平成 19 年度 事業報告書 · 2010-11-28 ·...

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平成 19 年度 事業報告書 財団法人 NHK放送研修センタ-

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Page 1: 平成 19 年度 事業報告書 · 2010-11-28 · 研修の満足度〔研修終了後のアンケート結果から〕 全体の受講生の満足度は「とてもよかった」「まあよかった」を合わせる

平成 19年度 事業報告書

財団法人 NHK放送研修センタ-

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〔概 要〕

本格的なデジタル時代を迎え、放送と通信の融合などメディアを取り巻く状況は大

きく変わろうとしています。こうした時代だからこそ放送文化を担う人材の育成がま

すます大きな課題となっていますが、財団法人 NHK放送研修センター(以下 NHK-CTI注)は平成19年度、公共放送 NHKの職員研修を業務の基本に据えながら、放送界の人材育成と「話しことば」の事業に積極的に取り組みました。 NHK 職員研修では、「すべては視聴者のみなさまのために」という公共放送の原点に立ち返り、コンプライアンスの推進、職員倫理、公金意識の徹底など職員の意識

改革を推し進める研修を強化しました。NHKの関連団体についてもコンプライアンスの推進に向けた研修などを実施しました。 民間放送局向けの研修では、NHKと民放との共催による「放送人基礎研修」の定着を図るとともに、多様な放送技術研修を実施しました。 ケーブルテレビ局向けの研修では、「WiMAX総合研修」など新たな研修を開設し、研修内容の充実に努めました。 海外放送局向けの研修では、国際協力機構(JICA)からの委託による集団研修を実施したほか、インドネシア、中国、韓国などの個別研修も実施しました。 アナウンサーのグループである日本語センターは、話しことばの通信添削講座や小

中高校の先生を対象にしたセミナー、企業・団体向けの研修を実施するなど、ことば

コミュニケーション技術の一般への普及事業を行いました。 また、「ひとにやさしい放送」をめざしているNHKの生字幕放送や解説放送の拡

充にも積極的に協力しました。

放送をとりまく環境が大きく変化していく変革期にあって、NHK-CTIは、N

HKとともにこれまで培ってきた放送と研修のノウハウの社会還元を図り、平成19

年度も社会に貢献する財団運営に努めました。 (注) CTI (Communications Training Institute)

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[業務の実施状況]

Ⅰ 放送界の人材育成に向けて

1 放送事業者向け研修 (1)NHK職員向け研修

平成19年度は、公共放送の使命と社会的責任、その影響力を深く自覚しなが

ら、それぞれの専門性と個性を伸ばし、柔軟で意欲に富む公共放送人の育成に取

り組みました。 ・集合研修は、73件、101回実施し、受講者数は3,730人でした。 ・e-ラーニング研修は、13コース実施し、延べ41,818人が学習しまし

た。 研修の重点事項として、 【各層共通】 ○ コンプライアンスの推進、職員倫理・公金意識の徹底 ○ 職種混合のカリキュラムや役員との対話をより充実させ、職員の意識改革 を推進

○ メンタルヘルス、セクシュアルハラスメント、情報セキュリティ、次世代育成支援など社会的な責任と経営課題への適切な対応

○ 公金意識の徹底に向け、新人・中堅職員、指導・管理者層に対し「公金意識 (受信料収納)研修」を実施

【新人層~中堅層】 ○ スキルの向上やモチベーションアップなど、若手・中堅職員の業務遂行能力 の向上

○ 新人層研修における人材育成・指導カリキュラムの導入

【指導・管理者層】 ○ 育成能力、マネジメント力の強化 ○ 経営課題の一層の徹底や危機管理ポイントの共有化

などを掲げ、個々の研修カリキュラムに効果的に組み込み、研修の充実を図りま

した。

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<要 点> ▽ 「新採用者研修」は期間をおよそ1週間延長して、4週間実施(アナウンスは8週間)しました。

▽ 基礎(新人層)研修では18年度に引き続き、職種の実情に合わせた効果的な時期への見直しを行い、「技術3年目」研修を新設し、業務への取り組み

方や将来の方向性を考える場を設けました。 ▽ 専門研修では、各職種の実情に即した「新デスク研修」を実施しました。特に取材職種では、着任後すぐに役に立つ職務知識とデスクとしての心構えを 身に付けるため、内示期間中での研修を実施しました。このほか、内部統制

機能をより充実させる「内部統制推進リーダー」や組織管理・業務管理力の

向上を図る「経営マネジメント」研修を新たに設けました。 ▽ 指導・管理者層研修では、対象者がおよそ500名にもなる「専任職(新マスター級Ⅰ)」研修を設けて、管理職にふさわしい適性や性格を分析するた

めの「キャリア開発テスト」を実施しました。「新管理職」研修では、考課

者面接を想定したロールプレイを新たに取り入れました。 ▽ 複数の講師が合同で講義するプログラムを開発し、各講師と参加者が双方向で質疑を進める形で研修効果を高めました。また、事前アンケートによる質

問・疑問点を把握し、講師がそれに答える演習形式を取り入れた研修も実施し ました。

▽ 18年度から始まった「役員との対話」プログラムは、5研修実施し、中堅層以上の1,066人の職員が参加し、NHKのおかれている現状や経営の

課題などについて理解を深めました。 ▽ e-ラーニングは、新たに「専任職(新マスター級Ⅰ)」、「新管理職」、「コンプライアンス推進」の各集合研修の事前・事後に連動して、13コースを実施

し、延べ41,818人が学習しました。 ▽ 公金意識(受信料収納)研修は、指導・管理者層、中堅層(入局10年目)、新採用者の各層に対して実施し、全国で1,031人が2日から2週間にわ

たり参加しました。

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■ 集合研修実施件数・回数・受講者数

区 分 実施件数 実施回数 受講者数 研修内容等

新採用者研修 2件 4回 289人 新採用者研修、内定者研修、 キャリア採用者取材実習

基礎(新人層)研修 16件 23回 631人 入局 4 年目までの期間に職種の実情に合わせ柔軟に実施

専門研修 47件 64回 1,597人 新デスク研修、内部統制推進リー

ダー、経営マネジメントを新設

指導・管理者研修 8件 10回 1,213人 新管理職、新マスター級Ⅱ、 経営、新放送局長研修等

合 計 73件 101回 3,730人

■ 研修の満足度〔研修終了後のアンケート結果から〕 全体の受講生の満足度は「とてもよかった」「まあよかった」を合わせると89.3% となり、ほぼ受講生の期待に応えた研修内容でした。

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(2) 民間放送局向け研修

(社)日本民間放送連盟(民放連)から委託を受けて開催している「テレビ技術研修会」は、昭和32年の第1回開催以来半世紀を超え、51回目の実施とな

りました。ここ数年、参加者数は30~40人規模で推移していましたが、19

年度は開催日を陸上無線技術士国家試験日と重ならないよう工夫した事なども

あり、12年ぶりに60人を超えました。 カリキュラムは「デジタルおよびハイビジョンの基礎技術」と「地上デジタル

放送の要素技術」を系統的に学ぶ内容としました。参加者からは研修全体につい

て大変良かったとする声が多く、「理解度」、「有用性」ともに高い評価を得まし

た。 平成15(2003)年に、NHKと民放連が報道・番組部門の新人層を対象 に共同企画した「放送人基礎研修」は、5年間で最も多い181人が受講しまし

た。 民放、ケーブルテレビ局、制作プロダクション等の社員向けに、テレビ技術の 基礎や番組制作技術、送信技術、デジタル技術、測定技術など多様な研修を実施

しました。その中で、「参加者が一ケタ台」であったセミナーは、カリキュラム

やネーミングなどを見直した結果、いずれも二ケタ台の参加者を確保できました。 今後ともより多くの方が受講できるように、改善・工夫を図っていきます。

事 業 名 実施日 件数 回数 参加

者数

05.09-05.11

05.14-05.16 放送人基礎研修(NHK、民放連)

05.21-05.23

1 件 3 回 181 人

ハイビジョン制作技術セミナー 05.29-05.30 1 件 1 回 20 人

初歩のテレビ技術セミナー 06.12-06.14 1 件 1 回 31 人

5.1サラウンド音声制作セミナー 06.26-06.27 1 件 1 回 27 人

V ロケ・スタジオ照明と画質管理セミナー 07.18-07.19 1 件 1 回 13 人

オーディオ技術入門セミナー 09.26-09.28 1 件 1 回 21 人

09.27-09.28 デジタル放送技術セミナー

11.01-11.02 1 件 2 回 98 人

映像編集技術とテレビ信号の基礎 10.10-10.11 1 件 1 回 26 人

中継番組技術(含む緊急・電源)セミナー 10.18-10.19 1 件 1 回 19 人

送信技術(アナログ・デジタル送信機)セミナー 10.22-10.26 1 件 1 回 18 人

ハイビジョンコンテンツ制作セミナー 11.21-11.22 1 件 1 回 17 人

デジタル音声技術セミナー 01.21-01.22 1 件 1 回 32 人

ノンリニア編集技術セミナー 01.29-02.01 1 件 1 回 32 人

民放連 テレビ技術研修会 02.04-02.08 1 件 1 回 61 人

デジタル放送と測定技術

(送受信システム系)セミナー 03.12-03.14 1 件 1 回 22 人

計 15 件 18 回 618 人

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(3) 海外放送局向け研修 国際協力機構(JICA)からの委託に基づき、アジア・大洋州、中近東、アフリカ、中南米等の放送局を対象に研修を行いました。 集団コースの「テレビ番組制作(総合)」では、NHKの番組制作の現状やNH

Kが培ってきた番組制作手法について、また、「テレビジョン放送技術」では、

番組制作技術・デジタル技術理論・災害報道システム・最新の放送技術について、

それぞれ講義や実習を行いました。 国別コースでは、インドネシアを対象に、公共放送の運営マネジメント力向上

や、デジタル放送導入へ向けた計画立案に資する研修を行いました。 アフガニスタンを対象にした研修では、デジタル技術の習得と番組制作能力向

上を目指しました。 そのほか、韓国のMBC財団(放送文化振興会)やEBS(韓国教育放送)か

らの依頼で、テレビ番組制作のノウハウやハイビジョン制作技術の研修を実施し

ました。 また、NHKアイテックからの依頼で、中国の雲南省や山東省の放送局職員を

対象に、放送技術や放送制作・管理などについてNHKのノウハウ等を学ぶ研修

を行いました。

事 業 名 実施日 件数 国数 参加

者数

集団コース(JICA) 2 件 17 か国 20 人

テレビジョン放送技術 07.23-08.31 1 件 10 か国 11 人

テレビ番組制作(総合) 01.28-03.07 1 件 8 か国 9 人

国別コース(JICA) 4 件 2 か国 19 人

インドネシア「公共放送マネジメント能力向上」 11.27-12.06 1 件 1 か国 5 人

インドネシア「デジタル放送導入及び移行政策」 12.18-12.21 1 件 1 か国 4 人

アフガニスタン「RTA 番組制作能力向上」 01.21-02.15 1 件 1 か国 5 人

インドネシア「放送チャンネルプラン」 02.25-02.29 1 件 1 か国 5 人

その他 7 件 2 か国 57 人

韓国:「テレビ番組」MBC財団(放送文化振興会) 05.28-06.01 1 件 1 か国 12 人

韓国:「HV制作技術研修」韓国教育放送(EBS) 11.12-11.16 1 件 1 か国 2 人

中国雲南省 放送事業① 09.27-10.03 1 件 1 か国 8 人

中国雲南省 放送事業② 11.14-11.19 1 件 1 か国 8 人

中国雲南省 放送事業③ 03.10-03.13 1 件 1 か国 11 人

中国山東省済南市 放送事業① 10.29-11.01 1 件 1 か国 8 人

中国山東省済南市 放送事業② 12.17-12.19 1 件 1 か国 8 人

合 計 13 件 20 か国 96 人

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(4) ケーブルテレビ局向け研修

ケーブルテレビ局の社員やケーブルテレビ工事関連会社社員を対象に、「番組

制作」「伝送技術」「営業」関係の各コースでそれぞれ実践的な「専門研修」と、

新入社員を対象とした「基礎研修」を実施しました。 新入社員向けの番組制作、Vロケ、伝送技術の基礎研修のほか、アナウンス、

ディレクター、番組制作技術等の専門研修を、18年度に引き続き実施しまし

た。 また、無線利活用をテーマに「WiMAX総合研修」、「先進情報化現地研修

会」、「光ケーブル伝送システム技術現地研修」、「大競争時代を勝ち抜く~ケー

ブルテレビ局、あの手この手~」、「コミチャン動向最前線」を新たに企画・実

施しました。

このほか、NHKと(社)日本ケーブルテレビ連盟からの依頼により、「総合セ ミナー」を神奈川県、愛知県、埼玉県で、「経営セミナー」を東京都で実施し ました。

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(ケーブルテレビ局向け研修) 事 業 名 実施日 件数 回数 参加者数

〔番組制作関係〕 13 件 14 回 287 人

入門Vロケ 新入社員の撮影と編集 05.21-05.22 1 件 1 回 12 人

高校野球実況中継アナウンストレーニング 06.05-06.06 1 件 1 回 9 人

初心者のための番組制作コース 05.29-05.31 1 件 1 回 41 人

07.25-07.27 31 人番組制作技術の基礎

10.24-10.261 件 2 回

28 人

ディレクター基礎力養成講座 09.04-09.05 1 件 1 回 26 人

先取り!ハイビジョン撮影研修 09.13-09.14 1 件 1 回 12 人

コミチャン動向最前線 09.26-09.27 1 件 1 回 27 人

ディレクター応用力強化講座 10.16-10.18 1 件 1 回 16 人

一人 3役~企画、撮影から編集、原稿まで~ 11.07-11.09 1 件 1 回 21 人

災害放送 11.21-11.22 1 件 1 回 15 人

選挙報道の基礎と開票速報 01.17-01.18 1 件 1 回 12 人

原稿の書き方・表現徹底研修

ブ ビ 材02.28-02.29 1 件 1 回 22 人

放送人必須セミナー 03.27-03.28 1 件 1 回 15 人

〔伝送技術関係〕 11 件 12 回 339 人

新入社員研修 05.23-05.25 1 件 1 回 36 人

よく分かるCATVのデジタル伝送 07.11-07.12 1 件 1 回 32 人

すぐ使える光CATV 07.19-07.20 1 件 1 回 34 人

HFC/FTTH化と設計のノウハウ 09.06-09.07 1 件 1 回 27 人

10.04-10.05 24 人デジタル測定基礎実習2日間

02.28-02.291 件 2 回

12 人

流合雑音と雷害の対策ノウハウ 10.30-10.31 1 件 1 回 34 人

WiMAX総合研修 11.08-11.09 1 件 1 回 69 人

先進情報化現地研修会 11.13 1 件 1 回 21 人

光ケーブル伝送システム技術現地研修(金沢) 12.06-12.07 1 件 1 回 6 人

IPネットワーク技術の基礎 01.24-01.25 1 件 1 回 24 人

初めてのスペアナとデジタル測定実習 02.21-02.22 1 件 1 回 20 人

〔営業・総務関係〕 4 件 4 回 127 人

何がナンでも加入促進 06.12-06.13 1 件 1 回 78 人

大競争時代を勝ち抜く

ブ ビ あ07.26-07.27 1 件 1 回 17 人

顧客対応スキルアップ 09.20-09.21 1 件 1 回 21 人

デジタル機器サポート養成講座 02.07-02.08 1 件 1 回 11 人

〔NHKケーブルテレビセミナー〕 2 件 4 回 486 人

CATV総合セミナー①(神奈川) 11.14-11.15 57 人

CATV総合セミナー②(東海) 02.07-02.08 170 人

CATV総合セミナー③(埼玉) 02.26-02.27

1 件 3 回

109 人

CATV経営セミナー 03.03 1 件 1 回 150 人

〔CTIラウンジ〕 1 件 1 回 1,200 人

NHK-CTI ラウンジ2007 06.14-06.16 1 件 1 回 1,200 人

合 計 31 件 35 回 2,439 人

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2 放送関連事業者向け研修 (1)NHK関連団体向け研修 新しい時代に向けた意識改革と業務能力の向上、コンプライアンスの推進を図

るとともに、19年度は、いつでも・どこでも・多くの受講者が学習できる自習

型研修として、インターネットを活用したe-ラーニング「セクシュアルハラスメント防止講座」を新設しました。また、関連団体採用の上級管理職に対し、経

営に必要なスキルとマインドを身につける「経営セミナー」を初めて実施しまし

た。 また、NHK職員研修およびCTIセミナーへの参加も積極的に受け入れまし

た。

(NHK関連団体向けの研修)

事 業 名 実施日 件数 団体数 参加者数

新採用者研修 04.03-04.04 1 件 18 団

体 61 人

転籍者研修 07.20 1 件 13 団

体 35 人

経営幹部研修 07.26-07.27 1 件 15 団

体 26 人

リーダー研修 07.23-07.24 1 件 12 団

体 23 人

新管理者研修 09.03-09.04 1 件 14 団

体 52 人

経営セミナー 09.06-09.07 1 件 12 団

体 22 人

NTSパワーアップセミナー 09.25 1 件 3 団

体 11 人

e-ラーニングによる

セクシュアルハラスメント防止講座 06.04-07.27 1 件 23

体 2,074 人

合 計 8 件 30 団

体 2,304 人

(NHK職員研修への参加)

事 業 名 実施日 件数 団体数 参加者数

ホームページ制作と活用事例 11.07-11.09 1 件 2 団

体 2 人

陸上無線技術士資格取得(スクーリング) 11.12-11.16 1 件 1 団

体 1 人

番組制作・活用のための権利処理 11.15-11.16 1 件 4 団

体 5 人

PCネットワーク管理(中級) 12.11-12.14 1 件 1 団

体 1 人

合 計 4 件 8 団

体 9 人

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(CTIセミナーへの参加)

事 業 名 実施日 件数 団体数 参加者数

ハイビジョン制作技術セミナー 05.29-05.30 1 件 1 団

体 1 人

初歩のテレビ技術セミナー 06.12-06.14 1 件 1 団

体 1 人

5.1サラウンド音声制作セミナー 06.26-06.27 1 件 1 団

体 1 人

V ロケ・スタジオ照明と画質管理セミナー 07.18-07.19 1 件 2 団

体 3 人

番組制作技術の基礎 07.25-07.27 1 件 2 団

体 4 人

管理職のための「メンタルヘルスケア」研修 07.31 1 件 6 団

体 12 人

HFC/FTTH化と設計のノウハウ 09.06-09.07 1 件 1 団

体 1 人

オーディオ技術入門セミナー 09.26-09.28 1 件 1 団

体 1 人

デジタル放送技術セミナー 09.27-09.28

11.01-11.021 件 2

体 7 人

ディレクター応用力強化講座 10.16-10.18 1 件 1 団

体 1 人

WiMAX総合研修 11.08-11.09 1 件 1 団

体 2 人

デジタル音声技術セミナー 01.21-01.22 1 件 2 団

体 6 人

合 計 12 件 9 団

体 40 人

(2)制作プロダクション向け研修 (社)全国放送関連派遣事業協会に加盟する各制作プロダクション向けの研修

を3件実施しました。

事 業 名 実施日 件数 回数 参加

者数

制作技術スタッフ基礎コース研修会 06.07-06.08 1 件 1 回 12 人

ハイビジョン番組制作スタッフ研修会 07.05-07.06 1 件 1 回 5 人

番組制作スタッフ基礎コース研修会 10.04-10.05 1 件 1 回 13 人

合 計 3 件 3 回 30 人

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(3)放送業務支援スタッフ向け研修 NHK各放送局のキャスター・リポーターを対象に、放送人としての倫理や

マナーおよび表現力の向上を図る「実習セミナー」を実施しました。 また、「NHK制作スタッフ研修」を引き続き実施し、原稿・撮影・編集等の

実習を通じてNHK番組制作支援者のレベルアップを図りました。 (財)日本気象協会、(財)日本道路交通情報センターなどに所属するキャスタ ーを対象に、発声、発音のチェックから放送特有の表現ルールまでを学ぶ「NH

Kトーク講座」を開催しました。

事 業 名 実施日 件数 回数 参加

者数

気象・交通情報キャスターのNHKトーク講座 06.28-06.29 1 件 1 回 17 人

NHK制作スタッフ 研修(ブラッシュアップ) 07.02-07.04 1 件 1 回 8 人

キャスター・リポーター研修(ブラッシュアップ) 07.09-07.13 1 件 1 回 10 人

キャスター・リポーター研修(基礎) 03.10-03.14 1 件 1 回 45 人

NHK制作スタッフ研修(基礎) 03.17-03.19 1 件 1 回 17 人

合 計 5 件 5 回 97 人

3 放送界を志す若い人たち向けの研修 (1)放送人養成塾 学生と若い社会人を対象に放送ジャーナリズムの原点を学ぶ「放送人養成塾」

を「ニュース取材課程」と「ドキュメンタリー課程」の2コースに分け、各2

回開催しました。

事 業 名 実施日 件数 回数 参加者数

放送人養成塾「ニュース取材課程」(第 20 期) 08.20-08.24 1 件 1 回 21 人

放送人養成塾「ドキュメンタリー課程」(第 22 期) 08.20-08.24 1 件 1 回 23 人

放送人養成塾「ニュース取材課程」(第 21 期) 02.12-02.16 1 件 1 回 27 人

放送人養成塾「ドキュメンタリー課程」(第 23 期) 02.12-02.16 1 件 1 回 36 人

合 計 4 件 4 回 107 人

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(2) 大学生セミナー 全体の受講者は18年度比で98人増となりました。秋のセミナーで従来

の「アナウンス・面接コース」に加え、志望者の多い「スポーツ特科」を、ま

た直前セミナーでは受講生の希望を受けて「発声発音アナウンス特訓」を新設

したほか、開催期間を4日間から土日を含む6日間に延長したことなどが受講

者増に結びつきました。また、各大学へのアプローチを強化したことも効果を

あげました。

事 業 名 実 施 期 間 参 加 者 数 マスコミ志望夏のセミナー (東京・大阪) マスコミ志望秋のセミナー マスコミ志望直前セミナー 新3年生のアナウンスセミナー

7月 10月~11月 2月 3月

168人

235人

292人 69人

合 計 764人

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Ⅱ ことばコミュニケーション技術等の一般への普及に向けて

1 ことばセミナー・講座等の開設

(1) 日本語センタースクール 話しことばの普及と放送に関わる人材の発掘・育成を目的に、世田谷の放送研修センター、渋谷、新橋の3会場で実施し、受講者数はほぼ18年度並みでした。 受講希望の多い季節コース「共通語」の開催を2回にしたことや、18年に厚

生労働省が推進している「若年者就職基礎能力支援事業」(YES-プログラム)

対象の講座として認定された「話しことば専科~人前で話す基本コース」には、

就職を間近に控えた若年層の参加が目立ったことなどが特徴です。 事 業 名 実 施 期 間 参 加 者 数

常設スクール 「最新アナウンスカレッジ」 「朗読・ナレーション教室」 「話しことば専科」

第1期 5月~7月 第2期 9月~11月 第3期 1月~3月

35クラス 268人 78クラス 839人 32クラス 206人

計 145クラス 1,313人 季節コース 「共通語」 「ナレーション専科」 「面接攻略」 「新・司会専科」 「キャスター志望者講習会」

5月期 1月期 8月期 9月期 9月期 10月期

4クラス 31人 2クラス 18人 2クラス 12人 1クラス 11人 1クラス 17人

計 10クラス 89人

合 計 8コース 1,402人

(2)NHK話しことば通信添削講座 「新・明快話しことば」「ビジネストーク」「なるほどスピーチ」「朗読入門」「最新朗読」「敬語の基本」「アクセント・発音」「アナウンスの基本」の8講座

で実施しました。受講者数は当初見込みより1割以上増えました。リピーター

の多い「朗読系」が19年度も堅調だったことに加え、「話し系」の受講者も予

想を超えました。自己研鑽の学習手段として存在意義が大きいことがあらため

て分かりました。

事 業 名 実 施 期 間 参 加 者 数

8講座 前期( 4月~9月) 後期(10月~3月)

870人 490人

合 計 1,360人

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(3)朗読事業 「全国巡回朗読セミナー」は17年度から春と秋に開催しています。19年度

もこれまで未開催の地域にも積極的に声をかけ、新たに高知、福井、宗像、室蘭、

芦別、飯塚で開催しました。最近は朗読への関心が高まり、市町村からの要請・

要望が増えているほか、春、秋両方のセミナーに参加する人が増えています。各

会場とも日本語センタ-の朗読に対する考え方やトレーニング方法に対し、強い

支持や信頼が寄せられています。

事 業 名 実 施 期 間 参 加 者 数 全国巡回朗読セミナー (35道府県 80会場)

5月~ 6月 8月~11月

506人 2,259人

合 計 2,765人

通信添削講座の「最新朗読」の受講生を対象に朗読のテープ審査を行う「朗読コ

ンテスト」を19年度も2回実施しました。参加者は全国から合わせて528人と

ほぼ例年並みでした。毎年挑戦する人も多く、レベルも確実に上がってきています。 また、「第12回 朗読フォーラム・イン砧」をNHK放送技術研究所講堂で開

催しました。日本語センタースクール「朗読サロン」の会員の自主的な表現活動に

協力する形で、全国から朗読愛好者、朗読ボランティアなど300人余りが参加し、

朗読発表が行われました。さらに、各地の朗読グループの指導者を対象にその指導

法を学ぶ「朗読グループリーダー研修」には102人が参加しました。学びの場と

して、またお互いの活動を知る機会として好評を得ています。

(4)先生のためのことばセミナー 4つの改革に取り組みました。 ○「夏のセミナー」では 教育現場での「聴く」ことが大切だという切実な要望に 応えるため、「聴く力を伸ばす」講座を新設しました。 ○1月に、冬休みが長い札幌で初めて開催しました。3日間で、札幌のみならず、

旭川、釧路、遠くは利尻、礼文から予想を上回る148人が参加し、「地域の事

情を考慮してくれて助かった」という声が寄せられました。 ○「春のセミナー」では従来の東京に加え、大阪でも開催し、受講者数はさほど

伸びなかったものの、今後に期待をもたせる結果でした。 ○春のセミナーから複数受講の場合には受講料を10%割引きとしました。 子どもの将来を担う先生方に一人でも多く参加して欲しいという思いから実施

したものです。 このほか、要請に応じて各学校に出向いて開催する「出張先生セミナー」は、

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19年度は全体で7会場増え、各学校からの要望も年々高まっています。

事 業 名 実 施 期 間 参 加 者 数 先生のためのことばセミナー ・夏(東京、大阪、名古屋、広島

福岡、札幌) ・冬(札幌) ・春(東京・大阪) ・出張先生セミナー(33回開催) ※ 12会場は講演形式

7月~8月

1月 3月 随時

1,060人

148人

251人

1,895人

合 計 3,354人

(5)ビジネス界を対象にしたセミナー 特筆すべきは「実践ビジネストークセミナー」と「実践プレゼンテーションセミ

ナー」の受講者が18年度より、あわせて80人増えたことがあげられます。これ

は、19年度も18年度に引き続き毎月開催したことや、18年度末に実施したホ

ームページのリニューアルで潜在的ニーズを掘り起こしたことなどが大きな要因

と考えられます。また、セミナー受講者の推薦で、その所属する企業全体の研修に

発展したケースもありました。 このほか、地元の財団法人せたがや文化財団と共催している「豊かなことばの世

界」も「朗読講座」を中心に順調です。

事 業 名 実 施 期 間 参 加 者 数 話しことばセミナー(2回) 実践ビジネストークセミナー (12回) 実践ビジネススピーチセミナー

(4回) 実践プレゼンテーション (7回) 社内インストラクター

養成セミナー(4回) プロのための短期集中アナウンス

トレーニング (3回) CATVアナウンスメント 実力向上研修 (2回) 豊かなことばの世界(3回)

夏(7月) 春(3月) 毎月開催

7月、11月、12月、2月

5月、6月、9月、10月、 12月、1月、2月 5月、7月、9月、11月、 10月、2月、6月 5月、10月 7月、11月、2月

400人 548人

(計948人) 142人

15人 44人

27人

66人 55人

75人

合 計 1,372人

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2 教育現場(学校)を対象としたことば事業 ○ 新規2大学を含む、23の大学と1つの専門学校から要請がありました。そのうち通年で講義を担当しているのは「横浜商科大学」「聖学院大学」「杏林大

学」の3大学、その他は集中講義という形で行っています。内容はすべて「言

語表現」「ことばコミュニケーション」です。ことばの乱れや、思っているこ

とが的確に表現できないなど若い世代のコミュニケーション能力が課題にな

っている中、ここ数年にわたる継続事業がほとんどです。 ○ また、19年度は小学校で授業を行う事業にも取り組みました。そのうち、平成17年度から3年間にわたって文部科学省「学力向上拠点形成事業」の

指定を受けた浅草中学校に対し、日本語センターは生徒の表現力を育成する

授業を行ったり助言したりして、協力してきました。その結果、浅草中学校

は19年度の全国学力調査で、数式の説明や国語の文章問題を解く力、「国

語・数学の活用能力の分野」で東京都と全国平均を5%前後も上回るように

なり、コミュニケーション能力の向上とともに、学力も向上したことで評価

されました。 ○ 小・中学生のうちにコミュニケーション力を身につけさせる取り組みは今後ますます増えてくると思われ、日本語センターは社会貢献として積極的に協

力していこうと考えています。 3 企業・団体向けことば研修

企業・団体研修は、話しことばのノウハウを社会還元する事業として財団発 足当初から実施してきました。19年度は18年度を上回る167の企業・団体

から要請があり、うち46が新規の受託でした。新たな受託先としては宗教法人

や製薬会社、地域の中小企業のほか、ユニークなものとしては高校野球解説者や

ナレーションを勉強したいという俳優からの要請もありました。 このように、19年度の特徴としては受託対象の広がりとともに、研修内容も

「職場での対面コミュニケーション」、「ファシリテーション」「テレビ会議での

プレゼンテーション」や「通信を使用した講義」など多様になってきています。 4 放送番組のアナウンス等業務 (1)放送番組におけるアナウンス業務

平成19年度にNHKから委託されたアナウンス業務は、18年度に比べ増

加しました。内容は放送番組への出演やデスクワーク業務などです。これらの

業務は日本語センターの研究・研修業務と一体的に運用することで大きな相乗

効果をもたらしています。

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まず日本語センターの韻律・息遣いの研究や勉強会などは、放送番組の模範

となる「自然なナレーション」に結びついています。また、様々な番組出演体

験によって、取材をベースにした実習スタイルの研修の開発にも役立っていま

す。日本語センタースクールにおける大学生の指導経験は、放送番組のインタ

ビューやリポートに生きています。

一方、デスクワークの業務委託では、アナウンサーへの外部からの協力要請

に対し、積極的に調整・対応したほか、日本語センターにはコミュニケーショ

ン力育成や啓発業務を振り分け、平成20年度の学校現場への社会貢献の道を

開きました。

NHKアナウンス室ホームページの管理や視聴者対応業務では、アナウンス

室業務を適切に補完し、視聴者の放送に対する理解を促しました。また、日本

語センターのことばコミュニケーション事業や学校現場への指導を番組化する

ケースが増えました。

このように、NHKからのアナウンス受託業務は、日本語センターの研究・

研修業務との相乗効果を生むほか、視聴者と向き合う業務において今後も開拓

の余地を残していると考えています。

(2)生字幕放送と解説放送 人にやさしい放送をめざすNHKの「生字幕放送」の拡充に引き続き積極的に

協力しました。相撲、プロ野球、サッカー、マラソン、フィギュアスケートなど

事前の準備ができない生スポーツ実況が中心です。アナウンサーや解説者の話し

た内容を要約して直ちに繰り返すリスピーク能力も向上し、耳の不自由な人たち

から「楽しみが増えた」などの評価が新聞紙上でもたびたび紹介されました。 また、テレビ放送で、目の不自由な人のために副音声を使って画面情報を伝え

る「解説放送」にも3年前から率先して取り組んでいます。19年度は「福祉ネ

ットワーク」3本を担当しました。20年度は北京パラリンピックが開催される

こともあり、大幅に増える見込みです。 5 外部研修等への支援・協力

静岡赤十字病院、杏林大学付属病院などで患者サービス向上の接遇スキルアッ プ研修を実施しました。 また、要請に応じてNHK各放送局のスタッフや企業・関連団体の社員・職員 を対象にした新人研修やマナー・接遇研修を実施しました。 このほか、各地の社会教育委員会や朗読奉仕員連絡協議会、日本盲人社会福

祉施設協議会などが主催する研修会に参加し、「朗読指導」や「音訳指導」に協 力したほか、中学、高校のアナウンスコンクールの審査や各学校の校内放送の

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指導要請などに対応しました。 さらに「裁判員制度」導入に伴い、難しい法律用語を一般人にも分かりやすく

解説するための日本弁護士会主催のプロジェクトに副座長として3年間にわた

って参加してきました。その成果として平成20年4月に「用語解説集」が法律

家向けと一般の人向けに出版されました。

6 調査研究 (1)「先生のためのことばセミナー」の受講者を対象に、学校での「話しことば

教育」の現状を把握するアンケート調査を継続して実施しました。その調査結

果はホームページにも掲載し、教育関係者からも好評を得ています。 (2)IT化の進展に合わせて、効果的な研修のあり方や、従来型ではない新しい

事業の可能性を検討してきましたが、19年度は「通信添削~新・明快話しこ

とば」のCD版を作成しました。20年度から、自主セミナーなどで活用する

ことにしています。

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Ⅲ その他

1 研修環境の整備

デジタル・ハイビジョン時代に対応するため、ハイビジョンVTR、ノンリニ

ア編集機、デジタル放送信号アナライザーなど研修機材の増備を行ったほか、研

修室の設備更新や研修フロアーの分煙化など、研修受講環境を改善・整備しまし

た。

2 内部統制の強化

内部統制の強化を図るため、以下のような取り組みを行いました。

(1)公的法人用の新経理システムを導入し、公益法人新会計基準に対応するとと

もに、経理関係業務の効率化・適正化を推進しました。

(2)ブレード(統合)サーバーや暗号化ソフトの導入、情報セキュリティ関連

規程や運用の見直しなど、情報セキュリティの一層の強化を図りました。

(3)HP(ホームページ)に大学生専用ページを設けるなど分かりやすさとア

クセス増を図ったほか、HP上での情報公開の充実を図りました。

(4)公益法人制度改革に向けて情報の収集やセミナー等への参加、課題の分析・

整理、関係規程の改正準備等を行いました。

3 理事会・評議員会

常任理事会を定例的に開催したほか、理事会、評議員会を次のとおり開催しま

した。

(理事会)

回 開催年月日 決定事項

第79回

第80回

第81回

平成19年5月18日

平成19年8月 8日

平成20年3月19日

・平成 18 年度事業報告、決算報告について

・理事長の互選について

評議員の委嘱について

・平成 20 年度事業計画、収支予算について

評議員の委嘱について

(評議員会)

回 開催年月日 決定事項

第48回

第49回

第50回

平成19年5月18日

平成19年7月19日

平成20年3月19日

・平成 18 年度事業報告、決算報告について

・役員の選任および退任について

役員の再任について

・平成 20 年度事業計画、収支予算について

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■ 平成19年度末における役員、評議員は次のとおりです。

[役員] [評議員]

理事長 船 山 真 評議員 池 川 博 士

理 事 内 村 正 教 評議員 奥 澤 隆 志

理 事 木 原 秋 好 評議員 勝 又 英 子

理 事 北 村 勇 評議員 金 子 和 夫

理 事 秋 本 敏 文 評議員 酒 井 忠 康

理 事 石 橋 庸 敏 評議員 清 水 眞 澄

理 事 甲 斐 睦 朗 評議員 資 宗 克 行

理 事 工 藤 俊一郎 評議員 玉 川 寿 夫

理 事 坂 庭 好 一 評議員 中 村 克 史

理 事 鳥 居 元 吉 評議員 中 山 壮 介

理 事 長谷部 恭 男 評議員 水 谷 修

理 事 山野目 章 夫 評議員 八 幡 恒 二

監 事 伊 藤 晶 夫

監 事 益 田 知 夫

4 組織・要員体制

研修事業部〔理事・研修事業部長〕

(40 人)「放送界の人材育成事業を中心に業務展開」

NHK職員研修、民放・CATV・海外放送局研修等

理事会 理事長

日本語センター 〔理事・日本語センター長〕

(22 人)「ことばコミュニケーション事業を中心に業務展開」

一般・学校・企業団体向けことばセミナー事業等

放送番組のアナウンス等業務

総 務 部〔理事・総務部長〕

(5 人) 経理・総務

*要員・・・役員 4人、職員 67 人(計 71 人)

職員 67 人中、NHKからの出向職員 21 人

【監 事】

【常任理事会】

評議員会

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5 賛助会員

本財団の事業運営を円滑に推進するため、会員の理解・協力が得られるよう

努めました。また、「賛助会員の集い」を開催し、放送と研修センター業務への

理解促進を図りました。

<賛助会員> 平成19年度末現在 賛助会員数 36団体(57口)

<賛助会員の集い>

日 時:平成19年11月16日(於)NHK放送センター

参加者:18団体29名

内 容:講演とスタジオパーク見学

6 役員報酬

当事業年度における財団役員(理事および監事)に対する報酬の内容は次の

とおりです。

対 象 者 人 数 報酬の額

常 勤 5名 51,785 千円 理 事

非常勤 8名 0

常 勤 0 0 監 事

非常勤 2名 0

*常勤理事の人数には改選(19 年 8 月)により当期中に退任した常勤理事

1名が含まれています(常勤理事の定数は4名)。