Visualforce とは？Salesforce で提供している画面を簡単に組合せすることができるマークアップ言語です。Visualforce ページには HTML のタグ、CSS、JavaScript を使用することができるので Web 開発者は容易に Visualforce ページを開発することが可能です。

例えば、下記 Visualforce ページを作成して

get パラメーターで取引先責任者 ID を引数として呼ぶと取引先責任者の詳細ベージが表示します。

また<apex:detail>タブには様々な Attribute を設定することにより詳細ベージをカスタマイズ可能です。

先ほどの詳細画面から関連リストを外し、Chatter を表示します。

このようにして Visualforce を使用してセールスフォースで提供している画面を組合せて素早く新しい画面を開発することができます。

また Salesforce1 モバイルアプリは Visualforce ページ対応なのでネイティブアプリケーション（Android、iOS）を開発する必要はありません。Visualforce で画面開発しモバイルへの有効化するだけで即時反映できます。

Visualforce ページに対して「モバイルアプリケーションでの使用が可能」に Check を入れます。

Visualforce ページにアクセスするために Visualforce タブを作成

作成した「デモ」タブをモバイルナビゲーションメニューに追加します。

下記がモバイルの画面となっています。「デモ」タブが表示され、タブをクリックすると作成したVisualforce ページが表示します。Android、iOS ネイティブアプリケーションで画面追加をするとソースのコンパイル、各端末で再インストールが必要ですが Visualforce での画面開発では即時反映することができます。

Visualforce で開発するのって難しそう？確かに Visualforce タグはセールスフォースが提供しているマークアップ言語のため学習して頂く必要がございますが、Visualforce は HTML を入れ込むことができるので独自 CSS を使用してページを作成する場合にはぐっとハードルが下がります。

パートナーである Apirio 様のブログ「Salesforce 開発の未来は・・・ JavaScript ？ 」で紹介されているように、セールスフォースでは Visualforce ページを JavaScript 主導で開発できる機能を追加してきました。開発者は Web 開発のトレンドである JavaScript、CSS を使った Visualforce の開発ができるようになっています。

下記は Angular.js を使った Visualforce ページです。データベースへのアクセスも JavaScript 経由で行っており Web 開発者にとって習得しやすいコードだと思います。

他の JavaScript フレームワーク使用できるの？はい、可能です。

Query Mobilehttp://www.nkjmkzk.net/?p=2180

angular.jshttp://deferloader.blog.uhuru.co.jp/?p=3667

backbone.jshttp://qiita.com/tyoshikawa1106/items/64d060b70f296e91dfe5

Visualforce で綺麗なページが書けるの？JavaScript、CSS を入れ込むことが可能ですのでどんなサイトでも実装できます。例えば Site ギャラリーではお客様が Visualforce で実装した公開サイトがみれます。７ページ目には経済産業相様事例のエコポイントサイトがあります。http://developer.force.com/sitesgallery/Gallery

Visualforce 開発環境は？セールスフォースは Web ベースの Visualforce エディターと Eclipse 用のプラグインを提供しています。

1.Web ベース開発者コンソール

2. Eclipse 用プラグイン

主な機能

Apexコード :  Force.com IDE は Apex クラスやトリガーを記述するための唯一のクライアントツールです。 シンタックスやエラーのハイライと、インラインの標準オブジェクトのオートコンプリート Tips などの機能を持っています。Apex Test Runner はユニットテストの実行とエラーメッセージ、デバッグアウトプット、コードカバレッジレポートを統合します。

Apex コードデバッグ : ブレークポイントを設定してデバッグセッションを開始したら、コードの行を実行する組織内のアクションをデバッグできます。

Visualforce : Visualforce ページ、コンポーネント、静的リソース、コントローラの作成と編集を行えます。

アプリケーションコンポーネント :  メタデータ API 上にあるすべてのメタデータコンポーネントをダウンロードし編集できます。作成された Eclipse プロジェクトには Force.com スキーマ、タブ、アプリケーション、s コントロールなどが含まれ、それらのコンポーネントを編集し保存すると、あなたの組織にすぐに反 映されます。

デプロイメント : Sandbox や Developer Edition で開発とテストを行たアプリケーションを、実際の組織デプロイするためのウィザードが用意されています。

オンラインプロジェクトモード : ローカルにあるメタデータファイルを最新の Salesforce 組織上のものと連動させ、コンフリクトを検出・解消できます。

スキーマエクスプローラー : Salesforce 組織のスキーマやコンストラクトの変更、SOQL クエリの実行を Force.com IDE から実行できます。この機能は Apex Explorer に似ており、全ての標準・カスタムオブジェクトとそのフィールドを表示出来ます。

コードシェア :  Eclipse に組み込まれたバージョン管理機能によって、Force.com アプリケーションのライフサイクル管理を効率的に行う事ができます。PaaS アプリケーションの開発、テスト、デプロイをチームによるコラボレーション環境上で行えるようになります