日本外食新聞 - 平成28年3月5日号

（毎月5日・15日・25日発行）第1474号（1）平成28年3月5日（土）　　　　　（昭和49年11月25日第三種郵便物認可）発　行　所株式会社外食産業新聞社（本社）東京都千代田区神田美倉町10 共同ビル2階28 〒101-0038 TEL03（5297）1601㈹ FAX03（5297）0551 http://www.gaishoku.co.jp 購読料　１年 16,200円（消費税・送料込み）郵便振替口座00190-3-192662 学生時代に道頓堀にあるお好み焼き屋でバイトをしたのが、飲食業に関わるキッカケだった。そのまま就職して調理師免許を取得したが、洋食をやりたくてフレンチをメインとする会社に転職。新業態の立ち上げチームに入れてもらい、イタリアンの楽しさを知った。もっとイタリアンを勉強したくて他社に転職したが、その後、もう一度その会社に戻り、和業態で寿司職人を経験して32 歳で独立した。三方丸く納まって欲しい、笑顔と活気に溢れ、すべてが満たされて帰って欲しい──そんな思いこめて社名を「泰丸（やすまる）」とした。２００６年12 月20 日、大阪ミナミエリア初のイタリアンバール業態として、「ピエーノ」をオープン。イタリア語で「一杯の」「満ちた」という意味だ。「週１回お客さんに会いたい」──そんな気持ちから、レストランではなく、カジュアルなバールにした。06 年といえば、まだ「バール」といっても何のことかわからないという時代。それでも、オープン間もなく大人気の店となった。当時の客単価は２５００円だったが、15 坪・30 席をスタッフと２人で切り盛りして４００万円を売り上げた。１号店は現在、アベレージで月商８２０万円を売るモンスター店だ。友人の住む高知に行き興味を持った上西さんは14 年10 月に食材調達の狙いもあって、大阪価格で高知に進出した。野菜、柑橘類、魚など、イタリアンで使う食材が豊富にそろう。「より多くの人に食べてもらいたいからあくまで大衆路線を貫く。『ピエーノ』以外のブランドや和食もやりたい」と上西さんは目を輝かせる。さらに「スタッフが何らかの理由で田舎に帰ることになった時には、そのエリアで地域に合ったブランドを作っていきたい。スタッフは店を出し、会社はその地域から食材を調達する体制を作る。47 都道府県すべてにお店がある状態を目指している」と語る上西さん。現在、「ピエーノ」ブランドは７店舗。「泰丸」は、大きな夢に向かって動き始めている。地元に帰るスタッフの独立支援へ食材調達のため47 都道府県に店を地元に帰るスタッフの独立支援へ食材調達のため47 都道府県に店を泰丸代表取締役上西弘泰氏うえにしひろやす ●主な記事● 4,9,10 ………………… 【オープン】 SPICE＆HERB SUPER“DRY”ヒルトンプラザ店／京都勝牛渋谷道玄坂／CAFE INSQUARE／SABAR 神戸元町店 2～3 ……… ◆若手経営者インタビューいま注目のワイン業態《ビオディナミ》業態コンセプトと今後の展開を問う!! ＢＲＡＶＡＳ／相原希社長六花界Ｇが新業態で肉ガストロノミーの試みロットが豚一頭買いのワイン業態１月の訪日客５２％増の１８５万人（政府観光局）ロードサイド覇者が郊外喫茶に挑む東京・六本木ロアビル１階に《六本木横丁》東武デパ池袋レストラン街刷新 4 … 5 ……… 8 ……… 9 … 10 ………… 5 ………………

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