第57回名古屋アジャイル勉強会「ソフトウェア開発に、...

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1 「ソフトウェア開発に、 変化を起こそう、 変化に立ち向かおう」 2013/10/12 ESD21 TPS/Agile ソフト研究交流会 名古屋アジャイル勉強会 山本 博之

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2013年10月12日に開催した第57回名古屋アジャイル勉強会(ESD21 TPS/Agileソフト研究交流会との共催)のワークショップ資料です。

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Page 1: 第57回名古屋アジャイル勉強会「ソフトウェア開発に、 変化を起こそう、 変化に立ち向かおう」

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「ソフトウェア開発に、変化を起こそう、

変化に立ち向かおう」

2013/10/12ESD21 TPS/Agile ソフト研究交流会

名古屋アジャイル勉強会山本 博之

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アジェンダ

● はじめに● 名古屋アジャイル勉強会ご紹介● ESD TPS/Agile ソフト研究交流会ご紹介・TPS/Agileについて● 動機づけ:変化とアジャイル● ワーク#1:現状分析● パネルディスカッション#1:アジャイルにやってます● 質問タイム● ワーク#2:理想分析● パネルディスカッション#2:どこからきて、どこへいくのか● 質問タイム● 共有・ふりかえり

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自己紹介

● 山本 博之(やまもと ひろゆき)● ベンダー勤務プログラマー● サーバー向けパッケージソフトの開発● 名古屋アジャイル勉強会スタッフ● もし変えられるなら、オブジェクト指向で開発する!● 今日持ち帰りたいものは、自分の殻を壊すヒント

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ご紹介

● 名古屋アジャイル勉強会● ESD21 TPS/Agileソフト研究交流会

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「ソフトウェア開発に、変化を起こそう、

変化に立ち向かおう」

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私たちを取り巻く環境の様々な変化

要求の変化(多様化、何が欲しいか顧客にも分からない、要求そのものを「開発」しなければならない)市場の変化(ボーダーレス化、労働の対価ではなく価値の対価へ)技術の変化(トレンドの入れ替わり、新たなプラットフォーム、アーキテクチャ、プロダクト、パラダイム)人の変化(世代間ギャップ、価値観の変化、コミュニケーションスタイルの違い)etc.

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変化に対応するには、変化が必要

● 環境の変化に対応するには、止まっていてはダメ● 私たち自身も変化していく必要がある● 変化を受け入れる

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変化を受け入れる

● 環境が変化することを前提とした姿勢・やりかた● 自分自身も変化する● 「アジャイル」という選択

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アジャイルソフトウェア開発宣言

プロセスやツールよりも個人と対話を、

包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを、

契約交渉よりも顧客との協調を、

計画に従うことよりも変化への対応を、

価値とする

http://agilemanifesto.org/iso/ja/

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アジャイルソフトウェアの12の原則(1/2)

● 顧客満足を最優先し、価値のあるソフトウェアを早く継続的に提供します。

● 要求の変更はたとえ開発の後期であっても歓迎します。変化を味方につけることによって、お客様の競争力を引き上げます。

● 動くソフトウェアを、2-3週間から2-3ヶ月というできるだけ短い時間間隔でリリースします。

●ビジネス側の人と開発者は、プロジェクトを通して日々一緒に働かなければなりません。

●意欲に満ちた人々を集めてプロジェクトを構成します。環境と支援を与え仕事が無事終わるまで彼らを信頼します。

●情報を伝えるもっとも効率的で効果的な方法はフェイス・トゥ・フェイスで話をすることです。

http://agilemanifesto.org/iso/ja/principles.html

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アジャイルソフトウェアの12の原則(2/2)

●動くソフトウェアこそが進捗の最も重要な尺度です。●アジャイル・プロセスは持続可能な開発を促進します。一定のペースを継続的に維持できるようにしなければなりません。

●技術的卓越性と優れた設計に対する不断の注意が機敏さを高めます。

●シンプルさ(ムダなく作れる量を最大限にすること)が本質です。●最良のアーキテクチャ・要求・設計は、自己組織的なチームから生み出されます。

●チームがもっと効率を高めることができるかを定期的に振り返り、それに基づいて自分たちのやり方を最適に調整します。

http://agilemanifesto.org/iso/ja/principles.html

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アジャイルは答えか?

● No!● アジャイルは手段● アジャイルは姿勢● ゴールを決めるためのフリーランニング(?)

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今日持って帰っていただきたいこと

● 変化に対応するための変化の必要性● アジャイル開発を行うことで何が得られるか● アジャイル開発を始めるためのヒント

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自己紹介

● お名前(本名でなくてOK)● お仕事(言える範囲で)● 今の生活や仕事で、変えられるとしたら、何をどう

変えますか?● 今日持って帰りたいものは?● [10分]

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現状分析

● 仕事、職場の現状を明確にしてみよう● 変化を起こすには、まず現状認識から

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ところで

● 「アジャイルの『レフトウィング』と『ライトウイング』」という図をご覧になったことありますか?

● 現状からビジネスゴールに向かっていく過程で、アジャイルのどんなプロセスやツールが役立つのかを、図示したもの

● 平鍋健児氏による

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http://blogs.itmedia.co.jp/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2012/09/09/whereisyouragile.png

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サッカーマッピング

● 「アジャイルの『ライトウイング』と『レフトウイング』」を参考に

● プロジェクト/仕事のゴールと● 業務上の取り組みを● サッカーのフォーメーション図のようにマッピング● 自分が何のために、なにを行っているか、再認識し

よう

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サッカーマッピング

※コートの絵は必ずしも描かなくてもよいです。

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サッカーマッピング

仕事・プロジェクトのゴール

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サッカーマッピング

仕事・プロジェクトのゴール

kkkk iiii

jjjj hhhh

gggg

ccccdddd eeee

bbbb

aaaa

プロセスマネジメント

ツール技術

ffff

※「選手」は必ずしも11人でなくてよいです

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サッカーマッピングの例

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サッカーマッピング

● 用紙を縦にして使います● 上にゴール(仕事の目的)を書いてください● あなたの仕事・職場で行っている取り組みを、付箋紙に書き出して、貼り出してください– 左にプロセスやマネジメント、

– 右にツールや技術

– 前後は好きに考えてください(守備的と攻撃的とか...)

● [10分]

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近くの席の人と見せあってください

● 質問をしてください● エースは誰ですか?● これはなに?自分のところではFW、あなたはDF、

なぜ?● [10分]

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パネルディスカッション

● アジャイル実践者が今行っていること– アジャイル開発を行ったプロジェクトの概要

– 採用したプラクティス(アジャイル的な取り組み)

● アジャイルから得られる効果

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質問タイム

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変化を生みだしていくためには

1.現場の環境を調査分析する

2.理想の環境を定義する

3.現場の環境と理想の環境とのギャップを埋めるための施策を実施する

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理想の環境を定義しよう

● 先ほどのサッカーマッピングを使います● 今度は理想の環境を書き出します● 「メンバーチェンジ」や「ポジションチェンジ」をして

ください● [5分]

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近くの席の人と見せあってください

● どこを変えましたか● なぜ変えましたか● その変化にはなにが必要ですか● [10分]

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パネルディスカッション

● アジャイル導入をどのように行ったか– 苦労した点、工夫した点

● 転機のようなものがありましたか● さらにこれから、どう変化していきたいですか

– なにを目指していますか

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質問タイム

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明日の一歩

● 今日のこのイベントに参加して、明日から自分はこう変わろう、変わりたい、と思ったこと

● どんな小さなことでもいいです● 名札の裏に、書いてください● その名札は、お持ち帰りください

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おさらい

● 私たちを取り巻く様々な環境の変化● アジャイル開発という手段● 現状分析● アジャイル開発のメリット● 理想分析● アジャイル開発を始めるヒント● 変化に対応するために、変化しよう

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共有・ふりかえり

● 今日の感想を話し合ってください● 付箋紙に書いて、台紙に貼り出してください

– KEEP: よかったこと

– PROBLEM: いまいちだったこと

– TRY: 試してみたいこと

● よい意見にはドットシール●●●を貼ってください

Keep

Problem

Try

aaaa

cccc

bbbb

dddd

eeee

ffff

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おつかれさまでした!

● 今日はご参加ありがとうございました