社会的課題としての認知症 ~学生のみなさんの取り組みに向けて~
TRANSCRIPT
社会的課題としての認知症~学生のみなさんの取り組みに向けて~
http://www.facebook.com/makoto.okadahttps://twitter.com/okadamkt
2016.10.11 @ 青山学院大学・法学部 キックオフ「認知症の人の社会共生と課題解決」のための学生による国際交流・共同研究プロジェクト
富士通研究所 R&D 戦略本部/認知症フレンドリージャパン・イニシアチブ
岡田 誠
認知症のような社会課題は、企業・自治体・NPO という単独のセクターだけでは解決できない。
企業 Business Sector
行政/公的機関 Public Sector
コミュニティSocial Sector
“ 問い”
http://www.dementia-friendly-japan.jp/
問題意識
外形的数字としての認知症
A->A’
A->B
System
数値に囚われれば見失うものもある
Product +service
innovationMarket
innovation
Politicalinnovation
Culturalinnovation
Vicki Sellick, Senior Programme Manager, Nesta
イノベーションと行動変容
A->A’
A->B
System
Economical Situation
Popu
lati
onフォーカスポイントの明確化
gap
「認知症の人にやさしいまちづくりガイド」http://www.glocom.ac.jp/project/dementia/113
世界の潮流 Dementia Friendly Communitiy
http://runtomo.jimdo.com/http://runtomorrow.jp/
RUN 伴( RUN TOMORROW)
曖昧性が高い 具体性が高い
1. 視点の発見 2. 視点の育成 3. 視点の具体化
様々な関係者の対話や観察から,社会課題に対する視点・方向性を発見する.
発見された視点をもとに,周辺領域まで含め,丁寧に観察し,視点を育成していく.
社会課題を適切なサイズの具体的なプロジェクトに落とし込む.
社会課題を起点とする共創のプロセス
# 何を、誰と、どのように
# ピープルデザイン的であること
認知症になっても、できなくなることも多いが、できることもたくさんある。 認知症になると不便なことが増えるが、決して不幸ではない。 認知症になっても、絶望することなく、生活の仕方の工夫を紹介して、希望を持て生きる。 認知症になっても、人生をあきらめない。 認知症への偏見は認知症当事者も信じて生きる力を奪うので、この偏見をなくしたい。 認知症になったからこそ、他人を気にせず、自分の好きなことをしてもらいたい。 不便さを乗り越えて、自分の生活を張り合い持つように工夫して、充実した人生を送ってもらいたい。 私の生き方を参考にして、自分らしく生き方を模索して、残りの人生、悔いのないよう生きてほしい。
「私が伝えたいこと」 ( 佐藤雅彦さん )
私は、認知症になってから、新たに覚えたことがたくさんあることを伝えたい。 失った機能を数えたり、歎いたりするのではなく、残された能力を信じて、悔いのない人生をおくってもらいたい。 認知症になっても、認知症に負けない人生をおくってもらいたい。 新しいことでも、始める前からできないだろうと思わず、まずはじめてみて、過度にストレスを感じるようだとやめる。 認知症当事者は何も考えられないとではなく、豊かな精神活動を営むことができる人ととらえてほしい。 認知症当事者を介護の対象だけの存在ではなく、私たちが形成する社会の一員とみとめて欲しい。 他人と比較することなく、なにができなくとも、自分は価値のある尊い存在だと信じて生活してもらいたい。
AIM まとめシート
理想像
エネルギー源(原動力)
価値観・強みアクションプラン
理想と現実のギャップ、課題
現状を端的に言うと・・・
活か
すこ
と
変え
るこ
と
前進する力
“ 物語”からの構造
現在の思い過去から現在へと連なる
過去から生み出される
未来への思い
もやもやとした状態
左辺と右辺
創造性
DementiaFriendlyJapanInitiative