spse2014...
DESCRIPTION
講演タイトル 「残念なシステム」から「利益を生むシステム」に転換するためには! ~GQM+Strategies®の活用~ 概要 ITシステムの開発においては、そのシステムが何故必要なのかということを十分に認識して開発を行われなければ、使いものにならないシステム、いわゆる「動かないコンピュータ」になってしまいます。このような問題への対応には、 1. 組織の目標と戦略が有効であること。(その根拠が明確) 2. 組織の目標が各部門の目標と戦略に展開されていること。(各組織の責任が明確) 3. 目標の達成を客観的かつ定量的に評価できること。(評価尺度が必要) が重要です。 このことを皆さんはよく分かっておられると思いますが、問題の根源にどのようにアプローチし、システム構築するかについては方法論が種々あるかと思います。 その内の1つの方法論として有望と考えるものについて、今回実習を通して説明します。 そこで本セッションでは、ドイツ・フラウンホーファー研究機構IESEで開発されたGQM+Strategies®という手法(注)を用いたワークショップ(ある仮想企業を題材にした演習)を通して、皆さんに本当の意味で「動く」コンピュータシステムの開発と運用を実現するアプローチと考え方を体験してもらいたいと考えます。 (注)GQM+Strategiesは、 問題の根源へのアプローチとシステム構築の考え方を整理する手法です。早稲田大学のゴール指向経営研究会では、IPA/SECと連携しつつ、この手法の日本での有効活用について共同研究を実施しています。 http://www.jisa.or.jp/event/spes/tabid/1371/Default.aspxTRANSCRIPT
「残念なシステム」から「利益を生むシステム」に転換するためには! ~ GQM+Strategies®の活用~
イントロダクション
鷲崎弘宜 *、小堀貴信、平林大典、岸田智子*早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリン
Twitter: @Hiro_Washi
1
2014年 7月 24日 SPES2014
世の中の報告
• 39.5%, 総務省 2011年 8月「新たなオンライン利用に関する計画」
• 20%, Standish Group Report ‘02• 80%, 日経 ITPro 2005年 1月
2
鷲崎 弘宜、平林 大典(早稲田大学ゴール指向経営研究会)、「残念なシステム」のなくしかた、第 1回 「正しく」できても「正しいことをやる」のができない理由、日経情報ストラテジー、日経 ITPro、 2014/05/14http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20140430/553946/
【残念なシステム】の山
• 「正しいことをやる」意識の低さ• 現場であてにしている様々な「はず」
3
矢筈(やはず)をきちんと(弦に)あててはじめて的を得られる!
鷲崎 弘宜、平林 大典(早稲田大学ゴール指向経営研究会)、「残念なシステム」のなくしかた、第 1回 「正しく」できても「正しいことをやる」のができない理由、日経情報ストラテジー、日経 ITPro、 2014/05/14http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20140430/553946/
残念なシステムを生む 3つの問題
• 問題 1: ゴールや IT戦略の有効性不明• 問題 2: 最上位の経営ゴールに未貢献• 問題 3: ゴール達成の客観的評価の欠如
4
鷲崎 弘宜、平林 大典(早稲田大学ゴール指向経営研究会)、「残念なシステム」のなくしかた、第 1回 「正しく」できても「正しいことをやる」のができない理由、日経情報ストラテジー、日経 ITPro、 2014/05/14http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20140430/553946/
【利益を生むシステム】に必要なこと
• 解決 1:ゴールを明確化するとともに、ゴールに対して個々の戦略が有効であることの根拠を明確にし、絶えず実際に有効であることを確認し見直す
• 解決 2:組織の上位から下位まで、ゴールと戦略を数珠つなぎ
• 解決 3: ゴール達成定量評価のための測定に基づく評価尺度
5
鷲崎 弘宜、平林 大典(早稲田大学ゴール指向経営研究会)、「残念なシステム」のなくしかた、第 1回 「正しく」できても「正しいことをやる」のができない理由、日経情報ストラテジー、日経 ITPro、 2014/05/14http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20140430/553946/