wordpressとwebマーケティング に出会って変わった3つのこと ·...
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WordPressとWebマーケティングに出会って変わった3つのこと
Kyosuke Haraki
WordCamp Osaka2019
今⽇お話すること
1.WordPressブログを⽤いたWebマーケティングが私にもたらした3つの変化
2.検索エンジンを⽤いたWebマーケティングの将来について伝えたいこと
⾃⼰紹介
何故Web広告運⽤者がWordPressを語るのか?
⾃分の中で起こった3つの⼤きな変化
伝えたいこと
最後に
⾃⼰紹介
何故Web広告運⽤者がWordPressを語るのか?
⾃分の中で起こった3つの⼤きな変化
伝えたいこと
最後に
⾃⼰紹介
はじめまして
•Kyosuke Haraki
•出⾝:静岡県
•在住:⼤阪市内
•年齢:30歳
•好きなもの:イッヌ※特にゴールデン・レトリバー @Mrktr_harakit
職業:Webマーケター
Web業界へ⾶び込みました。
2015年、当時26歳の時
Google広告(検索連動型広告、ディスプレイ広告)
Yahoo!広告(検索連動型広告,ディスプレイ広告)
Facebook広告
YouTube動画広告
Line Ads Platform(LINE広告) 等
運⽤型広告専⾨です
※検索エンジン周りの仕事が多いです。
とか
とか
本⽇はよろしくお願いします
⾃⼰紹介
何故Web広告運⽤者がWordPressを語るのか?
⾃分の中で起こった⼤きな変化
伝えたいこと
最後に
何故Web広告運⽤者がWordPressを語るのか?
あ、申し遅れました。 私、WordPressも触ってます。
「Webマーケター 向いてる」1位 「地元 離れたい」1位 「やばい職場」2位 「Webマーケティング スキル」2位 「Webマーケター プログラミング」2位 「Webマーケティング 副業」7位 「プログラマー 転職 失敗」7位
等
主な上位表⽰キーワード
※2019年11⽉時点の結果です。
ページ流⼊⽐率
⾃然検索流⼊ 89%
それ以外(直接流⼊、リファラー、SNS等) 11%
9割近くが検索流⼊。
気になる⽅は、WordCampOsaka公式サイトを
ご確認くださいm(_ _)m
20歳後半になってから
Web業界のキャリアは
つまり、 周回遅れもいいところ。。
WordPressはSEMの実験として 個⼈でもお⼿軽に取り組める
•リスティング広告は、原則まとまったお⾦がないと効果的な活⽤は難しい。
•しかしコンテンツSEOは、資⾦のない個⼈でも取り組むことができ、検索キーワード(検索クエリ)を読み解く訓練に繋がる(ついでにお⼩遣いも稼げる)。
→キーワードに対する「嗅覚」が発達する!
– Think with Google
“Consumer behavior and expectations have forever changed. With powerful phones in our pockets, we do more than just check the
time, text a spouse, or catch up with friends. We turn to our phones with intent and expect brands to deliver immediate answers. It's in these I-want-to-know, I-want-to-go, I-want-to-do, I-want-to-buy moments that decisions are made and preferences are shaped.”
https://www.thinkwithgoogle.com/marketing-resources/micro-moments/4-new-moments-every-marketer-should-know/
4 New Moments Every Marketer Should Know
検索キーワードには 4つの分類がある
•Knowクエリ(知りたい)
•Goクエリ(⾏きたい)
•Doクエリ(したい)
•Buyクエリ(買いたい)
検索キーワード=「悩み」「興味関⼼ごと」
⼈の「悩み」を 理解する⼒が⾝につく!
WordPressを語る理由•WordPressのスキルアップは、コーディングやデザ
インだけではない。
•漫然とブログを書く使い⽅もできるけど、「検索キーワード」を意識して書くことで、検索エンジンマーケティングの⼒を養える。
•ついでにアフィリエイトでお⼩遣いが稼げるようになれると、もっと嬉しい。
スロースタートでも駆け上がれる!
⾃⼰紹介
WordPressとの邂逅
⾃分の中で起こった⼤きな変化
伝えたいこと
最後に
⾃分の中で起こった 3つの変化
1.趣味の変化
2.思考の変化
3.つながりの変化
1.趣味の変化
消費型の趣味 → ⽣産型の趣味
※「使う」だけで終わらず、それを「次に活かす」 ための思考と習慣が⾝についた。
とか
これまでの趣味は、 割とお⾦が掛かってた。。
WordPress!
……。
この前に⾏った旅⾏、 どうせなら記事にしたいなぁ。 そしてお⼩遣い稼ぎたいなぁ。
1.趣味の変化
これまでの「ただ消費する」という発想から、 「この経験から⾃分は何を⽣み出すか?」 という創造する発想へと変化。
1.趣味の変化
⾃分と同様の悩みを抱えてる⼈が世の中には⼀定存在しており、かつての⾃分を救う思いがあれば、誰もが記事を⽣み出せる(はず)。
つまり
⼀芸に秀でた能⼒やスキルが、必ずしも必要とは限らない。
むしろ、書き⼿が普通の⼈だからこそ、世の中の多くの⼈が悩んでいること、気になることをキャッチでき、それをコンテンツ化することで、信頼してもらえることもある。
→天才だったり、才能豊かである必要はない。
2.思考の変化
‣ データを基にした分析・仮説思考が確⽴された。
‣ 要するに、何かを論じるにあたり、データや数字をベースとした根拠を持ち、そこから「⾃分なりの考えや仮説」を持てるようになった。
聞いてばかりだとしんどい と思うので、ここで皆さんに問題
例題次のキーワードのいずれかで、⽉間5万PV以上集客できると思われる検索キーワードはどれ?
「ふるさと納税」「Wi-Fi」「Webマーケティング」
※但し前提条件として、
‣1キーワードにつき1ページのみ ‣競合の存在は⼀切無視 ‣CTRは30%と仮定(検索1ページ⽬のCTRが30%前後という通説あり)
とする。
時間がないので 答え
まず「Webマーケティング」
8,100
出典:Ubersuggest調べ
貧弱貧弱
次に「Wi-Fi」
246,000
出典:Ubersuggest調べ
ぼちぼち多いですね
最後「ふるさと納税」
「ふるさと納税」の検索ボリュームは
出典:Ubersuggest調べ
1,000万です。
出典:Ubersuggest調べ
ふるさと納税 1,000万/M
Wi-Fi 24万6,000/M
Webマーケティング 8,100/M
ということは
「Webマーケティング」で10万PVのブログ記事作ろうかな……。
……。
8,100×0.3=2,430
あっ、こりゃ無理だわ。。
2.思考の変化Webマーケティングの世界では、キーワードボリュームやWebサイト訪問ユーザー数など、あらゆるものが数値化されます。
計測されたデータが正しいと仮定するなら、どんなアクションをするとどれくらいの効果が⾒込めるか等も、ある程度⾒積もることができる。
※もちろんデータが正しければ、という前提
つまり
データや数値から逆算して 物事を考えられるようになった。
データや数値を基に話すので ⾃⼰主張しやすくなった!
※ビジネスの現場では、提案⼒が上がります。
3.つながりの変化
WordPressでサイトを作る。
それは、『社会との接点』を創ること。
……。
あっ、お問い合わせktkr。
何もなかった当時の⾃分からすると、 本当に信じられない変化ッ…!!
つながりの変化•数年前の何もない⾃分だったら、とてもじゃない
けど関わることができなかった⽅や会社組織と、WordPressを通じて交流することができた。
•WordPressによって、何者でもなかった⼈間が、「サイトを運営者」という「パブリックな存在」へと変化。いわゆる、パラレルワーカー化。
•⽉数千、数万円でも、収益を出せてるならば、れっきとしたビジネスだから⾃信もつく。
つまりWordPressは
個⼈と社会の間における 橋渡しの役割を果たし
そして
⼈のアイデンティティーに 変⾰をもたらす!
変わったこと•闇雲に消費する習慣から、⾃分⾃⾝が何かを創造
する習慣へと切り替わった。ストレス激減。
•アクセス解析や検索ボリュームの結果から、逆算する思考、仮説を⽴てる思考が⾝についた。そこから、⾃ら意⾒や仮説に⾃信が持てるように。
•ブログを通じて社会との接点を作れた。ブログがもたらしたのは、まさかの社会性。
⾃⼰紹介
WordPressとWebマーケティングとの邂逅
⾃分の中で起こった⼤きな変化
伝えたいこと
最後に
伝えたいこと
Q.今更ブログやWordPressを始めても遅くありませんか?
A.否!
–Avinash Kaushik
“[This # always blows my mind:] 16% of queries typed into Google every day have never
been used before. Every day! #change”
出典:Twitterより
“Google検索されるキーワードの16%は、これまでに⼀度も検索されたことがないキーワードだ。しかもそれは毎⽇だ!”
出典:Twitterより
具体例:ふるさと納税
補⾜:「ふるさと納税」•平成20年(2008年)5⽉、個⼈住⺠税の寄付⾦税制を
拡充したものとして開始。利⽤にあたり、確定申告が必要だった。
•平成27年(2015年)4⽉に「ふるさと納税ワンストップ特例制度」開始。これにより、給与所得者が確定申告なしに利⽤可能に。
•つまり、2015年以降ふるさと納税は、確定申告が不要である会社員の⽅が利⽤する敷居が⼤幅に下がった。
もう少し詳しく⾒てみます
社会も技術も⼈々のニーズも ⽇々刻々と変化している
•⽇々企業や⾏政の企画から、新しい商品・サービスは⽣まれ続けている。
•ある⼀時を境に⼈々の検索需要が劇的に伸びるキーワードもある。
•季節ものであれば、特定の時期にだけ検索需要が伸びるものもある(「ふるさと納税」とか)。
Q.何故新聞は無くならないのか?
–佐藤 卓⼰(京都⼤学)
“⼀般に広告媒体としてメディアと⾔われるのは、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、インターネットの5媒体です。「広告」⽬的ですから、重要なのは内容よりも効果です。内容の真偽や⾼尚さよりも、それがどれだけ多くの⼈に、どれだけ強く影響したかが問われるのです。
… インターネットが登場しても、新聞やテレビがなくならないのは、広
告媒体としての効果が異なるからだと⾔えます。”
引用:https://yumenavi.info/lecture.aspx?GNKCD=g006785
新聞は「メディア」であり、 広告媒体として効果を持つから。
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h27/html/nc122310.html
(出典)総務省「社会課題解決のための新たなICTサービス・技術への⼈々の意識に関する調査研究」(平成27年版)
https://marketing-rc.com/report/report-monthly-20190206.html
(出典)株式会社ジャストシステム『モバイル&ソーシャルメディア⽉次定点調査〜2018年総集編 【トレンド版】』
⼈・内容によって収集⽅法が変わる
•年齢や調べたい内容によって、情報を探す媒体が異なる。
•Google、Yahoo!で検索する⼈は確かに多数派を占めている⼀⽅で、雑誌や知⼈など従来の調べ⽅をする⼈も、ちゃんと残っている。
•(案外⾼年齢の⽅は検索エンジンを使ってる…)
A(Attension) I(Interest) S(Search) A(Action) S(Share)
これまでの消費者⾏動:AISAS
“株式会社電通が提唱する、ウェブを⽇常的に利⽤する消費者の購買に関する⼼理プロセスをあらわした⾔葉。Attention(注意)→Interest(関⼼)→Search(検索)→Action(⾏動)→Share(共有)の順に意思決定が⾏われていると考え、それぞれの単語の頭⽂字をつなげている。”
引⽤:Markezine(https://markezine.jp/word/detail/AISAS)
Attenstion(注意)
Interest(関⼼)
Search(検索)
Action(⾏動)
Share(共有)
(出典)飯髙悠太「僕らはSNSでモノを買う SNSマーケティングの「新法則」」(2019年)ディスカヴァー・トゥエンティワン
SNS時代の消費者⾏動:ULSSAS
U(UGC) L(Like) S(Search1) S(Search2) A(Action) S(Spread)
なんだかんだで 「検索」ってまだまだあるよね
知るべきは
⾃分が情報を届けたい⼈が どのように情報収集しているか?
つまり
検索するユーザーさんを想像するチカラ!
ブログもWordPressもオワコンではない
•SNSの勢いや動画広告のトレンドはあるものの、⼈が検索を通じて問題を解決するという主体的な⾏動は変わっていない。
•トレンドやコスパといった⾯では変化はあるものの、個⼈単位のブログコンテンツに広告価値があることは明らかなので、消滅することはない。
•時代にあわせて、発信の形を変えて適応すればOK
⾃⼰紹介
WordPressとWebマーケティングとの邂逅
⾃分の中で起こった⼤きな変化
将来に向けて
本⽇のまとめ
本⽇のまとめ•Webマーケティングを始めたければ、まず意識すべき
は「検索キーワード(検索クエリ)」。
•WordPressブログでSEOに取り組むことで、未経験でもWebマーケティングに取り組めます。
•検索エンジンが仮に廃れたとしても、「検索する」という⼈間の本質的⾏動は変わらない。
•「ふるさと納税」の検索ボリューム数は1,000万です。
最後に
Q.何故ゴールデン・レトリバーなのか?
A.好きだから
※「ゴールデン・レトリバーが好きな⼈」で覚えてもらえると嬉しいです。
ご清聴 ありがとうございました