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マーケットレポート S&P500月例レポートでは、 S&P500の値動きから米国マーケッ トの動向を解説します。市場全体の トレンドだけではなく、業種、さら には個別銘柄レベルでの分析を行 い、米国マーケットの現状を掘り下 げて説明します。 S&Pダウ・ジョーンズが提供する指 数に関する詳細はこちらをご覧くだ さい。 (日本語サイト) http://www.japanese.spdji.com/ S&P 500 月例レポート 執筆者 ハワード・シルバーブラット S&P ダウ・ジョーンズ・ インデックス シニア・インデックス・アナリスト [email protected] S&P 500 ® 月例レポート(2020 年 10 月配信) THE S&P 500 MARKET: 2020 年 9 月 個人的見解: 不安にかられての 3.92%下落は許容範囲だ が、あくまでもこれで下げ止まった場合の話 パーティーは続き、9 月は 2 日連続で終値での最高値を更新して (3,580.84、最高値更新は年初来で 22 回)幕を開けましたが、上がっ たものはいずれ下がるのが世の常であり、あまりにも急速に上昇したも のは、結果的に空売り投資家を喜ばせ、市場に不安感を募らせることに なりました。市場の下落を後押ししたのは、新型コロナウイルス感染者 数の増加による経済活動再開の撤回、欧州を中心とした活動の再停止と 再規制、新学期の混乱などに対する懸念の高まりです。数カ月前から日 程が決まっていたにもかかわらず多くの地域では新学期に対する準備が 不十分で、子供たちの間、特に高等教育機関で感染が拡大しました (「子供はやはり子供」ということです)。さらに、11 月 3 日に迫る 大統領選挙も市場の懸念に拍車をかけています。通常、今頃は資産の再 配分により出来高が増加する時期ですが、勝者が確定する時期も含めて 選挙結果に対する不透明感から、ペーパー・ポートフォリオは作られて も実際の取引行動に至っていません。大統領候補による第 1 回討論会 (この後 10 月 15 日と 22 日の 2 回が予定されています)や欠員が生じ た最高裁判事の指名をめぐる争いも、確実な取引にはつながりませんで した。この影響は 10 月に一気に増大すると予想され(11 月のことはま だ考えたくありません)、選挙結果に対する見方が取引を誘引すると思 われます。もう一つの全体的な懸念事項として、予想される市場の混乱 を乗り切ろうと多くの投資家が現金の確保(何も生み出さないにせよ) に走った場合、安全への逃避のための売りを買いがカバーしきれずに市 場が一層の深みに沈む可能性があります。 実際の市場の動きを見ると、9 月に市場は 3.92%下落して 8 月の上昇 分(7.01%)の半分以上を打ち消しましたが、第 3 四半期は 8.47%上 昇、年初来では 4.09%の上昇となりました。年初来では値下がり銘柄 数が値上がり銘柄数を上回っており(値上がり銘柄 203 銘柄のうち 10

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マーケットレポート

S&P500月例レポートでは、

S&P500の値動きから米国マーケッ

トの動向を解説します。市場全体の

トレンドだけではなく、業種、さら

には個別銘柄レベルでの分析を行

い、米国マーケットの現状を掘り下

げて説明します。

S&Pダウ・ジョーンズが提供する指

数に関する詳細はこちらをご覧くだ

さい。

(日本語サイト)

http://www.japanese.spdji.com/

S&P 500 月例レポート

執筆者

ハワード・シルバーブラット

S&P ダウ・ジョーンズ・

インデックス

シニア・インデックス・アナリスト

[email protected]

S&P 500®月例レポート(2020 年 10 月配信)

THE S&P 500 MARKET: 2020 年 9 月

個人的見解: 不安にかられての 3.92%下落は許容範囲だ

が、あくまでもこれで下げ止まった場合の話

パーティーは続き、9 月は 2 日連続で終値での最高値を更新して

(3,580.84、最高値更新は年初来で 22 回)幕を開けましたが、上がっ

たものはいずれ下がるのが世の常であり、あまりにも急速に上昇したも

のは、結果的に空売り投資家を喜ばせ、市場に不安感を募らせることに

なりました。市場の下落を後押ししたのは、新型コロナウイルス感染者

数の増加による経済活動再開の撤回、欧州を中心とした活動の再停止と

再規制、新学期の混乱などに対する懸念の高まりです。数カ月前から日

程が決まっていたにもかかわらず多くの地域では新学期に対する準備が

不十分で、子供たちの間、特に高等教育機関で感染が拡大しました

(「子供はやはり子供」ということです)。さらに、11 月 3 日に迫る

大統領選挙も市場の懸念に拍車をかけています。通常、今頃は資産の再

配分により出来高が増加する時期ですが、勝者が確定する時期も含めて

選挙結果に対する不透明感から、ペーパー・ポートフォリオは作られて

も実際の取引行動に至っていません。大統領候補による第 1 回討論会

(この後 10 月 15 日と 22 日の 2 回が予定されています)や欠員が生じ

た最高裁判事の指名をめぐる争いも、確実な取引にはつながりませんで

した。この影響は 10 月に一気に増大すると予想され(11 月のことはま

だ考えたくありません)、選挙結果に対する見方が取引を誘引すると思

われます。もう一つの全体的な懸念事項として、予想される市場の混乱

を乗り切ろうと多くの投資家が現金の確保(何も生み出さないにせよ)

に走った場合、安全への逃避のための売りを買いがカバーしきれずに市

場が一層の深みに沈む可能性があります。

実際の市場の動きを見ると、9 月に市場は 3.92%下落して 8 月の上昇

分(7.01%)の半分以上を打ち消しましたが、第 3 四半期は 8.47%上

昇、年初来では 4.09%の上昇となりました。年初来では値下がり銘柄

数が値上がり銘柄数を上回っており(値上がり銘柄 203 銘柄のうち 10

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S&P 500® 月例レポート 2020 年 10 月

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%以上上昇は138銘柄、値下がり銘柄300銘柄のうち10%以上下落は218銘柄)、11セクター中6セ

クターが上昇しています。市場は終値での最高値を7回更新した8月のトレンドが持続し、9月も1日

と2日に連続で最高値を更新しましたが(年初来では22回、2016年11月の大統領選以降では146

回)、それ以降は下り坂がほぼ続いています。多くのアナリストは新型コロナウイルスの感染者数

の増加とそれに伴う経済活動の再停止、選挙イヤーの政治、最高裁判事の後任問題を指摘していま

すが、野獣を手なずけた(殺してはいません)のは単純に重力だったのかもしれません(過去114

営業日で60.06%上昇していました)。ダウ・ジョーンズ工業株価平均(ダウ平均)は8月末の

28,430.85ドルから2.28%下落して27,781.70ドルで9月を終えました(配当込みのトータルリターン

はマイナス2.18%)。8月は7.59%の上昇(同プラス7.92%)でした。過去3カ月間では7.63%上昇

(同プラス8.22%)、年初来では2.65%下落(同マイナス0.91%)、過去1年間では3.21%上昇(同

プラス5.70%)となりました。

過去の実績を見ると、9月は45.7%の確率で上昇し、上昇した月の平均上昇率は3.28%、下落した

月の平均下落率は4.62%、全体の平均騰落率は0.96%の下落となっています。2020年9月は3.92%

の下落となりました。

10月は57.6%の確率で上昇し、上昇した月の平均上昇率は4.13%、下落した月の平均下落率は

4.72%、全体の平均騰落率は0.43%の上昇となっています。

今後の米連邦公開市場委員会(FOMC)のスケジュールは、11月4日-5日(米大統領選は11月3

日)、12月15日-16日、2021年1月26日-27日、3月16日-17日、4月27日-28日、6月15日-16日、7

月27日-28日、9月21日-22日、11月2日-3日、12月14日-15日、2022年1月25日-26日となっていま

す。

主なポイント

o 8 月の上昇分は 9 月(少なくとも 9 月 2 日に最高値を更新して以降)に打ち消さ

れ、選挙や最高裁判事といった政治の話題が市場で広まり、新型コロナウイルスの

感染拡大や経済活動の再停止をめぐる懸念が高まりました。

S&P 500 指数は 3.92%下落しました(配当込みのトータルリターンはマイナ

ス 3.80%)。過去 3 カ月間では 8.47%上昇(同プラス 8.93%)、年初来で

は 4.09%上昇(同プラス 5.57%)、過去 1 年間では 12.98%上昇(同プラス

15.15%)となりました 。

2016 年 11 月 8 日の米大統領選以降の同指数の上昇率は 57.18%(同プラス

69.76%)、年率換算では 12.32%(同プラス 14.56%)となりました。大統

領選まで残り 34 日です。

強気相場入りして以降、2020 年 3 月 23 日の底値から 50.31%上昇してお

り、9 月 2 日の終値での最高値からは 6.08%安の水準で月末を迎えました。

o 米国 10 年国債利回りは 8 月末の 0.71%から 0.68%に低下して月を終えました

(2019 年末は 1.92%、2018 年末は 2.69%、2017 年末は 2.41%)。30 年国債利回

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りは 8 月末の 1.48%から 1.46%に低下して月を終えました(同 2.30%、同

3.02%、同 3.05%)。

o 英ポンドは 8 月末の 1 ポンド=1.3365 ドルから 1.2907 ドルに下落し(同 1.3253

ドル、同 1.2754 ドル、同 1.3498 ドル)、ユーロは 8 月末の 1 ユーロ=1.1938 ド

ルから 1.1727 ドルに下落しました(同 1.1172 ドル、同 1.1461 ドル、同 1.2000 ド

ル)。円は 8 月末の 1 ドル=105.86 円から 105.47 円に上昇し(同 108.76 円、同

109.58 円、同 112.68 円)、人民元は 8 月末の 1 ドル=6.8487 元から 6.7908 元に

上昇しました(同 6.9633 元、同 6.8785 元、同 6.5030 元)。

o 原油価格は 8 月末の 1 バレル=42.82 ドルから 39.88 ドルに下落して月を終えました

(同 61.21 ドル、同 45.81 ドル、同 60.09 ドル)。米国のガソリン価格(EIA による全

等級)は、8 月末の 1 ガロン=2.311 ドルから 2.259 ドルに下落して月末を迎えました

(同 2.658 ドル、同 2.358 ドル、同 2.589 ドル)。

o 金価格は 8 月末の 1 トロイオンス=1,972.70 ドルから下落して 1,900 ドルを割り込

み、最終的に 1,892.20 ドルで月の取引を終えました(同 1,520.00 ドル、同 1,284.70 ド

ル、同 1,305.00 ドル)。

o VIX 恐怖指数は 8 月末の 26.41 から 26.35 に低下して月を終えました。月中の最高は

38.28、最低は 24.84 でした(同 13.78、同 16.12、同 11.05)。

o 企業業績に関しては、決算発表シーズンが終了しましたが、予想が引き下げられていた

ために、多くの企業の業績が事前予想を上回る結果となり、投資家の関心は 2020 年よ

りも 2021 年の業績予想に向けられました。

第 2 四半期の業績を見ると、82.3%に相当する 413 銘柄で利益が(下方修正

済みの)予想を上回り、売上高に関しては 313 銘柄(62.5%)が(下方修正

済みの)予想を上回りました。第 2 四半期は前期比で 37.4%の増益、前年同

期比では 33.3%の減益となりました。

第 3 四半期が始まり、決算時期がずれている 16 社が四半期決算を発表し、

そのうち 14 社で利益が予想を上回り、1 社が予想を下回り、1 社は予想通り

の結果となりました。売上高では 15 社中 12 社が予想を上回りました。第 3

四半期の利益予想は 6 月末から 3.7%上方修正されており、前期比では

19.5%の増益、前年同期比では 19.5%の減益となっています。

第 4 四半期の利益予想は 6 月末から 0.6%下方修正され、前期比 10.8%の増

益、前年同期比では 9.4%の減益が予想されています。

その結果、2020 年の予想 EPS は 27.5%の減益となり、それに基づく足元の

予想株価収益率(PER)は 29.5 倍となっています。

2021 年については、企業利益は大幅に増加して過去最高を更新すると予

想され、2020 年比で 44.3%増益(2019 年比で 4.6%増益)が見込まれて

います。それでも 2021 年の予想 PER は 20.5 倍と引き続き高い水準とな

っています。

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o 米国の新型コロナウイルス対応のための財政政策:

第 1 弾:医療機関への財政支援やウイルス感染拡大防止に 83 億ドルを拠

出。

第 1 段階:2 週間の疾病休暇および最長 10 週間の家族医療休暇の給与費用に

対する税額控除。

第 2 段階:労働者、中小企業、事業会社、病院や医療関係機関に対する直接

支援、ならびに融資保証を提供する 2 兆 2,000 億ドルのプログラム。

第 3 段階:(中小企業向け)給与保証プログラム(PPP)に 3,100 億ドルと

医療機関に 750 億ドルを含む、総額 4,840 億ドルの拠出。ただし、州政府お

よび地方自治体に対する資金支援は行わない。

第 4 段階:追加経済対策を巡る与野党協議が難航(かつ複雑化)する中、連

邦最高裁の後任判事の任命・承認を巡る共和党と民主党の意見対立が両党の

水面下での攻防を激化させているようです。

与野党合意を強く求めているのは航空業界です。航空各社向けの給与支

援が期限切れを迎えたため、各社は人員削減に着手することになるでし

ょう。

o 米国家計の純資産は 2020 年第 2 四半期に過去最高となる 119 兆ドルを記録しまし

た。

o ビットコインは 8 月末の 11,680 ドルから下落して 10,721 ドルで月を終えました。

月中の最高は 12,067 ドル、最低は 9,916 ドルでした(2019 年末は 7,194 ドル、

2018 年末は 3,747 ドル)。

o 市場関係者の S&P 500 指数の 1 年後の目標値はこの 1 カ月で上昇し、現在値から

11.5%上昇(先月は 5.0%上昇)の 3,751(かなり強気な予想)となっています(8

月末時点の目標値は 3,684、7 月末時点の目標値は 3,506)。また、ダウ平均の目標

値は現在値から 9.7%上昇(先月は 5.0%上昇)の 30,470 ドルとなっています(同

29,845 ドル、同 28,816 ドル)。

トランプ大統領と政府高官

o トランプ大統領は米疾病対策センター(CDC)が有する感染対策の権限を活用し、

低所得者層に対して 2020 年末まで家賃滞納による立ち退きを一時猶予する措置を

実施すると発表しました。2021 年には、今回猶予措置を受けた賃貸人は未払い家

賃を支払う必要があります。

o 国交正常化(と対イラン包囲網の強化)を模索していたイスラエル、バーレーン、

アラブ首長国連邦(UAE)と米国はホワイトハウスで和平協定に署名しました。

o 米下院は 12 月 11 日(2021 会計年度は 2020 年 10 月 1 日にスタート)まで政府資

金を手当てする暫定予算案を可決しました(賛成 359、反対 57)。

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o トランプ大統領は先日死去したリベラル派の最高裁判事ギンズバーグ氏の後任に保

守派のエイミー・コニー・バレット連邦控訴裁判事(48 歳)を指名しました(バ

レット氏は 2017 年にトランプ大統領によって控訴裁判事に指名されています)。

共和党が過半数を握る上院で最高裁判事団の構成(バレット氏が承認されれば最高

裁判事の構成は保守派 6 名とリベラル派 3 名となります)を巡って共和党が過半数

を握る上院で議論が紛糾すると予想されていました。

o 政局は盛り上がりを見せています。全ての言動が 11 月 3 日の大統領選挙とその結

果が議会の上下両院の構成に及ぼす影響を意識しているといえるかもしれません。

新型コロナウイルス関連

o 感染状況等:

米国では新型コロナウイルスの累計感染者数が 720 万人を超え(8 月は 600

万人、世界の感染者数は 8 月が 2,500 万人で 9 月は 3,380 万人)、死者数は

20 万 6,000 人(同 18 万 2,000 人)を上回りました(世界全体の死者数は 8

月の 84 万 3,000 人から増加して 9 月は 101 万 1,000 人)。

o CDC は各州に対して 2020 年 11 月 1 日までにワクチン接種の準備に入るように要

請しました。現時点で複数の治療薬が臨床試験段階にありますが、現時点ではいず

れの治療薬の臨床試験を終了していません。

o イスラエルでは感染拡大(感染者数と死者数)を受けて、(ユダヤ教の新年が始ま

るのに先立って)9 月 18 日から国内全土で 2 回目のロックダウンを実施すると発

表しました。

o 英国政府は新型コロナウイルス関連の新たな制限措置を発表し、可能な場合には再

び在宅勤務を行うように要請しました。

o 新型コロナウイルス支援策第 4 段階を巡っては(「パンがないならケーキを食べれ

ばよい」的な議論に見えなくもありません)、交渉の決着が見通せなくなりまし

た。というのも、最高裁判事の後任人事が与野党対立の俎上に新たに上がってきた

からです。

o 米国では経済活動の再開を巡り意見の対立が続いています。再開を目指す学校は増

えたものの、多くは再開日を遅らせるかオンライン授業に戻ることを余儀なくされ

ています。

o 全米レストラン協会はコロナ禍の影響で 10 万件の飲食店が閉店(完全閉店もしく

は長期休業)したと発表しました。

o 感染拡大は続いており、ニューヨーク州では新規感染者数が 6 月以来の水準に逆戻

りしました(1 日の感染者数が 1,000 人)。

o 新型コロナウイルスの治療法と夢の万能薬

米食品医薬品局(FDA)は新型コロナウイルスワクチンの審査プロセスを延

長すると発表しました。

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S&P 500® 月例レポート 2020 年 10 月

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世界 156 カ国が新型コロナウイルスワクチンへの平等なアクセスを担保する

共同購入のために 180 億ドルを拠出しました。米国は世界保健機構

(WHO)が主導していることを理由に、同枠組みへの参加を見送りました。

米国では 2021 年 7 月に WHO を脱退する手続きが進められています(中国

とロシアも同枠組みには参加していません)。

新型コロナウイルス治療薬の研究も進んでいます(その動きは加速してお

り、少なくとも市場にとっては多少の支援材料となっています)。Pfizer

(PFE)は有効性の評価で前進が見られたことを報告しています。Johnson

& Johnson(JNJ)も最終段階の臨床試験に着手し、2021 年の早い段階で終

了する可能性があることを明らかにしました。Moderna(MRNA)と

AstraZeneca(AZN)は、英国オックスフォード大学と共同開発中のワクチ

ンの第 3 段階の臨床試験を継続中です。

各国中央銀行の動き

o 地区連銀経済報告(ベージュブック)によると、米国経済は大半の地区で拡大して

いるが、そのペースは緩慢となっています。また、一時帰休が解雇となるケースが

発生していることが指摘されており、不透明感が強いことも示されました。

o イングランド銀行は政策金利の据え置き(0.1%)を決めましたが、マイナス金利

導入の可能性があることを示唆しました(導入されれば 326 年の歴史の中で初めて

の出来事です)。

o 米連邦準備制度理事会(FRB)は、大手銀行に課した配当と自社株買いの制限措置

を年末まで延長する可能性を示唆しました(大手銀行は 2020 年第 2 四半期の自社

株買いは実施せず、第 3 四半期も見送る方針を公表しています)。また銀行に対す

る新たなストレステストを準備していることを発表しました(また、これまでは銀

行全体としての結果を公表してきましたが、次回は対象となる 33 行の個別の結果

を公表することを明らかにしました)。

パウエル FRB 議長は上院での議会証言で、米国経済が完全に回復するまでに

は長い時間を要し、更なる支援策が必要だと述べました。

企業業績

o 第 2 四半期の利益予想は既に 2019 年末時点から(2020 年第 2 四半期末までの間

に)47.3%引き下げられていたため、全体の 82.3%に上る企業の利益が予想を上回

りました。「期待していなかった」第 2 四半期の業績は「失望感を伴わない」結果

となりました。現時点での第 2 四半期の業績を見ると、502 銘柄が決算発表を終

え、82.3%に相当する 413 銘柄で利益が(下方修正済の)予想を上回りました。売

上高に関しては、501 銘柄中 313 銘柄(62.5%)が(下方修正済の)予想を上回り

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ました。第 2 四半期は前期比で 37.4%の増益となりましたが、前年同期比は

33.3%の減益となりました。

第 3 四半期が始まりましたが、決算時期がずれている 16 社が第 3 四半期結

決算を発表し、そのうち 14 社が予想を上回り、1 社は予想を下回り、1 社

は予想通りでした。また、15 社のうち 12 社が売上高予想を上回りました。

第 3 四半期の利益予想は 6 月末からほぼ横ばい(3.7%増)で、前期比

19.6%の増益、前年同期比で 19.5%の減益となっています。

第 4 四半期の利益予想は、6 月末から 0.6%下方修正され、前期比 10.8%の

増益、前年同期比 9.4%の減益が予想されています。

その結果、2020 年の予想 EPS は 27.5%の減益となり、それに基づく目下の

予想 PER は 29.5 倍となっています。

2021 年については、企業利益は大幅に増加して、過去最高を更新すると予

想され、2020 年から 44.3%の増益(2019 年から 4.6%の増益)が見込まれ

ています。それでも 2021 年の予想 PER は 20.5 倍と引き続き高い水準にな

っています。

2020 年 6 月末時点で、17.8%の企業で 2019 年 6 月末と比較して 4%以上株

式数が減少しました(2019 年 6 月末時点では 24.2%)。

企業が自社株買いを縮小しているため、2020 年第 3 四半期に関しては、

株式数による前年同期比での影響は弱まる見通しです。自社株買いの縮

小は、四半期ベースで発行済株式数が減少した企業を見ると明らかで

す。

個別銘柄

o 電気自動車メーカーの Tesla(TSLA)は今年、株価が急騰したことを受けて 1 対 5

の株式分割を実施しましたが、株価はその後 21%下落しました。S&P 500 指数へ

の採用が見送られたことも(9 月 4 日の取引終了後、同指数に新たに採用される 3

銘柄が発表されました)、この株価下落につながった模様です(短期投資家が売り

を牽引しました)。Tesla 株は 13.9%安で 9 月末を迎えましたが、年初来では

413%上昇しています。

o バイオ医薬品メーカー大手の AstraZeneca(AZN)は新型コロナウイルスワクチン

の臨床試験を一時中断しました。英国での治験参加者 1 人に副反応(詳細不明)が

出たためです。臨床試験はその後、再開されました。

o iPhone メーカーの Apple(AAPL)は(新型コロナ対策に関連して)血中酸素のレ

ベルを測定できる Apple Watch(Series 6)などの新製品を発表しました。

o オンライン小売りの Amazon(AMZN)は毎年恒例のプライムデーを、今年は 10

月 13 日と 14 日に開催することを明らかにしました。

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S&P 500® 月例レポート 2020 年 10 月

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o S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスはダウ平均にクラウドベースの顧客管理プラ

ットフォームを提供する Salesforce.com(CRM)、バイオ医薬品メーカーAmgen

(AMGN)、テクノロジー大手 Honeywell International(HON)を新たに採用

し、エネルギー企業の Exxon Mobil(XOM)、医薬品メーカー大手 Pfizer

(PFE)、防衛・航空宇宙関連機器メーカーRaytheon Technologies(RTX)を除

外しました。

注目点

o 2020 年 9 月までの会計年度における米国政府の債務残高(26 兆 7,000 億ドルと推

定)は、1940 年代以降で初めて米国全体の経済規模(22 兆 3,000 億ドルと推定)

を上回る見通しです。議会予算局は 2020 年度の米国の財政赤字が 3 兆 3,000 億ド

ル(2019 年は 1 兆 200 億ドル)になると発表しました。

o ニューヨーク市のディスカウント店 Century 21 は、経営破綻した Brooks

Brothers、J.C. Penney、J. Crew、Neiman Marcus、ニューヨークに本拠を置く

Lord & Taylor(1826 年ニューヨークで操業開始)に続き、新型コロナを理由とし

て、破産法の適用を申請することを明らかにしました(全 13 店を閉店)。

60 万人の会員を有するフィットネスクラブの Town Sports International

(CLUB)は新型コロナを理由として、破産法による保護の申し立ての適用

を申請しました。ライバル企業である Gold’s Gym は 5 月に、24 Hour

Fitness は 6 月にそれぞれ破産法の適用を申請しています。

利回り、金利、コモディティ

o 米国 10 年国債利回りは 8 月末の 0.71%から 0.68%に低下して月を終えました

(2019 年末は 1.92%、2018 年末は 2.69%、2017 年末は 2.41%)。30 年国債利回

りは 8 月末の 1.48%から 1.46%に低下して月末を迎えました(同 2.30%、同

3.02%、同 3.05%)。

o 英ポンドは 8 月末の 1 ポンド=1.3365 ドルから 1.2907 ドルに下落し(同 1.3253

ドル、同 1.2754 ドル、同 1.3498 ドル)、ユーロは 8 月末の 1 ユーロ=1.1938 ド

ルから 1.1727 ドルに下落しました(同 1.1172 ドル、同 1.1461 ドル、同 1.2000 ド

ル)。円は 8 月末の 1 ドル=105.86 円から 105.47 円に上昇し(同 108.76 円、同

109.58 円、同 112.68 円)、人民元は 8 月末の 1 ドル=6.8487 元から 6.7908 元に

上昇して月を終えました(同 6.9633 元、同 6.8785 元、同 6.5030 元)。

o 原油価格は 8 月末の 1 バレル=42.82 ドルから 39.88 ドルに下落して月を終えまし

た(同 61.21 ドル、同 45.81 ドル、同 60.09 ドル)。米国のガソリン価格(EIA に

よる全等級)は、8 月末の 1 ガロン=2.311 ドルから 2.259 ドルに下落して月末を

迎えました(同 2.658 ドル、同 2.358 ドル、同 2.589 ドル)。

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9

o 金価格は 8 月末の 1 トロイオンス=1,972.70 ドルから下落して 1,900 ドルを割り込

み、最終的に 1,892.20 ドルで月の取引を終えました(同 1,520.00 ドル、同

1,284.70 ドル、同 1,305.00 ドル)。

o VIX 恐怖指数は 8 月末の 26.41 から 26.35 に低下して月末を迎えました。月中の最

高は 38.28、最低は 24.84 でした(同 13.78、同 16.12、同 11.05)。

世界の株式市場

o 世界の株式市場は、経済活動再開の鈍化と再閉鎖の拡大を受けて、幅広く下落しま

した。9 月は 50 市場中 11 市場が上昇し、50 市場中 42 市場が上昇した 8 月と 7 月

から減少しました(6 月は 45 市場が上昇)。米国市場は 9 月にグローバル市場を

アンダーパフォームしましたが、米国市場が 7 月と 8 月にグローバル市場をアウト

パフォームしたことがその要因の 1 つと思われます(S&P 500 指数は 9 月初旬に最

高値を 2 回更新しました)。

o 世界の株式市場は 8 月に 5.94%上昇した後(米国の 7.04%上昇を除くと 4.57%上

昇)、9 月に全体で 3.24%下落しました(米国の 3.83%下落を除くと 2.46%の下

落)。過去 3 カ月間では世界の株式市場は 7.54%上昇(米国の 8.64%上昇を除く

と 6.19%の上昇)、年初来では 1.01%下落(米国の 3.82%上昇を除くと 6.53%下

落)しました。過去 1 年間では 7.56%上昇し、米国の 12.65%上昇を除くと 1.70%

の上昇となっています。より長期でも、米国のパフォーマンスが突出しています。

過去 2 年間では、グローバル市場は 5.82%上昇しましたが、米国の 13.64%上昇を

除くと 2.76%の下落でした。過去 3 年間ではグローバル市場は 13.75%上昇し、米

国の 31.20%上昇を除くと 3.26%の下落でした。

2016 年 11 月 8 日の米大統領選以降では、グローバル市場は 35.34%上昇し

ましたが、米国の 55.44%上昇を除くと 15.53%の上昇でした。

o 9 月のまとめ

S&P グローバル総合指数の時価総額は 8,540 億ドル減少しました(8 月は 3

兆 4,530 億ドル増)。米国以外の市場の時価総額は 800 億ドル減少(同 1 兆

1,870 億ドル増)、米国市場は 7,740 億ドル減少しました(同 2 兆 2,660 億ド

ル増)。

新興国市場は 9 月に 2.36%下落し(8 月は 2.53%上昇)、過去 3 カ月間では

7.90%上昇、年初来では 4.14%下落、過去 1 年間では 6.17%の上昇となって

います。

先進国市場は 9 月に 3.34%下落し(8 月は 6.38%上昇)、米国を除くと

2.50%の下落(同 5.28%上昇)となっています。過去 3 カ月間では 7.50%上

昇(8 月時点では 14.05%上昇)、米国を除くと 5.62%上昇(同 11.81%上

昇)、年初来では 0.60%上昇(同 2.83%上昇)、米国を除くと 7.32%下落

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(同 4.94%下落)、過去 1 年間では 7.74%の上昇(同 13.66%上昇)、米国

を除くと 0.28%の上昇(同 5.52%上昇)となりました。

o 9 月は 11 セクターが揃って下落し、セクター間のばらつきは縮小しました(7 月と

8 月は 11 セクター中 10 セクターが上昇しました)。パフォーマンスが最高のセク

ター(資本財・サービス、1.11%下落)と最低のセクター(エネルギー、12.46%

下落)の騰落率の差は 11.35%と(過去 1 年間の平均は 9.89%)、8 月の 13.39%

から縮小し、7 月の 9.38%から拡大しました。

o 新興国市場は 9 月に 2.36%下落しました。8 月は 2.53%の上昇、7 月は 6.46%の上

昇でした。過去 3 カ月間では 7.90%の上昇、年初来では 4.14%の下落となりまし

た。過去 1 年間では 6.19%上昇、過去 2 年間では 4.46%上昇、過去 3 年間では

0.01%上昇しています。

9 月は 25 市場のうち 6 市場が上昇しました。これに対して 8 月は 17 市場が

上昇し、7 月は 18 市場が上昇しました。サウジアラビアのパフォーマンスが

最も良好で、9 月は 3.30%上昇しました。ただし年初来では 3.38%下落、過

去 1 年間では 0.20%下落にとどまっています。次いでパフォーマンスが良か

ったのはクウェートで、9 月に 2.67%上昇しましたが、年初来では 14.47%

下落、過去 1 年間では 3.42%の下落となっています。3 番目にパフォーマン

スが良かったのはトルコで、9 月は 1.15%上昇し、年初来では 24.80%下

落、過去 1 年間では 23.17%の下落となりました。パフォーマンスが最低だ

ったのはインドネシアで、9 月に 12.55%下落し、年初来では 33.01%下落、

過去 1 年間では 29.38%下落しています。次いでパフォーマンスが振るわな

かったのはハンガリーで、9 月に 9.77%下落し、年初来では 36.31%下落、

過去 1 年間では 23.49%下落しました。3 番目はポーランドで、9 月に

9.58%の下落、年初来では 20.65%の下落、過去 1 年間では 16.25%の下落と

なりました。

o 先進国市場は 7 月の 4.52%上昇、8 月の 6.38%上昇の後、9 月も全体で 3.34%上昇

しましたが、米国を除くと、2.50%の下落(7 月は 2.90%の上昇、8 月は 5.28%の

上昇)でした。先進国市場は過去 3 カ月間では 7.50%の上昇(米国を除くと

5.62%の上昇)、年初来では 0.60%の下落(同 7.32%の下落)となりました。過去

1 年間では 7.74%の上昇(同 0.28%の上昇)、過去 2 年間では 6.03%の上昇(同

4.83%の下落)、過去 3 年間では 15.47%の上昇(同 4.32%の下落)でした。

7 月は 24 市場、8 月は 25 市場全てが上昇したのに対して、9 月は、上昇し

たのは 25 市場中 5 市場にとどまりました。パフォーマンスが最高となった

のはルクセンブルグで 2.55%上昇しましたが、年初来では 18.38%の下落、

過去 1 年間では 12.68%下落しています。2 番目は韓国で、2.14%上昇し、

年初来では 7.29%の上昇、過去 1 年間では 19.97%上昇しています。3 番目

は日本で、0.97%上昇し、年初来では 2.75%の下落、過去 1 年間では 4.59%

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の上昇となりました。パフォーマンスが最低だったのはノルウェーで、9 月

に 8.25%下落し、年初来では 16.82%の下落、過去 1 年間では 10.26%の下

落となりました。これに続いたのがイスラエルで、9 月に 7.38%下落し、年

初来では 4.09%の下落、過去 1 年間では 2.54%の上昇となりました。3 番目

はオーストラリアで 6.96%下落し、年初来では 10.36%の下落、過去 1 年間

では 7.26%の下落となりました。

注意すべき点として、ドイツは 2.95%の下落(年初来では 1.73%の下

落、過去 1 年間では 8.65%の上昇)、カナダは 5.06%の下落(同 8.28%

の下落、同 3.80%の下落)、英国は 5.27%の下落(同 25.07%の下落、

同 17.17%の下落)でした。

インデックス・レビュー

S&P 500 指数

S&P 500 指数の 9 月の終値は 8 月末の 3,500.31 から 3.92%下落(配当込みのトータルリターンは

マイナス 3.80%)の 3,363.00 となりました。8 月は 7.01%の上昇(同プラス 7.19%)でした。過

去 3 カ月間では 8.47%の上昇(同プラス 8.93%)、年初来では 4.09%の上昇(同プラス

5.57%)、過去 1 年間では 12.98%の上昇(同プラス 15.15%)となりました。ダウ平均は 8 月末

の 28,430.85 ドルから 2.28%下落(同マイナス 2.18%)の 27,781.70 ドルで 9 月を終えました。8

月は 7.59%の上昇(同プラス 7.92%)でした。過去 3 カ月間では 7.63%の上昇(同プラス

8.22%)、年初来では 2.65%の下落(同マイナス 0.91%)、過去 1 年間では 3.21%の上昇(同プ

ラス 5.70%)となりました。S&P 500 指数の 9 月の日中ボラティリティ(日中の値幅を安値で除

して算出)は 8 月の 0.76%から 1.86%に上昇しました。年初来では 1.92%(8 月末時点は

1.93%)、2019 年は 0.85%、2018 年は 1.21%、2017 年は 0.51%(1962 年以来の最低)でし

た。出来高は前月比 9%減少した 8 月から 9%増加し(営業日数調整後)、前年同月比では 18%増

加し、過去 1 年間でも前年比 27%増加しました。9 月の前日比で 1%以上変動した日数は 21 営業

日中 12 日となり(上昇が 6 日、下落が 6 日。2%以上上昇した営業日が 1 日、2%以上下落した営

業日が 3 日)、年初来では 89 日(上昇が 50 日、下落が 39 日)となりました。9 月は 21 営業日

中 17 日(8 月は 21 営業日中 3 日)で日中の変動率が 1%以上、2 日(8 月はゼロ)で 3%以上と

なりました。年初来では 124 日(8 月末時点は 107 日)で日中の変動率が 1%以上、34 日(同 32

日)で 3%以上となっています。2019 年はそれぞれ 1%以上の変動が 73 日と 3%以上の変動が 1

日、2018 年はそれぞれ 228 日(253 営業日中)と 75 日でした。セクター間のリターンのばらつき

は拡大し、上昇したセクターは 11 セクター中わずか 2 セクターと、7 月の 10 セクター、8 月の 8

セクターを下回りました。パフォーマンスが最高のセクター(素材、1.09%上昇)と最低のセクタ

ー(エネルギー、14.64%下落)の騰落率の差は 8 月の 14.96%から 15.73%に拡大しました(1 年

平均は 13.11%)。騰落率の差は年初来では 77.68%(8 月末時点は 76.44%)、2019 年は 40.41%

でした。

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9 月は、素材が 1.09%上昇して騰落率首位となりました。同セクターは年初来では 3.67%上昇して

います。公益事業セクターも騰落率がプラスとなり、9 月に 0.80%上昇しましたが、年初来では

8.07%下落しています。資本財も下落率を 0.84%にとどめ、下落は大半のセクターよりも抑えられ

ましたが、年初来では 5.37%下落しています。情報技術は利益確定を受けて売りがかさんだ結果、

5.42%下落しましたが、年初来では 27.52%上昇と騰落率首位となっています。金利が低位にとど

まる中、金利は低水準に維持されるとの見通しを FRB が示したことを受けて、金融は 3.67%下落

し、年初来で 21.73%の下落となりました。ヘルスケアは 2.29%下落しましたが、年初来では

3.60%上昇とプラス圏を維持しています。消費関連セクターは値を下げ、一般消費財は 3.69%の下

落(年初来では 22.45%の上昇)、生活必需品は 1.84%の下落(同 1.88%の上昇)となりました。

エネルギーが 14.64%下落で騰落率最下位となり、年初来でも 50.16%下落しています。

9 月は値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大幅に上回りました。9 月の値上がり銘柄数は 153 銘柄

(平均上昇率は 3.98%)と、7 月の 364 銘柄(同 8.32%)、8 月の 365 銘柄(同 7.62%)から減

少しました。10%以上上昇した銘柄数も 15 銘柄と、7 月の 115 銘柄(同 16.22%)、8 月の 94 銘

柄(同 16.12%)から減少し、25%以上上昇した銘柄はありませんでした(7 月は 8 銘柄、8 月は

9 銘柄)。一方、値下がり銘柄数は 351 銘柄(平均下落率は 5.62%)と、7 月の 140 銘柄(同

5.11%)、8 月の 139 銘柄(同 4.32%)から増加しました。10%以上下落した銘柄数も 53 銘柄

(同 14.56%)と、7 月の 19 銘柄(同 14.59%)、8 月の 14 銘柄(同 13.10%)から増加し、2 銘

柄が 25%以上下落しました(7 月と 8 月はともにゼロ)。過去 3 カ月間では、356 銘柄(平均上昇

率は 12.96%。8 月末時点は 383 銘柄で同 15.82%)が上昇した一方、148 銘柄(平均下落率は

9.44%。8 月末時点は 122 銘柄で同 6.76%)が下落しました。年初来では値下がり銘柄数と値上が

り銘柄数の差が拡大し、値上がり銘柄数は 203 銘柄(平均上昇率は 22.66%)と、8 月末時点の

226 銘柄(同 21.22%)から減少し、10%以上上昇した銘柄数も 138 銘柄(同 30.85%)と、8 月

の 146 銘柄(同 30.34%)から減少し、66 銘柄(8 月末時点は 67 銘柄)が 25%以上上昇しまし

た。一方、値下がり銘柄数は 300 銘柄(平均下落率は 23.94%)と、8 月末時点の 277 銘柄(同

23.90%)から増加し、10%以上下落した銘柄数も 218 銘柄(同 31.28%)と 8 月末時点の 208 銘

柄(同 30.14%)から増加し、124 銘柄(同 41.96%。8 月末時点は 118 銘柄で同 40.14%)が

25%以上下落しました。

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出所:S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス 2020 年 9 月末現在。表は図示する目的のためだけのものです。過去の運用実績は将来の

運用成果を保証するものではありません。

出所:S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス 2020 年 9 月末現在。表は図示する目的のためだけのものです。過去の運用実績は将来の

運用成果を保証するものではありません。

S&P 500トータル・リターン:累積

S&P 500 S&P MidCap 400 S&P SmallCap 600 S&P Composite 1500 ダウ平均

2020年 9月 -3.80% -3.25% -4.70% -3.79% -2.18%

2020年年初来 5.57% -8.62% -15.25% 4.13% -0.91%

3カ月 8.93% 4.77% 3.17% 8.56% 8.22%

6カ月 31.31% 29.99% 25.81% 31.11% 28.25%

12カ月 15.15% -2.16% -8.29% 13.42% 5.70%

3年 41.55% 8.96% -1.00% 38.01% 33.02%

5年 93.80% 47.67% 41.56% 89.06% 92.69%

10年 262.44% 171.26% 173.09% 253.61% 230.22%

15年 274.13% 226.40% 195.92% 270.23% 285.17%

20年 247.10% 358.83% 397.61% 261.57% 323.30%

S&P500トータル・リターン:年率

12カ月 15.15% -2.16% -8.29% 13.42% 5.70%

3年 12.28% 2.90% -0.33% 11.34% 9.98%

5年 14.15% 8.11% 7.20% 13.59% 14.02%

10年 13.74% 10.49% 10.57% 13.46% 12.69%

15年 9.19% 8.21% 7.50% 9.12% 9.41%

20年 6.42% 7.92% 8.35% 6.64% 7.48%

構成銘柄の騰落状況

上昇/下落 9月 平均パーセント 3カ月 平均パーセント 年初来 平均パーセント

変化 (%) 変化 (%) 変化 (%)

上昇 153 3.98 356 12.96 203 22.66

下落 351 -5.62 148 -9.44 300 -23.94

10%以上の上昇 15 12.57 182 20.59 138 30.85

10%以上の下落 53 -14.56 58 -17.33 218 -31.28

25%以上の上昇 0 0.00 39 37.40 66 46.68

25%以上の下落 2 -30.77 10 -30.41 124 -41.96

50%以上の上昇 0 0.00 3 82.57 20 73.86

50%以上の下落 0 0.00 0 0.00 26 -60.85

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出所:S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス 2020 年 9 月末現在。表は図示する目的のためだけのものです。過去の運用実績は将来の

運用成果を保証するものではありません。

出所:S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス 2020 年 9 月末現在。表は図示する目的のためだけのものです。過去の運用実績は将来の

運用成果を保証するものではありません。

     

  米大統

領選以降

最高値

以降

直近安値

以降

2月高値

以降

弱気相場

の底以降

S&P 500指数の株価変動 年初来 (2020/9/30~ (2020/9/30~ (2020/9/30~ (2020/9/30~ (2020/9/30~ 9月 3カ月 6カ月 1年

2016/11/8) 2020/9/2) 2020/3/23) 2020/2/19) 2009/3/09) (2020/8/31~) (2020/6/30~) (2020/3/31~) (2019/9/30~)

エネルギー -50.16% -55.44% -13.49% 25.66% -44.76% -26.83% -14.64% -20.86% 1.83% -47.96%

素材 3.67% 35.00% -3.81% 65.52% 5.29% 267.60% 1.09% 12.73% 41.23% 9.70%

資本財・サービス -5.37% 29.42% -3.36% 57.91% -8.15% 389.85% -0.84% 11.99% 30.36% -0.64%

一般消費財 22.45% 92.94% -5.89% 69.18% 15.21% 860.60% -3.69% 14.86% 52.27% 27.49%

生活必需品 1.88% 21.90% -3.77% 31.58% -0.44% 229.91% -1.84% 9.61% 17.64% 4.73%

ヘルスケア 3.60% 55.93% -3.34% 41.34% 1.69% 386.04% -2.29% 5.41% 19.18% 17.98%

金融 (1) -21.73% 20.66% -5.30% 36.36% -22.33% 377.86% -3.67% 3.84% 15.68% -14.02%

情報技術 27.52% 156.95% -7.99% 65.77% 14.04% 929.22% -5.42% 11.65% 45.26% 45.37%

コミュニケーション・サービス 7.62% 24.86% -9.42% 41.90% 1.30% 121.89% -6.48% 8.68% 30.02% 16.88%

公益事業 -8.07% 21.10% -1.13% 32.54% -15.02% 165.23% 0.80% 5.19% 7.13% -8.11%

不動産 (2) -8.90% 16.62% -4.49% 38.04% -14.40% 392.85% -2.51% 1.18% 13.66% -10.12%

S&P 500 4.09% 57.18% -6.08% 50.31% -0.68% 397.10% -3.92% 8.47% 30.12% 12.98%

S&P 500のトータル・リターン 5.57% 69.76% -5.97% 51.75% 0.47% 531.84% -3.80% 8.93% 31.31% 15.15%

S&P500の株価 3363.00 2139.56 3580.84 2237.40 3386.15 676.53 3500.31 3100.29 2584.59 2976.74

パフォーマンスが最高のセクター 27.52% 156.95% -1.13% 69.18% 15.21% 929.22% 1.09% 14.86% 52.27% 45.37%

パフォーマンスが最低のセクター -50.16% -55.44% -13.49% 25.66% -44.76% -26.83% -14.64% -20.86% 1.83% -47.96%

パフォーマンスの差 77.68% 212.39% 12.36% 43.52% 59.96% 956.05% 15.73% 35.73% 50.44% 93.33%

(1)金融の2016年9月19日以前は不動産を含む

(2)不動産の2016年9月19日以前はプロフォーマのデータによる

S&P 500指数セクター株価:2020年9月30日

S&P 500騰落率ベスト10:2020年9月

ティッカー会社名 9月 第3四半期

2020年

3月23日

 以降 年初来

2016年

11月8日 

  以降

2000年

以降 セクター

DRI Darden Restaurants Inc 16.23% 32.95% 145.53% -7.59% 53.54% 733.73% 一般消費財

MLM Martin Marietta Materials 16.02% 13.94% 63.31% -15.83% 16.51% 474.05% 素材

WRK WestRock Co 14.54% 22.93% 40.02% -19.04% -23.97% -19.44% 素材

UAA Under Armour Inc A 14.48% 15.30% 39.33% -48.01% -64.16% 一般消費財

FDX FedEx Corp 14.41% 79.38% 125.05% 66.34% 38.72% 514.39% 資本財・サービス

VMC Vulcan Materials Co 12.95% 17.00% 65.25% -5.87% 13.20% 239.38% 素材

NKE NIKE Inc B 12.20% 28.04% 99.90% 23.92% 145.77% 1926.39% 一般消費財

IVZ Invesco Ltd 11.86% 6.04% 49.93% -36.54% -59.82% -49.51% 金融

IP Intl Paper Co 11.77% 15.14% 53.15% -11.97% -9.41% -28.17% 素材

HOLX Hologic Inc 11.30% 16.61% 126.24% 27.31% 71.45% ヘルスケア

S&P 500騰落率ワースト10:2020年9月(スピンオフ等の資本の変動は未調整)

ティッカー会社名 9月 第3四半期

2020年

3月23日

 以降 年初来

2016年

11月8日 

  以降

2000年

以降 セクター

APA Apache Corp -36.01% -29.85% 119.72% -62.99% -83.37% -40.78% エネルギー

HAL Halliburton Co -25.53% -7.16% 129.96% -50.76% -74.43% -40.12% エネルギー

NOV National Oilwell Varco Inc -24.50% -26.04% -7.08% -63.83% -71.61% 15.50% エネルギー

FANG Diamondback Energy Inc -22.69% -27.98% 47.86% -67.56% -67.87% エネルギー

MRO Marathon Oil Corp -22.54% -33.17% 22.09% -69.88% -71.30% -66.87% エネルギー

OXY Occidental Petroleum -21.43% -45.30% 3.30% -75.71% -85.04% -7.43% エネルギー

EOG EOG Resources -20.73% -29.06% 4.05% -57.09% -61.50% 718.59% エネルギー

DISH DISH Network Corp A -18.27% -15.88% 59.94% -18.16% -48.78% -40.45% コミュニケーションサービス

SLB Schlumberger Ltd -18.15% -15.39% 21.28% -61.29% -80.51% -44.55% エネルギー

FTI TechnipFMC plc -18.05% -7.75% 0.16% -70.57% -80.84% エネルギー

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出所:S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス 2020 年 9 月末現在。表は図示する目的のためだけのものです。過去の運用実績は将来の

運用成果を保証するものではありません。

S&P 500銘柄入れ替え

追加/除外 実施日 ティッカー 企業名 セクター サブセクター 注

追加 9/18/2020 ETSY Etsy Inc 一般消費財 インターネット販売・カタログ販売 S&P中型株400指数から移行

追加 9/18/2020 TER Teradyne Inc 情報技術 半導体装置 S&P中型株400指数から移行

追加 9/18/2020 CTLT Catalent Inc ヘルスケア 医薬品 S&P中型株400指数から移行

除外 9/18/2020 HRB H&R Block Inc 一般消費財 専門消費者サービス S&P中型株400指数に移行

除外 9/18/2020 COTY Coty Inc 生活必需品 パーソナル用品 S&P中辛株400指数に移行

除外 9/18/2020 KSS Kohl's Corp 一般消費財 百貨店 S&P中型株400指数に移行

追加 6/19/2020 TYL Tyler Technologies 情報技術 アプリケーション・ソフトウエア S&P中型株400指数から移行

追加 6/19/2020 BIO Bio-Rad Laboratories ヘルスケア ライフサイエンス・ツール/サービス S&P中型株400指数から移行

追加 6/19/2020 TDY Teledyne Technologies 資本財・サービス 航空宇宙・防衛 S&P中型株400指数から移行

除外 6/19/2020 HOG Harley-Davidson 一般消費財 自動二輪車製造 S&P中型株400指数に移行

除外 6/19/2020 JWN Nordstrom 一般消費財 百貨店 S&P中型株400指数に移行

除外 6/19/2020 ADS Alliance Data Systems 情報技術 データ処理・外注サービス S&P中型株400指数に移行

追加 5/21/2020 WST West Pharmaceutical Services Inc ヘルスケア ヘルスケア用品 S&P中型株400指数から移行

除外 5/21/2020 HP Helmerich & Payne Inc エネルギー 石油・ガス掘削 S&P小型株600指数に移行

追加 5/11/2020 DXCM DexCom Inc ヘルスケア ヘルスケア機器 S&P 1500指数に新たに追加

追加 5/11/2020 DPZ Domino's Pizza Inc 一般消費財 レストラン S&P中型株400指数から移行

除外 5/11/2020 AGN Allergan plc ヘルスケア ヘルスケア機器 AbbVie (ABBV)により買収

除外 5/11/2020 CPRI Capri Holdings 一般消費財 アパレル・アクセサリー・贅沢品 S&P小型株600指数に移行

除外 4/3/2020 RTN Raytheon 資本財・サービス 航空宇宙・防衛 United Technologies(現Raytheon (RTX))により買収

除外 4/3/2020 M Macy's 一般消費財 百貨店 S&P小型株600指数に追加

追加 4/2/2020 OTIS Otis Worldwide 資本財・サービス 産業機械 United Technologies (UTX)からスピンオフ

追加 4/2/2020 CARR Carrier Global 資本財・サービス 建設関連製品 United Technologies (UTX)からスピンオフ

追加 3/2/2020 GDI Gardner Denver Holdings Inc 資本財・サービス 産業機械 S&P 1500指数に新たに追加

除外 3/2/2020 XEC Cimarex Energy Co エネルギー 石油・天然ガス探査・生産 S&P中型株400指数に移行

追加 1/27/2020 PAYC Paycom Software 情報技術 アプリケーション・ソフトウェア S&P 1500指数に新たに追加

除外 1/27/2020 WCG WellCare Health Plans ヘルスケア 管理健康医療 Centene (CNC) により買収

追加 12/20/2019 LYV Live Nation Entertainment Inc コミュニケーション・サービス 映画・娯楽 S&P中型株400指数から移行

追加 12/20/2019 STE STERIS plc ヘルスケア ヘルスケア機器 S&P中型株400指数から移行

追加 12/20/2019 ZBRA Zebra Technologies Corp 情報技術 電子装置・機器 S&P中型株400指数から移行

除外 12/20/2019 AMG Affiliated Managers Group Inc 金融 資産運用会社・資産管理会社 S&P中型株400指数に移行

除外 12/20/2019 MAC Macerich Co 不動産 店舗用動産投資信託(REIT) S&P中型株400指数に移行

除外 12/20/2019 TRIP TripAdvisor Inc コミュニケーション・サービス インタラクティブ・メディア及びサービス S&P中型株400指数に移行

追加 12/6/2019 ODFL Old Dominion Freight Line Inc 資本財・サービス 陸運 S&P中型株400指数から移行

除外 12/6/2019 STI SunTrust Banks Inc. 金融   地方銀行 BB&T (BBT)により買収

追加 12/4/2019 WRB W.R. Berkley Corp 金融 動産保険・損害保険 S&P中型株400指数から移行

除外 12/4/2019 VIAB Viacom Inc コミュニケーション・サービス 映画・娯楽 CBS (CBS)により買収

追加 10/2/2019 LVS Las Vegas Sands Corp 一般消費財 カジノ・ゲーム S&P 1500指数に新たに追加

除外 10/2/2019 NKTR Nektar Therapeutics ヘルスケア 医薬品 S&P中型株400指数に追加

追加 9/25/2019 NVR NVR 一般消費財 住宅建設 S&P中型株400指数から移行

除外 9/25/2019 JEF Jefferies Financial Group 金融 マルチセクター持ち株会社 S&P中型株400指数に移行

追加 9/20/2019 CDW CDW Corp 情報技術 テクノロジー・ディストリビュータ S&P 1500指数に新たに追加

除外 9/20/2019 TSS Total System Services 情報技術 データ処理・外注サービス Global Payments (GPN)により買収

追加 8/8/2019 LDOS Leidos Holdings Inc 情報技術 ITコンサルティング・その他のサービス S&P中型株400指数から移行

追加 8/8/2019 IEX IDEX Corp 資本財・サービス 産業機械 S&P中型株400指数から移行

除外 8/8/2019 APC Anadarko Petroleum Corp エネルギー 石油・天然ガス探査・生産 Occidental Petroleum (OXY)により買収

除外 8/8/2019 FL Foot Locker Inc 一般消費財 衣料小売り S&P中型株400指数に移行

追加 7/12/2019 TMUS T-Mobile US Inc コミュニケーション・サービス 無線通信サービス S&P1500指数に新たに追加

除外 7/12/2019 RHT Red Hat Inc 情報技術 システムソフトウェア Int'l Bus Machines (IBM)により買収

追加 6/28/2019 MKTX MarketAxess Holdings Inc 金融 金融取引所・データ S&P中型株400指数から移行

除外 6/28/2019 LLL L3 Technologies Inc 資本財・サービス 航空宇宙・防衛 Harris Corp (HRS)により買収

追加 5/31/2019 CTVA Corteva Inc 素材 肥料・農薬 DowDuPontからスピンオフ

除外 6/3/2019 FLR Fluor Corp 資本財・サービス 建設・土木 S&P中型株400指数に追加

追加 4/1/2019 DOW Dow 素材 基礎化学品 DowDuPontからスピンオフ

除外 4/2/2019 BHF Brighthouse Financial 金融 生命保険・健康保険 S&P中型株400指数に追加

追加 2/26/2019 WAB Wabtec Corp 資本財・サービス 建設機械・大型トラック S&P中型株400指数から移行

除外 2/26/2019 GT Goodyear Tire & Rubber 一般消費財 タイヤ・ゴム S&P中型株400指数に移行

追加 2/14/2019 ATO Atmos Energy Corp 公益事業 ガス S&P中型株400指数から移行

除外 2/14/2019 NFX Newfield Exploration エネルギー 石油・天然ガス探査・生産 EnCana (ECA)により買収

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出所:S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス 2020 年 9 月末現在。表は図示する目的のためだけのものです。過去の運用実績は将来の

運用成果を保証するものではありません。

2020年 10月 イベント

Thursday, October 01, 2020 8月の個人所得、個人消費支出

Thursday, October 01, 2020 9月のマークイット製造業PMI(午前9時45分発表)

Thursday, October 01, 2020 9月のISM製造業景況指数(午前10時発表)

Thursday, October 01, 2020 8月の建設支出(午前10時発表)

Friday, October 02, 2020 9月の自動車販売台数

Friday, October 02, 2020 9月の雇用統計

Friday, October 02, 2020 9月のミシガン大学消費者信頼感指数(午前10時発表)

Friday, October 02, 2020 8月の製造業受注(午前10時発表)

Monday, October 05, 2020 9月のマークイットサービスPMI(午前9時45分発表)

Monday, October 05, 2020 9月のISM非製造業景況指数(午前10時発表)

Tuesday, October 06, 2020 8月の貿易収支

Tuesday, October 06, 2020 8月のJOLTS(Job Openings and Labor Turnover Survey、求人労働異動調査、午前10時発表)

Wednesday, October 07, 2020 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(午後2時発表)

Friday, October 09, 2020 8月の卸売売上高(午前10時発表)

Monday, October 12, 2020 連邦準備銀行の休業日、銀行と証券取引所は営業

Tuesday, October 13, 2020 9月の消費者物価指数

Wednesday, October 14, 2020 9月の卸売物価指数

Thursday, October 15, 2020 9月の輸出・輸入物価統計

Thursday, October 15, 2020 大統領候補討論会

Friday, October 16, 2020 9月の小売売上高

Friday, October 16, 2020 9月の鉱工業生産

Friday, October 16, 2020 8月の企業在庫(午前10時発表)

Friday, October 16, 2020 10月のミシガン大学消費者信頼感指数(午前10時発表)

Monday, October 19, 2020 10月のNAHB住宅市場指数(午前10時発表)

Tuesday, October 20, 2020 9月の住宅着工件数と建設許可件数

Wednesday, October 21, 2020 地区連銀経済報告(午後2時発表)

Thursday, October 22, 2020 9月の中古住宅販売件数(午前10時発表)

Thursday, October 22, 2020 9月の景気先行指数(午前10時発表)

Thursday, October 22, 2020 大統領候補討論会

Friday, October 23, 2020 10月のマークイット総合PMI速報値(午前9時45分発表)

Monday, October 26, 2020 9月の新築住宅販売件数(午前10時発表)

Tuesday, October 27, 2020 9月の耐久財受注

Tuesday, October 27, 2020 8月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数

Tuesday, October 27, 2020 8月のFHFA住宅価格指数

Tuesday, October 27, 2020 10月のコンファレンスボード消費者信頼感指数(午前10時発表)

Wednesday, October 28, 2020 2日間の日銀金融政策決定会合

Wednesday, October 28, 2020 9月の小売在庫

Wednesday, October 28, 2020 9月の卸売在庫

Thursday, October 29, 2020 欧州中央銀行(ECB)政策理事会

Thursday, October 29, 2020 2020年第3四半期の国内総生産(GDP)速報値

Thursday, October 29, 2020 9月の中古住宅販売仮契約指数(午前10時発表)

Friday, October 30, 2020 9月の個人所得・個人消費支出

Friday, October 30, 2020 2020年第3四半期の雇用コスト指数

Friday, October 30, 2020 10月のミシガン大学消費者信頼感指数確報値(午前10時発表)

毎水曜日 週間住宅ローン申請指数

毎水曜日 EIA週間石油在庫統計(午前10時30分発表)

毎木曜日 週間新規失業保険申請件数

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るものではありません。

指数に直接投資することはできません。指数が表すアセット・クラスへのエクスポージャーは、指数に基づく投資可能商品を通して得られます。S&Pダウ・

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投資商品が指数のパフォーマンスに正確に連動し、プラスの投資リターンを上げることについて保証しません。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCは

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成する目論見書または類似文書に記載されているように、そうしたファンドへの投資に伴うリスクを注意深く検討した上で投資することを助言します。指数

への証券の組入は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスによるその証券の買い、売り、または保有の推奨ではなく、また投資助言でもありません。S&Pの

米国のベンチマーク指数及びダウ・ジョーンズの米国のベンチマーク指数の終値は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが、指数構成銘柄の各主要取引所

が設定する終値に基づいて計算します。終値はS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスがサードパーティ・ベンダーの1社から受け取り、別のベンダーから届

く価格と比較することにより検証されます。各ベンダーは終値を主要取引所から受け取ります。日中の実時間価格は、2次検証を経ずに同様に計算されま

す。

これらの資料は、信頼できると考えられる情報源から一般に公衆が入手できる情報に基づき、情報提供のみを目的として作成されたものです。本資料に記載

されるいかなる内容(指数データ、格付、クレジット関連の分析とデータ、モデル、ソフトウェア、或いはその他のアプリケーションまたはそれからの出

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格付け機関が、ある管轄区においてある特定の規制目的のために別の管轄区で発行された格付けを承認することを規制当局が許す限りは、S&Pダウ・ジョー

ンズ・インデックスはいつでもその裁量で、そうした承認を割当て、取り下げ、或いは停止する権利を留保します。S&Pレーティングズ・サービシズを含む

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは、承認の割当て、取り下げ、または停止に起因するいかなる義務も、またそのために被ったと主張されるいかなる損

害の賠償責任も拒否します。

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスの関連会社は、格付け及び特定のクレジットに関連する分析に対して、通常は発行体または証券の引受会社または債務

者から報酬その他の経済的便益を受ける場合があります。係るS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスの関連会社は、その意見と分析を公表する権利を留保し

ます。S&Pレーティングズ・サービシズから公開される格付けや分析は、そのウェブサイトwww.standardandpoors.com (無料)、www.ratingsdirect.com 及

びwww.globalcreditportal.com (有料)から入手可能であり、S&Pレーティングズ・サービシズの出版物や第三者再配布業者などを通じたその他の手段でも配

布される場合があります。弊社の格付け利用料に関する詳しい情報は、 www.standardandpoors.com/usratingsfeesから入手できます。

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは、各事業部の活動の独立性と客観性を維持するために、それぞれの活動を他から隔離しています。その結果、S&Pダ

ウ・ジョーンズ・インデックスの一部の事業部は、他の事業部では入手できない情報を保有する可能性があります。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス

は、各分析プロセスの中で受け取った非公開情報の機密を守る方針及び手順を確立しています。

Page 18: S&P 500 月例レポート...S&P 500® 月例レポート 2020 年10 月 3 りは8 月末の1.48%から1.46%に低下して月を終えました(同2.30%、同 3.02%、同3.05%)。

S&P 500® 月例レポート 2020 年 10 月

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さらに、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは、広範なサービスを、証券の発行体、投資顧問会社、証券会社、投資銀行、その他の金融機関及び金融仲介

業者など多くの組織に提供しています。したがって、これらの組織から報酬その他の経済的便益を受ける可能性があります。これらの組織には、証券やサー

ビスを推奨し、格付け評価し、モデルポートフォリオに組入れ、評価するか別の対応を行う組織が含まれます。

グローバル業種分類基準(GICS®)は、スタンダード・アンド・プアーズ及びMSCIによって開発され、両社の独占的所有物であり登録商標です。MSCI、ス

タンダード・アンド・プアーズ及びGICS業種分類の編纂、計算、作成に関わるその他の当事者のいずれも、係るデータの保証や表現(またはその使用によ

り得られた結果)に関していかなる表明や示唆も行っておらず、そうしたすべての当事者は明示的に、特定の目的に照らした係るデータの独自性、正確性、

完全性、販売可能性、適合性に関するいかなる保証も拒否します。前述の内容に制限を加えることなく、いかなる場合もMSCI、スタンダード・アンド・プ

アーズ及びその関連会社及びGICS業種分類の作成または編纂に関わるサードパーティは、いかなる直接的、間接的、特殊的、懲罰的、結果的、その他の損

害(逸失利益を含む)について、例え損害の可能性について事前に通告を受けていようとも、責任を有していません。

このレポートは、英文原本から参照用の目的でS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス(SPDJI)が作成したものです。SPDJIは、翻訳が正

確かつ完全であるよう努めましたが、その正確性ないし完全性につきこれを保証し表明するものではありません。英文原本についてはこ

ちらをご参照ください。https://www.spglobal.com/spdji/en/documents/performance-reports/sp-global-equity-indices-monthly-

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