unit1 企業ってなに=2019/4/5 1 unit1 企業ってなに=...

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2019/4/5 1 Unit1 企業ってなに 「商人」と「商行為」、そして、「企業」概念さかのこと遙か昔、遙かかなた、 中世世界【なぜ 日本の法律の特徴】 中世封建社会の人々の暮し 教会 という「括」 封建領主 なぜ「封建」 農民 商人の登場 物の「流通媒介」安く買って高く売つけ 商法501条騰貴売買 迫害 羨望蔑視 今で残、の市場都市 雨で大丈夫 1 2 3 4 5 6

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2019/4/5

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Unit1 企業ってなに?

「商人」と「商行為」、そして、「企業」概念へ…

さかのぼること遙か昔、遙かかなた、

中世ヨーロッパ世界へ…【なぜ? 日本の法律の特徴】

中世ヨーロッパ(封建社会)の人々の暮らし

教会

*ヨーロッパという「括り」

封建領主*なぜ「封建」

農民

商人の登場

物の「流通媒介」:安く買って高く売りつける*商法501条:騰貴売買

迫害 羨望・蔑視

今でも残る、ポーランドの市場都市

雨でも大丈夫! トレーディングビル

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2019/4/5

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建物内部は、当時のつくりのまま現代化?

必ず教会が…文化ですねぇー

市場A 市場B

でも、困った!

商人が登場すると必ず市場が… 言葉とお金

言葉→通訳→代理・仲立業

お金→両替→銀行業*「手形」の発生史

市場A 市場B

両替商の起源=手形の発生史

流通媒介を中心とした「商行為」のひろがり

ところが…

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・作業・労務の請負

・出版・印刷・撮影

・客の来集を目的とする場屋取引etc…

なんじゃこりゃ?

商法という法律を国家として規定する動き=おそらくは中央集権化の過程での商人の取込

「儲かる活動」(=商行為)と「儲けと関係ない活動」がある?*だから、「儲かる活動」をターゲットに法制化…

商人=「儲かる活動」をやるヤツらだから、そいつらと周辺のヤツらが「やっていること」が儲かる活動だという認識 → そのため、奇異な拡張…

「商行為」という把握は正しいのか?!

産業革命の嵐解ったこと!!=何をやったって「儲かる」!!

商行為という把握は誤り!!核心は、「やり方」

「やり方」を基準とした法適用対象の抽象化=企業法論

しかし、新たな疑問だとすると、企業活動とは何か?

「企業」という「やり方」

もとでをどんどん投下して、ばんばん儲けをあげていくこと(あるいは、その主体)

【問題】

企業法学説の中核をなす企業概念が曖昧であるところ、「株式会社」をその研究考察対象の中心に据えることによって、この曖昧さに対する批判をかわす(?)ことができるようになる。なぜか?

うーーん、直感的には解るけど、むしろ法的定義が曖昧…

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産業革命期以前 産業革命以降

農業従事者農民

商人産業資本家

労働者=実は、圧倒的数の「資金源」

反目・対立

産業資本

遊休資本遊休資本 遊休資本

「資金の集積」という視点に話をもっていけるから(話をそらすことができるから…)

集積資金をどのように「効率的に活用」するかに話をもっていけるから(話をそらすことができるから…)

それらの集大成が、「所有と経営の分離」、「委員会設置会社 etc となって…。

*これからやっていくよ!!

【大塚のつぶやき…】法律の世界では「会社とは営利・社団・法人をいう」なんて、なんだかわからない抽象的定義が幅をきかせている(法科大学院の学生は無条件にこれを覚えさせられるよ…)。だけど、現代の「会社」の説明として意味があるの???

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