spins network...イケてるコピー 読み手が今欲しがっているものを理解し、...
TRANSCRIPT
SPINS NETWORK[コピーライターコース第1回セミナー]
イケてるコピーライターの素養
ラブレターを書く目的
伝えたい想いを、伝えたい相手に文章で伝え、相手に新しい思考や行動をもたらすこと
メッセージというのは、相手の思考や行動に「プラスの」変化や影響を与えなければ、届ける意味がない
「コピー」=「エゴ」
「プラスの変化や影響を…」
–あくまで「自分が」プラスだと信じていること
–絶対的なものなんて世の中にない
–だからこそ、自分が信じるものに責任を持つ必要がある
自分が強く信じたものを、正確に伝え、相手に行動を喚起させるのが、コピーライティングの役割
エゴ(ユニーク)だからこそ…
価値観の合う人が必然的に集まってくる
–万人ウケを狙った、毒にも薬にもならないようなメッセージは、逆に人を遠ざける
価値観の合わない人間までをも集めてくるコピーは、健全とは言えない
イケてるコピーライターの素養
全部で4つ
1. 本当の優しさ
2. 理解・共感
3. 問題解決能力
4. 行動喚起
イケてるコピーライターに必要な素養①
本当の優しさ
「優しさ」とは
何を以て「優しい」というのだろうか?
本当の優しさとは…
その人にとって、今本当に必要なものを提供しようとする姿勢
「欲しいもの」と「必要なもの」
多くに人にとって、「自分が今欲しいと思っているもの」と「自分に今本当に必要なもの」は違う
今欲しいと思っているもの
–結果そのもの
–短期的視点によって生まれるもの
今本当に必要なもの
–結果を手に入れる能力
–長期的視点を持つことで見えてくるもの
イケてるコピー
読み手が今欲しがっているものを理解し、認め、夢を壊さないように肯定しつつも、読み手にとって今本当に必要なものに気づかせてあげて、そして、爽やかな表情で読み手の背中を力強く押している
–優しさ(包容感)が宿っている
–長期的な人間関係を築いていける
キモいコピー
読み手が今欲しがっているものだけをクローズアップし、現実味のない甘い言葉を並べ立て、読み手の思考力を奪い、余裕のない表情で読み手の腕を力一杯握り、キモい笑顔で引っ張っている
–優しさの欠片も感じられない
–銭は儲かるかもしれないが、確実に「キモい」というレッテルを貼られてしまうことになる
–キモいコピーで売り上げた額=キモい度
誰もが未熟
未熟故に、「今欲しい」と思っているものを貰った時、瞬間的に、くれた人に対して「この人は優しい」と思ってしまう
未熟故に、相手を気持ちよくさせることのみに終始してしまう(優しくない)
本当の優しさがない関係に互いの発展はなく、あるのは退廃のみ
成熟した視点を持つ
自分が今欲しいものを理解しつつも、自分に今本当に必要なものも同時に理解している状態
甘い言葉を囁かれ、受け入れ、気持ちよくなりつつも、自分を律する気持ちは忘れていない状態
相手が短期的に欲しがっているものを理解し、時に提供しつつも、相手にとって本当に必要なものも理解しているし、気づいてもらう努力もしている
「相手はいつも未熟」マインド
その人が今欲しいと思っているモノだけを提供しようとすると…
–相手の可能性を奪ってしまう
–長期的良好な関係は築けない
その人にとって本当に必要なモノだけを提供しようとすると…
–響かない(届かない)
–逃げて行ってしまう
ワーク(課題)
今後、関わる全ての人に対して、
1. 「この人は今何を欲しがっているのか?」
2. 「この人に今本当に必要なものはなにか?」
この2つの視点で以て、具体的に考えを巡らせる
イケてるコピーライターに必要な素養②
「理解」と「共感」
理解・共感できるということ
自分が理解・共感できる分野のビジネスに取り組んだ方が、効率がいいし、スピードも速く、成功確率も上がる
自分の感性や感覚や価値観に近い人を集めれば、ビジネスは上手くいくのではないか、という考え方
これは特にコピーを書く際に顕著に表れてくる
自分に近い人を引き寄せる
AUNは、自分に近い人を意識的に集めることで、ビジネスを成功させている
どんなメッセージを届けても、それを理解できない人の心には、響かないし届かない
如何にして、自分に近いお客さんを引き寄せられるか…が、重要になってくる
“ミス”コミュニケーション
例)「宇宙人」というテーマで誰かと会話をしたとき
認識の違いが許容範囲の臨界点を超えたとき、問題が表面化する
自分と近い人とであれば、ミスコミュニケーションはきわめて起こりにくい
「過去の自分に対してビジネスをやる」
…という考え方について
今現在の自分は、過去の自分よりも知識も経験も豊富である
過去の自分の気持ちは誰よりも理解・共感できるし、色々なアドバイスができる
過去の自分を相手にするほど楽なものはない…が、それは現実的ではない
「リサーチ」の本質
リサーチとは?
–市場規模や競合他社の調査?
–市場にいる人たちの悩み調査?
–その市場における知識やノウハウの習得?
コピーライターにとっての使命は、
自分の中の理解・共感の「幅」を広げること
「自分自身の幅を広げる」
=「自分が理解・共感できる人を増やす」
=「理解・共感できる人の幅が広がる」
–自分以外の他人の気持ちを100%理解・共感するなど不可能
–しかし、リサーチすることでそのレベルを底上げすることはできる
–たった一つの理解や共感があっただけで、お客さんになってくれる人は少なくない
「共感」について
どこに共感するのか?
相手はどこに共感してほしいのか?
感情に共感してほしい
状況や症状などの問題ではなく、それによってもたらされている「感情」に、多くの人は共感してほしいと願っている
どんな市場でも…
同じ状況・環境・症状を経験しなくても、感情の共感ポイントが見つかればそれは「経験の合致」となり、その市場における経験値に変わる
感情的経験に知識がプラスされれば、その瞬間からコピーを書きはじめることができる
自分自身の「幅」を広げれば、より多くの市場でコピーが書けるようになる
コピーライターの使命
綺麗な日本語や上手な文章が書けるようになることではなく、、、
より多くの人の感情が理解できるように、より多くの人の感情に共感できるようになること
ワーク
今後、関わる全ての人に対して、
「この人はどんな問題を抱えているのか?」
「その問題によってどんな痛み・不安・恐怖・フラストレーションに見舞われているのか」
この2つの視点で以て、理解・共感ポイントを探る
イケてるコピーライターに必要な素養③
問題解決能力
人生は問題や課題だらけ
何を理解し、何に共感するのか?
–痛み・不安・恐怖・フラストレーション
人の人生は、問題や課題で満ちている
問題解決はビジネスの基本
ビジネスをやる側にとって、問題解決能力は必須スキル
問題解決:ステップ
1. 原因の解明
– 「この問題は何が原因で起こったのか?」
2. 解決策の収集
– 「どうすれば解決するのか?」
3. 情報の整理・統合
– 「どの解決策に信憑性があるか?」
4. 検証作業
– 「自分が信じられる“現状ベスト”だろうか?」
問題解決:方法
1~3:情報収集
–自分の知識や経験から収集する
–インターネットで情報収集する
–専門書で情報収集する
–人から直接情報収集する
4:実践
–ここは時間をかける必要がある
–経験が伴ってくると、より最適化された独自の解決策が見えてくる
問題解決:心得
1. 客観的立場を崩さない
2. 俯瞰的視点を持つ
問題解決:心得・詳細
自分や相手の立場に偏っていては、問題の本質に気づけないし、良き案は出ない
問題の本質はどこか?を常に考える
「その解決策は、根本的解決になっているか?」という視点を常に忘れない
問題は複数の原因が複雑に絡み合うことで起こり、臨界点を超えることで表面化するため、原因の一つひとつを探る視点が要求される
集めた原因の一つひとつを統合し、問題の本質を理解する俯瞰的視点が要求される
ワーク
今後、関わる全ての人に対して、
「この人の問題は何で、どうすれば解決するのか?」
「自分だったらどんなアプローチを取るだろうか?」
この2つの視点で以て、問題解決策を考えてみる
イケてるコピーライターに必要な素養④
行動喚起
行動を促すには
本当の優しさ、理解・共感、問題解決
– これらを正しく伝えることに成功すれば、相手は勝手に奮起する
他に、特に意識すべきこと
– 「行動してもらう」という意識を持つ
–未来をイメージさせてあげる
• バラ色の未来と灰色の未来
• 本人も気づいていないメリット/デメリット
–解決策を具体的なアクションステップにする
–力強く背中を押してあげる
まとめ
イケてるコピーライターの素養
1. 本当の優しさ
2. 理解・共感
3. 問題解決能力
4. 行動喚起
ラブレターを振り返ってみる
自分自身へ宛てたラブレターには、、、
–本当の優しさはあったか?
–理解・共感は十分に出来ていたか?
–問題解決の提案は含まれていたか?
–行動を喚起していたか?
これらすべて合格点を狙っていくこと
AUNが全体集会で読み上げたラブレター
を添削⇒http://brise.co.jp/l/s/sl
今回出たワークに関して
3つのワークはすべて繋がっている
–アプローチが違うだけ
–多面的視点を持つことで理解が立体的になる
これらは必ずやること
–続ける事によって習慣化する
–人間を理解することはとても楽しい
最後に
「彼を知りて己を知れば、百戦して殆うからず。彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば、戦うごとに必ず殆うし。」
孫氏の兵法