title カレッキの數學的動態理論 經濟論叢 (1937), 45(2): … · e20 『出口一 mro

13
Title カレッキの數學的動態理論 Author(s) 靑山, 秀夫 Citation 經濟論叢 (1937), 45(2): 278-288 Issue Date 1937-08-01 URL http://dx.doi.org/10.14989/130983 Right Type Departmental Bulletin Paper Textversion publisher Kyoto University

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Page 1: Title カレッキの數學的動態理論 經濟論叢 (1937), 45(2): … · E20 『出口一 mro

Title カレッキの數學的動態理論

Author(s) 靑山, 秀夫

Citation 經濟論叢 (1937), 45(2): 278-288

Issue Date 1937-08-01

URL http://dx.doi.org/10.14989/130983

Right

Type Departmental Bulletin Paper

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Kyoto University

Page 2: Title カレッキの數學的動態理論 經濟論叢 (1937), 45(2): … · E20 『出口一 mro

六五四年六月一一十切目第一-一割田便物認可《毎月一回-白亜存}

辛子吾妻自ー-1'司-'¥.&和二='~ --1-'f!O 11召

車品

自冊

品川業枕の課税標準と買上枕の課税方法:・・:法単博士紳戸正雄

'

:

主オ

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聞間

"

"

敵人統制としてのでfrf制度

州内

-総一車博士谷

暢晶BEE-

円附刷

純損徐概念忙覗若干の基本問題について・約前東ゴ

工業経営規模の双峯介布について::経済串士

職業の意義と問題・

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・・純一間棋士

資本移動の近代理論・:・:・:・:健一宮中士

九開仙-a--伺

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士口彦

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hね

47

凶作

カしッキの敷亭的動態理論・:;・経済皐士青山秀夫

複式簿記法の費生・:・jit--fjji---空

~f

新着外園経済雑誌主要論題

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カレツキの数回早的動態理論

-認

ーャ.....

~巴

カレッキの教事的動態理論

予ま

Llil

間部:

~-,ーへ

定 的 ーと f品、そ1"1'カの。レ

岡---~ツ示、キ。王~I;! に

~flil 方守白当 tけT 1;孫5る

s蚊tゾψ仰コ 草税z 代式;'~'I.。っ

1':: v <1 ス品テ

主主ムt1n 0

副五二4

3宜口 数

t'と 皐

今、「マクロダイナミック」の標語の下に敷田申的方法の適用に

於て、従来の景気理論を清算的に再編制し、理論を統計的験置

に耐へ得る形に於て展開する試みが錫されつつある凶これは

恐らく数理経済事白、而して経済理論一般の割期的選歩を意味

するものと見らるべきであらう。以下に於て紹介を試みんと

する宮・同色REの論文RLP出

EEεEE-nHFSミ。『国zuEEω

。『己2・=は震回ESEoEn出

RE---の第三次欧岨阿部曾に於て

讃まれ、雑誌

J出。。ロoEZEP--〈乙口FZ0・Mly-FG出・

に護表されたものであるが、それは異色ある数回牢的動態理論と

して吾

kの注目に値する。

つ期て襲カ

近動 ν

f以なェご的きヲ士''"" て町ミ刀、‘

云旧Z考現 済i苧さ系工のれで暫るあ 本もるとのがすと、る考そりへ れはらは:れ次孤るの立。 方的

程 lて式しにてよ長

第四十五巻

七月、

O

第一。彼が問題とする白は費本家所得、その消費と貯蓄とへ

の按分け、それ

2関係する投費注文、生産高の費動一であるが、

彼は資本家(企業者及私的責本家)の費質所得全世(償却を合

む)を「総貸質所得LTop-四

EmzyoE)主呼び之

EUDで表は斗円。

此の所得は消費と貯蓄とに振分けられるが、先づ

Cを以て養本

家泊費に充てられる消費財総量を表す。次に動勢階殺の貯蓄

並びにその費本家的所符を無加すれば、費本家の賠蓄(所得の

非加針部分〉は「問先資本の再色産及び蹴朕Mh

使用古れ品凡ゆ

スtヅク

る種類の餐本財」プラス「在荷の増分」に等しいが、己れを「総

蓄積」(岡町O晶

RE自己主。ロ)と呼んでi

で表はす。従って

(一{)

Hh+

玄に彼は一の根本的傾定を置〈O

旬ち、

Cは川

gszzな部

分fHと向β

に比例する

SEEmな部分(hを比例常数とすれ

Y3とに分れる。従づて

。1円計十』切h

H円以十』切+』

=。凶+』

=

l

i

!

H

l』

となるo此の俵定の結呆たる問はN

がらプラスィに比例ずる

(練所得。靖分と貯蓄日投資の指分とが比例するといってもよ

からう!)ことを表はすが、後に重要な役割を演ずる。(刊を見

ょ。)定義によって線蓄積dは(資本財生産線額)プラス(凡ゆる

種類のポ郡白指分)に等し円。今、景気の循環を沼ピて在荷線

量に鑓化なしとの偲定をとり入れれば叶先に凡ゆる在荷の帯分

(日)

(叫)

さしあた目、拙稿「景集理論の統計的験謹J(日本統計主主合年報第六年)を参照されたい。若干の文献は以下で引用されるであ ιろc

此の 8 は「或る時貼の」それ或は「単位期間の」それであるとされてゐる。他の便数についても同様であるが、数事的表現に適するj'1;1亡は前者が、統計的験謹に耐へる~には後者がとらるべきである。今の所此の悩事は未解決に属する。未完成資本財 (indu邑trialequipment in course of construction)は「凡ゆる種類

2)

3)

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れ然主箆てし云二一考此へo へのる

I.tl! ら闘も悦れ係の』主ねははおE、ば英資

資、な巴竺の、 b 惜帝

懐、円証言貴任、 期す期、 間二問、誌をど、 af E)ヰ問、 善宣車喜百、 :=. ~

E、 自よさ、 官事り、':' x=:

入、~手れ、.. ~ る、 E土。~

資入三

本財の再生産又は摘張の計霊が樹立され注文が出され

ても、

それが賓際完成して引渡されるまでには相営時

日を要する。此の期間、然もその祉曾的平均が所奥で

おると仮定し、乙れを8で表す。しからば、明かに

t

時黙で引渡される完成資本財

ZEmva2LE同庄内古一回、,

24は同fimw

附剰に於て註文されたものであるり伏つ

て完成資本財引渡量をL、その注文量をIとすれば、

』日(時

)uhH'q)・

止とるで彼に於てはAとI、調はぽ貯蓄と投資との

槻係は、各時期に於て等し与

HHと置かれやして、各

単位期聞に於て等し、とされる。印ち彼は、注文され

たが今の所生産中で未だ引渡されるに到らぬ資本財

(円

Fosz-gZEocコミ2[BS円

。円円UZP円円EOBogg円

-」に注目してこれをWで表す。明かに?屯時結以後注

文されたもののみが、

(而してその凡てが)t時黙に於

カレツキの数回申的動態理論

月Jr てで 生投 2:i 里子:費 中~;t司七ム

i寸J 、 11 る治主 る亡ーー-.‘古道

貴子 ら王見 三三さ叶

れる之左f

Z丘三

~: 。期間要する由通ら

此のWの0分のーだけ単位期間に生産活動を加へられ

ることになる。印ち単位期間口問りの資本財生産は仰す

ある。印ち

(

ニコ

ムーれ判明司q

-.・(斗)

11

""1-孟τ子、

~・L '唱

かくて時期tに於けるdは期間(?1門戸内)中に約定せら

れた投資注文Iの平均であり、首然Aはーに「遅れるL

ととに友る。

第三。彼は既成資本財線量(円Fog-ロEocごFoa一回S

F

一口問古品

E22とゆ(百戸℃

Bσ百

)

の費動に注目し、此総量を

Kで表す。

ところで同(SG一=2巾ヨg-H(【

Fog-E自由。『

伝子E20『出口一

mro品。』巨ず

gg円

)l(2巳旬50ロ

BEg問

第四十五巻

の stockJに合まれず、安本財生産に金主札る。後のw.の定蓮華を参照せよ。世界全世又は米因。知〈孤立に追い融持系を考へる。不況中は完製品ストッタは多いが、宇製品原料品ストックは少いo好侃期は正に逆であるから、ストック全般にありては郷動は少ν、。これが依定の塊質的根擦である o賃際こ由ペは Frisch.の所謂“:C:lrry-on-adi vit y lJ に令〈同ピぃ。 cr.R. Frisch; Propagation problems a.nd impul岨 prcibh.':msin dynrmic ecollomics. Reprinted

4)

5)

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カレヴキの数皐的動態理論

。ロ円。『ロ胃)

である。(此の鮪重要である。)従って

rで

Kの導幽教を、

Uで消耗資本財修復の偽の常.曲賞(単位

期間賞りの悶定資本償却量)を表せば、

(叫)

民、(相)H』

UT)lq・

彼ば絡で

Uを常数と見るが、理由はかうである。

ll

成措此の間MKは同町,動しも

例へば刑訴白熱上昇別に以

Kは一小

均以上に上る(第三岡ーを見よ)が、添加された設備は

若くJROO『

ECE一円、は極めて低く、又資本財の存

績年限は景気の遡期より逢かに長いから、此の消耗消

却の鋳の需要の餐動は無硯して差支ヘヨ泣い。

第四。投資活動は賂来とれピけ純牧盆が得られるか

の見込み

(poa宮口円。山口210Z)に懸る。千績きを省

略して簡草に云へば、既存の固定資本一車位営りの平

均的線利潤献と貨幣利子率

Pとに依つて投資量は定ま

る。此の関係を彼は

L

(申)同H¥(l同・

MU)

で表はず。ととで左蓬に皐たるIで注〈、一叫が現はれ

てゐるのは次の考慮による。今BとKとが伺一歩調で

係四十五巻

二八

O

増加したとすれば、附は不努だが、此際fは増加せね

かといふに賓際は然らや、夫故に此現寅と一致ナる震に

はIのみを収及び

Pの函教と見るべきではたい。句J

E--

は仰の遁増岡山張、

Pの漉減函数である。

方担問式閣の意味すると乙ろは貨幣的景気論の主張に

泣いが、彼山川越んで「貨幣利子準

Pは棺奈川の提増

、k

k

l

函数である」との仮定によって万を町のみの関数と

見る。かくて貨幣利子率はその作用力を失ひ、既陀注

第二競

を意f尋しる o tc . =如世くは吋....., E 勿るは論↑宍;!iJ.i。 ν帯同Fトナ函 Ii:t..e 数)に

で比あ伊]る す。る

から

教忠一・的動態理論にとって重要たる

nS胃弘司ω35が

以上で構成せられたが、此の方程式を解くことは、仰が

かhA

る形では不可能である。此の目的より彼は「ゅは

p-不アルな函数である」と偲定する。部ち

』「

CMlfh

と置〈。これに於て

mnは常数、然も

mは豆とする。

(φは遁増函教でるった。)更に分母を排って仰を得る。

官主しフ pツ V'=ではfrom 'ECoDomic Essays in bOnOUT of G. Ca田e1.'p. l[:;~:. 此の「績行活動J<:r貯蓄J<:は無関係である。

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I = in'V'estmlent orders A=g.明

of 1~~I>pii:al goods

L = dE~Hved~~s of Industrial equip町田ot

K=一一vc耐叫叫山c,]叶山山.]u日E

K

仙川

U

J

h

JtftJ1ぷ

+

1一oa4G

z

=

L

r

M

A

L

(4 )

(7 )

( 8)

(11)

表式を以

て以上の要

約に代へよ

う。

これに

於て未知数

と方程式数

とが一致し

てゐるとと

院留意芯れ

たい。

以上の密教の時の商敷としての形を明かならしめるため、数

皐的操作を次昭順序で行ふ。第一段、的川町向より

Ldrを

消去して未知函敷として初のみを残ナ。第二段、定差方程式と

微分方程式との混合形とでもいふべきものを、週期解を得る

ペ〈解〈。第三段、特殊の場合について、

EHE古田町内喝払に

於ける函敷由形から解を濁立ならしめる。

第-段。何?に閲して微分すれば、

カUV

ツキの般事的動態理論

(ロ)L23HSK品、(相

)lF内£)

同まrに閲して微分すれば、

(同

ω)

又仰と削門とより

同円、

SHH(千由

)lq

(12) I亡(13) 戸(14) e t亡

於けるK' A' の

値を代入

すれば、

(思)

是正副〔きlh(品目色)〕

lRhS)13

となる。とれが目的とした方位式でるつ丈、此中に能川附期聞が

投資也大に及す仲用が劃現さ料亡ゐる。今

(同司)

句(目)川同(ス

)lq

と置く。此のノは「投資注文の経常償却以上の超過或は不足」

である。然るとき聞は捜形されて見、

)Hum-、)l冶『申)〕

-主、io)

或は

(]弓)

(ヨ+恒三hhも)h遺品開

)12d)

なる稀、白しい形の方程式、フリツシユの所謂

円。回目白血豆

FEEEEz--とな弘被に於てそ「此四

方程式甲山解は判を

rの函数として表現し得せしめ、吾kの経済

系に於ける内生的循環鑓動が何であるかを溌見せしめる」と理

解されてゐる。

第二段。此昭様な定係肢の線形常微分定差方程式を解〈には

よ向島内品

匂同『伊'

第四十五巻

JI..

一一

R. Fris'ch and H. Holme; Th.e characi:eristic solution of a mixed and: di侠問ntialequation occurring in eco.nOlu.ic dyn:unics. Econometrica, .Vo1. 3,. No. 2, April, 1935・p.225・偽物理壌ではかかる lagを di自己renceとしてでな( di町ereutialとして取扱」、ことが多い掠v.:思はれる。それゆゑにかか畠形の方程式は稀である。

o)

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カレツキの欺事的動態理論

よく知られてゐる様に、先づ式中の山川を号、で置換して得た

補助方程式

Eaについて解かねばならぬ。但しDは任意常数、

包は未定の常数である。か〈て補助方程式として

(]戸∞)

同)(言+きずさ@}HbEG足lHUGQN

を]

得?iR:i るにII::::~ 0 ~心一)

(19) は言、

ート

"" = c、4 11

Z芯

同<:>,

b

M

α25wH4aqロ一HH

。.

P

SN1JRqn川品開・

-N」

[

)

と置けば、

一居簡単に、

4

Z 泊 泊 三 な 値 解と

をも my]らと(1)けな貫た川目ばの ~ y ι

郷 なな貸闘賞ぃ 告「数いら根係根ぃ (18) ii と Jばを。のこの同

看与複も (22)有と代ミ倣己素有は無に H

,数ち b となに P

Z青空匂iatA?)sllu

む=0,2'5

日日)

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ン''"シ〆

ぷふ/ ,JJFJb=1

2

1 Fig.

を七土隷。示 -1.. !,Z の

す孟 ε値筈 tZ直の75z線 大~ ~.fb 小

が (22とに翌四)の従旬開つ

iミ賃交で賓根里占曲

6

O

5

4

3

第四十五巻

量量

E司

丹、

るかを教へる第一圃によって明かにされる。卸ち』日《】一向)}

c'U叫に於て沼は等根を持ち、h

〈(回るならば相奨る貨根士

有し、、

V(げるに於ては賃根はない。

山複素敏一根の分布。先づ聞の複素数根を考へる錫に、

NHF叫4qzh置付ば

ωJ

ミ|同川同~司

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-

s

q

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GA〕)咋門し円削〕

'日中、

71hrHT53ma十hmJ2

z

k

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'tー、tq-eEtF句、

EFt-rsJ

fribib」

RFE

AOL

を得る。貫敷部分止虚数部分とを比較して

HHF刊誌門(嵐山首一司

dHFqa回一口官

NHH也¥宮口同

郎ち

一コ

e

h

F

Oli--hhHHAW

日『

を得る。

今比の最後の等式の摘遣の商敷のグラアを摘〈o

t伊

二固に於て右慈の函数のグラプは賀線で示きれ、左遜り函数百

グラフは慰線で示されてゐるが、その際0

の三づの異る値に臆

ピて曲線が捕かれてゐる。

いふまでもな〈-H八

A

}

に於けるグラ

フ‘は封稽的となるから不要である。

此の第二圃より次のことが知れる

omwTU凶旦品時♂

雨曲線の交誌であるが、そこでは

RHSとなるから、

は使用できない。間闘に見る如〈開直間

その解

(タ詞)噌(凶

FMW詞)ア

t主

此の鰐換は貨は問題を、既にテイ ~~JLIT シが解いた方程式に蹄着せしめんが矯に行は.n..る。 Vgl.J. Tinbergen: .Ein Schi:ffbauz:yklus? Weltw. Archiv, Bd. 34 Heft. 1, S. 152仔.以下しばら〈は此論文に」る。

7)

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M c斗 jdJE---~宇田工河'4n 5岡 町 と 〆

9亡

於て一個

づっ解が

あP、従

ってそり

‘〕・"

解の歎も

無限に多

い。(定

差方程式

であるか

Fig.

コOJ"-1

l

14

を九九と

;tL

Icf

な・の で:で

る:如(11[)ぁ:ぁ如占〈 る・る会

~I Yk第 J は。)並 25・を二 存 (iii)守べ逼取圃 在』又る・つよ す!民『;

てり るてコミ此~~と知 。亡/二k際 l れら (ふ恥

ど 去 をれ (iv)h ア!L (i)なる な J

三も 合同 Yk る/¥

:き L.??i安ふと-=~ (22) ム ZUZ14ぷ 2 孟丈?¥の 十 1主 主主が根 (ii)3 25 と 存

で,~ 意見在あユ: でき れしる~. ~ ~ lt'な

持句 '" b ぃ"・M <1!!'。

~ (2~わき で 遍勿にの,;; 今 噌論詮根: 既函 y,意な: 述敷 Y3

らばそれと共親なる

カレツキ

O毅畢的動態理論

ナmく

き目で枠主

I! ~ 君。

屯 11 かt) ( ,て

よ先",,1ちづ、 J"~ (23)

t亡

よヲフ

h

l草

lug:手

5益

e

を得、従ワて~u九

FHbk詰lHと4q(門司一:同

122L-

F

官、

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32ふ+二一戸内、ヰ)

司Eる

丑担割n函

巳吋t 数ーは11

;';'1"川内(17)!!..L~. 国;~

b 満也足去す

よモピコ ー

ミ骨I!l:F 向車-"" u

~~ b 4し-c ゐ品

事長

でめ品が、吋てれば技総数の同級h九

U

ものぜめ品か

bAKん

-とは共椀であって

E虫

主)HG(語

13)ミ(封切ご

4・3nom時十)

+弘主|点王吉田ミヰ+♂

2ふ)+・:

主なる。これに於て任意常数Aのは函数制。最初の区間(33

に於ける形が奥へられて始めて定まるのであるから、今の所函

数加の形に同いて何事も語り得ない。

第三段。

IbV(回目、)の場合。第二圃と均の性質とから知長

れることであるが、主八点目

i3八eJUji--

である・。今おり

右遁第一項を以てんを除してそり商を

H+E

と置けば、此四

性質よ

p第四十五巻

豆王

i¥.

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カレツキの歎串的動態理論

(

同σB

)

ロヨEHO

%ψ8

なることが読明される。

射に於ては、

従つで最初

OE問より充分に遠い時

(凶

J3

ふとuhslぷ)き(片山田

55m+CMg回PMJ

q

q

q

が近似解となる。これは明品に調和銀勤を示すが、その援幅

は此の右謹の第一因子で定ま

p、

JV主ならば減衰振動が、

EMH詰ならば車一献動が

dAJハハ詰な、白ば非械出現搬動が起るに

同詞申

とになる。又周期yは-八ぷ八泊であったから、

U3HJuぺVM申

即ち懐耕期間昭三倍よ

p何長いことになる。か〈て振動。

周期及び振帽の園田化は最初白直聞に於ける函敷の形から自由

となった。

参照更し に-c 坊主

簡単の

軍事原駐在

r、」

一、L.J

L 11 o なる

責日〈と*'レば、(16) を

(回∞)

主)lqLE(昌

12)ミ旦ロきれ1

』似合口、)なる場合には、賃敷根(それをザザとする)が

存在(]:)し

、↓

B

田所では

-HSHN)】、kslJJミ

+NY、、。(=ーペ、)ミ

が解とな

P、非週期運動しか一部さない。

要約。川W吾kD経済系内部に周期的振動が存在する銭には、

(同盟)

S+rvosL

(NSW」認0〕

第四十五巻

二八四

なることを要する

JNVCであるか

b、問成立の鑓にはと

V-

なる己とが売分ではないが必要である。州最初旬恒問か

b充

分遠い所ではJ

D振動は仰で奥へられ、振幅四械噌はJ山川主

膝ピ

τ定まる。

以上に得た結果を現貫に通用して仮設的構想を験詮

し、絞倒壊的京味を明かK-するととが、

A7鴎されてゐ

る問題である。

此の研究に営ってカレッキは

(∞O) 治

11

邸ち振幅が定常怠る皐一振動(留呂田LOF母国】OEngDHFOE)

の揚合を選んだ。勿論とれは粧桝系内部に振動を減衰

せしめ以て安定均衡を成立せしむべき要素が存在せぬ

と仮定することを意味するものに他ならぬが、然しそ

れにも拘はらや、紋にあっては‘「此の揚合は現買の欣

態に最も近いから最も重要である己資際吾K

は振幅の

増減を見友い、といふ理由から此の仮定が疋営脱され

るのである。

さて此の揚合には、直ちに計算の結果と

して次式を得る。

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(白一戸)

同(開)!?白白山ロネ

(MgRHU明〕

(∞凶)

lqHa

州よ

(∞臼)

q 11 a

" ω( 5・ 22

ミ喧 、J

-,国内

包 1 1 ':::J I ""、J

-' - i'i

3 Y ¥' a寸建陸出〉斗UI LJ

〔(包)創刊(品)丙おし

f斗創〕

(ω恥)

同11

Q

吉 1""円

に'"

2晶 11I ""

「(岱)作(白山

)~HH宮肉、(ご出門誌RM郵ゆ斗」

「向日

dn営内添パ闘いFH郡山ザ時醐片吋砂川叩」

今や、

若し仇の値が奥へられるならば、

従ってその鋳

に隅

ηの値が奥へられるたらば、

-ALK友

εの函数

はtの函数としてその形が確定され得ょう。しからば

此の隅叫炉などの数値は如何にして奥へられるか。そ

れは単純に左まの構治係数としては奥へられたい。彼

はその算出の震に弐式を利用する。先づ問問山より

+

(g)門

31l劃

lush-n言

を得る。更に同一週期の皐一振動が問題でるるから、

カレツキ

O歎果的動盟理論

るlf:I:; I 。 限 及従にびっ於 Aてての、(11l ー

は週期

C::::.酋;1 りえの会卒+均ヨイ直I !J: 手 U

円暴しく

~fÉ って

と書改められ

(M4)

凶可]1

、4

H(草l早川ト

+sk円

回i

国円。

王口身はとこに三個の係数削nhuに謝して問問仰の三箇

の篠件式を得たe

ところでとれ

目干l

に於て、先づ8は

J

傑姫期間でな

J~r

まの構法係致、として一徳問題は

ない。

vhは、今はKの単一振動

J

ユ闘を見よ。)従って旦』円。は

3

が考へられてゐるから、

Kの

Fig.

一週期営りの平均量守ある0(第

間定資本償却牽に他たらね。又

qは資本家消費の恒常部分で

るるから胃。H¥同刊は大鰭知り得る

3

かくて

m叫れの数

おお閉山より知られることに怠る。

WOHO-合唱・伯林景無研究所白調査によれば、建築業の

着手の曲隷と完成の曲線とのラグは約八ヶ月、機械製造業では

第四十五巻

二八五

一三七

第二鋭

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カレツキ白歎墜的動態理論

注文から完成主での一フグは約六ヶ月である。

品。

これを基礎とす

ミhuH0・3・調乙の資料では償却と園民所得とD

比率

が約八%、米岡(一九二二年)では、同定資本総額(土地を除い

叶-

て)置問中X5u閥民所得総額笥CXHG@従って

C-SXII-og

l

i

戸時中

といふ結果に達する。

unu--HMEこれは最も問題の多い鮎であらう。先づ

若佐〉

HEt司、

4

-1PJfIw、1-dapdLE-コボ

向島長ぴ虫(到骨F

-

4ノ二二生、

vhtt。ltIC〉2

2

C

Y一吋司

ングの計算によれば、米岡(一九O九

l一九一八)の年首pの

利潤総額及び線資本格加額は、夫k

一九一三年の購買力で測っ

て、明

gxHCG及び朝白XHGGである。(靭傍階級のものが入っ

てゐるが、それは雨方に合まれるから差引すれば消える。)か

〈て上記の費本家消費Cに相官ずるのは差引き朝ロXH宅で

ある。然るに此の期聞の年常PD園民所得は、同ピ〈職前の購

買力で、明8XHOψ

であるから、資本家消費が園民所得で占め

る割合は約一一一割となるo

従って園民所得掛さXH宅の一九ニ

二年に於て

h.H輔自XH宅止なる。然し問題は此年の勺にある

が、ここで彼はBのニO%の槍加はCの五

μP者加しかもたら

さぬ、即ちCはEの四分の一しか噌加しない、

k偲定し、従ワ

て(と彼は結論する)DH判。故に今の場合資本家消費不慶部

分は輔自己雲中

Hgrcf依って亦

ξpgEci--a

kいふ結果を出ナ。(偶定左綜呆との関係は必ずしも明瞭でな

いが、こ己では獣認して次に議室う。)

第四十王巻

二八六

第二披

l¥.

上記の如〈にして定められた数字を間働問に代入し

℃今、;:s

11

こ 守 主れ oiに吃|曽J 喝

於 宇 1て , : >

任。!長

意:slEflーす〈判官

三;込 luσ3 ・Iては 11 匂此 gFPの b十年とu、..s,. 週期

を得る。

T 。|云|女(2

0.6 0.05 0.13 10

0.6 0.03 0.13 1()

0.6 0.07 0.13 1C

0.6 0.05 0.07 12-

0.6 0.05 0.19 E

0.3 0.05 0.13 7

0.9 0.05 0.13 12

ふ非難を恐れて、それに答ふぺく、 で

ある。崎結果は現賃

.n

との高度の一致を示す

ものであるが、彼は、

以上の構活係数の計算

は不正確でるり、「理論

と現貧との相似は偶然

の一一設に過ぎぬ」とい

に膝やる週期の大さを研究して上掲の表を作成する。

そのさまざ支の値

これによって

ITJ

聞でるる治通

吾ら「身、 循

の O 環理 Ujl(。の論 C,!Ko週との期現評 は貫債現とが賓の不で閥精はに確八はで年そあかんる らなと十に否二酷と年

に拘はら歩、

い不調和はたいと云へょう、」と主張する。

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b

・・7 叶,

41』1011EE'

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昌一回

4 Fig.

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I!-.::::: 1::'" _1,1. d I èXí寸 11 ・ II~9," '--<1 c:; 5・ Iq ql" --<1 C:"¥

spZ '- m 5.5 S空 M〈ご、 もイ σ3 了|印。 。 骨・

b 旦呈

(ωヨ

臼申)

品。)

(企)

畑町

l』

-OHIH--32ω--岳会lcb)

h

i

q

〔山門

1q・号日六行制0〕

同「

第四国はそのグラフであって中央の直線は均衡水準

カレツキの数単的動態理論

u 工及主主k ~

t;l:. を(4 )示( 7 )し(8 )て(11) ゐ-C'る王型 。王寺と〉回聞

白宅]

に規定したとと

ろの経

済的数量(但

LESE司刊のな考察であるから総量がとられ

てゐるが)の相互依存関係(但し

EoEヨg-のであるから

非同時的・呉時的相互依存関係も合まれてゐるが)を、構造係

教の現賓の数値に従って、現貧化するととに成功した

と云へ上う。帥ち、景気の各段階に於ける愛教の繁動

の姿は闘に見られる如〈であって説明不嬰であるが、

此いやの郷動そのものの・此等の品川飢そのものの聞の関

係が山山川川仙に規定されたととろに従ってゐることは

営然とは云へ注意に値する。山VIALの曲線はラグを

置いて動くがそれは附及び問に規定されたところでる

った。川現存資本設備Kが増加しつつあるか減少しつ

つあるかは、

h州q

k

(印ち委本設備引渡量が紐常的償却

の震の需要を超えるか

E'っかに)

かかる。

Lが水準を突

破して上へ出る瓢(恢復の終り)に於て

Kは極小であ

り、それが水準を破って下降し始める黙(表頚の終り)

でKは極大に達する。議で注意すべきは、此迄の方程

第四十五巻

J¥.

ブb

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舟レツキの敷畢的動態理論

式仙間的では或る量が進み過ぎると他の量が逆に反作

用してその増加を抑制する閲係は現はれてゐないこと

である。例へば曲線Aが何らかの仕方で常に上昇する

如く奥へられたとすれば、それに併行して凡ての曲線

が限り泣くト

L

回升を績けるととに捻り振動は最早現は

れぬであらうゆ然し例方程式削によれば、既存設備K

の柑加は組に投費註文ーの増加を抑制する0(1はAの

増加と共に増加し

Kの増加と共に減少にする

JKが徐

りにも大と左るときはーは水準以下に下り出す。

(衰

額三叉逆に

Kが徐りに少いときはIは(Aが水準下で

も)償却需要以上に出る。

笥9)

此際先KSA八C

が必

要である(さうでなければ振動が生ぜぬから)とされたとと

が併せて想起されねば友らぬ。

第四聞に於て以上、の展開の成果が集中的に表現され

吹が‘そこに捕かれた機構は今説明された如くでるる。

とれに於て投資と見込み利潤との同時的相闘関係を規

定する方程式川の重要性、及び構造係数(なまのまま毛

の数値が振動に及ぼす影響力を

な〈俊形されてゐるが)

第四十五巻

第二親

一四

O

ニ八八

看取すぺきである。然しその故に川町間仰の

意義を無視することは許されぬ。

たぜなれ

ば.そとでは経済的数量相互聞の相互依存関

係、然かも異時的相互依存関係が規定されて

居り、此の異時的相互依存闘係たくしては

〈吾hのりがステムには-一次以上mv

徴僻獣は現はれて

定芳一方程式た〈しては.複菜数棋

に癒AYる迦期解たくしては、求める

E弦波は

ゐない可

現はれ得友いからである。

此の鮪に於て第

二節の敷島一酌操作は重要たる経済串的意味

を有ってゐる。

附記。以上E以て此の冗長な紹介を終る。-債

格を無視して貯の世界だけでシステムをつ〈った

とと、2養本財生産のか需要を中心にU

ステムを

形成した己と、&、↓E

によって多〈の波動中の

唯一つの波動だけを取聞して、然も車一振動を俄

定したとと吐なEに於て異色を見出し得ると共に、

線蓄積A

D定義及び切に於けるその規定は呆して

紹済的現貸に照臆するかEうかに疑問が存在し得

るが、此俸の省出町は別O

機舎に譲られねばならぬ。

』防白星古に Tinbel'genは疑問をもっ Cf.Tinbergen j A.unual survey, Suggestions OD quantitative business cyc1e th.eory. Econometr:ica, Vo1. 3, No. 3, p. 269・反之 Tinbergenは債格中心的であった。 Vgl.Tînbeq~en ‘ Der Ei nflUS5 von Kaufkraftregulierung auf den Konjunkturver1aur. Zei.tsch.rift向rN :ttionaloko no皿 ie,Bd. V, Heft 3・S.289・又既に注意した如〈同一方桂式を有つ Frischでは )encaissedesi同etに“atension which COllDte:rac-.ts further ex:pansion" が求められてゐる。即ち消費方程式が(11)の代 Pの役割を演ずる。 上褐拙稿九六買前後参照。Cf. FrIscsj Cn.ara.cteristic solution etc. 阪詰惑の Tinbergen,Frisch.の他に The聞の試みも注意に値 Lょう。 Cf. E. Theiss; Dyna.mlCS of saving and investment. EconClmetrica, Vo1. 3. No. 2.

9)

10)

12)