tebis cad/cam v3.5 r7 新機能マニュアル...(c:¥program files¥tebis_ag¥tebis v3.5...
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Tebis CAD/CAM V3.5 R7新機能マニュアル
丸紅情報システムズ株式会社
製造ソリューション事業本部 計測製造ソリューション技術部
技術三課
2014年 7月
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Tebis V3.5 R5 Update Manual
【CAD Base新機能】
File / New、Open、Close、Close all、Save、Save as、Save all
ファイル管理機能が拡張されました。
ファイルを閉じる際にデータの編集を適用して上書き保存するか、適用しない
かを選択できるようになりました。
New
一次データ領域へ新たに CADファイルを作成します。
複数作成した場合には、“untitled1.cad”・“untitled2.cad”・“untitled3.cad”・・・と連番で作成
されます。
New :新規に CADファイルを作成
Open :既存の CADファイルを開く
Close :現在参照している CADファイルを閉じる
Close all :全ての CADファイルを閉じる
Save :現在参照している CADファイルを上書き保存
Save as :現在参照している CADファイルを別名保存
Save all :全ての CADファイルを上書き保存
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Tebis V3.5 R6 Update Manual
Close/Close all
CADファイルを閉じます。
Save 機能で保存をしていない場合は以下のウィンドウが表示され、“保存”/“保存しない”を
指定することが可能です。
“Close all”で複数の CADファイルを閉じる場合は、各 CADファイル単位に以下のウィンドウ
が表示されます。
Save/Save as/Save all
CADファイルを保存します。
既存 CADファイルの場合は上書き保存します。
また、新規に作成した一時データ領域上の CAD ファイルの場合と別名保存の場合は、以下のウ
ィンドウより保存先を指定の上保存します。
Save :保存する
Discard :保存しない
Cancel :Close/Close allをキャンセル
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Tebis V3.5 R5 Update Manual
! Tebisを強制終了した場合は、次回 Tebis起動時に以下のウィンドウが表示され強制終了直前の
状態に戻すことが可能です。
! 一次データ領域は、Tebisインストールフォルダ(C:¥Program files¥Tebis_AG¥Tebis V3.5 R7)
内の cnfフォルダにある Tebis.txtファイルをユーザー環境ファイル格納フォルダ
(C:¥Program files¥Tebis_AG¥Tebis V3.5 R7¥default)へコピーの上、
以下のように指定可能です。
一次データ領域のフルパスを指定
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Tebis V3.5 R6 Update Manual
データ管理の変更内容を下図のようにまとめます。
ファイルは作業中、テンポラリー上に常にバックアップされます。
“SAVE”により、作業途中をオリジナルの CADデータへ保存ができます。
終了後、作業の保存または破棄を選択します。破棄の場合、テンポラリー上の作業データはゴミ
箱へ移動します。
異常終了後の再立上げ時には、直前の状態をバックアップして立ち上げるか否かを選択します。
異常終了後
再立上げ
オリジナルデータ
例:
C:¥tebis_work¥abc.cad
テンポラリーファイル
例:
C:¥tebis_work¥temp¥abc#1234_5678#.cad
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Tebis V3.5 R5 Update Manual
Window
マルチウインドウにより、ファイルをまたがってライブラリをコピーすること
ができます。
File - New/Openコマンドにて複数の CADファイルをオープンした場合、Windowメニューよ
り作業対象の CADファイルを切り替えることが可能です。
また、“Copy”&“Insert”により各 CADファイル間で各種要素(CADモデル・ライブラリ要素)
をコピーすることが可能です。
① コピー元の CADファイルにて
右クリック -“Copy”を実行します。
② コピー元の CADファイルにて
コピーする要素を選択します。
③ コピー先の CADファイルにて
右クリック -“Insert”を実行します。
④ コピー先の CADファイルにて
指定要素がコピーされます。
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Tebis V3.5 R6 Update Manual
【CAM Base 新機能】
NCBASE / BLANK
BLANKコマンドの“Part envelope”、“Profile curve”、“Casting stock”パタ
ーンが機能拡張しました。
・素材の伸縮単位を定義し、ドラッグハンドルにて簡単に伸縮可能
・各座標軸方向に対しての伸縮リセットおよび再計算が可能
・各座標軸方向に対して中心配置、加工形状からのオフセット値指定、座標値指定が可能
・必要な情報は全て表示され、素材値の計算は不必要
例えば、Xマイナス / Y マイナス側の素材側面を基準として、座標値入力、オフセット値入力に
て簡単に素材作成が可能
Length
Length X :X長さ
Length Y :Y長さ
Length Z :Z長さ
Orientation
Coord X- / Y- / Z- :素材の X- / Y- / Z-側を固定
右側で座標値を表示
Coord X+ / Y+ / Z+ :素材の X+ / Y+ / Z+側を固定
右側で座標値を表示
Center X / Y / Z :加工形状の中心にストックを
対称的に配置
Offset X- / Y- / Z- :素材の X- / Y- / Z-側を固定
右側でオフセットを表示
Offset X+ / Y+ / Z+ :素材の X+ / Y+ / Z+側を固定
右側でオフセットを表示
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Tebis V3.5 R5 Update Manual
NCBASE / NCJOB
JOB Managerの Execute機能において、全ての CAMモジュールのNCJobを
バックグラウンドで計算できるよう拡張されました。NC 計算をバックグラウ
ンドで演算させて、別の作業をフォアグラウンドで行うことが可能です。
バックグラウンド計算:プルダウンメニューより、“Execute in the offscreen”
バックグラウンド計算プロセスの進捗状況:JOB MANAGERの“open progress bar for offscreen
calculation”
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Tebis V3.5 R6 Update Manual
バックグラウンド計算中に行える作業一覧
CAD要素のインポート・エクスポート
CAD要素の構築
ストラクチャーツリーの構築
フィーチャーの割り当て
ライブラリー編集
NC Output 機能において、干渉の未チェックや限定されたチェック時に、NC
出力を制限することが可能となりました。
! 制限の設定は Tebisインストールフォルダ(C:¥Program files¥Tebis_AG¥Tebis V3.5 R7)
内の cnfフォルダにある“Permission.txt”ファイルをユーザー環境ファイル格納フォルダ
(C:¥Program files¥Tebis_AG¥Tebis V3.5 R7¥default)へコピーの上、以下のように指定
可能です。
! バックグランド計算中は、その CADファイルを閉じないでください。
! バックグランド計算中の JOBは、編集操作が出来ません。
! 保有ライセンス分、バックグラウンド計算かけると JOB MANAGERが操作出来ません。
! 本機能は独立ライセンス形態となっており、最大 3ライセンス付随することが出来ます。
PUTNC_TOOLCHECK :ホルダ干渉チェック
0 :ホルダ干渉チェックの実行に関わらず、常にNC出力 (?/!//√)
1 :ホルダ干渉チェック実行済みの場合に NC出力 (!//√)
2 :一部のホルダ干渉チェックが OKの場合にのみNC出力 (/√)
3 :全てのホルダ干渉チェックが OKの場合にのみNC出力 (√)
PUTNC_MACHCHECK :マシンシミュレーションチェック
0 :マシンシミュレーションチェックの実行に関わらず、常に NC出力 (?/!//√)
1 :マシンシミュレーションチェック実行済みの場合にNC出力 (!//√)
2 :一部のマシンシミュレーションチェックが OKの場合にのみNC出力 (/√)
3 :全てのマシンシミュレーションチェックが OKの場合にのみNC出力 (√)
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Tebis V3.5 R5 Update Manual
NCBASE / TSIMU
ツールパス計算後(TSIMU含む)に構成点の表示機能が追加されました。
ツールパス計算後(TSIMU 含む)に干渉チェック精度を指定できる”ANALYSIS”
タブが追加されました。
ツールパス構成点の表示機能
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Tebis V3.5 R6 Update Manual
干渉チェックの精度指定
Check tolerance 干渉チェック精度
Finished part 最終形状とのチェック
(Machining)
APPLY 実行
! Check toleranceの最小値は chord error値の 1.5倍です。
それより小さな値を入力した場合、システムは自動的に chord error値の 1.5倍に修正します。
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Tebis V3.5 R5 Update Manual
【3+2-Axis Milling新機能】
NC3AX / 各加工コマンド / STRATEGY
3to5 axis機能に“Max.slope”パラメータが追加されました。
ツールの傾斜角度を指定角度値に抑えます。
NC3AX / MSURF、RSURF、RCORN、RCURV、RFILL
ツールパス構成点配列機能が拡張されました。
この機能拡張により Tebisはより高品質なツールパスを出力できます。
! 最適な加工結果のためには、加工機とコントローラーの設定も確認し、
適した設定に調整してください
! “Slope ang. Min.”と“Max. slope”パラメータを同数値にすることで、加工面に対して指定
傾斜角度値を保った傾斜パスが作成出来ます。
※ 3to5 axis機能を使用するには専用の POSTが必要になります。
ご使用の際は弊社担当までご相談ください。
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Tebis V3.5 R6 Update Manual
Standard
ツールパス構成点は計算精度(chord error)によって決定されます。
① 加工面
② 計算精度
③ 構成点
Standard
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Tebis V3.5 R5 Update Manual
Synchronized
ツールパスの構成点は“Max. dist.”の値にて均等に配置されます。さらに計算精度(chord error)
によって構成点は追加されます。
隣り合う構成点はそろいます。
大きな曲率変化のない曲面で構成されるモデルに適しています。
Synchronized Standard
① Max. dist.値にて配置された構成点
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Tebis V3.5 R6 Update Manual
Asynchronous
ツールパスの構成点は“Max. dist.”の値にて均等に配置されます。さらに計算精度(chord error)
によって構成点は追加されます。
隣り合う構成点は互い違いになります。
球体またはすり鉢形状のような数学的な形状の場合に構成点が揃うことで発生しうるミラーボー
ル現象を回避するのに適しています。
Asynchronous Standard
① Max. dist.値にて配置された構成点
② Point shift値にて配置された構成点
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Tebis V3.5 R5 Update Manual
Optimized standard
ツールパスの構成点は加工面の構成によって配置されます。さらに計算精度(chord error)によ
って追加されます。
平面と大きな曲率が変化する面で構成されるモデルに適しています。
Optimized synchronized
ツールパスの構成点は加工面の構成によって配置され、“Max. dist.”の値にて均等に配置されま
す。さらに計算精度(chord error)によって追加されます。
隣り合う構成点はそろいます。
大きな曲率変化部を含めたわずかな曲面で構成されるモデルに適しています。
Optimized synchronized Synchronized
Optimized standard Standard
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Tebis V3.5 R6 Update Manual
Optimized asynchronous
ツールパスの構成点は加工面の構成によって配置され、“Max. dist.”の値にて均等に配置されま
す。さらに計算精度(chord error)によって追加されます。
隣り合う構成点は互い違いになります。
構成点の配列の違いによる加工結果の比較例
Optimized asynchronous Asynchronous
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Tebis V3.5 R5 Update Manual
NC3AX / MSURF、RSURF
NC3AXモジュールのMSURFおよび RSURFにて、ツールパスの曲線の忠実
性を変更する“Optimization”パラメータが追加されました。
通常、CAD面の品質が高く加工面の品質も高く求められる場合のみ、“Medium”
または“Exact”が適しています。
CAD面の品質が低い場合、“Medium”または“Exact”を選択することで加工
エリアを正確に計算できず、不十分な結果に結びつく場合があります。
※計算時間は“Standard”→“Medium”→“Exact”につれて増加します。
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Tebis V3.5 R6 Update Manual
Standard:
V3.5R6までの設定に相当します。
ツールパスと輪郭の間に微小な偏差を持ちえます。
このセッティングは CAD 面の品質が高くない場合、具体的には加工面と干渉面が正確にトリム
されていない場合に適しています(干渉面の偏差= 0.01mm)。
Midium:
ツールパスは高い曲線の忠実性があります。
高い設計品質の場合に適しています(干渉面の偏差= 0.003mm)。
Exact:
ツールパスはとても高い曲線の忠実性があり、加工面の輪郭に正確に進みます。
それに応じて、とても高い設計品質の場合に適しています(干渉面の偏差= 0.001mm)。
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Tebis V3.5 R5 Update Manual
【リブ加工専用機能】
SURFEXT / SLOT
リブ加工準備の新しい機能である SLOTコマンドが追加されました。
モデルを解析してリブ形状の各構成要素を抽出し、リブ加工に使用する中心カ
ーブを作成することが可能です。
Elements : モデルを選択
Axis : 各構成要素抽出の基準座標系を選択
専用フォームでは、リブ形状の各構成要素設定とリブ加工の軌跡設定&中心カーブ作成の
大きく 2種類の操作を行います。
リブ形状の各構成要素設定 リブ加工の軌跡設定&中心カーブ作成
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Tebis V3.5 R6 Update Manual
リブ形状の各構設定成要素設定
Analyze component
:AUTOモード
Automatically assign component surfaces
Min. flank angle :リブ内壁の最小角度
Max. flank angle :リブ内壁の最大角度
Max. slot width :最大リブ幅
Execute calculation :計算実行
Display
Component :各構成要素の表示 ON/OFF
Slot tracks :リブ加工軌跡の表示 ON/OFF
:全て ON/全て OFF
:リブ内壁
:リブ底
:リブ凹フィレット
:リブ凸フィレット
:リブ上面
:未抽出の面
Colors :各構成要素色
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Tebis V3.5 R5 Update Manual
Analyze component
:MANUモード
Manually adapt component surfaces
Tangent :接連続面の一括選択
Flanks :リブ内壁
Bottom :リブ底
Bottom fillet :リブ凹フィレット
Top fillet :リブ凸フィレット
Top :リブ上面
Not assignd :未抽出の面
Apply selection :選択を確定
Display
Component :各構成要素の表示 ON/OFF
Slot tracks :リブ加工軌跡の表示 ON/OFF
:全て ON/全て OFF
:リブ内壁
:リブ底
:リブ凹フィレット
:リブ凸フィレット
:リブ上面
:未抽出の面
Colors :各構成要素色
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Tebis V3.5 R6 Update Manual
① AUTOモードで計算を実行します。
② 抽出された構成要素が各 Component
に割り当てられます。
③ MANUモードに切り替えます。
④ 自動割り当てのできなかった上面の一
部を手動でTop Componentに割り当て
ます。
⑤ 選択を確定します。
! AUTOモードでうまく自動抽出ができなかった ComponentをMANUモードで修正します。
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Tebis V3.5 R5 Update Manual
リブ加工の軌跡設定&中心カーブ作成
Create slot tracks
:軌跡作成
:軌跡削除
:中心カーブ作成
:AUTOモード
Automated selection
Elements :Componet選択
Deselect :選択解除
Max. slot width :最大リブ幅
Max. flank gap :隣接リブ内壁の
最大離れ距離
Display
Component :各構成要素の表示 ON/OFF
Slot tracks :リブ加工軌跡の表示 ON/OFF
:全て ON/全て OFF
:リブ内壁
:リブ底
:リブ凹フィレット
:リブ凸フィレット
:リブ上面
:未抽出の面
Colors :各構成要素色
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Tebis V3.5 R6 Update Manual
Create slot tracks
:軌跡作成
:軌跡削除
:中心カーブ作成
:AUTOモード
Manual selection
Tangent :接連続面の一括選択
Flanks :リブ内壁
Bottom :リブ底
Bottom fillet :リブ凹フィレット
Top fillet :リブ凸フィレット
Deselect :選択解除
Display
Component :各構成要素の表示 ON/OFF
Slot tracks :リブ加工軌跡の表示 ON/OFF
:全て ON/全て OFF
:リブ内壁
:リブ底
:リブ凹フィレット
:リブ凸フィレット
:リブ上面
:未抽出の面
Colors :各構成要素色
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Tebis V3.5 R5 Update Manual
① “Slot 1”のリブ加工面を選択します。
AUTO/MANUモード切替や各種パラ
メータ値の調節により、モデルに応じ
た指定を行います。
② 新たに軌跡(Slot)を追加します。
③ “Slot 2”のリブ加工面を選択します。
AUTO/MANUモード切替や各種パラ
メータ値の調節により、モデルに応じ
た指定を行います。
④ 同様の手順を繰り返し全てのリブ加工
軌跡を設定します。
⑤ 設定したリブ加工軌跡に対して中心カ
ーブを作成します。
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Tebis V3.5 R6 Update Manual
⑥ 作成位置と要素を選択し実行します。
To cover surface :カバー面上
To plane :XY平面上
⑦ 同様の手順で全てのリブ加工軌跡の中
心カーブを作成します。
⑧ 最後に保存要素のチェックを指定して
終了します。
⑨ アクティブレイヤへリブ加工用の中心
カーブが作成されます。
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Tebis V3.5 R5 Update Manual
NC3AX / MSLOT
リブ加工データを作成するMSLOTコマンドを使用することが出来ます。
以下のパラメータ設定(TOOL SELECTION / MACRO / PARAMETERS)は他の NC3AXコマ
ンドと共通です。
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Tebis V3.5 R6 Update Manual
加工対称面、干渉面を選択します。
Bottom surfaces
Elements :リブ底面(複数選択可)
Area :XY方向の範囲指定
Wall thick. :板厚
Stock allow. :残し代
Flank surfaces
Elements :リブ内壁面(複数選択可)
Wall thick. :板厚
Stock allow. :残し代
Protected surfaces
Elements :干渉面(複数選択可)
Wall thick. :板厚
Stock allow. :残し代
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Tebis V3.5 R5 Update Manual
加工パラメータを設定します。
・“Guide curve top”パターン
指定した上ガイドカーブとリブ底面に投影されたガイドカーブを使用し徐変ツールパスを作成す
るパターンです。
・“Guide curve and depth”パターン
指定した上ガイドカーブとリブ深さ分オフセットしたガイドカーブを使用し徐変ツールパスを作
成するパターンです。
リブ深さ分オフセットしたガイドカーブがリブ底面に達していればリブ底面の形も考慮されたツ
ールパスとなります。
・“Guide curve top/bottom”パターン
指定した上下 2本のガイドカーブを使用し徐変ツールパスを作成するパターンです。
投影方向
投影ガイドカーブ
リブ底
上ガイドカーブ
リブ底
オフセットガイドカーブ
リブ深さ
上ガイドカーブ
上ガイドカーブ
下ガイドカーブ
リブ底
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Tebis V3.5 R6 Update Manual
Slot geometry(リブ形状)
Designed :完全なリブ形状を使用
Theoretical :不完全なリブ形状を使用
Guide curves above(上ガイドカーブ)
Guide curves above:上ガイドカーブ選択
Path layout :パス作成方法 ※図 1参照
Standard :上下ガイドカーブ間を徐変
Ground :下ガイドカーブをオフセット
Stepover :ピッチ
Stepover adjustment(ピッチ制御)※図 2参照
Off :可変(減少)ピッチを使用しない
On :可変(減少)ピッチを使用
Overlap :接方向延長量
Clearance cut(トロコイドパターン)※図 3参照
Off :使用しない
Standard :使用
Smoothing path:finish cutと併用
Diameter :径
Stepover :ピッチ
Path allowance:finish cutの残し代
Chord error :計算トレランス
Cycle(加工サイクル)
Any :往復加工
Rapid reverse:1方向加工
Ramp/spiral :スパイラル加工
Sorting
Package :領域優先
Plane :高さ優先
Path rounding(コーナー部丸め)
Radius :コーナー部の R値
Tilt dir.(加工軸)
Fix :3軸
3to5-axis :干渉部を同時 5軸変換
Slope limit :指定角度以下の角度領域を 3 軸で
加工
Slope factor :傾斜角度係数を指定
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Tebis V3.5 R5 Update Manual
Slot geometry(リブ形状)
Designed :完全なリブ形状を使用
Theoretical :不完全なリブ形状を使用
Guide curves above(上ガイドカーブ)
Guide curves above:上ガイドカーブ選択
Path layout :パス作成方法 ※図 1参照
Standard :上下ガイドカーブ間を徐変
Ground :下ガイドカーブをオフセット
Stepover :ピッチ
Stepover adjustment(ピッチ制御)※図 2参照
Off :可変(減少)ピッチを使用しない
On :可変(減少)ピッチを使用
Slot depth :リブ深さ
Overlap :接方向延長量
Clearance cut(トロコイドパターン)※図 3参照
Off :使用しない
Standard :使用
Smoothing path:finish cutと併用
Diameter :径
Stepover :ピッチ
Path allowance:finish cutの残し代
Double path
Off :ダブルパスを作成しない
On :ダブルパスを作成
Chord error :計算トレランス
Cycle(加工サイクル)
Any :往復加工
Rapid reverse:1方向加工
Ramp/spiral :スパイラル加工
Sorting
Package :領域優先
Plane :高さ優先
Path rounding(コーナー部丸め)
Radius :コーナー部の R値
Tilt dir.(加工軸)
Fix :3軸
3to5-axis :干渉部を同時 5軸変換
Slope limit :指定角度以下の角度領域を 3 軸で
加工
Slope factor :傾斜角度係数を指定
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Tebis V3.5 R6 Update Manual
Slot geometry(リブ形状)
Designed :完全なリブ形状を使用
Theoretical :不完全なリブ形状を使用
Guide curves above(上ガイドカーブ)
Guide curves above:上ガイドカーブ選択
Guide curves below:下ガイドカーブ選択
Path layout :パス作成方法 ※図 1参照
Standard :上下ガイドカーブ間を徐変
Ground :下ガイドカーブをオフセット
Stepover :ピッチ
Stepover adjustment(ピッチ制御)※図 2参照
Off :可変(減少)ピッチを使用しない
On :可変(減少)ピッチを使用
Overlap :接方向延長量
Clearance cut(トロコイドパターン)※図 3参照
Off :使用しない
Standard :使用
Smoothing path:finish cutと併用
Diameter :径
Stepover :ピッチ
Path allowance:finish cutの残し代
Double path
Off :ダブルパスを作成しない
On :ダブルパスを作成
Chord error :計算トレランス
Cycle(加工サイクル)
Any :往復加工
Rapid reverse:1方向加工
Ramp/spiral :スパイラル加工
Sorting
Package :領域優先
Plane :高さ優先
Path rounding(コーナー部丸め)
Radius :コーナー部の R値
Tilt dir.(加工軸)
Fix :3軸
3to5-axis :干渉部を同時 5軸変換
Slope limit :指定角度以下の角度領域を 3 軸で
加工
Slope factor :傾斜角度係数を指定
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Tebis V3.5 R5 Update Manual
(図 1)Path layoutについて
指定した上下ガイドカーブまたは上ガイドカーブと投影された下ガイドカーブを用いた、
ツールパス作成パターン(Standard:徐変 Ground:オフセット)を指定します。
(図 2)Stepover adjustmentについて
工具負荷を抑える為のリブ深さに応じた減少ピッチを指定します。
減少条件は CNFにて設定可能です。
Path layout:Standard Path layout:Ground
Stepover slot milling
Reduction factor [%] :ピッチの減少量
Reduction start [%] :開始位置(カッター径の%)
Minimum stepover [%] :最小ピッチ
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Tebis V3.5 R6 Update Manual
(図 3)Clearance cutについて
トロコイドパターンにより加工負荷を抑えたツールパスを作成します。
通常パターンと Finish cutを併用したパターンを指定することが可能です。
Clearance cut:Standard Clearance cut:Smoothing path
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Tebis V3.5 R5 Update Manual
【5-Axis Milling新機能】
MCURV、MSURF
5 軸加工でのシャンクやホルダ干渉箇所に対して、干渉の無いように自動で工
具軸を変更する“Collision avoidance”機能が追加されました。これにより、
首下長の短い工具での加工領域が増え、好条件での加工が実現出来るようにな
ります。
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Tebis V3.5 R6 Update Manual
Collision avoidance 干渉回避機能
◆No check:干渉の有無に関わらず指定通りの 5軸加工パスを作成
◆Avoiding:自動干渉回避のパスを作成
Avoidance axis 優先徐変軸
◆standard :両軸使用
◆first A :A、もしくは B軸優先
◆first C :C軸優先
! Collision avoidanceで適用されるオフセット値は CNFから設定可能です。
Shank offset : シャンクオフセット値
Holder offset : ホルダーオフセット値