RS485A、RS485差動信号+
– RS485B、RS485差動信号–
端子台( SUN2000-33KTL-JP/40KTL-JP )
注意事項
11
No. 色 機能
1 白とオレンジ RS485A、RS485差動信号+
2 オレンジ RS485B、RS485差動信号–
3 白と緑 N/A
4 青 RS485A、RS485差動信号+
5 白と青 RS485B、RS485差動信号–
6 緑 N/A
7 白と茶色 N/A
8 茶色 N/A
1. 保護ポートはSmartLogger上のCOMポートに接続します。ポート4は接続されません。2. サージ・ポートは、他のデバイス上のRS485ポートに接続します。ポート3は接地ポートです。
3. 保護ポートとサージ・ポートは逆に接続しないでください。4. 1つのRS485回線用SPDで、2つのCOMポートを保護することができます。5. 保護ポート2と6およびサージ・ポート1と5は、COMポート1つを保護するためのRS485
回線用SPDポートを形成します。保護ポート8と12およびサージ・ポート7と11は、1つ以上のCOMポートを保護するための別のRS485回線用SPDポートを形成します。
RS485回線用SPD
RS485
サージ保護ポート
保護ポート
ポート定義
機能サージ・ポート
ポート定義
機能
RS485
サージ保護ポート1
2RS485A
IN
RS485A、RS485差動信号+
1RS485A
OUT
RS485A、RS485差動信号+
6RS485B
IN
RS485B、RS485差動信号–
5RS485B
OUT
RS485B、RS485差動信号–
RS485
サージ保護ポート 2
8RS485A
IN
RS485A、RS485差動信号+
7RS485A
OUT
RS485A、RS485差動信号+
12RS485B
IN
RS485B、RS485差動信号–
11RS485B
OUT
RS485B、RS485差動信号–
RJ45ネットワークポート(SUN2000-24.5KTL/28KTL)
注記
12
単位: mm
断面積0.5〜2.5 mm2の2芯またはマルチコア・ケーブルが推奨されます。
1. ワイヤ・ストリッパを使用して、ケーブルの両端から適切な長さの鋼外装と絶縁層を剥きます。
RS485回線用SPDの接続6.2
2. SmartLoggerのCOMポートから端子台を取り外します。
マイナス・ドライバを使用して、端子台を取り外します。
3. SmartLoggerの端子台にケーブルの一方の端を接続します。
4. SmartLoggerのCOMポートに端子台を挿入します。
5. RS485回線用SPDのSPDポートにケーブルのもう一方の端を接続します。
SmartLogger上のCOM+ポートがRS485回線用SPDの保護ポート2または8に接続されていることを確認してください。また、SmartLogger
上のCOM-ポートがRS485回線用SPDの保護ポート6または12に接続されていることを確認してください。
注記
注記
注意事項
13
1. SmartLoggerが、COMポートを介して屋外デバイスに接続している場合は、RS485回線用SPDを接続し、サージ保護機能を強化することを推奨します。SmartLoggerが屋内機器に接続している場合は、RS485回線用SPDは必要ありません。
2. RS485通信距離が1000メートル以内であることを確認してください。3. SmartLoggerのケーブル端子台は、最大断面積2.5 mm2のケーブルに接続することができます。4. SUN2000への接続には端子台が推奨されます。以下では、ケーブル接続を説明するため、
SUN2000-33KTL-JP端子台を例に挙げています。5. SUN2000に端子台を接続するときは、コンピュータ・ケーブル(DJYP2VP2-22の2x2x1)、または導体の断面積が1 mm2でケーブル外径が14~18 mmの範囲にある通信ケーブルを使用することを推奨します。
6. SUN2000にRJ45ネットワーク・ポートを接続するときは、CAT 5E屋外用シールド・ネットワーク・ケーブルを使用することを推奨します。
1. ワイヤ・ストリッパを使用して、ケーブルの両端から適切な長さの鋼外装と絶縁層を取り除きます。
単位: mm
RS485通信ケーブルの接続6.3
2. RS485回線用SPD上のサージ・ポートにケーブルを接続します。
1. インバータのRS485A(IN)ポートがRS485回線用SPDのサージ・ポート1または7に接続されていることを確認してください。また、インバータのRS485B(IN)ポートがRS485回線用SPDのサージ・ポート5
または11に接続されていることを確認してください。
2. ケーブル接続後、絶縁テープで絶縁層のない部分を覆います。
端子の定義:
(1) RS485A IN (2) RS485A OUT
(3) RS485B IN (4) RS485B OUT
RS485回線用SPD
3. ケーブルの一方の端から適切な長さを剥いて、SUN2000の端子台に接続します。
注意事項
注記
14
1. SmartLoggerのCOM+(RS485A)ポートがRS485回線用SPDの保護ポート2(または8)に接続されていることを確認します。また、SmartLoggerのCOM–(RS485B)ポートがRS485回線用SPDの保護ポート6(または12)に接続されていることを確認します。
2. RS485回線用SPDのサージ・ポート1(または7)がSUN2000端子台の端子1(RS485A IN)に接続されていることを確認します。また、RS485回線用SPDのサージ・ポート5(または11)がSUN2000端子台の端末3(RS485B IN)に接続されていることを確認します。
複数デバイスの接続6.4
1. 1台のSmartLoggerには最大200台のデバイスを接続することができます。各RS485ルートに接続するデバイス数は、30台未満とすることを推奨します。各SmartLoggerは最大80台のインバータに接続することができます。
2. 同じプロトコルを使用するデバイスが、同一COMポートに接続されていることを確認します。異なるプロトコルを使用するデバイス(たとえば、IEC103プロトコルを使用するキュービクルとDL/T645プロトコルを使用する電力計など)は、別々のCOMポートに接続する必要があります。
14
推奨される接続方式
1. SUN2000にPLCデバイスが搭載されている場合、SmartLoggerはAC電源ケーブルを介してSUN2000
と通信することができます。2. SmartLoggerが通信にAC電源ケーブルを使用する場合は、短絡時にデバイスの損傷を防ぐために、
MCBまたはナイフ・スイッチを取り付ける必要があります。3. 1台のSmartLoggerで、最大80台のSUN2000インバータに接続できます。4. AC電源ケーブルを介してSmartLoggerをSUN2000に接続する場合、RS485通信ケーブルを接続する必要はありません。
AC電源ケーブルを接続する前に、AC電源ケーブルの上位スイッチがオフになっていることを確認します。
ACポートへの接続ケーブル7
注意事項
注意事項
注記
警告
15
No. コンポーネント モデル/仕様 数量
1 バスバーA/B/C N/A 1
2 ヒューズ 定格電圧: 500 V以上、定格電流: 6 A 3
3 3P3Eスイッチ
600 Vの定格絶縁電圧、15 Aの定格電流、3つのポールを
備えている必要があります。Kawamura NX53E-15Wスイッ
チの利用を推奨します。
1
8 DIポートへのケーブル接続
1. SmartLoggerは8つのDIポート(DI1(GND1)~DI4(GND1)およびDI5(GND2)~DI8(GND2))を備えています。 OVGRは任意のDIポートに接続できます。
2. 1.5 mm2の断面積を持つ2芯またはマルチコア・ケーブルが推奨されます。
No. ポート 機能
1 GND1 ドライ接点入力共通端子1。
2 DI1 DI_1
3 DI2 DI_2
4 DI3 DI_3
5 DI4 DI_4
6 DI5 DI_5
7 DI6 DI_6
8 DI7 DI_7
9 DI8 DI_8
10 GND2 ドライ接点入力共通端子2。
2. もう一方の端にあるAC1端子とAC2端子をSmartLoggerのAC1とAC2のポートにそれぞれ接続します。
1. 提供されているAC電源ケーブルの一方の端を3P3Eスイッチに接続します。
注記
16
2. もう一方の端で絶縁層を8 mm剥がします。
3. SmartLoggerのDIポートから端子台を取り外します。
マイナス・ドライバを使用して端子台を取り外します。
4. SmartLoggerのDIポートの端子台に心線を接続します。
5. SmartLoggerのDIポートに端子台を挿入します。
9 イーサネットの電気ポートへのネットワーク・ケーブル接続
1. 提供されているネットワーク・ケーブルの一方の端を、デバイスの電気イーサネット・ポートに接続します。
2. SmartLoggerのETH1ポートまたはETH2ポートにネットワーク・ケーブルのもう一方の端を接続します。
1. 適切な長さのケーブルを用意し、絶縁層の一部を剥がし、ケーブル芯線をOVGRに接続します。
1. SmartLoggerは2つのイーサネット電気ポートを備え、他社製デバイスに接続できます。2. SmartLoggerはLANスイッチ経由でPCに接続するか、イーサネット・ケーブル経由でルータに接続できます。または、PCに直接接続することもできます。実際のネットワークの状況に応じて、接続デバイスを選択します。
3. イーサネット通信ケーブルが、100メートル未満であることを確認してください。
注記
注記
17
10 光イーサネット・ポートへの光ファイバの接続
SmartLoggerは、光ファイバを介してATBなどのデバイスに接続できます。実際のネットワーク環境に応じて、接続するデバイスを選択できます。
1. 光モジュールを、SmartLoggerのSFP1ポートまたはSFP2ポートに挿入します。
2. 光モジュールと共に提供された2つのケーブルを、光モジュールのポートに接続します。
3. 他方の装置のポート(ATBなど)にケーブルのもう一方の端を接続します。
11 設置の確認
No. 確認項目 確認結果
1 SmartLoggerが正しく設置されている。 □ Yes □ No
2 全てのケーブルが正しく接続されており、断線や短絡がない。 □ Yes □ No
注記
18
No. 確認項目 確認結果
3未使用のポート(RF1、RF2、光イーサネット・ポート、電気イーサネット・
ポートなど)が、防塵プラグにより保護されている。□ Yes □ No
4電源ケーブルおよび信号ケーブルの配線が、強電ケーブルおよび弱電
ケーブルの配線要件を満たしており、ケーブル配線計画に従っている。□ Yes □ No
5ケーブルがきちんと結束されており、結束バンドが同じ方向に均一かつ
適切に固定されている。□ Yes □ No
6 ケーブル上に不要な粘着テープや結束バンドがない。 □ Yes □ No
12 システムの電源投入
電源投入手順12.1
1. 電源アダプタの出力端子を、SmartLoggerの 12V INポートに挿入します。2. 電源ケーブルを電源アダプタに挿入します。3. 電源ケーブルのプラグをACソケットに挿入します。
1. 電源アダプタの定格入力はAC 100~240V(50Hzまたは60Hz)です。2. 電源アダプタに適合するACソケットを選択してください。
4. ACソケットの電流遮断器をオンにします。5. AC電源ケーブルの上流電流遮断器をオンにします。
1. ステップ5は、PLCネットワーク環境でのみ実施してください。2. スマート・アレイ・コントローラのない環境では、SmartLoggerの上に電源アダプタを配置し、結束バンドを使用して、電源アダプタを固定します。
注記
注記
19
インジケータ(シルク・スクリーン)
状態 意味
動作インジケータ(RUN)
緑色の消灯 SmartLoggerの電源が投入されていません。
緑色の早い点滅(0.125秒点灯して0.125秒消灯)
SmartLoggerとNMS(NetEcoまたは他社製
のNMS)が接続されていないか、両者の間の
通信が遮断されています。
緑色の遅い点滅(1秒点灯して1秒消灯)SmartLoggerはNMS(NetEcoまたは他社製
のNMS)と正常に通信しています。
アラーム/
保守インジケータ(ALM)
アラーム
状態
赤色の消灯SmartLoggerと接続デバイスでアラームの発
生なし
長い間隔での赤色の点滅
(1秒点灯して4秒消灯)
SmartLogger または接続デバイスで警告が
発生
短い間隔での赤色の点滅
(0.5秒点灯して0.5秒消灯)
SmartLogger または接続デバイスでMinor
アラームが発生
赤色の点灯SmartLogger または接続デバイスでMajor
アラームが発生
保守状態
緑色の消灯 ローカル保守なし
緑色の遅い点滅(1秒点灯して1秒消灯)
ローカル保守実行中
緑色の点灯 ローカル保守に成功
緑色の早い点滅(0.125秒点灯して0.125秒消灯)
ローカル保守に失敗
3G/4Gインジケータ
N/A 予約済み
Bluetooth
インジケータ(BLE)
緑色の消灯APPにログインしていないか、ログインに失敗しました。SmartLoggerがAPPに接続されていないか、通信が遮断されています。
緑色の遅い点滅(1秒点灯して1秒消灯) APPに正常にログインしています。
SmartLogger のWebUIまたはAPPにログインし、その実行状態やデバイスの接続を表示します。詳細については、SmartLogger2000ユーザー・マニュアルまたはSUN2000 APPユーザー・マニュアルを参照してください。
LEDインジケータ(左から右)12.2
注記
20
インジケータ 状態 意味
(1) 上位光ポート
(2) 下位光ポート
緑色の消灯
SmartLoggerに電源が入っておらず、光モジュールが光イーサネット・ポートに挿
入されていません。
緑色が点灯し、黄色が素早く点滅(0.1秒点灯して0.1秒消灯)
光モジュールが光イーサネット・ポートに挿入されています。
緑色が点灯し、黄色が消灯
光ファイバ・リンクが正常に確立されています。
緑色が点灯し、黄色がゆっくり点滅(0.1秒点灯して1.9秒消灯)
光ファイバ通信中です。
光ポートのインジケータ12.3
13 システムの試運転
SUN2000 APPの接続13.1
SmartLoggerをSUN2000 APP、WebUI、またはNetEcoに接続し、SmartLoggerと接続されたデバイスの試運転を実施することができます。本書では、SUN2000 APPにSmartLoggerを接続することにより、試運転を実施する方法について説明します。
注記
注記
1. SUN2000 APPは、監視システムと通信できる便利な保守プラットフォームです。このアプリにより、ユーザーはアラームの照会、パラメータの設定、定期保守の実施が可能になります。アプリ名はSUN2000として表示されます。
2. モバイル端末のOS: Android 4.0以上またはiOS 7.0以上3. Android用のSUN2000 APPをダウンロードするには、Huawei Appストア
(http://appstore.huawei.com)またはGoogle Playで「SUN2000」と検索してください。4. iOS用のSUN2000 APPをダウンロードするには、App Storeで「SUN2000」と検索してください。5. Android用のアプリでは、BluetoothまたはUSBケーブル経由で監視システムに接続可能です。iOS用
のアプリでは、Bluetooth経由で監視システムに接続可能です。ただし、SmartLoggerへの接続は双方ともBluetoothのみになります。
6. 本書はAndroid用のSUN2000 APP(V200R001C00SPC020)の画面を例として説明しています。
21
ログイン画面 ユーザーの切り替え
Bluetooth接続を選択 Bluetooth接続
メインメニュークイック設定 1. SmartLoggerのBluetoothの名前は「LOG+SmartLoggerのSNの最後の8桁」となります。
2. ログイン・パスワードは、APP接続される際のSmartLoggerと同一で、SmartLoggerがAPPに接続された場合にのみ使用されます。
3. [共通ユーザー]、[上級ユーザー]、[特別ユーザー]向けに事前設定されたパスワードは[00000a]です。初めてログインする際には事前設定されたパスワードを使用します。アカウントのセキュリティ向上のため、ログイン後はすぐにパスワードを変更してください。
4. ログインの際に間違ったパスワードを5回続けて入力した場合(連続して間違ったパスワードを入力した間隔が2分未満)、アカウントは10分間ロックされます。
1. SmartLoggerが最初に電源入力された場合や初期化した場合にパラメータ設定がWebUIで実施されていない場合は、SmartLoggerがAPPに接続した際に[クイック設定]画面が表示されます。パラメータはサイト要件に従い設定できます。パラメータ設定後は、SmartLoggerがAPPに再接続された際にメインメニューが表示されます。
2. [クイック設定]画面で をタップし、ログイン画面に戻ります。その後[OK]をタップして設定を確認し、メインメニューに入ります。
3. [合計収益]: [売電単価]が0(デフォルト値)である場合[合計収益]は -- です。APP上で[売電単価]を設定できます。
4. [連系指令]: 有効電力調整指令がない場合は[P = NA]が表示され、力率調整指令がない場合は[PF =
NA]が表示されます。電力系統指令に関する操作については、『SmartLogger2000ユーザー・ガイド』をご覧ください。
5. パラメータをサイト要件に従って変更することができます。パラメータ設定の詳細については、『SUN2000 APPユーザー・ガイド』をご参照ください。
注記
注意事項
22
SmartLogger IPアドレスの照会13.3
メインメニューの下部にある[設備監視]を選択し、[SmartLogger]をタップします。
売電単価の設定13.2
メインメニューの下から[その他] > [設定] > [ユーザーパラメータ] > [合計収益]を選択します。その後実際の状況に応じて[売電単価]を設定します。
権限が制限されているため、[売電単価]の設定には共通ユーザーまたは上級ユーザーとしてAPPにログインします。
注記
12 FAQ
SmartLoggerがデバイスを検出できない14.4
1. RS485通信ケーブルと電源ケーブルの接続を確認してください。ケーブルが緩んでいるか、外れているか、逆向きに接続されている場合、接続をやり直してください。
2. RS485通信パラメータと内蔵PLCの設定を確認します。ボーレートと通信アドレスが正しく設定されていることを確認してください。
3. EMIや電力計などのデバイスを手動で追加してください。4. EMIのパラメータ設定を確認してください。5. SmartLoggerのアドレスをSmartLogger用に設定した検索アドレス範囲内に設定してください。6. サプライヤまたはファーウェイのテクニカル・サポートに連絡してください。
詳細情報の入手方法については、次のページをご参照ください。
23
14 FAQ
SmartLogger の電源が入らない14.1
1. 電源ケーブルが電源アダプタに接続されていることを確認してください。2. 電源ケーブルがACソケットに挿入されていることを確認してください。3. 電源アダプタを交換してください。4. サプライヤまたはファーウェイのテクニカル・サポートに連絡してください。
SmartLoggerがRS485を介してデバイスと通信できない14.2
1. RJ45ネットワーク・ポートの接続: RJ45コネクタが、適切なピンに接続された様々な色のシールド・ケーブルの導線と正しく圧着されていることを確認します。
2. 端子台の接続: RS485通信ケーブルが端子台の正しいポートに接続されていることを確認してください。3. 他のデバイスのRS485ポートが、SmartLoggerの正しいポートに接続されていることを確認してください。
4. RS485通信ケーブル接続を確認してください。ケーブルが緩んでいるか、外れているか、逆向きに接続されている場合、接続をやり直してください。
5. SmartLoggerと他のデバイスの電源を入れてください。6. ボーレートと通信アドレス設定を確認してください。7. サプライヤまたはファーウェイのテクニカル・サポートに連絡してください。
SmartLoggerがAC電源ケーブルを介してインバータと通信できない14.3
1. インバータにPLC STAが装備されているか確認してください。2. SmartLoggerの電源ケーブルが適切に接続されているか確認してください。ケーブルが緩んでいる、または外れている場合、接続をやり直してください。
3. SmartLoggerに接続されているAC電源ケーブルの上流の電流遮断器の電源が入っていることを確認してください。
4. SmartLoggerの内蔵PLCとボーレートの設定を確認してください。5. サプライヤまたはファーウェイのテクニカル・サポートに連絡してください。
24
QRコードをスキャンしてドキュメントを入手:
以下からテクニカル・サポートのウェブサイトにログインできます。
QRコードをスキャンしてテクニカル・サポートを受ける(通信事業者向け):
http://support.huawei.com
Huawei App StoreApple Store Google Play
サポート WeChat
Huawei Technologies Co., Ltd.Huawei Industrial Base, Bantian, Longgang
Shenzhen 518129 People's Republic of China
www.huawei.com