トヨタ生産方式(tps)の本質と itを活用した グローバルでの...

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トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ生産方式(TPS)の本質と 生産方式(TPS)の本質と 生産方式(TPS)の本質と 生産方式(TPS)の本質と ITを活用した ITを活用した ITを活用した ITを活用した グローバル グローバル グローバル グローバルでの での での でのモノづくり モノづくり モノづくり モノづくり (一社 (一社 (一社 (一社)持続可能なモノづくり・人づくり支援協会( )持続可能なモノづくり・人づくり支援協会( )持続可能なモノづくり・人づくり支援協会( )持続可能なモノづくり・人づくり支援協会(ESD21)会長 会長 会長 会長 NPO「ものづくり 「ものづくり 「ものづくり 「ものづくりAPS推進機構」理事長 推進機構」理事長 推進機構」理事長 推進機構」理事長 九州工業大学大学院客員教授 九州工業大学大学院客員教授 九州工業大学大学院客員教授 九州工業大学大学院客員教授 黒岩惠 黒岩惠 黒岩惠 黒岩惠 ([email protected]) 2012/4/19、講演資料 講演資料 講演資料 講演資料

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トヨタトヨタトヨタトヨタ生産方式(TPS)の本質と生産方式(TPS)の本質と生産方式(TPS)の本質と生産方式(TPS)の本質と

ITを活用したITを活用したITを活用したITを活用した

グローバルグローバルグローバルグローバルでのでのでのでのモノづくりモノづくりモノづくりモノづくり

(一社(一社(一社(一社)持続可能なモノづくり・人づくり支援協会()持続可能なモノづくり・人づくり支援協会()持続可能なモノづくり・人づくり支援協会()持続可能なモノづくり・人づくり支援協会(ESD21)会長会長会長会長NPO「ものづくり「ものづくり「ものづくり「ものづくりAPS推進機構」理事長推進機構」理事長推進機構」理事長推進機構」理事長九州工業大学大学院客員教授九州工業大学大学院客員教授九州工業大学大学院客員教授九州工業大学大学院客員教授

黒岩惠黒岩惠黒岩惠黒岩惠 ([email protected])

2012/4/19、、、、講演資料講演資料講演資料講演資料

<講師略歴<講師略歴<講師略歴<講師略歴>>>>

本日のトピックス本日のトピックス本日のトピックス本日のトピックス

1.製造業の現状認識とESD212.トヨタの経営哲学、トヨタ生産方式(TPS)3.トヨタ生産方式(TPS)の本質とツール4. TPSを基本にしたIT化とITによるTPSの進化5. ITによる商品開発のQCD改善6.グローバルものづくりへのIT化事例7.まとめ

九州大修士課程修了後、トヨタでロボット含む生産技術開発、工場建設、大規模制御情報システム開発、FAおよびTPSのIT化推進。2000年より、トヨタのトップを補佐し、国のIT化施策に関わる。定年退社後は、名工大(産学連携センター)客員教授、NPO活動に従事。現在、(社)持続可能なモノづくり・人づくり支援センタ、NPO法人「ものづくりAPS推進機構、九州工大大学院客員教授など。

Old Economy とととと New Economy

・ハード・ハード・ハード・ハード・アナログ・アナログ・アナログ・アナログ・右脳・右脳・右脳・右脳・・・・Face to Face

・暗黙知・暗黙知・暗黙知・暗黙知・匠の世界・匠の世界・匠の世界・匠の世界・ローカル・ローカル・ローカル・ローカル・クローズ・クローズ・クローズ・クローズ・スロー・スロー・スロー・スロー

・ソフト・ソフト・ソフト・ソフト・デジタル・デジタル・デジタル・デジタル・左脳・左脳・左脳・左脳・・・・Virtual・形式知・形式知・形式知・形式知・・・・ IT (機械化)(機械化)(機械化)(機械化)・グローバル・グローバル・グローバル・グローバル・オープン・オープン・オープン・オープン・・・・スピードスピードスピードスピード

Old Economy New Economy何何 何何をを をを残残 残残しし しし、、 、、何何 何何をを をを捨捨 捨捨てるか

てるか

てるか

てるか?? ??

・IT社会の「光と影」。「我々は何を残し、何を捨てるのか」(注) IT (Information Technology) と ICT (Information &

Communication Technology)は同義で使います

日本は東アジアの一島国になりつつある?日本は東アジアの一島国になりつつある?日本は東アジアの一島国になりつつある?日本は東アジアの一島国になりつつある?

リーマンショック、東海地区のトヨタショック、東日本大震災により日本経済は疲弊。一からの出直しは戦後の復興と同じ?

IMD国際競争力順位の変遷国際競争力順位の変遷国際競争力順位の変遷国際競争力順位の変遷

2000年 2008年

3位 23位

1位 27位

1990 2010年

出所:World Competitiveness Yearbook

神奈川県神奈川県神奈川県神奈川県

40兆

20兆

鉄鋼鉄鋼鉄鋼鉄鋼

生産用機械生産用機械生産用機械生産用機械輸送機械輸送機械輸送機械輸送機械

食料品食料品食料品食料品

業種別製造品出荷額の対前年比増減率推移業種別製造品出荷額の対前年比増減率推移業種別製造品出荷額の対前年比増減率推移業種別製造品出荷額の対前年比増減率推移1人当たり人当たり人当たり人当たりGDPの世界ランキング推移の世界ランキング推移の世界ランキング推移の世界ランキング推移

出所:経済産業省「工業統計」

製造品出荷額等の県別推移

出所:World Economic Outlook Database

愛知県愛知県愛知県愛知県

日本経済を支えてきた製造業の今後日本経済を支えてきた製造業の今後日本経済を支えてきた製造業の今後日本経済を支えてきた製造業の今後

GDPGDPGDPGDPの伸びのの伸びのの伸びのの伸びの6666割は自動車産業割は自動車産業割は自動車産業割は自動車産業

1400140014001400億円億円億円億円

出所:産業構造審議会報告書(平成22年6月)

法人税の国際比較法人税の国際比較法人税の国際比較法人税の国際比較 今後は、国内投資より海外へシフト今後は、国内投資より海外へシフト今後は、国内投資より海外へシフト今後は、国内投資より海外へシフト

世界市場のシェアの推移世界市場のシェアの推移世界市場のシェアの推移世界市場のシェアの推移東アジアと連携強化は必須東アジアと連携強化は必須東アジアと連携強化は必須東アジアと連携強化は必須

� 総人口:世界67億人の6割強(2010年)� 総生産伸び率: 8.9% (2010年)、日本2.3%� 製造業の海外展開の要因:

・超円高 ・国内法人税 ・人件費・電力問題 ・為替リスク ・少子高齢化・市場拡大

自動車とデジカメは強い自動車とデジカメは強い自動車とデジカメは強い自動車とデジカメは強い

ESD21のトップページのトップページのトップページのトップページ

� リーン方式の名で競争優位のビジネスモデルリーン方式の名で競争優位のビジネスモデルリーン方式の名で競争優位のビジネスモデルリーン方式の名で競争優位のビジネスモデルとしてとしてとしてとして知られた知られた知られた知られたトヨタ方式(トヨタ方式(トヨタ方式(トヨタ方式(TPS)と、イノベーションのと、イノベーションのと、イノベーションのと、イノベーションのツール、情報技術ツール、情報技術ツール、情報技術ツール、情報技術(ICT)のシナジーによる事業展開のシナジーによる事業展開のシナジーによる事業展開のシナジーによる事業展開� 団塊世代と若手のコラボ、参加者の自己実現、団塊世代と若手のコラボ、参加者の自己実現、団塊世代と若手のコラボ、参加者の自己実現、団塊世代と若手のコラボ、参加者の自己実現、QOLを支援する自律分散組織による事業展開QOLを支援する自律分散組織による事業展開QOLを支援する自律分散組織による事業展開QOLを支援する自律分散組織による事業展開

https://www.esd21.jp/

ESD21の海外連携国、ミヤンマーの海外連携国、ミヤンマーの海外連携国、ミヤンマーの海外連携国、ミヤンマー

2月、ミヤンマーのビジネス誌「The Future」出版記念講演

・中国+1の東アジア展開国として、ESD21の連携支援国・「市場、労働コスト、親日的、勤勉、豊富な天然資源、安全な国」としてミヤンマーの発展は期待できる

““““TPSととととITのシナジー”ということのシナジー”ということのシナジー”ということのシナジー”ということ

ビジネス活動とは「人間系(TPS)・機械系(IT)による、情報処理・加工・伝達/生産のプロセス」をとおして、

お客様が満足(CS)する価値を創る活動

情報の処理・加工・伝達情報の処理・加工・伝達情報の処理・加工・伝達情報の処理・加工・伝達(設計図/決済書/生産情報など、情報の流れ)

生産生産生産生産(モノの流れ)

入力入力入力入力 出力出力出力出力

QCDの向上、CS/CV増加

オフィス業務 =人間系+機械系(コンピュータ)生産現場業務=人間系+機械系(ロボット化/自動化)

TPS IT

QCD (Quality, Cost, Delivery)

CS=Customer Satisfaction

CV=Customer Value

人モノ金情報

QCD

量CS/CV

出典:『日経ビジネス 2000.1.10』日経BP社

人の知的創造が企業競争力の決め手人の知的創造が企業競争力の決め手人の知的創造が企業競争力の決め手人の知的創造が企業競争力の決め手

・トヨタ方式の基本は、技術よりマネジメント力、人的能力UP・IT時代においても人(というコンピュータ)が最大の経営資源・人材育成(人的能力)と人・組織のモチベーションUPの仕組み創り

産業構造の変化とイノベーション産業構造の変化とイノベーション産業構造の変化とイノベーション産業構造の変化とイノベーション

Front-end

Cock-pit RoofRear

Door

SeatChassis MCC Smart

自動車産業

全製品をカバー

全製品をカバー

IBM DEC

垂直構造(80年代中頃まで)

水平構造(現在)

CPU: IntelほかOS: WindowsほかAP: SAPほかN/W: Ciscoほか周辺: Canon ほかPC: Dellほか

IT業界の構造変化

ITの技術革新により、全ての産業のプロダクト(消費財、生産財、サービス)と、ビジネスプロセスは大きく変化した

<課題>(1)少子高齢化と人口減少の急速な進展(2) ICTの技術革新による情報化・知識社会の進展(3) グローバル化の急速な進展(4)地球規模での持続可能性(地球温暖化など)

1. EV/HV対応(地球環境)対応(地球環境)対応(地球環境)対応(地球環境)2. BRICs対応(メガコンペティション)対応(メガコンペティション)対応(メガコンペティション)対応(メガコンペティション)3. バリューチェーンバリューチェーンバリューチェーンバリューチェーン

(例) モジュール化

(例)プリウス

1. ライン停止の文化 豊田佐吉・・・・自働化自働化自働化自働化(=Autonomation) コンセプト: 1902

・人的能力を備えた自動化

2.Just-In-Time Process 豊田喜一郎・・・・ “Just-In-Time” コンセプト:コンセプト:コンセプト:コンセプト: 1938

- 次工程の必要な部品だけを生産する-ムダの排除

3. 金型のシングル(10分以内)段取り 新郷重夫

4. かんばんシステム 大野耐一-引き生産 -次工程の後補充

トヨタ生産方式の歴史トヨタ生産方式の歴史トヨタ生産方式の歴史トヨタ生産方式の歴史

Type-G Toyoda Automatic Loom with Non-stop Shuttle Change Motion (1924)

TPSの基本と求める組織構造の基本と求める組織構造の基本と求める組織構造の基本と求める組織構造TPSの理念:の理念:の理念:の理念: お客様第一(お客様第一(お客様第一(お客様第一(Customer First)

二本の柱:二本の柱:二本の柱:二本の柱: ・ジャスト・イン・タイム(・ジャスト・イン・タイム(・ジャスト・イン・タイム(・ジャスト・イン・タイム(Just-In-Time )

・自働化・自働化・自働化・自働化 (Autonomy, 自律した自動化自律した自動化自律した自動化自律した自動化)

常にあるべき姿(To Be)を目指し「改善」し続ける

人間集団を創り上げること

ディーラ

本社

車両工場

エンジン工場、部品サプライヤ

N/W

サトウサンペイ、「フジ三太郎」朝日新聞より

抽象化

具体化

ホロニクス型:調和型自律分散ホロニクス型:調和型自律分散ホロニクス型:調和型自律分散ホロニクス型:調和型自律分散

ホロニクス型:

オーケストラ(組織)という

全体は、構成する各演奏者という個で成り立つ

実世界 モデル

<30年前>

<2000年以降>

オルフェウス管弦楽団

(指揮者のいないオーケストラ指揮者のいないオーケストラ指揮者のいないオーケストラ指揮者のいないオーケストラ)

指揮者という統率する人がいなくても自律分散(自己完結)した組織で仕事、すなわちシステムが自己組織化されて、運営される理想像の追求

ゴールゴールゴールゴール

トヨタシステム・・・トヨタシステム・・・トヨタシステム・・・トヨタシステム・・・TPSととととToyota Way

平準化平準化平準化平準化 (Leveled Production)、標準作業、標準作業、標準作業、標準作業

目で見る管理(目で見る管理(目で見る管理(目で見る管理(Visual Management):情報共有):情報共有):情報共有):情報共有

従業員満足従業員満足従業員満足従業員満足 ES (Employee Satisfaction)

QCDE( Quality, Cost, Delivery , Environment)の追求の追求の追求の追求

顧客満足顧客満足顧客満足顧客満足CS 、顧客感動、顧客感動、顧客感動、顧客感動CD

顧客価値顧客価値顧客価値顧客価値CV (Customer Value )

Just-In-Time必要な物を必要な量を

必要な時に・工程の流れ化・タクトタイム

・後工程引取り

・小ロット化

自働化自働化自働化自働化((((Autonomy))))

工程内での

品質の造り込み

(問題の顕在化)・省人化

・自立化/自律化

無駄の排除

People & Teamwork

改善活動改善活動改善活動改善活動

人とチームワーク

・現地現物 ・7つの無駄

・真因の追究 ・問題解決

労使信頼、企業風土、労使信頼、企業風土、労使信頼、企業風土、労使信頼、企業風土、 トヨタのトヨタのトヨタのトヨタのDNA

トヨタ生産方式の本質は、技術や方法論でなく、人的能力向上トヨタシステムの4P(Philosophy, People, Process, Problem solving)

トヨタ生産方式の2本の柱トヨタ生産方式の2本の柱トヨタ生産方式の2本の柱トヨタ生産方式の2本の柱

1)ジャスト・イン・タイムジャスト・イン・タイムジャスト・イン・タイムジャスト・イン・タイム (売れないモノを造る余裕はない)

平準化を前提に「必要なモノを、必要な時に、必要なだけ」造り、運ぶ

2)自働化自働化自働化自働化 (不良品を造っておれない)

機械にもインテリジェト化して「異常や問題があれば自ら止まり」、見張り番をなくして省人化する

モノと情報の停滞をなくし、リードタイムの短縮

人も機械も自律化して自工程完結、品質確保・品質を自工程で造りこむ・人の付加価値/生産性UP

阻害要因をひとつひとつ知恵を出して解決

ムダ・異常を排除して原価低減につなげる

「お客様第一」を理念に2本の柱「ジャストインタイム」と「自働化」「お客様第一」を理念に2本の柱「ジャストインタイム」と「自働化」「お客様第一」を理念に2本の柱「ジャストインタイム」と「自働化」「お客様第一」を理念に2本の柱「ジャストインタイム」と「自働化」

・新車開発のCE/SE

・生産・販売のTPS

資金回収

の迅速化

・「トヨタの基本理念」の行動指針として・「トヨタの基本理念」の行動指針として・「トヨタの基本理念」の行動指針として・「トヨタの基本理念」の行動指針として2001年に策定年に策定年に策定年に策定・「人を最大の経営リソース」とする・「人を最大の経営リソース」とする・「人を最大の経営リソース」とする・「人を最大の経営リソース」とするTPS(トヨタ生産方式)をベースとして策定(トヨタ生産方式)をベースとして策定(トヨタ生産方式)をベースとして策定(トヨタ生産方式)をベースとして策定

ビジョンの共有ビジョンの共有ビジョンの共有ビジョンの共有 ““““Toyota Way 2001”

Continuous Improvement知恵と改善知恵と改善知恵と改善知恵と改善

Respect for People人間性尊重人間性尊重人間性尊重人間性尊重

Challenge

Kaizen

Genchi Genbutsu

Respect

Teamwork

(現地現物)(現地現物)(現地現物)(現地現物)

暗黙知として存在暗黙知として存在暗黙知として存在暗黙知として存在するトヨタ独自のするトヨタ独自のするトヨタ独自のするトヨタ独自の思想・価値観・手法思想・価値観・手法思想・価値観・手法思想・価値観・手法

真のグローバル真のグローバル真のグローバル真のグローバル

企業への脱皮企業への脱皮企業への脱皮企業への脱皮

トヨタウェイとしてトヨタウェイとしてトヨタウェイとしてトヨタウェイとしてグローバルトヨタでグローバルトヨタでグローバルトヨタでグローバルトヨタで見える化、情報共有化見える化、情報共有化見える化、情報共有化見える化、情報共有化

<<<<2本の柱>本の柱>本の柱>本の柱> <<<<5つのキーワード>つのキーワード>つのキーワード>つのキーワード>

ものづくりとトヨタ生産方式(TPS)ものづくりとトヨタ生産方式(TPS)ものづくりとトヨタ生産方式(TPS)ものづくりとトヨタ生産方式(TPS)

T

1970 1980 1990 2000 2010

トヨタ生産方式の発展

リーン方式の発展・展開(US,海外)

国内の製造業

’37 トヨタ自動車創立

’73 トヨタ生産方式(社内マニュアル)

’78 トヨタ生産方式出版(大野)

’83 トヨタ生産方式出版(門田)

生産の海外移転生産の海外移転生産の海外移転生産の海外移転

’90 The machine that change the world(Womack)

Agile ソフトソフトソフトソフト開発開発開発開発TPSを起源とした

手法/コンセプト

伝統的伝統的伝統的伝統的TPSからの脱皮からの脱皮からの脱皮からの脱皮

リーン生産方式がリーン生産方式がリーン生産方式がリーン生産方式がUSから世界に普及から世界に普及から世界に普及から世界に普及

生産の国内回帰生産の国内回帰生産の国内回帰生産の国内回帰

リーン方式が他産業界へ普及リーン方式が他産業界へ普及リーン方式が他産業界へ普及リーン方式が他産業界へ普及

’03 The Toyota Way (Liker)

6シグマ、6シグマ、6シグマ、6シグマ、ECR,TOC

’85~90 USの日本産業の視察

・グローバル展開・生産から経営全般・ICTの技術革新

TPSは、リーン方式は、リーン方式は、リーン方式は、リーン方式(アジャイル)の名で世界の人達は真剣に学ぶアジャイル)の名で世界の人達は真剣に学ぶアジャイル)の名で世界の人達は真剣に学ぶアジャイル)の名で世界の人達は真剣に学ぶ

再度、海外移転

(円高など)

17

リーン方式という名のトヨタ生産方式(リーン方式という名のトヨタ生産方式(リーン方式という名のトヨタ生産方式(リーン方式という名のトヨタ生産方式(TPS)

クラフトマン生産

(職人の手工業)

マス(大量)生産

(フォード方式フォード方式フォード方式フォード方式)

リーン生産(トヨタ方式トヨタ方式トヨタ方式トヨタ方式)

19世紀

20世紀前半

20世紀後半

生産現場だけでなく、全ビジネス活動はリーン方式への脱皮が必要

<<<<GM・トヨタ生産性比較>・トヨタ生産性比較>・トヨタ生産性比較>・トヨタ生産性比較>

GMFramingham

ToyotaTakaoka

NUMMIFremont

製品時間[時間製品時間[時間製品時間[時間製品時間[時間/台]台]台]台] 31 16 19

135 45 45不具合[件不具合[件不具合[件不具合[件/100台]台]台]台]

作業スペース作業スペース作業スペース作業スペース

平均部品在庫平均部品在庫平均部品在庫平均部品在庫

8.1 4.8 7.0

2週間分2週間分2週間分2週間分 2時間分2時間分2時間分2時間分 2日分2日分2日分2日分

1987年時点の調査資料年時点の調査資料年時点の調査資料年時点の調査資料

出典:J.P.Womack, et al.,

The Machine that Changed

the World (IMVP Survey)

21世紀の企業競争力の向上は?

・N/Wコラボレーションによるバーチャルエンタープライズ・人と組織の知的資産の創造、知の共有と再生産・人(TPSによる改善・改革力)と

IT(技術とツール)のシナジー

USがトヨタから学んだがトヨタから学んだがトヨタから学んだがトヨタから学んだ NUMMI

• 1982 – GMがカリフォルニア州フリーモント工場を閉鎖– 最低の生産性、欠勤率

• 1984 – NUMMI (Toyota & GM)として再開– GM閉鎖でレイオフされた労働者(多能工化して)で再開– スタッフの役割は、指示ではなく支援– 訓練された小グループで自律的運営(設計、現場作業)– 作業者の判断によるラインストップ、問題点の顕在化と改善

• 1985 – 生産性と品質は2倍に.GM全工場を抜く.

� 全米一のローテク工場が生産性では全米一(米Fortune誌)� TPSの本質 “人間性尊重による人的能力向上のしくみ”が

USの得意とするハイテク戦略を凌駕した。

NUMMIはGMとの提携解消。トヨタは同工場の一部でテスラテスラテスラテスラとEV(電気自動車)生産

2. Map the Value Stream

3. Establish Flow

4. Implement Pull

1. Specify Value

後工程が前工程にPull情報(TPSでは“かんばん”)を出さなければ、前工程は何もしない。

価値の流れを全プロセスで見える化。各ステップで顧客サービスに対して価値有無の割合をマッピング

商品、サービス、情報の流れを、全プロセスを通して最初から最後まで連続した動きにする

ムダを徹底的に削除して、全ての活動が顧客の価値を創造する

顧客の期待で価値を定義し、商品各々の価値を表現する

リーン思考の5つの原則リーン思考の5つの原則リーン思考の5つの原則リーン思考の5つの原則

・TPS/リーン方式は、お客様のPullによる価値の流れの構築・全ての業種業態におけるTPS/リーン思考の共通概念

5. Work to Perfection

� Andon (行灯) : Signboard

� Mieruka (見える化) : Visibility ,

Visual management

� Genchi Genbutsu (現地現物) :Go and see for yourself

� Hansei (反省) : Self-reflection

� Heijunka (平準化) : Production Smoothing

� Jidoka (自働化): Autonomation,

Automation with human intelligence

� Just-in-Time (ジャストインタイム) :JIT

� Kaizen (改善):Continuous Improvement

� Kanban (かんばん) :Sign, Index Card

� Muda (ムダ) : Waste

� Mura (ムラ) : Unevenness

� Muri (無理) :Overburden

TPSで良く使われる言葉で良く使われる言葉で良く使われる言葉で良く使われる言葉

Kanban

Andon

ツールの使い方をとおして本質を学ぼうツールの使い方をとおして本質を学ぼうツールの使い方をとおして本質を学ぼうツールの使い方をとおして本質を学ぼう

TPS/Agileの本質人的能力の100%発揮人間性尊重

ツールの本質

ツールや”ツールや”ツールや”ツールや” Know how” よりよりよりより ““““ Know why” をををを

日本的経営の持つ良さの堅持

明示知(形式知)

暗黙知

“How to”やツールの存立根拠、本質

かんばん、あんどんポカよけ、一個流しPull

リファクタリング、ペアプロTDD,朝会、イテレーション

①TPSでは、お客様のPullに合わせた仕事の流れ、モノの流れの構築。そのために、ムダの徹底的な排除。

②「あるべく姿をめざして」改善しつづける人間集団を創ること。

TPS アジャイルアジャイルアジャイルアジャイル

ツール(Tool)

TPSの本質

TPSの根底思想:原価主義より原価低減の根底思想:原価主義より原価低減の根底思想:原価主義より原価低減の根底思想:原価主義より原価低減

需要 > 生産

原価主義:原価主義:原価主義:原価主義:

売価売価売価売価====原価原価原価原価 ++++ 利益利益利益利益

需要 < 生産

原価低減:原価低減:原価低減:原価低減:

利益利益利益利益====売価売価売価売価 ---- 原価原価原価原価

利益

売価

原価

利益

原価

①①①①売価を上げる売価を上げる売価を上げる売価を上げる ②②②②原価を下げる原価を下げる原価を下げる原価を下げる

原価に一定の利益を乗せて原価に一定の利益を乗せて原価に一定の利益を乗せて原価に一定の利益を乗せて売価を決定売価を決定売価を決定売価を決定

売価は買い手が決める売価は買い手が決める売価は買い手が決める売価は買い手が決める利益確保のために原価を低減利益確保のために原価を低減利益確保のために原価を低減利益確保のために原価を低減

売価

・利益を上げるためには、原価低減努力しかない。

一人一人が「これ1個いくら」という原価意識を持つ

リードタイムの短縮リードタイムの短縮リードタイムの短縮リードタイムの短縮

・最初の工程から最後の工程までのモノの通過時間・最初の工程から最後の工程までのモノの通過時間・最初の工程から最後の工程までのモノの通過時間・最初の工程から最後の工程までのモノの通過時間・生産のリードタイム=加工(組立)時間+運搬時間+滞留時間・生産のリードタイム=加工(組立)時間+運搬時間+滞留時間・生産のリードタイム=加工(組立)時間+運搬時間+滞留時間・生産のリードタイム=加工(組立)時間+運搬時間+滞留時間・ビジネス全般では、「受注から納品まで、代金回収までの時間」・ビジネス全般では、「受注から納品まで、代金回収までの時間」・ビジネス全般では、「受注から納品まで、代金回収までの時間」・ビジネス全般では、「受注から納品まで、代金回収までの時間」

リードタイムとはリードタイムとはリードタイムとはリードタイムとは

リードタイム=原価リードタイム短縮は原価低減と同じ

素材加工

(鋳造、鍛造)

機械加工

(旋削、研削)組付け、組立

お客様へ

(次工程)素形材

加工(組立)時間

付加価値を付けた時間(V)

運搬時間、手待ち、在庫の滞留時間(T)

トップクラス(V/T=1/200~300),普通( V/T= 1/2,000~3,000)、ひどい現場( V/T= 1/20,000~30,000)

1)造りすぎのムダ1)造りすぎのムダ1)造りすぎのムダ1)造りすぎのムダ (最悪なムダ)(最悪なムダ)(最悪なムダ)(最悪なムダ)2)手待ちのムダ2)手待ちのムダ2)手待ちのムダ2)手待ちのムダ3)運搬のムダ3)運搬のムダ3)運搬のムダ3)運搬のムダ4)加工そのもののムダ4)加工そのもののムダ4)加工そのもののムダ4)加工そのもののムダ5)在庫のムダ5)在庫のムダ5)在庫のムダ5)在庫のムダ6)動作のムダ6)動作のムダ6)動作のムダ6)動作のムダ7)不良品、手直しのムダ7)不良品、手直しのムダ7)不良品、手直しのムダ7)不良品、手直しのムダ

徹底したムダの排除徹底したムダの排除徹底したムダの排除徹底したムダの排除

①①①① ムダムダムダムダ

なくすことができる作業上の不必要な動作(例) 待ち時間、材料の並べ直し

②②②② 付加価値はないが必要な作業付加価値はないが必要な作業付加価値はないが必要な作業付加価値はないが必要な作業

今の条件下では付加価値はないが、

やらなければ ならない動作

(例)組付けのため、部品を持ってくる作業

③③③③ 付加価値のある正味作業付加価値のある正味作業付加価値のある正味作業付加価値のある正味作業

作業により、付加価値を与える動作。加工作業や

組立作業により、モノの形状や質を変える作業

ムダムダムダムダ

付加価値はないが、付加価値はないが、付加価値はないが、付加価値はないが、必要な作業必要な作業必要な作業必要な作業

正味作業正味作業正味作業正味作業

作業者の動作

「原価を高める生産の諸要素」、「原価を高める生産の諸要素」、「原価を高める生産の諸要素」、「原価を高める生産の諸要素」、

「付加価値を高めないもの全て」「付加価値を高めないもの全て」「付加価値を高めないもの全て」「付加価値を高めないもの全て」

<7つのムダ(無駄)>

ムダの定義ムダの定義ムダの定義ムダの定義

25

リードタイム短縮リードタイム短縮リードタイム短縮リードタイム短縮

付加価値作業とムダ、付加価値作業とムダ、付加価値作業とムダ、付加価値作業とムダ、

付加価値のない付帯作業付加価値のない付帯作業付加価値のない付帯作業付加価値のない付帯作業

の区分の区分の区分の区分

$$

$ $$

$$$

お客様への価値作業お客様への価値作業お客様への価値作業お客様への価値作業

リードタイム短縮リードタイム短縮リードタイム短縮リードタイム短縮

コスト削減コスト削減コスト削減コスト削減

結果結果結果結果: リードタイム短縮リードタイム短縮リードタイム短縮リードタイム短縮, ココココ

スト削減スト削減スト削減スト削減, 品質向上品質向上品質向上品質向上

お客様に価値を提供するリードタイムの削減第一ステップ; ムダの削減第二ステップ; 付加価値のない必要な作業を無くす

リードタイム短縮リードタイム短縮リードタイム短縮リードタイム短縮 = コスト低減コスト低減コスト低減コスト低減

付加価値付加価値付加価値付加価値付帯業務付帯業務付帯業務付帯業務

ムダムダムダムダ

ジャストインタイムの目的はリードタイム短縮ジャストインタイムの目的はリードタイム短縮ジャストインタイムの目的はリードタイム短縮ジャストインタイムの目的はリードタイム短縮

商品開発 生産準備

販売店(卸)

お客様二次 一次 生産ライン

調達のリードタイム 生産リードタイム 物流・販売リードタイム

営業所(小売)

トータルリードタイム

情報のリードタイム情報のリードタイム情報のリードタイム情報のリードタイム

開発リードタイム 生準リードタイム

IT活用によるトータルリードタイム短縮活用によるトータルリードタイム短縮活用によるトータルリードタイム短縮活用によるトータルリードタイム短縮

・リードタイム短縮はコスト低減と同じ・リードタイム短縮はコスト低減と同じ・リードタイム短縮はコスト低減と同じ・リードタイム短縮はコスト低減と同じ(1)商品開発期間短縮(1)商品開発期間短縮(1)商品開発期間短縮(1)商品開発期間短縮(2)生産、物流、販売の連携によるリードタイム短縮(2)生産、物流、販売の連携によるリードタイム短縮(2)生産、物流、販売の連携によるリードタイム短縮(2)生産、物流、販売の連携によるリードタイム短縮・情報の共有化、見える化、オープン化・情報の共有化、見える化、オープン化・情報の共有化、見える化、オープン化・情報の共有化、見える化、オープン化

27

お客様の引きによる流れの構築お客様の引きによる流れの構築お客様の引きによる流れの構築お客様の引きによる流れの構築

素形材

部品

完成品(車)

お客様

発散 収束(集約) 発散

生産(発散と収束)

逆生産(リサイクル) 収束

A-B-C-D-E-F

完成品(車)A

BC

DE

F

お客様

1a-1b-1c-1d-1e-1f

2a-2b-2c-2d-2e-2f

na-nb-nc-nd-ne-nf

素材から部品、部品から車まで同期化

TPSの「あるべき姿」=仕事(物)の流れ、人間尊重と生産性の両立

・お客様からのPULL ・自律化 ・リードタイム短縮

・平準化 ・同期化 ・小ロット化 ・一個流し ・セル方式

生産工程の流れ化生産工程の流れ化生産工程の流れ化生産工程の流れ化

・外注に中間工程を出すな 安価な設備を使って内製化

2.工程の分岐合流をなくす(乱流から整流へ)2.工程の分岐合流をなくす(乱流から整流へ)2.工程の分岐合流をなくす(乱流から整流へ)2.工程の分岐合流をなくす(乱流から整流へ)

鍛造 熱処理 ショット 検査鍛造

熱処理

ショット

検査

製品があちこちに停滞 在庫量大 簡素な流れ 先入れ先出し 工程間停滞少

迷路の解消工程の組み方の悪さ 安価な設備で整流化

3.ラインの中は1個ずつ工程順に流す3.ラインの中は1個ずつ工程順に流す3.ラインの中は1個ずつ工程順に流す3.ラインの中は1個ずつ工程順に流す

A B C材料在庫

A在庫

A在庫

B在庫

B 完成品 A⇒B⇒C材料 完成品

各作業者がある量を造ったら次工程へ品物を運ぶ 1個ずつ品物を造り次工程へ流す

1.流れの簡素化1.流れの簡素化1.流れの簡素化1.流れの簡素化

TPSの「あるべき姿」は「顧客の引きに応じた、滞留のない流れの構築」の「あるべき姿」は「顧客の引きに応じた、滞留のない流れの構築」の「あるべき姿」は「顧客の引きに応じた、滞留のない流れの構築」の「あるべき姿」は「顧客の引きに応じた、滞留のない流れの構築」

トヨタ生産方式(トヨタ生産方式(トヨタ生産方式(トヨタ生産方式(TPS)))): Pull Process

一般的なビジネスプロセス一般的なビジネスプロセス一般的なビジネスプロセス一般的なビジネスプロセス : Push Process

Pushボトルネック

スペース

待ち時間

中間在庫

Customer Pull

個々のペーパークリップがバリューチェーンにおけるそれぞれの仕事のプロセスとイメージ

ボトルネックを無くす

仕事に流れをつくる作業場所を小さくできる品質は向上する

お客様の引き(お客様の引き(お客様の引き(お客様の引き(Pull System))))

お客様の引き

・お客様(次工程)の引き(Pull)による作業(運搬、生産)・かんばん方式は次工程の引き(Pull)による連続した流れを実現

工程1工程1工程1工程1 工程工程工程工程2 工程工程工程工程3 工程工程工程工程4

指示装置

工程1工程1工程1工程1 工程工程工程工程2 工程工程工程工程3

お客様のPush

お客様のPull

工程工程工程工程4

後工程のかんばんのPull情報

指示装置から各工程へPush情報

引取りかんばん引取りかんばん引取りかんばん引取りかんばん

工程工程工程工程

プレスプレスプレスプレス 溶接溶接溶接溶接 塗装塗装塗装塗装 組立組立組立組立

部品メーカ

Assembly Line Control (ALC)

車両組立工場車両組立工場車両組立工場車両組立工場

販売店販売店販売店販売店

<生産工程生産工程生産工程生産工程>

部品引き取り部品引き取り部品引き取り部品引き取り

かんばんかんばんかんばんかんばん

生産指示かんばん生産指示かんばん生産指示かんばん生産指示かんばん

物の流れ物の流れ物の流れ物の流れ

情報の流れ情報の流れ情報の流れ情報の流れ

トヨタの車づくりにおける物と情報の流れトヨタの車づくりにおける物と情報の流れトヨタの車づくりにおける物と情報の流れトヨタの車づくりにおける物と情報の流れ

工程工程工程工程 工程工程工程工程

鋳造鍛造

機械加工組立

後工程の後工程の後工程の後工程のPullによる「かんばん方式」による「かんばん方式」による「かんばん方式」による「かんばん方式」

31

部品発注の量(Forecast, Real)

Time (Month)

内示(Push)

かんばん(実需)(Pull)

内示注文; 情報システム(MRP) によるPush、確定注文; かんばんによるPull

モノの流れモノの流れモノの流れモノの流れ

情報の流れ情報の流れ情報の流れ情報の流れ

Process Process Process

情報システム情報システム情報システム情報システム

Process Process Process

情報システム情報システム情報システム情報システム内示(Push)

注文(Pull)

注文(Push)

<MRP(Push)>

<Kanban(Pull)>

“かんばん”を外す

注文(Push) 注文(Push)

注文(Pull) 注文(Pull)

TPSを基本の生産・物流もを基本の生産・物流もを基本の生産・物流もを基本の生産・物流も 80年代初からIT化年代初からIT化年代初からIT化年代初からIT化

・伝統的・伝統的・伝統的・伝統的TPS(人間情報処理システム)は(人間情報処理システム)は(人間情報処理システム)は(人間情報処理システム)はITで進化で進化で進化で進化・現在、・現在、・現在、・現在、TPSは“トヨタウェイ”としてトヨタの全部門へは“トヨタウェイ”としてトヨタの全部門へは“トヨタウェイ”としてトヨタの全部門へは“トヨタウェイ”としてトヨタの全部門へ

TPS

IT IT

ITTPS

本社本社本社本社

生産工場生産工場生産工場生産工場

<80年代前半まで> <90年代~> <現在>

人間系(TPS)

と機械系(IT)

-プロセス指向プロセス指向プロセス指向プロセス指向-改善改善改善改善-協働協働協働協働-オープンオープンオープンオープン-フレキシブルフレキシブルフレキシブルフレキシブル

-結果指向(成果主義)結果指向(成果主義)結果指向(成果主義)結果指向(成果主義)-イノベーションイノベーションイノベーションイノベーション-創造創造創造創造-クローズクローズクローズクローズ-固定化固定化固定化固定化(マニュアル化)(マニュアル化)(マニュアル化)(マニュアル化)

・経営管理の融合・経営管理の融合・経営管理の融合・経営管理の融合・良いとこ取り・良いとこ取り・良いとこ取り・良いとこ取りの経営への経営への経営への経営へ

人中心人中心人中心人中心の日本的管理の日本的管理の日本的管理の日本的管理 技術(技術(技術(技術(IT)中心中心中心中心の欧米的管理の欧米的管理の欧米的管理の欧米的管理

・単一民族・農耕文化・「和」「道」・暗黙知

・人種の“るつぼ”・狩猟/略奪文化・「自己主張」・形式知

車両組立工場の車両組立工場の車両組立工場の車両組立工場のIT化(生産・物流)化(生産・物流)化(生産・物流)化(生産・物流)

プレス工程

組立工程

ボディー溶接工程

RFID

ブロードバンドブロードバンドブロードバンドブロードバンド

RFID

塗装工程

・自律分散型ALC・ブロードバンド・RFID

組立工場のIT化

かんばん方式のIT化・e-かんばん

80年度後半

90年度後半

・欧米のCIM(IT化)に対してトヨタはHIM(人主体の(人主体の(人主体の(人主体のTPS))))・80年代後半からTPS(人間情報システム)をITで強化

TPSによる人材育成を基本にしたIT(道具)導入。

34

IT化推進と現地現物IT化推進と現地現物IT化推進と現地現物IT化推進と現地現物

・ビジネス活動は“生身の人間”による生きたシステム。改善できないIT化はダメ。柔らかい自律分散型のIT化・しくみの悪さを情報システム(IT化)により隠蔽させるな・情報システム(IT化)の導入で無駄込みの自動化にするな

・現地現物

・3現主義=現場・現物・現実「現場に行って、現物を通して、現実を見て行動すること

・5ゲン主義=3現主義+原理・原則原理:多くの物事がそれによって説明できると考えられる

根本的な理論原則:基本的なルールで日進月歩する

IT化の課題

なぜ、なぜをなぜ、なぜをなぜ、なぜをなぜ、なぜを5回で真因の追究回で真因の追究回で真因の追究回で真因の追究

①①①①単純な表現単純な表現単純な表現単純な表現②因果関係は逆も成り立つか②因果関係は逆も成り立つか②因果関係は逆も成り立つか②因果関係は逆も成り立つか③問題は事実に基づき、拡散しない③問題は事実に基づき、拡散しない③問題は事実に基づき、拡散しない③問題は事実に基づき、拡散しない

なぜ機械は止まなぜ機械は止まなぜ機械は止まなぜ機械は止まっっっったのかたのかたのかたのか 過負荷過負荷過負荷過負荷ででででヒヒヒヒューューューューズズズズがががが切切切切れたれたれたれた

なぜ、なぜ、なぜ、なぜ、過負荷過負荷過負荷過負荷になになになになっっっったかたかたかたか 軸受部軸受部軸受部軸受部のののの潤滑潤滑潤滑潤滑が不が不が不が不十十十十分分分分

なぜなぜなぜなぜ十十十十分に分に分に分に潤滑潤滑潤滑潤滑しないかしないかしないかしないか 潤滑ポ潤滑ポ潤滑ポ潤滑ポンンンンププププがくがくがくがくみみみみ上げていない上げていない上げていない上げていない

なぜなぜなぜなぜ十十十十分にく分にく分にく分にくみみみみ上げないのか上げないのか上げないのか上げないのか ポポポポンンンンププププのののの軸軸軸軸がががが磨耗磨耗磨耗磨耗してガタガタしてガタガタしてガタガタしてガタガタ

なぜなぜなぜなぜ磨耗磨耗磨耗磨耗したのかしたのかしたのかしたのか 濾過濾過濾過濾過機がついてなく機がついてなく機がついてなく機がついてなく切粉切粉切粉切粉がががが入っ入っ入っ入ったたたた

1回目回目回目回目

2回目回目回目回目

3回目回目回目回目

4回目回目回目回目

5回目回目回目回目

機械が動かなくなった機械が動かなくなった機械が動かなくなった機械が動かなくなった

再発防止対策:再発防止対策:再発防止対策:再発防止対策: ストレーナの取付けストレーナの取付けストレーナの取付けストレーナの取付け

TPSによる人材育成の肝は、「なぜなぜ分析」による真因の追究(米国のロジカル・シンキング手法で体系的に学ぶことは可能)

人間系と人間系と人間系と人間系と IT系とのアナロジー系とのアナロジー系とのアナロジー系とのアナロジー

個人 個人

個人個人

組織組織組織組織企業企業企業企業

組織

組織

組織

組織

企業

企業

企業

企業

企業

・マーケティング、設計、生産・開発、設計・スタッフ、ライン

・前工程、後工程・管理部門、現場

・開発 ・取引

・垂直 ・水平・同業 ・異業・域内 ・域外・国内 ・国外

人間系人間系人間系人間系 機械系機械系機械系機械系IT系系系系

・TCP/IP ・API ・EAI・EDI ・SOAP ・UDDI・EC(B2B,B2C,B2G)・CGI ・DGI ・GUI・P2P ・CORBA ・サーバークライアント

イントラネイントラネイントラネイントラネッッッットトトトエキエキエキエキストラネストラネストラネストラネッッッットトトト

インターネインターネインターネインターネッッッットトトト

COM

COMCOM

COM

COM

COM

COM

COM COM

COM

COM

COM

LAN

WAN

COM=Computer

ControlCommunication

人(の脳)人(の脳)人(の脳)人(の脳) コンピュータコンピュータコンピュータコンピュータ

組織組織組織組織 情報システムアーキテクチャ情報システムアーキテクチャ情報システムアーキテクチャ情報システムアーキテクチャ

管理管理管理管理情報情報情報情報伝達伝達伝達伝達

制御制御制御制御通信通信通信通信

コンピュータ連携企業内連携 企業間連携

ビジネスパートナビジネスパートナビジネスパートナビジネスパートナ

チームワークによる改善チームワークによる改善チームワークによる改善チームワークによる改善1.情報(方針、販売、生産、品質)の共有化と共通認識1)見える化2)標準づくり(標準無ければ改善なし)3)チームによる改善・QCサークル発表会などによる知識の交換 ・知識、技能の伝承・個人(チーム)、組織力UPのためのベクトル合わせ

・組織としての能力開発 (多能工化へのスキルマップ)

2.改善は職場の5Sから3.なんでも話せる職場づくり・あいさつ ・朝のミーティング ・休憩所での雑談 ・インフォーマル活動

4.IT化は個人や組織細胞を活性化し、コラボレーションを促進する。

組織としての組織としての組織としての組織としてのベクトル合ベクトル合ベクトル合ベクトル合わわわわせせせせ

組織力小 組織力大

システムシステムシステムシステム/プロセスの見える化例プロセスの見える化例プロセスの見える化例プロセスの見える化例

システムブロック図

従 来 TLSCの活用

担当者

管理者・ユーザを交えた検討

管理者・ユーザには理解難

•生産・物流分野の情報システムの企画・検討

システム・プロセスの見える化システム・プロセスの見える化システム・プロセスの見える化システム・プロセスの見える化

•生産・物流分野情報システムの企画・検討

•業務プロセス分析・スリム化•システムの開発

コンピュータ

機能図

工程制御図

工程図

工程管理

基本構造図 床裏ブース

はねだし

システム範囲システムの狙い・・・・・・・・

建 付

吊上げ シーラ電着

タグ交換

正常シーラ

建付

マグカードを読ませる

IDタグに車両情報を書込む

コンベアを停止させる

書込OK?NG

OK続行

車両番号検索

車両到着を知る車両到着を知る

マグカード入力を促す

車両情報一時保管

車両番号認識

IDタグ用に車両仕様編集

(注)(注)(注)(注)TLSC=Total Link System Chart

現在トヨタで数百枚

1枚の紙(巻紙)で、すべての関係者が全体を鳥瞰・俯瞰できる

車のオーダーデリバリの業務改革車のオーダーデリバリの業務改革車のオーダーデリバリの業務改革車のオーダーデリバリの業務改革

実態調査実態調査実態調査実態調査個別改革個別改革個別改革個別改革 実績実績実績実績頻度頻度頻度頻度 工工工工 程程程程 指指指指 標標標標

年年年年 年度計画年度計画年度計画年度計画

受注予測受注予測受注予測受注予測 予測的中率予測的中率予測的中率予測的中率

販売計画販売計画販売計画販売計画生産計画生産計画生産計画生産計画

月月月月

(週)(週)(週)(週)輸送計輸送計輸送計輸送計

画画画画

計画との計画との計画との計画との

乖離率乖離率乖離率乖離率

週週週週 ファームファームファームファーム 遵守率遵守率遵守率遵守率

オーダ変更オーダ変更オーダ変更オーダ変更 リジェクト率リジェクト率リジェクト率リジェクト率LLLL////O遵守率O遵守率O遵守率O遵守率

調調調調 達達達達 納期遵守率納期遵守率納期遵守率納期遵守率

95%95%95%95%

完成車輸送完成車輸送完成車輸送完成車輸送到着納期遵守率到着納期遵守率到着納期遵守率到着納期遵守率98%98%98%98%日日日日

納納納納 車車車車 納車日遵守率納車日遵守率納車日遵守率納車日遵守率

生生生生 産産産産

99.7%99.7%99.7%99.7%

NBCNBCNBCNBC

<<<<95%95%95%95%0%0%0%0%100%100%100%100%

<<<<95%95%95%95%

100%100%100%100%<<<<95%95%95%95%

目標目標目標目標

<<<<85%85%85%85%

トータルリンクシステム図(トータルリンクシステム図(トータルリンクシステム図(トータルリンクシステム図(TLSC))))

1.人は課題が「見える化」され、定量化されれば、全員参加の

チーム活動で自発的に課題解決に動く (TPSの真髄・トヨタの風土)

2.全体の俯瞰,「見える化」され、各ポイントでのパフォーマンスメジャ(KPI)の明確化が、関係者の問題意識の共有化に有効

見える化

全体最適

グローバル物流システムの設計グローバル物流システムの設計グローバル物流システムの設計グローバル物流システムの設計

事例3事例3事例3事例3 北米での部品調達物流北米での部品調達物流北米での部品調達物流北米での部品調達物流 (変更後)(変更後)(変更後)(変更後)

生産拠点生産拠点生産拠点生産拠点

クロスドッククロスドッククロスドッククロスドック

センターセンターセンターセンター

・・・・北米のクロスドック設立北米のクロスドック設立北米のクロスドック設立北米のクロスドック設立

・・・・共同物流化(サプラ共同物流化(サプラ共同物流化(サプラ共同物流化(サプライヤ~イヤ~イヤ~イヤ~クロスドクロスドクロスドクロスドッッッック)ク)ク)ク)

生産拠点生産拠点生産拠点生産拠点

---- 太太太太いいいいパパパパイプ、イプ、イプ、イプ、多頻度多頻度多頻度多頻度

TLSCによる物流ルート、在庫、運搬量、運搬頻度、オペレーション、コストなどを1枚枚枚枚のののの図面(巻紙)図面(巻紙)図面(巻紙)図面(巻紙)で全体を俯瞰し、多くの関係者から知恵の創出。ITツール(物流シミュレータ)により最適化、関係者との情報共有化

新しい新しい新しい新しいITツールによる業務改革ツールによる業務改革ツールによる業務改革ツールによる業務改革

スマートフォン

<最近注目されるICTの技術>・Public クラウド(SaaS, PaaS, IaaS)

・仮想化(クライアント/サーバ/ストレージ)・SNS ・NGN ・マイクロブロギング(Twitter)・スマートフォン、タブレット端末・Business Intelligence ・SOA ・OSS

・Business Architecture

タブレット

IT構造の変化

ココココミミミミュニケーションュニケーションュニケーションュニケーション力向力向力向力向上上上上・社内情報共有・従業員満足(ES)・顧客満足向上(CS)

(予約、カタログ、デジタルサイネージなど)

業業業業務務務務のののの効率効率効率効率化化化化・CRM, SFA,ほか業務アプリ

・クライアント/サーバ

・WEBシステム

80年代中~2000年代中

ネオダマ

ネットワークオープンダウンサイゼイングマルチメディア

45

システム

開発開発開発開発

システム

調達調達調達調達

システム

生産生産生産生産

システム

販売販売販売販売

システム

アアアアフターセールスフターセールスフターセールスフターセールス

業務

業務

業務

業務

システム

システム

システム

システム

システム

生準生準生準生準

システム

物流物流物流物流

①①①①開発開発開発開発~~~~生準生準生準生準~~~~調達の調達の調達の調達のデデデデジタル化ジタル化ジタル化ジタル化

②②②②サプラサプラサプラサプライチェイチェイチェイチェーンのーンのーンのーンの

強強強強化・見える化化・見える化化・見える化化・見える化

③③③③顧顧顧顧客客客客視視視視点の点の点の点の

ママママーーーーケケケケテテテティィィィングングングング/バリバリバリバリュュュューーーーチェチェチェチェーンーンーンーン

経営戦略経営戦略経営戦略経営戦略経営戦略経営戦略経営戦略経営戦略

④④④④グローバルリグローバルリグローバルリグローバルリアアアアルタルタルタルタイイイイムムムムママママネジネジネジネジメメメメントントントント④④④④グローバルリグローバルリグローバルリグローバルリアアアアルタルタルタルタイイイイムムムムママママネジネジネジネジメメメメントントントント

ITによる業務改革の取り組みによる業務改革の取り組みによる業務改革の取り組みによる業務改革の取り組み

①①①①開発~生産準備~調達のデジタル化開発~生産準備~調達のデジタル化開発~生産準備~調達のデジタル化開発~生産準備~調達のデジタル化②サプライチェーンの強化・可視化②サプライチェーンの強化・可視化②サプライチェーンの強化・可視化②サプライチェーンの強化・可視化③顧客視点のマーケティング・バリューチェーン③顧客視点のマーケティング・バリューチェーン③顧客視点のマーケティング・バリューチェーン③顧客視点のマーケティング・バリューチェーン④グローバルリアルタイムマネジメント④グローバルリアルタイムマネジメント④グローバルリアルタイムマネジメント④グローバルリアルタイムマネジメント

経営戦略と一体化した、全体最適なIT活用による業務改革経営戦略と一体化した、全体最適なIT活用による業務改革経営戦略と一体化した、全体最適なIT活用による業務改革経営戦略と一体化した、全体最適なIT活用による業務改革

ジャストインタイムの目的はリードタイム短縮ジャストインタイムの目的はリードタイム短縮ジャストインタイムの目的はリードタイム短縮ジャストインタイムの目的はリードタイム短縮

リードタイムの大切さ① キャッシュフロー ②競合他社 ③お客様の期待 ④ コスト低減

ジャストインタイムのレベルを決める物差しはリードタイム

商品開発 生産準備

販売店(卸)

お客様二次 一次 生産ライン

調達のリードタイム 生産リードタイム 物流・販売リードタイム

営業所(小売)

トータルリードタイム

開発リードタイム 生準リードタイム

付加価値付加価値付加価値付加価値 付帯業務付帯業務付帯業務付帯業務 ムダムダムダムダ

企画スタイリング

CAD設計試作生産準備金型製造量産立上げ

設計コンセプト 量産開始

新車開発期間(月)

付加価値時間

非付加価値時間 新製品開発のリードタイムの短縮は宝の山(コンカレント/サイマルテニアス Eng.)・非付加価値時間カット・並行(コンカレント)開発業務

開発期間

トヨタの主査制度と大部屋トヨタの主査制度と大部屋トヨタの主査制度と大部屋トヨタの主査制度と大部屋

Body Interior Chassis Elect. Proto. Eng.

主査システムとプロジェクトマネージャによる大部屋により良いコミュニケーションとコラボレーション環境

設計

生産準備

生産生産管理

物流

部品調達

部品仕入れ先

<<<<OOBEYA>>>> 機能機能機能機能横断横断横断横断組織による「大組織による「大組織による「大組織による「大部屋部屋部屋部屋」での」での」での」でのママママネジメントネジメントネジメントネジメント

品質、品質、品質、品質、原原原原価、開発価、開発価、開発価、開発工程工程工程工程部品部品部品部品表表表表、、、、CAD/CAM/CAE

人人人人

しくみしくみしくみしくみ ICT

商品企画

製品開発

生産準備

L/O

評価・検討

生産

3次元モデル

現在

開発・試作 量産設計

商品企画 製品開発 生産準備評価・検討 生産

図面

過去

開発・試作 L/O(量産開始)量産設計

実物による評価 シリーズ開発

実物

新車開発のリードタイム短縮新車開発のリードタイム短縮新車開発のリードタイム短縮新車開発のリードタイム短縮

SMS(部品表)

・スタイルCAD(DSR)・CAD/CAM (CATIA/Pro-E)・CAE・V-Comm/CASE

(立体ビジュアル評価、会議)・設変、図面情報の電子化

情報システム支援情報システム支援情報システム支援情報システム支援

・新車開発のQCD: 品質(CS/CD)、コスト(原価企画)、開発期間・組織改革、CE/SE 「見える化」によるコラボレーションとIT利活用

CE=Concurrent Eng.

SE=Simultaneous Eng.

設計/生産準備のフロントローディング

変革後変革後変革後変革後 従来従来従来従来

早期検討早期検討早期検討早期検討

早期織込早期織込早期織込早期織込

・性能向上・性能向上・性能向上・性能向上

・成形性・成形性・成形性・成形性

・設備・設備・設備・設備

設変作業設変作業設変作業設変作業

期間

投入工数

・人材の流動化・人材の育成・日本側の膨大な支援工数

・暗黙知から明示知・自立化/自律化・現地(人)化

グローバル展開の課題

経営人材確保・育成としくみの確立

工場マネジメント改革(ソフト)

生産ラインの質の改革(ハード)

ICTの積極的活用の積極的活用の積極的活用の積極的活用

① 脱言語(色、絵、数字) ② ビデオ化(繰り返し見る)③ 疑似体験(アニメーション) ④ ノウハウ手順書⑤ 脱言語DB化(簡単検索) ⑥ リアルタイムモニタ(現場の共有)

立地の立地の立地の立地の違違違違い:い:い:い: 電話電話電話電話、メール、、メール、、メール、、メール、WEB経経経経験験験験のののの違違違違いいいい: ママママニュニュニュニュアアアアル化ル化ル化ル化言語言語言語言語のののの違違違違い:い:い:い: 通訳通訳通訳通訳、、、、脱言語脱言語脱言語脱言語化化化化

・デジタル・デジタル・デジタル・デジタルエエエエンジンジンジンジニアニアニアニアリンクリンクリンクリンク ゙(固有゙(固有゙(固有゙(固有技術技術技術技術・・・・技能技能技能技能 + ココココンピンピンピンピュュュュータータータータ技術技術技術技術))))・情報ネ・情報ネ・情報ネ・情報ネッッッットトトトワワワワーク(テーク(テーク(テーク(テレレレレビビビビ会議会議会議会議、、、、メメメメール、ール、ール、ール、画像画像画像画像伝伝伝伝送送送送)に)に)に)によよよよるるるるココココララララホホホボ゙゙゙レレレレーシーシーシーショョョョンンンン

グローバルビジネスへのグローバルビジネスへのグローバルビジネスへのグローバルビジネスへのICT活用活用活用活用

世界世界世界世界市場市場市場市場へのへのへのへの供給供給供給供給拠点拠点拠点拠点はははは日本日本日本日本1極1極1極1極 供給供給供給供給拠点の拠点の拠点の拠点の多極多極多極多極化:化:化:化:複雑複雑複雑複雑化化化化

商品商品商品商品

生産部品生産部品生産部品生産部品

米米米米州州州州

豪亜豪亜豪亜豪亜

欧州欧州欧州欧州

アフリアフリアフリアフリカカカカ

中近東中近東中近東中近東

日本日本日本日本

グローバル・サプライチェーンへの対応グローバル・サプライチェーンへの対応グローバル・サプライチェーンへの対応グローバル・サプライチェーンへの対応

サプライチェーンの質的変化にもトヨタ生産方式(サプライチェーンの質的変化にもトヨタ生産方式(サプライチェーンの質的変化にもトヨタ生産方式(サプライチェーンの質的変化にもトヨタ生産方式(TPS) の基本の遵守の基本の遵守の基本の遵守の基本の遵守

リードタイム・在庫の画期的削減リードタイム・在庫の画期的削減リードタイム・在庫の画期的削減リードタイム・在庫の画期的削減 チェーンの短縮化、スリム化①①①① 細細細細い物流い物流い物流い物流を太を太を太を太い物流い物流い物流い物流 ②②②② 低低低低頻度頻度頻度頻度からからからから小小小小ロットロットロットロット多頻度多頻度多頻度多頻度、満、満、満、満載載載載

サプライチェーンの整流化サプライチェーンの整流化サプライチェーンの整流化サプライチェーンの整流化

付加価値付加価値付加価値付加価値,,,,種種種種類は類は類は類はできるできるできるできるだけだけだけだけ後後後後工程工程工程工程で作りで作りで作りで作りこむこむこむこむ

豪亜豪亜豪亜豪亜・・・・中近東中近東中近東中近東

米米米米州州州州欧州欧州欧州欧州

アフリアフリアフリアフリカカカカ

アルゼンチン

タイインドネシア

インド

南アフリカ シンガポール

日本 ベネズエラ

フィリピン

ベトナム

マレーシア

欧州欧州欧州欧州

新新新新Project ののののサプライチェーンサプライチェーンサプライチェーンサプライチェーン

主要5生産拠点主要5生産拠点主要5生産拠点主要5生産拠点 商流の中心拠点商流の中心拠点商流の中心拠点商流の中心拠点

アルゼンチン日本日本日本日本

グローバル商品戦略グローバル商品戦略グローバル商品戦略グローバル商品戦略

1999199919991999年年年年 AAAA車車車車のグローバル生産のグローバル生産のグローバル生産のグローバル生産体制体制体制体制

日本日本日本日本12121212万台万台万台万台

タイタイタイタイ

6万台6万台6万台6万台

アルゼンチンアルゼンチンアルゼンチンアルゼンチン1万台1万台1万台1万台

南アフリカ南アフリカ南アフリカ南アフリカ

インドインドインドインド

インドネシアインドネシアインドネシアインドネシア

2万台2万台2万台2万台

約約約約25252525万台万台万台万台

2万台2万台2万台2万台

2万台2万台2万台2万台

タイタイタイタイ21万台21万台21万台21万台

ブラジルブラジルブラジルブラジルアルゼンチンアルゼンチンアルゼンチンアルゼンチン 南アフリカ南アフリカ南アフリカ南アフリカ

インドインドインドインド

インドネシアインドネシアインドネシアインドネシア

7万台7万台7万台7万台 その他その他その他その他

4万台4万台4万台4万台

8万台8万台8万台8万台6万台6万台6万台6万台

4万台4万台4万台4万台

2004200420042004年年年年 AAAA車車車車のグローバル生産のグローバル生産のグローバル生産のグローバル生産体制体制体制体制

約約約約55550万台0万台0万台0万台(計画時点計画時点計画時点計画時点))))

① 日本が完成車輸出拠点② アセアン域内各国少量生産

・タイを完成車輸出拠点化・タイを・タイを・タイを・タイをASEANASEANASEANASEAN地地地地区区区区ののののR&DR&DR&DR&Dセンターへセンターへセンターへセンターへ

輸出拠点の海外化IMVPはトヨタのグローバル戦略の第一歩

2000年代初のトヨタの年代初のトヨタの年代初のトヨタの年代初のトヨタのIMVプロジェクトプロジェクトプロジェクトプロジェクト

タイタイタイタイVC イイイインドネシンドネシンドネシンドネシアアアアVC

南南南南アアアアVC インドインドインドインドVC南南南南米米米米VC

Board Member

リーダー :役員専任スタッフ:数名開発、調達、生産、物流、事業、経理の担当役員

各地域Virtual Company(VC)代表

CEO:役員

渉外

需給

供給戦略資金・資本

導入企画

品質

新車P

地域VCのキーワード:①地域最適、②現地主体、③即断即決、④開発・生産・販売一体

戦略スタッフ

【【【【狙狙狙狙いいいい】】】】

・グローバル全体最適の・グローバル全体最適の・グローバル全体最適の・グローバル全体最適の構築構築構築構築

・現地・現地・現地・現地事事事事業体の主体的業体の主体的業体の主体的業体の主体的参参参参画画画画

新車同時立上げプログラムと推進体制新車同時立上げプログラムと推進体制新車同時立上げプログラムと推進体制新車同時立上げプログラムと推進体制

(1)(1)(1)(1)ミミミミニバンのつくり方の工ニバンのつくり方の工ニバンのつくり方の工ニバンのつくり方の工夫夫夫夫(2)(2)(2)(2)ププププララララッッッットトトトフォフォフォフォームはームはームはームは全車全車全車全車型型型型共通共通共通共通(3)ボデーバリ(3)ボデーバリ(3)ボデーバリ(3)ボデーバリエエエエーションのーションのーションのーションの適正適正適正適正化化化化(4)原価(4)原価(4)原価(4)原価企画企画企画企画の工の工の工の工夫夫夫夫(5)現地調(5)現地調(5)現地調(5)現地調達達達達100%へのへのへのへの挑戦挑戦挑戦挑戦

商商商商品品品品力向力向力向力向上、原価低減への取組上、原価低減への取組上、原価低減への取組上、原価低減への取組み例み例み例み例

関連プロジェクトの推進・海外事業所の自立化の人材開発プロジェクト・事務技術・技能系派遣人材、現地技能系育成

2000年代初のトヨタの年代初のトヨタの年代初のトヨタの年代初のトヨタのIMVプロジェクトプロジェクトプロジェクトプロジェクト

原価生産・物流

IMVの目の目の目の目標標標標

金、人、ノウハウ、IT ほか

プロダクト

リソース

現生産現生産現生産現生産車比車比車比車比30%減減減減現調化現調化現調化現調化100%、、、、10ヶ国同時ソーシンクヶ国同時ソーシンクヶ国同時ソーシンクヶ国同時ソーシンク

・・・・グローバル拠点グローバル拠点グローバル拠点グローバル拠点・・・・集約集約集約集約化、化、化、化、需給需給需給需給管理管理管理管理・・・・日日日日本本本本並み並み並み並みののののオペレーションオペレーションオペレーションオペレーション、、、、リーンリーンリーンリーン・・・・フレキシブルフレキシブルフレキシブルフレキシブル工程工程工程工程

グローバルグローバルグローバルグローバル品品品品質質質質確保確保確保確保

商商商商品品品品力向力向力向力向上上上上

・・・・全全全全世世世世界同時界同時界同時界同時立上立上立上立上・・・・車車車車型・型・型・型・仕仕仕仕様様様様削削削削減減減減

・開・開・開・開発発発発、生産、生産、生産、生産準備準備準備準備、、、、製製製製造の造の造の造の効率効率効率効率化化化化・原価、・原価、・原価、・原価、渉外含渉外含渉外含渉外含めめめめビジネスプロセスビジネスプロセスビジネスプロセスビジネスプロセスのののの見え見え見え見える化る化る化る化

プロジェクトの課題と目標プロジェクトの課題と目標プロジェクトの課題と目標プロジェクトの課題と目標グログログログローーーーバルバルバルバル化、化、化、化、シリシリシリシリーーーーズズズズ化(車両化(車両化(車両化(車両仕仕仕仕様の様の様の様のシシシシンプンプンプンプルルルル化)による化)による化)による化)による課題課題課題課題達達達達成成成成

IMVのののの車車車車型:5型:5型:5型:5・・・・キキキキャブ、3ャブ、3ャブ、3ャブ、3車車車車型型型型・・・・SUV ・・・・ミミミミニバンニバンニバンニバン

TUV

HILUX品質

開発効率 ビジネスプロセス

プロジェクト

現生産現生産現生産現生産車車車車

2000年代初のトヨタの年代初のトヨタの年代初のトヨタの年代初のトヨタのIMVプロジェクトプロジェクトプロジェクトプロジェクト

商品力向上、原価低減への取組み商品力向上、原価低減への取組み商品力向上、原価低減への取組み商品力向上、原価低減への取組み

(1)(1)(1)(1)ミニミニミニミニバンのバンのバンのバンのつくりつくりつくりつくり方の工方の工方の工方の工夫夫夫夫・ボデー構造・ボデー構造・ボデー構造・ボデー構造 ⇒⇒⇒⇒ アジアカーアジアカーアジアカーアジアカー((((車種車種車種車種名名名名キジャンキジャンキジャンキジャン)の良)の良)の良)の良ささささを取りを取りを取りを取り入入入入れれれれ

フレフレフレフレーム構造ーム構造ーム構造ーム構造・・・・駆駆駆駆動方式動方式動方式動方式 ⇒⇒⇒⇒ 多多多多人人人人数数数数乗乗乗乗車車車車、、、、悪悪悪悪路路路路をををを考慮考慮考慮考慮してしてしてしてFR方式方式方式方式

(2)プラ(2)プラ(2)プラ(2)プラッッッットトトトフォフォフォフォームは全車ームは全車ームは全車ームは全車型型型型共共共共通通通通

((((3333))))ボボボボデーバリデーバリデーバリデーバリエエエエーシーシーシーショョョョンの適ンの適ンの適ンの適正正正正化化化化

((((4444)原価)原価)原価)原価企企企企画の工画の工画の工画の工夫夫夫夫

((((5555)現地調達)現地調達)現地調達)現地調達100%へのへのへのへの挑挑挑挑戦戦戦戦

50

74

5850

90

0

20

40

60

80

100

現調率

(%

タイ インドネシア 南ア アルゼンチン インド

・世・世・世・世界界界界最最最最適適適適生産・調生産・調生産・調生産・調達達達達・長・長・長・長期安期安期安期安定定定定供給供給供給供給をををを考慮考慮考慮考慮し、し、し、し、拠点拠点拠点拠点化の化の化の化の促促促促進進進進((((日系企日系企日系企日系企業の進業の進業の進業の進出出出出ななななどどどど))))

・現地・現地・現地・現地資材資材資材資材・型の調・型の調・型の調・型の調達促達促達促達促進進進進

現生産車 IMV

物流物流物流物流費費費費、、、、関税関税関税関税ななななどどどどでででで現量現量現量現量産産産産車車車車比で比で比で比で4-18万円万円万円万円/台減台減台減台減

2000年代初のトヨタの年代初のトヨタの年代初のトヨタの年代初のトヨタのIMVプロジェクトプロジェクトプロジェクトプロジェクト

プロジェクト推進コンセプトプロジェクト推進コンセプトプロジェクト推進コンセプトプロジェクト推進コンセプト

原価 (30%低減)

・原価低減・原価低減・原価低減・原価低減活活活活動動動動・現地調・現地調・現地調・現地調達達達達100%100%100%100%

全世界同時立上

・・・・5555極点極点極点極点((((10101010ヶ国ヶ国ヶ国ヶ国))))

開発、生産準備製造の効率化

商品力向上

More<データ、画<データ、画<データ、画<データ、画像。英語像。英語像。英語像。英語>、>、>、>、Less<<<<文字文字文字文字、、、、紙紙紙紙、日本、日本、日本、日本語語語語>>>>

1.日本と現地の役割分担

Engineering領域 Manufacturing領域

開発開発開発開発////設設設設計計計計

工程/工程/工程/工程/品質品質品質品質計画計画計画計画

型/型/型/型/設設設設備備備備製作製作製作製作

車両車両車両車両生産生産生産生産

日本集中

分分分分担範囲担範囲担範囲担範囲A〈〈〈〈タイタイタイタイ、、、、南南南南アアアアほほほほか)か)か)か)

B〈〈〈〈マレーシアマレーシアマレーシアマレーシアほほほほか)か)か)か)

C〈〈〈〈インドインドインドインドほほほほか)か)か)か)

<日<日<日<日本・現地の分本・現地の分本・現地の分本・現地の分担担担担(集集集集中と分散中と分散中と分散中と分散)>>>>2.図面完成度,工程・設備完成度向上

3. リードタイム短縮への工夫

4.車両仕様、構造の工夫・バリ・バリ・バリ・バリエエエエーシーシーシーショョョョン削減ン削減ン削減ン削減・部位・部品のシンプル化・部位・部品のシンプル化・部位・部品のシンプル化・部位・部品のシンプル化

5.関係組織のコラボレーション

ITのののの利利利利用・活用用・活用用・活用用・活用情報情報情報情報ネットワークネットワークネットワークネットワークとととと、、、、デジタルエンジニアリングデジタルエンジニアリングデジタルエンジニアリングデジタルエンジニアリングによるによるによるによるコラボレーションコラボレーションコラボレーションコラボレーション

2000年代初のトヨタの年代初のトヨタの年代初のトヨタの年代初のトヨタのIMVプロジェクトプロジェクトプロジェクトプロジェクト

((((平平平平準化を準化を準化を準化を前提前提前提前提に)に)に)に)

①①①① 細細細細い物流をい物流をい物流をい物流を太太太太い物流い物流い物流い物流にににに

②②②② 低低低低頻度から頻度から頻度から頻度から小小小小ロロロロッッッットトトト多頻度多頻度多頻度多頻度、、、、満満満満載載載載

③③③③ 物と情報の物と情報の物と情報の物と情報の徹底徹底徹底徹底的な的な的な的なリリリリーーーードタドタドタドタイイイイムムムムの短縮の短縮の短縮の短縮

物流の基本的な考え方物流の基本的な考え方物流の基本的な考え方物流の基本的な考え方<<<<基本基本基本基本ポポポポリシーリシーリシーリシー>>>>

<<<<実現の実現の実現の実現の為為為為の手の手の手の手法>法>法>法>

①①①① 見える化見える化見える化見える化②②②② 自働化自働化自働化自働化

リードタイム・在庫のリードタイム・在庫のリードタイム・在庫のリードタイム・在庫の画期的削減画期的削減画期的削減画期的削減 チェーンのチェーンのチェーンのチェーンのスリムスリムスリムスリム化化化化短縮化短縮化短縮化短縮化

付加価値,種類はできるだけ後工程で作りこむ

材材材材料料料料 粗材粗材粗材粗材 加加加加工工工工 車両工場車両工場車両工場車両工場組付組付組付組付

前前前前工程工程工程工程 後後後後工程工程工程工程

現地現地現地現地化・化・化・化・現現現現調化調化調化調化

内外製の内外製の内外製の内外製の最適最適最適最適化化化化

長さ=長さ=長さ=長さ=リードタイムリードタイムリードタイムリードタイム

幅=幅=幅=幅=種種種種類類類類

<サプライチェーンの整流化>

54

トヨタ方式のトヨタ方式のトヨタ方式のトヨタ方式のIT化化化化による進化による進化による進化による進化

・トヨタ生産方式(TPS)という「人間系」をITという「機械系」で強化・ 「見える化」情報共有によるグローバルサプライチェーンの構築

車輌

販売

生産

物流

アメリカ欧州

豪亜

日本

グローバル経営情報

部品

生産準備

商品開発

経営管理

・海外事業体を含めた経営体質の強化・新車開発のリードタイム短縮・お客様までのジャストインタイム・お客様視点のマーケティング・バリューチェーン

トヨタの情報システム全体概要トヨタの情報システム全体概要トヨタの情報システム全体概要トヨタの情報システム全体概要

ネット調達(WARP)

車両受注車両受注

部品手配(eかんばん)

部品手配(eかんばん)

新車物流システム新車物流システム

会計システム会計システム

連結決算

システム

連結決算

システム

人事システム人事システム

海外事業体

仕入先 海外仕入先 地域統括会社

ボデ-メーカ

部品仕入先

国内販売店営業スタッフ

国内販売店

日本仕入先

海外代理店

お客様

海外仕入先

ネット調達

アフターセールスアフターセールスアフターセールスアフターセールス 受注・納車受注・納車受注・納車受注・納車

インターネットサイト(GAZOO)インターネットサイト(GAZOO)

販売店システム (ai21)販売店システム (ai21)

販売店ホームページ販売店ホームページ

DE

(V-Comm)

DE

(V-Comm)

CAD/CAM(CATIA,Pro /E)

CAE(LA、FEM含む)

CAD/CAM(CATIA,Pro /E)

CAE(LA、FEM含む)

PDMPDM

商商商商 談談談談

輸輸 輸輸送送 送送

生産

指示

生産

指示

生産

指示

生産

指示

販売店システム

調調調調達達達達開発・試作開発・試作開発・試作開発・試作企画企画企画企画

輸送会社

(A-TOP)(A-TOP)

連結子会社

経理

・人

事経

理・

人事

経理

・人

事経

理・

人事

工場管理システム

原価企画・

管理システム

原価企画・

管理システム

設計情報調達情報

商品情報お客様情報

連結経営

SMS

部品表

(構想、試作、号口、

工程、工務、補給)

生産指示(ALC)

生産指示(ALC)

ネット調達(WARP)

車両受注車両受注

部品手配(eかんばん)

部品手配(eかんばん)

新車物流システム新車物流システム

会計システム会計システム

連結決算

システム

連結決算

システム

人事システム人事システム

海外事業体

仕入先 国内販売店

海外代理店

地域統括会社

ボデ-メーカ

国内販売店営業スタッフ

国内販売店

日本仕入先

海外代理店

お客様

海外仕入先

ネット調達

アフターセールスアフターセールスアフターセールスアフターセールス 受注・納車受注・納車受注・納車受注・納車

インターネットサイト(GAZOO)インターネットサイト( GAZOO)

販売店ホームページ販売店ホームページ

DE

(V-Comm)

DE

(V-Comm)

CAD/CAM(CATIA,Pro /E)

CAE(LA、FEM含む)

CAD/CAM(CATIA,Pro /E)

CAE(LA、FEM含む)

PDMPDM

商商商商 談談談談

輸輸 輸輸送送 送送

生産

指示

生産

指示

生産

指示

生産

指示

販売店システム

調調調調達達達達開発・試作開発・試作開発・試作開発・試作企画企画企画企画

輸送会社

(A-TOP)

補給部品物流システム

(A-TOP)

連結子会社

経理

・人

事経

理・

人事

経理

・人

事経

理・

人事

工場管理システム

原価企画・

管理システム

原価企画・

管理システム

設計情報設計情報調達情報調達情報

商品情報商品情報お客様情報お客様情報

連結経営連結経営

海外生産部品物流システム

SMS

部品表(構想、試作、号口、工程、工務、補給)

生産指示(ALC)

生産指示(ALC)

ボデ-メーカ

56

海外生産部品システム

本紙

目次

部品情報システム(企画・構想段階)

部品標準化シナリオ

本紙

目次

号口想定部品表

号口部品表

技術SMS

品番別進捗管理システム

原価企画・管理システム

グローバル試作システム

調達情報管理システム

WARP

トヨタ版PDM

本紙

目次

工程部品表

工程SMS

内外製・工程を付与する 工場部品引き当て

システム

部品表本紙

補給部品デポ受発注、入出庫システム

グローバル補給パーツシステム

A-TOP

補給SMS

工務SMS

かんばんシステム

TOPPS

AS(企画構想)(企画構想)(企画構想)(企画構想) FS(号口想定)(号口想定)(号口想定)(号口想定) 号口(量産)段階号口(量産)段階号口(量産)段階号口(量産)段階

ビジネスの中核ビジネスの中核ビジネスの中核ビジネスの中核SMSの構成概要の構成概要の構成概要の構成概要

DISCAS

Ceisar

アフターマーケットアフターマーケットアフターマーケットアフターマーケット

号口部品調達システム(内示)

70年代に開発された部品表を中心とした基幹系のSMSは2000年代初に再構築された。投資額300億円

57

WARPはトヨタの全世界共通部品調達システム(2002から稼動)新車開発の企画段階から世界最適調達による原価企画・低減

WARP全世界共有DB (・品番 ・品目 ・仕入先 ・地域 ・車種)

企画・構想 試作 量産(号口)

WARP(World wide Automotive Real-time Purchasing system)

従来システム(品番、仕入先、単価)

1.情報一元化 (発注先、価格、発注量、海外仕入先などの収集とグローバルで共有)

2.戦略立案サポート (品番別、車種別の価格/発注金額など技術情報との紐付け)

3.構想段階での発注方針立案 (品目別調達方針、車種別発注方針の早期立案、

問題点の早出しと対策)

4.グローバルでSE/生産準備情報を蓄積 (早期に問題点を潰し、出図完成度UP)

5.ビジネスパートナとのデータ授受の拡大 (情報リードタイム短縮、業務効率化)

システムの狙い

グローバル部品調達システムグローバル部品調達システムグローバル部品調達システムグローバル部品調達システムWARP

経営理念の好循環と持続可能な企業経営理念の好循環と持続可能な企業経営理念の好循環と持続可能な企業経営理念の好循環と持続可能な企業

企企企企業の業の業の業の社社社社会会会会的的的的責任責任責任責任

(CSR)

持続可能社会への貢献(納税、地球環境保全など)

利益利益利益利益(Profit)

お客様の信頼があれば、利益は後でついてくる

従従従従業業業業員員員員満足満足満足満足(ES)

お客様に喜ばれ、社会に貢献できる喜びと働き甲斐

お客様満足お客様満足お客様満足お客様満足(CS)

顧客第一でお客様に喜ばれる商品とサービスの提供

社会個人

精神

物質

「お客様第一(CS)を最重点理念におくことで、従業員のモラール(ES)

が上がり、社会貢献によって信用が増す。結果として収益向上」という

企業理念の好循環により、企業の競争力、持続可能性を維持。ESは①自律化②責任感③達成感による、従業員の元気、活気から。

TPSによるによるによるによる改善と改善と改善と改善と ITによるイノベーションによるイノベーションによるイノベーションによるイノベーション

Time

2

2

1

1

継続継続継続継続的改善的改善的改善的改善活活活活動動動動

①①①①イノベーション:イノベーション:イノベーション:イノベーション:技術革新技術革新技術革新技術革新、、、、BPR、、、、IT活用IT活用IT活用IT活用

②②②②改善:創改善:創改善:創改善:創意工夫意工夫意工夫意工夫、、、、QCササササークル、ークル、ークル、ークル、TPSななななどどどど

②②②② 改善改善改善改善

①①①①イノベーションイノベーションイノベーションイノベーション

・「改善する、活・「改善する、活・「改善する、活・「改善する、活気あ気あ気あ気ある」る」る」る」職職職職場場場場風土風土風土風土をいをいをいをいかかかかにしてにしてにしてにして醸成醸成醸成醸成するするするするかかかか・・・・ TPSは改善する人的は改善する人的は改善する人的は改善する人的能能能能力力力力, ITはイはイはイはイノベノベノベノベーシーシーシーショョョョンのンのンのンのツツツツールールールール・・・・PDCAサイサイサイサイククククルをルをルをルを速速速速め、め、め、め、QCD向上向上向上向上への改善活動のへの改善活動のへの改善活動のへの改善活動の促促促促進進進進

欧米の実態?

②②②②改善改善改善改善

①①①①イノベーションイノベーションイノベーションイノベーション

ビジネスビジネスビジネスビジネス環境環境環境環境分分分分析析析析

プロダクトイノベーションプロダクトイノベーションプロダクトイノベーションプロダクトイノベーション

新新新新ビジネスビジネスビジネスビジネスモデモデモデモデルルルル構想構想構想構想

プロセスイノベーションプロセスイノベーションプロセスイノベーションプロセスイノベーション

現状の姿

あるべき姿

PDCAのサイクルを速やかに回す

System level

人と組織細胞の活性化人と組織細胞の活性化人と組織細胞の活性化人と組織細胞の活性化

・組織細胞の活性化 ・メンバーの意欲と活力を高める職場形成・個人の気(やる気、元気、活気、士気など)をUPするしくみづくり

コミュニケーションコミュニケーションコミュニケーションコミュニケーション

仲仲仲仲間間間間意識意識意識意識のののの醸成醸成醸成醸成

改善改善改善改善意識意識意識意識の高の高の高の高揚揚揚揚

問題意識問題意識問題意識問題意識

の共有化の共有化の共有化の共有化お客様重視お客様重視お客様重視お客様重視

絶絶絶絶ええええざざざざる改善る改善る改善る改善 全全全全員参員参員参員参加加加加

持続持続持続持続可可可可能能能能な発な発な発な発展展展展Sustainable Development

1.自律 (Autonomy) 2.責任 (Responsibility) 3.達成 (Achievement) 4.適性 (Opportunity)5.仕事そのもの(the work itself) 6.向上 (Advancement)7.評価 (Recognition)

人はいかなる人はいかなる人はいかなる人はいかなる時時時時にににに仕仕仕仕事に事に事に事に意欲意欲意欲意欲、、、、満足満足満足満足をををを感じ感じ感じ感じるかるかるかるか????((((日米日米日米日米の調の調の調の調査結査結査結査結果は果は果は果は同じ同じ同じ同じ))))

� 企業の競争優位は、“あるべき姿を目指し、改善しつづける

人間集団づくり“ に向けた企業風土づくり

� 機械化/自動化/IT化の効果的導入は、TPS/リーン方式の

実践による「人的能力向上」、「仕事の流れ化」

� 「見える化」と情報共有による全員参加の改善/改革

� 全体最適は、ITツール(N/Wコラボレーション)の強み� IT化以前のTPSの第一歩(5S、見える化)と「なぜなぜを5回」

で改善できる職場風土の醸成が重要

�ビジネス活動は「人間・機械系(IT)」でなる�人に投資(人材育成)するか、機械(IT化)に投資するか� ITを活用したグローバルな情報共有と見える化の推進

まとめ:まとめ:まとめ:まとめ: TPSととととITにににによるグローバルなものづくりよるグローバルなものづくりよるグローバルなものづくりよるグローバルなものづくり

ご清聴ありがとうございました

黒岩 惠 ([email protected])

・障子を開けてみよ、外は広いぞ (豊田佐吉)

・拘らない心、捉われない心、偏らない心、広く、広く、

もっと広く、これ般若信教、空の心なり