suac理解・基礎データ集 2021

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はじめに 静岡文化芸術大学は、平成12年4月に静岡県立大学短期大学部を改組転換して新たに設置された大 学であり、開学当初は静岡県、浜松市、地元経済界が協力して設立した学校法人が運営する公設民営方 式の私立大学であった。その後、平成22年4月に静岡県が設立した公立大学法人が運営する公立大学 に移行し現在に至っている。 1 開学年月日 平成12年4月1日(設置認可:平成11年12月22日) 2 所 在 地 浜松市中区中央二丁目1番1号 3 学   長 よこ やま とし (平成28年4月1日就任、令和2年4月1日再任) 4 副 学 長 かん たけ しん いち (平成30年4月1日就任、令和2年4月1日再任) もり しゅん (令和2年4月1日就任) 5 設置主体 公立大学法人静岡文化芸術大学 6 建物構造等 ア 土   地・・敷地面積:28,256.22㎡ 浜松市が譲与 イ 校   舎・・構  造:鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造 規  模:地上12階地下1階建(研究棟) 地上1~5階建(研究棟以外) 建築面積:17,867㎡ 延床面積:50,688㎡ 建 設 費:約213億円 静岡県が全額助成 7 設立の趣旨 21世紀という時代と地域の要請を踏まえ、様々な分野で活躍できる人材を養成し、本県産業の発 展と文化の向上並びに学術の振興に寄与する。 ア 豊かな人間性と的確な時代・社会認識を持ち、国際社会で活躍できる人材養成 イ 地域、世界、世代が教育研究の場で融合する“開かれた大学”として地域、国際社会の発展に貢献 SUAC 理解・基礎データ集 1 SUAC理解・基礎データ集 2021

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はじめに

 静岡文化芸術大学は、平成12年4月に静岡県立大学短期大学部を改組転換して新たに設置された大学であり、開学当初は静岡県、浜松市、地元経済界が協力して設立した学校法人が運営する公設民営方式の私立大学であった。その後、平成22年4月に静岡県が設立した公立大学法人が運営する公立大学に移行し現在に至っている。

1 開学年月日  平成12年4月1日(設置認可:平成11年12月22日)2 所 在 地  浜松市中区中央二丁目1番1号3 学   長  横

よこ山やま俊とし夫お(平成28年4月1日就任、令和2年4月1日再任)

4 副 学 長  寒かん竹たけ伸しん一いち(平成30年4月1日就任、令和2年4月1日再任)

         森もり  俊

しゅん太た(令和2年4月1日就任)

5 設�置�主�体  公立大学法人静岡文化芸術大学6 建物構造等 ア 土   地・・敷地面積:28,256.22㎡ 浜松市が譲与 イ 校   舎・・構  造:鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造          規  模:地上12階地下1階建(研究棟)               地上1~5階建(研究棟以外)          建築面積:17,867㎡          延床面積:50,688㎡          建 設 費:約213億円 静岡県が全額助成7 設立の趣旨 21世紀という時代と地域の要請を踏まえ、様々な分野で活躍できる人材を養成し、本県産業の発展と文化の向上並びに学術の振興に寄与する。ア 豊かな人間性と的確な時代・社会認識を持ち、国際社会で活躍できる人材養成イ 地域、世界、世代が教育研究の場で融合する“開かれた大学”として地域、国際社会の発展に貢献

SUAC理解・基礎データ集 1

SUAC理解・基礎データ集 2021

1 学部生・大学院生数の推移(1)学部・学科� 基準日:各年5月1日

学部名 学 科 名在 学 生 数

令和元年度 令和2年度 令和3年度

文化政策学部

国際文化学科 480人 474人 451人文化政策学科 239人 241人 242人芸術文化学科 235人 236人 236人小 計 954人 951人 929人

デザイン学部

デザイン学科 468人 473人 477人生産造形学科 0人 0人 0人メディア造形学科 2人 1人 0人空間造形学科 1人 0人 0人小 計 471人 474人 477人

合  計 1,425人 1,425人 1,406人

(2)大学院� 基準日:各年5月1日

研究科名 専攻名在 学 生 数

令和元年度 令和2年度 令和3年度文化政策研究科 文化政策専攻 12人 12人 16人デザイン研究科 デザイン専攻 31人 28人 28人

合  計 43人 40人 44人

SUAC理解・基礎データ集2

章 学生数・教職員数等1

2 学部生の出身県別一覧� 基準日:各年5月1日(単位:人)

学  部平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度

北海道 15 16 13 12 12青森県 17 15 11 9 5岩手県 7 11 9 11 10宮城県 6 7 6 5 7秋田県 3 3 2 2 1山形県 10 11 11 11 6福島県 7 5 7 6 7茨城県 11 15 11 13 15栃木県 12 10 9 13 13群馬県 6 7 5 7 10埼玉県 2 2 4 2 2千葉県 2 1 5 8 8東京都 7 6 9 8 8神奈川県 7 11 8 8 10新潟県 17 14 13 15 15富山県 15 14 13 15 12石川県 20 21 17 16 13福井県 19 18 12 15 13山梨県 19 15 16 26 28長野県 37 34 37 39 34岐阜県 53 53 56 57 60静岡県 632 619 628 559 541愛知県 286 285 305 326 327三重県 46 57 54 56 53滋賀県 6 7 7 8 8京都府 24 22 17 18 16大阪府 6 9 9 11 15兵庫県 11 12 16 19 20奈良県 3 2 3 3 3和歌山県 2 4 3 6 7鳥取県 2 3 6 5 4島根県 3 3 2 3 8岡山県 8 9 11 11 14広島県 7 7 7 8 9山口県 3 1 1 1 2徳島県 8 8 6 5 4香川県 5 6 8 9 7愛媛県 4 8 9 9 11高知県 1 0 0 2 4福岡県 11 10 11 12 11佐賀県 4 2 1 1 1長崎県 3 5 6 4 3熊本県 18 15 8 13 11大分県 4 5 3 2 3宮崎県 9 6 6 6 6鹿児島県 10 12 13 12 10沖縄県 9 7 7 9 8

留学生・帰国生徒等 8 2 4 9 11合  計 1,425 1,415 1,425 1,425 1,406

SUAC理解・基礎データ集 3

3 退学者数及び休学者数(1)退学者数

平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度18人 13人 14人 21人

(2)休学者数平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度

合計人計 41人 44人 37人 40人うち海外研修など 22人 31人 17人 11人

4 教職員数等(1)教員内訳� 令和3年5月1日現在(単位:人)

学部 学科 性別 教授 准教授 講師 特任教授 特任講師 小計 合計

文化政策

国際文化 男 10 4 1 0 0 15 23女 8 0 0 0 0 8

文化政策 男 10 1 0 0 0 11 13女 1 1 0 0 0 2

芸術文化 男 6 1 0 0 0 7 14女 3 4 0 0 0 7

デザイン デザイン 男 19 4 2 1 0 26 33女 5 2 0 0 0 7

文化・芸術研究センター 男 1 0 0 0 0 1 1女 0 0 0 0 0 0

英語・中国語教育センター 男 0 0 0 0 2 2 3女 0 0 0 0 1 1

小  計 男 46 10 3 1 2 62 87女 17 7 0 0 1 25計 63 17 3 1 3 87 87

(2)職員内訳� 令和3年5月1日現在(単位:人)

県派遣 市派遣 民間派遣 プロパー 期間契約(事務)

期間契約(実習指導) 臨 時 非常勤 嘱 託 計

男 9 1 2 17 1 6 0 5 1 42女 4 0 0 10 24 2 5 4 4 53計 13 1 2 27 25 8 5 9 5 95

SUAC理解・基礎データ集4

1 令和3年度入試の学部・大学院の選抜状況� (単位:人)

学 部 国際文化学科 文化政策学科 芸術文化学科 デザイン学科数学 実技

一般選抜

前期

募集人員 65 40 36 40 35志 願 者 265 132 112 237 106志願倍率 4.1倍 3.3倍 3.1倍 5.9倍 3.0倍受 験 者 245 121 104 223 103合 格 者 88 49 43 46 39入 学 者 78 41 38 45 30

後期

募集人員 10 5 5 10志 願 者 160 46 87 158志願倍率 16.0倍 9.2倍 17.4倍 15.8倍受 験 者 38 15 27 81合 格 者 10 6 5 18入 学 者 6 5 5 16

学校推薦型選抜

公募制

募集人員 18 10 14 25志 願 者 42 39 42 79志願倍率 2.3倍 3.9倍 3.0倍 3.2倍受 験 者 42 39 42 79合 格 者 18 11 14 25入 学 者 18 11 14 25

英語重点型公募制

募集人員 7志 願 者 17志願倍率 2.4倍受 験 者 17合 格 者 7入 学 者 7

特別選抜

社会人

募集人員 若干名 若干名 若干名 若干名志 願 者 0 1 1 0受 験 者 0 1 1 0合 格 者 0 1 0 0入 学 者 0 1 0 0

帰国生徒

募集人員 若干名 若干名 若干名 若干名志 願 者 1 0 1 3受 験 者 1 0 1 3合 格 者 1 0 0 0入 学 者 0 0 0 0

外国人留学生

募集人員 若干名 若干名 若干名 若干名志 願 者 1 2 2 0受 験 者 1 2 2 0合 格 者 0 1 1 0入 学 者 0 0 1 0

大学院 文化政策研究科 デザイン研究科

募集人員 10 10

志 願 者

学内推薦 2 2A 日 程 - -B 日 程 2 13C 日 程 7 15計 11 30

合 格 者 7 13入 学 者 7 12

注�:新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、デザイン研究科は、A日程での実施を中止し、その代わりとしてB日程での実施となった。

SUAC理解・基礎データ集 5

章 入試2

2 過去3年間の志願状況(1)学部入試【令和元年度】� (単位:人)

学部 学科 定員 志願者 志願倍率(倍) 受験者 合格者 実質倍率

(倍) 入学者 充足率(%)

県内/県外構成比(%)

新卒/既卒構成比(%)

男子/女子構成比(%)

文化政策

国際文化 100 558 5.58 382 130 2.94 113 113 42/58 96/4 19/81文化政策 55 332 6.04 251 67 3.75 60 109 55/45 98/2 28/72芸術文化 55 267 4.85 200 64 3.13 61 111 34/66 95/5 7/93学部計 210 1,157 5.51 833 261 3.19 234 111 44/56 97/3 18/82

デザインデザイン 110 690 6.27 595 130 4.58 119 108 24/76 87/13 23/77学部計 110 690 6.27 595 130 4.58 119 108 24/76 87/13 23/77

総  計 320 1,847 5.77 1,428 391 3.65 353 110 37/63 93/7 20/80

【令和2年度】� (単位:人)

学部 学科 定員 志願者 志願倍率(倍) 受験者 合格者 実質倍率

(倍) 入学者 充足率(%)

県内/県外構成比(%)

新卒/既卒構成比(%)

男子/女子構成比(%)

文化政策

国際文化 100 488 4.88 325 122 2.66� 109 109 48/52 96/4 17/83文化政策 55 338 6.15 242 69 3.51� 59 107 51/49 100/0 36/64芸術文化 55 242 4.40 186 63 2.95� 60 109 25/75 93/7 15/85学部計 210 1,068 5.09 753 254 2.96� 228 109 43/57 96/4 21/79

デザインデザイン 110 602 5.47 484 126 3.84� 120 109 26/74 91/9 28/72学部計 110 602 5.47 484 126 3.84� 120 109 26/74 91/9 28/72

総  計 320 1,670 5.22 1,237 380 3.26� 348 109 37/63 95/5 24/76

【令和3年度】� (単位:人)

学部 学科 定員 志願者 志願倍率(倍) 受験者 合格者 実質倍率

(倍) 入学者 充足率(%)

県内/県外構成比(%)

新卒/既卒構成比(%)

男子/女子構成比(%)

文化政策

国際文化 100 486 4.86 344 124 2.77 109 109 47/53 96/4 10/90文化政策 55 220 4.00 178 68 2.62 58 105 66/34 95/5 22/78芸術文化 55 245 4.45 177 63 2.81 58 105 34/66 95/5 7/93学部計 210 951 4.53 699 255 2.74 225 107 48/52 96/4 12/88

デザインデザイン 110 583 5.30 489 128 3.82 116 105 25/75 88/12 22/78学部計 110 583 5.30 489 128 3.82 116 105 25/75 88/12 22/78

総  計 320 1,534 4.79 1,188 383 3.10 341 107 40/60 93/7 16/84

(2)大学院入試【令和元年度】� (単位:人)

研究科 定員 志願者 志願倍率(倍) 受験者 合格者 実質倍率

(倍) 入学者 充足率(%)

男子/女子実数

学内/学外実数

文化政策研究科 10 7 0.70 7 5 1.40 5 50 3/2 0/5デザイン研究科 10 19 1.90 18 14 1.29 13 130 3/10 6/7総  計 20 26 1.30 25 19 1.32 18 90 6/12 6/12

【令和2年度】� (単位:人)

研究科 定員 志願者 志願倍率(倍) 受験者 合格者 実質倍率

(倍) 入学者 充足率(%)

男子/女子実数

学内/学外実数

文化政策研究科 10 11 1.10 11 7 1.57� 6 60 1/5 0/6デザイン研究科 10 38 3.80 34 17 2.00� 14 140 3/11 3/11総  計 20 49 2.45 45 24 1.88� 20 100 4/16 3/17

【令和3年度】� (単位:人)

研究科 定員 志願者 志願倍率(倍) 受験者 合格者 実質倍率

(倍) 入学者 充足率(%)

男子/女子実数

学内/学外実数

文化政策研究科 10 11 1.10 10 7 1.43 7 70 2/5 4/3デザイン研究科 10 30 3.00 29 13 2.23 12 120 3/9 5/7総  計 20 41 2.05 39 20 1.95 19 95 5/14 9/10

SUAC理解・基礎データ集6

3 入試制度の概要(1)学部

選抜方式 概  要

一 般 選 抜・�各学科の入学者受け入れの方針に従い、高等学校における学習の基本的達成度を問う大学入学共通テストを課す。・�各学科が必要とする個別学力試験(デザイン学科は実技を含む)により入学者を選抜する。

学校推薦型選抜・大学入学共通テストを課さず、面接と小論文により入学者を選抜する。・�「公募制入学試験」に加え、国際文化学科では英語小論文及び日本語面接と英語面接を課す「英語重点型公募制入学試験」を行っている。

特 別 選 抜 ・社会人入学試験、帰国生徒入学試験、外国人留学生入学試験を実施している。

(2)大学院研究科 概  要

文化政策研究科・学力検査(英語、専門)及び口頭試問により入学者を選抜する。・留学生については、条件を満たせば学力検査(英語)を免除することができる。・�企業等の所属長の推薦を得て受験する者については、学力検査を免除し、研究計画書の提出をもってこれに代えることができる。

デザイン研究科・学力検査(英語、専門基礎)及び口頭試問により入学者を選抜する。・留学生については、条件を満たせば学力検査(英語)を免除することができる。・�企業等の所属長の推薦を得て受験する者については、学力検査を免除し、業歴書及び主な業務成果の報告の提出をもってこれに代えることができる。

4 説明会・大学見学等開催行事等 概要 実績等

オープンキャンパス

令和2年度は実施なし。令和元年度の実施概要は以下のとおり。・8月第1又は第2土日に開催。・�学科紹介、作品展示及び模擬授業の実施(各学科教員・学生)、学生生活の紹介(学友会)、大学院の問い合わせへの対応(研究)、入試・カリキュラム・進路に関する相談(事務局)を行う。

参加者R2:実施なし

高校教員対象オープンキャンパス

令和2年度は実施なし。令和元年度の実施概要は以下のとおり。・�進路指導に直接携わる高校教員が本学への理解を深める機会を提供し、志願者の増加につなげることを目的として、平成27年度は静岡県及び愛知県の高校教員を対象に7月初旬に実施。・�6月末・7月初旬の2回実施。対象は全国の高校教員。主な内容は、授業見学、学生によるプレゼンテーション、入試説明等。

参加者R2:実施なし

進学説明会

【高校主催説明会】・県内外の高校から直接もしくは業者を通しての依頼に応じて実施。

実施校R2:18校(7~3月)

【4大学説明会】・県内国公立4大学(本学、静大、浜松医大、県立大)�が合同で実施。・�6月、7月、11月に実施。6月は高校教員・高校生対象の説明会と高校生対象の相談会を実施。7月、11月は高校生対象の相談会を実施。

R2:すべてオンラインでの実施   

模擬授業

・�志望校決定や大学での勉強について学ぶ機会として高校側からの依頼に応じて実施。・�授業は高校へ出張して行う場合が大半だが、本学見学時や進学説明会時に授業を行う場合もある。・高校からの申込受付期間は、4月から6月まで。

R2:33回

大学見学・高校からの依頼に応じて実施。・�主な内容は、大学概要説明、学生によるプレゼンテーション、施設見学、模擬授業等。・受入期間は、5月から10月まで。

R2:��5回

 SUAC理解・基礎データ集 7

1 外国人留学生の受入(1)外国人留学生の在籍状況� 基準日:各年5月1日(単位:人)

国籍別

令和元年度(2019) 令和2年度(2020) 令和3年度(2021)3ヵ年計

学部生

大学院生

研究生

特別聴講生

学部生

大学院生

研究生

特別聴講生

学部生

大学院生

研究生

特別聴講生

中国 2 17 6 4 2 23 2 2 1 20 2 0 81韓国 1 0 0 5 3 1 0 0 3 1 0 0 14台湾 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 3インドネシア 0 0 0 2 0 0 0 0 1 0 1 0 4アフガニスタン 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 3トルコ 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 2

合 計 4 18 6 11 6 25 2 4 6 22 3 0 105※研究生…1年以内の研究従事、単位規定なし※特別聴講学生…大学間交流協定に基づく受入交換留学生※�令和2年度(2020)・令和3年度(2021)は、コロナウイルス感染症拡大防止のため、交換留学(派遣・受入)を中止

(2)大学間協定に基づく海外学生の本学への受入� 基準日:各年5月1日(単位:人)

区   分 平成30年度 令和元年度 令和2年度湖西大学校 5 7 0浙江大学城市学院 4 3 0アイルランガ大学人文学部 3 2 0イズミル経済大学 0 2 0ボローニャ大学 0 0 0

計 12 14 0

SUAC理解・基礎データ集8

章 グローバル化3

2 本学学生の海外への留学(1)大学間協定に基づく留学生(海外協定校への派遣)� 基準日:各年5月1日(単位:人)

区   分 平成30年度 令和元年度 令和2年度湖西大学校 7 3 0フィンドレー大学 5 5 0ウェールズ大学トリニティ・セント・デイビッド 1 0 0浙江大学城市学院 4 1 0アイルランガ大学人文学部 1 0 0ブルゴーニュ大学国際フランス語センター 2 2 0ボローニャ大学 3 1 0サザンクロス大学 - 1 0国立台湾師範大学 - 3 0

計 23 16 0

(2)語学研修(海外協定校への派遣)� 基準日:各年5月1日(単位:人)

区   分 平成30年度 令和元年度 令和2年度(オンライン)

対外経済貿易大学 - - -ウェールズ大学トリニティ・セント・デイビッド(パートナー校であるペンブロックシャーカレッジを含む) - - -

ブルゴーニュ大学国際フランス語センター 0 0 -アイルランガ大学人文学部 0 0 -ヴィクトリア大学 4 5 14グロスタシャー大学/カレッジ 0 7 -国立台湾師範大学 2 9 5サザンクロス大学 8 4 1ブリティッシュコロンビア大学 - - 1ケンブリッジ大学ホマートン校 - - 1ハワイ大学マノア校 - - 1

計 14 25 23※�交流協定校のほかに、短期語学研修先として文化体験や課外授業、アクティビティを入れ込んだフランス政府留学局の短期留学プログラム等がある。※令和2年度は、新型コロナウイルス感染症拡大のため、すべてのプログラムをオンラインで実施。

3 海外渡航に関するサポート 留学生トータルサポートプログラム(本学公式のプログラムは加入必須、割引保険料で加入可能) 海外渡航中、24時間年中無休で日本語による電話サポートが受けられ病院予約等ができる。学生と保護者、大学の三者が利用できる。

SUAC理解・基礎データ集 9

4 海外協定校一覧

 

協定校 所在地 言語 交流形態 留学で学べること 留学の条件 募集時期人数

留学開始月(期間)

授業料(金額は参考値)

住居費(金額は参考値)

SUAC奨励金担当教員SUAC特別奨学金

JASSO海外留学支援制度

ウェールズ大学トリニティ・セント・デイビッド イギリス 英語 派遣のみ 学部授業 IELTS�for�UKVI

6.0以上(申込条件)12月

年間3名程度8月

(半年、1年) 60~70万円/半期 5~6万円/月〇

鈴木(元)〇×

ブルゴーニュ大学国際フランス語センター フランス フランス語 派遣のみ フランス語、

学部授業フランス語

コミュニケーションⅠⅡ履修済み

12月、7月(予定)年間5名程度

2月、9月(半年、1年) 19万円/半期 10万円/月

(朝・夕食込)

〇中田〇

コートダジュール大学サスティナブルデザインスクール(SDS) フランス 英語 派遣・受入 学部授業 - 12月

年間3名2月、10月(半年、1年) 不要 3~5万円/月

(民間アパート)

×松田〇

ボローニャ大学芸術学科、建築学科 イタリア イタリア語 派遣・受入 イタリア語、

学部授業イタリア語

コミュニケーションⅠⅡ履修済み

12月年間4名

8月(半年、1年) 不要 5万円/月

(民間アパート)

×武田(好)〇

フィンドレー大学 アメリカ 英語 派遣のみ 英語、学部授業 - 12月年間5名程度

8月(半年、1年) 64万円/半期 30万円/半期

〇鈴木(元)〇

×

サンパウロ大学 ブラジル ポルトガル語 派遣・受入 留学生向けの授業(学部授業) - 12月

年間1名2月、8月(半年、1年) 不要 1.5~4万円/月

(民間アパート)

×池上〇

×

サザンクロス大学 オーストラリア 英語 派遣のみ 英語、学部授業 - 7月年間5名程度

2月(4か月、8か月、

1年)60万円/1セッション 10~12万/月

(朝・夕食込)

〇鈴木(元)〇

×

浙江大学城市学院 中国 中国語 派遣・受入 学部授業中国語

コミュニケーションⅠⅡ履修済み

12月年間4名

8月(半年、1年) 不要 3.5万円/半期

×崔〇

×

国立台湾師範大学 台湾 中国語 派遣・受入語学研修

中国語、学部授業、文化学習

HSK4級以上(申込条件)

12月年間2名

8月(半年、1年) 不要 3万円/月

×崔〇

×

湖西大学校 韓国 韓国語 派遣・受入文化体験プログラム 韓国語、学部授業

韓国語コミュニケーションⅠⅡ

履修済み12月、7月(予定)年間5名

8月、2月(半年、1年)

不要*語学堂は1.4万円/1コマ・半期

7万円/半期寮、4人部屋(朝・夕食込)

×林(在)〇

×

アイルランガ大学人文学部 インドネシア インドネシア語 派遣・受入 インドネシア語、

学部授業ダルマシスワ奨学金の採用(申込条件)

12月年間2名

8月(1年間のみ) 不要 1万円/月

×池上〇

×

ウダヤナ大学 インドネシア 英語 派遣・受入 学部授業 - 未定年間1名

2月、9月(半年、1年) 不要 1~2万円/月

(民間アパート)

×梅田〇

×

イズミル経済大学 トルコ 英語 派遣・受入デザインワークショップ 学部授業 CFER�B2以上推奨 12月

年間4名2月、9月(半年、1年) 不要 17万円/半期

寮、4人部屋

×高山サリッチ〇

×

ダッカ大学 バングラデシュ ベンガル語 (派遣)・受入 ベンガル語、学部授業 - 現在は派遣不可

年間1名1月、7月(半年、1年) 不要

20円/年(寮)1万円程度/月(民間アパート)

×下澤〇

×

華東師範大学デザイン学部 中国 中国語 派遣・受入 学部授業 - 12月

年間1名3月、9月(半年、1年) 不要 1.4~6.5万円/月

(国際学生寮等)

×松田〇

×

国立高等装飾美術学校 フランス フランス語英語 派遣・受入 学部授業 - 12月

年間1名2月、9月(半年、1年) 不要 6~8万円/月

(民間アパート)

×松田〇

ルール大学ボッフム ドイツ ドイツ語 派遣・受入 未定 - 未定 未定 未定 未定×

青木〇×

※本学への学費の納入は必要。協定校にも学費を支払う場合には月額45,000円のSUAC奨励金が支給される。※奨学金は国家予算等の状況により変更される可能性がある。※2021年度の国際交流は、新型コロナウイルス感染症拡大のため、全て中止。

SUAC理解・基礎データ集10

協定校 所在地 言語 交流形態 留学で学べること 留学の条件 募集時期人数

留学開始月(期間)

授業料(金額は参考値)

住居費(金額は参考値)

SUAC奨励金担当教員SUAC特別奨学金

JASSO海外留学支援制度

ウェールズ大学トリニティ・セント・デイビッド イギリス 英語 派遣のみ 学部授業 IELTS�for�UKVI

6.0以上(申込条件)12月

年間3名程度8月

(半年、1年) 60~70万円/半期 5~6万円/月〇

鈴木(元)〇×

ブルゴーニュ大学国際フランス語センター フランス フランス語 派遣のみ フランス語、

学部授業フランス語

コミュニケーションⅠⅡ履修済み

12月、7月(予定)年間5名程度

2月、9月(半年、1年) 19万円/半期 10万円/月

(朝・夕食込)

〇中田〇

コートダジュール大学サスティナブルデザインスクール(SDS) フランス 英語 派遣・受入 学部授業 - 12月

年間3名2月、10月(半年、1年) 不要 3~5万円/月

(民間アパート)

×松田〇

ボローニャ大学芸術学科、建築学科 イタリア イタリア語 派遣・受入 イタリア語、

学部授業イタリア語

コミュニケーションⅠⅡ履修済み

12月年間4名

8月(半年、1年) 不要 5万円/月

(民間アパート)

×武田(好)〇

フィンドレー大学 アメリカ 英語 派遣のみ 英語、学部授業 - 12月年間5名程度

8月(半年、1年) 64万円/半期 30万円/半期

〇鈴木(元)〇

×

サンパウロ大学 ブラジル ポルトガル語 派遣・受入 留学生向けの授業(学部授業) - 12月

年間1名2月、8月(半年、1年) 不要 1.5~4万円/月

(民間アパート)

×池上〇

×

サザンクロス大学 オーストラリア 英語 派遣のみ 英語、学部授業 - 7月年間5名程度

2月(4か月、8か月、

1年)60万円/1セッション 10~12万/月

(朝・夕食込)

〇鈴木(元)〇

×

浙江大学城市学院 中国 中国語 派遣・受入 学部授業中国語

コミュニケーションⅠⅡ履修済み

12月年間4名

8月(半年、1年) 不要 3.5万円/半期

×崔〇

×

国立台湾師範大学 台湾 中国語 派遣・受入語学研修

中国語、学部授業、文化学習

HSK4級以上(申込条件)

12月年間2名

8月(半年、1年) 不要 3万円/月

×崔〇

×

湖西大学校 韓国 韓国語 派遣・受入文化体験プログラム 韓国語、学部授業

韓国語コミュニケーションⅠⅡ

履修済み12月、7月(予定)年間5名

8月、2月(半年、1年)

不要*語学堂は1.4万円/1コマ・半期

7万円/半期寮、4人部屋(朝・夕食込)

×林(在)〇

×

アイルランガ大学人文学部 インドネシア インドネシア語 派遣・受入 インドネシア語、

学部授業ダルマシスワ奨学金の採用(申込条件)

12月年間2名

8月(1年間のみ) 不要 1万円/月

×池上〇

×

ウダヤナ大学 インドネシア 英語 派遣・受入 学部授業 - 未定年間1名

2月、9月(半年、1年) 不要 1~2万円/月

(民間アパート)

×梅田〇

×

イズミル経済大学 トルコ 英語 派遣・受入デザインワークショップ 学部授業 CFER�B2以上推奨 12月

年間4名2月、9月(半年、1年) 不要 17万円/半期

寮、4人部屋

×高山サリッチ〇

×

ダッカ大学 バングラデシュ ベンガル語 (派遣)・受入 ベンガル語、学部授業 - 現在は派遣不可

年間1名1月、7月(半年、1年) 不要

20円/年(寮)1万円程度/月(民間アパート)

×下澤〇

×

華東師範大学デザイン学部 中国 中国語 派遣・受入 学部授業 - 12月

年間1名3月、9月(半年、1年) 不要 1.4~6.5万円/月

(国際学生寮等)

×松田〇

×

国立高等装飾美術学校 フランス フランス語英語 派遣・受入 学部授業 - 12月

年間1名2月、9月(半年、1年) 不要 6~8万円/月

(民間アパート)

×松田〇

ルール大学ボッフム ドイツ ドイツ語 派遣・受入 未定 - 未定 未定 未定 未定×

青木〇×

※本学への学費の納入は必要。協定校にも学費を支払う場合には月額45,000円のSUAC奨励金が支給される。※奨学金は国家予算等の状況により変更される可能性がある。※2021年度の国際交流は、新型コロナウイルス感染症拡大のため、全て中止。

SUAC理解・基礎データ集 11

1 学部生(1)令和3年3月卒業生の就職状況� 令和3年3月末現在(単位:人)

文化政策学部 デザイン学部計

国際文化学科 文化政策学科 芸術文化学科 学 部 計 デザイン学科卒 業 者 a 123 57 54 234 104 338就 職 希 望 者 b 99 52 46 197 74 271(就職希望率) b/a 80.5% 91.2% 85.2% 84.2% 71.2% 80.2%就 職 者 c 98 51 40 189 62 251大 学 院 進 学 者 d 4 0 0 4 5 9そ の 他 e 20 5 8 33 25 58就 職 率 c/b 99.0% 98.1% 87.0% 95.9% 83.8% 92.6%

(内訳)大 学 院 進 学 者 d 4 0 0 4 5 9

実 績本学 2 0 0 2 5 7他大学 2 0 0 2 0 2

(2)県内外の就職状況� 令和3年3月卒業生(単位:%)

学  部 出  身 県内就職 県外就職

文化政策学部県内出身者 50.8 76.0 24.0県外出身者 49.2 16.1 83.9小 計 100.0    46.6 53.4

デザイン学部県内出身者 30.6 31.6 68.4県外出身者 69.4 11.6 88.4小 計 100.0 17.7 82.3

全    体県内出身者 45.8 68.7 31.3県外出身者 54.2 14.7 85.3合 計 100.0 39.4 60.6

(3)就職先業種の状況� 令和3年3月卒業生(単位:人)

学部/業種 建設・不動産 製 造 運輸通信 卸小売 金融・保険 サービス 公 務 他文化政策学部 11 29 5 39 24 59 17 5デザイン学部 4 20 0 8 0 29 1 0全    体 15 49 5 47 24 88 18 5

SUAC理解・基礎データ集12

章 進路4

(4)就職率の推移� (単位:%)

卒業時期 全体 文化政策学部 デザイン学部 ※参考:全国平成31年3月 95.8 98.6 88.8 97.6令和2年3月 96.6 98.5 92.3 98.0令和3年3月 92.6 95.9 83.8 96.0

(5)就職先地域の県内・県外別推移� (単位:%)

就職先地域 平成28年度 平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度県 内 41.2 37.6 33.8 36.7 39.4県 外 58.8 62.4 66.2 63.3 60.6

(6)本学への求人件数の推移� (単位:件)

平成30年度 令和元年度 令和2年度12,123 11,638 11,183

2 大学院生令和3年3月修了生の就職状況� 令和3年3月末現在(単位:人)

文化政策研究科 デザイン研究科 計修了者 a 3 11 14就職希望者 b 2 5 7(就職希望率) b/a 66.7% 45.5% 50.0%

就職者 c 0 5 5進学者 d 0 0 0その他 e 1 6 7就職率 c/b 0% 100% 71.4%

3 各種資格免許� (単位:人)

卒業年度  平成28年度 平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度

高等学校教諭1種免許状(英語、国語、公民、美術、工芸) 21 17 18 8 10

中学校教諭1種免許状(英語、国語、社会、美術) 15 15 16 8 9

学校図書館司書教諭資格 3 6 3 3 6

図書館司書資格 33 43 25 31 36

博物館学芸員資格 10 11 16 14 15

一級建築士試験受験資格(実務経験を除く) 31 30 19 23 15

二級及び木造建築士試験受験資格 31 30 19 23 15

※教員免許状の美術、工芸については平成29年度卒業生までとなります。

SUAC理解・基礎データ集 13

1 各種研究費(1)個人研究費 全専任教員対象で一人あたり年額50万円。大学院兼務教員への加算(講義担当者:2.5万円、研究指導担当者5万円)や、公開講座、公開工房、高大連携への協力実績に応じた加算あり。令和3年度に限り新型コロナウイルスの影響に配慮した令和2年度未使用額の繰越(上限10万円)も行った。

(2)教員特別研究費 教員特別研究費制度を設け、教員の研究活動を支援している。研究内容について申請をした教員にヒアリングを行い、採択の可否及び配分額を決定している。【教員特別研究費:採択実績】� (単位:件、千円)

研究区分 平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度件数 金額 件数 金額 件数 金額 件数 金額 件数 金額

重 点 研 究 7 10,257 9 6,748 7 4,352 6 5,178 5 3,451先 進 的 研 究 6 4,308 5 3,200 5 2,694 5 2,198 4 2,714そ の 他 研 究 3 1,738 4 2,714 10 5,412 6 2,711 4 1,917文芸センター研究 3 1,949 4 2,680合 計 16 16,303 18 12,662 22 12,458 20 12,036 17 10,762

(3)科学研究費補助金(科研費) 科研費は、文部科学省および日本学術振興会が実施する競争的資金で、人文・社会科学から自然科学まですべての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる学術研究を格段に発展させることを目的とする競争的資金であり、審査を経て、独創的・先駆的な研究に対する助成を行うもの。【科研費:新規採択実績】� (単位:件、千円)

研究区分平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度件数 金額 件数 金額 件数 金額 件数 金額 件数 金額

基盤研究(B)(一般) 2 24,440基盤研究(C)(一般) 3 13,130 7 25,870 6 23,010 2 7,800 3 10,920研究活動スタート支援 1 2,340若 手 研 究 2 4,290 1 2,860 1 4,290国際共同研究強化(B) 1 6,370新学術領域研究 1 2,600ひらめき☆ときめき 1 490合 計 5 17,420 8 28,730 8 29,900 6 40,950 4 11,410

【科研費:採択率】平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度

申 請 数 18件 21件 19件 25件 12件採 択 数 5件 8件 8件 6件 4件採 択 率 28% 38% 42% 24% 33%

SUAC理解・基礎データ集14

章 研究5

2 研究成果の発信(1)研究紀要� (単位:件)

Vol. Vol.1 Vol.2 Vol.3 Vol.4 Vol.5 Vol.6 Vol.7 Vol.8 Vol.9 Vol.10 Vol.11 Vol.12原著論文 7 7 9 6 4 4 9 10研究報告、他 10 9 6 10 14 17 9 5合 計 17 19 15 21 17 16 15 16 18 21 18 15Vol. Vol.13 Vol.14 Vol.15 Vol.16 Vol.17 Vol.18 Vol.19 Vol.20 Vol.21

原著論文 12 14 11 10 14 11 13 11 18研究報告、他 12 9 8 9 8 8 9 6 11合 計 24 23 19 19 22 19 22 17 29

紀要の掲載内容の種類は未発表の原著論文、研究報告(作品、研究報告、解説・展望等)で構成され、言語は和文、英文のいずれでもよいものとしている。査読は行っていない。Vol.15からWeb版のみを刊行。Vol.21は、大学創立20周年記念特別号として冊子化した。

(2)研究成果発表会 教員特別研究の成果を発表するため、平成26年度から毎年11月上旬に開催している。平成26年度と平成27年度は、学長特別研究と文化・芸術研究センター特別研究が発表の対象となっていたが、平成28年度からは、全ての教員特別研究を発表の対象としている。

3 各種制度(1)出版助成 出版助成の対象は、本学専任教員が、学術研究の成果を公開するために出版するものであることとし、外部共著者がいる場合には、本学教員が関わっている部分が、総ページ数の50%を切らないことを条件とする。ただし、他の出版助成金を受けたもの又は受ける予定のあるものは対象外とする。 また、助成回数は10年に1回限りとするが、共著の場合は個人とは別に10年に2回までとする。1件当たりの助成額は、直接経費の2分の1以内かつ100万円以内を原則とし、助成総額は予算の範囲内とする。出版部数は、原則として300部以上とする。

(2)学外研修制度 学外研修は、本学教員の職務を免除し、研究活動に専念する機会を与えることにより、教員の教育及び研究能力の向上を図ることを目的とする。①海外研修 自らの学術専攻分野に関わる研修等で国外の政府、大学、研究機関等において行うもの。②国内研修 自らの学術専攻分野に関わる研修等で、国内の他大学、研究機関等において行うもの。 学外研修の対象教員は専任の教授、准教授及び講師の職にある者で次の要件を満たす者とする。・研修申請年度の4月1日現在、引き続き7年以上(休職期間を除く)在籍している教員であること。・研修終了後、引続き3年以上本学に専任教員として在籍すること。・�研修の期間は、海外研修�概ね2週間から3か月程度とし、�国内研修�概ね6か月以内とする。ただし、研修を実施した教員は、以降9年間は申請することはできない。

SUAC理解・基礎データ集 15

1 地域貢献(1)生涯ニーズへの対応  ア 科目等履修生、社会人聴講生実績� (単位:科目、人)

区 分平成30年度 令和元年度 令和2年度

前期 後期 前期 後期 前期 後期開 講 科 目 数 74 59 75 64 0 0社会人聴講生 153(195) 135(168) 161(199) 159(192) 0 0科目等履修生 0 0 0 0 0 0

計 153(195) 135(168) 161(199) 159(192) 0 0注:新型コロナウィルス感染拡大防止のため、令和2年度は社会人聴講生の募集を停止。

( )は延べ数

  イ 公開講座等実績� (単位:回、人)

区 分平成30年度 令和元年度 令和2年度

実施回数 参加人数 実施回数 参加人数 実施回数 参加人数公 開 講 座 7 882 5 505 3 580薪 能 2 580 2 480 3 470文化・芸術セミナー 3 377 4 779 0 0イベント・シンポジウム 19 3,788 29 2,700 6 3,402公 開 工 房 10 96 5 33 0 0

計 41 5,723 45 4,497 12 4,452

2 産学官連携 大学の持つポテンシャルを社会に還元するため、民間企業や自治体・団体等学外の機関(学外機関)と本学が共通の課題について研究を行う共同研究や、学外機関からの委託を受けて行う受託研究、受託事業等を行っている。

(単位:件、千円)

種 別共同研究 受託研究 受託事業

件数 金額 件数 金額 件数 金額平成30年度 1 1,000 1 780 19 14,646令和元年度 4 4,994 1 550 16 14,048令和2年度 4 2,791 2 1,628 7 5,103

3 高大連携事業「出張講義」等の実施状況� (単位:校、人)

令和2年度出張先高校数 教員数

24 21 注:オンラインによるものも含む。

SUAC理解・基礎データ集16

章 地域連携6

4 国・県・市町等の各種審議会、委員会等への教員参画状況� (単位:人、件)

平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度教員数 委員会等数 教員数 委員会等数 教員数 委員会等数 教員数 委員会等数85 153 88 160 90 173 88 192

5 施設見学・施設開放

平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度オープンキャンパス 8/5・6 8/4・5 8/10・11

実施なし県民の日(イベント) 8/22 8/22 8/22

自由創造工房の開放開 放 日 原則として月~金曜日登録者数 0人(令和3年3月末現在)公開工房:令和2年度 8月/ 0人、3月/0人(新型コロナ対策で開催中止)

学外者の施設利用 講堂、教室等の貸出

SUAC理解・基礎データ集 17

1 生活支援(保健室・修学サポート室・学生相談室等) 大学生活を送るうえで心身の健康を保つためのサポート制度を整備している。直接施設に出向くことが難しい場合は、メール、電話での相談も可。相談者の秘密は保持される。

困っていること 施設名 開室日時・ケガをしてしまった、体調が悪い・病気の相談をしたい、健康に不安がある 保健室 月~金曜

 ��9:00~17:00・カウンセラーに話を聞いてもらいたい・心に不安を抱えている 学生相談室 月、水~金曜

10:00~18:00・�コミュニケーションが苦手、グループワークが苦手、思いを上手く伝えられない等、授業に支障がある・身体に障害がある

修学サポート室 月~木曜10:00~18:00

SUAC理解・基礎データ集18

章 学生支援7

1 英語教育の充実 本学では、「英語・中国語教育センター」 を中心に英語教育の充実を図っている。 英語関係授業(令和2年度) *令和元年度以降入学生カリキュラム(1)基礎英語:コミュニケーション能力向上を目指す授業、8科目(全学科目7、国際文化学科科目1)学年 区分 科目名 概  要

1年全学

英語コミュニケーションⅠ(A・B)

A…�「聞く・話す」ための運用能力を高めることを目的とする。B…�「読み・書く」ためのさらなる知識と運用能力を高めることを目的とする。

英語コミュニケーションⅡ(A・B)

A…�英語コミⅠAで身につけた「聞く・話す」ための運用能力をさらに伸ばす。

B…�英語コミⅠBで身につけた「読み・書く」ための運用能力をさらに伸ばす。

マルチメディア英語Ⅰ LL教室で、擬似体験型の英会話ソフトを使い、スピーキング、リスニング、コミュニケーションの能力増強を図る。

マルチメディア英語Ⅱ マルチメディア英語Ⅰで身に付けたスピーキング能力、リスニング能力、コミュニケーション能力のさらなる増強を図る。

国際 英語表現法 英語による効果的な文章作成、論文作成、口頭発表ができるような英語表現技法の基礎力を養うことを目的とする。

2年 全学

英語コミュニケーションⅢ(A・B)

A…�英語コミⅡAで身につけた「聞く・話す」ための運用能力をさらに伸ばす。

B…�英語コミⅡBで身につけた「読み・書く」ための運用能力をさらに伸ばす。

英語コミュニケーションⅣ(A・B)

A…�英語コミⅢAで身につけた「聞く・話す」ための運用能力をさらに伸ばす。

B…�英語コミⅢBで身につけた「読み・書く」ための運用能力をさらに伸ばす。

マルチメディア英語Ⅲ マルチメディア英語Ⅱで身に付けたスピーキング能力、リスニング能力、コミュニケーション能力のさらなる増強を図る。

(2)応用英語:実務的な英語を学ぶ授業、 6科目(全学科目2、 国際文化学科科目4)学年 区分 科目名 概  要

3年 全学

ビジネス英語Ⅰグローバルなビジネス社会で活用されているビジネス英語と文章作成方法の基礎を身につけ、国際的なビジネスの現場で通用する英語能力を身につける。

ビジネス英語Ⅱビジネス英語で実務レベルでさらに実践的な文章作成法を学ぶとともに、海外・国内で外国人と交流する際に必要なマナーを身につける。

3年 国際

英語上級 観光英語国内や海外で活躍できる、旅行者を案内するツアーコンダクターやツアーガイド、その他観光業に必要な英語の基礎から実践的な力までを習得する。

英語上級 会議英語会議や集会、国際会議などで議長、司会者、進行係として会議をリードできるような英語の理解力と発信力、リーダーシップ力を養う。

英語上級 通訳将来通訳のプロ、または国際化社会における多言語企業で働く者として、必要な技能を養う。通訳養成に使われる訓練法、英語から日本語、日本語から英語へとすばやく転換する力を養う。

英語上級 翻訳 将来の翻訳者を育成するため、大学の授業で翻訳の理論と方法を学び、実務翻訳演習を行う。

SUAC理解・基礎データ集 19

章 特色ある教育8

(3)語学以外の英語による授業:5科目(国際文化学科科目4、 デザイン共通科目1)学年 区分 科目名 概  要

1年 国際 Global�Studies:Culture�and�Society�A

多くの国々の基盤となる社会と文化がどのように成立し、複数の社会や文化が相互関係の中でどういった影響を与えながら変遷してきたかを学ぶ。

2年 国際

Global�Studies:Culture�and�Society�B

多様な文化の中で、特に音楽、演劇、美術、空間造形など、芸術分野の活動がどのような変化を続け、各地の文化と社会にどういった影響を与えてきたかを学ぶ。

Global�Studies:Global�Issues

地球規模問題群(global�issues)について英語で講義・討論を行う。各問題の概要と地球社会の取組について英語文献を読み解き、自らの考えを英語で表現・討論する能力の涵養を目的とする。

英語文学概論A・B英文学史において歴史的に評価の高い重要な作品を概観しつつ、それぞれの作品の時代的背景、作品の表現技法、その背後にある思想、その時代の文化、プロット、作品内部に内在するテーマなどの特徴について考察し、論じる。

3年 デザイン Design�English

クリエイションの意図を第3者に分かりやすく説明することを前提とした表現技法を学習する。デザイナーに求められる能力にコミュニケーション力があり、授業ではグローバルな視野から英語によるプレゼンテーションに取り組む。

2 実践演習の科目と履修者の推移� (単位:単位、人)

区  分平成30年度 令和元年度 令和2年度

単位数 履修者 単位数 履修者 単位数 履修者

全学科目

実践演習

地域連携実践演習/地域連携演習 1 204 1 89 1 43

テーマリサーチプロジェクト/企画立案演習 1 208 1 217 1 101

テーマ実践演習/自主課題演習 1 2 1 8 1 13

合  計 414 314 157※令和2年度前期は感染症対策のため地域連携実習は不開講。

 

SUAC理解・基礎データ集20

1 財務諸表及び予算収支 (1)経常費用と経常収益の推移(平成30~令和2年度損益計算書より)  ・経常費用(26億円)の約6割(16億円)が人件費である。

(単位:百万円)

平成30年度 令和元年度 令和2年度人 件 費 1,634 1,710 1,622教 育 経 費 316 317 359研 究 経 費 109 115 93教 育 研 究 支 援 経 費 243 292 217一 般 管 理 費 291 300 297

合 計 2,593 2,734 2,588

  ・経常収益(27億円)の約6割(15億円)が静岡県からの運営費交付金収益である。(単位:百万円)

平成30年度 令和元年度 令和2年度運 営 費 交 付 金 収 益 1,490 1,526 1,548学 納 金 収 益 855 890 854外 部 資 金 等 収 益 164 191 185資 産 見 返 負 債 戻 入 49 45 33そ の 他 の 収 益 46 49 40

合 計 2,604 2,701 2,660

 (2)当期総利益、利益剰余金の推移(平成30~令和2年度損益計算書、貸借対照表より)  ・�経常収益から経常費用を差し引いたものに積立金取崩収入等を加えた当期総利益は、令和2年度

は88百万円となった。主な要因としては、修学支援新制度の導入に伴う運営費交付金収益の増加、教員人件費の減少及び効率的な業務執行による支出の抑制が挙げられる。

(単位:百万円)

平成30年度 令和元年度 令和2年度当 期 総 利 益 26 46 88

  ・�発生した当期総利益のうち静岡県知事の承認が得られたものは、目的積立金として管理し、今後予想される大規模な施設・設備の修繕や情報関連機器の更新等の財源として活用していく。

(単位:百万円)

平成30年度 令和元年度 令和2年度前中期目標期間繰越積立金 160 43 37目 的 積 立 金 102 111 148当 期 未 処 分 利 益 26 46 88利 益 剰 余 金 合 計 288 200 273

SUAC理解・基礎データ集 21

章 大学運営予算収支9

1 施設概要、蔵書・主な所蔵資料 (令和3年3月31日現在)

場所、床面積 北棟1・2階・西棟2階、2,814㎡

主な施設閲覧コーナー、グループ学習室(1)、貴重書庫、視聴覚コーナー、キャレル(11)、固定書架、電動書架、メディアステーション(PC 30台、プリンター等)、情報検索コーナー(PC 22台、プリンター等)、貸出PC 10台

開館時間 平日 8:45~20:00(試験期間中は8:45~21:00、授業のない期間は9:00~17:00) 土曜日は10:00~16:00

蔵 書 和書 221,106冊(6,643)、洋書 26,903冊(868) ( )はCD,DVDなど視聴覚資料(外数)

雑 誌 和雑誌 1,423種、洋雑誌 244種

その他 髙坂文庫(約4,100冊)、木村文庫(約5,200冊)、和田文庫(約1,200冊)、電子ジャーナル(263種)

2 利用実績区  分 平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度

入 館 者 107,420人 102,656人 88,824人 33,561人貸 出 冊 数 38,099冊 37,417冊 40,388冊 17,732冊館 内 文 献 複 写 12,017枚 10,049枚 9,328枚 5,704枚学生1人当り年間貸出冊数 22冊 21冊 23冊 9冊

相互利用依頼 461件 453件 496件 395件受付 116件 127件 164件 136件

一般開放の実績(登録者数)� (単位:人)

区分 会社員 学 生 公務員 教 員 主 婦 その他 計 入館者数令和2年度 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、学外者の利用を休止。 ― ―令和元年度 167 3 29 18 42 179 438 4,154平成30年度 158 4 33 22 47 191 455 4,620平成29年度 159 6 30 21 47 187 450 4,709

3 利用案内レファレンス 必要な資料の所蔵調査や文献探索等の相談に応じるサービス。

コピーサービス 所蔵資料を教育、研究又は学習のために複写する場合に限り館内のコピー機を利用することが可能。

相互利用サービス探している文献が館内で見つからないときに、他の大学図書館や国立国会図書館から文献の複写依頼、図書の貸借ができる。他大学図書館の訪問利用も可能。 (注)いずれも本学館内において手続きが必要

オンラインデータベース

CiNii(国立情報学研究所が運営する、論文や図書・雑誌などの学術情報を検索できるデータベース・サービス)、Magazine�Plus(雑誌記事索引検索)、雑誌記事索引集成データベース、大宅壮一文庫雑誌記事索引検索Web版、聞蔵Ⅱビジュアル、ヨミダス歴史館、静岡新聞データベースplus日経テレコン、中日新聞・東京新聞記事データベース、ジャパンナレッジLib。

国立国会図書館図書館向けデジタル化資料送信サービス

国立国会図書館がデジタル化した資料のうち、絶版等の理由で入手が困難な資料について、館内で画像の閲覧・複写ができるサービス。

SUAC理解・基礎データ集22

章 図書館・情報センター10

購入希望図書 学習・研究に必要な図書資料で館内に所蔵がなく、館内に配架してほしい図書をリクエストできるサービス。

【充実した図書館教育】 学部1年次必修科目 「学芸の基礎」 において、図書館職員が図書館の活用法やデータベースの利用方法等について講義する「資料探索法」を実施。講義は2コマ(90分×2回)で、図書館の館内ツアー等も行っている。【特色あるコレクション】

髙坂文庫 本学の初代学長に就任予定だった髙坂正堯先生のご遺族から寄贈された本、約4,100冊。先生のご専門である国際政治や外交分野が多い。

木村文庫 初代学長・木村尚三郎先生のご遺族から寄贈された本、約5,100冊。西洋史を中心とした、文化・芸術に関するコレクション。

ラスキン文庫 イギリスの美術批評家・社会思想家であるジョン・ラスキンの全集。

和田文庫浜松市北部の天竜区龍山で、江戸時代に山林業・酒造業・回船問屋を生業としていた和田家が、江戸時代中期から後期にわたり収集した歌書、史書、漢籍、遠州国学関係の古書、千百余冊。

ベートーヴェン・コレクション

ベルリン国立図書館所蔵(旧プロイセン文化財音楽部門)の手書き楽譜資料のマイクロフィッシュ。275点のカラーフィッシュを含む全460フィッシュの資料集成。

【学術リポジトリ】 本学の教育及び学術研究成果を社会に還元するため、本学教職員が作成した学術成果を電子的形態で蓄積、保有し、学内外に無償で発信及び提供している。(国立情報学研究所が運営する「JAIRO�Cloud」に参加している)

4 充実した情報教育環境� (令和3年3月31日現在)

 1年次に情報リテラシーに関する授業を必須科目として行うため、401・402・407の3つの教室が用意されている。利用できるパソコンが下記の台数設置されている。 401(LL)教室  56台(Windows) 402    教室  42台(Windows) 407    教室  66台(Windows)

 また、401教室はLL教室として、パソコンを使って教員と学生が双方向で外国語の授業ができるシステムを導入している。 主な情報系工房には以下の台数のパソコンが設置されている。 グラフィックWS室  40台(Windows) CG工房       14台(Windows)+2台(Mac) マルチメディア室   50台(Mac) OA室        53台(Windows)+2台(Mac) 電子制御機器製作室  20台(Windows) CAMモデル室    10台(Windows) 空間演出実験室     6台(Windows) 平面工房        2台(Mac)

SUAC理解・基礎データ集 23

 空間演出実験室には、A0サイズもカラー印刷できる大型プリンター(プロッタ)�が6台用意されている。 本学の全てのパソコンには、Windows・Macを問わず、Microsoft�Office365�ProPlus、及び、Adobe�Creative�Cloudがインストールされているため、図書館・情報センター内メディアステーションでの論文・課題作成の他、指導教員等の許可を得て情報系工房での作品の制作に取り組むことができる。 グラフィックWS室には3D画像を作成できるソフトが、CG工房には3D画像及びCG画像を作成できるソフトがあり、専攻した学生は指導教員等の許可を得て教室での作品制作ができる。

5 本学での無線LAN(Wi-Fi) 本学の学生・教職員であれば、以下の場所で学内ネットワークによる無線LAN(Wi-Fi)を利用することができる。 図書館・情報センター(1・2階とも) 北棟2階 事務局ラウンジ、学生ラウンジ 北棟3階 学生食堂      301会議室、305会議室 北棟4階 407情報処理演習室東側のラウンジ      443演習室西側のラウンジ      414ラウンジ

 また、以下の教室内で無線LAN(Wi-Fi)を利用できるため、LMS(ラーニング・マネージメント・システム)による授業が可能である。 北棟237小講義室      南棟176大講義室 北棟407情報処理演習室   南棟278大講義室                南棟279中講義室                南棟280中講義室                南棟281中講義室                南棟282中講義室                南棟377中講義室                南棟378中講義室                南棟379中講義室                南棟387中講義室                南棟388中講義室

SUAC理解・基礎データ集24

1 設置目的 文化・芸術研究センターは、「両学部の連携のもと、文化芸術に関する専門的研究成果を学内外に広く発信するとともに、国際社会や地域社会との幅広い交流及び連携を図ること」を目的としている。

2 センター機能 文化・芸術研究センターの機能は、文化・芸術研究センター規則により、以下のように定められている。(1)シンボル機能 両学部連携及び大学理念の象徴、特徴的空間による感性の刺激

(2)研究開発機能 文化芸術に関する根源的研究、新しい文化・芸術活動の展開

(3)情報受発信機能 開かれた大学の理念実現に向けた研究成果・活動内容の情報受発信

(4)交流促進機能 開かれた大学の理念実現に向けた地域・外部機関との交流

3 センター運営 文化・芸術研究センターの運営は、文化・芸術研究センター長のほか、各学部長、各研究科長、事務局長等によって組織された「文化・芸術研究センター運営委員会」が必要な事項を審議し運営を行い、事務を地域連携室が担当している。

4 主な所管施設(1)文化・芸術研究センターホール及び瞑想空間

 授業実施日の9:00~18:00は、基本的に開放し、学生、教職員が自由に使用することが出来る。常設備品として、ピアノが1台設置されているが、これも自由に使用できる。但し、授業や学生イベントを実施する場合は、事前の申請及び地域連携室の許可により占有(無償使用)や時間外(18:00~21:00までの夜間)も利用可能である。また、授業や事務局勤務が無い土日及び祝日等の使用は原則禁止であるが、大学にとって有益な事業については、使用を認める場合もある。(主催者による会場以外の場所への侵入抑止警備、案内係の配置などの確認が出来ない場合は、有益と認めら得ても使用を許可しない場合もある。)※�本施設を使用できるのは、基本的に学生及び教職員、大学であるが、特に認められた場合(教員主催のイベントや学会、自治体主催の事業などのうち、大学が認めた事業)には、学外者の利用も許可している。(主な使用例) ・芸術表現(授業・通年)

SUAC理解・基礎データ集 25

章 文化・芸術研究センター11

 ・オープンキャンパス、碧風祭、卒業制作展、作品展示(授業) ・教員イベント(メディアデザインウィーク等) ・卒業式等の袴展示会(大学・7月、10月頃) ・演劇公演(サークル・不定期) ・作品展示(サークル等)

(2)ギャラリー ※通称「西ギャラリー」 ギャラリーは、「静岡文化芸術大学における教育・研究・学生活動に関連又は寄与する展示及び行事等を行うために使用する」と定められており、使用できるのは、本学教職員、本学学生、総括施設管理者(=事務局長)が必要と認める者のみとしている。一般に開放できる施設には位置付けられていないため、学外者は大学・教員・学生主催の事業や、展示会等の観覧、見学者としてのみ参加可能。展示会等を実施することが多いため、土日及び祝日も時間内(9:00~18:00)であれば、学内者の使用や学外者の入館が可能である。(主な使用例) ・展示プロデュース論(授業) ・オープンキャンパス、碧風祭、卒業制作展、作品展示(授業)、総合演習(授業)  教員イベント(絵本コンクール、写真展等) ・作品展示、SUAC落語等の学生イベント(サークル等)

5 主なセンター事業(1)文化芸術セミナー

 文化・芸術研究センターが企画、運営を行い、一般市民向けの公開イベント、シンポジウム、コンサート等を開催している。

(2)研究活動における地域交流 主にイベント・シンポジウム等開催費を活用し、教員監修による各種イベント、シンポジウム、セミナー等を開催している。

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(3)公開講座・公開工房 高校生、大学生、一般社会人を対象に、それぞれ年2回開催している。

   ■公開講座(令和2年度実績)開催時期 テーマ

前期(全3講座)

Ⅰ)6月開催予定→開催中止   「伝統建築『伝統建築映像』」   講師:田村 勝志 氏(元岩波映像㈱)Ⅱ)6月開催予定→開催中止   「『染色』について」   講師:山口 武志 氏(染色家)Ⅲ)8月開催予定→開催中止   「『漆芸』について」   講師:増村 紀一郎 氏(漆芸家、人間国宝)※上記講座を予定していたが、新型コロナウィルスの影響で開催中止とした。

後期(オンライン)公開講座

(全10動画)

Ⅰ)「手の愉悦~革新する工芸」展を語る 1.展覧会の成り立ち(内容:29分19秒) 2.手にこだわる作家の仕事場(内容:31分12秒) 3.革新する工芸展を作る(内容:32分33秒)Ⅱ)「手の愉悦~革新する工芸」展ギャラリートーク 1.陶芸    山口  剛(内容:33分34秒) 2.染織    稲垣 有里(内容:17分49秒) 3.染織    藤井 尚子(内容:17分58秒) 4.漆芸    小田 伊織(内容:21分21秒) 5.金工    山本 一樹(内容:13分39秒) 6.ジュエリー 海野えり子(内容:23分18秒) 7.ジュエリー 高橋あずさ(内容:21分45秒)

   ■公開工房(令和2年度実績)開催時期 テーマ

夏季/8月(開催中止)

Ⅰ)「銅版画を制作しよう」Ⅱ)「石膏デッサンを描いてみよう」Ⅲ)「テキスタイル 手織りに挑戦!」Ⅳ)「漆の装身具を作ろう」※上記講座を予定していたが、新型コロナウィルスの影響で開催中止とした。

春季/3月(開催中止)

Ⅰ)「銅版画を制作しよう」Ⅱ)「石膏デッサンを描いてみよう」Ⅲ)「テキスタイル 手織りに挑戦!」Ⅳ)「スカーフを染める」※上記講座を予定していたが、新型コロナウィルスの影響で開催中止とした。

(4)特別公開講座「薪能」 学生が中心となって舞台芸術の企画及び運営に携わり、アートマネジメントの実践による優れた芸術運営に携わる人材の育成を目的として「能講座・能公演」を実施し、市民にも開放するなど地域との交流や地域の文化芸術の振興にも寄与している。令和2年度は、新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から「能講座・能公演」の開催は中止としたが、過去に開催した能公演の動画を再編集して公開するなどの活動を行った。

(5)ニュースレター「文化と芸術」 研究成果、出版実績、学会開催等を学外へ情報発信するため、年2回発行している。

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1 センター概要 英語・中国語教育センターは、英語及び中国語教育の充実・強化を図ることを目的として、平成25年4月に設立された。現在、3名の英語特任講師、1名の中国語特任講師が常駐し、実践的な語学力と幅広い文化的知識と教養を身につける支援を行っている。幅広く国際交流を理解する「異文化理解」、授業の復習や日常会話を習得する「学習支援」、そして学外に出て積極的にスキルを磨く「スキル向上」の3点に重点を置きながら事業を展開している。

2 異文化理解(1)インターナショナル・コミュニティ・フォーラム 浜松在住の外国籍の方、外国にルーツをもつ日本人の方を年6回程度招待し、質疑応答やディスカッションを行う。なお年間2回は公開フォーラムとして、学外にも広く公開している。

(2)特別企画 語学に関するワークショップや講演会も随時開催している。

3 学習支援(1)学習カウンセリング 語学の学習法、授業内容に関する質問を随時受付しているほか、留学や語学研修に関する相談を受け付けている。

(2)各種試験対策 TOEIC、HSK(中国語能力試験)等、各種試験対策講座を毎年定期的に開催している。また、TOEFLやIELTSを受検する学生に対して、受検費用の一部を助成している。

(3)英語ランチ、中国語コーナー 学生の自主活動として、特任講師との会話で英語力を向上させる英語ランチ、中国語・中国文化の勉強会である中国語コーナーを開催している。また、常駐している特任講師による外国語の会話や相談は随時可能である。

(4)学習環境整備 自習のため語学に関する辞書、参考書、多読図書等、学生の多様な需要に対応できる環境整備をしている。

4 学外での活躍各種コンテスト指導 外国語のスピーチコンテストに出場する学生に、作文、パフォーマンスの指導を行っている。

SUAC理解・基礎データ集28

章 英語・中国語教育センター12

1 概要 デザイン学部の演習系授業では、工房を教室としている授業が多くある。 また、課題は授業外に教室となっていた工房での制作を要することがあり、学生は所定の方法により利用手続きの上、授業外にも工房を利用できる。

2 利用可能時間 平日9:00~17:50の授業で使用していないとき(一部工房は9:00~21:00) 平日の上記の時間以降及び土日の利用は原則不可

3 利用手続き 実習指導員室に工房使用届を提出し、利用する。

4 学生への指導 工房使用時の安全確保のため、下記工房利用時の服装は、・動きやすく、何かに引っ掛かったり、巻き付いたりしないものであること・作業着の素材は綿を主体とした引火性の弱いものであること・爪は切ってあること、長い髪は後ろで束ねること・滑りにくい靴を着用すること

 であることが指導されている。

金属加工室、金属工房、木材加工室、木彫工房、ガラス工房、構造実験室、陶芸工房、塗装乾燥室、総合組立アトリエ、プラスチック加工室、クレイモデル室

5 コース演習室・デッサン室 コース演習室、デッサン室は上記の限りではなく、利用時間等は下記のとおりとなる。 また、手続きは実習指導員室ではなく教務・学生室にて行う。

平日 9:00~19:00 19:00~21:00 21:00~23:00コース演習室 開放(手続き不要) 使用届を提出デッサン室 開放(手続き不要) 使用届を提出 利用不可

土日祝 7:00~9:00 9:00~19:00コース演習室 使用届を提出デッサン室 利用不可 使用届を提出

※デッサン室は土曜日のみ利用可(日祝利用不可)

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章 工房・施設13

6 各工房について1F

撮影スタジオ 制作物やポートレート等を撮影する空間演出実験室 光環境・色彩環境等の実験やシミュレーションを行う金属加工室 金属加工機械の実習をし、金属素材を用いて作品を制作する

総合組立アトリエ 各工房で作成した部品を持ち寄り、作品の組立、グループで大きな作品を制作する

塗装乾燥室 各材料加工室やモデル室で作成した作品を塗装・乾燥させ、表面処理を実習する

構造実験室 モデルや小構築物を用いて構造的シミュレーションを行う実験室

DFラボ 3Dプリンターやレーザー加工機、カッティングプロッターを用いて、制作を行う

自由創造工房 学生や市民が自身のアイデアを生かし、自分の手で自由に制作を行うクレイモデル室 本格的なクレイモデル、例えば乗用車の実物大モデルを制作する

ドライモデル室 簡易なものから本格的なものまで、(製品)デザインモックアップの制作をする

プラスティック加工室 プラスティック加工の実習をし、プラスティックを用いた作品を制作するCAMモデル室 三次元CADを利用したコンピュータ制御による立体モデルを制作する木材加工室 木材加工の実習をし、木材素材を用いてモデル・作品を制作する金属工房 鍛金と鋳造の設備があり、金属の性質を生かした作品を制作する

2F立体工房 粘土・石膏による塑像の作成や、鋳造作品の原型・鋳型を作成する平面工房 平面作品や紙立体等の制作を行うガラス工房 ガラスを素材として作品を制作する木彫工房 木を素材として作品を制作する、漆作品を制作するテキスタイル工房 織物を演習し、作品を制作するUDラボ 実生活に近い環境で疑似体験ツールを使った検証を行いUDの検討をする人体機能実験室 人体機能の計測や筋肉の動きを計測し、人の動きを知るための実験室

3F生物機能実験室 生物の機能や動きを計測し、モデルを組み立てて検証する実験室電子制御機器製作室 様々な電子回路や制御機器の設計および制作を行う陶芸工房 陶芸作品を制作する染色工房 染色の実習や作品制作を行う製図室 製図版を用いて、製図作業を行うOA室 3Dモデリング、ポートフォリオ制作、写真編集等を行う(WindowsOS)

4F

マルチメディア室 CG映像・ビデオ映像・写真・音声データを用いたプレゼンテーションビデオの編集制作を行う(MacOS)

5FCG工房 CGに関する演習を行い、制作作業を行う(WindowsOS)PC台数少GWS室 CGに関する演習を行い、制作作業を行う(WindowsOS)PC台数多

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1 大学の設立の契機 平成2年に浜松市へ文科系大学を誘致する動きが起こり、平成3年4月に静岡県立大学短期大学部に「将来構想検討作業部会」が設置され、四年制大学への移行を検討すべきとの結論が出された。この動きとほぼ同時期に浜松市及び浜松商工会議所は、学生の人口流出状況から、四年制大学の設置に積極的であり、静岡県立大学短期大学部の四年制化を積極的に後押ししていくことになった。 平成4年4月に静岡県立短期大学部の入学式において、斉藤滋与史知事は、校舎が老朽していることに対し、「高等教育機関として相応しくないので検討すべき」と発言し、翌年2月に同短期大学部の四年制化を記者会見で公式に発言した。これにより、新大学設立の動きが加速していくこととなった。 平成5年8月に石川嘉延知事が就任した。当初は、有名私立大学を静岡県内に誘致する可能性を模索していたが、これまでの経緯から浜松市に四年制大学を設置することを了承した。 また、公設民営の私立大学形式は、短期大学部教員、高校教員、西部地域の住民からも反対の声が大きく、国公立志向の強い当該地域における私立大学需要への疑問や学費が高くなることへの懸念があった。

2 新大学の設立に向けて 平成6年4月に県大学室がそれまでの議論を踏まえて「新大学整備構想」を作成し、これが教育方針の土台となった。学長予定者には、髙坂正堯京都大学教授を迎えることとし、平成6年8月に「新大学基本構想検討委員会」を設置し、「感性を磨き、新世紀を創造する開かれた大学」の基本構想を基に開学日、場所等を決定、県議会において公表した。

3 設立における基本構想 髙坂先生は、「知性と感性の有機的な関係を作り上げたい」、「浜松を文化的な町にする、個性を持った町にする、それが我々の使命でもある」と述べ、浜松地域における大学の意義を強調した。また、教育方針として「見る、表現する、感動を与える」能力を育てることとし、哲学と歴史を大事にすることにより、表現力を育て、知性と感性のバランスのとれた人間をつくることが挙げられた。その後、髙坂先生は急逝されその遺志は木村尚三郎先生に引き継がれた。

4 大学用地 当時、多くの大学が郊外に移転する傾向にある中、新大学は浜松市の中心部に設置するという方針をとった。 面積が十分ではなかったが、若者による街の賑わいの創出や都市イメージを高めることを目的とした。これは、大学を活用して中心市街地の活性化を図りたい浜松市側の意向と地域住民と連携したいという大学側の意向とが一致したものであった。

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章 大学の成り立ち14

5 建築の特徴 本学の建物のデザインは指名設計競技によって、株式会社坂倉建築研究所(東京都港区)の提案に決定された。 「技術と芸術の結合」「二十一世紀を担う新しい大学」という基本的なコンセプトを基に以下の特色が挙げられた。  ・「二十一世紀の新しい大学像」の創出  ・「創造の丘」「思索の木陰」「研鑽の塔」がつくる景観シンボルの現出  ・「開く空間」と「学習・研究のための守られた空間」の共存  ・「ゆらぎの理論」・「共通感覚論」に触発された建築空間デザイン  ・緑と共生する大学 また、静岡県が平成11年から政策的にユニバーサルデザイン理念を採用することになったことから、本学の建築はユニバーサルデザインを踏まえて設計・施工されたと謳うことになった。 このほか、①市民に開かれた大学として門をなくし数多くの場所から出入りができること、②廊下に壁がない構造、分かりやすいサイン表示の実施、③環境や景観への配慮としての人工地盤による屋上緑化、雨水再利用、太陽光発電の実施、④機能別に教室等を配置して学部・学科の垣根を取り外した構造などが挙げられる。

SUAC理解・基礎データ集32