（毎月5日・15日・25日発行）　　　第1466号（1）　　　平成27年12月5日（土）　　　　　（昭和49年11月25日第三種郵便物認可）

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　帰国子女として成蹊中学に

入学。学生時代を東京・武蔵

野の吉祥寺で過ごす。大学生

の時、中央線沿線の西荻窪駅

にあった居酒屋「てやん亭」

が好きで通い詰めた。その時

に「いつか自分でもこんな店

をやりたい」と思ったのが、

居酒屋業界に飛び込むキッカ

ケだった。

　岡村さんは中堅居酒屋

チェーンでの修業を経て、満

を持して「てやん亭」を経営

するベイシックスの門を叩い

た。駅から歩いて15分、看板

も出さずに営業する。来ても

らったお客さんに全力で喜ん

でもらう︱︱不利な立地で必

死に毎日営業し、反省して改

善する。その繰り返しの日々。

そんな毎日の中で売上の上が

る喜びを体感。「『てやん亭』

での経験が全て」だと、岡村

さんは当時を振り返る。

　ベイシックスで５年修業し

た後、目標より１年早い29歳

で独立。２００４年１月、東

京・吉祥寺に居酒屋「ガチャ

ガチ屋」をオープンした。専

門店化が進み始めていた居酒

屋業界にあって、「いろいろ

なものがある『居酒屋』が好

きだった」という岡村さんは、

30〜40代の人に「こんな居酒

屋が欲しかった」と言っても

らえる店を作りたかった。当

時29歳の岡村さんが自分より

ちょっと上の人たちのハート

を狙う店だった。〆は讃岐の

手打ちうどん。讃岐の方言で

食いしん坊をガチと呼んだ。

小銭で楽しめ何が出てくるか

ワクワクしたガチャガチャと

合わせて「ガチャガチ屋」と

名付けた。

　当時では珍しいお通しな

し。その代わり１品３００円

程度のつまみを７種くらい冷

ケースに入れて、選べるスタ

イルをとった。10坪・27席。

客単価２５００円の店だった

が、オープン３カ月後には大

爆発。ピーク時には５４０万

円を売る繁盛店になった。

　現在４店舗。「おいしいと

いう幸せを伝えるための店づ

くり、人づくり」を理念に、

商売を楽しんで、スタッフが

成長できる環境を作っていき

たいと岡村さんは語る。目下

の目標は自身が住んでみたい

と思う街、ベトナムに２年以

内に店を出すことだ。

商売楽しみ成長できる環境づくりを

２年以内のベトナム出店が直近の夢

商売楽しみ成長できる環境づくりを

２年以内のベトナム出店が直近の夢

グッドファット代表取締役社長

岡村 良太 氏おかむら りょうた

●主な記事●

マイナンバー制導入契機に労働環境の改善急務!?　目黒のビストロ《ジル》が実践する　ホワイト企業の「新・繁盛店モデル」ダイゴが銀座に熟成神戸牛の高級鉄板焼店ファーストＤが回転寿司参入へカームデザインが中華ビストロの進化形ビッグ・ベリーがブランド戦略で新会社設立曲がり角？外食大手が中国事業見直しへ

4,5,8……………

【オープン】藁ウ鴨ニハ福来ル／銀座 みやま／クレイズド　ワッフル／魚と酒　はなたれ／炉端 美酒食堂 炉とマタギ／かき小屋 飛梅新橋店

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