さいたま労働 基準監督署 安全衛生課
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全国安全週間: 平成 2 5 年 7月1日~7日. 平成 2 5 年度 全国安全週間説明会. 準備月間: 平成 2 5 年 6月1日~30日. さいたま労働 基準監督署 安全衛生課 . 第1部 :全国安全週間実施要項 ― 休憩 ー 第 2 部 : 行動 リスク を 考えた安全 な 職場づくり !. 第1部 「 安全の指標」より. お持ちの方はお手元に準備してください。 ★ 本説明会の資料である「安全の指標」には、従来からの活動に加えて、改正された労働安全衛生法規やガイドラインが満載されています。. 第1編 平成 24年度 全国安全週間実施要綱(P8 . - PowerPoint PPT PresentationTRANSCRIPT
第1部 「安全の指標」より
第1編 平成24年度全国安全週間実施要綱(P8
お持ちの方はお手元に準備してください。★ 本説明会の資料である「安全の指標」には、従来からの活動に加えて、改正された労働安全衛生法規やガイドラインが満載されています。
お持ちの方はお手元に準備してください。★ 本説明会の資料である「安全の指標」には、従来からの活動に加えて、改正された労働安全衛生法規やガイドラインが満載されています。
今年で86回目 (昭和3年スタート) P8
基本理念:人命尊重
産業界における自主的な労働災害防止活動を推進するとともに、広く一般の安全意識の高揚と安全活動の定着を図る。
目的
企業を支えるのはそこで働く人であること、安全に働けることは企業の力となり、家族が安心して暮らせる社会であること。
安全週間の趣旨(平成25年) 平成24年の災害の動向は、 1,000人を超える死亡者数(震災を直接原因とする死亡者を除く)さらに死傷者数は 22年から3年連続で増加、特に小売業、社会福祉施設等の割合が増加。
現場確認、機械設備安全基準、作業手順などの基本ルールを守る原点帰還が必要。
トップから第一線の現場に至るまで全員で日頃の安全活動を点検し、一人ひとりが、労働災害防止の重要性、危険に対する感受性をたかめ、さらに前進させること。
本週間及び準備月間の実施事項 P10★経営トップの所信表明。
★経営トップから安全パト時、従業員への呼びかけ。
★安全の進め方について考える職場集会。
★安全意識の高揚 安全旗、ポスター、標語の掲示。
★「見える化」等、分かりやすく全員で取り組みやすい安全活動の募集及び発表。
★安全大会・表彰。
★緊急時の措置についての必要な訓練の実施(AED等)。
★労働者家族、見学等理解と協力を求める。
★ビデオ、スライド等の映写会講演会等。
★ホームページ等を活用し安全活動等を社会に発信。
継続的に実施する事項 p11~15継続的に実施する事項 p11~15
安全活動に係る総点検を行い、安全活動の定着と安全水準の向上を図るために!
ア 安全衛生管理体制の確立と自主的な安全衛生活動の促進
イ 職業生活全般を通じた各段階における安全教育の徹底
ウ 作業者の安全意識の高揚
エ 女性労働者や高齢労働者が活躍するための職場改善の推進
オ 緊急時における労働者の安全確保マニュアルの整備
カ 快適な職場環境の形成の推進
キ 労働時間等労働条件の適正化の推進
①全般的事項 (各項目内容については指標内を参照)
P38:P276表
P77
P42~76
②業種の特性に対応した対策及び特定の災害に対する対策の推進(各項目内容については指標内を参照)
ア 東日本大震災に伴う復旧工事における労働災害防止対策の 推進
イ 第三次産業における労働災害防止対策の推進
ウ 陸上貨物運送事業の労働災害防止対策の推進(交通労災対策含む)
エ 建設業における労働災害防止対策の推進
オ 製造業における労働災害防止対策の推進
カ その他の労働災害防止対策の推進 ・ 林業における労働災害防止対策の推進 ・ 爆発・火災災害防止対策の推進
P121:第3章
P110:第2章
P144:第8章 P100:第
1章
P125:第4章
P91
第3編 第12次労働災害防止計画の概要 P32~35
第4編労働災害防止対策の基本 P38~97
第1章 安全衛生管理体制の確立第2章 労働安全衛生マネジメントシステムの導入 と定着第3章 リスクアセスメントの実施 第4章 日常的な安全衛生活動 第5章 適正な作業方法の確立第6章 安全教育の実施第7章 機械の安全化第8章 爆発火災の防止
平成24年度説明会にて
お知らせ!● 熱中症予防対策 ●無災害表彰制度●死傷病報告の提出●化学物質管理の推進「安全データーシート(SDS)の活用」●安全衛生規則一部改正・食品加工用機械関係(平成25年10月1日施行)・車両系建設機械関係(平成25年 7月1日施行)●受動喫煙防止対策助成金制度リーフレット類社会福祉施設における労働災害防止のために。安全な店舗づくりの進め方。自社構内での荷役作業の安全確保にご協力ください。建設業労働災害防止協会「三大安全宣言運動 埼玉」。
熱中症を防ごう ! 四季のはっきりとしたわが国の気候においては、気温の高い夏期に熱中症の発生が集中しています。平成 22年には全国で熱中症による死亡災害が 47 件発生しています。※平成24年には21件発生。
熱中症を防ぐためには、関係者が熱中症に対する十分な認識を持つことが重要です。パンフレット「熱中症を防ごう」(638KB; PDFファイル ) 最新版は作成中です。暑い日は作業計画の見直しを!~昨年の傾向や今夏の節電計画に基づいた平成24年の職場での取り組み~(厚生労働省のページにリンク)
埼玉労働局ホームページより
無災害記録証を授与することができます 埼玉労働局ホームページより
厚生労働省では、一定の期間において労働災害を発生させなかった事業場に対して、無災害記録証を授与しております。これは別添1の「無災害記録証授与内規」(PDF:99KB)に基づいて、無災害であった労働時間数に応じて、第 1 種から第 5 種までの 5 段階の無災害記録証を授与できる制度で、事業場からの申請に基づいて、厚生労働省労働基準局長名の無災害記録証を授与されることになります。無災害であった労働時間数は業種によって異なることのほか、労働者数が100人未満であるか、 100人以上であるかによって異なります。どの水準で定められているかは、別表第1の「第1種無災害記録時間数」(PDF:300KB)を参照してください。 なお、建設業に関しましては、建設店社の記録と建設工事の記録とで異なっております。建設店社については年間完成工事高が 250 億円未満と以上とに分け、別表第2(PDF:219KB)の労働時間をもって行うこととなっております。また、建設工事に関しましては別に定められた「建設事業無災害表彰内規」により行うこととなっております。 ー 中略 ー以上、行政機関からの記録証授与についてお伝えいたしましたが、中小企業で、労働者数が 10 名以上 100 名未満の事業場につきましては、中央労働災害防止協会から「中小企業無災害記録証」が授与される制度があります。この制度は無災害日数により記録証が授与される仕組みです。無災害日数による授与の基準については、中央労働災害防止協会のホームページで確認することができます。 申請の方法などは、埼玉労働基準協会連合会 (048-822-3466)にお問い合わせください。
建設事業無災害表彰状を授与することができます
1 1. 厚生労働省では、次の 1から 3の全てに該当する事業であって、全工期を通じ、業務上の災害が発生しなかった事業場に対して、厚生労働省労働基準局長名の表彰状を授与しております。 事業の期間 ( 工期 )が予定される事業であること。 2.労働基準法別表第 1第 3 号 ( 土木、建築その他工作物の建設、改造、保存、修理、変更、破壊、解体又はその準備の事業 )に該当する事業であること。 3.労働者災害補償保険の保険料 ( 概算又は確定 )の額が 160 万円以上であること。 ここで、「業務上の災害」とは、死亡災害、休業災害又はこれらの災害以外の災害であって、労働基準法施行規則別表第 2 身体障害等級表に掲げる身体障害を伴うものです。 なお、業務上の災害であっても、出張等で一般公衆の用に供せられる交通機関を利用中に発生した災害は、ここでは業務上の災害から除かれます。
2 表彰の申請は、別添1、埼玉労働局版の申請書(PDF:129KB)を作成し、所轄の労働基準監督署長を経由して埼玉労働局長あてに申請してください。労働基準監督署長の審査、埼玉労働局長の審査を経て授与されることになります。 なお、表彰状が授与された後に、業務上の災害が発生していたことが判明した場合は、表彰状を返還してください。
3 この制度は、別添2「建設事業無災害表彰内規」(PDF:64KB)に基づく制度です。
埼玉労働局ホームページより
労働者死傷病報告の提出を!
労働者が作業中に休業災害を発生させてしまった場合に、労働安全衛生規則により災害の発生した場所を所轄する監督署に「労働者死傷病報告書」を提出しなければなりません。休業4日以上は「様式23号」1日から3日までの休業の場合、四半期報告にて「様式24号」が必要となります。 また、出張中における災害や荷主先での災害は被災者所属事業所を所轄する監督署への提出となり、派遣労働者が被災した場合、派遣元事業場、派遣先事業場それぞれを所轄する監督署に提出する必要があります。 なお、派遣元は、派遣先に対し、所轄の労働基準監督署に提出した労働者死傷病報告の写しの送付を求め、写しの内容を踏まえ、労働者死傷病報告を作成し、所轄署への提出をお願いします。
SDS 制度 [ Safety Data Sheet ] SDS 制度とは、事業者による化学物質の適切な管理の改善を促進するため、化管法で指定された「化学物質又はそれを含有する製品」(以下、「化学品」)を他の事業者に譲渡又は提供する際に、 SDS(安全データシート )により、その化学品の特性及び取扱いに関する情報を事前に提供することを義務づけるとともに、ラベルによる表示に努めていただく制度です。 取引先の事業者から SDSの提供を受けることにより、事業者は自らが使用する化学品について必要な情報を入手し、化学品の適切な管理に役立てることをねらいとしています。※ MSDS から SDS へSDSは、国内では平成 23年度までは一般的に「MSDS (Material Safety Data Sheet : 化学物質等安全データシート)」と呼ばれていましたが、国際整合の観点から、 GHSで定義されている「 SDS」に統一いたしました。また、 GHSに基づく情報伝達に関する共通プラットフォームとして整備した日本工業規格 JIS Z 7253においても、「 SDS」とされております。厚生労働省 HP 「職場のあんぜんサイト」から「リスクアセスメント実施支援システム」をクリック、支援ツールとして「コントロール・バンディング」があり、簡易管理対策が行えます。
化学物質管理の推進「安全データーシート(SDS)の活用」
平成 25年 10月1日から、食品加工用機械について、作業の特性に応じた安全対策を義務付けた労働安全衛生規則(以下「安衛則」という)が施行されます。 (平成25年 4月 12日に改正安衛則が公布されました。)機械の危険な部分への覆いの設置や、食品の原材料の送給・取り出し時の運転停止、用具の使用などが義務付けられました。 平成25年7月1日から車両系建設機械(解体用)運転技能講習規程の改正により「鉄骨切断機・コンクリート圧砕機・解体用つかみ機」の内容が追加され、それ以前に取得している資格者も、平成27年6月30日までに行われる(仮称)特例講習を受講した者には同様に取り扱うことができることとした。 また、それら機械に関する規則内容を追加しました。
安全衛生規則一部改正
【受動喫煙防止対策助成金制度(改正後)の概要】 1 対象事業主 ・ 労働者災害補償保険の適用事業主であること ・ 中小企業事業主※であること ※ 業種に応じて常時雇用する労働者数または資本金の規模 の基準を満たす必要があります。 2 交付対象 ・ 一定の要件を満たす喫煙室の設置に必要な経費 ※ 工事の着工前に「受動喫煙防止対策助成金交付申請書」を 埼玉労働局長に提出し、あらかじめ交付決定を受ける必要 があります。 3 補助率、交付額 ・ 費用の1/2(上限 200 万円) 4 申請書等提出先 ・ 埼玉労働局労働基準部健康安全課 (☎048-600-6206)
行動リスクの要因
知識の不足
経験の不足
意欲の欠除
過労
仕事への不適応
悩みごと
人間特性としてのエラー
知識のための教育よりも正しく実践するための教育。指示を間違えずにやれるための教育。自分で安全上の問題を発見し、解決できるようになるための教育。
行動原理は、自分が目指すものに向かおうとする自主性にある。安全に横着な人間にも、別の動機がある。安全態度は属している集団の力が大きく影響する。規律の欠如は、監督者のあり方が一番問題である。
上位者や同僚への気づき
肉体疲労は回復しやすいが、精神疲労は回復しにくい。
心身機能に対する配慮。教育訓練、指導を行っても適応が難しいと思われる場合は再配置。
ポイント
前回のおさらい ヒューマンエラーはなぜ起きる?
フェーズ 脳波パターン 生理的状態 注意力・判断力
0 δ波(デルタ ) 睡眠 ゼロ
Ⅰ θ波(シータ ) 疲労、眠気 強い不注意状態が続き、度忘れ、ポカミスが多い
Ⅱ α波 ( アルファ) 休息、定常作業時 予測活動が活発に活動せず、創造的な意志力も期待できない
Ⅲ β波(ベータ) 積極活動時 うっかりミスを起こすことはほとんどない
Ⅳ 強い β波 又はてんかん波
感情興奮時パニック状態
一点に意識が集中し、他のことが目に入らず、正しい判断ができない
感性の違い
意識レベルと脳幹網様体の働き
錯覚
近道反応
集中力は持続しない
★ と 、 と をそれぞれ実線で結びます。★このとき と を結ぶ場合 と の間を通り、 と を結ぶ場合 と の間を通ります。★しかし、それぞれを結ぶ線は決して交わってはいけません。
A B C D
A
A
BC
CD D
B
A
B
C D
63
54 36
48
0
10
20
30
40
50
60
70
視力
薄明順応
平衡感覚
脚筋力
は最高値 に対する55歳~59歳の相対比です
は20~24歳また
加齢と身体機能
(高齢化時代の安全より)
暗がりでの物や色を即座に識別する反応度合い
転倒は年齢と深い関係にあるの?
転ばぬ先の杖(安全)! 次のような点に注意①小さな段差や床板の破損、小さな突起物などをなくす。
②床面に布・紙・コード類・長尺ものを置かないようにする。③物の置き場を明確に区分。④球状の物、円筒状の物、車輪が付いた物などは、
置き場の周囲に柵をたてる。⑤床は整理整頓し濡らさない。⑥履物はゴム底などの滑りにくいものとする。⑦通行や作業に十分な明るさを保つ。⑧個人の注意だけに頼らず、職場が率先して対策を講じる。⑨朝礼時の体操など、定期的な運動を励行する。
リスク回避生きるための失敗の学習 熱い、痛い、繰り返すことで近づかない
職場においては4つのMについて検討が必要Man (気持ちの高揚、人間関係、睡眠と休養、運動)
Machine(安全防護、本質安全化、作業性、表示装置レイアウト)
Media (作業姿勢、作業方法、作業環境、作業手順)
Management(管理組織、規則基準、計画、教育訓練、監督・指導)
MAN (気持ちの高揚、人間関係、睡眠と休養、運動)
仕事の充実感とやる気は正比例。 仕事への誇りと喜び。プロはノーエラー(責任感)。 管理監督者が姿勢を見せる。職場全員で決めた行動目標の一人ひとりの決意。安全作業には、青と赤は存在するが黄色は存在しない。
チームワークは集団規律を強固にする。指差呼称を確実に。睡眠と休養を十分に。職場体操は仕事への準備、疲労回復の手段。
MACHINE(安全防護、本質安全化、作業性、表示装置レイアウト)
可動部分の防護。作業点の防護。作業性も重要な安全要素。安全機能が内臓され、または組み込まれている。 フールプルーフ機能があるもの(人間エラーの防護)。
フェールセーフ機能があるもの(機械エラーの防護)。
取扱説明書はエラー防止のテキスト。自動機械、産業用ロボットは安全機械ではない。表示装置の人間工学的対策。
MEDIA (作業姿勢、作業方法、作業環境、作業手順)
疲れない作業姿勢。(個人への配慮) 立位作業点20× 90㎝ 座面高さ38~41㎝
無理な力を使わない。かがむ、またぐに要注意。 見えやすくする。(照明) 見分けやすくする。(色彩の効果)聞こえやすくする。(騒音を減らす) 暑熱を防ぐ。4 Sは対策の原点。作業手順には必ず急所(注意事項)と備考(ポイント)を。 予期しない突発的なものは別とし非定常作業の対策も。
MANAGEMENT(管理組織、規則・基準、計画、教育訓練、監督・指導)
PDCAサイクルを完成させる。すき間のない安全管理体制。トップのあり方。安全管理者や職長の活動。安全委員会の運営を大切に規定・基準類を整備する。安全管理計画でトップの決意を示す。安全教育には動機づけが必要。作業行動を的確に点検。効果のある日常の管理活動。(4 S 運動・安全当番制度・ TBM ・職長会・安全提案制度・ヒヤリハット報告制度・相互注意運動・ KY活動・指差呼称)
降車したSさんは、荷主の作業者がフォークリフトにてトラックに荷物を積み込むのを待ったが辺りには誰もいない。
事例1: 運 転
4tトラックにて荷主の所定ヤードに停車。
Sさんは、フォークリフトに鍵が付いていることを見つける。
被災者:S氏:男性:44歳
荷主事業場における荷受け作業において
事例1: 運 転フォークリフト運転技能講習資格がない者が運転操作を
行った。労働安全衛生法第61条における違反行
為
運転位置から離れる場合、原動機を止め、停止状態を保持するためのブレーキ等の迷走防止措置を怠った。労働安全衛生規則第151条の11における違反行
為
フォークリフトの鍵が車両に付いたまま放置されていたこと。
安全配慮における鍵の取り扱い教育不足が見受けられる。
災害へ導いたリスクはどこにあったのか!
事例2: 確 認
S事業者は双子ビルのキュービクル年次点検を受注する。
商業ビルであったので、早朝に点検を行うこととなった。
作業者が不足していたため、娘婿のTさんに「アルバイトをしないか」と娘を通して持ちかける。
通勤前に作業は終わるとのことであったので、Tさんは、承諾し、出向くことになった。
被災者:T氏:男性:26歳
キュービクル点検・清掃作業において
事例2: 確 認
双子ビルの電源が1階のビル正面に背合わせで設けられている。
それぞれの屋上にキュービクルは設けられている。
S事業者は、1階の電源盤2棟分を一度に遮断(開路)し、二人で屋上にあるキュービクルに出向く。
建物は施錠管理されているため、背面にある屋外非常階段にて昇降する。① ②
事例2: 確 認
① ②
T氏S事業者 T氏
S事業者
① ビルのキュービクル清掃・点検・測定・試験が終了したので、Tさんは②ビルの屋上キュービクルの清掃に向かい、S事業者は、①ビルの電源を入れようと1階に向かう。S事業者は屋上にいるTさんに対し声かけをする。
Tさんはその場にて返答。①おー
い、
電源入
れるぞ! ②
分かりまし
た。
事例2: 確 認
① ②
S事業者
S事業者は1階の電源を入れたところ、屋上から大きな音とともに叫び声が聞こえた。
S事業者は屋上にいるTさんに対し声かけをするがTさんからの返答がない。
この時、S事業者は、②ビルの電源を入れたことに気付く。
S事業者は屋上にいるTさんの所へ向かい、倒れているTさんを発見。
Tさんは救急搬送された病院先にて、死亡が確認された。
ドンギャー
① ②おー
い、
如何
した!
事例2: 確 認
① ②S事業者やTさんが、音声のみの確認方法ではなく、感電の危険性がないことを確実に確認できる方策が必要となる。
一度に双方の電源を遮断してしまう行為は、短絡行為となり通電の際に誤操作につながるため、1開閉機ごとに対し所要事項の表示を行うことが必要となる。
S事業者は、1階の電源盤2棟分を一度に遮断(開路)し、二人で屋上にあるキュービクルに出向く。
S事業者は屋上にいるTさんに対し声かけをする。Tさんはその場にて返答。
安全衛生規則第339条における違反行為。
災害へ導いたリスクはどこにあったのか!
教育訓練を継続的に実施し、安全に対する感受性を高め、真の確認とは何かを個々に動機づけることが行動リスクの回避につながる。
本日まとめの一言
説明内容についてのお問い合わせについては、さいたま労働基準監督署安全衛生課 田中までお願いします。