日付 サイト 題目

10/4/2011 米国

10/3/2011

9/29/2011 ロシア

9/26/2011 ブラジル

9/21/2011 中国

Alstom、オハイオ州、インディアナ州、ウェストバージニア州におけるAEPの石炭焚き発電所（1,300MW)のアップグレードに関する枠組み契約を獲得

米国サウジアラビア台湾

Alstom、米国、サウジアラビア、台湾の発電所における排出を削減する契約獲得

AlstomとTMH、ロシア鉄道向け2ES5電気機関車を製造する契約を締結

Alstom、ブラジルの水力発電所向け1億8,000万ユーロ相当の契約獲得

AlstomとDatang、中国で炭素捕捉実証プロジェクトを共同開発

9/13/2011 マレーシア

9/7/2011 ロシア

9/5/2011 イラク

8/25/2011

7/28/2011 イスラエル

7/25/2011 フランス

Alstom、マレーシアのLumut発電所向け1億5,000万ユーロの長期サービス契約を締結

AlstomとPromelectronica、信号装置の分野で合弁事業

Alstom、イラクでガス絶縁変電所向け6,600万ユーロの契約獲得

アラブ首長国連邦サウジアラビア

Alstom、中東で大気汚染防止設備に関する合計1億ユーロを超える契約獲得

Alstom、イスラエルのTzafitガス焚き発電所向け運営・保守に関する3億3,000万ユーロ相当の契約獲得

RATP、パリ地下鉄9号線向け66台の列車をAlstomのコンソーシアムへ発注

7/11/2011 オーストラリア

7/4/2011 イラク

7/4/2011 カザフスタン

6/30/2011 インド

6/21/2011 ドイツ

6/13/2011 ブラジル

6/6/2011 イスラエル

Alstom、オーストラリアの送電会社TransGridと変電所に関する1億ユーロ近くの契約締結

Alstom Grid、イラクで送電向け装置に関する契約獲得

Alstomを中核とするコンソーシアム、アスタナでトラムを建設

Alstomを中核とするコンソーシアム、インドで揚水発電所を建設する2億8,500万ユーロ超の契約獲得

Deutsche BahnとAlstom、ケルンの鉄道網向け56台の列車に関する契約締結

Alstom、ブラジルで3基のウィンドファームの建設・保守に関する2億ユーロ近くの契約締結

Alstom、イスラエルでガス焚き発電所(835MW)に関する5億ユーロのEPC契約獲得

5/30/2011 ポーランド

4/28/2011 ペルー

4/21/2011 米国

4/13/2011

4/4/2011 マレーシア

3/30/2011 台湾

3/28/2011 クウェート

Alstom、ポーランドのPKP Intercityへ20台のペンドリーノ型列車を供給

Alstom、リマの地下鉄へ19台の列車を供給

Alstom Grid、米国でスマートグリッド「スーパーステーション」を供給

サウジアラビア Alstom Grid、サウジアラビアで変電所の拡張・新設に関する合計5,700万ユーロ相当の契約獲得

Alstom、マレーシアで東南アジア初の1000 MW超臨界石炭焚き発電所を受注

Alstom、台湾のHai-Fuガス焚きコンバインドサイクル発電所向け運用・保守契約を延長

Alstom、クウェートのAz-zour発電所をコンバインドサイクル化

2/24/2011 中国

2/22/2011 シンガポール

2/9/2011 ブラジル

2/7/2011 米国

1/19/2011 フランス

1/4/2011 フランス

12/22/2010 コロンビア

12/15/2010 フランス

Alstomと中国企業のJV、北京地下鉄向け駆動、信号システムを供給

Alstom、シンガポールでガス焚きコンバインドサイクル・コージェネレーションプラント（800 MW）建設に関する受注獲得

Alstomのコンソーシアム、ブラジル、ベロモンテ水力発電所向け設備を供給

Alstom、米国でPATCOの保有車両を近代化

EDF Energies NouvellesとAlstom、フランスで計画中の洋上風力プロジェクトに共同で入札へ

Alstom、フランスで22台のRegiolis列車を供給

Alstom、コロンビアで水力発電所向け9,000万ユーロの契約締結

Alstom、フランスの原子力施設の保守・改修に関する3億4,000万ユーロの契約締結

12/10/2010 モロッコ

12/9/2010 ロシア

11/18/2010 スペイン

11/10/2010 ポーランド

10/22/2010 カナダ

10/21/2010 シンガポール

10/14/2010 南アフリカ

モロッコ国鉄とAlstom、モロッコ向け高速列車14台の供給に関する契約締結

Alstom、ロシアの大手エネルギー会社と戦略的提携で合意

Alstom、スペインの高速鉄道向け変電設備を供給

Alstom、ポーランドのBelchatow発電所の6ユニット更新向け1億4,000万ユーロの契約獲得

BombardierとAlstomのコンソーシアム、モントリオールの地下鉄車両468両を受注

Alstom、シンガポールのガス焚きコンバインドサイクル発電所（800 MW）の建設・保守を担当

Alstom、南アフリカの石炭焚き発電所へ排煙脱硫システムを設置する1億6,000万ユーロ相当の契約獲得

10/7/2010 ロシア

9/27/2010 中国

9/20/2010 ドイツ

9/13/2010 中国

9/9/2010 インド

9/7/2010 英国

AlstomとRusHydro、ロシアの水力発電に関し覚書に調印

Alstom、中国で原子力発電所向け蒸気タービン発電機パッケージ、1億ユーロ相当を受注

Alstom Grid、ドイツで洋上変電所向け契約獲得

Alstom とCNR、SEC、中国における都市大量輸送システムの開発に向け覚書に調印

Alstom、チェンナイ地下鉄へ168両の車両を供給

Alstom、Whiteleeウィンドファームの増設(217MW)に関する2億ユーロ超の受注獲得

7/28/2010 イラク

7/22/2010 インド

7/9/2010 ブラジル

6/29/2010 ロシア

6/21/2010 スウェーデン

5/11/2010 スウェーデン

2/22/2010 南アフリカ

2/19/2010 オランダ

Alstom、イラクで電力プロジェクトに関する覚書に調印

Alstom、インドの発電所向け2基の装置を建設する4億5,000万ドル近くの契約獲得

Alstom、ブラジルで90MWのウィンドファームに関する契約獲得

AlstomとTransmashholding、ロシア市場向けEP20電気機関車の設計・製作に関し契約締結

Alstom、ストックホルムで135台の郊外列車の保守を受注

Alstom、スウェーデンでCoradia Nordic郊外電車を12台受注

Alstom、南アフリカで発電所の制御システムに関する9,000万ユーロ相当の受注獲得

Alstom、アムステルダムへ 23台の地下鉄車両を供給

1/12/2010 フランス

12/10/2009 スロベニア

11/23/2009 南アフリカ

11/17/2009 モロッコ

11/2/2009 ドイツ

10/28/2009 スイス

10/27/2009 フランス

10/27/2009 ヨルダン

Alstom、SNCFから普通列車19台、1億3,000万ユーロを受注Alstom、スロベニアで蒸気発電プラント（600MW）に関する7億ユーロの契約を締結

Alstom、南アで世界最大の石炭焚き発電所にオートメーションシステムを設置

Alstom、モロッコ、カサブランカのトラムを受注

Alstom、ドイツの発電所向け蒸気タービン、ボイラーを供給する4億5,000万ユーロ相当の契約締結

Alstom、スイスで可変速揚水発電所向け1億7,800万ユーロ相当の契約獲得

Alstom、フランス国鉄から100台の列車に関する8億ユーロ相当の契約獲得

Alstom、中東で発電設備を供給する1億ユーロ近くの契約を獲得

10/15/2009 カナダ

10/6/2009 カザフスタン

9/15/2009 フランス

9/7/2009 ブラジル

7/24/2009 ブラジル

5/27/2009 オランダ

5/13/2009 フランス

AlstomとTransAlta、カナダで年間100万トン規模の二酸化炭素捕捉・貯留施設を建設へ

Alstom、カザフスタンで2件の協力協定に調印

Alstom、 ブレスト市とディジョン市へ52台のトラムを供給

Alstom、ラテンアメリカ初の近代的トラムをブラジリアへ供給

Alstom、ブラジリアの地下鉄へ車両48両と信号システムを供給

Alstom、ロッテルダムの発電所向けに蒸気タービン発電パッケージを供給

Alstom、モンペリエのトラム3号線向け23台の列車を受注

5/5/2009 ドイツ

5/4/2009 スイス

2009/4/27 英国

4/8/2009 フランス

4/7/2009 ポーランド

3/24/2009 オランダ

3/13/2009 南アフリカ

AlstomとBombardier、ドイツのシュトゥットガルトの鉄道網へ83台の電車を供給

Alstom、スイスで揚水発電設備を供給する1億2,500万ユーロ相当の契約獲得

Alstom、英国最大のコンバインドサイクル発電所建設向け10億ユーロ相当の契約獲得

Alstom、パリのRER　Ａ線向け二階建て列車を60台供給

Alstom、ポーランドの発電所近代化事業を受注

Alstom、オランダで1600 MWの石炭焚き発電所向けボイラーに関する5億ユーロの契約獲得

Alstom、南アフリカのKoeberg原子力発電所の改修向け契約獲得

2/6/2009

2/6/2009 シンガポール

12/22/2008 オランダ

12/22/2008 トルコ

12/22/2008 ブラジル

12/12/2008 スウェーデン

12/8/2008 ポーランド

オーストラリア Alstom、メルボルンへ20台のX’Trapolis郊外電車を供給

Alstom、シンガポール地下鉄のダウンタウンライン向け線路を供給

Alstom、オランダでコンバインドサイクル発電所に着手

Alstom、トルコの水力発電所3基向け機器を供給

Alstom Hydro、ジラウ水力発電所向け装置を受注

Alstom、スウェーデンで23台のCoradia Nordic列車を供給

Alstom、ポーランドで二酸化炭素の排出を削減するためPGE Elektrowniaと提携

11/27/2008 アルジェリア

11/10/2008 インド

11/10/2008 米国

11/4/2008 スペイン

10/20/2008 フランス

10/6/2008 ロシア

10/2/2008 ドイツ

9/29/2008 ロシア

Alstom、アルジェリアのTerga発電所向け長期保守契約3億1,700万ユーロを受注

AlstomとBharat Forge、発電機器の合弁会社をインドで設立へ

Alstom、ニューヨークで242両の地下鉄車両を追加供給

Alstom、スペインのHc Energiaへ400MWのコンバインドサイクル発電所を供給

Alstom、フランスの原子力発電所における発電機改修に関する枠組契約に調印

Alstom TransportとロシアのTransmashholding、戦略的協調で合意

Alstom、ドイツで36台の地方列車を受注

Alstom Atomenergomash LLC、ロシアのSeversk原子力発電所向けタービン発電機を設計

9/22/2008

9/16/2008 ブラジル

9/1/2008

8/6/2008 インドネシア

8/4/2008 スペイン

7/31/2008 中国

ポルトガル、パナマ Alstom、ポルトガルとパナマで水力発電装置を受注

Alstom、ブラジルのサントアントニオ水力発電所向け装置５億ユーロ近くを受注

サウジアラビア Alstom、サウジアラビアのShoaiba発電所ステージ３の建設を受注

Alstom、インドネシアでコンバインドサイクル発電所向け契約を獲得

Alstom、スペインでHc Energiaから4基目のコンバインドサイクル発電所向け契約獲得

Alstom、中国でEPR原子力発電所Taishan1,2のエンジニアリング・調達を受注

7/31/2008 中国

7/30/2008 ドイツ

7/30/2008 ドイツ

7/9/2008 メキシコ

7/9/2008 メキシコ

7/7/2008 ブラジル

Alstom、中国でEPR原子力発電所Taishan1,2のエンジニアリング・調達を受注

Alstom、ドイツで26台のCoradia地方列車を供給

Alstom、ドイツで26台のCoradia地方列車を供給

Alstom、メキシコシティの地下鉄12号線向け電気機械装置を供給

Alstom、メキシコシティの地下鉄12号線向け電気機械装置を供給

Alstom、ブラジルで地下鉄自動化システム向け契約獲得

7/7/2008 ブラジル

7/3/2008

7/3/2008

7/3/2008 ドイツ

7/3/2008 ドイツ

7/1/2008 チュニジア

7/1/2008 チュニジア

Alstom、ブラジルで地下鉄自動化システム向け契約獲得

サウジアラビア Alstom、サウジアラビアで1,200 MWの発電所建設19億ユーロを受注

サウジアラビア Alstom、サウジアラビアで1,200 MWの発電所建設19億ユーロを受注

Alstom、ドイツ鉄道から180台の地方列車を受注

Alstom、ドイツ鉄道から180台の地方列車を受注

Alstom、チュニジアでコンバインドサイクル発電所(400MW)向けターンキー契約を獲得

Alstom、チュニジアでコンバインドサイクル発電所(400MW)向けターンキー契約を獲得

6/20/2008

6/16/2008 オランダ

6/11/2008 カザフスタン

5/26/2008

5/6/2008 英国

4/29/2008

アラブ首長国連邦 Alstom、湾岸地域で初めてのトラムシステムをドバイで建設

Alstom、オランダでコンバイドサイクル発電所向け合計10億ユーロ相当の契約獲得

Alstom、カザフスタンの鉄道、発電プロジェクトに関し覚書に調印

Alstom Ecotecnia、Iberdrola Renewablesへ風力タービンを供給する3億ユーロ相当の枠組契約を締結

Alstomと英国運輸省、高速振り子電車の供給・保守に関して合意

アラブ首長国連邦 Alstom、ドバイで路面電車プロジェクトを受注

4/29/2008 アルゼンチン

4/23/2008 ドイツ

4/10/2008 アルジェリア

Alstomを中核とするコンソーシアム、アルゼンチンの高速鉄道を受注

Alstom、ドイツの発電所へ瀝青炭焚きボイラを供給

Alstomのコンソーシアム、アルジェリアの2都市で路面電車プロジェクト6億6,200万ユーロを受注

抄訳Alstomは、この先数年間にわたりAmerican Electric Power(AEP)の石炭焚き発電所(1,300MW)における低圧蒸気タービンのアップグレードに関する１億1,000万ユーロ相当の枠組み契約を獲得した。この枠組み契約には、オハイオ州、インディアナ州、ウェストバージニア州に位置する7基のプラントが含まれる。Alstomは、最先端の回転・固定翼設計技術を実装することで、低圧蒸気タービンをアップグレードする。今回のアップグレードによりAEPは、より効率的かつ高い信頼性の下で、保有設備の運転を継続することが可能になる。作業は数年間にわたって実施され、最初の設備の試運転は2013年の予定。える契約を獲得した。台湾では、台湾電力の石炭焚き林口発電所更新（3x800MW)向けに大気質管理システム(AQCS)を供給する契約をCTCIから獲得した。受注には、海水排煙脱硫システムおよび繊維性フィルターによる微粒子除去システムの供給が含まれる。更新された設備（1号機、2号機）は、2015年、2016年に、3号機は2010年に商業運転を開始する見込み。サウジアラビアでは、AlstomとCerry SA de CVのコンソーシアムは、ラスタヌラプロジェクト向けにボイラーおよび大気汚染防止装置を供給する契約を獲得した。契約は、Sadara Chemical向けにこの石油化学コンビナートを建設するFluor Transworld Servicesから受注したもの。コンソーシアムパートナーのCerry SA de CVが石油・ガス焚きボイラー（6x80MW)の設計・製造・納入を、Alstomが各ボイラーへ選択触媒還元装置・NID排煙脱硫システムから構成されるAQCSシステムを供給する。米国では、Kiewit Power Constructors Energy CoとBurns & McDonnellの合弁会社から、米国の2基の石炭焚き設備向け繊維性フィルターを含む乾式排煙脱硫システムを供給する。2014年には商業AlstomとTransmashholdingは、ロシアで2ES5電気機関車を開発・製造する契約を締結した。この契約では、ロシア鉄道(RZD)がTransmashholdingへ2011年6月に発注した契約を両社が共同で実行する条件を定めている。今回の受注は、200両の貨物機関車に関するもので、合計金額はおよそ10億ユーロ。この契約におけるAlstomの取り分は4億ユーロ。納入は、2012年に開始される予定。2E5Sは、本線向け非同期ダブルボギー貨物機関車。総出力7,600kW、最高時速120kmで走行する。Alstomは、ブラジルのエンジニアリング企業CESBE、Areva Koblitzとコンソーシアムを組み、ブラジルアマゾン地方のJari川に建設されるサントアントニオドジャリ水力発電所(373.4MW)へ電力設備を供給するおよそ3億1,000万ユーロのEPC契約をConsorcio Amapa Energiaから獲得した。プラントの試運転は2014年終わりの予定。Alstomの取り分は1億ユーロを超え、その80％近くをAlstomが直接請け負い、20％をIMMAが担当する。Alstomは、このプラントの3基の設備へカプランタービン・発電機、油圧・機械設備、揚重装置、デジタル制御システムを供給し、エンジニアリング、据付、試運転を請け負う。サントアントニオドジャリは、流れ込み式水力発電所で、川の流れを利用してエネルギーを生産する。Alstomは過去10年で100基を超える水力タービン・発電機をブラジル市場で供給しており、同国の水力発電容量の35％を占める。China Datang CorporationとAlstomは、長期的堤携関係を築き、中国で炭素捕捉・貯蔵（CCS)向け実証プロジェクトを共同で開発する覚書(MOU)に調印した。このMOUの下で、AlstomはDatangと共に、黒竜江省大慶と山東省東営で2件のCCS実証プロジェクトを開発する。Alstomは炭素捕捉に関する3件の技術を提供しており、大慶の石炭焚き発電所（350MW）では、酸素燃焼技術が、東営の石炭焚き発電所（1,000MWe）でもAlstomの炭素捕捉技術が採用される。両プロジェクトは2015年の稼働を予定しており、2件のプロジェクトが完成するとそれぞれ1,000,000メートルトを超える二酸化炭素を1年で捕捉することができるようになる。

Alstomは、マレーシア最大の独立系電力事業者Malakoff Corporation BerhadのO&M系子会社Teknik Janakuasa Sdn Bhd（TJSB)とおよそ1億5,000万ユーロになる11年長期サービス契約を締結した。この契約は、GT13E2ガスタービン9基すべてを対象とし、高温部部品の供給や点検に伴う修理を実施する。Lumut発電所は、マレーシア半島の西、ペラク州Segariに位置する。天然ガスを燃料とする3基のGT13E2装置を備えるコンバインドサイクル設備3基から構成される。発電能力は1943MW。今回の契約は、2004年から稼働しているこのプラントに関するTJSBとの7年契約を更新するもの。AlstomとPromelectronicaは、ロシア、CIS市場で1520基準に適合する信号装置を商品化するため、共同事業を立ち上げることを決定した。現在の協議は、2010年12月に調印した最初の覚書(MOU)に基づくもので、2011年中には合弁会社が設立されるはずだ。モスクワを拠点する合弁会社は、Alstomが51%、Promelectronicaが49％を出資する。両社の既存商品を流通させる他、新製品の共同開発も行う予定。その目的は、車載および線路沿い双方の装置で、鉄道信号におけるニーズをすべて賄うこと。製品は、両社の既存施設で製造される予定。Alstom Gridは、イラク電力省送電プロジェクト総局からMosul Eastガス絶縁開閉装置（GIS)変電所の設計、製造、据付に関する6,600万ユーロの契約を獲得した。2003年以降では、電力省とAlstom Gridが直接締結する初めての契約となる。同社にとっては、今年イラクで獲得する2件目の大型事業となる。5月、Alstom Gridはイラクに新設されるAl-Khairat発電所、Nainawa発電所を送電網へ接続する2基のGIS変電所を供給する企業にCalik Energyから選定されている。今回のターンキープロジェクトには、GIS変電所（400kV/132kV/11kV)、電力変圧器、現場監督、土木工事が含まれ、Mosul行政区域における電力網拡張の要所となる。Alstom GridはGIS装置をフランスとスイスで製造する。プロジェクトの試運転は2013年の予定。Alstomは、中東で大気汚染防止設備に関し、1億ユーロを超える契約を獲得した。アラブ首長国連邦では、エミレーツアルミニウム（EMAL）からアブダビ、タウィーラ工業地帯におけるEMALアルミ製錬所フェーズⅡ向け大気汚染防止設備を供給する契約を獲得した。Alstomはこの製錬所のガス処理プラント2基とヒューム処理プラント１基の設計・エンジニアリング・供給・据付・試運転を担当する。プラントは、2013年、2014年に稼働に入る予定で、製錬所から排出される腐食性ガスを捕捉、ろ過、再利用する。一方、サウジアラビアではHanwa Engineering and Constructionからヤンブー工業地帯のマラフィク発電所のフェーズⅡ向け海水排煙脱硫システムのエンジニアリング・供給・試運転の監督を請け負う契約を獲得した。フェーズⅡには、各276MWの蒸気発電設備3基が含まれる。Alstomの技術は海水と空気しか使わず、プラントから二酸化硫黄を90％除去する。1号機の完成予定は2013年10月で、プロジェクト全体は2014年1月には完了する見込み。Alstomは、イスラエルにおける835MWのTzafitガス焚き発電所に関し、Dalia Power Energies Ltdとおよそ3億3,000万ユーロ、約20年の運営・保守契約を締結した。これは、EPC方式で2基のガス焚きコンバインドサイクル装置(417MW)の建設に関し、AlstomとDalia Power Energiesの間で2011年6月に締結された契約に続くもの。今回の役務契約には、テレアビブの南東40kmに位置する2基のガス焚きコンバインドサイクル装置の運営・保守が含まれる。各装置は、Alstom製GT26ガスタービン、蒸気タービン、発電機、制御装置、熱回収蒸気発生器から成る。この発電所は、2014年に商業運転を開始する見込み。パリ交通公団(RATP)は、Alstom Transport、Bombardier Transport、AREVA TAから成るコンソーシアムへMF01地下鉄列車66台に関するオプションを行使した。金額は3億ユーロ超で、およそ2億ユーロがAlstom Transportの取り分。車両はパリの地下鉄9号線向けのもの。納入は、2013年5月から2016年8月にかけて実施される予定。今回の受注は、2001年7月にRATPがこのコンソーシアムへ発注した契約の枠組みに含まれていたもの。今回は3件目で最後のオプション行使となる。2006年7月には2号線向け44台、2007年11月には5号線向け50台に関するオプションが行使されている。

Alstom Gridは、オーストラリア最大の送電会社TransGridから、ニューサウスウェールズ州における3基の高圧変電所など、1億ユーロ近くになる2件の契約を獲得した。変電所は、中西部のWallerawangとシドニーの中心部Holroyd/Rockwood Roadに位置する。両プロジェクトは、2013年の引き渡しを予定している。Holroyd/Rockwood Roadプロジェクトは、7,000万ユーロ近くで、ガス絶縁変電所3基、気中絶縁変電所3基、空心リアクトル3基が含まれる。プロジェクト範囲には、設計、土木工事、建屋、補助変圧器、保安・制御システム、AC/DCシステム、通信システム、据付、試運転、検査が含まれる。一方、およそ3,000万ユーロのWallerawang 気中絶縁変電所プロジェクト(132kV)は、Orange変電所とWallerawang変電所の間におけるフィーダの改修に関するもの。Alstom Gridは、トルコのエネルギー大手Calik Energyから同社がイラクで建設する2基の発電所で設置される送電装置を供給する8,000万ユーロの契約を獲得した。この契約は、Alstom Gridにとってイラクでの過去最大の契約となる。契約には、GIS変電所や電力変圧器の供給が含まれるが、イラクで10,000MWを超える発電容量の増設を目指す電力省のメガディールプロジェクトの枠組みで締結された。Al-Khairatガス焚き発電所、Nainawaガス焚き発電所から電力を送るためにAlstom Gridが供給する変電所および関連機器が完成すると、2,000MWの発電容量増設分の送電により、この地域の発展に貢献する。プロジェクトの試運転は2012年6月で、第2期は2012年10月を予定している。カザフスタンのAstana LRTは、Alstomを中核とするコンソーシアムへ契約を発注したことを明らかにした。Alstomとそのパートナーは、アスタナへ近代的で高性能な都市システムをターンキー方式で供給する。Alstomが軌道敷設およびトラムの保守・格納用車庫の建設、電力供給システムの設置、信号・旅客情報機器の供給、27駅における設備や券売場の設置、車両の供給を担当する。カザフスタンのAlmaty Invest Stroi Project(AIS)が、道路、建物、駅、橋梁、高架橋など土木構造物を建設する。延長40kmのこのトラムには、高架路線が10ｋｍ以上含まれ、アスタナ国際空港と中央駅をアブダビ広場経由で接続し、駅の西側および東側の地区へも延びる。プロジェクトは3期に分けて実施される。車庫および16ｋｍの線路、8駅（アブダビ広場から国際空港まで）の建設は2011年に開始され、2014年の開業を目指す。中央駅を都心へ接続する8km、6駅は第2期で、東側の地区から駅に延びる区間（15km、13駅）が、その後続く予定。第1期で、AlstomはAstana LRTへ12台のトラムを供給する。1期の契約は、今年中には発効し、Alstomに3億ユーロ以上をもたらす模様。Alstomは、Hindustan Construction Company(HCC)とコンソーシアムを組み、インド、ウッタラーカンド州バギラティー川に1,000MWの可変速揚水発電所を設置する2億8,500万ユーロを超える契約をTehri Hydro Development Corporation(THDC)から獲得した。可変速技術を採用したイン ド 初 の 揚 水 発 電 所 となる。今回の 契 約 によるAlstomの取り分は、1億8,000万 ユ ー ロ程度。Alstomは、250MWの可変速タービン・発電装置を4セット、入口弁や制御・保護システムなどを供給する予定。ドイツのDB Regio AGは、AlstomへCoradia Lint列車を56台供給する3億2,500万ユーロ相当の契約を発注した。列車は、ケルン都市圏およびアイフェル地方における非電化路線で2013年12月に走行を開始する予定。Alstomは、ブラジルにおける3基のウィンドファームに関する建設・保守向けおよそ2億ユーロの契約 をBrasventos S.A.と 締 結した。ウ ィ ン ド フ ァ ー ムは、 リ オ グ ラ ン デ ド ノ ルチ州 に位置し、100,000を超える世帯の電力を賄える年間580,000MWhを発電し、年間300,000トン以上、二酸化炭素の排出を抑制する見込み。受注範囲には、ECO86風力タービンの供給・据付・試運転・長期サービスが含まれる。ウィンドファームにはAlstomのSCADAシステムが装備され、最適な運転・保守のためデータの取得が可能になる。Alstomは、イスラエルでTzafitガス焚き発電所(835MW)を建設する5億ユーロ近くのEPC契約をDalia Power Energies Ltdと締結した。このプロジェクトは、イスラエルのガス市場へのAlstomの参入を意味し、同国では最大の民間発電所となる。Alstomはこのプラントの運営・保守に関する20年契約も締結する予定。EPC契約には、417MWのガス焚きコンバインドサイクル装置2基の供給・建設、関連する土木工事、周辺装置、分散制御システム、開閉所装置が含まれる。プラントは、テルアビブの南東40kmに建設され、2014年の試運転を目指す。

ポーランドの長距離旅客輸送運営会社PKP Intercityは、高速列車20台の供給、最長17年間の保守、新しい整備場の建設に関し、6億6,500万ユーロ相当の契約を発注した。列車の納入は2014年に始まる予定。PKP Intercityは、ポーランド国内の既存路線、ワルシャワ～グダニスク～グディニャ、ワルシャワ～クラクフ、ワルシャワ～カトヴィツェでこれらの列車を走行させる予定。7両編成の列車は、最高時速250kmで走行し、最大402人の乗客を輸送可能。列車はイタリア、サビリアノ工場で製造される。Alstomはワルシャワで新たに建設される12,000㎡の整備場で、17年間この列車の保守を担当する。Alstomは、ペルーのリマ市へ19台のMetropolis列車の供給に関する合計１億3,000万ユーロの契約を獲得した。Proinversionがペルー初となる地下鉄路線の運営・保守に関する30年間の事業権契約 を コ ン ソ ー シ ア ム GYM Ferrovias S.A. へ 発 注 し た 。 こ の 路 線 は 、 Villa El Salvador、Avenida Grau、San Juan de Luriganchoを通る。Alstomはこのコンソーシアムへ５両の客車から編成される19台の列車を供給する。列車は2012年終わりに納入が始まり、2013年には試運転が実施される予定。この地下鉄路線は、延長およそ34kmで、26駅を擁し、リマの北郊から南郊を接続する。地下鉄網は最終的に、７路線が整備される可能性がある。Alstom Gridは、Tres Amigas LLCから米国ニューメキシコ州のスーパーステーションプロジェクトの第1期に関し、高圧直流変換器、オートメーション技術および高可用性システム保守サービスを提供するおよそ1億5,000万ユーロ相当の契約を獲得した。スーパーステーションは、送電の拠点となり、アメリカの主要な送電網（Eastern、Western、Texas）を最終的には相互接続し、地域間での再生可能エネルギーの輸送を促進する。電力網の信頼性、送電効率、容量を強化するだけでなく、スマートグリッド、スーパーステーションは風力や太陽光、地熱といった断続的な電力源を利用する際の安定性を確保する。今回の契約の下、Alstom Gridはスーパーステーション向け750MW、345kVの直流コンバーターを供給する。送電線接続に関するエンジニアリング設計は現在進行中で、2012年に建設が始まり、2014年の商業運転を目指す。Alstom Grid は 、 変 電 所 5 基 の 拡 張 お よ び 2 基 の 新 設 に 関 し 、 Saudi Electricity Company(SEC)から2件の契約（合計5,700万ユーロ）を獲得した。Alstom Gridの担当範囲には、初期設計、調達・後方支援から試運転までのプロジェクト管理および電力変圧器（132kV）、コンデン サ ー バ ン ク 、 オ ー トメー シ ョ ン シ ス テ ム の 供 給が含まれる。拡 張される 変 電 所は、Dirab、Huraymila、Al-Hayit、Al-Rosanに位置する。新設される2基（132kV/13.8kV）は共にリヤドに位置するのもの。プロジェクトの完成は2012年12月の予定。合計でおよそ10億ユーロになるプロジェクトで、Alstomは東南アジアで初めての1000MW級超臨界石炭焚き発電所となるマレーシアのマンジュンへ主要発電設備を供給する6億5,000万ユーロを超える契約をTNB Janamanjung Sdn Bhdと締結した。この設備は単独としては、東南アジア最大で、マレーシアのおよそ200万世帯へ十分な電力を生産する。TNB Janamanjung Sdn Bhdは、テナガ・ナショナル(TNB)の子会社で、今回のターンキーEPC契約をAlstomとChina Machinery Import and Export Corporationのコンソーシアムへ発注した。この契約の下、Alstomは1000MWの蒸気タービン、発電機、超臨界ボイラー、補機に関するエンジニアリング・調達・建設・試運転を担当する他、分散制御システムや環境制御システムの供給・設置も請け負う。プラントは、2015年の稼働を目指す。Alstomは、台湾桃園に位置するHai Fuガス焚きコンバインドサイクル発電所に関し、独立系電力事業者であるEver Power IPP Ltd(EPIC)から運用・保守契約を延長された。15年の契約延長は、3億ユーロを若干下回る程度。この発電所（980MW）は、1996年建設されたもので、Alstom製GT24ガスタービンが合計4基設置された2ブロックから構成される。Alstomは、2001年以来、この発電所の運営・保守契約を担当してきた。Alstomは、クウェート市の南およそ80kmに位置するAz-zourガス発電所向けに排蒸気発電設備を増設する1億7,000万ユーロ近くの契約をAl Ghanim Internationalから獲得した。その効率を高めるため、既設のガス発電所へ排蒸気発電設備が増設される。800MWの現在の能力に、400MWが追加され、MW当たりの効率を 改善し、 排 出 を 削 減 す る。プ ラ ン トは2014年には完成す る予定。また、Alstomは予備部品の供給や修繕、技術顧問業務を対象とした8年の長期サービス契約も締結した。

Alstomと中国企業による合弁会社は、Beijing MTR Construction Administration Corp.から北京の地下鉄6号線向け駆動、信号システムを供給する合計1億4,000万ユーロの契約を獲得した。6号線は、北京で建設されている最長の路線で、42kmに27駅を擁し、市内を通り西部のWulujuと東部のTongzhouニュータウンを結ぶ。8両編成の列車が時速100kmで、3分おきに運行する予定。フェーズⅠの 開 業は 2012年の予定。 Shanghai Alstom Transport Electrical Equipment Co. ,Ltd.が512両（8両編成、64台）向けに駆動システムを供給する。また、CASCOが6号線向け列車制御・信号システムを供給する。Alstomは、シンガポール、ジュロン島でガス焚きコンバインドサイクル・コージェネレーションプラント(800MW)を建設する企業に、Sembcorpから選定された。プラントの建設は400MWずつ、2段階に分けて実施される。両フェーズに関するEPCは、およそ5億ユーロで、それぞれGT26ガスタービン、蒸気タービン、タービン発電機、熱回収蒸気発生器、集中制御システムなど、装置、機器一式を供給する。今回発注されたフェーズⅠ（400MW）は、金額3億ユーロ近くで、18年間の保守契約が含まれる。新設されるプラントは、電力を供給する他、石油化学、化学品製造産業へ蒸気を供給する。Alstomは、ブラジルのNorte Energiaと11,230MWの容量を備える予定の水力発電所、ベロモンテダム向け電力設備を供給するおよそ5億ユーロ相当の契約を締結した。ベロモンテプロジェクトは、ブラジル、パラ州のシングー川にダムを構える。Alstomは、611MWのフランシスタービン発電機14セット、小型のバルブ型装置6基に関し、ドイツのVoithやオーストリアのAndritzが参加するコンソーシアムの中核となる。Alstomは、14基の大型装置向けに7基のフランシスタービン、油圧機械装置、ガス絶縁変電設備を供給する。工期は8年で、フル稼働に入ると、3,500万人の電力需要を賄えるようになる模様。Alstom Transportは、米国で港湾局交通公社(PATCO)の保有車両の完璧な総点検を実施する1億4,000万ユーロ相当の契約を獲得した。これらの車両は、フィラデルフィアからニュージャージー州南部の郊外を走行しているもので、日々およそ40,000人の乗客を輸送している。PATCOの輸送システムには、120両の客車が含まれ、その多くは1969年の開業以来走行している。このプロジェクトの期間は2011年2月から5年。EDF Energies NouvellesとAlstomは、洋上風力プロジェクトに向けフランス政府が計画している 入 札 に 共 同 で参加す るための独占的契 約 に署名したこと を 発表した。今回の 合意は、EDF Energies Nouvellesおよびそのパートナーが開発し、Alstomの風力タービンが設置される洋上ウィンドファームの建設に関するもの。両社は、2020年までにフランスで6,000MWの洋上風力発電容量を設置しようとするフランス政府の目標を達成するのを支援する。Alstomは6MWの風力タービンを独占供給する。ポワトゥー＝シャラント地方とオーベルニュ地方は、地域列車をそれぞれ10台、12台供給する1億2,500万ユーロ近くの契約をAlstomへ発注した。オーベルニュ地方はAlstomの列車を37台、ポワトゥー＝シャラント地方は、18台の列車をすでに運行している。今回の受注は2010年第3四半期の実績として計上された。これは、フランスの地方が資金を調達し、2009年10月にSNCFと締結された契約の一部で、これまでに164台の列車が発注され、フランスの様々な地方へ供給される。納入は2013年に始まり、2015年半ばに完了する予定。AlstomとSchrader Camargoのコンソーシアムは、Endesaの子会社Emgesaと、El Quimbo水力発電所（400MW）向け電気機械設備の供給・組立に関する契約を締結した。Alstomは、このプラント（200MWx2）向け電気機械設備の納入を担当する。フランシスタービン・発電機など主要装置は、ブラジル、サンパウロ州にあるAlstomの工場で製作される。1号機は、2014年8月、2号機は、2014年10月に試運転が計 画されている。サ イ トは、ボゴタ の 南 およそ350km、El AgradoおよびGigante。Alstomは、フランスにおけるEDFの原子力施設の一部に関する、リハビリ、保守向け3億4,000万ユーロの受注を獲得した。この契約の下で、Alstomは900MW、1300MWの発電機向け固定子、900MWの発電機向け回転子、900MWの蒸気タービン向け回転子を供給する。

14台の二階建て高速列車の供給に関する4億ユーロ近くの契約が締結された。車両は、2015年12月に商業運転に入る予定で、モロッコ北部、タンジェ～カサブランカ間を走行する。車両はタンジェ～ケニトラ間を、時速320kmで、ケニトラ～カサブランカ間を時速160 kmか220kmで走る模様。この路線の開業で、タンジェ、カサブランカ間の所要時間は、現在の4時間45分から、2時間10分へ短縮され、年間最大1,000万人の乗客を輸送することができる。各列車は8両編成で、533人の乗客を輸送できる。Alstomは、水力、火力、原子力発電および送電の分野においてロシアの電力産業向け発電設備、役務を共同で供給するため、ロシアの大手エネルギー会社と戦略的協定に調印した。Alstomは、今回の合意を通じ、ロシアのインフラ開発に向けた主要パートナーになるという戦略を固める。ロシアのプーチン首相やフランスのフィリョン首相、ロシアエネルギー相、Alstomの会長兼CEO、Alstom Powerの社長の出席の下で、合意書に調印された。ロシアは、2020年までに水力発電を60％、2030年までには2倍に引き上げる予定。また、建設中の大型原子炉6基、更新が計画される7基のプラントを含む新しい原子力プログラムを開始した。合計で少なくとも9.8GWとなる10基の原子炉が2016年までに、さらに21.7GWが2020年までに設置される予定。ロシア政府は、既設の火力発電所の改修、閉鎖、更新によるエネルギー効率改善にも重点的に取り組む意向。Alstom、Electren、CYMIのコンソーシアムは、スペインの鉄道網管理会社ADIFとマドリッドーレバンテ間の高速鉄道路線の一部へ変電所を供給する4,130万ユーロの契約を締結した。この路線は955kmで、マドリッド、クエンカ、アルバセテ、バレンシア、アリカンテ、カステリョン、ムリシアを接続する。第１期（マドリッドークエンカーアルバセテーバレンシア間438km）は2010年中に開業する予定。今回の作業は、アルバセテ、アリカンテ、バレンシア間、239kmで実施され、契約には3基の変電所(2x25kV)、18基の単巻変圧器、遠隔制御の供給・設置が含まれ、4年間の保守も請け負う。Alstomは、ポーランドのBelchatow発電所(4,460MW)の6ユニット（7号機から12号機）を更新する。この発電所を保有・運営するPGE Gornictwo i Energetyka Konwencjonalna S.A.と締結した2件の契約は、およそ１億4,000万ユーロ。1件目の契約は、6ユニットのタービン設備の更新に関するもので、Alstomは高圧・中圧タービン、補機、タービンコントローラー、バイパスシステム、ヒーター改修、計装制御装置に関するエンジニアリング・調達・据付を請け負う。更新が完了すると、各ユニットの出力を20MW高める模様。2件目の契約では、これらのユニットの電気集塵装置の更新を行う。AlstomとBombardierは、Societe de transport de Montreal(STM)と、1966年から走行しているMR-63車両と交換される468両の地下鉄車両(9両編成52台)を供給する契約を締結した。契約金額はおよそ8億6,400万ユーロで、そのうちBombardierの取り分は5億1,900万ユーロ、Alstomの取り分は3億4,500万ドル。車両の設計・製造・最終組立は、ケベック州にあるBombardierの施設で実施される。最初の試作品は2013年6月に到着し、その後、受注車両が2014年2月から2018年9月にかけて納入される予定。Alstomは、Keppel Marilimau Cogen(KMC) Pte Ltdからシンガポールに800MWの発電所を新設し、保守を担当する企業に選定された。プロジェクトのフェーズⅠに関する受注は、およそ3億2,000万ユーロで、400MWのガス焚きコンバインドサイクル設備の建設に関するEPC契約および18年間の保守契約が含まれる。フェーズⅡにも、400MWのコンバインドサイクル設備が含まれ、2011年に計上される模様。両設備が完成すると、同社の発電能力は1,300MWへ引き上げられる。EPC契約の下、Alstomは各設備向けGT26ガスタービン1基、蒸気タービン1基、熱回収蒸気発生器1基を含む発電所全体および関連機器一式を供給する。Alstomは、Kusile発電所において南アフリカで初めてとなる湿式排煙脱硫(FGD)装置を建設する1億6,000万ユーロ近くの契約を獲得した。Alstomは、この発電所における6基の石炭焚きボイラー(800MW)向け6基のFGD設備に関するエンジニアリング・供給・据付を担当する。ボイラーで発生する硫黄酸化物の90％以上を除去し、同発電所をサハラ以南のアフリカで最も環境に優しい石炭焚き発電所にする。契約は2010年度第2四半期に計上され、Cosira社とのコンソーシアムで実施する予定。

Alstom Hydroは、ロシア最大の発電会社RusHydroと、ロシアにおける水力発電産業の発展に向けた覚書(MOU)に調印した。このMOUでは、両社が揚水発電プラントを含む稼働中の水力発電所数基に関する改築・改修の他、最適化、保守における協力の可能性を検討することが決定された。最初のプロジェクトとして、AlstomとRusHudroは、ロシア南部にけるKubanski水力発電施設の近代化やZelenchunkの新しい揚水発電所(2x70MW)に関し、いかに協力ができるかを検討することで合意に至った。Alstomは、中国のDong Fang Electric Limited(DECL)から中国における3基の原子力発電所向け6件の蒸気タービン発電機パッケージ（1,000MW）に関する機器供給・役務、およそ1億ユーロの受注を獲得した。対象となるのはNingDeフェーズⅡ（3号機、4号機）、FuQingフェーズⅡ（3号機、4号 機 ） 、TianWanフ ェ ーズⅢ（5号 機 、6号 機 ）。China Guangdong Nuclear Power Co. (CGNPC)、China National Nuclear Corporation(CNNC)が、DECLと蒸気タービン発電機パッケージの設計、製作、供給に関する契約を締結したのに続き、今回の発注が行われた。3件のプロジェクトで採用されたAlstomの設備は、2010年9月20日に商業運転を開始したLing AoフェーズⅡの1号機を基にするもの。パッケージには、GIGATOP 4タービン発電機、湿分分離加熱器（MSR）、復水器、低圧加熱器、蒸気タービンが含まれ、設計をAlstomが担当し、DECLと共同で供給する。Alstom GridとWeserWind GmbH Offshore Construction Georgsmarienhutteのコンソーシアムは、洋上高圧変電所の建設・電力網への接続に関するターンキー契約を獲得した。発注元はEnBW Erneuerbare Energien GmbHで、バルト海、リューゲン島の北およそ30kmに位置するEnBW Baltic 2ウィンドファーム（288MW）向け変電所（155/33kV）の建設・設置・接続に関するもの。供給範囲には、電力変圧器、高・中圧ガス絶縁開閉装置、補助電力供給装置、変電所オートメーション・保護・制御装置が含まれる。洋上での試運転は2012年6月の予定。Alstomは、 中 国 のCNR Corporation Ltd(CNR)、Shanghai Electric Group Co., Ltd.(SEC)と戦略的に提携し、共同で大量輸送システムの新しい市場を開拓する覚書に調印した。今回の合意の下で、AlstomはCNR、SECと共に、既存の合弁会社Shanghai Alstom Transport Co., Ltd.(SATCO)とShanghai Alstom Transport Electrical Equipment Co., Ltd.(SATEE)の能力、競争力を向上させる。また、両合弁会社による大量輸送プロジェクト向け車両や鉄道けん引システムの開発を加速させる。今回の提携の長期的な目標は、SATCOとSATEEへ中国市場および目標とする輸出市場向けに新しい都市輸送システムを設計、建設、商業化することを可能にすること。Chennai Metro Rail Limitedは、Alstom Transportとインド、チェンナイの地下鉄へ168両の車両を供給する2億4,300万ユーロ相当の契約を締結した。この契約には、さらに16両の車両に関するオプションも含まれる。最初の納入は2012年末の予定。車両の供給の他、Alstomは新しい列車へ自動列車防護装置（ATP）、自動列車運転装置（ATO）向け信号システムも装備する予定。チェンナイの地下鉄プロジェクトは2007年に開始され、フェーズⅠは相互に接続された2本の路線から構成される。32駅を擁し、45kmを超える。一日当たり500,000人を超える乗客を輸送する能力を備える計画。プロジェクト全体は2014－2015の完成を目指す。Alstomは、４両編成の列車を42台供給する予定。列車の最高時速は80km。Alstomは、スペインのIberdrola Renovablesの子会社Scottish Power Renewables(SPR)からスコットランドのWhiteleeウィンドファームで217MW増設し、539MWにする2億ユーロ超の契約を獲得した。この契約の下で、AlstomはECO100風力タービン（3MW）を100基、ECO74風力タービン（1.67MW）を6基設置し、2012年5月のフル稼働を目指す。なお、今回の契約には供給、輸送、据付、試運転、運営・保守も含まれる。このウィンドファームは、300,000世帯以上の電力消費を賄い、840,000トンの二酸化炭素の排出を抑制する模様。英国は、2020年までに、電力の最大35％を再生可能資源から発電する計画で、その大半は風力エネルギーとなる模様。そのため、現在の3GWから、さらに14GWの風力発電能力を必要とする。その他、AlstomとIberdrola Renovablesは、2011年にスペインで100MW（60ｘ1.67MW）を、さらに2012年には49MW(29x1.67MW)を設置することでも合意に至った。

Alstomは、イラクの電力インフラの整備・近代化に関し、石油・電力相と覚書（MOU）に調印した。これは、3件の大型プロジェクトを対象とする。1件目は、イラク南部、Bassorahにおける発電所のターンキー方式での供給に関するもので、エンジニアリング・調達・建設が含まれる。この発電所は、 3 基 の 石油焚 き蒸気 装 置 （各 400MW ）から構成される。また、この プ ロ ジ ェ ク ト には、400kV、132kVのガス絶縁変電所(GIS)の供給も含まれる。2件目は、3基のGT13Dガスタービンから構成されるNajafのガス焚き発電所(180MW)のリハビリに関するもの。3件目は、イラクの複数のサイトにおける400kVのGIS、132kVのGIS、空気絶縁変電所(AIS)の供給・監督に関するもの。Alstomは、インド、アンドラプラデシュ州、東ゴダバリにおけるJegurupaduⅢコンバインドサイクル発電所において、2基の装置を建設する、合計でおよそ4億5,000万ユーロになる契約をGVK Industriesから獲得した。EPC契約と長期保守契約が含まれる。１号機に関するEPC契約は、2010年第3四半期の実績として、2号機に関しては、政府の承認が得られた後に計上される。EPC契約の下で、AlsomはそれぞれAlstomのGT26ガスタービン、蒸気タービン、発電機、熱回収蒸気発生器から構成される２ユニットの設計・製作・供給・据付・点検・試運転の他、土木工事、周辺装置を担当する。長期役務契約の下では、試運転後の保守業務において、GVKを支援する。2013年から試運転が実施される２ユニットの出力は、合計800MW。Alstomは、ブラジルのDesenvixと、バイーア州に90MWのウィンドファーム施設を建設する1億ユーロ相当の契約を締結した。この施設は3基のウィンドファームから構成される。Alstomがブラジルの風力市場で契約を獲得するのは今回が初めてで、第1四半期の実績として計上された。今回の契約の下で、AlstomはECO 86型風力タービン(1.67MW)を57基供給する。その主要部材はスペインおよびブラジルで製作され、各ウィンドファームで組立られる。試運転は2011年7月の予定。AlstomとTransmashholding(TMH)は、EP20電気機関車の主要部材のロシアにおける設計・製作に関する契約を締結した。この契約は、ロシア国鉄(RZD)がTMHへ1カ月前に発注した200台の旅客機関車に関する10億ユーロの注文を履行するため、AlstomとTMHがいかに協力するかを明示するもの。今回の契約におけるAlstomの取り分は4億5,000万ユーロ。機関車の製作はAlstomの技術支援を受け、TMHによってノヴォチェルカッスクで行われる。さらに、部材の製作を担当する合弁会社が間もなく設立され、Alstomの最新技術に基づき、EP20機関車向けにトラクションドライブを製作する。ストックホルム広域圏で通勤列車を運行しているStockholmstagは、Alstom Transportへ135台の郊外列車の保守に関し、1億700万ユーロ相当の５年契約を発注した。この契約では、Alstomが供給した71台のCoradia Nordic列車と2012年に納入を予定している12台のCoradia Nordic列車の保守が対象となる。また、ASEAが製作した52台の旧式通勤列車の保守も含まれる。ストックホルムの公共交通機関SLは、Alstomに12台のCoradia Nordic郊外列車を発注した。これらの列車は、ストックホルムとウプサラ間の路線で使用される。6両の客車が連結された電車で、最高時速160kmで走行できる。列車は、ドイツ、ザルツギッターで設計・組立が行われ、駆動装置や補助コンバーターはそれぞれ、フランスのタルブとベルギーのシャルルロアで製造される。列車の納入は2012年の予定。Alstomは、Eskomの火力発電プラント、Kusileのオートメーションに関する9,000万ユーロ相当の契約を獲得した。Alstom Powerが最新型のALSPA®シリーズ6分散制御システム(DCS)に関するエンジニアリング・供給・据付を担当する。ALSPA®シリーズ6分散制御システム(DCS)は、発電所のすべての部分の安定的かつ安全な制御を保証するもの。このシステムには、タービンや発電機、周辺装置向け制御装置が含まれる。アムステルダム市は、Alstom Transportへ合計で2億ユーロ近くになる23台の地下鉄列車を発注した。今回の契約には、現在建設中の南北線向け列車を供給するオプションも含まれる。列車は2012年春に納入が開始される予定。全車両は、アムステルダムの既存地下鉄路線向けで、2012年末には商業運転を開始する予定。各列車は最大６両編成で、116m。960人の乗客を収容できる。最高時速は80km。

今回の受注は、2009年10月27日にSNCFと締結した契約の枠組によるもの。最初の契約には、100台のCoradia Polyvalent列車の供給に関する8億ユーロ相当の確定分が含まれていた。Alstomは、スロベニアの国営電力会社Termoelektrarna Sostanj d.o.oからスロベニア北東部のSostanjにおける石炭焚き蒸気発電プラント(600MW)の建設に関するおよそ7億ユーロの契約を獲得した。この契約の下で、Alstom Powerは新設される６号機向けに蒸気タービン発電機、水・蒸気循環系、ボイラー、ALSPA分散制御装置から構成される電力設備一式を供給する。新設されるプラントは2014年中には稼動に入る予定。Alstomは、南アフリカのEskomと世界最大の石炭焚き発電所Medupi向けに計装制御装置を供給する1億ユーロ超の契約を締結した。また、AlstomはKusileプラントに同様のシステムを設置する1億ユーロのオプションもEskomへ提供した。MedupiとKusileは現在建設中で、世界最大の乾式冷却石炭焚き発電所となる。それぞれの出力はおよそ4,800MWで、Alstomのタービン・発電機（790MW）6基によって動力を供給される。今回の契約の下で、Alstomは分配制御システム、計装装置のエンジニアリング・供給・据付を請負う。モロッコ、カサブランカにトラムを建設するCasa Transportsは、74台のCitadisトラムの供給・保守に関し、Alstomを選定した。この契約にはおよそ1億2,000万ユーロの確定分が含まれる他、追加車両の供給に関するオプションや15年間の保守も含まれる。確定分およびオプション、保守を含む契約総額は、1億9,000万ユーロを超える。車両は、契約発効後24ヶ月で納入が開始され、2012年12月に商業運転を開始する予定。街を東西に走る30kmの路線を走行し、一日あたり250,000人の乗客を輸送する見込み。Alstomは、Grosskraftwerk Mannheim AGへドイツ、バーデンウュルテンベルク州のMannheim発電所向け新しいボイラー・タービン装置を供給する、合計でおよそ4億5,000万ユーロになる2件の契約を締結した。新しい設備は900MWを超える電気出力を備え、60万世帯に相当するRhein-Neckar地方の電気の25％を供給する。2013年に予定されている新しい装置の試運転後に運転を停止する既存の３号機、４号機（各220MW）と交換される。Grosskraftwerk Mannheimは電気の他、最大1000MWの熱を生成する1675MWの石炭焚きコージェネレーションプラント。プロジェクト向け装置には、蒸気タービン、タービン発電機、復水器の他、SCR、プレヒーターなどのボイラー設備が含まれる。Alstomは、蒸気タービン発電機およびボイラー設備双方に関し、現場への機器の輸送、据付、試運転、性能試験も担当する。Alstom Hydroは、スイスの揚水システム向け4基の250MWの可変速｛かへんそく｝ポンプタービン・電動発電機を供給する1億7,800万ユーロ相当の契約を獲得した。このプラントの1,000MWの発電能力は、およそ100万世帯へ十分な電力を供給することになる。Kraftwerke Linth-Limmern AG(KLL)とのこの契約は、第2四半期の受注実績として計上され、設計・エンジニアリング・製造・据付・点検・試運転・訓練が対象となる。2015年までに供給される機器は、スイス東部グラールス州に新設されるLimmern施設に設置されるもの。今年、Alstomがスイスで締結した可変速揚水発電所向け契約はこれで2件目となる。フランス国鉄SNCFは、Alstomへ2013年から2021年にかけての車両の近代化および増強に向け、次世代一階建て地方列車を発注した。この契約には、100台のCoradia Polyvalent列車の供給に関する8億ユーロ相当の確定分が含まれる。客先がすでに実行を表明した35台に関するオプションにより、契約金額は10億ユーロに上るだろう。最終的には、2021年までに、Coradia Polyvalent列車1,000台 、 およそ70億 ユ ー ロ に達す る可能性がある。最初の100台は2013年に納入が開始され、2015年には完了する予定。Alstomは、発電設備に関し、中東で1億ユーロ近くになる契約を獲得した。ヨルダンのSamraⅢガス焚き発電所に関しては、韓国のコントラクターHanwha Engineering & Constructionへ主要機器を供給する。Alstomは、2基のGT13E2ガスタービン、発電機、補助装置の設計・供給・据付監督を請負う。Samra Ⅲ（285MW）が完成すると、この発電所全体の容量はおよそ900MWになり、ヨルダン最大となる。

Alstomとカナダの電力会社TransAltaは、カナダ政府やアルバータ州政府、独立系電力事業者のCapital Powerと共同で、カナダにあるTransAltaの石炭焚き発電所に大型の二酸化炭素捕捉・貯留(CCS)実証施設の建設に向けた協力関係を構築することを明らかにした。このプロジェクトには、カナダ政府やアルバータ州政府が5億ユーロ以上の資金をするが、温室効果ガスの捕捉を前進させる大きな一歩となる。Project Pioneerという名のプロジェクトは、Keephills 3発電所に位置し、Alstomの冷却アンモニア法を採用する。この実証プロジェクトは、年間およそ100万メートルトンの二酸化炭素を捕捉することができる模様。この規模で二酸化炭素を捕捉し、貯留できるプロジェクトは世界で初めて。Alstomは、分岐器モーターの製造とカザフスタンの首都アスタナ向けトラムシステムの供給を対象とした2件の協力協定を締結した。これらの協定は、サルコジ大統領のカザフスタン訪問中に開かれたビジネスフォーラムの枠組の中で締結されたもの。まず、信号分野でカザフスタン国鉄(KTZ)と締結した協定は、分岐器モーターの供給に向けた協力を構築するもので、機器の現地製造に向けた合弁企業を設立することになる。また、アスタナ市長とはトラムの建設に関する協力文書に調印した。この契約は、公共工事や電気機械部分（車両の供給、線路の敷設、カテナリーの据付、電気・機械システム/サブシステム一式の供給を含む電化工事）、長期保守を対象とするF/S調査を実施するもの。ブレスト市とディジョン市は、合計で1億ユーロを超える52台のCitadisトラム車両を供給する企業にAlstomを選定する決定を明らかにした。ブレストは20台、ディジョンが32台を受け取る。各トラム車両は長さ32mで、バス３台分に相当する200人を越える乗客を輸送できる。自動車での移動に比べ４倍速く、発生する騒音もおよそ５デシベル抑えられる。また、環境保護にも98％がリサクル可能であるばかりでなく、従来のトラムより10％少ないエネルギーしか消費しない。ブラジリアは、Alstom、TC/BR、Mendes Jr、 Viaが参加するコンソーシアム、Bastramとトラムプロジェクトの第1期に関する契約を締結した。この事業におけるAlstomの取り分は、およそ1億4,000万ユーロ。プロジェクトには、16台のCitadisトラムの供給と8kmの軌道の建設が含まれる。ブラジリアは、ラテンアメリカで初めて近代的なトラムシステムを備えた都市となる。ブラジリアへ供給されるトラムは、一台当たり400人を超える乗客を輸送できる。Alstomは、電力系統や通信装置、切符販売システムも供給する予定。Alstom Transportは、ブラジリアの地下鉄網向け48両の車両供給および信号システムの近代化に関する1億1,000万ユーロ相当の契約を獲得した。新しい車両および信号システムにより、一日当たり300,000人以上を輸送できるよう、輸送能力は２倍へ引き上げられ、運行頻度も現在の4.5分おきから３分おきに改善される。Alstomが供給するのは、Metropolis車両４両から編成される12台の列車で、サンパウロで製造され、2010年から納入が開始される計画。また、Alstomはこの新しい車両へ自動列車運転用信号システムを装備する。このシステムは、現在使用している20台の列車や全長、全駅にも設置される予定。AlstomとE.ON Beneluxは、ロッテルダムのマースフラクテ発電所の新しい化石燃料焚き発電設備向け蒸気タービンを供給する契約に調印した。新設される設備は、既存の設備と同様にバイオマスも一緒に焚くことができる模様で、炭素回収装置を後で据え付けるよう設計される。Alstomは1110MWの蒸気タービン発電機パッケージを供給する他、現場への輸送、据付、試運転を実施する。熱効率は46％で、環境パフォーマンスを大幅に改善する。マースフラクテの新しい発電設備は2013年から商業運転を開始する予定。フランス、モンペリエ都市圏共同体は、3本目のトラム線を走行するCitadis列車を供給する企業にAlstomを選定する決定を発表した。Alstomは、2000年、2006年に開業した1号線、２号線向けに機器を供給している。今回の契約は合計1億1,700万ユーロ。設計調査、縮尺モデルの建造、23台のCitadisトラム列車の製作を対象とした6,500万ユーロの確定受注が含まれる。また、さらに12台の列車および正式に受注した23台の列車に関する10年間の保守サービスに関する条件付き契約も含まれている。3本目のトラム 線は、この地域の西部と南部を結ぶ路線で、延 長22.4km、32駅を擁し、2012年の開業を目指す。

Deutsche Bahn Regio AGは、AlstomとBombardierへ83台のET430型電車に関する合計4億5,200万ユーロ相当の契約を発注した。そのうちAlstomの取り分は1億1,200万ユーロ。この契約には最大でさらに83台の電車に関するオプションも含まれる。列車はシュトゥットガルト市および郊外の鉄道網における6路線を走行し、日々およそ330,000人の乗客を輸送する予定。車両の製造はザルツギッターにあるAlstomの工場やHenningsdorfにあるBombardierの施設で実施され、2012年2月から12月にかけて納入される予定。ET430型電車はそれぞれ４両編成で、一台あたり最大494人を輸送できる。最高時速は140km。Alstomは、スイスCanton ValaisのFinhaut近くで新設されるNant de Drance水力発電所へ変速揚水発電設備を装備する1億2,500万ユーロの契約を獲得した。Alpiq、Forces Motrices Valaisannes(FMV)、スイス国鉄(SBB)によるこのプロジェクトでは、スイスで初めてこの種の技術が採用される。発電能力628MWを備えるこのプラントは、平均して600,000を超える世帯の電力消費を賄うようになる。Alstomは157MWのフランシスタービン4基、170MVAの同期電動機・発電機を4基、その他主要装置を供給し、現場での納入、据付、監督、試運転も担当する。機器は2017年まで納入される予定。土木工事は2008年に開始されている。Alstomは、RWE npower plcからウェールズのペンブロークシャーでガス焚きコンバインドサイクル発電所をフルターンキー方式で設計・建設するおよそ10億ユーロの契約を獲得した。出力約2,000MWのこの新規プラントは、この種の発電所としては英国最大で、最高水準の効率を誇る。およそ300万世帯へ電気を供給することが可能となる。この発電所は以前、石油焚き発電所があったサイトに建設される。5基のAlstom製GT26タービンや付随する主要部材が装備される。5基の単一軸コンバインドサイクル発電設備には、GT26ガスタービン1基、三重圧熱回収蒸気発生器1基、再熱蒸気タービン1基、TOPGAS水素冷却発電機1基、プラント制御システムがそれぞれ含まれる。RATPは、AlstomとBombardierのコンソーシアムへ60台のMI09二階建て列車に関する正式契約を発注することを明らかにした。Alstomが合計9億1,700万ユーロの契約のうち70％を担当し、同社の取り分は6億4,000万ユーロとなる。この契約には電車の追加供給に関するオプションも含まれる。車両はRER A線向けで、1階建てのMＩ84車両と交換される。長さ110mの列車は５両から編成され、最高時速120kmで走行で き る。列 車 の納入は2010年末に 開始され、2011年中 の 運行開始を目指す。Bombardierは５両編成の中間車両３両を供給する。ポーランド最大のエネルギーグループPGEは、Alstom Powerと出力4,440MWを備えるBelchatow発電所、６号機の改修に関する契約を締結した。Alstom Powerは、出力、経済効率、安全性を高めることのできる近代的設備を供給する。契約金額はおよそ1億6,000万ユーロ。改修により、窒素酸化物の排出は50％、二酸化炭素は年間400,000トン以上削減され、出力は20％引き上げされる。さらに、装置の寿命は20年間延長される。近代化の範囲には、ボイラーや補機の改装、タービンの高圧・中圧部分の交換、新しい高圧加熱器の設置が含まれる。Alstomは、RWE Power AGから、オランダのEsmshaven発電所へ最先端ボイラーを2基供給する約5億ユーロ相当の契約を獲得した。新しい無煙炭焚き装置により、300万を超える世帯へクリーンかつ信頼性のある電力を供給し、これまでのシステムに比べ、年間およそ250万トン程度、二酸化炭素の排出を削減する。2013年に完成すると、800MWのボイラーは超超臨界圧蒸気で稼動する。約47％の効率を達成するこれらの装置は、同じ電力を発生するために、以前の発電に比べ20％少ない石炭で済み、大幅に二酸化炭素などの排出も削減する。また、最大で10％までバイオマスを一緒に焚くよう設計される。Alstomは、南アフリカの電力会社Eskomと同国唯一の原子力発電所であるクーバーグ原子力発電所における970MWの装置2基の低圧タービンの改修に関する約1億2,500万ユーロの契約を締結したことを明らかにした。この改修により、発電所の出力は65MW以上引き上げられる他、プラントの寿命も延長される。予定されている燃料補給のための停止期間中に改修も実施され、発電を中断する可能性を減らす。

Alstom Transportは、オーストラリア南東部ビクトリア州へ20台のX Trapolis郊外電車をメルボルン都市圏向けとして追加供給する1億7,000万ユーロ相当の契約を獲得した。今回の受注は、2008年1月に18台のX Trapolis列車に関し締結した契約のオプションの一部。このオプションの実行により、ビクトリア州に納入される電車の数は38台（６両編成）に増加した。新しい列車の納入は2010年最終四半期に開始される。6両編成の列車は、Alstomが製作し、2002年以来運行されている、メルボルン市の保有車両、X Trapolis電車（３両編成）58台に追加される。Alstom Transportは、シンガポール陸上交通庁（LTA）から、シンガポール島北西部、東部を中心部のビジネス街やマリナベイへ接続する地下鉄ダウンタウン線向けに線路を供給する１億2,000万ユーロ相当の契約を獲得した。契約には、７０kmの線路および750　VCC第三軌条の設計、機器の供給、据付およびダウンタウンラインの検査、試運転が含まれる。契約は3期に分けて実施されるこのプロジェクトの第1期、第2期向けで、それぞれ2013年、2015年に完了する。また、既存の南北線の延長も含まれる。2008年 6月に 発表されたオ ラ ン ダ の Essent と の 合意に続き 、 Alstomはオ ラ ン ダ 南 東部、MaasbrachtでClaus BのリパワーリングおよびClaus Cの建設に関する着手指示(NTP)を受けた。これにより、GT28技術を基礎とする1,280MWのコンバインドサイクル発電所ができる。このNTPは長期運営支援・保守契約も対象とする。これらのプロジェクトの受注総額はおよそ10億ユーロで、2008年度第3四半期の実績として計上される。この契約の下で、Alstomは既存の設備の横にClaus Cを設計・建設し、3基のGT26ガスタービンやTOPAIRタービン発電機、熱回収ボイラー、分散制御システム、補機を含む主要部材を供給する。また、Claus Bの640MW蒸気タービンを改修し、コンバインドサイクルへ統合する。Alstom HydroはEnerjisa Enerji Uretim ASとトルコ南部アダナ県、Seyhan川、Goksu川に建 設される 3 基 の 新しい水 力 発 電 所 向 け に 機器を 供 給 す る 契 約 を 締 結した。完成す ると、Kavsakbendi(3x61MW)、Kopru(2x74MW)、Menge(2x43MW)の発電所は合計出力417MWで、年間およそ1,200 GWhを発電する。契約総額は約１億ユーロで、そのうち7,000万ユーロ超がAlstom Hydroの取り分。同社はタービン・発電機の設計・供給・輸送・監督・試運転を担当し、パートナーであるGESが周辺装置および機器の据付を請負う。商業運転は2010年から2011年にかけて開始される予定。Alstom Hydroはジラウ水力発電所向け装置の一部を供給する3億ユーロ超の契約を獲得した。これには、バルブタービン・発電機が含まれる。ブラジル北部ポルトベーリョ市から135kmに位置する、この水力発電所は最大3,300MWを発電し、2012年に運転を開始する予定。今回の契約は2008年度第4四半期の実績に計上される。Alstomを中核とするコンソーシアムはバルブ発電設備（28x75MW）の設計・製作・供給を請負う。そのうち、Alstom Hydroが10基のタービン、17基の発電機、28台すべての調速機、監視システム、バスバーなど、契約の48％相当を供給する。また、今回の契約には据付・試運転監督も含まれる予定。スウェーデンの鉄道車両会社AB Transitioは、スウェーデン北部の公共交通機関Norrtag ABと南西部Vastra Gotaland地方のVasttrafik ABが使用する23台のCoradia Nordic列車に関する1億4,800万ユーロを発注した。Norrtag向け列車は新路線Sundsvall-Umea、Umea-Luleaおよび既存の路線Sundsvall-Ostersund-Storlien、Lulea-Kirunaで使用される。これは、スウェーデン北部における鉄道整備10カ年計画の一部。Vasttrafik向け列車はKungsbacka-Gothenburg-Alingsasの路線を走行する。列車は４両が連結された電車で、最高時速180km。2010年秋までには納入される予定。AlstomとPGE Elektrownia Belchatow S.A.は、ポーランド、ベルカトフ発電所における炭素捕捉・貯留(CCS)技術の開発、実施に関する覚書(MOU)に調印した。第１期では、Alsomtがこの発電所の既存12号機で炭素捕捉パイロットプラントの設計・建設を請負う。このプラントはAlstomのアミン技術を採用し、年間100,000トン近くの二酸化炭素を回収する模様で、2011年半ばの運転開始を予定している。第2期では、AlstomとPGEは、現在、Alstomが建 設を進めている亜炭焚き 装置(858MW)が排出する二酸化炭素を回収するためより規模の大きなCCSプロジェクトを建設する。プラントは2015年までには稼動に入る予定。

Alstomは、アルジェリア北西部、Tergaに位置するSharikat Kehraba Terga発電所向け20年の長期保守契約（3億1,700万ユーロ相当）をアルジェリアの保守管理会社SPAと締結した。契約範囲には、3基のGT26ガスタービン、蒸気タービン、発電機、補機向け部品および管理など保守業務が含まれる。この発電所(1200MW)向けEPC契約は2007年12月にAlstomへ発注されており、2011年の商業運転を目指している。長期保守契約の履行はプラントが商業運転に入った時点で始まる予定。AlstomとBharat Forge Ltd(BFL)は、インドを拠点とする合弁会社設立への道を開く合意に至った。新設される会社は、600MWから800MWの超臨界タービン発電所機器のエンジニアリングや製作から販売、試運転までの全過程を管理する予定。今後、政府および規制当局の承認を受けることになる。ニューヨーク市交通局(MTA)は、Alstomと川崎重工業へ382両のR160地下鉄車両を製作する5億6,000万ユーロ相当の契約を発注した。今回の発注により、MTAは2002年に発注した契約に付随する2件目のオプションを行使することになる。今回の契約におけるAlstomの取り分はおよそ3億5,000万ユーロで、242両の地下鉄車両の製作を請負う。車両は2009年から2010年にかけて納入される予定。また、今回のオプションで川崎重工業が担当する140両の車両の半数へ推進システムも供給する。Alstomを中核とするコンソーシアムは、スペイン、ソトデリベラにおける400MWのコンバインドサイクル発電所建設に関するHc Energiaとのターンキー契約で着手指示を受けた。このターンキー契約は2008年8月に受注したもので、長期運営・保守契約も含まれる。受注総額は3億4,000万ユーロで、2008年度第3四半期中に計上される予定。今回の契約の下で、AlstomはGT26ガスタービン1基、熱回収蒸気発生器1基、STF15c蒸気タービン1基、TOPGASタービン発電機1基を一軸で結合したKA26-1パワートレインからなる発電所をターンキー方式で供給する。AlstomはEDFと原子力発電所における900MW、1,300MWの発電機の改修に関する枠組契約を締結した。この契約による受注は10年続き、受注総額は1億4,000万ユーロを超える模様。Alstom Power Service部門が概念設計を含む広範囲なプロジェクト管理、部品供給、現場作業を担当する。最初の改修は、Belleville、Chooz原子力プラントにおいて2010年に計画されている。EDFの原子力発電設備は58基の原子炉から構成され、19箇所に位置する。1ユニットあたり900MWから1,500MWを発電している。Alstom TransportとロシアのTransmashholding(TMH)は、戦略的協調に関する覚書に調印したことを明らかにした。さらに、両社はロシア市場向け二階建て客車を専門とした合弁会社を設立する予定。TMHが合弁会社TMH-Alstom DVの株式の51％を、Alstom Transportが49％を保有する。合弁会社設立は、ロシア鉄道（RZD）が1,210両の二階建て客車の建造に関し、入札を呼びかけたのに応えるのがその目的。仮に同社がこの契約を獲得すれば、車両はおそらくロシアのトベリ州で製作され、 サ ン ク ト ペ テ ル ブ ル ク 、 モ ス クワ、 ソチを最高時速160kmで 結ぶこと になる。Alstom TransportとTMHは、将来的には貨物機関車、旅客機関車の製作向け共同基地を設置する計画。ロシア市場では、2030年まで年間1,000台の機関車の需要が見込まれている。ドイツの民間鉄道Veolia VerkehrはAlstom TransportへNordWestBahnが運営する予定のブレーメンの鉄道網向け36台の地方列車を供給する契約を発注した。契約金額は合計でおよそ１億5,000万ユーロ。列車は必要に応じ、３両から５両の客車で編成される。ドイツ、ザルツギッターにあるAlstomに施設で設計、製作される予定。列車は2010年終わりには商業運転を開始する。Coradia Continental列車は最高時速160ｋｍで走行可能で、地方の急行列車や郊外電車として利用される。Alstom Atomenergomash LLCはシベリア、トムスク地方のSeversk原子力発電所に装備されるタービン発電機パッケージとタービンホール機器向けエンジニアリングに関して、Atomenergoproekｔと契約を締結した。これは2007年にAlstomとロシアの国営企業Atomenergopromの子会社OAO Atomenergomashの間で設立された合弁企業による初めての契約となる。Seversk 原子力発電プロジェクトは容量2,400MW(2ｘ1,200MW)を備え、2010年に建設される。

Alstomはポルトガルとパナマで2件の水力発電向け契約を締結した。Alstom HydroはポルトガルのEFACEC Engenheria S.A.とSMMと コ ン ソ ー シ ア ム を 組 み 、EDP-Gestão da Produção de Energia SAから、ポルトガル、アレンテージョ地方、ヴィラデベージャにおけるアルケーバ水力発電所を拡張する9,400万ユーロ相当の契約を獲得した。完成は2012年初めの予定。Alstomは130MWのタービン発電機2基やその他機械設備を供給、設置し、総出力を520MWへ引き上げる。EFACEC Engenharia S.A.とSMMが周辺装置と現場での組立をそれぞれ請負う。一方、パナマ、チリキ県のチリキ川における3基の水力発電所へ電気機械装置を供給する6,000万ユーロ超の契約をSuez Energy Central America(SECA)と締結した。Alstom Hydroを中核とするコンソーシアムへ発注されたこの 契 約 の 下 で 、 同 社はタ ー ビ ン 、 発 電 機 、油圧機械、 リ フ テ ィ ン グ 装 置などをGaulaca(2x13MW)、Lorena(2x17.4MW)、Prudencia(2x28.7MW)へ供給する。納入は2009年8月から2011年2月にかけて実施される予定。Alstom Hydroは、ブラジルのサントアントニオ水力発電所向けに電気機械、油圧機械装置を供給するおよそ5億ユーロ相当の契約を獲得した。客先は、このプラントのEPCを請負うコンソーシアムの中核である、Construtora Norberto Odebrecht。プラントは2012年半ばの商業運転を予定している。サントアントニアプラントは、ロンドニア州、マデイラ川に建設され、容量3,150MWを備える。44基のバルブ型発電機から構成される。そのうち、Alstom Hydroは19基のバルブタービン、22基の発電機、プロジェクトの油圧機械、リフト機器の半分を供給する。2008年6月28日の内示書に続き、Alstomはサウジ電力会社(SEC)と19億ユーロ相当のShoaiba発電所の第3期を建設する契約に調印した。この蒸気発電所(1,200MW)はジェッダの南100km、紅海沿岸の既設プラントに隣接して建設される。完成すると、Shoaiba発電所は400MWの装置を14基備え、総出力は5,600MWに上る。今回の契約により、Alstomを中核とするコンソーシアムは、石油焚きボイラーやSTF40蒸気タービン、GIGATOPタービン発電機、海水式排煙脱硫装置、補助装置を含むプラント全体の設計・供給・据付・試運転を請負う。コンソーシアムパートナーのSaudi Archirodonが土木、海洋工事をすべて担当する予定。Alstomは、丸紅とコンソーシアムを組み、インドネシアでコンバインドサイクル発電所を建設する1億6,000万ユーロの契約を国営電力公社PT.PLNと締結した。発電所はジャカルタから35km、Muara Tawarに位置する。このプロジェクトでは５号機の増設により既存の発電所が拡張される。Alstom・丸紅連合は、1995年に1号機、2号機を建設している。５号機の増設により、プラントの出力は現在の1,800MWから235MW引き上げられる。このプラントは天然ガス焚きで、液体燃料への依存を低減する。今回の契約の下で、Asltomは、GT13E2ガスタービン、熱回収蒸気発生器、蒸気タービン、タービン発電機2基、ALSPA制御システムからなる発電設備のエンジニアリング・調達・試運転を担当する。一方、丸紅は周辺装置、高圧開閉所の供給、土木工事、据付を請負う。Duro Felgueraと組み、Alstomが中核となるコンソーシアムは、EDP-Energias de Portugalの子会社Hc Energiaから、スペイン、アストゥリアス州、ソトデリベラにおける400MWのコンバインドサイクル発電所建設向けターンキー契約を獲得した。また、長期運転支援・保守契約も獲得し、双方の契約を合わせると3億4,000万ユーロとなる。これは2008年度後半の受注実績に計上される。今回の契約の下で、Alstomは、GT26ガスタービン、熱回収蒸気発生器、蒸気タービン、タービン発電機などの中心的コンポーネントを統合したパラートレインからなる発電所を供給する。Alstomは、広東省台山に建設される原子力発電所向けタービン施設一式のエンジニアリング・調達に関する2億ユーロを超える契約をChina Guang Dong Nuclear Power Company(CGNPC)と締結した。台山は中国で初めてのEPR型発電所。今回の契約は、2008年2月に計上された3億ユーロの契約に続くもの。最初の契約は台山原子力プラント向けに2基の1,750MW　Arabelleタービン発電機パッケージを供給するというものだった。Alstomは、CGNPCの子会社2社が参加するコンソーシアムの一員。Alstomは、屋内向け部材の供給やタービン施設やポンプ場の基礎エンジニアリングを担当し、Alstom Wuhan Engineering and Technology Co. (AWEC)が設計・調達に関する国内作業を支援する。

Alstomは、広東省台山に建設される原子力発電所向けタービン施設一式のエンジニアリング・調達に関する2億ユーロを超える契約をChina Guang Dong Nuclear Power Company(CGNPC)と締結した。台山は中国で初めてのEPR型発電所。今回の契約は、2008年2月に計上された3億ユーロの契約に続くもの。最初の契約は台山原子力プラント向けに2基の1,750MW　Arabelleタービン発電機パッケージを供給するというものだった。Alstomは、CGNPCの子会社2社が参加するコンソーシアムの一員。Alstomは、屋内向け部材の供給やタービン施設やポンプ場の基礎エンジニアリングを担当し、Alstom Wuhan Engineering and Technology Co. (AWEC)が設計・調達に関する国内作業を支援する。ド イ ツ の 鉄 道 会 社BeNEX(Hamburger Hochbahn AGの 子 会 社)は、Alstomへ26台 のCoradia Continental地方列車を発注した。契約金額はおよそ1億ユーロで、26台の電車を対象とする。それには、3両編成21台と４両編成５台が含まれる。車両は2010年終わりに、レーゲンスブルクとDonauthanlbahn結ぶ地方路線で運行される。車両はドイツ、ザルツギッターにあるAlstomの工場で製作される。Coradia Continental列車は最高時速160kmで走行可能。ド イ ツ の 鉄 道 会 社BeNEX(Hamburger Hochbahn AGの 子 会 社)は、Alstomへ26台 のCoradia Continental地方列車を発注した。契約金額はおよそ1億ユーロで、26台の電車を対象とする。それには、3両編成21台と４両編成５台が含まれる。車両は2010年終わりに、レーゲンスブルクとDonauthanlbahn結ぶ地方路線で運行される。車両はドイツ、ザルツギッターにあるAlstomの工場で製作される。Coradia Continental列車は最高時速160kmで走行可能。AlstomとメキシコのICA、CICSAは、メキシコシティ交通局と地下鉄12号線の建設を対象とする公的調達に関する契約を締結した。Alstomはこの路線の電気機械装置一式の供給・据付を担当する。ICA、CICSAは土木工事を請負う。プロジェクトは推定11億ユーロで、そのうちAlstomの取り分は3億3,000万ユーロ。12号線は延長24kmで22駅を擁する。メキシコシティ南部のTlahuacとMixcoacを接続する。Alstomは電化工事、変電設備、運転制御センター、信号装置、通信機器、発券装置を供給する。車両とのシステム性能・試験も担当する。なお、車両は別の入札の対象となる。土木工事は2008年7月半ばに開始され、2011年終わりまでに完了する見込み。AlstomとメキシコのICA、CICSAは、メキシコシティ交通局と地下鉄12号線の建設を対象とする公的調達に関する契約を締結した。Alstomはこの路線の電気機械装置一式の供給・据付を担当する。ICA、CICSAは土木工事を請負う。プロジェクトは推定11億ユーロで、そのうちAlstomの取り分は3億3,000万ユーロ。12号線は延長24kmで22駅を擁する。メキシコシティ南部のTlahuacとMixcoacを接続する。Alstomは電化工事、変電設備、運転制御センター、信号装置、通信機器、発券装置を供給する。車両とのシステム性能・試験も担当する。なお、車両は別の入札の対象となる。土木工事は2008年7月半ばに開始され、2011年終わりまでに完了する見込み。Alstomの会長兼CEOはブラジルを訪問し、ブラジルの交通、エネルギーセクターにおける2件の新規プロジェクトを明らかにした。1件はロンドニアにおける油圧・機械装置プラントの建設、もう1件がサンパウロ地下鉄向け完全自動化制御システムに関する契約。サンパウロ州政府から地下鉄１、２、３号線へ完全自動化システムを供給する企業に選定された。このプロジェクトは2億8,000万ユーロ程度で、既存の列車制御装置の改修が対象となる。システムの納入は2010年に開始される。一方、ブラジル北部における水力発電プロジェクトを支援し、アマゾン地域のプロジェクトへ油圧・機械装置などを供給するため、Bardella社と合弁企業IMMAを設立する。IMMAはロンドニア州ポルトベーリョに3,500万ユーロを投じてプラントを建設し、2009年末の稼動を目指す。IMMAはマデイラ川に建設されるサントアントニオ水力発電所(3,150MW)へ油圧機械装置を供給する予定。

Alstomの会長兼CEOはブラジルを訪問し、ブラジルの交通、エネルギーセクターにおける2件の新規プロジェクトを明らかにした。1件はロンドニアにおける油圧・機械装置プラントの建設、もう1件がサンパウロ地下鉄向け完全自動化制御システムに関する契約。サンパウロ州政府から地下鉄１、２、３号線へ完全自動化システムを供給する企業に選定された。このプロジェクトは2億8,000万ユーロ程度で、既存の列車制御装置の改修が対象となる。システムの納入は2010年に開始される。一方、ブラジル北部における水力発電プロジェクトを支援し、アマゾン地域のプロジェクトへ油圧・機械装置などを供給するため、Bardella社と合弁企業IMMAを設立する。IMMAはロンドニア州ポルトベーリョに3,500万ユーロを投じてプラントを建設し、2009年末の稼動を目指す。IMMAはマデイラ川に建設されるサントアントニオ水力発電所(3,150MW)へ油圧機械装置を供給する予定。Alstomは、サウジアラビア電力会社(SEC)と1,200MWの蒸気発電所をサウジアラビアに新設する19億ユーロ相当のターンキー契約に向けた内示書に調印した。新プラントはジェッダの南100km、既設のシュワイバ発電所の隣に建設される。このプロジェクトの後、シュワイバ発電所には14基の400MW装置が設置されることになり、総出力は5,600MWに上る。これより前の装置11基は1998年11月、2004年1月に獲得した2件の契約の下で、Alstomを中核とするコンソーシアムが供給している。今回の契約で、Alstomはボイラ、蒸気タービン、タービン発電機、海水式排煙脱硫装置、周辺装置を含むプラント全体の設計、供給、据付、試運転を請負う。コンソーシアムパートナーはSaudi Archirodonで、土木工事を担当する。主要装置の納入は2010年の予定。Alstomは、サウジアラビア電力会社(SEC)と1,200MWの蒸気発電所をサウジアラビアに新設する19億ユーロ相当のターンキー契約に向けた内示書に調印した。新プラントはジェッダの南100km、既設のシュワイバ発電所の隣に建設される。このプロジェクトの後、シュワイバ発電所には14基の400MW装置が設置されることになり、総出力は5,600MWに上る。これより前の装置11基は1998年11月、2004年1月に獲得した2件の契約の下で、Alstomを中核とするコンソーシアムが供給している。今回の契約で、Alstomはボイラ、蒸気タービン、タービン発電機、海水式排煙脱硫装置、周辺装置を含むプラント全体の設計、供給、据付、試運転を請負う。コンソーシアムパートナーはSaudi Archirodonで、土木工事を担当する。主要装置の納入は2010年の予定。ドイツ鉄道は、Alstomへドイツの鉄道網を走行する最大で180台のCoradia LINT型地方列車の設計・製作に関する契約を発注した。今回の契約の結果、合計で4億2,500万ユーロの受注となり、2011年までの納入を予定している。ディーゼルエンジンの列車は、客車が1両から３両で構成され、ドイツ、ザルツギッターで設計・製作される。最高時速120km。70人から120人の乗客を収容できる。ドイツ鉄道は、Alstomへドイツの鉄道網を走行する最大で180台のCoradia LINT型地方列車の設計・製作に関する契約を発注した。今回の契約の結果、合計で4億2,500万ユーロの受注となり、2011年までの納入を予定している。ディーゼルエンジンの列車は、客車が1両から３両で構成され、ドイツ、ザルツギッターで設計・製作される。最高時速120km。70人から120人の乗客を収容できる。Alstomは、400MWの コ ン バ イ ン ド サ イ ク ル 発 電 所 の 建 設 に 関し、Société Tunisienne de l’Electricité et du Gaz(STEG)から3億3,500万ユーロ相当のターンキー契約を獲得した。発電所はチュニジア南部、ガベス地方、Ghannouchに建設予定。さらに、12年間の運転支援・保守契約も含まれる。この契約の下で、Alstomは1基のKA26コンバインドサイクル装置から成る発電所をターンキー方式で供給する。それには、GT26ガスタービン、熱回収蒸気発生器、蒸気タービン、TOPGASタービン発電機、ALSPA分散制御システムが含まれる。Alstomは、400MWの コ ン バ イ ン ド サ イ ク ル 発 電 所 の 建 設 に 関し、Société Tunisienne de l’Electricité et du Gaz(STEG)から3億3,500万ユーロ相当のターンキー契約を獲得した。発電所はチュニジア南部、ガベス地方、Ghannouchに建設予定。さらに、12年間の運転支援・保守契約も含まれる。この契約の下で、Alstomは1基のKA26コンバインドサイクル装置から成る発電所をターンキー方式で供給する。それには、GT26ガスタービン、熱回収蒸気発生器、蒸気タービン、TOPGASタービン発電機、ALSPA分散制御システムが含まれる。

Alstom、Besix、Sercoaが参加するABSコンソーシアムは、ドバイの道路交通局とドバイにおけるAl　SafoohトラムネットワークのフェーズⅠ実施に向けた契約を締結した。これには、フェーズⅡ向けオプションも含まれる。このプロジェクトのフェーズⅠは5億5,000万ユーロ超で、その内Alstomの取り分は3億ユーロ近く。プロジェクトは2011年に開業する予定で、11台のトラムの供給および13駅を擁する10kmの建設が対象となる。フェーズⅡでは、さらに14台のトラムおよび4km、6駅の増設が含まれる。AlsomtはCitadis 402型路面電車および信号装置、発券装置を供給する。Alstomは、オランダのEssentとClaus BのリパワリングおよびClaus Cの建設に関する合計10億ユーロに上る一連の契約に調印した。これにより、1,280MWのコンバインドサイクル発電所となる。これらの契約には長期運営支援および保守が含まれる。2008年度後半の受注実績として計上される。Claus発電所はオランダ南東部、マースブラフトに位置する。Alstomは既設発電所の隣に、Claus Cを設計・建設し、GT26ガスタービン3基、TOPAIRタービン発電機、熱回収蒸気発生装置、ALSPA分散制御装 置、 関 連補機など主要コ ン ポー ネ ン トを 供 給 する。また、Claus Bの蒸気 タ ー ビン（640MW）を更新し、新しいコンバインドサイクルへ統合する。Claus Bのガス焚きボイラは3基のGT26ガスタービンと交換され、全体の出力は現在の640MWから1,280MWへ引上げされる。カザフスタン大統領のフランス訪問に際し、Alstomとカザフスタンの国有会社Samrukは、カザフスタンにおける鉄道輸送、発電などにおける複数のプロジェクトに関する覚書(MOU)に調印した。鉄道輸送に関して、Alstomは145台のVL-80電気機関車の近代化に向けて交渉する。このプロジェクトでAlstomは機関車向けに新しいコンポーネント（変圧器や非同期モーター）を供給する。2件目のプロジェクトはAlstomが４台のPendolino高速振り子式列車の供給およびその保守を担当するもの。列車は首都アスタナとアルマティの間を走行する。発電に関して、発電所の近代化、クリーンな発電技術の融合などにおいて協力する意向。Alstomは、Balkash石炭焚き発電所(2x660MW)に関する入札に参加する準備を進める。Alstom EcotecniaはIberdrola Renewablesへおよそ300MWに相当する風力タービンを供給する枠組契約を締結したことを明らかにした。これは、Alstomにとって2007年11月にEcotecniaを買収して以来、風力エネルギーにおけるこの種のものとしては初めての大型契約となる。3億ユーロ相当の今回の契約の下で、AlstomはIbedrola Renewablesへ4年に渡り、Eco74型、Eco80型、Eco 80 2.0型風力タービンを供給する。容量は合計でおよそ300MW。英国運輸省はAlstomとロンドン、グラスゴー間のウェストコースト本線で使用されるペンドリーノ高速振り子電車の供給・保守に関して合意に至った。この着手指示に続き、2008年8月に18億ユーロの正式契約が締結される予定。今回の着手指示は3億1,800万ユーロ相当の車両に関するもので、4台のペンドリーノ車両の納入が対象となる。各11両編成で、2011年、2012年に運行を開始する予定。現在走行中の車両31台も2両追加して、11両編成に延長される。延長された車両は2012年4月から12月にかけて運行を開始する予定。さらに、今回の契約には、残り21台の車両を11両編成に延長するためのオプション（期限2010年8月）も含まれる。ドバイ政府の道路・交通局は(RTA)は、Alstom、Besix、Sercoが参加するABSコンソーシアムへAl Safooh路面電車プロジェクトのフェーズⅠを発注した。これにはフェーズⅡ向けオプションが含まれる。このプロジェクトは2011年の開業を目指す。フェーズⅠ向けには11台の路面電車、10kmの線路、13駅が含まれる。フェーズⅡではさらに14台の路面電車および4kmの線路、6駅を供給する。フェーズⅠ向 け 契 約は5億 ユ ー ロ 超 で 、そのうちAlstomの取り分は2億8,000万 ユ ー ロ。Alstom Transportは、Citadis 402型路面電車および信号装置、発券装置を供給する。

アルゼンチンとAlstomおよびそのパートナーIecsa、Isolux Corsan、Emepaは、ブエノスアイレス、ロサリオ、コルドバを結ぶ高速鉄道を建設する契約を締結した。今回の契約におけるAlstomの取り分はおよそ11億ユーロで、プロジェクト管理、車両、信号装置などが対象となる。この路線はブエノスアイレスとコルドバ間710kmを3時間で結ぶ。工期は4年。このターンキープロジェクトには7駅、電化工事、信号装置を含むインフラの建設、車両の供給、メンテナンスが含まれる。車両の供給の他、Alstomは信号装置、通信装置、線路の一部、エンジニアリング、プロジェクト管理を請負う。LecsaがIsolux Corsanと共に、土木工事を請け負う。また、Isolux Corsanは電化工事も担当する予定。EmepaはAlstomやIecsaとともに線路の建設を行う。プロジェクトはフランスの銀行Natixisが融資する。Alstomはドイツ北西部Hamm近くに位置し、RWE Power AGが運営する既設の石炭焚きWestfalen発電所で800MWの設備2基向けにボイラーを供給する契約を獲得した。瀝青炭焚き設備は世界でも最高水準の効率とクリーンさを誇る。およそ5億ユーロ相当の今回の契約の下で、Alstomはボイラ設備一式と補機を供給し、据付、試運転を請負う。2011年に完成すると、およそ46％の効率を達成する模様。新しい超臨界ボイラーにより、二酸化炭素を従来の装置に比べ3分の1程度、窒素酸化物や二酸化硫黄の排出を大幅に削減することになる。アルジェリア公共交通機関EMA(Entreprise du Métro d’Alger)は、Alstomおよびそのパートナーとオラン市、コンスタンティン市へ路面電車システムをターンキー方式で供給する2件の契約を締結した。2件のプロジェクトでは土木工事、車両、インフラが対象となる。合計受注金額は6億6,200万ユーロで、内Alstomの取り分は3億2,600万ユーロ。オラン市向け契約は32駅、延長18kmの路線を対象とし、金額3億3,500万ユーロ。TRAMNOURコンソーシアムにはAlstomとスペインのIsolux CORSANが参加する。Alstomは30台のCitadis路面電車、運用システム(信号、通信機器)、車庫装置、変電所を供給する。Isolux CORSANは、土木工事、線路、エンジニアリング、高架線を担当する。車両は契約発効後、26ヵ月で運行を開始する予定。一方、コンスタンティン市向け契約は3億700万ドルで、11駅、８kmの路線を対象とする。コンソーシアムにはAlstomとイタリアのPizzarottiが参加する。Alstomは27台のCitadis路面電車、線路、電気供給システム、運用システム(信号、通信機器)、車庫装置を供給し、Pizzarottiが土木工事を担当する。車両の運行開始は契約発効後27ヶ月。