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TECHS-BK Ver.2、3シリーズ

2019年10月1日～消費税改正対応のご案内（製品標準機能使用）

TECHS-BK Ver.2.X、Ver.3.X

1.消費税率改正のポイント P. 32.TECHS-BK 税率改正対応状況 P. 43.消費税に関わるマスタ P. 54.発注・仕入業務 P. 75.売上業務 P. 96.見積業務（見積OP） P. 117.経過措置への対応方法 P. 128.軽減税率への対応方法 P. 13

※ユーザー専用ページのご利用には、サポート保守のご契約が必要となります。　　ログインID、パスワードがご不明な場合は、サポートセンターまでご連絡下さい。

目次 P.2


1.消費税率改正のポイント

(1)消費税率の引き上げ2019年10月1日より、消費税率が10％に引き上げられます。

(2)経過措置一定の条件を満たした場合、2019年10月1日以降の引渡に対しても、旧税率（8％）が適用されます。

(3)軽減税率制度の実施対象品目については、2019年10月1日以降の取引に軽減税率（8％）が適用されます。

(4)区分記載請求書等保存方式現行の請求書等保存方式に、次の記載事項を追加することが仕入税額控除の要件となります。（区分記載請求書等保存方式）

①区分記載請求書等の記載事項（受領者の追記も可）・軽減税率対象品目である旨・税率ごとに合計した対価の額(税込）

②帳簿への記載事項・軽減税率対象資産の譲渡等に関わるものである旨

◆掲載している情報は、現在公布されている法令に基づくものです。詳しくは、国税庁サイトなどをご参照下さい。(参考情報）消費税率等の引上げについて（令和元年(2019年）10月1日～）

https://www.nta.go.jp/publication/pamph/01.htm#a-06

1997/4/1～ 2014/4/1～ 2019/10/1～

10%8%

5%

2023年10月～適格請求書等保存方式（インボイス制度）が導入されます。

区分記載請求書等保存方式の要件に加え、以下の記載事項が必要となります。

・適格請求書発行事業者の名称及び登録番号

・税率ごとの消費税額

※適格請求書等保存方式への対応方法は、本資料の対象外となります。

TECHSシリーズの、適格請求書等保存方式への対応方法については、

改めてご案内いたします。

補足

1.消費税率改正のポイント P.3

https://www.nta.go.jp/publication/pamph/01.htm?&_ga=2.92755230.265888561.1563792163-1274148053.1550737290#s-link3

https://www.nta.go.jp/publication/pamph/01.htm#a-06


2.TECHS-BK 税率改正対応状況TECHS-BKでは、得意先／仕入先マスタごとに税率を設定します。マスタ登録や各画面での入力・確認方法について、当手順書にて説明いたします。

(1)対象製品当手順書では、以下の①②いずれかに該当するTECHS-BK製品についての手順をご案内いたします。

①TECHS-BK Ver3.0.03～3.2.04[ヘルプ]-[バージョン情報]より、製品バージョンを確認できます。

製品バージョンの確認は方法は特設ページ資料もご参照下さい。

https://www.techs-s.com/pdf/file/製品バージョン確認方法.pdf

②TECHS-BK Ver2.0～3.0.02で、[税率改正対応プログラム]を適用した環境2014年の税率改正時に、税率改正対応プログラムをお配りしています。インストール済の場合は、請求書印刷画面に　★税率改正対応版★　の表示があります。

前回（2014年）の税率改正対応プログラムを未適用の場合は、弊社担当までご相談下さい。

(2)消費税率一括変更ツール設定した検索条件を元に、仕入先マスタ、得意先マスタの消費税率と、未仕入の発注税率をまとめて変更するツールをご用意しています。ツールの使用方法は、[TECHS-BK 消費税率変更ツール説明書]をご参照ください。

ツールは、下記いずれかの方法にて入手できます。インストールは不要です。ファイルをコピーしてご利用下さい。

①製品CDからコピー（※TECHS-BK Ver3.1.00以降のバージョン）TECHS-BK製品のCD-ROMにツールが含まれています。[Tools]-[消費税率変更ツール]より、ツール及び説明書をご確認下さい。

②ユーザー専用ページから、最新版をダウンロード税率の抽出条件を空白にしたツール及び説明書をダウンロードいただけます。

ユーザー専用ページ

【TECHS-BK 消費税率変更ツール】

https://www.techs-s.com/tokusetsu/list/5

2.TECHS-BK 税率改正対応状況 P.4

https://www.techs-s.com/pdf/file/製品バージョン確認方法.pdf



3.消費税に関わるマスタ取引先ごとに消費税の設定を登録します。

(1)仕入先マスタ消費税種　消費税処理　消費税率　消費税計算　の設定により、消費税計算方法が変わります。

(2)得意先マスタ消費税種　消費税処理　消費税率　消費税計算　の設定により、消費税計算方法が変わります。

ユーザー専用ページでも資料公開しています。ご参照下さい。

https://www.techs-s.com/faq/detail/91/6

※消費税種消費税処理消費税計算の変更について

既存仕入先（得意先）の区分を、月次サイトや請求サイトの途中で変更した場合、

元帳や請求書の出力が出来ません。変更するタイミングにご注意下さい。

補足

3.消費税に関わるマスタ P.5


(3)税率を変更するタイミングについて税率は、各取引先ごとに登録します。売上、発注の税率は、それぞれ登録時の得意先／仕入先マスタを元に計算されます。

◇マスタ変更の流れ①～2019/09/30（旧税率8％）の仕入／売上を登録完了します。②仕入先マスタ／得意先マスタ　の税率を新税率（10％）に変更します。③2019/10/01～（新税率10％）の仕入／売上入力を開始します。



マスタの税率変更（②）について、[消費税率変更ツール]を利用し、複数取引先の税率を一括更新することも可能です。ツールについては、[2.TECHS-BK 税率改正対応状況]をご確認下さい。

3.消費税に関わるマスタ P.6



4.発注・仕入業務(1)発注書への消費税反映

登録時点の仕入先マスタの税率が採用されます。消費税処理が請求単位の仕入先については、発注書に消費税額は出力しません。

登録済の発注情報に対して税率を変更したい場合、[消費税率変更ツール]をご使用下さい。

(2)発注書への税率関連コメント発注書に出力する支払条件の固定文言は、システム管理マスタ登録で変更できます。伝票設計OPをご使用の場合は、文章としても追加できます。



(3)仕入時の消費税処理①発注有の仕入について発注データと仕入先マスタの税率が異なる場合、確認メッセージを表示します。どちらの税率を採用するか選択できます。



②発注なしの仕入について仕入入力時の仕入先マスタから税率を採用します。

「はい」を選択した場合、

仕入先マスタから税率を採用し

ます。

「いいえ」を選択した場合、

発注時の税率を採用します。

税率の異なる明細を、一つの仕入管理№で処理することはできません。

補足

「仕入受入（POPデータ収集）」では、仕入取込時の仕入先マスタから税率を参照します。

発注時の税率は反映しません。

補足

4.発注・仕入業務 P.7



(4)消費税の修正方法一度登録した仕入管理№に対して、税率を変更したい場合は下記手順にて操作します。

①仕入先マスタで消費税率を変更します。

②仕入入力画面で、税率修正が必要な仕入管理№を呼び出します。

③仕入先を、一旦他の仕入先に変更してエンターキーを押下した後、元の仕入先に戻し、　画面右上の消費税率が現在のマスタ値に変わったことを確認してから登録します。

仕入時の税率を確認する方法について、ユーザー専用ページ

からEUC Toolの設計情報サンプルをダウンロードいただけます。

【仕入時税率確認】

https://www.techs-s.com/tokusetsu/list/5　

(5)消費税調整入力月ごとの消費税合計に対して調整する場合は、[消費税調整入力（買掛支払）]を使用します。



仕入先コードを変更後、エンター

キー押下し、仕入先名の表示が変

わったことを確認して下さい。

仕入先コードを元のコードに戻した

あと、エンターキー押下し、仕入先

名が戻り、税率が現在のマスタ値

に変化したことを確認してから登録

して下さい。

4.発注・仕入業務 P.8




5.売上業務(1)売上時の消費税処理

登録時点の得意先マスタの税率が採用されます。

(2)売上納品書への消費税反映売上を登録した時点の得意先マスタの税率が採用されます。消費税処理が請求単位の得意先については、売上納品書に消費税額は出力しません。

(3)消費税の修正方法一度登録した売上伝票№に対して、税率を変更したい場合は下記手順にて操作します。

①得意先マスタで消費税率を変更します。

②売上入力画面で、税率修正が必要な売上伝票№を呼び出します。

③得意先を、一旦他の得意先に変更してエンターキーを押下した後、元の得意先に戻し、　画面右上の消費税率が現在のマスタ値に変わったことを確認してから登録します。

税率の異なる明細を、一つの売上№で処理することはできません。

補足

得意先コードを変更後、エンター

キー押下し、得意先名の表示が変

わったことを確認して下さい。

得意先コードを元のコードに戻し

たあと、エンターキー押下し、得意

先名が戻り、税率が現在のマスタ

値に変化したことを確認してから

登録して下さい。

5.売上業務 P.9

(4)消費税調整入力月ごとの消費税合計に対して調整する場合は、[消費税調整入力（売掛請求）]を使用します。



(5)区分記載請求書として使用する場合1件の請求書内に税率が混在する場合は税率ごとの合計金額を記載する必要があります。TECHS-BK標準帳票では、請求先ごと税率ごとの集計出力機能をご用意しておりません。別途確認した集計値を手書きにて追記してください。

売上時の税率を確認する方法について、ユーザー専用ページ

からEUC Toolの設計情報サンプルをダウンロードいただけます。

【請求時税率確認】


記入例

8％対象 ¥45.360

10％対象 ¥138.600

消費税処理が請求単位の得意先については、得意先元帳に税率毎の消費税額を表

示します。

補足

5.売上業務 P.10




6.見積業務（見積OP）登録時点の得意先マスタの税率が初期値となります。見積入力画面ヘッダ部で変更可能です。

見積書に税率や消費税額を出力するかどうかは、見積書出力設定に基づきます。見積書に消費税等に関する文言を出力する場合は、雛型となるExcelシートにあらかじめ入力しておく方法、または、見積付帯に入力して出力設定する方法などがあります。

設定例

6.見積業務 P.11


7.経過措置への対応方法TECHS標準機能では、経過措置案件に対する税率自動変更は行いません。対象のデータを別途チェックし、4.発注・仕入業務　5.売上業務　を参考に、各伝票の仕入／売上税率を変更してください。

7.経過措置 P.12


8.軽減税率への対応方法TECHS標準機能では、軽減税率対象品に対する税率自動変更は行いません。対象のデータを別途チェックし、4.発注・仕入業務　5.売上業務　を参考に、各伝票の検収／売上税率を変更してください。

軽減税率対象明細については、対象品目である旨を①帳簿　➁請求書等　に記載する必要があります。以下方法をご参考に、運用をお願いします。

①帳簿（仕入先元帳)への出力仕入入力の備考欄に軽減税率対象品目であることを登録してください。仕入先元帳印刷に反映します。または、軽減税率対象明細について、印刷後に手書きで追記をお願い致します。

②請求書等への記載伝票設計OPご導入の場合は、売上入力の備考欄に軽減税率対象品目であることを登録の上、伝票設計の請求書に明細備考を配置して作成する方法があります。(※TECHS-BK Ver.3.2.02～）または、軽減税率対象明細について、印刷後に手書きで追記をお願い致します。

8.軽減税率 P.13

TECHS-BK Ver.2、3シリーズ　2019年10月1日～消費税改正対応のご案内（製品標準機能使用）

版数：第2版

発行日： 2019/09/05

発行元：株式会社テクノア発行者： TECHS事業部〒500-8364岐阜県岐阜市本荘中ノ町8-8-1Tel 058-273-1445

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