sound programming '08 5/1
TRANSCRIPT
前回のトピック
• Maxにおける基本的な計算 (四則演算)
• 音符レベルの情報の入出力 - MIDI
• メッセージの流れの確認
• 時間の管理 (初歩) → 今回あらためて
• おまけ
• Max 5のリリース
• 自己紹介 → 今回あらためて
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[ オブジェクトパレット ](このパレットからDrag&Dropでオブジェクトを配置)
[ アシスタンスエリア ](マウスがあたっているオブジェクトの情報を表示)
[ 編集/実行 ](Lockモード/Unlockモードとも言う)
前回の復習
[パッチ](プログラムを作っていく
キャンバス)
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コンピュータ上での音符情報
• MIDI (Musical Instruments Digital Interface)• 電子楽器の演奏データを保存/転送/再生するための規格
• 実際の音を扱うわけではない.同じMIDIのデータでも接続先の機器が違えば演奏は異なる.
音高
音価
(強弱)
ピッチ
デュレーション
ベロシティ
(楽器の種類) チャンネル
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コンピュータ上での音符情報
• MIDI (Musical Instruments Digital Interface)• 音を鳴らす信号 = ノートメッセージ
ピッチ
デュレーション
ベロシティ
チャンネル 1 - 16 ch それぞれに異なる音色を割り当てられる
0 (無音) - 127 (最高)
0 - 60 (C4 中央のド) -127
半音=1
ピッチが同じでベロシティーが0のノートメッセージが入ってくるまで
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重要な概念
+ 1
1
2
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• オブジェクト
• インレット/アウトレット
• アーギュメント
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インレットとアーギュメント
• 第一インレットにメッセージが入力されたときに計算が行われる (例外あり)
• アーギュメントは計算で使われる値の初期値
• 第二, 三...インレットはアーギュメントを置き換える役割
• 視覚的にはアーギュメントの数字はかわらないので注意が必要
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今回のトピック
• (再度) 授業の内容について (自己紹介含む)
• Maxプログラミング
• タイミングの管理
• 様々なユーザインタフェースを使ってみる
• エクスターナルオブジェクト
• Videoピアノ - 鍵盤じゃなくてもいいじゃん!
• MIDIのルーティング (時間があれば)
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自己紹介
•徳井 直生 Nao Tokui (国際メディア研究財団 研究員)
•人工知能 / 進化計算 → 音楽 / アートとインタラクション
• DJ (PROGRESSIVE FOrM / op.disc / HYDEOUT etc.)
• Webサイト
• www.naotokui.com
• www.sonasphere.com/blog/
•コンタクト
•要望/感想等なんでも気軽に
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授業内容 - 何を教えるか
• 音楽をコンピュータで扱う意味
• 音楽はこうあるべき、こう作るべき = 固定概念の枠の外へ出る
• そのためにプログラミングが必要 = ツールを自作する
• Max/MSPのプログラミングの基礎を学ぶ (=興味を持ってもらう)
• 学期末には、音楽作品/パッチを提出できるレベルに
• サウンドプログラミングの様々な例を紹介
• 「音楽」とは何かを問い直すきっかけに
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このパッチはjit.cvエクスターナルオブジェクトを利用
- http://www.iamas.ac.jp/~jovan02/cv/
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エクスターナルオブジェクト
• Max/MSPでは標準にないオブジェクト(= エクスターナルオブジェクト)を自作できる
• 世界中の人が数多くのオブジェクトを発表 一部は http://www.maxobjects.com などで検索できる
• .mxo拡張子がついたファイルがオブジェクト (Mac上のMax/MSP4.5, 4.6)
• 使用する際はMaxのプログラムが見つけられる場所にオブジェクトをおく必要がある。
• パッチと同じフォルダ内
• Options -> File Preferences... のウィンドウで設定するファイルパス
• 標準のエクスターナルフォルダ (/Max/MSPが入っているフォルダ/Cycling ’74/externals)
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重要なトピック - Max
×プログラミングの組み立て方
×インレットとアウトレット
×まずは四則演算
×外部入/出力 (MIDI, ビデオ)
×時間をコントロール
×様々なユーザインタフェースを使う
×エクスターナルの使い方を知る
•ランダム性をてなずける(0.5)
•メッセージの種類と流れを理解する(0.5)
•ネットワークを使ってみる(0.5)
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重要なトピック - MSP
•デジタルオーディオの基礎 (0.5)
•ディレイをつかったエフェクト (1.5)
•マルチチャンネルによる音の定位 (2)
•変調による音響合成 (1)
•音のサンプリングと再生 (2)
• Maxとの連携 - タイミングの管理 (1)
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告知
• Tokyo Max Users Group
• Max/MSP/Jitterユーザの自発的な集まり
•毎回、異なるジャンルのアーティスト/デザイナー/研究者のトークとディスカッション, ライブなど
•次回は, 5/10 デザインや広告の現場でMaxを使っている方のプレゼン
•詳しくは http://tokyomax.jp/
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