はじめてのwindows server

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5人そろったらはじめましょう はじめての WINDOWS SERVER マイクロソフト株式会社 エバンジェリスト 安納 順一(あんのう じゅんいち) http://blogs.technet.com/junichia/

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はじめてWindows Serverを使う方のためのご紹介資料

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Page 1: はじめてのWindows Server

5人そろったらはじめましょう

はじめての WINDOWS SERVER

マイクロソフト株式会社エバンジェリスト

安納 順一(あんのう じゅんいち)http://blogs.technet.com/junichia/

Page 2: はじめてのWindows Server

2

目次

1. Windows Server とは何者か?

2. ファイルサーバーとしてのWindows Server

3. 認証基盤としてのWindows Server

4. クライアント構成管理基盤としてのWindows Server

Page 3: はじめてのWindows Server

WINDOWS SERVER とは何者か?

Page 4: はじめてのWindows Server

4

WINDOWS と WINDOWS SERVER は違う?

Windows

Windows Client Windows Server

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008Windows Server 2003 R2Windows Server 2003Windows 2000 ServerWindows NT 4.0Windows NT 3.51Windows NT 3.5Windows NT 3.1

Windows 7

Windows VistaWindows XPWindows MeWindows 98Windows 95Windows 3.1Windows 3.0Windows 2.11Windows 2.1Windows 2.0 最近仲間入り

Windows Azure

Page 5: はじめてのWindows Server

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サーバーとしての機能が大幅に増強されている

同時アクセス数

クライアントOSは最大10ユーザー

値段が違う

Server

WINDOWS SERVER は何が違うのか

Client画面系

基本的な操作方法は同じ見た目もほぼ同じ動くソフトウェアも大体同じ※ゲームをのぞけばClientで動くソフトウェアはサーバーでも動く(OSのコアが同じ → ドライバが共通)

Page 6: はじめてのWindows Server

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WINDOWS SERVER の用途

ファイルサービスデータの格納庫

認証サービス(Active Directory)ユーザーの管理アクセス権の管理

構成管理サービス(Group Policy)クライアントの管理

Windows Server の3大サービス

もちろんほかにも...標準機能が盛りだくさん

6

WEBサービス、仮想サービス、プリントサービス、クライアント配信サービス、権限管理サービス、証明書サービス、ターミナルサービス、検疫サービス、フェデレーションサービス、パッチ管理サービス、DHCPサービス などなど...

ネットワーク機器以外の全てインフラをカバー

Page 7: はじめてのWindows Server

7

WINDOWS SERVER と 役割

Windows Server 2008

Active Directory

DNS

素の Windows Server はク○ープを入れないコーヒーのようなもの「役割」を追加することで Windows Server に性格付けができる

1つのサーバーに多くの役割を入れすぎるとかえって管理が複雑に...

DHCP NAPFile

ServiceWEB ・・・

Page 8: はじめてのWindows Server

8

(余談)最近の流行は仮想化

Windows Server 2008

Intel VT/AMD-V

Hyper-V(仮想化サービス)

Windows Server 2008

Windows Server 2008

Windows Server 2008

Windows Server 2008

HOST

Guest

Active Directory

DNS DHCP NAPWWW WWW

Network Load Balance

Page 9: はじめてのWindows Server

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DEMO 1Windows Server 2008 のインストールWindows Server 2008 の初期設定

コンピューター名の設定IPアドレス/DNSの設定

※Hyper-V上で行ってみましょう

junichiajunichia administrator

administratorDC01

FS01Win7

Page 10: はじめてのWindows Server

ファイルサーバーとしてのWINDOWS SERVER

Page 11: はじめてのWindows Server

11

何ができるのか?

データの集中管理と共有

スクリーン機能

不要なファイルを保存させない機能

クオーター管理

容量制限

分散ファイルシステム(DFS) with Active Directory

ファイルサーバーを2台以上で構成し信頼性を向上

ファイルサーバーを分散させて1つに見せる

ブランチキャッシュ(2008R2+Win7)

地方の営業所にデータをキャッシュ

Page 12: はじめてのWindows Server

12

データの集中管理と共有

俗に言うファイルサーバー機能認証は個々のサーバーで行う

FS01

FS02

FS03

Page 13: はじめてのWindows Server

13

DEMO 2ファイルサービス 役割の追加

junichiajunichia administrator

administratorDC01

FS01Win7

Page 14: はじめてのWindows Server

14

(参考)「ファイルサーバー」として使う前に

[コントロールパネル]-[フォルダ オプション]

[すべてのファイルとフォルダを表示する]:有効

[共有ウィザードを使用する]:無効

[常にメニューを表示する]:有効

[登録されている拡張子は表示しない]:無効

Windows Server のエクスプローラも一般ユーザー向けのインターフェースにチューニングされてしまっている

Page 15: はじめてのWindows Server

15

(参考)「役割」について

Windows Server 2008 では、「役割」や「機能」を追加することで、サーバーでできる事が決まります

Page 16: はじめてのWindows Server

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(参考)「役割」と「役割サービス」「役割」は複数のサービスに分かれている場合がある「役割」を追加した後で「役割サービス」を追加するには、[サーバーマ

ネージャ]で「役割サービスの追加」を行う。

「ファイル サービス」役割配下の 役割サービス

Page 17: はじめてのWindows Server

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フォルダ、共有、ユーザー、アクセス権ファイルサーバーとして使えるようにするには、以下の設定が必要共有フォルダの作成

フォルダ 単位で共有設定を行うことユーザーの作成

リモートから共有フォルダを使用するユーザーを作成するアクセス権の設定

共有フォルダへのアクセス権限を設定するUser01:読み取りAdmin:フルコントロール など

アクセス権には2種類共有フォルダのアクセス権ファイルシステムのアクセス権

フォルダユーザー

1台のサーバー内で完結

Page 18: はじめてのWindows Server

18

共有アクセス権とファイルシステムアクセス権

共有アクセス権

ファイルシステムのアクセス権

共有アクセス権 :リモートからの接続許可ファイルシステムのアクセス権 :ファイルシステム内の使用許可

リモートユーザー

一般的には「共有アクセス」は緩く、「ファイルシステム」できつく

Page 19: はじめてのWindows Server

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規定のアクセス権

共有フォルダのアクセス権Everyone:読み取り

ファイルシステムのアクセス権SYSTEM

このフォルダ/サブフォルダ/ファイル:FULLAdministrators

このフォルダ/サブフォルダ/ファイル:FULLUsers

このフォルダ/サブフォルダ/ファイル:読み取りと実行このフォルダ/サブフォルダ:データの書き込み、データの追加

Creator Ownerサブフォルダ/ファイル:FULL

Page 20: はじめてのWindows Server

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「別のユーザー」を指定するには

<コンピュータ名>\<ユーザー名>

FS01 User01

FS01\User01

Page 21: はじめてのWindows Server

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DEMO 3共有フォルダを作成ユーザーを作成アクセス権を付与

※2台のサーバーに対して行ってみます

junichiajunichia administrator

administratorDC01

FS01Win7

yamada

yamada

Page 22: はじめてのWindows Server

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ファイルサーバーの運用をサポートする機能~リソースマネージャー

22

ファイルスクリーン保存させたくないファイルの拡張子を指定

クオータ容量の上限を設定

無駄に容量を増やさない

ディスクの使用量をレポートする

記憶域レポートの管理使用量を定期的に自動生成&メール送信

Page 23: はじめてのWindows Server

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DEMO 4リソースマネージャー(役割サービス)の追加

junichiajunichia administrator

administratorDC01

FS01Win7

yamada

yamada

Page 24: はじめてのWindows Server

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ファイルスクリーン

指定した拡張子を持つファイルを保存させないようにする機能容量の大きなファイル(動画、静止画、音声など)著作権に抵触しそうなファイル(動画、静止画、音声など)容量増大を招きそうなファイル(動画、静止画、音声など)危険なファイル(実行ファイルなど)

どのファイルを制限するか制限時の動作

保存させない(アクティブ)保存させるけど警告を出す(パッシブ)

メール送信イベントログコマンド実行

Page 25: はじめてのWindows Server

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クオータ

指定したフォルダの最大容量を指定できる全てのユーザーに適用される(管理者も例外ではない)

フォルダの最大容量(サブフォルダにも適用)容量オーバー時の動作

保存させない(ハード)保存させるけど警告を出す(ソフト)

メール送信イベントログコマンド実行

参考コマンドを使用して容量制限を拡張することが可能

dirquota.exe quota modify /path:c:\home\anno /sourcetemplate: “テンプレート名”

Page 26: はじめてのWindows Server

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記憶域レポート

26

ディスクの使用状況をレポートとして出力DHTML/HTML/XML/CSV/TXT

出力したい情報を選択クオータの使用率ファイルグループごとのファイルファイルスクリーン処理の監査最近アクセスされていないファイル最近アクセスしたファイル重複しているファイル所有者ごとのファイル大きいサイズのファイル

スケジューリング週に1回、毎日12時に実行 など

メールの送信先

Page 27: はじめてのWindows Server

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DEMO 5ファイルスクリーンクオータ記憶域レポート

junichiajunichia administrator

administratorDC01

FS01Win7

yamada

yamada

Page 28: はじめてのWindows Server

認証基盤としてActive Directory による認証とアクセス管理の統合

Page 29: はじめてのWindows Server

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Active Directoryの基本機能

Page 30: はじめてのWindows Server

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分散管理の問題点ユーザーをサーバー個別に管理

管理作業の煩雑さミスの発生プロビジョニングの非徹底利用者の利便性低下

管理者個々にログオン個々にパスワード変更

Page 31: はじめてのWindows Server

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認証を統合するとこうなる

管理者はActive Directoryのみを管理すればよい個々のファイルサーバーは初期設定のみシングルサインオンによりユーザーのログオンは一度だけ

管理者ADにログオンした後はすべてのサーバーにSSO

Active Directory

Page 32: はじめてのWindows Server

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ACTIVE DIRECTORY って?

Windows Server に実装されているディレクトリサービス(vs SunJava DS , OpenDS, Novel eDirectory, OpenLDAP, Oracle...)

ユーザー認証基盤、情報ストアクライアント管理基盤他のサーバー製品との連携(Exchange,SharePoint,System Center など)

LDAP Kerberos

NIS

CA

NTLM Radius

Windowsの世界だけにとどまらない利用を前提

Page 33: はじめてのWindows Server

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疑問:ACTIVE DIRECTORY は大規模システム用でしょ?

NO! です

Active Directory の目的はユーザー管理を「効率化」するためだけのものではありません

使い勝手の向上安全性の向上

可能性の拡大

規模の大小とは関係ありません

Windows Server には標準で 5CAL(クライアントアクセスライセンス)が付いています

5人そろったらActive Directory!

Page 34: はじめてのWindows Server

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疑問:ACTIVE DIRECTORY って難しいでしょ?

No! です

Active Directory は「ITをシンプルにする」ために開発されたディレクトリサービスです。

必要なスキル

規模(ユーザー数)

小 大

20

1000~

少人数こそ簡単に使えます!

Page 35: はじめてのWindows Server

35

DEMO 6Active Directory のインストール

junichiajunichia administrator

administratorDC01

FS01Win7

yamada

CONSOTO.CO.JP

Page 36: はじめてのWindows Server

36

ACTIVE DIRECTORY で何ができるのか?ユーザーの認証

クライアントPCへのログオンWEBアプリケーションを使用するときのログオンシングルサインオンドキュメントのRights Management など

クライアントの認証許可されたクライアントを使用しているかどうかをチェック

ユーザーとグループの集中管理情報の一元管理有効期限管理やロックパスワードポリシーの管理 など

クライアントの集中管理クライアントOSの構成管理(Group Policy)

各種サーバーのアクセスコントロール用として認証スイッチ 用RADIUSサーバーとして検疫サーバー 用のバックエンド認証サーバー など

Page 37: はじめてのWindows Server

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ACTIVE DIRECTORY を構築するに当たり

事前に決めておくこと

固定のIPアドレスDNS Server が必須

Dynamic DNSである必要がある※安心してください 秘策があります

事前に決めておくことDNSドメイン名

(例) win.corp-domain.co.jpコンピュータ名(ホスト名)管理者のパスワード

用語AD

Active Directory のことドメインコントローラ(DC)

Active Directoryがインストールされたサーバーのこと

Page 38: はじめてのWindows Server

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用語の解説

ADActive Directory のこと

ドメインActive Directory の影響が及ぶ範囲のこと物理的なネットワークとは全く関係ない政党のようなもの(ドメインを作る=政党を作る)

「ドメインに参加する」Active Directory の影響下に置かれること政党に所属するようなもの数多の恩恵も多いかわりに、締め付けも発生

ドメインコントローラー(DC)Active Directory をインストールしたWindows Serverのことドメイン内のユーザーやコンピュータを集中管理する総裁に相当?倒れたら大騒ぎになるので、影武者が必要。

Domain Adminsドメインの管理者グループこのグループに所属しているとドメイン内で絶大な権力を持つ党三役に相当。影でDCを動かしている。

Page 39: はじめてのWindows Server

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小規模であれば(時間をかけた)設計はいりません!DNSドメインは既存ドメインの「子ドメイン」とするDNSはActive Directoryで兼用し、既存DNSにForwardWindowsクライアントはADのDNSを参照

ACTIVE DIRECTORYの設計について

企業の外部DNS企業の内部DNS

Active Directory 兼 DNS

win.corp-domain.co.jp

corp-domain.co.jp

既存

forward

Page 40: はじめてのWindows Server

40

信頼性を高めるために

どんなに小規模でも、最低2台のドメインコントローラを立てましょう高価なサーバーマシンである必要はありません

PCレベルで十分です(ただし365日24時間運用が前提)

複製

マルチマスターレプリケーションアカウント、DNSをはじめ、同じ情報を複製しあう

Active Directory 兼 DNS

生きているActive Directoryを自動的に認証サーバーとして使用する

Page 41: はじめてのWindows Server

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大規模な場合はこんな構成もできます

本社サイト

DMZ

栃木サイト 大阪サイト

サイト内で閉じた認証WANを超えた認証を抑止

RODCでインターネットから認証地方をRODCで構成

書き込みができないDCパスワードを保持しない

※これで1つのドメインです

Page 42: はじめてのWindows Server

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DEMO 7user01 アカウントをドメインに作成ドメインに参加

ファイルサーバー(FS01)クライアント(Win7)

junichiajunichia administrator

administratorDC01

FS01Win7

yamada

CONSOTO.CO.JP

user01

Page 43: はじめてのWindows Server

43

ドメインに参加すると

「ドメインに参加する」とは...Active Directory ドメインの管理下に置かれるドメインのadministratorがクライアントに対する管理権限を持つクライアントの管理者はクライアント内の管理権限を持つクライアントはドメイン内のリソースを使えるようになる

DC

administrator

管理管理

ドメイン外のクライアント

Page 44: はじめてのWindows Server

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ローカルログオンとドメインログオンの違い

どこに「ログオン」するかで、権限の及ぶ範囲が異なることに注意ローカルログオン(<クライアント名>\<ユーザー名>)

クライアントに登録したユーザーでログオンすること権限の範囲はクライアント内部で簡潔

ドメインログオン(<ドメイン名>\<ユーザー名>)ドメインに作成したユーザーでログオンすること

権限の範囲はドメイン全体(アクセス権の許す限り)

Page 45: はじめてのWindows Server

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「グループによるアクセス権の管理」で効率化

業務フォルダ

ReadOnlyUsers

ReadWriteGroup

経理部スタッフ

人事部スタッフ

人事部管理職

アクセス権はローカルグループで設定グローバルグループをローカルグループに所属させる

Page 46: はじめてのWindows Server

46

DEMO 8アクセス権の確認グループによるアクセス権の制御

junichiajunichia administrator

administratorDC01

FS01Win7

yamada

CONSOTO.CO.JP

user01

ドキュメント管理者

情報システム部

Page 47: はじめてのWindows Server

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DEMO 9Active Directoryでユーザーのプロビジョニング

無効化パスワードのリセット有効期限の設定

junichiajunichia administrator

administratorDC01

FS01Win7

yamada

CONSOTO.CO.JP

user01

ドキュメント管理者

情報システム部

Page 48: はじめてのWindows Server

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分散ファイルシステム

ー Active Directoryがあるとこんなこともできます

Page 49: はじめてのWindows Server

49

DEMO 10分散ファイルシステム(役割サービス)のインストール

DFS名前空間DFSレプリケーション

名前空間の作成レプリケーションの作成

junichiajunichia administrator

administratorDC01

FS01Win7

yamada

CONSOTO.CO.JP

user01

ドキュメント管理者

情報システム部

Page 50: はじめてのWindows Server

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分散ファイルシステム(DFS)

複数のファイルサーバーを仮想的に統合名前空間

ファイルサーバーを多重化レプリケーショングループ

用語DFS

Distributed File System の略日本語では「分散ファイルシステム」

名前空間クライアントから接続するときの仮想的なパスのことファイルサーバーが複数存在しても一意な名前空間を作成できる

レプリケーショングループ複数のサーバーで構成されるグループで、このメンバー間でデー

タの複製が行われるメンバーサーバー

レプリケーショングループのメンバーのことグループメンバー同士でデータを複製しあう

Page 51: はじめてのWindows Server

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複数のファイルサーバーを仮想的に統合

こんなニーズを解決しますファルサーバーが複数になると接続が面倒クライアントからは1台のサーバーに見せたい

\\FS01\報告書

\\FS02\ホームディレクトリ

\\FS03\社内共通ドキュメント

\\CONTOSO\共有

Page 52: はじめてのWindows Server

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ファイルサーバーを多重化

こんなニーズを解決しますファイルサーバーの負荷が高い(負荷を分散したい)ファイルサーバーの信頼性を高めたい(片方が落ちてもいいように)遠隔地からのアクセスがある(支店では支店のサーバーを使いたい)

\\FS01\報告書

\\CONTOSO\共有

\\FS02\報告書

自動的に振り分けられる

Page 53: はじめてのWindows Server

53

データ収集

こんなニーズを解決します地方にあるサーバーのログファイルを定期的に収集したい日中はネットワークが重たいので夜間に行いたいいったん一台のサーバーにデータを集めてからバックアップしたい

複製

Page 54: はじめてのWindows Server

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DISTRIBUTED FILE LOCKING について

一方で編集されているときに、他のサーバー上のファイルをロックする機能

残念ながらできません。。。

そのかわり...といってはなんですが...Windows Server 2008 R2 からは、

「 Read-Only replicated folders 」

が実装される予定です。

Page 55: はじめてのWindows Server

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Hosted Cacheー拠点サーバーにキャッシュ

Distributed Cacheークライアントにキャッシュ

(余談)ブランチキャッシュについて地方の拠点に対し、効率的にファイルを転送する方法Windows Server 2008 R2 + Windows Server 7

拠点にサーバーを用意する必要がないクライアントのグループポリシーを有効にするだけですぐに利用可能キャッシュされた内容はクライアントオフラインにするだけで削除される

Filer

中規模以上の拠点に対して推奨される構成

集中管理されたキャッシュ:拠点にすでに存在するサーバーでキャッシュの集中管理が可能

キャッシュに対する高い可用性

支店全体のキャッシュをカバー

Page 56: はじめてのWindows Server

クライアント構成管理基盤として56

Page 57: はじめてのWindows Server

57

DEMO 11ドメイン :パスワードの長さを16文字に強制するコンピュータ:無操作時の自動スリープ移行ユーザー :IE のホームページとプロキシー設定

:WINNYを使わせない:コントロールパネルを使わせない

junichiajunichia administrator

administratorDC01

FS01Win7

yamada

CONSOTO.CO.JP

user01

ドキュメント管理者

情報システム部

Page 58: はじめてのWindows Server

58

クライアントの構成管理とは以下をドメインコントローラで集中管理すること

セキュリティ関連パスワードの複雑さ通信の暗号化強度ログの保存期間 など

インストールされているソフトウェアの環境構成Office の環境設定Internet Explorer の環境設定Windows関連コンポーネントの環境設定レジストリ や ini ファイルの設定 など

OSの環境コントロールパネル内の各種設定シェル(エクスプローラ)の動作設定 など

ユーザープロファイルの構成デスクトップの設定アプリケーション利用の許可と拒否プリンターの接続アプリケーションの動作設定

グループポリシー

Page 59: はじめてのWindows Server

59

グループポリシーの概念

コンピュータ起動

電源ボタンON

ログオン画面

ユーザーログオン

「コンピュータポリシー」と「ユーザーポリシー」

Page 60: はじめてのWindows Server

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OU:システム管理者

部門ごとにポリシーが異なる場合

ユーザーとコンピュータを部門ごとに分割する→ OU(Organizational Unit)を使用

OU:Domain Controllers

OU:経理課

規定

OU:Clients

GPO : Group Policy Object

GPO

GPO

GPO

GPO

GPO

OU:業務部

一切の設定無し

業務アプリの設定ゲーム等の起動禁止

プリンタドライバのインストール

パスワードポリシー

IEのプロキシとホームページ設定

GPO業務部共通ホーム

ページ設定

Page 61: はじめてのWindows Server

61

DEMO 12部門ごとにポリシーを作成

junichiajunichia administrator

administratorDC01

FS01Win7

yamada

CONSOTO.CO.JP

user01

ドキュメント管理者

情報システム部

Page 62: はじめてのWindows Server

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(参考)グループポリシー基本設定ー Group Policy Preferences

ログオンスクリプトやスタートアップスクリプトで頻繁に使用する機能を、グループポリシー管理エディタに組み込んだもの

スクリプトによる構成管理からの開放

Windows Server 2008 / Windows Vista SP1 必須※適用先は XP/2003 SP1 以降/ Vista / 2008

Windows Server World 7月号(5月末発売号)にて特集

Page 63: はじめてのWindows Server

まとめ63

Page 64: はじめてのWindows Server

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まとめ

• 少人数こそ効率化を考えましょう

• 少人数だからこそコストがかからない方法があります

• 少人数だからといって「高機能」をあきらめる必要はありません

• 最大の目標は設計をしないことです

Page 65: はじめてのWindows Server

65

参考資料

第1回 ここまでできる!標準サービスhttp://thinkit.jp/article/752/1/

第2回 DFSによるファイルサーバー可用性の向上http://thinkit.jp/article/789/1/

第3回 グループポリシーを使ってらくらく管理http://thinkit.jp/article/805/1/

Page 66: はじめてのWindows Server

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