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9 th June 2011 at Hotel New Otani SEMINAR Attendees RTA / RPM / Emission Management by OSR in Japan The 12th ─ご報告─ Total Fleet Management Service TFMS Forum IDEMITSU TANKER CO., LTD. Inui Steamship Co. , Ltd. Japan Airlines Co., Ltd. JFE LOGISTICS CORPORATION JX TANKER COMPANY LIMITED Kawasaki Kisen Kaisha, Ltd. MC SHIPPING LTD. Mitsui O.S.K. Lines, Ltd. Mitsubishi Ore Transport Co.,Ltd. MOL LNG TRANSPORT CO.,LTD. MOL Naikou ,Ltd. Monohakobi Technology Institute Nissan Motor Car Carrier Co., Ltd. Nissho Shipping Co.,Ltd. NYK Global Bulk Corporation NYK LINE Pacific Basin Shipping Limited. THE SANKO STEAMSHIP CO.,LTD. SANKO SHIP MANAGEMENT CO.,LTD. CLIPPER Bulk COSCO Container Lines Co., Ltd. DAIICHI CHUO KISEN KAISHA EASTERN CAR LINER, LTD. EVERGREEN SHIPPING AGENCY (JAPAN) CORPORATION HACHIUMA STEAMSHIP CO.,LTD. Höegh Autoliners HYUNDAI MERCHANT MARINE CO., LTD. HYUNDAI U & I Technology Co., Ltd.

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Page 1: Total Fleet Management Service in Japanweathernews.com/TFMS/topics/seminar/2011/pdf/20110707_j.pdf2011/07/07  · “Total Fleet Management Service” 今回のForumでは、以下の2つのテーマとWNIができる

9th June 2011 at Hotel New Otani

SEMINAR Attendees

RTA / RPM / Emission Management by OSR

in Japan

The 12th

─ご報告─

Total Fleet Management ServiceTFMS Forum

IDEMITSU TANKER CO., LTD.

Inui Steamship Co. , Ltd.

Japan Airlines Co., Ltd.

JFE LOGISTICS CORPORATION

JX TANKER COMPANY LIMITED

Kawasaki Kisen Kaisha, Ltd.

MC SHIPPING LTD.

Mitsui O.S.K. Lines, Ltd.

Mitsubishi Ore Transport Co.,Ltd.

MOL LNG TRANSPORT CO.,LTD.

MOL Naikou ,Ltd.

Monohakobi Technology Institute

Nissan Motor Car Carrier Co., Ltd.

Nissho Shipping Co.,Ltd.

NYK Global Bulk Corporation

NYK LINE

Pacific Basin Shipping Limited.

THE SANKO STEAMSHIP CO.,LTD.

SANKO SHIP MANAGEMENT CO.,LTD.

CLIPPER Bulk

COSCO Container Lines Co., Ltd.

DAIICHI CHUO KISEN KAISHA

EASTERN CAR LINER, LTD.

EVERGREEN SHIPPING AGENCY

        (JAPAN) CORPORATION

HACHIUMA STEAMSHIP CO.,LTD.

Höegh Autoliners

HYUNDAI MERCHANT MARINE CO., LTD.

HYUNDAI U & I Technology Co., Ltd.

Page 2: Total Fleet Management Service in Japanweathernews.com/TFMS/topics/seminar/2011/pdf/20110707_j.pdf2011/07/07  · “Total Fleet Management Service” 今回のForumでは、以下の2つのテーマとWNIができる

2006年からスタートしたTFMS Seminarも今回で12回目を迎え、国内外の海運会社から過去最多となる27社88名の皆様にご参加いただきました。今回からはSeminarから公開討論の場としてのForumへと、よりコミュニケーションが深まる場作りに努めました。はじめに各市場のお客様から Directional Speech として取り組み指針を確認し、それに対して何ができているか、何をやらなければならないかを皆様と確認させていただきました。

Forum開催主旨

Directional Speeches

- 船舶における環境負荷の低減 - Kawasaki kisen kaisha, Ltd

 ・ 環境対策の基本は安全運航による海洋汚損の防止

 ・ 造船技術の指標としてのEEDIと運航面でのSEEMPとEEOIによる両面での環境対応が必要

 ・ 物流の改革による可能性  ─ 着岸予約システムによる滞船時間の短縮と   減速航行によるCO2削減

 ・ 運航の改革  ─ Long Beachでの速度・油種・陸上給電規制  ─ 伊勢湾での減速運航の取り組み  ─ 最適運航システムによる運航の「見える化」の有効性  ─ RTAに対する最適航路と速度配分による無意味な高速運転の防止  ─ 本船依存型の効率化から陸上支援型の一定出力による経済環境運航

- Bulker船運航の「最適化」を目指して - Mitsui O.S.K. Lines, Ltd

 ・ 減速指示のみならず、気象、Performance DBをもとにした全体最適化につながる問題発見と対応策の提示が海運会社の意志決定に有効

 ・ 最短時間航海から最適航海計画支援へニーズが変化。個々のC/Bの最大化だけでなく、次のビジネスにおける“期待利益”とのバランスにより全体の最適化を目指す不定期船市場

 ・ 様々なファクターの優先順位の共有と理解が、最適航海計画の前提となる ─ 最適化の単位はTime or Voyage ─ LAY/CAN Penalty ─ C/B (Charter Base) ─ Market ─ NOR (Notice of Readiness) ─ 週末荷役 ─ 滞船料 Demurrage ─ 水域格差 Premium

- All for Sustainable Transportation - NYK LINE

 国際海運と環境運航の現状 ・ 国際物流の90%は海運だが、CO2 の排出は世界全

体の約3%と海運は地球環境に優しい輸送モード

 ・ 国際海運はGlobal Operationであり、京都議定書の中でIMOを通じた取り組みとして位置づけられた

 ・ ハードウェア(船)とソフトウェア(運航)に加え、経済的な手法(排出権や環境税等)も含め、持続可能な手法の確立と環境運航に取り組んだ会社が評価される仕組みが必要

 NYKの長期指針 ・ NYKではトン・マイルあたりCO2 10%削減を目指し、ビジョンとしてEco

Shipによる69%削減を掲げる

  ・安全・経済・環境運航は、船長、オペレーターに加え、荷主(顧客)と関係するステークホルダーとで取り組んでいく必要がある

Page 3: Total Fleet Management Service in Japanweathernews.com/TFMS/topics/seminar/2011/pdf/20110707_j.pdf2011/07/07  · “Total Fleet Management Service” 今回のForumでは、以下の2つのテーマとWNIができる

航海計画の最適化のためにウェザーニューズができること               “Optimum Ship Routeing (OSR)”

“Total Fleet Management Service”

今回のForumでは、以下の2つのテーマとWNIができること、学ぶべきことの共有化を目指しました。

  ─ Forumにご参加の皆様や世界の海運会社のチャ   レンジを網羅した取り組み内容  ─ それぞれの市場でのOSRサービスの成功事例と   学習事例

技術革新/ Innovation

 ・ 海賊対策 海運会社の連携・利用促進、WNI衛星による技術革新

 ・ 津波対策 マリンレーダーによるリアルタイム・モニタリングと船陸向けアラート

 ・ 船長からの信頼と支持を得るためのコミュニケーション・システム Capt.’s DOSCA (Dynamic Operation System for Counter-planning and Analysis)

What WNI Can Do for Your Market

OSR for Container

RTA管理と燃節航行

インド洋欧州航路等、航路選定の有無に関わらず、最適なRTA設定及び不要な高速航行防止のために24時間共に考えることで、より安全に、延着を防止した、最少燃費航海の精度を高める可能性。

OSR for PCTC

環境運航への取り組み本船と運航部門とが密な情報共有で運航を見える化し、RTAが定まれば一日でも早く減速を決定することで、最少燃費航海が実現する。自動車船運航においても、環境負荷軽減の取り組みが可能となった事例。

インド洋における安全運航お客様が設定されたAnti-Piracy Areaを基に、24時間の動静監視と避航ルート、Speed調整を船陸で共有することで、より安全且つ経済的な航海となった事例。

OSR for Bulker

不定期船という、より複雑な運航

個々の航海計画の最適化を支援するために、C/Bの最大化などお客様におけるビジネスプランのプロセス、優先順位をよく理解し尊重することで、はじめて運航の意志決定に有効なOSRサービスになり得ることが確認された。

運航の見える化と運航計画の精度を高めるためのデータベース・マネージメント個船毎の過去航海実績からRPM/Speed/FOCの相関関係と減速特性を正しく把握した上で、Lay/Can等ビジネス状況を踏まえたGain Maximumを実現する見積の有効性が紹介された。

Page 4: Total Fleet Management Service in Japanweathernews.com/TFMS/topics/seminar/2011/pdf/20110707_j.pdf2011/07/07  · “Total Fleet Management Service” 今回のForumでは、以下の2つのテーマとWNIができる

─ 海運会社としての本分について、運航業務とは何なのかという事を改めて考え直してみたい。─ 気象予測精度向上への取り組みを決して疎かにせず、その進化もこのような場で共有されるべき。─ PCTC運航でOSRは完成とは一概には言えず課題はあるが、引き続きOSRの活用について議論を重ねたい。─ OSRを本当に現実的なものにするには、更に海運会社が一緒になって開発していく必要がある。─ もっと船会社の声を聞くことで、更によいものが作り出せる。─ 荷主様がリクエストする定時性をキープしながら、最大限燃節を行うためにも、個船の特性に合わせたOSRを展開する必要性がある。─ 運航採算の細部にまで気象会社がコミットする必要性はなく、海運会社の運航もしくは営業の範疇となる。─ デマレッジと用船料のバランスの判断は運航担当が意思決定し、その後の航海計画の最適化にOSRが活用される。─ 運航管理は船会社の仕事、WNIに気象状況を踏まえた第三者評価と問題発見を期待したい。そのためには、定時性と燃節を両立するための航海計画 の見積もり精度の向上が重要となる。─ 運航現場の判断力低下や海上現場の日常業務の煩雑化を防ぐ必要がある。─ タンカーのLAY/CANは短期間であり、出港の時点ですでに間に合わない、あるいは延着してしまうことが10%ほど発生。─ OSRがタンカービジネスに即したサービスになるまでハードルも多いかもしれないが、今後の展開に期待したい。─ 本船レポートに基づくFOC/RPMのモニタリングだけでなく、本船報告に頼らない方法も検討して欲しい。─ Handyサイズという特徴を捉えたモデル向上に取り組んで欲しい。─ コンテナ船、PCTCで、具体的にどのようなOSRサービスが行われているのかを先ず知りたい。

─ 海運業、不定期船バルクキャリアー市場向けに有益なサービスを創り出そうとしていることを感じた。─ 1年前からすると議論のレベルが相当あがっていて、驚いたというのが正直な感想。海運会社とWNIの双方のやる気がこのスピードの速さの現れである。─ C/Bを最大化する採算を見る上で、Arrival Time Windowに基づく複数のVoyage Planはオペレーションにとって有効。─ オペレータがRTAを決められない場合も、Master’s ETAの評価と24時間の燃節運航のモニタリングに期待したい。─ これまでは船長の情報しか頼れなかったが、モニタリングの強化策としてOSRのコンテンツは、オペレータが意図している運航になっているか 確認する上で非常に有効である。─ 陸上からリアルタイム・モニタリングを行い、一定のFOCを超えている場合に注意喚起できる体制を社内に構築したい。─ LPG /ケミカル/タンカーなどでもOSRは有効なのではないか。─ In port中からUnderway中を含めたスケジュールの変化管理をしっかりと行いたい。─ 技術面について、Performanceモデルの精度向上を一緒に取り組みたい。─ SEEMPの取組において新しいReporting システムとDBを使って EEOIの計算をシステム化し、FMS.Performanceなどのシステムで活用を 可能にしたい。─ 気象に起因する運航計画の変化の管理は相当重要である。─ 最初の段階よりモデルの精度も上がり、かなり信頼できるようになった。─ Capt.’s DOSCAは船陸間での航海計画を共有するツールとして期待したい。

お客様からの声(当日と後日)

次回TFMS Forumは11月に皆様と開催し、テーマの共有を継続させていただきます。