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コンテンツツーリズムとしての「街コス」 〜「ラブコスみやしろ2016」を事例として〜 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 菊地 映輝 東京富士大学経営学部イベントプロデュース学科 志塚 昌紀

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コンテンツツーリズムとしての「街コス」

〜「ラブコスみやしろ2016」を事例として〜

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科

菊地 映輝

東京富士大学経営学部イベントプロデュース学科

志塚 昌紀

1.はじめに

コスプレとは「アニメ、マンガ、ゲームなどのキャラクターに扮することを示す語」 (岡部 2014、P.373)

• 2014年度コスプレ衣装市場規模は前年度比1.7%増の430億円。

• 『コスプレ』は一般的な趣味と認知され、日本国内でハロウィンも定着した。ラ

イトユーザーの増加により市場は拡大(矢野経済研究所 2015)。

コスプレイベントの活況

近年、サブカルチャーの1ジャンルとして急速な盛り上がり。

これまでは、街中や商業施設といった公共空間でコスプレイヤー(コスプレ愛好家)を見かけることはほとんどなかった。

• 自宅からコスプレをしながら公道を歩くことは、コスプレイヤーの間で作られたコミュニティやコスプレイベントのルールに反する(貝沼 2016、P.51)

• コスプレを見慣れていない人に怖がられたり、作品に悪いイメージが付いてしまったりすることを防ぐために、会場以外での衣装やウィッグ着用はしないことがマナー (COSPLAY MODE 2014、P.99)

• コスプレイヤーにとって、ハロウィンはコスプレではなく「仮装」

1.はじめに

近年のコスプレイベントの傾向街コス=街全体をイベント会場とし、コスプレのまま街中や店内を移動し、遊んだり撮影したりできるイベントが登場。• 「acosta!」:池袋を中心に全国で定期的に開催

「街コス=コンテンツツーリズム」と捉えることが可能?→ ラブコス2016(宮代町)を事例に検証

画像出所: acosta!公式HP

2.先行研究の検討

コンテンツツーリズム研究におけるコスプレの位置• コンテンツツーリズムは、「アニメ聖地巡礼」の意味合いが強く(増本 2015)、アニメやマンガの舞台・モデルになった場所以外で開催されるサブカルチャーイベントについては、正面切って論じられてこなかった。

• コスプレは、アニメ聖地巡礼行動の枠組みの一部として紹介される程度に留まっていた。• 巡礼者たちの特徴的行動の1つが巡礼地でのコスプレ(岡本 2013、P.55)。

コンテンツツーリズムの根幹(国土交通省・経済産業省・文化庁編 2005)

• 地域に『コンテンツを通して醸成された地域固有の雰囲気・イメージ』としての『物語性』『テーマ性』を付加。

• その物語性を観光資源として活用。

開催地がコンテンツの舞台ではない街コスは、「コンテンツを通して醸成された地域固有の雰囲気・イメージ」や「物語性」

の地域への付加がないのでは?(Cf. 鎗水 2015)

2.先行研究の検討

コンテンツツーリズムとしての街コス(1)

山村(2011)のコンテンツツーリズムの定義

地域やある場所がメディアになり、そこに付与されたコンテンツ(物語性)を、人々が現地で五感を通して感じること。そして人と人の間、人とある対象の間でコンテンツを共有することで、感情的繋がりを創り出すこと

(山村 2011、PP.172-173)

山村・鑓水図式(=感情的繋がり)に準拠すれば、街コスをコンテンツツーリズムとして捉えることは可能?

コンテンツツーリズムとしてのサブカルチャーイベント

サブカルチャーイベントの• 中でもコンテンツ文化の共有、共に遊び楽しむ中で、新たなつながりは生まれうる(鎗水 2015、P.193)

ここでのサブカルチャーイベントには• 「『コスプレ』解放」(※)が含まれている。

※「イベントが行われている市街地、商店街や神社、洋館、工場といった建築物内等の領域で自由にアニメキャラクターの扮装をする『コスプレ』を可能に」(鎗水 2015、P.191)すること

2.先行研究の検討

コンテンツツーリズムとしての街コス(2)街コスの会場がアニメやマンガの舞台・モデルでなかったとしても、コスプレイヤー自身がその場所に物語性を読み取りさえすれば、地域に「物語性」は付与されるのではないか?

• 「コスプレイヤーが求めるのは、物語性を感じることができる場」(貝沼 2016、P.51)

• 「キャラクターがいそうな、あるいは連想されるような、二次元的な場所」でコス

プレイヤーたちは、「物語世界を再現しようとする」(貝沼 2016、P.53&55)

参加者が付加した物語性やテーマ性を、観光資源として活用できれば、コンテンツツーリズムとして捉えられるのではないか?

コンテンツツーリズムの根幹の定義(国交省ら)地域側が能動的に物語性やテーマ性を当該地域に付加するもの。

↕️街コスにおける構図(筆者ら仮説)参加者たちによって受動的に物語性やテーマ性を地域に付加してもらう。

2.先行研究の検討

コスプレイベントにおける街コスの位置づけ

コスプレイヤーがコスプレを行う場所の分類(貝沼 2016)

コスプレができるサブカルチャーのイベント①コスプレを② 目的としたイベント →街コスに合致個人撮影③ もしくは少人数のグループでの撮影会

※番号は引用者による

街コスが「コスプレを目的としたイベント」の新たな形態であるのか、以上の分類にあてはまらない、全く異なるコスプレの場であるのかを検討する必要性。

②「コスプレを目的としたイベント」の下位カテゴリ(貝沼 2016)

• パフォーマンスを目的としたイベント• 頻繁に行われる大きな建物等を利用したイベント• 独自のテーマを持つアミューズメント施設でのイベント

→「街コス」は、3つの下位カテゴリのどれにも属さない。

2.先行研究の検討

街コスに関する2つの問い

第1の問い

街コスはどのような観点からコンテンツツーリズムとして捉えることができるのか?

第2の問い

街コスはどのような性質を持ったコスプレの場であるか?

埼玉県宮代町で今年開催された街コスイベントである「ラブコスみやしろ2016」(通称ラブコス)を事例に、問いを明らかにす

ることを試みた。

3.ラブコスみやしろ

ラブコスみやしろ2016の概要

事例として取り上げる理由参加者• がラブコスを街コスイベントと理解の上で参加している。イベント• 主催者であるチームこみぞーやミネルバ社が筆者らの研究活動に対して理解を自由に調査を行えた。

開催日:2016年5月15日(日)会場:埼玉県宮代町各所(※右表1)※宮代町のコミュニティセンター進修館を中心にコスプレをしながら自由に街中を移動できる。

主催:チームこみぞー(※1)、㈱ミネルバ(※2)、宮代町、宮代商工会の4社主催

※1:地元商業者/在住者、宮代町、役場職員、地元在住者、地元大学の教員・学生などの有志※2:コスプレイベント会社

店名   ※括弧内は業種 種別

コミュニティセンター進修館 撮影スポット

みやしろ保育園の園庭 撮影スポット

蓮谷稲荷神社/蓮谷集会所 撮影スポット

浅間神社/辰新田集会所 撮影スポット

レストラン スプレモ(レストラン) 協力店

Flower Studio えりい(花屋) 協力店

福ちゃん(台湾料理) 協力店

レストラン ゑちごや(レストラン) 協力店

福寿司(寿司屋) 協力店

どさん子大将(ラーメン) 協力店

龍盛房(中華・ラーメン) 協力店

鈴木工務店(工務店) 協力店

ファミリーマート 宮代本田店(コンビニ) 協力店

前野屋(そば・うどん) 協力店

エネオス宮代SS(金子物産)(ガソリンスタンド) 協力店

セブンイレブン 宮代中央店(コンビニ) 協力店

お好み焼き 小麦(お好み焼き) 協力店

Cadeau [kado](カフェ) 協力店

カフェ・モコ(カレー) 協力店

パロキア(ピザとスパゲッティ) 協力店

養老乃瀧(居酒屋) 協力店

テシマ設計(設計事務所) 協力店

Hair Totti(ヘアーサロン) 協力店

支那そば 織ちゃん(ラーメン) 協力店

グリーンプラザ加藤園(園芸店) 協力店

やきとり すぎちゃん(焼き鳥・居酒屋) 協力店

表1 撮影スポット・協力店一覧

3.ラブコスみやしろ

• 進修館を活用したコスプレイベントは頻繁に開催されているが、どれも進修館館内と隣接する芝生広場でのみ撮影可能。

• 街中を自由にコスプレして移動することは許可されている「街コス」イベントは、宮代町ではラブコスのみ。

画像出所: ラブコスみやしろHP

3.ラブコスみやしろ

街中で撮影されたコスプレ

コスプレイヤーズアーカイブ(コスプレ専門SNS)に当日撮影された写真の一部がアップロードされている。

3.ラブコスみやしろ

街中で撮影されたコスプレ

コスプレイヤーたちは全く関係ない宮代町の風景や店舗を、自らが再現しようとするアニメ、マンガ、ゲームの物語世界として読み込んでいる。

コスプレイヤーズアーカイブにアップロードされた、ラブコスみやしろ2016内で撮影された写真28枚を、コスプレの題材となっている作品名を写真につけられたタグをもとに集計(右表2)

作品名 写真枚数おそ松さん 3ご注文はうさぎですか? 3テイルズオブイノセンス 1テイルズオブジアビス 2ハイキュー!! 3プリンス・オブ・ストライド 2ものの歩 4らき☆すた 3ラブライブ! School idol project 5刀剣乱舞 1東方Project 1総計 28

表2 撮影されたコスプレ

表中に挙がっている11個の作品中で、実際に宮代町が舞台やモデルとなっているものは存在しない。

3.ラブコスみやしろ

参加者へのアンケート調査回答率:76.1%(回答総数83件/イベント参加者109人)

1、回答者の性別

年代 女性 男性

10代 2 0

20代 58 4

30代 8 4

40代以上 0 1

無回答 6 0

総計 74 9

表3 回答者性別

ラブコスみやしろの参加者層は、コスプレイヤーの平均層とほとんど違いがなかった。

「日本のコスプレイヤーの大半は女性で、大学生や20代の社会人など、他に本業を持っている普通の人々である」(岡部 2014、P.372)と言われており、ラブコスみやしろ参加者も、20代女性が58人と全回答者の69.9%を占めた(右表3)。

3.ラブコスみやしろ

参加者へのアンケート調査回答率:76.1%(回答総数83件/イベント参加者109人)

2、回答者の住まい(右表4)

埼玉県以外の関東近県:約6割埼玉県内からの参加:約4割町内からの参加:0人

ラブコスみやしろ参加者•町外に住む人々であり、イベントの為に宮代に来訪している。•埼玉県在住者からの参加が多いのは交通アクセスの良さが、参加の呼び水として働いている可能性。

住まいの所在地 実数 パーセンテージ

宮代町内 0 0.00%

埼玉県内 32 38.60%

埼玉県以外の関東近県 48 57.80%

その他 3 3.60%

総計 83 100.00%

表4 回答者の住まい

参加者はイベント参加のために宮代町を訪れるというツーリズム的行動を行っている。

3.ラブコスみやしろ

参加者へのアンケート調査回答率:76.1%(回答総数83件/イベント参加者109人)

3、ラブコスみやしろ参加理由(※自由回答形式)※回答内容を筆者分類。1回答に複数要素が含れる場合は重複カウント(下表5)

街中やお店、施設で撮影できる:62.7%→筆者らの主観で更に細かく分類(右表6)

• お店で撮影ができるから(37.3%)• 街中で撮影ができるから(14.5%)• お店でコスプレしたまま飲食が可能(9.6%)• 進修館での撮影(8.4%) など

近場であること:9.6%去年参加して楽しかったから:6.0%友人・知人に誘われた:2.0% など

コスプレしたまま街中やお店で撮影や飲食ができるという街コスの性質に惹かれて参加した人が多い。

参加理由 件数 パーセンテージ街中やお店、施設で撮影できるから 52 62.7%近場だったから 8 9.6%去年参加して楽しかったから 5 6.0%撮影できるロケーションが豊富だから 6 7.2%自然や緑の中で撮影できるから 3 3.6%屋外で撮影できるから 2 2.4%友人・知人から誘われたから 2 2.4%その他 10 12.0%

表5 ラブコス参加理由

参加理由 件数 パーセンテージ街中で撮影ができるから 12 14.5%お店で撮影できるから 31 37.3%お店でコスプレしたまま飲食が可能だから 8 9.6%神社で撮影ができるから 6 7.2%進修館で撮影ができるから 7 8.4%保育園で撮影ができるから 1 1.2%コスプレをしたまま街中を歩けるから 1 1.2%

表6 「街中やお店、施設で撮影できるから」再分類

3.ラブコスみやしろ

参加者へのアンケート調査回答率:76.1%(回答総数83件/イベント参加者109人)

4、来年の参加意向(右表7)※参加者に5(思う)〜1(思わない)までの尺度で度合いを回答

回答の平均点:4.45

<自由記述欄>宮代町• の人々の優しさ、親切さに触れている回答:15件(18%)街中• に配置されたスタッフの多さに関する回答:5件(6%)

参加者の大半が来年も参加を希望している。これは、ラブコスみやしろ2016の満足度の高さを意味しているとも読み取れる。

尺度 件数 パーセンテージ

1 0 0.00%

2 1 1.20%

3 6 7.20%

4 21 25.30%

5 53 63.90%

無効回答 2 2.40%

総計 83 100.00%

表7 来年の参加意向

4.考察

街コスはどんな観点からコンテンツツーリズムとして捉えられるか(1)

(ラブコス内で撮られた写真からは)コスプレイヤーが宮代町の街や店舗に自発的に物語性を付与し、自分たちが再現しようとするアニメ・マンガ・ゲームの世界の一部としてその場所を読み込んでいることが分かった。

画像出所: コスプレイヤーズアーカイブ

4.考察

地域に存在する「普遍的な雰囲気・イメージ」に対して、コスプレイヤーたちにコンテンツを媒介した「物語性」「テーマ性」を付加してもらい、その〈物語性〉を観光資源として活用すること。

ただし「地域固有の雰囲気・イメージ」は存在しない

代替不可能• な地域固有性ではなく、代替可能で普遍的な雰囲気・イメージが存在する。

その• 雰囲気・イメージに対し、コスプレイヤーごとにコンテンツを媒介した物語性を付与してもらう。

だから• 、同じ場所でもコスプレイヤーごとに異なる物語世界の一部として読み込むことが可能。

街コスにおけるコンテンツツーリズムの根幹

街コスはどんな観点からコンテンツツーリズムとして捉えられるか(2)

4.考察

アンケート結果から〈感情的繋がり〉(山村・鑓水図式)として捉えたコンテンツツーリズムの萌芽が見て取れる。

15件(18%)で、スタッフや協力店を含む宮代町の人々が親切であったり優しかったりすることへ言及。

→イベントの運営スタッフと参加者という役割的な関係を超え、そこで「面対面の感情を含めたやりとり」(山村 2011、P.182)が行われたと見なすことができる。

→そうしたやりとりが「『感情的繋がり』としての『連』あるいは『ネットワーク』を生む」(山村 2011)

街コスはどんな観点からコンテンツツーリズムとして捉えられるか(3)

アンケート内でラブコスの感想・改善点を訪ねた質問への回答(一例)

宮代町の人たちがすごくやさしくてしんせつですごくうれしかったです。すごく楽しかったです。

お店の方もとても親切で、1日楽しく過ごすことができました。

スタッフのみなさんが笑顔でとても楽しくコスプレできました!

毎回参加させていただいておりますが、協力店様、スタッフ様、とても親切でアットホームなイベントで大好きです。次回開催も是非お願い致します。お疲れ様でした!

4.考察

街コスはどんな性質を持ったコスプレの場であるか

街コスは従来の分類には合致しない新しいコスプレの場として、これからコスプレイヤーの間でより普及していくと思われる。

②コスプレを目的としたイベント

街コス

コスプレイヤーの参加率が高いため、コスプレを楽しみつつ、他のコスプレイヤーとの交流ができる(貝沼 2016、P.52)。

↕️

店内で撮影できることが魅力。(他のコスプレイヤーとの交流が参加理由の回答者は0人)

むしろ、街コスは①「コスプレができるサブカルチャーのイベント」、③「個人撮影もしくは少人数でのグループでの撮影」の性質を持ち合わせる①:コスプレをしない人との交流ができる③:凝った構図やポーズを追求することができる

5.おわりに

街コスに関する2つの問いと考察

第1の問い

街コスはどのような観点からコンテンツツーリズムとして捉えることができるのか?

第2の問い

街コスはどのような性質を持ったコスプレの場であるか?

第1の問いに対する考察

<物語性>と<感情的繋がり>の2つの観点から、街コスはコンテンツツーリズムとして捉えられるのではないか。第2の問いに対する考察

街中や店舗内でコスプレ撮影や、コスプレしたままの飲食が可能な点をコスプレイヤーは求めて参加している。

5.おわりに

本研究の限界と展望

• 「ラブコスみやしろ2016」という1事例を元に考察を行った。

→今回得られた知見が他の街コスイベントにも当てはまるとは

断言できない。

• 特に、ラブコスはコスプレに関する知識をほとんど持ち合

わせない地元の人々が主体となり開催されたイベント。

• だからこそ、宮代町の人々とコスプレイヤーとの間に〈感

情的繋がり〉が生まれた可能性も考えられる。

今後、他の事例との比較検討などを通じて知見の普遍性を担保していきたい。

参考文献

貝沼明華(2016)「コスプレイヤーが求める非日常性――コスプレにおける場の意味」『コンテンツツーリズム学会論文集』Vol.3、PP.49-56

国土交通省・経済産業省・文化庁編(2005)『映像等コンテンツの制作・活用による地域振興のあり方に関する調査』国土交通省総合政策局観光地域振興課・経済産業省商務情報政策局文化情報関連産業課・文化庁文化部芸術文化課

増本貴士(2015)「コンテンツツーリズムと経営学」岡本健編『コンテンツツーリズム研究――情報社会の観光行動と地域振興』福村出版、PP.20-23

岡部大介(2014)「コスプレイヤーの学び――文化的実践としてのコスプレはいかに達成されるか」宮台真司監修、辻泉・岡部大介・伊藤瑞子編『オタク的想像力のリミット――〈歴史・空間・交流〉から問う』筑摩書房、PP.371-404

岡本健(2013)『n次創作観光――アニメ聖地巡礼/コンテンツツーリズム/観光社会学の可能性』、北海道冒険芸術出版

―――「メディア・コンテンツ・観光――アニメ聖地巡礼とコンテンツツーリズム」遠藤英樹・寺岡伸悟・堀野正人編著『観光メディア論』ナカニシヤ出版、PP.159-182

山村高淑(2011)『アニメ・マンガで地域振興――まちのファンを生むコンテンツツーリズム開発法』東京法令出版

鎗水孝太(2015)「サブカルチャーイベントと地域振興」岡本健編『コンテンツツーリズム研究――情報社会の観光行動と地域振興』福村出版、PP.188-193