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ＵＳＥにおけるクラウドサービス導入事例のご紹介

～成功事例と失敗事例から学ぶサービス導入のポイント～

２０１４年３月１４日

株式会社ユー・エス・イークラウド事業本部

クラウドサービス事業部


会社名株式会社ユー・エス・イー

設立昭和45年(1970年)3月

資本金９,０００万円

売上高７９億円(平成２４年度)

代表者代表取締役社長吉弘文平

従業員数約660名(平成25年4月1日現在)

取得資格 ISO9001認証資格取得（ｅ－ビジネスユニット）プライバシーマーク認定取得 ISO27001認証資格取得（ｅ－ビジネスユニット）

加入団体

社団法人情報サービス産業協会（JISA）全国ソフトウェア協同組合連合会（JASPA）特定非営利活動法人 ASP･SaaSインダストリ･コンソーシアム（ASPIC） RIAコンソーシアム（RIAC）

事業内容

・クラウドサービス事業・ERP事業・SI事業・システム運用事業

事業所東京本社(渋谷区恵比寿)、大阪営業所、福岡営業所、名古屋営業所、他

関連会社・ユー･エス･イービジネスソリューション

・ユー･エス･イーコート

URL http://www.use-ebisu.co.jp/

はじめに：ユー・エス・イーとは

当社は、独立系の “ トータルサービスインテグレータ企業 ” です。

適用範囲：ｅ－ビジネスユニットソフトウェア開発に対して、品質マネジメントのＩＳＯ9001認証及び情報セキュリティマネジメントのＩＳＯ27001認証を取得。登録活動範囲：ＩＣカードシステム及びアプリケーション製品の設計・開発、製造、販売及び付帯サービス（保守サービス）

ＩＳＯ9001 登録日：2002年 9月20日

各官公庁様入札資格ランク

各官公庁様における競争参加者の資格取得資格の種類：物品の販売役務の提供等等級：Ａ参加地域：全国Ａ

ＩＳＯ27001

プライバシーマーク制度に対して、個人情報保護マネジメントの日本工業規格であるＪＩＳＱ15001：2006を認証を取得。

登録日：2006年1月30日更新日：2012年1月30日

02472-2010-AIS-KOB-JIPDEC ｅ－ビジネスユニット

更新日：2011年10月24日

登録日：2010年12月14日

e-ビジネスユニット JQA-QMA12907

更新日：2013年11月15日


はじめに：ユー・エス・イーとは

ＵＳＥは、４つの事業を展開するトータルサービスインテグレータ企業です。お客様のご要望を超えた高付加価値サービスをご提供することで、お客様のビジネスへ大きく貢献したいと考えております。ＵＳＥを、お客様のコアエンジンとして存分にご活用いただき、必ずやご期待に沿えるサービスをご提供させていただきます。

お客様

・Salesforce導入コンサル・社内システムのアウトソース化

・短期間でのシステム最適化・ＴＣＯ削減

・PeopleSoft等の導入／運用・経営資源の有効活用

・運用業務の可視化／効率化・ヘルプデスク統合、運用統合

ＥＲＰ事業クラウドサービス事業

ＳＩ事業システム運用事業


はじめに：クラウドサービス導入実績について

■１９９９年３月米国にてsalesforce社創業

■２００２年当社にて顧客管理システムとして導入

■２００１年 salesforce 日本サービス開始

■２００３年販売代理店契約を締結

■２００５年コンサルティングパートナーとして導入コンサルティングサービスを開始

■Dreamforce視察米国サンフランシスコにおける世界イベントへの視察

■Dreamforce2013 来場者が述べ１３万人超え

■２０１２年導入実績のべ件数１０００件を超える

■２０１０年全国展開を視野にクラウドサービス事業部発足

No コンサルティング範囲お客様の業種件数

１マーケティング (キャンペーン、リード)

広告代理店、製造、人材派遣、教育、等 11

２ＳＦＡ (取引先、商談、活動等)

金融・保険、製造、通信、卸売業、小売業、飲食業、人材派遣、旅行・ホテル、等

129

３サービス＆サポート (インシデント管理)

金融・保険、通信、製造、官公庁・自治体、等

70

４その他(在庫管理、人事管理等) 卸売業、製造・流通業 24

■ 当社におけるsalesforceの取り組み

■ 当社におけるsalesforce導入顧客実績（2012年3末現在）


団体名適用業務

日本郵政グループグループ全社で30業務以上

経済産業省・総務省・環境省・国土交通省

エコポイント管理システム（家電・住宅）

資源エネルギー庁・

経済産業省小口需要家節電サポート業務

資源エネルギー庁高効率エネルギー事業業務システム

経済産業省温室効果ガス排出削減量連動型中小企業グリーン投資促進

総務省国勢調査コールセンター業務

総務省協働教育支援システム

総務省契約統計システム

三重県コミュニティ支援システム

防衛省調達情報一元化システム

文部科学省情報セキュリティ

自己点検システム

国土交通省気象庁電子申請システム


神奈川県行政文書目録管理システム

市民モニターアンケートシステム

滋賀県出展企業管理システム

佐賀県中小企業海外進出支援システム

甲府市定額給付金管理システム

南アルプス市定額給付金管理システム

福岡県須恵町要援護者見守り活動推進事業システム

静岡県防災管理システム

沖縄県緊急医療支援システム

■中央官庁でのご利用実績 ■地方自治体でのご利用実績

公共機関におけるsalesforceの導入実績（一例）


日本海事協会工数・旅費情報システム

科学技術振興機構研究者訪問履歴管理システム

徳島大学教員・学生間の情報共有システム

NPO つくばアグ

リチャレンジ

農産物販売用ECサイト

避難所におけるボランティア管理

■独法・公共機関・大学でのご利用実績


本日のお伝えしたいポイント

１．安心・安全なクラウドサービスの利用２．クラウドサービスの導入で気をつけたいこと３．利用しながら育てる


導入事例その１

国土交通省気象庁様【行政手続システム】

◆主な業務内容

・気象予報

・地震観測

・海洋観測

・証明鑑定

・観測施設管理

・気象予報士管理

◆システム化の要望

・既存システムの更改

・コスト削減

（初期導入費、運用費）

・セキュアな環境

・運用オペレーションの簡素化

・５ヶ月の短期導入

クラウドのプラットフォームを利用し、高セキュリティで、お客様の変化する業務に合わせて柔軟に変更・成長させていく事ができる「salesforce」での構築をご提案。



◆お客様は…

セキュリティ面での不安（データセンター、通信経路、脆弱性など）を解決するための説明を行うことで、salesforceの安全面をご理解いただきました。

１．クラウド化への不安がある。

３．salesforce標準機能でシステムが構築できるのか。例えば、標準画面では、和暦日付が表現できない。標準レポート（帳票）では明朝体フォントが利用できない。

２．本当にこの短期間で導入できるのか。

標準でできる範囲を説明し、代替え案を提示することで実現イメージを理解していただき、スムーズな設計ができました。

既存業務ノウハウを得ていないが短期間で導入するために、既存の設計書を熟読し、現地現物を重要視するため数多い打ち合わせと現行システムを確認したことで、現状業務が理解でき、salesforce標準機能で実現できることを説明し、お客様へ納得頂けるよう説明しました。



◆導入後の成果

予定通りの予算範囲内に収めることができ、スクラッチ開発の見積もり金額の１／３の費用で導入できた。

１．導入コストの削減

２．日々の運用の軽減

以前は、届出者マスタ名称を見つけてその届出者名称に紐づく届出者番号を探すのに、5分程度かけていた作業が、一元管理するようになり、届出者名称で検索すると届出者番号をシステムへ自動照射する仕組みとして数十秒で作業できるようになったため、作業時間が大幅に短縮できた。

高セキュリティのクラウドサービスでは安心・安全なサービスを活用することができ、事業を継続的に維持し続けることができます。


導入事例その２

ネットワークインテグレーション事業者様

◆主なシステム化要望

・顧客情報管理

・案件プロセス管理

・活動履歴管理

・ソリューション別情報管理

・データアクセス権限設定

・マスタ情報連携

・案件情報連携

・モバイルの利用

◆利用部門

・営業部門

・管理部門

◆導入期間

４ヶ月

システム化の要望はある程度出ていたのですが、お客様自身で目的がはっきりしていなく、トップダウンでの指示により成果目標が曖昧なままでした。


お客様の声をヒアリング

①営業プロセスの管理／分析が行えない ②営業が更新した情報が自動で集計されて、最新の情報がいつでも見えることが理想 ③報告業務の目的が明確でなく、仕組みも無いため、フィードバックが行えない ④現場の「やらされ感」払拭のためにも上司や経営層からのフィードバックが重要だと思う ⑤プロセスの見える化を行いたい

経営者の声

①システムに入力する事が即営業プロセスの管理、活動の分析になるような仕組みが欲しい ②同じお客様を別々の営業が同時に攻めてしまう ③チーム、組織として情報を共有したい ④外出先から日報を作成したい ⑤報告業務が煩雑 ⑥上司からのフィードバックが無いため、何のために報告したのかわからない

営業担当者の声



導入の目的の設定

事前準備で明確にした目的 ① 営業活動の標準化に必要な情報の蓄積 ② 実情の営業活動に沿った使いやすいSFAシステムの構築 ③ 効率的に情報共有が可能なシステムの構築 ④ 営業プロセスの見える化 ⑤ 外出先からの登録できるなど報告業務の簡素化


導入前の問題的を洗い出し、明確な目的を設定しました。



◆プロジェクトを進めていくと、

実装フェーズにおいて、、要件も決まっているはずなのに。。。

①管理者の分析用に管理項目を増やしたい ②社内スケジューラーとの連動がしたい ③外出先から部下の日報にコメントをしたい ④お客様の資産管理も行いたい

新たな要望

目的に立ち返りながら要件を精査しましょう。

Salesforceでの開発はアジャイル開発によることが多く、やりたいことが膨らみすぎて、本来の目的に外れた複雑なシステムになってしまうことがあります。


導入後の成果


・営業情報を一元的に管理できるようになり、顧客への活動記録を見える化することができ登録率が２０％程あがった。・実際の営業活動フローに沿ったシステムの利用ができるようになったことで顧客へのアプローチがスムーズに行えるようなった。・他部門間とでやり取りしていたエクセルでの報告が廃止できた。・フェーズによるプロセス管理を実施し、リアルタイムに状況を把握でき、上司からの指示がタイムリーになった。・外出先からのモバイル利用による稼働率が２１％削減できた。

１．当初の目的に対して

２．追加の要望に対して

・簡易的に実現することや、次期フェーズでの実装することへ提案し、当初の目的を優先させて、まずはシンプルに使いやすいシステム構築をおこなった


導入事例その３

某製造メーカ社【法人事業ＳＦＡシステム】

◆主な業務内容

・案件情報管理請求先、出荷先、商談先住所管理商品、商品明細管理・顧客情報管理顧客管理、顧客検索、名寄せ対応ログ入力、メール取り込み・保障情報管理保障情報管理

・ＥＣサイト(物販）ＥＣバックヤード機能

初期導入（４ヶ月）

ＳＴＥＰ２

ＳＴＥＰ３

ＳＴＥＰ４

◆短期導入の理由は・開発費カット・機器設置、N/W構築費不要 ■開発費用カット・プロトタイプを見ながら画面設計 ■機器不要・ハード調達期間、設置期間が必要ない少しづつクラウド化へ


初期導入（STEP1）後に発生した課題

・社員やパートナー社員の異動が多く、その都度教育が必要になる・当初は使っていたが、現場でなかなか使われなくなった・業務ごとに複数のシステムを利用しており、ＩＴコストがかかる


対策１：社内にヘルプデスクの設置マニュアルの整備（ただし最低限）利用者からの声を集め、マニュアルやＦＡＱ集を作成し、いつでも見れる仕組みを提供することで、操作方法が明確になり、利用率が上がった。


運用を行いながら利用者からの要望に対応し、目的の情報にすぐにたどり着けるように機能拡張を定期的に行い、「わかりやすい」「使いやすい」との声にかわり、利用率が上がった。

他の社内システムに関してもsalesfroceプラットフォームに統合することでITコスト削減できた。


対策２：利用されている現場へのヒアリングを実施。改善提案を行い、段階的に改善を行った。

定期的な見直しを行うことで、お客様の業務運用に応じてシステムを成長させていきます。


クラウドサービス導入における成功のポイント

1. 推進チームを結成する

2. 明確な目的を設定する

3. 評価指標を設定する

4. 業務プロセスを反映する

5. シンプルに使いやすく設定する

6. 理想的な情報共有を行う

7. トレーニングを実施する

8. システムを一元化する

9. 定期的な見直しを行う

まとめ


当社にとってのクラウドサービスとは…

お客様にとって、クラウドサービスを利用すること（システム化）が目的ではなく、日々の業務を楽にすることが目的です。

システム化はあくまでも手段です。その手段としてクラウド化が有効であると考えます。クラウドの世界でのＮｏ１であるセールスフォースは単なるツールではなく、お客様と繋がる「おもてなしサービス」であると当社は考えます。


ご清聴ありがとうございました。

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