お前なんかハッカーじゃない╭( ・ㅂ・)و ̑̑

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お前なんか ハッカーじゃない ╭( ・・) و̑ ̑ timakin/@timadayon

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Page 1: お前なんかハッカーじゃない╭( ・ㅂ・)و ̑̑

お前なんか ハッカーじゃない ╭( ・ㅂ・)و ̑ ̑timakin/@timadayon

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よろ :)

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名前:高橋誠二 学歴:慶應経済4年

twitter: @timadayon github: timakin はてなブログ: timakin.log 居場所:Translimit, Inc.

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謎のおっさんのせいで @timakinが取れないため @timadayonに 落ち着いている。 本垢はだいたい timakinです。よろ:D

Twitter

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謎のおっさんのせいで @timakinが取れないため @timadayonに 落ち着いている。 本垢はだいたい timakinです。よろ:D

Twitter

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経歴

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小学3年生

ロックマンにはまったり、 初めてオフ会に参加したりして、 インターネットの可能性を実感する

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小学5年生

ビルダーで作ったポケモンの HPにお絵描き掲示板置いたら 何枚か絵が投稿されて、

インターネットの可能性を実感する

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中学生

メイプルストーリーに青春を奪われる。 ジョブはプリースト。可能性を実感。

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高校生

なんもしてない 同人ゲーム(うみねこ) の考察スレに張り付いて 人生無駄にした。

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大学生

1年の終わり~ プログラミングを始めて、 右往左往しながら7社くらいで インターン(させていただく)。

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社会人(来月4月~)

でなで働く :)

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今日のテーマ

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すっごいエモそう

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僕もエモいテーマで いきます╭( ・ㅂ・)و ̑̑

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お前なんか ハッカー じゃない

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最近エンジニア 教育サービス

がやったら盛んだし

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自分のエンジニアとしての あり方を意識する。

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つらい思い出 の蓋を

開けてみよう

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プログラミングを はじめたきっかけ

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事始めは3年前

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割と意識高い(笑) サークルにいた。

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ロジカルシンキング() な議論って、実際何かを 世のなかに提供してる?

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もう(机上で) あらそうのは やめよう…

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意識の高さとかじゃなく ものを作るという 結果で示そうや

という意識が芽生える。

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ちょうどこの時期

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友達 said “ん~~Haskellいい感じ”

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ブラッディマンディ おもろい

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プログラミングやったら 文系理系制覇っぽくて いい感じや。

ものも作れるしな。

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まずは

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わからない

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*ポインタ による洗礼

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え?猫でもわかるのに お前わからないの?

と言わんばかりの空気

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その後右往左往

PHPをちょっとやる。 ドットインストールも HTMLとCSSだけ 始まった時期なので 試しにやってみた。

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3ヶ月後

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運良く初めてのインターン

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PHP, Objective-C

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わからない

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質問しても

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わからない

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事例1

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初心者ぼく 「あの…なぜかこの処理が動かないです…」 Boss 「それはクラスのインスタンスを作ってないからかな」 初心者ぼく 「なんかよくわからないけど調べてやってみます!」 3時間後ぼく 「わからない」

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事例2

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初心者ぼく 「iOSのカメラ機能のサンプルコードが動きません!」 Boss 「あープロパティのメモリをallocしてないからだね」 初心者ぼく 「なんかよくわからないけど調べてやってみます!」 5時間後ぼく 「わからない」

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わからない

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普通に働いている エンジニアからしたら 当たり前のことが わからない場面に 現場で遭遇

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その度に、エンジニアの世界全体から 「お前なんかハッカーじゃない」 と、そう言われている気がした。

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「エンジニア辛すぎ、絶対職にしないわ」 と、心から思った。

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でも途中で諦めるのも もったいないので、惰性で続けた。

Rubyがなんかいい言語だなと思った。

なぜなら、使ってる人が 優しそうだったから。

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そんなこんなで

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あるとき Breakthrough

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ちょうどこの時期 統計の授業を取ってた。

各計算式を統計クラスにまとめた すごく簡単なコードを書いた。

その時初めてオブジェクト指向 なんたるかを意識して プログラミングできた。

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家への帰路で 跳ねながら帰るほど

嬉かった

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でもやっぱり うまい話は長く続かず

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事例3

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フレームワークを触りだして、 チュートリアルを終えたはいいものの、 その後全く手がつけられない。

ツイッターアプリから 先への道が全くわからない。 でも周りではすごいアプリが バンバン登場している。

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わからない

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頭をよぎる

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「お前なんかハッカーじゃない」

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その後、職場でもあまり 技術的な貢献ができず、 悪い意味で右往左往。 就活では金融メイン。

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エンジニアにはならない 絶対になれない なぜなら

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「お前なんかハッカーじゃない」

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そう言われてる 気がするから

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そんな中 9ヶ月ほどある会社で お世話になる。

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研修後いきなりの本番環境 (大規模)アサイン 全くわからないため、 周りに聞かざるを得ない。

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JS2行しか かいてない初コミット。

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でもメンターは 嫌な顔せず既存のロジック を説明してくれる。

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定義元を見直すという コードリーディングの習慣がつく。

それにより新しい資源や 技術への抵抗が消え去る。

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初日ぼく 「読むの時間かかって  JS2行しかかいてないや…」 Boss 「ええんやで」

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6ヶ月後Boss 「社員が二人死んだリファクタやってね」 6ヶ月後ぼく 「よめる:D」 「このわけのわからん構造を  銀河系デザインパターンと呼ぼう:D」

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抽象クラスに具体的な処理が書いてある。 一つの機能を実装するのに クラスが14個絡んでる。 Decoratorとしてクラスが6個ほど絡む。 さらにそれらのクラスが互いに継承しあって 使われてないクラスもあって ああああああああああああああああああああ

銀河のごとくクラスが絡み合う ギャラクティカデザインパターン。

よめる:D

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わからなかったら 周りに聞いていいんだ 聞いた方が早く進むんだ ここまで考えたらググらずに 聞くべきなんだ、という

エモい収穫がいっぱい得られた

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その結果

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指が動く かけるでー:D

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CLIツール

GunosyライクにQiitaの記事の パーソナライズドレコメンドの

結果を出力する

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・機械学習プロダクト開発 ・卒論用にgem作成 ・個人でアプリ運用できたー ・最近はReact + Node ・ポインタに対するなるほど感 ・やっぱエンジニアになる決断

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大変なことはあるけど なんとか地に足ついて できるようになった。

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「お前なんかハッカーじゃない」

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やればできる感 はどこから来たのか?

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ブレイクスルーの積み重ね

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アホいこと聞いても なんでも答えてくれる感 のある職場と、

もはやググるより早く聞く勇気

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個人で幾つか運用してみて 0から1の開発方法を学ぶ

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個人じゃ触れない 大規模開発で、全体の ロジックを意識しながら

開発する経験

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コードを「読む」 重要性を体感して、 それを習慣化する

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きっとハッカーに なれるんじゃないか精神

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最後に

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若者へ。

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コードを読んで行って、 フレームワークの欠点に 気づくまで深掘りするのを 避けず、低レイヤーの パフォーマンスを意識した 開発とか、設計面が堅牢かとか、 そういう他人に気を払った話をしよう

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特にWeb畑で育つと、 どうしてもC++とかそこらへんの 言語を触らずに生きていける ケースもあるので、積極的に サイドプロジェクトや理論の勉強で 使ってみよう。(反省)

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おじさん(予定)へ。

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メモリリークとかインスタンスの 初期化の必要性とか、 型による具体的な不具合とか 関数の副作用の話とか、 レイテンシの改善方法とか、 実際に壁にぶつかるまで 若手(弱小)はわからない。

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そもそもポインタによる メモリ節約の話とか、 実感持てず逃げる人すら 多い。ちょっとだけ多めにみて 丁寧に説明してほしい。 エンジニアの世界は、 (不要な)壁がでかすぎる。

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なぜ壁がでかい? どういう壁?

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理解しやすいように 全部ブラックボックス化して、

レールに載せるのも良くないと思う。 そこを逃げずに理解するのは

大事だと思う。

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原因は説明の仕方にあるんじゃ?

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何かを説明するとき、

~~は、 ~~という流れだから、 ~~なエラーがでる。

という感じで説明するのが 普通なのですが…

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~~は、 ~~というロジックだから、 ~~なエラーがでる。

ここを省略すると急にわからなくなる なぜエラーが出るのかという背景を 素直に調べる習慣を、若輩者に つけさせるにはどうしたらいいのか、 教育の一環で考えてほしい。

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まとめ

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若手 => 勉強 :D おじさん => 若い気持ちを忘れず寄り添おう :D

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俺はきっとハッカーに なれると信じて。

timakin ╭( ・ㅂ・)و ̑̑