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User’s Manual UT450/UT420 ディジタル指示調節計 ユーザーズマニュアル IM 05D01C12-41 IM 05D01C12-41 4版

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User’sManual UT450/UT420

ディジタル指示調節計ユーザーズマニュアル

IM 05D01C12-41

IM 05D01C12-41 4版

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<目次> <改訂情報> i

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

はじめにこのたびは,UT450 / UT420ディジタル指示調節計をお買い上げまことにありがとうございます。

マニュアルの読み方

目  的 タイトル 内     容

セットアップ 調節計を操作できるようにするまでに必要な作業(取付け,配線など)について説明しています。

基本操作 測定入力種類,制御出力種類,警報種類の設定例を説明しています。ここの設定を行えば基本的な制御が行えます。

運転操作・トラブル対策

運転時のキー操作について説明しています。外部接点入力による運転操作については,「1.5 端子配線図」外部接点入力をご覧ください。

操作概略と設定値記録

パラメータ設定時の道しるべとなるパラメータマップと,設定値記録用として一覧表を記載しています。

1. 設置

2. 初期設定

3. 運転4.1 トラブルシューティング

5. パラメータ

本書に対する注意(1) 本書は,最終ユーザまでお届けいただきますようお願いいたします。また,本書は大切に保管していただきますようお願いいたします。

(2) 本製品の操作は,本書をよく読んで内容をよく理解したのちに行ってください。(3) 本書は,本製品に含まれる機能詳細を説明するものであり,お客様の特定目的に適合することを保証するものではありません。

(4) 本書の一部または全部を,無断で転載,複製することは固くお断りします。(5) 本書の内容については,将来予告なしに変更することがあります。(6) 本書の内容について,もしご不審な点や誤り,記載もれなどお気付きのことがありましたら,当社営業部または,お買い求めの代理店まで,ご連絡ください。

4th Edition : May 2006 (YK)All Rights Reserved. Copyright © 2000, Yokogawa Electric Corporation

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<目次> <改訂情報>

IM 05D01C12-41

ii

4th Edition : 2006.05.31-00

本器を安全にご使用いただくために本器には,安全にご使用していただくために次のようなシンボルマークを使用しています。

取扱注意

製品においては,人体および機器を保護するためにユーザーズマニュアルを参照する必要がある場合についています。またユーザーズマニュアルにおいては,感電事故など,取扱者の生命や身体に危険がおよぶ恐れがある場合に,その危険を避けるための注意事項を記述してあります。

以下のシンボルマークは,ユーザーズマニュアルおよびユーザーズマニュアル応用編(CD-ROM版)に使用しています。

注 意

「ソフトウェア,ハードウェアの損傷およびシステムトラブルを引起こす可能性が想定される場合に注意すべきことがら」を記述してあります。

重 要

「製品を取扱う上で重要な情報や,操作や機能を知る上で注意すべきことがら」を記載してあります。

本製品の免責についてと取扱い上の注意(1) 本製品の使用によりお客様または第三者が損害を被った場合,あるいは当社の予測できない本製品の欠陥などのため,お客様または第三者が被った損害およびいかなる間接的損害に対しても当社は責任を負いかねますのでご了承ください。

(2) 本製品は,当社の事前の承認なしにその全部または一部を譲渡,交換,転貸などによって第三者に使用させることは,固くお断りいたします。

(3) 本製品の部品や消耗品を交換する場合は,必ず当社の指定品を使用してください。(4) 本製品は,特定された1台のコンピュータでご使用ください。別のコンピュータに対してご使用になる場合は,別途ご購入ください。

(5) 本製品をバックアップの目的以外でコピーすることは,固くお断りいたします。(6) 本製品の収められているフロッピーディスク(オリジナルメディア)は,大切に保管してください。

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<目次> <改訂情報> iii

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

本製品の保護・安全および改造に関する注意(1) 本製品および本製品で制御するシステムの保護・安全のため,本書の安全に関する指示事項にしたがって本製品をご使用ください。なお,これらの指示事項に反する扱いをされた場合,当社は安全性を保証いたしません。

(2) 本製品を改造することは固くお断りいたします。(3) 本製品の逆コンパイル,逆アセンブルなど(リバースエンジニアリング)を行うことは,固くお断りします。

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IM 05D01C12-41

<はじめに> <改訂情報>

4th Edition : 2006.05.31-00

目次-i

UT450/UT420ディジタル指示調節計ユーザーズマニュアル

IM 05D01C12-41 4版

目 次はじめに ........................................................................................................... i

1. 設置 .................................................................................................... 1-11.1 形名・仕様コード........................................................................................... 1-11.2 取付方法 ........................................................................................................ 1-21.3 配線方法 ........................................................................................................ 1-51.4 ハードウェア仕様........................................................................................... 1-71.5 端子配線図................................................................................................... 1-12

2. 初期設定.............................................................................................. 2-12.1 フロントパネルの名称と機能 ......................................................................... 2-22.2 測定入力種類を設定する(電源オン時に最初に設定)......................................... 2-32.3 測定入力種類を変更する ................................................................................ 2-62.4 制御出力種類を設定する(位置比例形の調節計以外)......................................... 2-82.5 バルブ位置を自動校正する (位置比例形の調節計のみ) .................................. 2-102.6 パラメータを初期化する .............................................................................. 2-112.7 警報種類を変更する ..................................................................................... 2-122.8 複数SPとPIDの解説 ..................................................................................... 2-15

3. 運転 .................................................................................................... 3-13.1 運転中の監視画面........................................................................................... 3-13.2 目標設定値(SP)を設定する ............................................................................. 3-33.3 オートチューニングを実行/中止する............................................................ 3-33.4 手動でPIDを設定する..................................................................................... 3-53.5 警報設定値を設定する.................................................................................... 3-63.6 目標設定値番号(SPN)を選択する.................................................................... 3-73.7 運転開始(RUN)/停止(STOP)の切替えを行う ................................................. 3-83.8 自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う ....................................................... 3-93.9 手動時に制御出力を操作する ....................................................................... 3-103.10 リモート(REM)/ローカル(LCL)の切替えを行う........................................... 3-13

4. トラブルシューティング・保守 ........................................................... 4-14.1 トラブルシューティング ................................................................................ 4-14.2 保守 ............................................................................................................... 4-5

4.2.1 清掃時の注意事項..................................................................................................... 4-54.2.2 ブラケットの交換..................................................................................................... 4-54.2.3 端子カバーの取付け................................................................................................. 4-54.2.4 有寿命部品の交換..................................................................................................... 4-74.2.5 制御出力用リレーの交換 ......................................................................................... 4-7

5. パラメータ .......................................................................................... 5-15.1 パラメータマップ........................................................................................... 5-15.2 パラメータ一覧表........................................................................................... 5-6

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<はじめに> <改訂情報>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

目次-ii

6. 機能ブロック図と解説 ......................................................................... 6-1

ユーザーズマニュアル 改訂情報 ..................................................................... i

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<目次> <1. 設置> 1-1

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

1. 設置本章は,調節計を操作できるようにするまでに必要な作業(取付け,配線など)について説明しています。

1.1 形名・仕様コード製品をご使用になる前に,ご注文の形名コードと一致した製品が納入されていることをご確認ください。

形 名 仕様コード 内 容

UT450 ディジタル指示調節計 (伝送出力, 15VDCセンサ用供給電源標準装備)

-0 一般形-1 位置比例形-2 加熱冷却形-3 一般形 (24VDCセンサ用供給電源付き)

種類

-4 位置比例形 (24VDCセンサ用供給電源付き)

0 なし1 通信, リモート入力, Di 5点, 警報1点追加2 通信, リモート入力, Di 1点追加3 Di 4点, 警報1点追加

付加機能

4 リモート入力, Di 1点追加

形 名 仕様コード 内 容

UT420 ディジタル指示調節計 (伝送出力, 15VDCセンサ用供給電源標準装備)

種類 -0 一般形

0 なし7 通信, リモート入力, Di 2点追加付加機能8 リモート入力, Di 2点追加

次のものが揃っていることをご確認ください。・ディジタル指示調節計本体 (ご注文の形名のもの) ............... 1台・ブラケット (取付け具) ............................................................. 1組・単位シール ............................................................................... 1枚・ユーザーズマニュアル (A2サイズ) ......................................... 4枚・ユーザーズマニュアル応用編 (CD-ROM版) .......................... 1枚

形名・仕様コードと接点入出力端子の対応表ご注文の形名と接点入出力の有無を下表でご確認ください。

接点入力端子 警報出力端子形名・仕様コード

DI1 DI2 DI3 DI4 DI5 DI6 R/L AL1 AL2 AL3 AL4

UT450-1

UT450-0

×

:有り,×:無し

×

UT450-2 ×

UT450-3 ×

UT450-4

×

×

×

UT420-07

UT420-00

×

UT420-08

×

×

× ×

×

×

×

×

×

×

×

×

× ×

×

×

×

×

× ×

× × ×

注: 接点入力の機能については,「1.5 端子配線図」をご覧ください。

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1-2<目次> <1. 設置>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

1.2 取付方法

注 意

取付場所は,次のような場所を選んでください。

150mm150mm

150mm

150mm

1. 人が端子にうかつに触れない場所2. 機械的振動の少ない場所3. 腐食性ガスの少ない場所4. 温度変化が少なく常温(23)に近い場所5. 高いふく射熱を直接うけない場所6. 電磁界の影響のない場所7. 端子板面(基準接点補償素子)に風があたらない場所8. 水がかからない場所9. 燃えやすいものから離れた場所

特に燃えやすいものの上に直接置くことは止めてください。やむを得ず,燃えやすいもののそばに設置する場合は計器の上・下・左・右の側面から少なくとも150mm離れたところに,厚さ1.43mmのメッキした鉄板,あるいは厚さ1.6mmのコーディングしていない鉄板を使用してカバーを用意してください。

取付姿勢:

左右水平,上向き最大30度,下向き不可

計器前面30度以内に取付けてください

30度 計器背面

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<目次> <1. 設置> 1-3

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

外形寸法・パネルカット寸法

PV

AL1 2 3 4

REM

MAN

SET/ENT

A/M

(25)

(53)

[(N-1)×96+92]最小117

最小145

+0.80

+0.80

92

+0.8092

+0.8092

Nは取付け台数ただし,N≧5の時は実測値による。

10011UT450

1~10mmブラケット小

(パネル厚)

ブラケット大

91.8

112

単位:mm96

96

一般取付時パネルカット寸法 密着計装時パネルカット寸法

PV

AL1 2 3

YOKOGAWA

REM MAN

SET/ENT

A/M

[(N-1)×48+45] +0.60

+0.80

92

Nは取付け台数ただし,N≧5の時は実測値による。

10048 11UT420

1~10mmブラケット小

(パネル厚)

ブラケット小

91.896 112

単位:mm

最小70

45+ 0.60 (25)

(53) 最小145

+0.8092

一般取付時パネルカット寸法 密着計装時パネルカット寸法

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1-4<目次> <1. 設置>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

取付方法

取扱注意

感電の恐れがありますので,パネルへの取付作業時は,計器に供給する電源をオフにしてください。

パネルに調節計を取付ける穴をあけた後,以下の手順で取付けてください。1. 調節計を背面の端子板の方からパネル前面から挿入します。2. 調節計の上・下にブラケット(取付け具)を下図のようにセットし,ブラケットのネジを締めます。このとき締めすぎないように注意してください。

ブラケット大(上部取付具)

端子板

ブラケット小(下部取付具)

パネル

ブラケットは,ドライバーを挿入して締めて固定してください。

パネルへの挿入方向調節計の端子板の方から挿入してください。

推奨締付トルク0.4N・m

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<目次> <1. 設置> 1-5

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

1.3 配線方法

取扱注意

1) 感電の恐れがありますので,配線作業時は,計器に供給する電源をオフにして,つなぐケーブルに通電されていないことをテスタなどで確認してから作業を始めてください。

2) 安全のため本機器近傍の簡単に操作できる場所に,必ずサーキットブレーカ(IEC60947 適合品,5A 100Vまたは220VAC)を設置してください。また,このスイッチが本機器電源の切断装置であることを明示してください。

3) 配線作業は,電気関係の基礎知識があり,かつ実務経験がある方が行ってください。

注 意

1) 電源は,単相の計器用電源から取ってください。電源ノイズが多い場合は,1次側に絶縁トランスを挿入し,2次側にラインフィルタ(推奨品:ZAC2205-00U,TDK製)を使用してください。ノイズ対策時は,1次側と2次側の電源ケーブルを近接しないでください。

2) 熱電対入力の場合は,シールド付補償導線で配線してください。また,測温抵抗体入力の場合は,導線抵抗が低く,3線間の抵抗差のないシールド線を使用してください。配線に使用するケーブルおよび端子の仕様と推奨品は下記の通りです。

3) 制御出力リレーは交換できます。ただし出力リレーには寿命(抵抗負荷10万回)があるため,補助リレーを使って負荷のオン/オフを行ってください。

4) 補助リレー,モーターやソレノイドバルブのようなインダクタンス(L)負荷を使用する場合は誤作動や,リレーの故障の原因になりますので,必ずスパーク消去用のサージサプレッサ回路としてCRフィルタ(AC使用時)またはダイオード(DC使用時)を並列に挿入してください。

5) 外部からの雷サージ混入の恐れがある場合には,避雷器などを使用してください。

CRフィルタ

メーカ 松尾電機(株) (株)指月電機製作所 信英通信工業(株)

形 名 CR UNIT 953, 955 その他SKV, SKVB その他 CR-CFS, CR-U その他

DCリレー配線の場合 ACリレー配線の場合

R

外部直流電源リレーO.C

UT450/UT420

UTの接点

ダイオード(リレーコイル端子(ソケット)に直接取付けてください)

リレー(リレーコイル定格が

UTの接点容量以下になるものを使用してください)

R

UT450/UT420

UTの接点CRフィルタ(リレーコイル端子(ソケット)に直接取付けてください)

外部交流電源

リレー(リレーコイル定格が

UTの接点容量以下になるものを使用してください)

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1-6<目次> <1. 設置>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

ケーブル仕様と推奨品

部 品 品名およびメーカ

電源/接地/リレー接点出力600Vビニル絶縁電線 JISC3307 0.9~2.0mm2

熱電対 シールド付補償導線 JISC1610,X---『横河電機 GS 6B1U1参照』

測温抵抗体 シールド線(3心) UL2482(日立電線)

その他信号線 シールド線

端子推奨品

3.7mmφ

7mm以下

3 .7mmφ

7mm以下

または

日本圧着端子 1.25-YS3A

日本端子 YD1.25-3.50.3~1.65mm2 0.8N・m以下

メーカ 型 式 適合電線サイズ 締付トルク

端子カバー部品(別売)

対象機種 部品No. 販売単位 価格

UT450用 T9115YD 1枚 ¥1,000

UT420用 T9115YE 1枚 ¥1,000

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<目次> <1. 設置> 1-7

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

1.4 ハードウェア仕様

測定入力信号

入力点数 : 1点 ( 11 - 12 - 13端子)入力種類 : ユニバーサル入力方式(入力種類をソフト選択可能)サンプリング周期 : 200ミリ秒バーンアウト検出 : 熱電対,測温抵抗体,統一信号0.4~2V,1~5Vで機能アップスケール,ダウンスケール,オフ指定可統一信号は0.1V以下でバーンアウトと判断

入力バイアス電流 : 0.05μA(熱電対,測温抵抗体b端子の場合)測定電流(RTD): 約0.13mA入力抵抗 : 熱電対/mV入力の場合 1MΩ以上直流電圧入力の場合 約1MΩ

許容信号源抵抗 : 熱電対/mV入力の場合 250Ω以下信号源抵抗の影響 0.1μV/Ω以下直流電圧入力の場合 2kΩ以下信号源抵抗の影響 約0.01%/100Ω

許容配線抵抗 : 測温抵抗体入力の場合最大150Ω/1線(3線間の導線抵抗は等しい事)但し,-150.0~150.0レンジは最大10Ω/1線配線抵抗の影響 ±0.1/10Ω

許容入力電圧 : 熱電対/mV/測温抵抗体入力の場合±10VDC直流電圧入力の場合 ±20VDC

ノイズ除去比 : ノーマルモード 40dB(50/60Hz)以上コモンモード 120dB(50/60Hz)以上

基準接点補償誤差 : ±1.0(15~35),±1.5(0~15,35~50)

適応規格 : 熱電対,測温抵抗体 JIS/IEC/DIN(ITS-90)

リモート入力信号

リモート入力付きの調節計のみ装備。入力点数 : 1点( 21 - 22端子)入力種類 : 0-2VDC,0-10VDC,0.4-2.0VDCまたは1-5VDCの範囲で設定可サンプリング周期 : 200ミリ秒入力抵抗 : 約1MΩ入力精度 : 0-2VDC入力の場合 入力スパンの±0.3%±1digit0-10VDC入力の場合 入力スパンの±0.2%±1digit0.4-2.0VDC入力の場合 入力スパンの±0.375%±1digit1-5VDC入力の場合 入力スパンの±0.3%±1digit基準動作状態 [23±2,55±10%RH,電源周波数50/60Hzにおける性能

フィードバック抵抗入力

位置比例形のみ装備。( 45 - 46 - 47端子)スライド抵抗値 : 全抵抗の100Ω-2.5kΩ(擦動線の断線検出有り)測定分解能 : 全抵抗の±0.1%

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1-8<目次> <1. 設置>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

センサ用供給電源

2線式伝送器に電源を供給。(15VDC: 14 - 15端子,24VDC: 43 - 44端子)調節計と伝送器の間に抵抗器(10-250Ω任意)を置き,電流信号を電圧信号に変換して,測定入力部から読み込む。供給電源 14.5-18.0VDC,最大供給電流 約21mA(フィールド短絡時の保護回路付き)供給電源 21.6-28.0VDC,最大供給電流 約30mA(24VDCセンサ用供給電源対応機種)

伝送出力

測定値,目標設定値,制御出力値のいずれかを出力15VDCセンサ用供給電源のどちらか一方を使用

出力点数 : 1点 ( 14 - 15端子)出力信号 : 4-20mADC負荷抵抗 : 600Ω以下出力精度 : スパンの±0.1%(但し,1mA以下はスパンの±5%)基準動作状態 [23±2,55±10%RH,電源周波数50/60Hz]における性能

制御出力

ユニバーサル出力方式(出力種類をソフト選択可能)位置比例形はリレー接点出力。

電流出力(一般形: 16 -17端子,加熱側:16 - 17端子,冷却側: 46 - 47端子)

出力点数 1点または2点(加熱冷却形)(電圧パルス出力と切替え)

出力信号 4-20mADC負荷抵抗 600Ω以下出力精度 スパンの±0.1%

基準動作状態 [23±2, 55±10%RH, 電源周波数50/60Hz]における性能

電圧パルス出力(一般形: 16 -17端子,加熱側:16 - 17端子,冷却側: 46 - 47端子)

出力点数 1点または2点(加熱冷却形)(電流出力と切替え)

出力信号オン電圧=12V以上(負荷抵抗600Ω以上)オフ電圧=0.1VDC以下

分解能10ミリ秒または出力値の0.1%の大きい方

リレー接点出力(一般形: 1 - 2 - 3端子,加熱側: 1 - 2 - 3端子,冷却側: 48 - 49 - 50端子,位置比例形: 48 -49 - 50端子)

出力点数 1点または2点(加熱冷却形)出力信号 NC, NO, コモンの3端子接点定格250VAC 3Aまたは30VDC 3A(抵抗負荷)分解能10ミリ秒または出力値の0.1%の大きい方

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<目次> <1. 設置> 1-9

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

接点入力

用途 : 目標設定値切替,リモート/ローカル切替,運転/停止切替など入力点数 : 形名・仕様コードにより異なる(以下の通り)

形名・仕様コード 入力点数

UT450-0

UT450-1

UT450-2

UT450-3

UT450-4

UT420-00

UT420-07

UT420-08

2

7

3

6

3

2

4

4

入力形式 : 無電圧接点またはトランジスタ接点入力入力接点容量 : 12VDC,10mA以上オン/オフ判定 : 無電圧接点入力の場合オン時 接点抵抗1kΩ以下,オフ時接点抵抗20kΩ以上トランジスタ接点入力の場合オン時 2V以下,オフ時漏れ電流100μA以下

状態検知最小保持時間 : 0.6秒

接点出力

用途 : 警報出力,FAIL出力など出力点数 : 形名・仕様コードにより異なる(以下の通り)

形名・仕様コード 出力点数

UT450-0

UT450-1

UT450-2

UT450-3

UT450-4

UT420-00

UT420-07

UT420-08

3

4

3

4

3

3

3

3

リレー接点定格 : 240VAC 1Aまたは30VDC 1Aトランジスタ接点定格 : 24VDC 50mA

表示部仕様

測定値表示器 :UT450- 5桁7セグメント赤色発光ダイオード

字高 20mmUT420- 5桁7セグメント赤色発光ダイオード

字高 12mm設定値表示器 : 3桁+5桁 7セグメント赤色発光ダイオード字高 9.3mm (UT450,UT420同じ)

状態表示ランプ : 発光ダイオード

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1-10<目次> <1. 設置>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

安全およびEMC適合規格

安全 : IEC/EN61010-1適合(CE)。C22.2 No.61010-1認定(CSA)。UL508認定。設置カテゴリ : CAT.2 汚染度 : 2(IEC/EN61010-1, C22.2 No.61010-1)測定分類 : 1 (CAT.1 : IEC/EN61010-1)定格測定入力電圧 : 10VDC max.(端子間),300VAC max.(対地間)定格過渡過電圧 : 1500V(注)注 : IEC/EN61010-1で測定分類1の場合に想定される安全規格上の値であり,機器性能を保証する値ではありません。

取扱注意

本機器は,測定分類1(CAT.1)に適合した機器ですので,測定分類2,3および4の計測に使用しないでください。

測定分類

1

2

3

4

測定分類表示

CAT.1

CAT.2

CAT.3

CAT.4

備考

家電機器,携帯工具など

配電盤,回路遮断器など

架空線,ケーブル系統など

説   明

主電源に直接接続しない回路上で実施する測定のためのものです。

低電圧設備に直接接続された回路上で実施する測定のためのものです。

建造物設備内で実施する測定のためのものです。

低電圧設備への供給源で実施する測定のためのものです。

屋内配線

コンセント

引込み線43 T

1

2

EMC適合規格 : EN61326,EN61000-3-2,EN61000-3-3,EN55011に適合(CE)。AS/NZS 2064に適合(C-Tick)。Class A Group 1試験中,計器はレンジの±20%以内の測定精度で動作し続けます。

構造・取付・配線

構造 : 前面防塵防滴構造(IP55 準拠)密着計装時は防塵防滴不可

材質 : ABS樹脂およびポリカーボネートケース色 : 黒質量 : 約1kg以下外形寸法 :UT450-96(幅)×96(高さ)×100(パネル面からの奥行き) mmUT420-48(幅)×96(高さ)×100(パネル面からの奥行き) mm

取付 : パネル埋込み取付け。取付け具上下各1個パネルカット寸法 :UT450-920

+0.8 (幅)×920+0.8 (高さ) mm

UT420-450+0.6 (幅)×920

+0.8 (高さ) mm取付姿勢 : 上向き最大30度,下向き不可配線方式 : M3.5ネジ端子 (信号配線,電源/接地線とも)

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<目次> <1. 設置> 1-11

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

電源部仕様

電源 : 定格電圧 100-240V AC(±10%),50/60Hz消費電力 : 最大20VA(最大8.0W)内部ヒューズ定格 : 250VAC, 1.6A 遅断形記憶保持 : 不揮発性メモリ(書込み10万回)耐電圧 : 1次端子 ←→ 2次端子 1500V AC 1分間

1次端子 ←→ 接地端子 1500V AC 1分間接地端子←→ 2次端子 1500V AC 1分間2次端子 ←→ 2次端子 500V AC 1分間

1次端子=電源端子,リレー出力端子2次端子=アナログ入出力信号端子,電圧パルス出力端子,接点入力端子

絶縁抵抗 : 電源端子と接地端子間 500V DC 20MΩ以上接地 : 第D種接地

アイソレーション

測定入力端子 : 他の入出力端子とは絶縁。内部回路とは非絶縁。リモート入力端子 : 他の入出力端子,内部回路とは絶縁。15VDCセンサ用供給電源端子 : 4-20mAアナログ出力,電圧パルス制御出力とは非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。

24VDCセンサ用供給電源端子 : 15VDCセンサ用供給電源,4-20mAアナログ出力,電圧パルス制御出力,他の入出力端子,内部回路とは絶縁。

4-20mAアナログ出力端子(制御,伝送) : 4-20mA出力相互間,15VDCセンサ用供給電源,電圧パルス制御出力とは非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。

電圧パルス制御出力端子 : 4-20mA出力,15VDCセンサ用供給電源とは非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。

リレー接点制御出力端子 : 接点出力端子相互間,他の入出力端子,内部回路とは絶縁。接点入力端子 : 接点入力端子相互間,通信端子とは非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。

リレー接点警報出力端子 : リレー接点警報出力相互間は非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。

トランジスタ接点警報出力端子 : トランジスタ接点警報出力相互間は非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。

RS-485通信端子 : 接点入力端子とは非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。フィードバックスライド抵抗入力端子 : 4-20mAアナログ出力端子(制御,伝送),15VDCセンサ用供給電源,電圧パルス制御出力とは非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。

電源端子 : 他の入出力端子,内部回路とは絶縁接地端子 : 他の入出力端子,内部回路とは絶縁

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1-12<目次> <1. 設置>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

環境条件

正常動作条件 :周囲温度 : 0~50(密着計装時40以下)温度変化率 : 10/h以下周囲湿度 : 20~90%RH(結露しないこと)磁界 : 400A/m以下連続振動(5~14Hz) : 全振幅1.2mm以下連続振動(14~150Hz) : 4.9m/s2以下短時間振動 : 14.7 m/s2 15秒以下衝撃 : 147m/s2 以下 11ミリ秒設置高度 : 標高2,000m以下ウォームアップ時間 : 電源オン後30分以上

輸送・保管条件 :温度 : -25~70温度変化率 : 20/h以下湿度 : 5~95%RH(結露しないこと)

動作条件の影響周囲温度の影響 :電圧・熱電対入力の場合 ±1μV/または±0.01% of F.S./いずれか大きい方リモート入力の場合 ±0.02% of F.S./測温抵抗体入力の場合 ±0.05/(周囲温度)以下アナログ出力の場合 ±0.05% of F.S./以下

電源変動に対する影響(定格電圧範囲内)リモート入力の場合 ±1μV/10Vまたは±0.01% of F.S. /10Vいずれか大きい方アナログ出力の場合 ±0.05% of F.S./10V以下

1.5 端子配線図

注 意

空き端子を中継端子として使用しないでください。

端子配線図は次ページ以降に記載してあります。

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<目次>

<1. 設

置>

1-13

IM 05D

01C12-41

4th Edition : 2006.05.31-00

UT450 一般形(形式UT450-0またはUT450-3)または加熱冷却形(UT450-2) 端子配線図

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

41

42

43

44

45

46

47

48

49

50

31

32

33

34

35

36

37

38

39

40

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

16

17

連続/電圧パルス出力

4-20mADC,電圧パルス(12V)

制御出力

8

9

電源

10

L

N

許容範囲 : 100-240VAC (10%) (フリー電源) 50/60Hz共用

電源

12

13

熱電対(TC)入力

11

12

測温抵抗体(RTD)入力

13

12

13

電圧(mV, V)入力

21

22

リモート入力

※リモート入力付きの調節計のみ配線できます。

初期値:1-5VDC

1-5VDC, 0-2VDC,0-10V範囲内で指定

23

24

RS-485通信 ※通信付きの調節計のみ配線できます。最大通信速度9600bps

25

26

27

SDB(+)

SDA(-)

RDB(+)

RDA(-)

SG

DISパラメータと外部接点入力機能の対応

DIS=4のとき

DI1

DI2

DI3

DI4

DI5

DI6

COM

COM

R/L

DI3=ONで運転停止DI3=OFFで運転開始

DI4=ONで自動DI4=OFFで手動

機能なし

機能なし

コモン

R/L=ONでリモートR/L=OFFでローカル

コモン

DIS=3のとき

DI1=ONで運転停止DI1=OFFで運転開始

DI2=ONで2.SPDI2=OFFで1.SP

DI3=ONで自動DI3=OFFで手動

機能なし

機能なし

機能なし

コモン

R/L=ONでリモートR/L=OFFでローカル

コモン

DIS=2のとき

DI1=ONで自動DI1=OFFで手動

DI2=ONで2.SPDI2=OFFで1.SP

DI3=ONで運転停止DI3=OFFで運転開始

機能なし

機能なし

機能なし

コモン

R/L=ONでリモートR/L=OFFでローカル

コモン

DIS=1のとき(工場出荷時)

DI1=ONで自動DI1=OFFで手動

DI2=ONで運転停止DI2=OFFで運転開始

DI3

DI4

1.SP2.SP3.SP4.SP

ONONOFFOFF

ONON OFFOFF

5.SP6.SP7.SP8.SP

ONONOFFOFF

ONON OFF

OFF

DI5

DI6

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

OFF

ON

コモン

R/L=ONでリモートR/L=OFFでローカル

コモン

DIS=0のとき

機能なし

機能なし

機能なし

機能なし

機能なし

機能なし

機能なし

R/L=ONでリモートR/L=OFFでローカル

コモン

目標設定値1~4を切替える場合

DI1

DI2

1.SP2.SP3.SP4.SP

OFF

OFFOFF

ON ON

ON

OFF

ON

目標設定値1~8を切替える場合

※全てOFFに切替えたときは,直前の目標設定値を使用します。

DI1

DI2

DI3

DI4

DI5

DI6

COM

COM

R/L

+5V

+5V

+5V

+5V

+5V

+5V

+5V

接点 トランジスタ接点

※DISはセットアップパラメータです。 DISの設定値を変更することにより外部接点入力の機能を変更できます。

接点容量 : 12VDC, 10mA以上

6

5

警報出力

4

7

34

35

AL1

AL2

AL3

COM

AL4

COM

リレー接点容量 : 240VAC, 1A 30VDC, 1A (抵抗負荷)トランジスタ接点容量 : 24VDC, 50mA

14

15

伝送出力

4-20mADC

14

15

15VDCセンサ用供給電源

14.5-18.0VDC(最大21mADC)

※工場出荷時は測定値伝送に設定されています。

※15VDCセンサ用供給電源を使用する場合は伝送出力は使用できません。

負荷抵抗600 Ω以下

24VDCセンサ用供給電源

※24VDCセンサ用供給電源付きの調節計のみ配線できます。

1

2

リレー接点出力

3

制御出力

NC

NO

COM

接点容量 : 250VAC, 3A 30VDC, 3A (抵抗負荷)

※OTで選択※工場出荷時は時間比例PIDリレー接点出力です。

取扱注意

感電の恐れがありますので,配線作業時は,計器に供給する電源をオフにして,つなぐケーブルに通電されていないことをテスタなどで確認してから作業を始めてください。

リレー

トランジスタ

43+

44

21.6-28.0VDC(最大30mADC)

A

b

B

コモン

警報 1 出力

警報 2 出力

警報 3 出力

コモン

警報 4 出力

12

13

(注) 端子に取付ける250Ω抵抗は別売です。形名 : X010-250-2(M3.5圧着端子付き抵抗)

※ 4-20mADC信号を受信する場合,測定入力種類を1-5VDC(設定値“41”)に設定します。

4-20mADC電流信号を調節計に受信する場合

OT=0(工場出荷時値)

時間比例リレー出力( - - 端子)

OT=1

OTパラメータと制御出力種類の対応

時間比例電圧パルス出力( - 端子)

OT=2 OT=3

※OTはセットアップパラメータです。OTの設定値を変更することにより制御出力の出力種類を変更できます。「2. 初期設定」をご覧ください。

※<電源オン時の外部接点入力について>電源オン時,外部接点入力がオフのときは,電源が切れる前のモード(SPN,R/L,A/M)を継続します。(ただし,RUN/STOPは除く)

250Ω4-20mA

測定入力※工場出荷時は未設定です。「2. 初期設定」をご覧ください。

UTUT

38

37

20

19

18

40

39

28

30

19

18

40

39

38

37

20

28

30

※警報4は付加機能です。

2 31 1716オンオフ

リレー出力( - - 端子)2 31電流出力( - 端子)1716

※OTで選択

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1-14<目次>

<1. 設

置>

IM 05D

01C12-41

4th Edition : 2006.05.31-00

UT450 加熱冷却形 端子配線図(形式UT450-2)

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

41

42

43

44

45

46

47

48

49

50

31

32

33

34

35

36

37

38

39

40

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

加熱側制御出力

※通信付きの調節計のみ配線できます。最大通信速度9600bps

加熱側制御出力

連続/電圧パルス出力

冷却側制御出力リレー接点出力

冷却側制御出力

接点容量 : 250VAC, 3A 30VDC, 3A (抵抗負荷)

※工場出荷時は時間比例PIDリレー接点出力です。

12

13

熱電対(TC)入力

11

12

測温抵抗体(RTD)入力

13

12

13

電圧(mV, V)入力

A

b

B

14

15

伝送出力

4-20mADC

14

15

14.5-18.0VDC(最大21mADC)

※工場出荷時は測定値伝送に設定されています。

※15VDCセンサ用供給電源を使用する場合は伝送出力は使用できません。

16

17

連続/電圧パルス出力

4-20mADC,電圧パルス(12V)

21

22

リモート入力

※リモート入力付きの調節計のみ配線できます。

1-5VDC, 0-2VDC,0-10V範囲内で指定

23

24

RS-485通信

25

26

27

SDB(+)

SDA(-)

RDB(+)

RDA(-)

SG

19

18

DISパラメータと外部接点入力機能の対応

40

39

38

37

20

28

30

DIS=4のとき

DI1

DI2

DI3

DI4

DI5

DI6

COM

COM

R/L

DI3=ONで運転停止DI3=OFFで運転開始

DI4=ONで自動DI4=OFFで手動

機能なし

機能なし

コモン

R/L=ONでリモートR/L=OFFでローカル

コモン

DIS=3のとき

DI1=ONで運転停止DI1=OFFで運転開始

DI2=ONで2.SPDI2=OFFで1.SP

DI3=ONで自動DI3=OFFで手動

機能なし

機能なし

機能なし

コモン

R/L=ONでリモートR/L=OFFでローカル

コモン

DIS=2のとき

DI1=ONで自動DI1=OFFで手動

DI2=ONで2.SPDI2=OFFで1.SP

DI3=ONで運転停止DI3=OFFで運転開始

機能なし

機能なし

機能なし

コモン

R/L=ONでリモートR/L=OFFでローカル

コモン

DIS=1のとき(工場出荷時)

DI1=ONで自動DI1=OFFで手動

DI2=ONで運転停止DI2=OFFで運転開始

DI3

DI4

1.SP2.SP3.SP4.SP

ONONOFFOFF

ONON OFFOFF

5.SP6.SP7.SP8.SP

ONONOFFOFF

ONON OFF

OFF

DI5

DI6

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

OFF

ON

コモン

R/L=ONでリモートR/L=OFFでローカル

コモン

DIS=0のとき

機能なし

機能なし

機能なし

機能なし

機能なし

機能なし

機能なし

R/L=ONでリモートR/L=OFFでローカル

コモン

目標設定値1~4を切替える場合

DI1

DI2

1.SP2.SP3.SP4.SP

OFF

OFFOFF

ON ON

ON

OFF

ON

目標設定値1~8を切替える場合

19

18

40

39

38

37

20

28

30

DI1

DI2

DI3

DI4

DI5

DI6

COM

COM

R/L

+5V

+5V

+5V

+5V

+5V

+5V

+5V

接点 トランジスタ接点

※DISはセットアップパラメータです。 DISの設定値を変更することにより外部接点入力の機能を変更できます。

接点容量 : 12VDC, 10mA以上

6

5

警報出力

4

7

34

35

AL1

AL2

AL3

COM

AL4

COM

リレー接点容量 : 240VAC, 1A 30VDC, 1A (抵抗負荷)トランジスタ接点容量 : 24VDC, 50mA

リレー

トランジスタ

コモン

警報 1 出力

警報 2 出力

警報 3 出力

コモン

警報 4 出力

8

9

電源

10

L

N

許容範囲 : 100-240VAC (10%) (フリー電源) 50/60Hz共用

電源

1

2

リレー接点出力

3

NC

NO

COM

接点容量 : 250VAC, 3A 30VDC, 3A (抵抗負荷)

48

49

50

NC

NO

COM

※OTで選択※工場出荷時は時間比例PIDリレー接点出力です。

取扱注意

感電の恐れがありますので,配線作業時は,計器に供給する電源をオフにして,つなぐケーブルに通電されていないことをテスタなどで確認してから作業を始めてください。

+-

※OTはセットアップパラメータです。OTの設定値を変更することにより制御出力の出力種類を変更できます。「2. 初期設定」をご覧ください。

上記表中の「リレー出力」と「電圧パルス出力」は時間比例の出力です。オンオフのリレー出力にするには,「リレー端子」を選び,比例帯の設定値を“0”にします。

12

13

(注) 端子に取付ける250Ω抵抗は別売です。形名 : X010-250-2(M3.5圧着端子付き抵抗)

※ 4-20mADC信号を受信する場合,測定入力種類を1-5VDC(設定値“41”)に設定します。

4-20mADC電流信号を調節計に受信する場合

OT=4(工場出荷時値)

加熱側: リレー出力  - - 端子

冷却側: リレー出力  - - 端子

OT=5

加熱側: 電圧パルス出力  - 端子

冷却側: リレー出力  - - 端子

OT=6

加熱側: 電流出力  - 端子

冷却側: リレー出力  - - 端子

OT=7

加熱側: リレー出力  - - 端子

冷却側: 電圧パルス出力  - 端子

OT=8

加熱側: 電圧パルス出力  - 端子

冷却側: 電圧パルス出力  - 端子

OT=9

加熱側: 電流出力  - 端子

冷却側: 電圧パルス出力  - 端子

OT=10

加熱側: リレー出力  - - 端子

冷却側: 電流出力  - 端子

OT=11

加熱側: 電圧パルス出力  - 端子

冷却側: 電流出力  - 端子

OT=12

加熱側: 電流出力  - 端子

冷却側: 電流出力  - 端子

OTパラメータと加熱側出力種類/冷却側出力種類の対応

250Ω4-20mA

UTUT

測定入力※工場出荷時は未設定です。「2. 初期設定」をご覧ください。

初期値:1-5VDC

※全てOFFに切替えたときは,直前の目標設定値を使用します。

15VDCセンサ用供給電源

負荷抵抗600 Ω以下

※警報4は付加機能です。

4-20mADC,電圧パルス(12V)

46

47

2 31 2 31

504948 504948

1716

504948

1716

47464746

2 31

4746

1716

4746

1716

4746

1716

4746

1716

※OTで選択

※OTで選択

※<電源オン時の外部接点入力について>電源オン時,外部接点入力がオフのときは,電源が切れる前のモード(SPN,R/L,A/M)を継続します。(ただし,RUN/STOPは除く)

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<目次>

<1. 設

置>

1-15

IM 05D

01C12-41

4th Edition : 2006.05.31-00

UT450 位置比例形 端子配線図(形式UT450-1またはUT450-4)

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

41

42

43

44

45

46

47

48

49

50

31

32

33

34

35

36

37

38

39

40

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

フィードバック入力

抵抗値 : 100Ω~2.5kΩ

位置比例制御出力

48

49

リレー接点出力

50

H(正転)

L(逆転)

COM

接点容量 : 250VAC, 3A 30VDC, 3A (抵抗負荷)

UT450と以下のモーターを組合せるときの接続端子の対応

(株)山武製モジュトロールモーター

調節計モジュトロールモーター454647

484950

YTG

213

日章計器(株)製コントロールモーター

調節計コントロールモーター454647

484950

123

MLMH

MC8

9

電源

10

L

N

許容範囲 : 100-240VAC (10%) (フリー電源) 50/60Hz共用

電源

6

5

警報出力

4

7

34

35

AL1

AL2

AL3

COM

AL4

COM

リレー接点容量 : 240VAC, 1A 30VDC, 1A (抵抗負荷)トランジスタ接点容量 : 24VDC, 50mA

24VDCセンサ用供給電源

※24VDCセンサ用供給電源付きの調節計のみ配線できます。

取扱注意

感電の恐れがありますので,配線作業時は,計器に供給する電源をオフにして,つなぐケーブルに通電されていないことをテスタなどで確認してから作業を始めてください。

リレー

トランジスタ

コモン

警報 1 出力

警報 2 出力

警報 3 出力

コモン

警報 4 出力

23

24

RS-485通信 ※通信付きの調節計のみ配線できます。最大通信速度9600bps

25

26

27

SDB(+)

SDA(-)

RDB(+)

RDA(-)

SG

21

22

リモート入力

※リモート入力付きの調節計のみ配線できます。

1-5VDC, 0-2VDC,0-10V範囲内で指定

12

13

熱電対(TC)入力

11

12

測温抵抗体(RTD)入力

13

12

13

電圧(mV, V)入力

14

15

伝送出力

4-20mADC

14

15

15VDCセンサ用供給電源

14.5-18.0VDC(最大21mADC)

※工場出荷時は測定値伝送に設定されています。

※15VDCセンサ用供給電源を使用する場合は伝送出力は使用できません。

A

b

B

19

18

DISパラメータと外部接点入力機能の対応

40

39

38

37

20

28

30

DIS=4のとき

DI1

DI2

DI3

DI4

DI5

DI6

COM

COM

R/L

DI3=ONで運転停止DI3=OFFで運転開始

DI4=ONで自動DI4=OFFで手動

機能なし

機能なし

コモン

R/L=ONでリモートR/L=OFFでローカル

コモン

DIS=3のとき

DI1=ONで運転停止DI1=OFFで運転開始

DI2=ONで2.SPDI2=OFFで1.SP

DI3=ONで自動DI3=OFFで手動

機能なし

機能なし

機能なし

コモン

R/L=ONでリモートR/L=OFFでローカル

コモン

DIS=2のとき

DI1=ONで自動DI1=OFFで手動

DI2=ONで2.SPDI2=OFFで1.SP

DI3=ONで運転停止DI3=OFFで運転開始

機能なし

機能なし

機能なし

コモン

R/L=ONでリモートR/L=OFFでローカル

コモン

DIS=1のとき(工場出荷時)

DI1=ONで自動DI1=OFFで手動

DI2=ONで運転停止DI2=OFFで運転開始

DI3

DI4

1.SP2.SP3.SP4.SP

ONONOFFOFF

ONON OFFOFF

5.SP6.SP7.SP8.SP

ONONOFFOFF

ONON OFF

OFF

DI5

DI6

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

OFF

ON

コモン

R/L=ONでリモートR/L=OFFでローカル

コモン

DIS=0のとき

機能なし

機能なし

機能なし

機能なし

機能なし

機能なし

機能なし

R/L=ONでリモートR/L=OFFでローカル

コモン

目標設定値1~4を切替える場合

DI1

DI2

1.SP2.SP3.SP4.SP

OFF

OFFOFF

ON ON

ON

OFF

ON

目標設定値1~8を切替える場合

19

18

40

39

38

37

20

28

30

DI1

DI2

DI3

DI4

DI5

DI6

COM

COM

R/L

+5V

+5V

+5V

+5V

+5V

+5V

+5V

接点 トランジスタ接点

※DISはセットアップパラメータです。 DISの設定値を変更することにより外部接点入力の機能を変更できます。

接点容量 : 12VDC, 10mA以上

12

13

(注) 端子に取付ける250Ω抵抗は別売です。形名 : X010-250-2(M3.5圧着端子付き抵抗)

※ 4-20mADC信号を受信する場合,測定入力種類を1-5VDC(設定値“41”)に設定します。

4-20mADC電流信号を調節計に受信する場合

250Ω4-20mA

初期値:1-5VDC

※全てOFFに切替えたときは,直前の目標設定値を使用します。

43+

44

21.6-28.0VDC(最大30mADC)

UTUT

測定入力※工場出荷時は未設定です。「2. 初期設定」をご覧ください。

※警報4は付加機能です。

0%

100%

47

46

45

負荷抵抗600 Ω以下

※<電源オン時の外部接点入力について>電源オン時,外部接点入力がオフのときは,電源が切れる前のモード(SPN,R/L,A/M)を継続します。(ただし,RUN/STOPは除く)

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1-16<目次>

<1. 設

置>

IM 05D

01C12-41

4th Edition : 2006.05.31-00

UT420 一般形 端子配線図(形式UT420-0)

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

19

18

DISパラメータと外部接点入力機能の対応

20

29

28

30

DIS=4のとき

DI1

DI2

COM

DI3

COM

R/L

DI3=ONで運転停止DI3=OFFで運転開始

コモン

R/L=ONでリモートR/L=OFFでローカル

コモン

DIS=3のとき

DI1=ONで運転停止DI1=OFFで運転開始

DI2=ONで2.SPDI2=OFFで1.SP

DI3=ONで自動DI3=OFFで手動

コモン

R/L=ONでリモートR/L=OFFでローカル

コモン

DIS=2のとき

DI1=ONで自動DI1=OFFで手動

DI2=ONで2.SPDI2=OFFで1.SP

DI3=ONで運転停止DI3=OFFで運転開始

コモン

R/L=ONでリモートR/L=OFFでローカル

コモン

DIS=1のとき(工場出荷時)

DI1=ONで自動DI1=OFFで手動

DI2=ONで運転停止DI2=OFFで運転開始

コモン

R/L=ONでリモートR/L=OFFでローカル

コモン

DIS=0のとき

機能なし

機能なし

機能なし

機能なし

R/L=ONでリモートR/L=OFFでローカル

コモン

機能なし

トランジスタ接点

19

18

20

DI1

DI2

COM

+5V

+5V

29

28

30

DI3

R/L

COM

+5V

+5V

接点

DI1

DI2

1.SP2.SP3.SP 4.SP

OFF

OFFOFF

ON ON

ON

OFF

ON

目標設定値1~4を切替える場合

接点容量 : 12VDC, 10mA以上

12

13

14

15

100Ω

2線式伝送器

測定入力0.4~2.0VDC信号

センサ用供給電源14.5~18.0VDC

外付抵抗(注)

(注) 端子に取付ける100Ω抵抗は別売です。形名 : X010-100-2(M3.5圧着端子付き抵抗)

2線式のセンサへの15VDC供給電源配線

12

13

(注) 端子に取付ける250Ω抵抗は別売です。形名 : X010-250-2(M3.5圧着端子付き抵抗)

※ 4-20mADC信号を受信する場合,測定入力種類を1-5VDC(設定値“41”)に設定します。

4-20mADC電流信号を調節計に受信する場合

12

13

43

44

250Ω

2線式伝送器

測定入力1-5VDC信号

センサ用供給電源21.6~28.0VDC

外付抵抗(注)

(注) 端子に取付ける250Ω抵抗は別売です。形名 : X010-250-2(M3.5圧着端子付き抵抗)

2線式のセンサへの24VDC供給電源配線

※ 24VDCセンサ用供給電源付きの調節計のみ配線できます。

23

24

RS-485通信 ※通信付きの調節計のみ配線できます。最大通信速度9600bps

25

26

27

SDB(+)

SDA(-)

RDB(+)

RDA(-)

SG

12

13

熱電対(TC)入力

11

12

測温抵抗体(RTD)入力

13

12

13

電圧(mV, V)入力

21

22

リモート入力

※リモート入力付きの調節計のみ配線できます。

1-5VDC, 0-2VDC,0-10V範囲内で指定

A

b

B

14

15

伝送出力

4-20mADC

14

15

15VDCセンサ用供給電源

14.5-18.0VDC(最大21mADC)

※工場出荷時は測定値伝送に設定されています。

※15VDCセンサ用供給電源を使用する場合は伝送出力は使用できません。

16

17

連続/電圧パルス出力

4-20mADC,電圧パルス(12V)

制御出力

-8

9

電源

10

L

N

許容範囲 : 100-240VAC (10%) (フリー電源) 50/60Hz共用

電源

1

2

リレー接点出力

3

制御出力

NC

NO

COM

接点容量 : 250VAC, 3A 30VDC, 3A (抵抗負荷)

※OTで選択※工場出荷時は時間比例PIDリレー接点出力です。

取扱注意

感電の恐れがありますので,配線作業時は,計器に供給する電源をオフにして,つなぐケーブルに通電されていないことをテスタなどで確認してから作業を始めてください。

6

5

警報出力

4

7

AL1

AL2

AL3

COM

リレー接点容量 : 240VAC, 1A 30VDC, 1A (抵抗負荷)

リレー

警報 1 出力

警報 2 出力

警報 3 出力

コモン

※DISはセットアップパラメータです。 DISの設定値を変更することにより外部接点入力の機能を変更できます。

4-20mADC

4-20mADC

OT=0(工場出荷時値) OT=1

OTパラメータと制御出力種類の対応

OT=2 OT=3

※OTはセットアップパラメータです。OTの設定値を変更することにより制御出力の出力種類を変更できます。「2. 初期設定」をご覧ください。

250Ω4-20mA

初期値:1-5VDC

UTUT

測定入力※工場出荷時は未設定です。「2. 初期設定」をご覧ください。

負荷抵抗600 Ω以下

時間比例リレー出力( - - 端子)

時間比例電圧パルス出力( - 端子)2 31 1716

オンオフリレー出力( - - 端子)2 31電流出力( - 端子)1716

※OTで選択

※<電源オン時の外部接点入力について>電源オン時,外部接点入力がオフのときは,電源が切れる前のモード(SPN,R/L,A/M)を継続します。(ただし,RUN/STOPは除く)

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<目次> <2. 初期設定> 2-1

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

2. 初期設定本章は,測定入力種類,制御出力種類,警報種類の設定例を説明しています。ここの設定を行えば基本的な制御が行えます。とくに各種設定例を参照し,必要なパラメータの設定方法をご理解いただけますようお願いいたします。「5.1 パラメータマップ」を活用していただくと操作がわかりやすくなります。設定中,操作がわからなくなったときは, SET/ENT

キーを3秒以上押していただくと電源オン時の表示画面(運転画面)に戻れます。

電源オン

警報種類などのセットアップ

パラメータの設定

「2.2 測定入力種類を設定する(電源オン時に最初に設定)」 または「2.3 測定入力種類を変更する」をご覧ください。

バルブ位置を校正 制御出力を設定 (工場出荷時値:時間比例リレー出力)

パラメータの初期化

:必ず設定してください。

:必要に応じて設定してください。

設定手順フロー

位置比例形の調節計ですか?

Yes

運転パラメータの設定

運転へ

「2.4 制御出力種類を設定する」をご覧ください。「2.5 バルブ位置を自動校正する」を ご覧ください。

「2.6 パラメータを初期化する」

測定入力を設定

No

測定入力種類を設定/変更したら必要に応じて行ってください。

(工場出荷時値:未設定)

パラメータの初期化を実行すると,運転パラメータ,セットアップパラメータが初期化されます。設定したパラメータが適切な値となっていることをご確認ください。初期値に変更された場合は,必要な値を再設定してください。

注 意

「2.2 測定入力種類を設定する(電源オン時に最初に設定)」以降において,UT450のパネル図を記述していますが,UT420は操作上UT450と同等です。

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2-2<目次> <2. 初期設定>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

2.1 フロントパネルの名称と機能

PV

AL1 2 3

5桁LED

3桁LED

YOKOGAWA

REM MAN

SET/ENT

A/M

(6)警報表示ランプ

(2)状態表示ランプ

(3)ライトローダ光通信部

(9)キー,キー

(7)A/Mキー (8)SET/ENTキー

(4)測定値(PV)表示器(5)設定値表示器

5桁LED

PV

3桁LED

AL1 2 3 4

REM

MAN

SET/ENT

A/M

(4)測定値(PV)表示器

(5)設定値表示器

(1)偏差モニタ

(6)警報表示ランプ

(2)状態表示ランプ

(3)ライトローダ光通信部

(9)キー,キー(7)A/Mキー

(8)SET/ENTキー

各部の名称 機能

(1)偏差モニタ(UT450のみ)

(2) 状態表示ランプ

(3) ライトローダ光通信部

(4) 測定値(PV)表示器

(5) 設定値表示器

(6) 警報表示ランプ

(7) A/Mキー自動モードと手動モードを切替えるためのキーです。押すたびに自動モードと手動モードが交互に切替わります。

(8) SET/ENTキーSET/ENT パラメータの表示切替えやパラメータの登録を行うためのキーです。3秒以上押し続ける

と,運転画面と運転パラメータ設定画面のメニューを交互に切替えることができます。

(9) キー,キー

数値変更を行うためのキーです。各種パラメータの設定画面では,目標設定値,パラメータ,および制御出力値(手動運転時)の表示数値を変更します。キーを押すと数値が減少し,キーを押すと増加します。キーを押し続けると,変化のスピードが段階的に増加します。パラメータ(運転またはセットアップ)設定画面からメニューへ,セットアップパラメータ設定画面メニューから運転パラメータ設定画面メニューへ切替える場合,キーとキーを同時に押します。

A/M

偏差(PV-SP)の状態が点灯表示されます。:偏差が偏差表示幅を超えた場合(橙色)。:偏差が偏差表示幅の範囲内にある場合(緑色)。:偏差が偏差表示幅を下回った場合(橙色)。

運転画面,セレクト画面以外が表示されているときは消灯します。

運転,制御の状態が点灯表示されます(緑色)。REM:リモート運転時点灯します。MAN:手動モード運転時点灯します。オートチューニング中は点滅します。

パソコンからパラメータの設定・保存を行うときのアダプタケーブルとの通信インタフェースです。別売のパラメータ設定ツールが必要です。

測定値(PV)が表示されます。セットアップパラメータ設定時はメニュー記号が表示されます。エラー発生時にはエラーコードが表示されます(赤色)。3桁のLEDにはパラメータ記号が表示されます。5桁のLEDにはパラメータの設定値が表示されます。

UT450:警報1~4の発生時に,AL1~AL4が点灯します(橙色)。UT420:警報1~3の発生時に,AL1~AL3が点灯します(橙色)。

偏差表示幅はセットアップパラメータ“DVB”で変更できます。

主なパラメータの工場出荷時の設定

一般形調節計の工場出荷時値

加熱冷却形調節計の工場出荷時値

位置比例形調節計の工場出荷時値

リモート入力信号(リモート入力付きの調節計のみ)制御出力 リレー出力(固定)

制御動作 逆動作(可変) 指定なしPIDパラメータ P=5.0%,I=240秒,D=60秒警報出力

項目

1~5VDC(可変)

警報1: 測定値上限, 警報2: 測定値下限, 警報3: 測定値上限, 警報4: 測定値下限

時間比例PIDリレー出力(可変)

加熱側 : 時間比例PIDリレー出力(可変)冷却側 : 時間比例PIDリレー出力(可変)

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<目次> <2. 初期設定> 2-3

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

2.2 測定入力種類を設定する(電源オン時に最初に設定)

注 意

調節計は通電すると運転画面を表示しますが,測定入力種類が未設定になっている場合は“IN”が表示されます。この場合,まず キーでご利用になる入力レンジコードを表示させ, SET/ENT キーを押して登録してください。その後,測定入力レンジの最大値(RH)と最小値(RL)を設定してください(電圧入力時は測定入力スケールの最大値(SH)と最小値(SL)を設定してください)。

調節計は工場出荷時に各パラメータの初期値を設定してあります。まず「5.2 パラメータ一覧表」に記載の初期値を確認し,特に変更の必要がある場合はパラメータ設定値を変更してください。

測定入力レンジ最小値(RL)

計器入力レンジ

-270.0 1370.0

0.0 800.0測定入力レンジ最大値(RH)

測定入力スケール最小値(SL)

1V 5V (入力信号)

0.0m3/h 50.0m3/h測定入力スケール最大値(SH)

2V 4V

RL RH

温度入力の場合に設定するパラメータ(1)測定入力種類(IN):センサに合わせて設定。(2)測定入力レンジ最大値(RH):制御する範囲の最大値を設定。(3)測定入力レンジ最小値(RL):制御する範囲の最小値を設定。

電圧入力の場合に設定するパラメータ(1)測定入力種類(IN):入力信号に合わせて設定。(2)測定入力レンジ最大値(RH):入力信号の最大値を設定。(3)測定入力レンジ最小値(RL):入力信号の最小値を設定。(4)測定入力小数点位置(DP):測定入力値表示の小数点位置を設定。(5)測定入力スケール最大値(SH):制御する範囲の最大値を設定。

(入力信号最大値のときの表示値を設定)

(6)測定入力スケール最小値(SL):制御する範囲の最小値を設定。(入力信号最小値のときの表示値を設定)

実際に制御する範囲を設定します。

実際に制御する範囲を設定します。

計器入力レンジ

測定入力レンジ測定入力レンジ

測定入力スケール

電圧入力の場合の例温度入力の場合の例

以下の操作手順は,K熱電対(-200.0~500.0),測定レンジ0.0~200.0に設定する例です。

1. 電源投入時の表示画面測定入力種類を設定するパラメータ“IN”が表示されます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

パラメータ"IN" を表示

メニュー"I/O"を表示

2. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,K熱電対(-200.0~500.0)に設定した例です。計器入力レンジコード表(P.2-5)をご覧ください。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

変更中は点滅

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2-4<目次> <2. 初期設定>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

3. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

4. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“UNI”を表示させます。≪測定入力単位≫

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

パラメータ"UNI" を表示

5. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“RH”を表示させます。≪測定入力レンジ最大値≫

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

パラメータ"RH" を表示

6. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,測定入力レンジ最大値に200.0を設定した例です。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

変更中は点滅

7. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

8. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“RL”を表示させます。≪測定入力レンジ最小値≫

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

パラメータ"RL"を表示

9. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,測定入力レンジ最小値に0.0を設定した例です。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

変更中は点滅

10. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

電圧入力の場合,この後に表示される測定入力小数点位置(DP),測定入力スケール最大値(SH),測定入力スケール最小値(SL)も設定してください。

11. 制御出力種類を設定する場合は、「2.4 制御出力種類を設定する」の手順6以降を参照ください。設定を終える場合は、 SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

目標設定値1(1.SP)を表示

測定値(PV)を表示

測定入力の配線を行っていない場合,測定値(PV)表示器には,入力断線のエラー表示( )が表示されます。適切な配線を行えばエラーは消えます。

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<目次> <2. 初期設定> 2-5

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

計器入力レンジコード

入力

未設定

種類計器入力

レンジコード計器入力レンジ 測定精度

1 -270.0~1370.0OFF 測定入力種類“IN”にOFFを設定すると,測定入力を未設定にできます。

2 -270.0~1000.0K-200.0~500.0

J 4 -200.0~1200.05 -270.0~400.0

T6 0.0~400.0

0以上では計器レンジの±0.1%±1digit0未満では計器レンジの±0.2%±1digitただし,熱電対Kの-200.0未満は,計器レンジの±2%±1digitただし,熱電対Tの-200.0未満は,計器レンジの±1%±1digit

B 7 0.0~1800.0400以上では計器レンジの±0.15%±1digit400未満では計器レンジの±5%±1digit

S 8 0.0~1700.0R 9 0.0~1700.0

計器レンジの±0.15%±1digit

N 10 -200.0~1300.0計器レンジの±0.1%±1digit0未満では計器レンジの±0.25%±1digit

E 11 -270.0~1000.0L(DIN) 12 -200.0~900.0

-200.0~400.013U(DIN)

14 0.0~400.0

0以上では計器レンジの±0.1%±1digit0未満では計器レンジの±0.2%±1digitただし,熱電対Eの-200.0未満は,計器レンジの±1.5%±1digit

W 15 0.0~2300.0計器レンジの±0.2%±1digitプラチネル2 16 0.0~1390.0計器レンジの±0.1%±1digit

PR20-40 17 0.0~1900.0800以上では計器レンジの±0.5%±1digit800未満では精度保証なし

熱電対

W97Re3-W75Re25

18 0.0~2000.0計器レンジの±0.2%±1digit

30 -200.0~500.0計器レンジの±0.1%±1digit(注1)(注2)JPt100

31 -150.00~150.00計器レンジの±0.2%±1digit(注1)35 -200.0~850.036 -200.0~500.0

計器レンジの±0.1%±1digit(注1)(注2)測温抵抗体

Pt10037 -150.00~150.00計器レンジの±0.2%±1digit(注1)

0.4~2V 40統一信号

1~5V 410~2V 500~10V 51

0.400~2.000V1.000~5.000V0.000~2.000V0.00~10.00V

-10~20mV 55 -10.00~20.00mV直流電圧

0~100mV 56 0.0~100.0mV

計器レンジの±0.1%±1digit表示範囲は-19999~30000の範囲でスケーリング可能表示スパンは30000以下

3

基準動作状態[23±2,55±10%RH,電源周波数50/60Hz]における性能(注1) 0~100範囲は±0.3±1digitとなります。(注2) -100~200範囲は±0.5±1digitとなります。※ 4~20mADC信号を受信する場合は,統一信号1~5VDCを選択し,250Ω抵抗をつなげます。250Ω抵抗

は別売です。形名 : X010-250-2(M3.5圧着端子付き抵抗)

注 意

測定入力種類(IN),測定入力レンジ最大値(RH),測定入力レンジ最小値(RL),測定入力小数点位置(DP),測定入力スケール最大値(SH),測定入力スケール最小値(SL)を変更すると,運転パラメータの登録値を自動的に初期化する場合があります。このためこれらのパラメータ変更後は,必ず運転パラメータの登録値を確認し適切な値となっていることをご確認ください。初期値に変更された場合は,必要な値を再設定してください。

測定入力で選択できるレンジコード

熱電対 1~18

30, 31, 35~37

40, 41, 50, 51, 55, 56

測温抵抗体

電圧(mV,V)

リモート入力で選択できるレンジコード

40, 41, 50, 51電圧(V)

メニューに戻るには!

パラメータ設定中に キーと キーを同時に1回押すと,設定パラメータのメニューに戻れます。

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2-6<目次> <2. 初期設定>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

2.3 測定入力種類を変更する以下の操作手順は,熱電対タイプK(-200.0~500.0)を測温抵抗体Pt100(-200.0~500.0),測定レンジ0.0~200.0に変更する例です。

測定入力端子 熱電対/mV/V入力 ……………測温抵抗体入力 …………………

 - 1312

 - -11 1312

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

目標設定値1(1.SP) を表示

測定値(PV)を表示

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,メニュー“OP.PA”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

D-U記号 を表示

メニュー"OP.PA" を表示

3. キーを1回押して,メニュー“STUP”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

メニュー"STUP" を表示

4. SET/ENT キーを1回押して,メニュー“SP”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

メニュー"SP" を表示

5. キーを6回押して,メニュー“I/O”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

メニュー"I/O" を表示

6. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“IN”を表示させます。≪測定入力種類≫

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

パラメータ"IN" を表示

7. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させてください。下図は,測温抵抗体Pt100(-200.0~500.0)に設定した例です。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

変更中は点滅

8. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

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<目次> <2. 初期設定> 2-7

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

9. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“UNI”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

A/M

SET/ENT

10. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“RH”を表示させます。≪測定入力レンジ最大値≫

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

パラメータ"RH"を表示

11. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,測定入力レンジ最大値に200.0を設定した例です。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

変更中は点滅

12. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

13. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“RL”を表示させます。≪測定入力レンジ最小値≫

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

パラメータ"RL"を表示

14. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,測定入力レンジ最小値に0.0を設定した例です。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

変更中は点滅

15. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

電圧入力の場合,この後に表示される測定入力小数点位置(DP),測定入力スケール最大値(SH),測定入力スケール最小値(SL)も設定してください。

16. SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

目標設定値1(1.SP) を表示

測定値(PV)を表示

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2-8<目次> <2. 初期設定>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

2.4 制御出力種類を設定する(位置比例形の調節計以外)以下の操作手順は,時間比例PIDリレー出力(0:工場出荷時値)を連続出力(2)に変更する例です。

制御出力端子 (  )内は設定値

時間比例PIDリレー(0)/オンオフ(3)出力 ……………連続PID(2)/時間比例PID電圧パルス(1)出力 ………

加熱冷却制御の出力端子については,「1.5 端子配線図」をご覧ください。

 -  - - 2 31

1716

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

目標設定値1(1.SP) を表示

測定値(PV)を表示

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,メニュー“OP.PA”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

メニュー"OP.PA" を表示D-U記号を

表示

3. キーを1回押して,メニュー“STUP”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

メニュー"STUP" を表示

4. SET/ENT キーを1回押して,メニュー“SP”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

メニュー"SP" を表示

5. キーを6回押して,メニュー“I/O”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

メニュー"I/O" を表示

6. SET/ENT キーを数回押して,パラメータ“OT”を表示させます。≪制御出力種類≫

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

パラメータ"OT"を表示

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<目次> <2. 初期設定> 2-9

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

7. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,連続出力(4-20mADC)に設定した例です。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

変更中は点滅

8. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

9. SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

目標設定値1(1.SP) を表示

測定値(PV)を表示

制御出力種類一覧表

制御出力種類

パラメータ記号 パラメータ名称 設定値 制御出力種類

(OT)

以下の4~12は加熱冷却形の調節計のみ表示

0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

時間比例PIDリレー接点出力(端子  -  -  )2 31

オンオフ制御リレー接点出力(端子  -  -  )2 31

加熱側リレー出力(端子  -  -  )・冷却側リレー出力(端子  -  -  )2 31 49 5048

加熱側リレー出力(端子  -  -  )・冷却側電流出力(端子  -  )2 31 4746

加熱側リレー出力(端子  -  -  )・冷却側パルス出力(端子  -  )2 31 4746

時間比例PID電圧パルス出力(端子  -  )1716

電流出力(端子  -  )1716

加熱側パルス出力(端子  -  )・冷却側リレー出力(端子  -  -  )49 50481716

加熱側パルス出力(端子  -  )・冷却側パルス出力(端子  -  )47461716

加熱側パルス出力(端子  -  )・冷却側電流出力(端子  -  )47461716

加熱側電流出力(端子  -  )・冷却側リレー出力(端子  -  -  )49 50481716

加熱側電流出力(端子  -  )・冷却側パルス出力(端子  -  )47461716

加熱側電流出力(端子  -  )・冷却側電流出力(端子  -  )47461716

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2-10<目次> <2. 初期設定>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

2.5 バルブ位置を自動校正する (位置比例形の調節計のみ)以下の操作は,コントロールバルブからのフィードバック信号を入力し,コントロールバルブの全閉と全開の位置を自動校正する手順です。バルブ位置を校正するときは,結線を行い,手動モードにする必要があります。結線は,「1.5 端子配線図」を,手動モードにする方法は,「3.8 自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う」をご覧ください。 

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

目標設定値1(1.SP) を表示

MANランプ点灯

測定値(PV)を表示

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,メニュー“OP.PA”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

メニュー"OP.PA" を表示D-U記号

を表示

3. キーを1回押して,メニュー“STUP”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

メニュー"STUP" を表示

4. SET/ENT キーを1回押して,メニュー“SP”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

メニュー"SP" を表示

5. キーを2回押して,メニュー“VALV”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

メニュー"VALV" を表示

6. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“V.AT”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

パラメータ"V.AT"を表示

7. キーを1回押して,“ON”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

変更中は点滅

8. SET/ENT キーを1回押すと,バルブ位置(全開と全閉)を自動校正します。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

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<目次> <2. 初期設定> 2-11

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

9. バルブ位置の自動校正中は以下の表示となります。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

"ON" が点滅

10. 表示が“ON”から“OFF”に変わったら正常終了です。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

"OFF" に変わったら正常終了

“ERR”が表示されたら,フィードバック入力配線を確認し,再度校正を行ってください。

11. SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

目標設定値1(1.SP) を表示

測定値(PV)を表示

2.6 パラメータを初期化する測定入力種類,測定入力レンジまたは測定入力スケールを設定/変更したら,必ず以下の操作を行ってください。

注 意

パラメータの初期化を実行すると,運転パラメータ,セットアップパラメータを初期化します。設定したパラメータが適切な値となっていることをご確認ください。初期値に変更された場合は,必要な値を再設定してください。

 

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

目標設定値1(1.SP) を表示

測定値(PV)を表示

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,メニュー“OP.PA”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

メニュー"OP.PA" を表示D-U記号を

表示

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2-12<目次> <2. 初期設定>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

3. キーを1回押して,メニュー“STUP”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

メニュー"STUP" を表示

4. SET/ENT キーを1回押して,メニュー“SP”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

メニュー"SP" を表示

5. キーを1回押して,メニュー“INIT”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

メニュー"INIT" を表示

6. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“INI”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

パラメータ"INI"を表示

7. キーを押して,“ON”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

変更中は点滅

8. SET/ENT キーを1回押すと,表示が一瞬消えます。これでパラメータが初期化されました。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

9. SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

目標設定値1(1.SP) を表示

測定値(PV)を表示

2.7 警報種類を変更する以下の操作手順は,警報1(工場出荷時:測定値上限警報)を測定値下限警報に変更する例です。なお,警報種類を変更した場合,警報設定値が初期化されます。再度警報設定値を設定してください。

警報出力端子 工場出荷時 警報1(端子番号 - )・ ・ ・ ・測定値上限警報警報2(端子番号 - )・ ・ ・ ・測定値下限警報警報3(端子番号 - )・ ・ ・ ・測定値上限警報警報4(端子番号 - )・ ・ ・ ・測定値下限警報

6 7

5 7

4 734 35

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<目次> <2. 初期設定> 2-13

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

目標設定値1(1.SP) を表示

測定値(PV)を表示

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,メニュー“OP.PA”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

メニュー"OP.PA" を表示D-U記号

を表示

3. キーを1回押して,メニュー“STUP”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

メニュー"STUP" を表示

4. SET/ENT キーを1回押して,メニュー“SP”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

メニュー"SP" を表示

5. キーを1回押して,メニュー“ALM”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

メニュー"ALM" を表示

6. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“AL1”を表示させます。≪警報1種類≫

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

パラメータ"AL1" を表示

7. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,測定値下限警報に設定した例です。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

変更中は点滅

8. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

この後に表示される警報2種類(AL2),警報3種類(AL3),警報4種類(AL4)も上記と同様に設定できます。

9. SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

目標設定値1(1.SP) を表示

測定値(PV)を表示

10. 警報設定値を設定する場合は,「3.5 警報設定値を設定する」をご覧ください。

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2-14<目次> <2. 初期設定>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

警報種類一覧表警報の種類と警報の動作を以下に示します。表中のコードの1~10は待機動作なし,11~20は待機動作付きです。

警報動作 警報動作警報の

種類コード

警報の

種類コード警報の種類

開閉はリレー接点の状態を,(点)

(滅)はランプの状態を示す

警報時

接点閉

警報時

接点開

警報時

接点閉

警報時

接点開

警報の種類

警報なし OFF

測 定 値 上 限

測 定 値 下 限

警報設定点

閉(点)

ヒステリシス

測定値

(滅)開

1

11

偏 差 下 限

警 報 時

非 励 磁 偏差設定値目標設定値

開(点)

ヒステリシス

測定値

閉(滅)6

16

閉(点)

ヒステリシス

開(滅)

警報設定点 測定値

2

12偏 差 上 下 限

目標設定値

測定値

ヒステリシスヒステリシス

偏差設定値

閉(点)

開(滅)

閉(点)

7

17

偏 差 上 限

ヒステリシス

測定値

開(滅)

目標設定値偏差設定値

閉(点)3

13

上 下 限

偏 差 内 偏差設定値

目標設定値

測定値

ヒステリシス ヒステリシス

開(滅)開(滅)

閉(点)8

18

偏 差 下 限

測定値目標設定値

偏差設定値

開(滅)

開(滅)

ヒステリシス

閉(点)4

14

測 定 値 上 限

非 励 磁

測 定 値 下 限

非 励 磁

測定値

開(点)

警報設定点

ヒステリシス

閉(滅)

9

19

偏 差 上 限

警 報 時

非 励 磁 測定値

開(点)

目標設定値

偏差設定値

ヒステリシス

閉(滅)5

15警報設定点

ヒステリシス

測定値

開(点) 閉(滅)

10

20

設 定 値 上 限

設 定 値 下 限

警報設定点

ヒステリシス

設定値

28 出 力 値 上 限

警報設定点出力値

ヒステリシス

30

ヒステリシス

警報設定点 設定値

29 出 力 値 下 限

ヒステリシス

警報設定点 出力値

31

開閉はリレー接点の状態を,(点)

(滅)はランプの状態を示す

タ イ マ 機 能

(制御安定状態

通知イベント )

(警報1のみ )

セ ン サ 接 地

警     報 上向き(時.分)

下向き(時.分)

上向き(分.秒)

下向き(分.秒)

25

26

27

21

22

23

24

故 障 診 断

出     力 故障診断出力(注1)

センサ接地警報

F A I L 出 力 FAIL時は動作が停止します。(注2)

制御出力OFFまたは0%,警報出力

OFFとなります。

閉(点) 閉(点)

閉(点)

開(滅)

閉(点)

(滅)開 (滅)開

(注1) 故障診断出力は,入力バーンアウト,ADC異常,RJC不良のいずれかのときに出力されます。入力バーンアウト,ADC異常のときの制御出力は,プリセット出力値PO(運転パラメータ)となります。

(注2) FAIL出力は正常時オンで,異常時オフとなります。

正常のあつかい

電源投入 時間

ここでは測定値が下限警報値以下でも警報出力しない。

下限警報設定値

正常 異常

警報出力ON

待機動作

待機動作は,以下の場合の働きます。・電源投入時・目標設定値変更時・目標設定値切替え時 (リモート時は除く)・警報種類変更時

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<目次> <2. 初期設定> 2-15

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

2.8 複数SPとPIDの解説UT450/UT420は,目標設定値(SP)を最大8つ持っています。この目標設定値に対しPIDパラメータをそれぞれ持っています。以下に目標設定値番号(SPN),目標設定値(SP),PIDパラメータの対応について説明します。注: 工場出荷時,目標設定値は4つまで使用できます。目標設定値を5つ以上使用する場合は,セットアップ

パラメータ“GRP”(PID組数)で使用数を設定してください。

例えば,目標設定値番号(SPN)に“2”を設定したとき,使用される制御パラメータは,目標設定値(2.SP),比例帯(加熱側比例帯)(2.P),積分時間(加熱側積分時間)(2.I),微分時間(加熱側微分時間)(2.D),冷却側比例帯(2.Pc),冷却側積分時間(2.Ic),冷却側微分時間(2.Dc)です。

複数の目標設定値を使用する場合,下表を参照していただき,対応するパラメータを確認してください。

PIDパラメータ目標設定値番号

(SPN)

目標設定値

(SP) 比例帯(加熱側比例帯)

積分時間(加熱側積分時間)

微分時間(加熱側微分時間)

冷却側比例帯

冷却側積分時間

冷却側微分時間

SPN=1 1.SP 1.P 1.I 1.D 1.Pc 1.Ic 1.Dc

SPN=2 2.SP 2.P 2.I 2.D 2.Pc 2.Ic 2.Dc

SPN=3 3.SP 3.P 3.I 3.D 3.Pc 3.Ic 3.Dc

SPN=4 4.SP 4.P 4.I 4.D 4.Pc 4.Ic 4.Dc

SPN=5 5.SP 5.P 5.I 5.D 5.Pc 5.Ic 5.Dc

SPN=6 6.SP 6.P 6.I 6.D 6.Pc 6.Ic 6.Dc

SPN=7 7.SP 7.P 7.I 7.D 7.Pc 7.Ic 7.Dc

SPN=8 8.SP 8.P 8.I 8.D 8.Pc 8.Ic 8.Dc

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<目次> <3. 運転> 3-1

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

3. 運転本章は,運転時のキー操作について説明しています。外部接点入力による運転操作については,「1.5 端子配線図」外部接点入力をご覧ください。設定中,操作がわからなくなっ

たときは, SET/ENT キーを3秒以上押していただくと,電源オン時の表示画面(運転画面)に戻れます。

3.1 運転中の監視画面運転中の監視画面は,一般形と位置比例形の運転画面と加熱冷却形の運転画面があります。

一般形と位置比例形の運転画面

SP表示画面

測定値表示器に,測定入力値を表示します。設定値表示器に,目標設定値(1.SP)を表示します。(変更可)

OUT表示画面

測定値表示器に,測定入力値を表示します。設定値表示器に,制御出力値(OUT)を表示します。(手動運転時変更可)位置比例制御時は,バルブの開度(0~100%)を示します。

PID番号表示画面

測定値表示器に,測定入力値を表示します。設定値表示器に,使用しているPIDグループの番号(PID)を表示します。

SP表示画面(目標設定値を変更できます)

OUT表示画面(制御出力値を変更できます)

PID番号表示画面(監視のみ)

SET/ENT

A/M

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

PV

AL1 2 3 4

MANREM

一般形と位置比例形の調節計の運転画面ただし,位置比例形の調節計のOUT表示画面に表示される数値は,バルブの開度(0~100%)を示します。

SET/ENT キー

SET/ENT キー SET/ENT キー

%

運転画面

電源オン

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3-2<目次> <3. 運転>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

加熱冷却形の運転画面

SP表示画面

測定値表示器に,測定入力値を表示します。設定値表示器に,目標設定値(1.SP)を表示します。(変更可)

加熱冷却OUT表示画面

測定値表示器に,測定入力値を表示します。設定値表示器に,冷却側と加熱側の制御出力値(C.H)を表示します。(手動運転時変更可)

PID番号表示画面

測定値表示器に,測定入力値を表示します。設定値表示器に,使用しているPIDグループの番号(PID)を表示します。

SET/ENT

A/M

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

PV

AL1 2 3 4

MANREM

冷却側出力

加熱側出力

冷却側出力記号"C"

加熱側出力記号"H"

SET/ENT キー

SET/ENT キー

SET/ENT キー

加熱冷却制御時の運転画面

電源オン

加熱冷却OUT表示画面(制御出力値を変更できます)

PID番号表示画面(監視のみ)

SP表示画面(目標設定値を変更できます)

% %

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<目次> <3. 運転> 3-3

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

3.2 目標設定値(SP)を設定する以下の操作手順は,目標設定値に150.0を設定する例です。自動運転時,設定した目標設定値で制御を開始します。

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

測定値(PV) を表示

目標設定値1(1.SP) を表示

2. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

変更中は点滅

3. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

3.3 オートチューニングを実行/中止する目標設定値(SP)を設定した後にオートチューニングを実行してください。なお,オートチューニングを行うときは,自動運転(AUTO)かつ運転開始状態(RUN)にしてください。自動運転(AUTO)にするには,「3.8 自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う」を,運転開始状態(RUN)にするには,「3.7 運転開始(RUN)/停止(STOP)の切替えを行う」をご覧ください。

注 意

オンオフ制御を使用している場合,オートチューニングを実行することができません。また,次のようなプロセスを制御する場合には,オートチューニングを実行しないでください。・流量制御や圧力制御のように応答が早い制御プロセス・一時的にせよ,出力をオンオフさせると不都合が生じるプロセス・操作端に大きな出力変化を加えると不都合が生じるプロセス・測定値の変動が許容幅を超え,製品の品質に悪影響が生じる恐れのあるプロセス

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3-4<目次> <3. 運転>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

目標設定値1(1.SP) を表示

MANランプ消灯 測定値(PV)を表示

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,メニュー“OP.PA”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

メニュー"OP.PA" を表示D-U記号を表示

3. SET/ENT キーを数回押して,パラメータ“AT”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

パラメータ"AT"を表示

4. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。1.SPに対するチューニングはAT=1です。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

変更中は点滅

オートチューニングを中止する場合は,AT=OFFに設定してください。

5. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。(オートチューニングを実行します。)AT=OFFで SET/ENT キーを押した場合,オートチューニングを中止します。中止した場合,PIDはオートチューニング以前の値が残ります。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

6. オートチューニング実行中は下図のようになります。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

MANランプ点滅

出力値100.0%と0.0%の切替表示

MANランプが消灯したら終了です。

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<目次> <3. 運転> 3-5

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

3.4 手動でPIDを設定するあらかじめ設定する値がわかっているときやオートチューニングで適切なPID定数が求められないときは,下記手順で設定してください。

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

目標設定値1(1.SP) を表示

測定値(PV) を表示

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,メニュー“OP.PA”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

メニュー"OP.PA" を表示D-U記号を表示

3. SET/ENT キーを数回押して,パラメータ“PID”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

パラメータ"PID"を表示

4. キーを1回押して,“1Gr”を表示させてください。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

変更中は点滅

5. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

6. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“1.P”を表示させます。《1.SPに対する比例帯》

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

パラメータ"1.P"を表示

7. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させてください。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

変更中は点滅

8. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

この後に表示される積分時間(1.I)と微分時間(1.D)は,比例帯(1.P)と同様に設定できます。

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3-6<目次> <3. 運転>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

【補足】手順4において設定するPIDパラメータの番号について 1.SPに対するPIDの場合,PID=1Gr 2.SPに対するPIDの場合,PID=2Gr 3.SPに対するPIDの場合,PID=3Gr 4.SPに対するPIDの場合,PID=4Grと設定します。注:5.SP以上使用する場合は,PIDパラメータの番号

は上記と同様に設定してください。

9. SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

測定値(PV) を表示

目標設定値1(1.SP) を表示

3.5 警報設定値を設定する以下の操作手順は,警報1設定値に160.0を設定する例です。警報設定値を設定する前に警報の種類を確認してください。警報の種類を変更する場合は,「2.7 警報種類を変更する」をご覧ください。

警報出力端子 工場出荷時 警報1(端子番号 - )・ ・ ・ ・測定値上限警報警報2(端子番号 - )・ ・ ・ ・測定値下限警報警報3(端子番号 - )・ ・ ・ ・測定値上限警報警報4(端子番号 - )・ ・ ・ ・測定値下限警報

6 7

5 7

4 734 35

 

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

測定値(PV) を表示

目標設定値1(1.SP) を表示

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,メニュー“OP.PA”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

メニュー"OP.PA" を表示D-U記号を表示

3. SET/ENT キーを1回押して,“A1”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

パラメータ"A1"を表示

4. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

変更中は点滅

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<目次> <3. 運転> 3-7

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

3.6 目標設定値番号(SPN)を選択する以下の操作手順は,目標設定値番号(SPN)を1から2に変更する例です。

注 意

・目標設定値番号を接点入力で切替えている場合で,接点入力がオンのとき,キー操作により目標設定値番号を選択することはできません。

・セットアップパラメータDIS(DI機能選択)が“2”または“3”のとき,キー操作により目標設定値番号を選択することはできません。

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

目標設定値1(1.SP) を表示

測定値(PV) を表示

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,メニュー“OP.PA”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

メニュー"OP.PA" を表示D-U記号を表示

3. SET/ENT キーを数回押して,パラメータ“SPN”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

パラメータ"SPN" を表示

4. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

変更中は点滅

5. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

この後に表示される警報2設定値 (A2),警報3設定値 (A3),警報4設定値 (A4),も上記と同様に設定できます。

6. SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

測定値(PV) を表示

目標設定値1(1.SP)を表示

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3-8<目次> <3. 運転>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

5. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

6. SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A/M

目標設定値2(2.SP)を表示

測定値(PV) を表示

3.7 運転開始(RUN)/停止(STOP)の切替えを行う以下の操作は,運転開始状態(RUN)から運転停止状態(STOP)に切替える手順です。

注 意

工場出荷時は,キー操作による切替えはできません。キー操作による切替えを行うにはセットアップパラメータ“DIS=0”に設定してください。

調節計が運転停止状態(STOP)は次の通りです。

測定入力 測定値を表示

制御出力 プリセット出力値(工場出荷時は0%)

警報出力 警報発生時はオン

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

測定値(PV)を表示

目標設定値1(1.SP) を表示

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,メニュー“OP.PA”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

メニュー"OP.PA" を表示D-U記号を表示

3. SET/ENT キーを数回押して,パラメータ“S/R”を表示させます。

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

PV

パラメータ"S/R" を表示

4. キーを押して,“STOP”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M 設定値"STOP" を表示

変更中は点滅

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<目次> <3. 運転> 3-9

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

5. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

6. SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

以下の表示は,運転停止時の出力値を表示する画面(OUT表示画面)です。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

固定出力値(プリセット出力)を表示%STP記号を表示

加熱冷却制御時,運転停止したときの表示画面

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

加熱側固定出力値(プリセット出力)

を表示

冷却側固定出力値(プリセット出力)

を表示

ST 記号を表示

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

バルブの開度(0 - 100%)を表示STP記号を表示

位置比例制御時,運転停止したときの表示画面

%%

3.8 自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う

注 意

自動/手動を接点入力で切替えている場合で,接点入力がオンのとき,キー操作による自動/手動の切替えはできません。

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

測定値(PV)を表示

目標設定値1(1.SP) を表示

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3-10<目次> <3. 運転>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

2. 計器前面の A/M キーを押すごとに,自動と手動を交互に切替えます。

自動運転時 手動運転時

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

出力値記号(OUT) を表示

目標設定値1(1.SP) を表示

MANランプ消灯

MANランプ点灯目標設定値 出力値

3.9 手動時に制御出力を操作する

注 意

運転停止(STOP)時は,制御出力を変えることはできません。プリセット出力値(運転パラメータPO)が出力されます。加熱冷却制御時は,加熱側プリセット出力値(運転パラメータPO)および冷却側プリセット出力値(運転パラメータOc)が出力されます。

制御出力値は, キーまたは キーで変更した表示値と連動しています。 SET/ENT キーを押す必要なく表示値通りに変化しますのでご注意ください。

1. 手動運転時の表示にしてください。手動運転にするには,「3.8 自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う」をご覧ください。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

MANランプ点灯

%

2. キーまたは キーを押して,制御出力値を変更できます。 SET/ENT キーを押す必要はありません。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

MANランプ点灯

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<目次> <3. 運転> 3-11

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

加熱冷却制御時,制御出力を操作する加熱冷却OUT表示画面を表示させます。

SET/ENT

A/M

PV

AL1 2 3 4

MANREM

冷却側出力

加熱側出力

冷却側出力記号"C"

加熱側出力記号"H"

加熱冷却OUT表示画面

MANランプ点灯

不感帯が正(+)の場合の動作と操作

例として,不感帯“DB”に12.4%を設定した場合について説明します。加熱側の出力値を操作している状態(冷却側出力値C=0.0%の場合)で キーを押し続けると,加熱側出力値(H=)が減少し,加熱側出力値(H=)および冷却側出力値(C=)の両方とも0.0%になります。さらに キーを押し続けると,冷却側の出力値を操作する状態となり,冷却側出力値(C=)が増加していきます。逆に,冷却側の出力値を操作している状態(加熱側出力値H=0.0%の場合)で キーを押し続けると,冷却側出力値(C=)が減少し,加熱側出力値(H=)および冷却側出力値(C=)の両方とも0.0%の状態となります。さらに キーを押し続けると,加熱側の出力値を操作する状態となり,加熱側出力値(H=)が増加していきます。

冷却側操作出力 加熱側操作出力

出力(%)

DB=12.4

不感帯:運転パラメータDB

12.40-12.4

不感帯が正(+)の場合の操作出力値の変化

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3-12<目次> <3. 運転>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

不感帯が負(ー)の場合の動作と操作

例として,不感帯“DB”に-12.4%を設定した場合について説明します。加熱側の出力値を操作している状態(冷却側出力値C=0.0%の場合)で キーを押し続けると,加熱側出力値(H=)が減少し,H=24.8%を下まわると冷却側出力値(C=)が0.0%から増加を始めます。さらに キーを押し続けてC=24.8%を超えるとH=0.0%となり,冷却側の出力値を操作する状態となります。

冷却側操作出力 加熱側操作出力

出力(%)

24.8

DB= -12.4

12.40-12.4

不感帯が負(-)の場合の操作出力値の変化

位置比例制御時,制御出力を操作するキーまたは キーを押している間だけ出力されます。

キー:バルブを閉じる操作キーキー:バルブを開く操作キー

OUT表示画面

SET/ENT

A/M

PV

AL1 2 3 4

MANREM

MANランプ点灯

バルブの開度(0~100%)を表示

※位置比例制御の手動操作は,出力リミット上限値(OH),下限値(OL)の制限を受けません。

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<目次> <3. 運転> 3-13

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

3.10 リモート(REM)/ローカル(LCL)の切替えを行う以下の操作は,ローカルからリモートに切替える手順です。リモート/ローカルの切替えはリモート入力付きの調節計のみ行えます。

ローカル

調節計に設定した目標設定値で制御を行います。

リモート

外部のアナログ信号を目標設定値として制御を行います。

SP

PID

測定入力 リモート入力(アナログ信号)

制御出力

リモート(REM)

ローカル(LCL)

※リモート運転時のPIDグループの番号は,目標設定値番号(SPN)で選択した番号と同じになります。

注 意

外部接点入力でリモート状態(接点入力がオン)のときは,キー操作によるリモート/ローカルの切替えはできません。

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

測定値(PV)を表示

目標設定値1(1.SP)を表示

REMランプ消灯

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,メニュー“OP.PA”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

メニュー"OP.PA" を表示

D-U記号を表示

3. SET/ENT キーを数回押して,パラメータ“R/L”を表示させます。

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

PV

パラメータ"R/L" を表示

設定値"LCL" を表示

4. キーを押して,“REM”を表示させます。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

変更中は点滅

設定値"REM" を表示

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3-14<目次> <3. 運転>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

5. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

自動的に電源投入時の画面(下図)に戻ります。

PV

AL1 2 3 4

MANREM

SET/ENT

A /M

リモート入力記号(R.SP) を表示

REMランプ点灯

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<目次> <4. トラブルシューティング・保守> 4-1

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

4. トラブルシューティング・保守

4.1 トラブルシューティング

トラブルシューティングフロー調節計に通電しても運転画面が表示されない場合は,以下のフローにしたがって処置してください。複雑な故障と思われましたら,お買い求め先へご連絡ください。

計器の故障?

修理依頼して下さい 原因確認

通信機能なし

全く作動しない

Yes

Yes

Yes

No

No

No

キー操作不良

Yes

No

Yes

電源端子の接続を確認

キーロックの設定を確認

表示不良

Yes

No

電源をオフ/オンにする

入出力信号不良

Yes

No

計器の入出力仕様を確認

電源の供給電圧を確認

入出力先の仕様と極性を確認

通信関連パラメータを確認

通信相手の仕様を確認

通信配線を確認

通信不良

No通信付

Yes

良好

設定

仕様コードを確認

Yes

No正常

手直し

設定解除

重 要

修理依頼する場合は,パラメータの設定値を記録してください。

電源投入時のエラー電源投入時の自己診断時に発生する可能性のあるエラーを以下に示します。

エラー表示(PV表示器に表示)

異常の内容 対処

RAM異常

ROM異常

システムデータ異常

PV小数点点滅校正値異常

測定値 制御出力 警報出力伝送出力 通信

なし OFF 0%以下 停止

不定

0%以下またはOFF

不定 不定

通常動作

故障です。修理を依頼してください

設定パラメータが初期化されているため確認と再設定を行ってください。

通常動作(精度外)

通常動作(精度外)

通常動作(精度外)

通常動作(精度外)

エラーコード(注)(以下の説明を参照)

パラメータ異常 通常動作 通常動作 通常動作通常動作

(E000)

(E001)

(E002)

注: エラーコードは,設定値表示器に表示されます。

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4-2<目次> <4. トラブルシューティング・保守>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

エラーコードは,パラメータ異常時に,異常の種類に応じて表示されます。エラーコードは,6ビットのオン/オフの組合せを10進数に変換した2桁の数値です。各ビットと異常監視対象パラメータの関係を以下に示します。

- -ビットNo. 6 5 4 3 2 1 0対象パラメータ運転モード/出力運転パラメータセットアップパラメータレンジデータ 校正データ

例えば,運転パラメータと校正データに異常が発生した場合のエラーコードは以下のようになります。

2

設定値表示器

エラーコード21が表示されます。

ビットNo. - 6 5 4 3 2 1 0

エラーコード - 22

21

20

23

22

21

20

1

12

運転時のエラー運転時に発生する可能性のあるエラーを以下に示します。

エラー表示(PV表示器に表示) 異常の内容 測定値 制御出力 警報

出力伝送出力通信 対処

RJC異常 補償なしで測定

設定値表示器の項目部の小数点点滅

EEPROMエラー 通常動作

通常動作

ADC異常 105%

故障です。修理を依頼してください

PVバーンアウト異常

パラメータBSLによるアップスケール :105%ダウンスケール :-5%

AUTO時:プリセット値出力MAN時:通常動作

配線とセンサをチェックしてください

PVオーバー-5~105%以外

-5%または105% 通常動作 プロセスをチェック

してください

オートチューニング異常(タイムアウト)

オートチューニング前のPIDで動作

設定値表示器の左隅点滅 通信回線異常

配線および通信パラメータを確認し,再設定してください。正常受信で復帰します

プロセスをチェックしてください。任意キーの押下でエラー表示が消えます

通常動作

通常動作

停止 停止

通常動作

通常動作

通常動作

通常動作

右端の小数点点灯 暴走(電源異常またはノイズによる暴走)

不定電源オフ/オンでリセットスタートしない場合は故障です。修理を依頼してください

全表示消灯 電源オフ なし

0%以下またはOFF OFF 0%以下停止

電源に異常がないかチェックしてください

フィードバック抵抗断線

フィードバック抵抗をチェックしてください

(E200)

(E300)

(-OVER)(OVER)または

(B.OUT)

(RJC)とPV値を交互に表示

設定値表示器

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<目次> <4. トラブルシューティング・保守> 4-3

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

運転中に停電となった場合の対処方法停電後の動作状態と対処は,停電時間の長さによって異なります。

20ミリ秒以内の瞬時停電

停電を検知しません。正常動作を継続します。

約2秒以内の停電

「設定」および「動作状態」に生じる影響を示します。

警報動作 継続します。待機機能付き警報の場合は待機状態になります。

設定パラメータ 各パラメータの設定内容は保持されます。

オートチューニング解除されます。

制御動作 停電前の動作を継続します。

約2秒以上の停電

「設定」および「動作状態」に生じる影響を示します。

警報動作 継続します。待機機能付き警報の場合は待機状態になります。

設定パラメータ 各パラメータの設定内容は保持されます。

オートチューニング解除されます。

制御動作 セットアップパラメータ“R.MD”(リスタートモード)の設定により異なります。

R.MD設定値停電復帰後の制御動作

CONT 停電前の動作を継続(工場出荷時) ただし,位置比例形で,バルブ調整(V.MD)が推測形のときは,0%から動作します。

MAN 制御出力としてプリセット出力値(PO) (注)を出力し,手動モードで停電前の動作を継続 ただし,位置比例形で,フィードバック制御のとき,復電時のフィードバック入力の 状態から動作します。 推測形制御のとき,0%から動作します。 また,加熱冷却制御では,制御出力50%の加熱側出力値,冷却側出力値から動作しま す。

AUTO 制御出力としてプリセット出力値(PO) (注)を出力し,自動モードで停電前の動作を継続 ただし,位置比例形で,フィードバック制御のとき,復電時のフィードバック入力の 状態から動作します。 推測形制御のとき,0%から動作します。 また,加熱冷却制御では,制御出力50%の加熱側出力値,冷却側出力値から動作しま す。

(注)加熱冷却制御時は,制御演算出力の50%となります。

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4-4<目次> <4. トラブルシューティング・保守>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

運転がうまくいかないとき運転に際して,「どうも制御がうまくいかない」と感じられたら,故障とお考えになる前に設定したパラメータや配線状況を調査していただくことをお願いします。以下に例を示しますが,これ以外にも同様の処置で不都合を回避できる場合がありますので,参考にしてください。

測定値(PV)が正しく表示されないとき

・UT450,UT420はユニバーサル入力方式を採用しています。測定入力の種類は,パラメータ“IN”で設定/変更できます。このとき,選択した入力種類に合わせて,配線も正しく行っていただく必要がありますので,測定値(PV)表示が正しく表示されないときは,まずこの点を調査してください。「2. 初期設定」をご覧ください。また,入力信号は,パラメータ“RH”,“RL”,“DP”,“SH”,“SL”でスケーリングおよび小数点以下桁数の変更ができます。これらのパラメータが正しく設定されているかについても調査してください。

制御出力が出ない,変化しないとき

・UT450,UT420はユニバーサル出力方式を採用しています。制御出力の種類はパラメータ“OT”で設定/変更できます。このとき選択した出力方式に合わせて,配線も正しく行っていただく必要がありますので,制御出力が出ない場合はまずこの点を調査してください。「1.5 端子配線図」をご覧ください。また,制御出力値は,パラメータ“OH”,“OL”で上限・下限値を設定/変更できます。これらのパラメータ値の制限によって,出力値が変化しない場合がありますので,この点も調査してください。

・キー操作で出力値を変更できるのは,手動(MAN)モードのときです。MANランプが点灯していないときは,{自動(AUTO)モードですので}キーによる出力値変更はできません。

目標設定値(SP)を変更してもすぐに制御出力値が変化しないとき

・この場合は,パラメータ“MOD”の設定値を調査してください。“MOD”によってPID制御モードが定値制御(MOD=1)となっている場合は,目標設定値(SP)を変更しても出力値の急変を防止するように積分項のトラッキングが機能します。このため,一見制御出力がうまく動作しないように見えますが,次第に変更後の目標設定値に対する制御出力値となります。

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<目次> <4. トラブルシューティング・保守> 4-5

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

4.2 保守ここでは,調節計の清掃および保守について説明します。

4.2.1 清掃時の注意事項本器の前面パネル,キースイッチなどの清掃は,乾布でかるく拭く程度にしてください。

注 意

アルコール,ベンジンなどの溶剤は使用しないでください。

4.2.2 ブラケットの交換ブラケットの破損および紛失の際には,以下の部品をご購入の上,交換してください。

対象機種 部品No.

UT450 T9115NL

UT420 T9115NK

1組(上・下ブラケット)

1組(上・下ブラケット)

¥1,000

¥1,000

販売単位 価格

参照

ブラケットの交換方法:「1.2 取付方法」

4.2.3 端子カバーの取付け端子カバーが必要な場合には,以下の部品をご購入の上,取付けてください。端子カバーには以下の部品を使用してください。

対象機種 部品No.

UT450 T9115YD

UT420 T9115YE

1枚

1枚

¥1,000

¥1,000

販売単位 価格

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4-6<目次> <4. トラブルシューティング・保守>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

端子カバーを取付ける端子カバーを取付ける手順を次に示します。

取扱注意

通電中は端子に絶対に触れないでください。感電する恐れがあります。端子カバーの取付けを行う場合には,調節計の電源をオフにして,テスタなどで端子に通電されていないことを確認してから作業を行ってください。

1. 端子カバーは,取付けの前に, (アラートシンボル)のある面が外側になるように1,2回折りまげてください。

折りまげる

溝があります

折りまげる

裏面にあります

溝があります

端子カバーの折りまげ方向

注 意

端子カバーを反対方向に折りまげると取付強度が低下したり,ヒンジ部分に割れが生じて取付けできなくなります。

2. 折りまげた状態で,端子カバーの上下の穴をブラケットの突起部にはめて固定してください。

端子カバーの穴を取付金具(ブラケット)の突起部にはめる

端子カバーの取付け

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<目次> <4. トラブルシューティング・保守> 4-7

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

4.2.4 有寿命部品の交換調節計本体に使用されている有寿命部品には,主に以下のものがあります。部品寿命は,基準動作条件下で使用した場合のものです。

部品

アルミ電解コンデンサ

EEPROM

約10年(公称)

書き込み回数10万回

寿命

警報出力用リレー 約10万回以上(オン/オフ,抵抗負荷)

制御出力用リレー 約10万回以上(オン/オフ,抵抗負荷)

制御出力用リレー以外の部品の寿命劣化によって,調節計本体に支障が生じた場合は,引取り交換サービス(有償)にて対応させていただきます。

参照

制御出力用リレーの交換方法:「4.2.5 制御出力用リレーの交換」

4.2.5 制御出力用リレーの交換制御出力用リレーの交換手順について示します。部品を交換する際は検査が必要となりますので,YOKOGAWAの技術者またはYOKOGAWA認定の技術者が行います。交換が必要なときは,お買い求め先か,最寄りの当社サービス網にご連絡ください。

取扱注意

作業開始の際には必ず電源をオフにしてください。感電の危険があります。制御出力用リレーを交換する目的以外では不用意に内器を抜出さないでください。

1. マイナスドライバ(推奨JIS B4609呼び6×100(先端幅6mm))を上下部の溝(4箇所)にパネル面と平行に差し込み,ゆっくり回してください。ベゼルがケースから僅かにせり出します。

1

2

4

3

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4-8<目次> <4. トラブルシューティング・保守>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

2. 本器ベゼル下部中央のゴムを指で押し上げてラッチを解除してください。

中央のゴム

パネル面

本体を下から見た図

ラッチ(パネルの中で見えない部分)

3. ドライバを上下部の溝に差し込み,手前に倒してベゼルをせり出してください。4. 手でベゼル部分をつかみ,手前に引いて,ベゼルと共に内器を抜出してください。(注) 内器を抜出したとき,RJCセンサ部分を折らないように十分気をつけてください。

5. 調節計の機種によって,制御出力用リレーの取付位置と数が異なります。リレーを引抜く前に,リレーの取付位置を確認してください。

UT450-0またはUT420-0の場合のリレー位置

UT450-1の場合のリレー位置(2個:正・逆転用)

上側

下側

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<目次> <4. トラブルシューティング・保守> 4-9

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

6. 交換するリレーをつまんで引抜いてください。制御出力用リレーは,調節計本体内のプリント板とはソケットで接続されているため,簡単に着脱できます。

新しい制御出力用リレーをソケットに差込んでください。制御出力用リレーには以下の部品を使用してください。

メーカ オムロン

形式 G6B-2114P-FD-US-P6B

電圧 DC12V

7. 内器をケースに差込んでください。調節計に通電して運転画面が表示されることを確認してください。運転画面が正しく表示されない場合には,電源をオフにしてから内器を抜き,再度ケースに差込んでください。

以上で,制御出力用リレーの交換は終了です。

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<目次> <5. パラメータ> 5-1

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

5. パラメータ本章は,パラメータ設定時の道しるべとなるパラメータマップと,設定時記録用として一覧表を記載しています。

5.1 パラメータマップ

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5-2<目次> <5. パラメータ>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

A4

A2A1

A3

SC

S/RR/L

AT

BS

PIDSPN

FL

RBS

DNRUPR

RT

ORL

ORBRFL

ORH

4.SP

2.SP1.SP

3.SP

8.SP

6.SP5.SP

7.SP

SET

SET

OP.PA

SET3S

SET3S

運転画面

UT450/UT420 運転パラメータマップ

メニュー

SP表示画面 OUT表示画面または加熱冷却OUT表示画面

PID番号表示画面

第n運転画面

セレクト画面1

セレクト画面2

1.OH1.D1.I1.P

1.H1.MR1.OL

1.Pc1.DR

1.Dc1.Ic

または

SET

SET3S

1.Hc1.DB1.PO1.Oc

4.OH4.D4.I4.P

4.H4.MR4.OL

4.Pc4.DR

4.Dc4.Ic

4.Hc4.DB4.PO4.Oc

3.OH3.D3.I3.P

3.H3.MR3.OL

3.Pc3.DR

3.Dc3.Ic

3.Hc3.DB3.PO3.Oc

2.OH2.D2.I2.P

2.H2.MR2.OL

2.Pc2.DR

2.Dc2.Ic

2.Hc2.DB2.PO2.Oc

リモート入力付きの調節計のみ表示

工場出荷時は非表示5.SPから8.SPを使用するには,セットアップパラメータ“GRP=5~8”を設定します。

UT420では非表示

リモート入力付きの調節計のみ表示

セットアップパラメータ“DIS=0”のとき表示

自動運転のとき表示

PID=MENUのとき キーを押すとFLを表示します。

PID=1Grのとき キーを押すと1.SPに対するPIDを表示します。

PID=2Grのとき キーを押すと2.SPに対するPIDを表示します。

PID=3Grのとき キーを押すと3.SPに対するPIDを表示します。

PID=4Grのとき キーを押すと4.SPに対するPIDを表示します。

SET/ENT

SET/ENT SET/ENT SET/ENT SET/ENT

パラメータ表示切替えは キーを押します。SET/ENT

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<目次> <5. パラメータ> 5-3

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

STUP

セットアップパラメータ設定画面メニュー[SP]へ(次ページへ)

パスワード登録時のみ表示

パスワード入力(PWD=0でパスワードなし)

SET

SET

セレクト画面5

各パラメータ設定画面において + キーを1回押すと,その

パラメータの上位にあるメニュー画面に戻ります。

セレクト画面1~5は登録された画面のみ表示されます。

SET : キーを1回押す

: キーを3秒間押す

: キーまたは キーを1回押す

: キーと キーを同時に押す

SET3S

8.OH8.D8.I8.P

8.H8.MR8.OL

8.Pc8.DR

8.Dc8.Ic

8.Hc8.DB8.PO8.Oc

7.OH7.D7.I7.P

7.H7.MR7.OL

7.Pc7.DR

7.Dc7.Ic

7.Hc7.DB7.PO7.Oc

6.OH6.D6.I6.P

6.H6.MR6.OL

6.Pc6.DR

6.Dc6.Ic

6.Hc6.DB6.PO6.Oc

5.OH5.D5.I5.P

5.H5.MR5.OL

5.Pc5.DR

5.Dc5.Ic

5.Hc5.DB5.PO5.Oc

加熱冷却制御のとき表示

オンオフ制御時非表示

加熱冷却制御のとき表示

加熱冷却制御または位置比例PID制御のとき表示

オンオフ制御のとき表示

PID=5Grのとき キーを押すと5.SPに対するPIDを表示します。

PID=6Grのとき キーを押すと6.SPに対するPIDを表示します。

PID=7Grのとき キーを押すと7.SPに対するPIDを表示します。

PID=8Grのとき キーを押すと8.SPに対するPIDを表示します。

SET/ENT

SET/ENT

SET/ENT SET/ENT SET/ENT SET/ENT

工場出荷時は非表示

5.SPから8.SPを使用するには,セットアップパラメータ”GRP=5~8”

を設定します。

パスワード照会画面

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5-4<目次> <5. パラメータ>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

UT450/UT420 セットアップパラメータマップ

AL4AL3AL2AL1

HY3HY2HY1

DY1HY4

DY3DY2

DY4AMD

ALM CTL

SET

ZONARMODOPR

GRPR.TMR.MD

2.RP1.RP

4.RP3.RP

5.RP

RHY6.RP

RDV

SET

TMUPVTSPTRMS

DVB

SPH

SET

SP

RET

RTLRTH

RET LOCK

SET

PIDR/LA/MDAT

PWD

SET

パスワード照会画面

目標設定値関連

運転パラメータ設定画面メニュー[OP.PA]へ(前ページへ)

警報関連 制御動作関連 伝送出力関連 セキュリティ

+メニュー

OK

SPL

パラメータ”ZON=1”のときに表示されます。

運転パラメータPIDの表示組数を設定します。パラメータDVBはUT420では表示されません。

パラメータRMSとSPTはリモート入力付きの調節計のみ表示

パラメータ表示切替えは キーを押します。SET/ENT

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<目次> <5. パラメータ> 5-5

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

C.S4C.S3C.S2C.S1

C.S5

SET

CSEL

RLRHUNIIN

RJCBSLSLSHDP

DPCRSLRSHRSP

DISCTcCTOT

I/O VALV

SET

V.HV.LV.RSV.AT

V.MDTR.T

SET

R485

STPPRIBPSPSL

RP.TADRDLN

SET

INIT

INI

SET

セレクト画面 入出力関連 通信 バルブ関連 パラメータ初期化

リモート入力付きの調節計のみ表示

位置比例形の調節計の場合表示されません。

電源オン後に最初に表示されます。

通信付きの調節計のみ表示

位置比例形の調節計のみ表示

手動運転時表示

SET : キーを1回押す

: キーまたは キーを1回押す

: キーと キーを同時に押す

SET/ENT

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5-6<目次> <5. パラメータ>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

5.2 パラメータ一覧表※測定値/設定値に関するパラメータはすべて実数値で設定します。例えば,温度入力のとき,目標設定値や警報設定値は温度設定となります。

※表の中の「お客様設定値欄」は,お客様が設定値を記録しておくための欄です。※表の中の「CD-ROM参照先」は,本マニュアルに記載されていない詳細説明をユーザーズマニュアル応用編(CD-ROM版)で詳しく説明してありますので,そちらを参照していただくためにあります。

※( )内数値は,通信使用時の設定値。例:REM(1),LCL(0)

運転パラメータ

パラメータ記号 パラメータ名称 設定範囲と解説 初期値 お客様

設定値

CD-ROM

参照先

警報 1 設定値

警報 2 設定値

警報 3 設定値

警報 4 設定値

測定値警報 / 設定値警報 : 測定入力レンジの-100.0~100.0 %偏差警報:測定入力レンジスパンの-100.0~100.0 %出力値警報: -5.0~105.0 %タイマ警報(警報1のみ) : 0.00~99.59(時. 分)または(分.秒)1.SP~8.SPで共通の警報です。

測定値上限 / 設定値上限警報 : 測定入力レンジの100.0 %偏差警報 : 測定入力レンジスパンの0.0 %その他測定値 / 設定値下限警報 : 測定入力レンジの0.0 %出力値上限警報 : 100.0 %出力値下限警報 : 0.0 %

リモート/ローカル選択

REM(1) : リモート運転LCL(0) : ローカル運転

LCL(0)

運転停止/開始選択STOP(1) : 運転停止RUN(0) : 運転開始

RUN(0)

オートチューニング OFF(0) :オートチューニング中止1 : 1.SPに対するオートチューニング2 : 2.SPに対するオートチューニング3 : 3.SPに対するオートチューニング4 : 4.SPに対するオートチューニング5~8 : 1~4と同様にグループ別に実行9 : 1~8グループすべてに対して自動的に実行。

OFF(0)

「スーパー」機能 OFF(0)

目標設定値番号選択

1 : 目標設定値 1(1.SP)選択2 : 目標設定値 2(2.SP)選択3 : 目標設定値 3(3.SP)選択4 : 目標設定値 4(4.SP)選択5~8は上記と同様に5.SPから8.SPを選択できます。

1

PIDパラメータ表示番号

MENU(0) : FLパラメータ表示へ移行1Gr(1)~8Gr(8) : 各PIDパラメータ表示(工場出荷時は

1Gr~4Gr)

MENU(0)

(A1)

(A2)

(A3)

(A4)

(AT)

(SC)

(SPN)

(PID)

(R/L)

(S/R)

OFF(0) : 機能なし1 : 「オーバーシュート」抑制機能 外乱などによるオーバーシュートを抑制します。2 : 「ハンチング」抑制機能(安定性重視モード) 安定性が優れています。応答性重視モードに比べて,広い特性変化に対応します。

3 : 「ハンチング」抑制機能(応答性重視モード) 変更した目標設定値に対する測定値の追従/収束時間が早いモードです。

注意 : 「SC=2と3」は,必ずPID制御,PI制御で使用してください。以下の場合は機能しません。1) オンオフ制御2) P制御(比例帯のみの制御)3) PD制御(比例帯と微分項のみの制御)4) 加熱冷却制御

応答の早い制御(流量,圧力)では使用しないでください。

応用4.1(1)

同上

同上

同上

応用4.1(1)

応用2.1(5)

応用2.1(6)

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<目次> <5. パラメータ> 5-7

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

パラメータ記号 パラメータ名称 設定範囲と解説 初期値 お客様

設定値

CD-ROM

参照先測定入力フィルタ OFF(0), 1~120 秒

測定入力値がふらつくようなとき使用します。OFF(0)

測定入力バイアス 測定入力レンジスパンの-100.0~100.0 %測定入力値を補正するとき使用します。

測定入力レンジスパンの0.0 %

設定値上昇勾配

設定値下降勾配

OFF(0)測定入力レンジスパンの0.0% + 1digit ~測定入力レンジスパンの100.0 %1時間または1分間あたりの上昇/下降勾配を設定します。単位は勾配時間単位(TMU)で設定します。

OFF(0)

OFF(0)

比率設定 0.001~9.999目標設定値 = リモート入力値 × 比率設定値 + リモートバイアス値

1.000

リモート入力バイアス

リモート入力フィルタ

測定入力レンジスパンの-100.0~100.0 % 測定入力レンジスパンの0.0 %

測定入力レンジスパンの1.0 %

OFF(0), 1~120 秒 OFF(0)

オン/オフ率検出幅

オン/オフ率上限

オン/オフ率下限

測定入力レンジスパンの0.0~100.0 %

ORL + 1digit ~ 105.0 % 100.0 %

-5.0 % ~ ORH - 1digit 0.0 %

目標設定値 1

目標設定値 2

目標設定値 3

目標設定値 4

測定入力レンジの0.0~100.0 %ただし,設定値リミット下限値(SPL)~上限値(SPH)の範囲内。

測定入力レンジの0.0 %

測定入力レンジの0.0 %測定入力レンジの0.0~100.0 %目標設定値 5

目標設定値 6

目標設定値 7

目標設定値 8

工場出荷時非表示表示させる場合は,セットアップパラメータGRP(PID組数)を表示させたい数だけ設定します。

(FL)

(BS)

(UPR)

(DNR)

(RT)

(RBS)

(RFL)

(ORB)

(ORH)

(ORL)

(1.SP)

(2.SP)

(3.SP)

(4.SP)

(5.SP)

(6.SP)

(7.SP)

(8.SP)

応用1.1(1)

同上

応用4.1(4)

同上

応用1.2(3)

同上

同上

応用3.3(4)

同上

同上

応用4.1(1)

同上

同上

同上

同上

同上

同上

同上

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5-8<目次> <5. パラメータ>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

PID関連パラメータ

以下のパラメータは,PIDパラメータ表示番号(PID)に“1Gr”を設定したときに表示されます。このとき,対応する目標設定値は1.SP(目標設定値 1)となります。目標設定値2から4に対応するPIDを設定する場合は,PIDに2Gr,3Grまたは4Grを設定すると表示されます。

正逆動作切替 RVS(0) : 逆動作, DIR(1) : 正動作

RVS

冷却側比例帯 0.0~999.9 % (0.0で冷却側オン/オフ制御となる)

5.0 %

冷却側積分時間 OFF(0), 1~6000 秒 240 秒

60 秒OFF(0), 1~6000 秒冷却側微分時間

冷却側オンオフ制御のヒステリシス

0.0~100.0 %

不感帯 加熱冷却制御時 : -100.0~50.0 %位置比例PID制御時 : 1.0~10.0 %

3.0 %

0.5 %

プリセット出力値加熱側プリセット出力値(加熱冷却制御時)

冷却側プリセット出力値

-5.0~105.0 %加熱冷却制御時 : 加熱側0.0~105.0 %運転停止時,固定制御出力値を出力できます。

0.0 %

0.0~105.0 %運転停止時,冷却側固定制御出力値を出力できます。

0.0 %

偏差(PV-SP)

+ー

正動作逆動作

制御出力

0 %

100 %

(1.DR)

(1.Pc)

(1.Ic)

(1.Dc)

(1.Hc)

(1.DB)

(1.PO)

(1.Oc)

パラメータ記号 パラメータ名称 設定範囲と解説 初期値

比例帯加熱側比例帯 (加熱冷却制御時)

0.1~999.9 %加熱冷却制御時 : 0.0~999.9 % (0.0で加熱側オン/オフ制御となる)

5.0 %

積分時間加熱側積分時間 (加熱冷却制御時)

OFF(0), 1~6000 秒

OFF(0), 1~6000 秒

240 秒

60 秒微分時間加熱側微分時間 (加熱冷却制御時)

出力リミット上限値加熱側出力リミット上限値(加熱冷却制御時)

出力リミット下限値冷却側出力リミット上限値(加熱冷却制御時)

-5.0~105.0 %加熱冷却制御時加熱側リミッタ : 0.0~105.0 % (1.OL<1.OH)

100.0 %加熱冷却制御 : 100.0 %

0.0 %加熱冷却制御 : 100.0 %

-5.0~105.0 %加熱冷却制御時冷却側リミッタ : 0.0~105.0 % (1.OL<1.OH)SD(シャットダウン) : 4-20mA制御出力で手動操作時設定できます。なお,出力は0mAとなります。

マニュアルリセット -5.0~105.0 % (積分時間"1.I"がOFFの場合に有効)マニュアルリセット値はPV = SPのときの出力値となります。例えば,マニュアルリセット値50 %のとき,PV = SPになると出力値は50 %となります。

50.0 %

オンオフ制御のヒステリシス加熱側オンオフ制御のヒステリシス(加熱冷却制御時)

オンオフ制御時 : 測定入力レンジスパンの0.0~100.0 %位置比例PID制御または加熱冷却制御時 : 0.0~100.0 %

オンオフ制御 : 測定入力レンジスパンの0.5 %位置比例PID制御と加熱冷却制御 : 0.5 %

お客様

設定値

CD-ROM

参照先

(1.P)

(1.I)

(1.D)

(1.OH)

(1.OL)

(1.MR)

(1.H)

応用4.1(1)

同上

同上

応用2.1(3)

応用4.1(1)

応用4.1(1)

同上

応用2.1(1)

応用4.1(1)

応用4.1(1)

同上

同上

同上

同上

応用2.1(8)

応用4.1(1)

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<目次> <5. パラメータ> 5-9

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

下表は,PIDパラメータを2組以上使用する場合,設定値記録用としてご使用ください。

パラメータ n=2 n=3 n=4 n=5 n=6 n=7 n=8n.Pn.In.Dn.OHn.OLn.MRn.H

n.Pcn.DR

n.DB

n.Icn.Dcn.Hc

n.POn.Oc

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5-10<目次> <5. パラメータ>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

セットアップパラメータ

目標設定値関連パラメータ

パラメータ記号 パラメータ名称 設定範囲と解説 初期値

リモート入力選択

SPトラッキング選択

PVトラッキング選択

RSP(0) : リモート入力(端子)経由のリモート設定値を使用

COM(1) : 通信経由のリモート設定値を使用

RSP(0)

OFF(0), ON(1)リモートからローカルに切替わるときトラッキング(ローカル設定値がリモート設定値に追従)

ON(1)

OFF(0), ON(1)設定値上昇勾配(UPR),設定値下降勾配(DNR)と組合せて使用動作条件 (1)手動運転→自動運転 (2)運転停止→自動運転開始 (3)電源投入 (4)SP番号変更 (5)SP値変更

OFF(0)

勾配時間単位 HOUR(0) : 時, MIN(1) : 分設定値上昇勾配(UPR)と設定値下降勾配(DNR)の時間単位

HOUR(0)

設定値リミット上限値

設定値リミット下限値

測定入力レンジの100.0 %

測定入力レンジの0.0 %

測定入力レンジの0.0~100.0 %但しSPL<SPH目標設定値の変更に制限をかけます。

偏差表示幅(UT450のみ) 測定入力レンジスパンの0.0~100.0 % 測定入力レンジスパンの1.0 %

お客様

設定値

CD-ROM

参照先

(RMS)

(SPT)

(PVT)

(TMU)

(SPH)

(SPL)

(DVB)

応用1.2(1)

応用1.2(4)

応用1.1(7)

応用4.1(4)

応用6.1(3)

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<目次> <5. パラメータ> 5-11

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

警報関連パラメータ

警報 1 種類 OFF(0), 1~31(下記と同様)

1

警報 2 種類 2

警報 3 種類 1

警報 4 種類 2

警報 1 ヒステリシス

警報 2 ヒステリシス

警報 3 ヒステリシス

警報 4 ヒステリシス

警報 1 ディレイタイマ

警報 2 ディレイタイマ

警報 3 ディレイタイマ

警報 4 ディレイタイマ

測定入力レンジスパンの0.0~100.0 %出力値警報時 : 0.0~100.0%

測定入力レンジスパンの0.5 %出力値警報 :0.5 %

警報設定値に達してからディレイタイマ経過後に警報が出力されます。0.00~99.59 (分.秒), (警報 1 種類"AL1"が1~20または28~31の場合に有効)

0.00~99.59 (分.秒), (警報 2 種類"AL2"が1~20または28~31の場合に有効)

0.00~99.59 (分.秒), (警報 3 種類"AL3"が1~20または28~31の場合に有効)

0.00~99.59 (分.秒), (警報 4 種類"AL4"が1~20または28~31の場合に有効)

0.00

警報モード 運転状態により警報機能を動作させるか否かを設定できます。0 : 常に動作 1 : 運転停止時動作しない2 : 運転停止または手動運転時動作しない

0

(AL1)

(AL2)

(AL3)

(AL4)

(HY1)

(HY2)

(HY3)

(HY4)

(DY1)

(DY2)

(DY3)

(DY4)

(AMD)

OFF(0), 1~20, 25~311 : 測定値上限(励磁, 待機動作なし)2 : 測定値下限(励磁, 待機動作なし)3 : 偏差上限(励磁, 待機動作なし)4 : 偏差下限(励磁, 待機動作なし)5 : 偏差上限(非励磁, 待機動作なし)6 : 偏差下限(非励磁, 待機動作なし)その他の警報種類については,「2.7 警報種類を変更する」参照1.SP~8.SPで共通の警報です。

パラメータ記号 パラメータ名称 設定範囲と解説 初期値 お客様

設定値

CD-ROM

参照先

応用3.3(3)応用3.3(4)

応用3.3(4)

応用3.3(1)

同上

同上

応用3.3(2)

同上

同上

同上

時間

ヒステリシス

警報設定値

警報出力

ディレイタイマ

PV

onoff

ディレイタイマ

オン/オフ動作点(警報設定値)

ヒステリシス

測定値

出力

測定値上限警報の場合のヒステリシス

オン

オフ

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5-12<目次> <5. パラメータ>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

制御動作関連パラメータ

パラメータ記号 パラメータ名称 設定範囲と解説 初期値

出力変化率リミッタ OFF(0)0.1~100.0% / 秒制御出力の変化率を制限できます。

OFF(0)

AUTO(0)

PID制御モード 0 : 追値制御(設定値変更時出力バンプ有り)1 : 定値制御(設定値変更時出力バンプ無し)圧力や流量制御する場合は,“定値制御”を選択してください。

0

アンチリセットワインドアップ(過積分抑制機能)

AUTO(0), 50.0~200.0 %制御出力が100 %または0 %にはりつくようなとき,使用します。設定値が大きいほどPID演算(積分演算)を早く停止します。

ゾーンPID選択 0 : SP選択1 : ゾーンPID

0

リスタートモード

リスタートタイマ

CONT(0) : 停電前の動作を継続MAN(1) : 手動運転状態から開始AUTO(2) : 停電前の動作を継続して自動運転

CONT(0)

0~10 秒調節計が電源オン後,演算を開始する時間を設定

0 秒

PID組数 1~8運転パラメータのPID表示組数を決定

4

ゾーンPIDリファレンスポイント 1

ゾーンPIDリファレンスポイント 2

ゾーンPIDリファレンスポイント 3

ゾーンPIDリファレンスポイント 4

ゾーンPIDリファレンスポイント 5

ゾーンPIDリファレンスポイント 6

測定入力レンジの0.0~100.0 %但し1.RP≦2.RP≦3.RP≦4.RP≦5.RP≦6.RPゾーンPID(ZON)を“1”に設定します。以下の例は,リファレンスポイント1と2を設定し,3つのゾーンを設けPID定数を自動的に切替えます。最大7ゾーンまで設定可能

測定入力レンジの100.0 %

ゾーン切替のヒステリシス測定入力レンジスパンの0.0~10.0 %リファレンスポイントでの切替時,ヒステリシスを設定できます。

測定入力レンジスパンの0.5 %

リファレンス偏差 OFF(0), 測定入力レンジスパンの0.0~100.0 %設定値との偏差によりPIDを選択するとき使用します。偏差を外れたとき,PID組数(GRP)で設定した数値のPID組を使用します。

OFF(0)

お客様

設定値

CD-ROM

参照先

(OPR)

(MOD)

(AR)

(ZON)

(R.MD)

(R.TM)

(GRP)

(1.RP)

(2.RP)

(3.RP)

(4.RP)

(5.RP)

(6.RP)

(RHY)

(RDV)

応用2.1(2)

応用2.1(4)

応用4.1(2)

応用4.1(1)

応用4.1(2)

同上

同上

同上

同上

同上

同上

同上

時間

測定入力レンジ最大値RH

リファレンスポイント 22.RP

測定入力レンジ最小値RL

リファレンスポイント 11.RP

ゾーン33組目のPID定数で運転

ゾーン22組目のPID定数で運転

ゾーン11組目のPID定数で運転

測定入力値

設定値

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<目次> <5. パラメータ> 5-13

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

伝送出力パラメータ

パラメータ記号 パラメータ名称 設定範囲と解説 初期値

伝送出力 種類 OFF(0) : 機能しない1 : PV, 2 : SP, 3 : OUT4 : LPSセンサ用供給電源(15V)位置比例制御を行っている場合,設定値に“3”を設定したとき,弁開度(0~100 %)が伝送されます。加熱冷却制御を行っている場合,設定値に“3”を設定したとき,加熱と冷却に振り分ける前の出力値が伝送されます。(0~50 % : 冷却側出力,50~100 % : 加熱側出力)

1

伝送出力 スケール最大値

伝送出力 スケール最小値

RET=1, 2 : RTL+1digit~測定入力レンジの100.0 %

RET=1, 2 : 測定入力レンジの0.0 %~RTH-1digit

測定入力レンジの100.0 %

測定入力レンジの0.0 %

お客様

設定値

CD-ROM

参照先

(RET)

(RTH)

(RTL)

応用2.2(1)

応用2.2(3)

応用2.2(1)

同上

セキュリティ関連パラメータ

パラメータ記号 パラメータ名称 設定範囲と解説 初期値

計器前面のデータ設定(,)キーロック

計器前面のA/Mキーロック

パスワード登録

OFF(0), ON(1) OFF(0)

OFF(0), ON(1) OFF(0)

0 : パスワード未設定1~30000

0

お客様

設定値

CD-ROM

参照先

(DAT)

(A/M)

(PWD)

リモート/ローカル選択パラメータロック

OFF(0), ON(1) OFF(0)

(R/L)PIDパラメータ表示番号のパラメータロック

OFF(0), ON(1) OFF(0)

(PID)

応用7.1(2)

同上

同上

同上

応用7.1(1)

セレクト画面パラメータ

パラメータ記号 パラメータ名称 設定範囲と解説 初期値

セレクト画面 1 への登録

セレクト画面 2 への登録

セレクト画面 3 への登録

セレクト画面 4 への登録

セレクト画面 5 への登録

OFF(0)OFF(0), 201~1023表示したいパラメータを運転パラメータまたはセットアップパラメータの中から選択し,そのパラメータに付随する番号(Dレジスタ番号)を登録します。例えば,C.S1に231を登録すると,運転画面で警報1設定値を変更できるようになります。警報設定値パラメータを運転画面に登録する番号 警報 1 設定値 : 231 警報 2 設定値 : 232 警報 3 設定値 : 233 警報 4 設定値 : 234いずれも目標設定値1(1.SP)に対する警報設定値パラメータ。

お客様

設定値

CD-ROM

参照先

(C.S1)

(C.S2)

(C.S3)

(C.S4)

(C.S5)

応用6.1(1)

同上

同上

同上

同上

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5-14<目次> <5. パラメータ>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

入出力関連パラメータ

パラメータ記号 パラメータ名称 設定範囲と解説 初期値

測定入力種類(PVINPUT端子) - - 端子

OFF(0)

測定入力 単位 %(0) : パーセント(1) : 摂氏-(2) : 無単位

(1)

測定入力 レンジ最大値

測定入力 レンジ最小値

計器入力レンジ最大値

計器入力レンジ最小値

測定入力レンジの範囲を設定します。,但しRL<RH-温度入力の場合-実際に制御する温度範囲を設定します。-電圧入力の場合-電圧信号の範囲を設定します。実際に制御するスケール値は,測定入力スケール最大値(SH)と測定入力スケール最小値(SL)で設定します。

測定入力 小数点位置(電圧入力時表示)

測定入力 スケール最大値(電圧入力時表示)

測定入力 スケール最小値(電圧入力時表示)

測定入力 バーンアウト動作選択

0~4電圧入力時の測定入力小数点位置を設定します。0 : 小数点なし,1 : 小数点以下1桁,2~4 : 各桁位置

2

100.00-19999~30000, 但しSL<SH,SH-SL30000電圧入力時の測定入力表示スケールを設定します。

0.00

OFF(0) : オフUP(1) : アップスケールDOWN(2) : ダウンスケール

お客様

設定値

CD-ROM

参照先

(IN)

(UNI)

(RH)

(RL)

(DP)

(SH)

(SL)

(BSL)

OFF(0), 1~18, 30, 31, 35~37, 40, 41, 50, 51, 55, 56「2. 初期設定」の計器入力レンジコードを参照

1211 13

リモート設定入力スケール最大値

リモート設定入力スケール最小値

測定入力 小数点以下非表示選択

測定入力レンジまたは測定入力スケール最大値

測定入力レンジ最小値または測定入力スケール最小値

-19999~30000, 但しRSL<RSH,RSH-RSL30000RSLとRSHはRL~RHまたはSL~SHの範囲内で設定

OFF(0), ON(1)小数点以下2位の場合は小数点以下1位までとなります。

OFF(0)

(RSH)

(RSL)

(DPC)

測定入力 基準接点補償の有無

OFF(0), ON(1) -

40, 41, 50, 51「2. 初期設定」の計器入力レンジコードを参照

41

(RJC)

(RSP)

リモート入力 種類(RSP INPUT端子) - 端子2221

応用1.2(1)

同上

同上

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<目次> <5. パラメータ> 5-15

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

制御出力種類 0加熱冷却形 : 4

制御出力サイクルタイム加熱冷却制御時は加熱側制御出力サイクルタイム冷却側制御出力サイクルタイム

1~1000 秒 30 秒

1~1000 秒 30 秒

DI機能選択(注)

※UT420にはDI4~DI6が ないため,外部接点入 力により5個以上の目 標設定値を切替える ことができません。

1

(OT)

(CT)

(CTc)

(DIS)

時間比例PIDリレー接点出力(端子 - - )

時間比例PID電圧パルス出力(端子 - )

電流出力(端子 - )

オンオフ制御リレー接点出力(端子 - - )

以下の4~12は加熱冷却形の調節計のみ表示

加熱側リレー出力(端子 - - )・冷却側リレー出力(端子 - - )

加熱側パルス出力(端子 - )・冷却側リレー出力(端子 - - )

0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

加熱側電流出力(端子 - )・冷却側リレー出力(端子 - - )

加熱側リレー出力(端子 - - )・冷却側パルス出力(端子 - )

加熱側パルス出力(端子 - )・冷却側パルス出力(端子 - )

加熱側電流出力(端子 - )・冷却側パルス出力(端子 - )

加熱側リレー出力(端子 - - )・冷却側電流出力(端子 - )

12 加熱側電流出力(端子 - )・冷却側電流出力(端子 - )

R/L=リモート(ON)/ローカル(OFF)

DI1=自動(ON)/手動(OFF)DI2=停止(ON)/運転(OFF)DI3~DI6=1.SP~8.SP切替 R/L=リモート(ON)/ローカル(OFF)

DI1=自動(ON)/手動(OFF)DI2=2.SP(ON)/1.SP(OFF)DI3=停止(ON)/運転(OFF)R/L=リモート(ON)/ローカル(OFF)

DI1=停止(ON)/運転(OFF)DI2=2.SP(ON)/1.SP(OFF)DI3=自動(ON)/手動(OFF)R/L=リモート(ON)/ローカル(OFF)

DI1, DI2=1.SP~4.SP切替DI3=停止(ON)/運転(OFF)DI4=自動(ON)/手動(OFF)R/L=リモート(ON)/ローカル(OFF)

0

1

2

3

4

21

1716

1716

1716

1716

1716

3

21 3

21 3

4948 50

21 3

4746

21 3

4746

4746

1716

4746

1716

4746

1716

4746

4948 50

4948 50

加熱側パルス出力(端子 - )・冷却側電流出力(端子 - )

パラメータ記号 パラメータ名称 設定範囲と解説 初期値 お客様

設定値

CD-ROM

参照先

応用3.3(4)

応用3.1(2)

同上

注: <電源オン時の外部接点入力について>電源オン時,外部接点入力がオフのときは,電源が切れる前のモード(SPN,R/L,A/M)を継続します。(ただし,RUN/STOPは除く)

DIS=1に設定した場合の外部接点によるSP切替 DIS=4に設定した場合のSP切替

DI3 DI6DI5DI41.SP

8.SP7.SP6.SP5.SP4.SP3.SP2.SP

ONOFF

OFF

OFF

OFF

ON ONONOFF OFF OFF

OFF

OFFOFF

OFF

OFFOFF

OFFOFF

OFF

OFFOFF

OFF

ONONON

ONON

ON ON ONON

DI1 DI21.SP

4.SP3.SP2.SP ON

ON ONON

OFFOFFOFF

OFF

注: UT420はDI4~DI6がないため,外部接点入力により5個以上の目標設定値を切替えることはできません。

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5-16<目次> <5. パラメータ>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

通信パラメータ

パラメータ記号 パラメータ名称 設定範囲と解説 初期値

プロトコル選択 0

通信速度 600(0), 1200(1), 2400(2), 4800(3), 9600(4) (bps) 9600(4)

パリティ NONE(0) : なしEVEN(1) : 偶数ODD(2) : 奇数

EVEN(1)

ストップピット 1, 2 1

データ長 7, 8 ; MODBUS(ASCII)のとき,7固定です。MODBUS(RTU),ラダーのとき,8固定です。

8

アドレス 1~99, ただし最大31台まで接続可能 1

最小応答時間 0~10 (×10ms.) 0

0 : パソコンリンク通信1 : パソコンリンク通信(サムチェック付き)2 : ラダー通信3 : 協調親局4 : 協調子局7 : MODBUS(ASCII)8 : MODBUS(RTU)10 : 協調子局(ループ1モード)11 : 協調子局(ループ2モード)(10,11:親局が2ループ制御のとき,子局は親局のどちらのループの制御に従うかを選択できます。)

お客様

設定値

CD-ROM

参照先

(PSL)

(BPS)

(PRI)

(STP)

(DLN)

(ADR)

(RP.T)

通信機能

電動バルブ校正関連パラメータ(位置比例形の調節計のみ表示)

パラメータ記号 パラメータ名称 設定範囲と解説 初期値

バルブ位置設定リセット V.RS~V.Hは,手動でバルブ位置の調整を行います。V.RS=1を設定すると,バルブ調整値がリセットされ“V.RS”が点滅します。

0

バルブ全閉位置セット バルブ位置を全閉位置にしてSET/ENTキーを押すと,調整値が記憶されます。

バルブ位置を全開位置にしてSET/ENTキーを押すと,調整値が記憶されます。全開の調整が終了すると,V.Hの点滅が停止します。

不定

バルブ全開位置セット 不定

バルブ動作時間 5~300 秒バルブ動作時間(TR.T)は,バルブ位置を推測して動作させるためのパラメータです。バルブの全閉から全開までの動作時間を設定してください。動作時間は,接続するバルブの仕様でご確認ください。バルブ動作時間(TR.T)は,バルブ調整モード(V.MD)を“1”または“2”に設定したときのみ動作します。

60 秒

バルブ調整モード 0 : バルブ位置フィードバック型1 : バルブ位置フィードバック型(フィードバック入力エラー発生時または断線時に推測型に移行)

2 : バルブ位置推測型

0

バルブ自動調整 バルブの全閉と全開位置を自動で調整します。この機能を使った場合,V.RS~V.Hによる調整を行う必要はありません。

OFF(0) : -ON(1) : 自動調整開始

OFF(0)

お客様

設定値

CD-ROM

参照先

(V.RS)

(V.L)

(V.H)

(TR.T)

(V.MD)

(V.AT) -

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<目次> <6. 機能ブロック図と解説> 6-1

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

6. 機能ブロック図と解説ここでは,「一般形」,「加熱冷却形」,「位置比例形」の機能ブロック図を示します。これらの機能ブロック図の解説は,後述の説明をご覧ください。なお,「一般形の機能ブロック図」において,UT420では接点入出力がないところがあります。接点入出力の有無を確認のうえ,機能ブロック図をご覧ください。

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6-2<目次> <6. 機能ブロック図と解説>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

一般形の機能ブロック図

通信 ~ 端子

目標設定値選択

RMS=RSP

SPN

目標設定値1~8

リモート(ON)/ローカル(OFF)切替

通信補助入力

R/L

RS485

制御演算部手動操作

警報機能

プリセット出力

自動(ON)/手動(OFF)切替

停止(ON)/運転(OFF)切替S/R

ローカルリモート

自動手動

運転停止

A/M

目標設定値勾配機能

測定入力   端子

リモート入力  端子12 1311

AL4AL3AL2AL1

警報1 警報2 警報3 警報4

DI3 DI4 DI5 DI6 DI1 DI2 R/LPV INPUTRSPINPUT

2221 2723

入力種類選択

単位選択

入力レンジ変換

入力バイアス

入力フィルタ

入力種類選択

入力レンジ変換

リモート設定フィルタ

比率バイアス演算

端子記号 パラメータ 機能

アナログ信号 接点信号 計器前面キー凡例

接点入力

OT

制御出力

OUTPUT1 OUTPUT1

電流またはパルス

1716  端子リレー2 31   端子

RET/LPS

15Vセンサ電源伝送出力

電流  端子1514

RET

出力リミッタ

RMS=COM

LPS

24Vセンサ電源

4443  端子

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<目次> <6. 機能ブロック図と解説> 6-3

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

加熱冷却形の機能ブロック図

通信 ~ 端子

目標設定値選択

SPN

目標設定値1~8

リモート(ON)/ローカル(OFF)切替

通信補助入力

R/L

RS485

制御演算部手動操作

警報機能

自動(ON)/手動(OFF)切替

ローカルリモート

自動手動

A/M

目標設定値勾配機能

測定入力   端子

リモート入力  端子12 1311

DO4DO3DO2DO1

警報1 警報2 警報3 警報4

DI3 DI4 DI5 DI6 DI1 DI2 R/LPV INPUTRSPINPUT

2221 2723

入力種類選択

単位選択

入力レンジ変換

入力バイアス

入力フィルタ

入力種類選択

入力レンジ変換

リモート設定フィルタ

比率バイアス演算

端子記号 パラメータ 機能

アナログ信号 接点信号 計器前面キー凡例

接点入力

OUTPUT3

15Vセンサ電源伝送出力

電流  端子1514

RET

OT

加熱側出力

OUTPUT1 OUTPUT1

OT

冷却側出力

OUTPUT2 OUTPUT2

電流またはパルス

1716  端子リレー2 31   端子

リレー49 5048   端子

電流またはパルス

4746  端子

加熱/冷却演算

RMS=COMRMS=RSP

S/R 停止(ON)/運転(OFF)切替

加熱側出力リミッタ 冷却側出力リミッタ

冷却側プリセット出力

加熱側プリセット出力

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6-4<目次> <6. 機能ブロック図と解説>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

位置比例形の機能ブロック図

目標設定値選択

SPN

目標設定値1~8

リモート(ON)/ローカル(OFF)切替

通信補助入力

R/L

制御演算部手動操作

プリセット出力

信号比較機能

自動(ON)/手動(OFF)切替

停止(ON)/運転(OFF)切替S/R

ローカルリモート

自動手動

運転停止

A/M

目標設定値勾配機能

端子記号 パラメータ 機能

アナログ信号 接点信号 計器前面キー凡例

リモート設定フィルタ

比率バイアス演算

フィードバック入力 正転/逆転信号

バルブ位置スライド抵抗

電動バルブ

リレー出力

OUTPUT   端子49 5048

FEEDBACK   端子46 4745

M

通信 ~ 端子

RS485

測定入力   端子

リモート入力  端子12 1311

DI3 DI4 DI5 DI6 DI1 DI2 R/L

2221 2723 接点入力

出力リミッタ

警報機能

AL4AL3AL2AL1

警報1 警報2 警報3 警報4

入力種類選択

単位選択

入力レンジ変換

入力バイアス

入力フィルタ

入力種類選択

入力レンジ変換

RET/LPS

15Vセンサ電源伝送出力

電流  端子1514

RET

PV INPUTRSPINPUT

手動運転時の操作は,  キーまたは  キーを押している間だけリレーがオンします。

RMS=COMRMS=RSP

Lリレー(  キー)

Hリレー(  キー)

LPS

24Vセンサ電源

4443  端子

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<目次> <6. 機能ブロック図と解説> 6-5

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

「一般形」の初期状態における機能とパラメータ(工場出荷時)

以下に初期状態における機能とパラメータを記載しています。それぞれのパラメータの解説については,「5.2 パラメータ一覧表」をご覧ください。

測定入力測定入力(PV INPUT)は,ユニバーサル入力であり,熱電対,測温抵抗体,直流電圧信号のいずれかを入力できます。入力に対して,バイアス,一次遅れフィルタなどの演算を行うことができます。各機能は,以下のパラメータで設定できます。

セットアップパラメータ

機能 パラメータ

入力種類選択 IN

単位選択 UNI

測定入力レンジ変換 RHとRL(DP, SH, SL)

I/O

I/O

I/O

メニュー

運転パラメータ

機能 パラメータ メニュー

測定入力バイアス BS OP.PA

測定入力フィルタ FL OP.PA

リモート入力リモート入力(RSP INPUT)は,直流電圧信号を入力できます。リモート入力に対して,比率バイアスの演算を行うことができます。各機能は,以下のパラメータで設定できます。

セットアップパラメータ

機能 パラメータ

入力種類選択 RSP I/O

I/Oリモート入力レンジ選択 RSHとRSL

メニュー

注: リモート入力は,通信経由でも取り込むことができます。詳しくは,GREENシリーズ通信機能説明書(IM 05G01B02-01)をご覧ください。

運転パラメータ

機能 パラメータ

リモート設定フィルタ RFL

比率バイアス演算 RTとRBS

リモート/ローカル選択 R/L

OP.PA

OP.PA

OP.PA

メニュー

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6-6<目次> <6. 機能ブロック図と解説>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

接点入力DI1(接点入力1)で,自動(ON)/手動(OFF)切替えが行えます。手動にすると制御出力値をキーまたは キーで操作できます。

DI2(接点入力2)で,運転(OFF)/停止(ON)切替えが行えます。運転停止にすると,あらかじめ設定した固定出力値(プリセット出力値)が出力されます。測定入力や警報機能は継続して動作します。DI3(接点入力3)からDI6(接点入力6)で,目標設定値の切替えが行えます。接点入力4点のオンオフの組合わせで目標設定値を切替えることができます。

接点入力

8

DI3 OFF

DI4 OFF

DI5 OFF

DI6 ON

選択する目標設定値番号(SPN) 全てOFFにした場合は,直前の目標設定値を使用します。

7

ON

ON

ON

OFF

6

OFF

ON

ON

OFF

5

ON

OFF

ON

OFF

4

OFF

OFF

ON

OFF

3

ON

ON

OFF

OFF

2

OFF

ON

OFF

OFF

1

ON

OFF

OFF

OFF

例えば,目標設定値1を目標設定値2に切替える場合,接点入力4(DI4)のみをONします。また,目標設定値3を選択する場合は,接点入力3(DI3)と接点入力4(DI4)をONします。

R/L(リモート/ローカル切替接点入力)で,リモート(ON)/ローカル(OFF)切替えが行えます。外部からの目標設定値としてリモート入力(INPUT3)から取り込むことができます。

目標設定値とPID目標設定値は,最大8つまで使用できます。目標設定値を切替えるには,キー操作による切替えまたは接点入力による切替えで行えます。接点入力による切替えは,「 接点入力」をご覧ください。

運転パラメータ

機能 パラメータ

目標設定値番号選択 SPN

目標設定値1~8 n.SP

比例帯(P) n.P

OP.PA

OP.PA

OP.PA

積分時間(I) n.I

微分時間(D) n.D

OP.PA

OP.PA

n.Pc OP.PA

n.Ic OP.PA

n.Dc OP.PA

冷却側比例帯(Pc)

冷却側積分時間(Ic)

冷却側微分時間(Dc)

メニュー

注: パラメータn.SP,n.P,n.I,n.D,n.Pc,n.Ic,n.Dc(n=1~8)は目標設定値番号(SPN)で選択した番号と同じです。

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<目次> <6. 機能ブロック図と解説> 6-7

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

目標設定値の急変を勾配設定で防ぐことができます。勾配時間単位(1時間または1分間)あたりに,設定値上昇勾配(UPR)または設定値下降勾配(DNR)で設定した値で変化させることができます。

セットアップパラメータ

機能 パラメータ

勾配時間単位 TMU SP

メニュー

運転パラメータ

機能 パラメータ

目標設定値勾配設定 UPRとDNR OP.PA

メニュー

制御出力制御出力(OUTPUT1)は,電流出力,電圧パルス出力,リレー接点出力信号から選択します。加熱冷却制御時,冷却側制御出力はOUTPUT2です。キー操作または接点入力で運転停止にしたとき,固定出力値(プリセット出力値)が出力されます。手動操作より優先されます。各機能は,以下のパラメータで設定できます。

セットアップパラメータ

機能 パラメータ

制御出力種類選択 OT

制御出力サイクルタイム CT

I/O

I/O

冷却側制御出力サイクルタイムCTc I/O

メニュー

運転パラメータ

機能 パラメータ

プリセット出力 n.PO

出力リミッタ n.OLとn.OH

OP.PA

OP.PA

メニュー

冷却側プリセット出力 n.Oc OP.PA

注: パラメータn.PO,n.Oc,n.OL,n.OH(n=1~8)は目標設定値番号(SPN)で選択した番号と同じです。

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6-8<目次> <6. 機能ブロック図と解説>

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

接点出力DO1(接点出力1)に,警報1が出力されます。DO2(接点出力2)に,警報2が出力されます。DO3(接点出力3)に,警報3が出力されます。DO4(接点出力4)に,警報4が出力されます。

セットアップパラメータ

機能 パラメータ

警報1種類 AL1

警報2種類 AL2

警報3種類 AL3

ALM

ALM

ALM

警報4種類 AL4 ALM

メニュー

運転パラメータ

機能 パラメータ

警報1設定値 A1

警報2設定値 A2

警報3設定値 A3

OP.PA

OP.PA

OP.PA

警報4設定値 A4 OP.PA

メニュー

伝送出力伝送出力(RET/LPS)は,測定入力値,目標設定値,制御出力値のいずれかを出力できます。各機能は,以下のパラメータで設定できます。

セットアップパラメータ

機能 パラメータ

伝送出力種類選択 RET

伝送出力スケール RTHとRTL

RET

RET

メニュー

15VDCセンサ用電源15VDCセンサ用電源(OUTPUT3)は,伝送出力と同じ端子を使用します。伝送出力を使用する場合は,15VDCセンサ用電源は使用できません。15VDCセンサ用電源を使用するには,伝送出力種類選択パラメータRETを“4”に設定します。各機能は,以下のパラメータで設定できます。

セットアップパラメータ

機能 パラメータ

伝送出力種類選択 RET RET

メニュー

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<はじめに> <目次> i

IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00

ユーザーズマニュアル 改訂情報資料名称 : UT450/UT420 ディジタル指示調節計 ユーザーズマニュアル

資料番号 : IM 05D01C12-41

2000年3月/初版新規発行2002年9月/2版誤記訂正による改訂2004年6月/3版社名ロゴ変更による改訂2006年5月/4版安全規格表記変更による改訂

著作者 横河電機株式会社

発行者 横河電機株式会社

180-8750 東京都武蔵野市中町2-9-32

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180-8750 東京都武蔵野市中町2-9-32

中部支社450-0003 名古屋市中村区名駅南1-27-2(日本生命笹島ビル12階)

関西支社564-0063 大阪府吹田市江坂町1-23-101(大同生命江坂ビル7階)

中国支社730-0037 広島市中区中町8-12(広島グリーンビル8階)

九州支社812-0037 福岡市博多区御供所町3-21(大博通りビジネスセンター7階)

支   店北海道 011-223-2821東 北 022-243-4441千 葉 0436-61-6751豊 田 0565-33-1611

北 陸 076-231-5301岡 山 086-221-1411四 国 087-821-0646北九州 093-521-7234

営 業 所新 潟 025-241-3511水 戸 029-306-2520 堺 072-224-2515四日市 0593-52-4144鹿 島 0299-93-3801

川 崎 044-280-4161水 島 086-427-5181新居浜 0897-33-9374沖 縄 098-862-2093

052-586-168106-6368-7130082-541-4488092-272-1731

IA事業部プロダクト事業センター 国内営業部 0422-52-6765