礼 拝 案 内

■午前7時　 聖餐式　トイスラーホール■午前10時　日曜学校礼拝　チャペル■午前10時30分　聖餐式・説教　チャペル■午後5時　 夕の礼拝 トイスラーホール

日 曜 日■午前8時30分　朝の礼拝 トイスラーホール

平 　 日

■午前8時30分　聖餐式 トイスラーホール水 曜 日

〒104-0044東京都中央区明石町10-1聖路加国際大学礼拝堂TEL 5550-2416（日曜）TEL 5550-7043（平日）FAX 5550-7070E-mail: chapel@luke.ac.jpURL: http://nskk.org/

tokyo/church/luke

⃝第1・第3木曜日 午前10時　　 新約聖書⃝第2・第4火曜日 午後5時30分　旧約聖書⃝第2・第5日曜日 午後12時30分 ロビーで語り合う会　場所…旧館２階　プライベートルーム／ロビー　 日程変更の場合があるため事前にご確認ください。

聖書に学ぶ会

聖 路 加 チ ャ ペ ル ニ ュ ー ス 第239号　2015年９月20日

2 0 1 5 年 ９ 月 2 0 日

聖歌隊50周年

人生の意味を　　再発見する

1967

2001

2000

2013

2015

聖 路 加 チ ャ ペ ル ニ ュ ー ス 第239号　2015年９月20日

　大変な病気になったり、大きな事

故にあったり、自分を支えてくれて

いたと思っていたものが根本から揺

らいでしまうような出来事に巻き

込まれたりすると、私たちは人生の

意味を見失ってしまいがちになる。

少なくともそれまでは、漠然と感じ

ていただけかもしれない生きる意味

を改めて問い直されるような時が

やってくることがある。いわゆる不幸

な出来事に見舞われるというよう

なことは、人生の中で一度や二度は

必ずやってくる。その真っ只中にいる

時には、慰めの言葉もこれから書く

ような言葉も意味を持たないかも

しれない。しかし、そういう時期を経

た人しか受け止められない現実も

あると思う。失敗、挫折、不幸など、

普通生きている時には避けたい出来

事ではあるが、それを潜り抜けては

じめて見えてくる世界があると思

う。その中を通っていく時に支えに

なることは、「自分も生きていてい

い」とか、「（失敗した自分、挫折した

自分、不幸に見舞われた）そのまま

の自分が存在していてもいい」と気

付くことではないだろうか。そして、

それを過ぎてから見えてくるのは、

それまで当り前と思っていたことが、

実はとてもありがたいということ。

それまで自分の目に見えていた「現

実」世界は、実在する世界のほんの

一部に過ぎず、実在する世界はそ

れまで気付いていなかった多くの出

来事や人間関係や、自然の現象や目

に見えない不思議な力にさえも支

えられていることである。

　今、不幸の真っ只中にいる人は気

付けないものだが、そういう人こそ

尚更、神様に願い、祈る中で不幸だ

けではないことに気付いていき、新た

な力が自分の内側から、奥底から湧

き上がってきますように、と願ってい

る。「神様の恵みは常にわたしたち

の歩みに先立っており、共に進んでい

てくださる」ことに後からでもいいか

ら気付いてほしい。そのことに既に目

が開かれた人は、さらにその恵みを

支えに、またその恵みを与えてくだ

さることに感謝して、自分自身から

の応答をしていきたいものだと思

う。そうすることによって人生の意

味は新たに見出されるのではないだ

ろうか。

チャプレンメッセージ

チャプレンメッセージ

人生の意味を再発見する

司祭　シモン・ペテロ

上田憲明