自社製品とカメラが繋ぐ、"開発"と"ユーザ"...

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自社製品とカメラが繋ぐ “開発”と“ユーザ”の二つの現場 DevLove現場甲子園2015 東北大会 IT活用トラック トライポッドワークス株式会社 菊池 崇仁

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Page 1: 自社製品とカメラが繋ぐ、"開発"と"ユーザ" 二つの現場@DevLove現場甲子園2015 東北大会

自社製品とカメラが繋ぐ“開発”と“ユーザ”の二つの現場

DevLove現場甲子園2015 東北大会 IT活用トラック

トライポッドワークス株式会社 菊池 崇仁

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自己紹介 菊池 崇仁 (きくちたかひと)

トライポッドワークス株式会社

仙台本社に勤務

社会人エンジニア四年生

取り組んでいる技術領域は

デバイス系中心に色々と

大学~大学院は組込みや回路

といったハードウェア系を専攻

現職ではAndroid上での試作開発を

中心に、スマホ・ウェブ連携・

ウェアラブルなどユーザに近い

領域のソフトウェア開発を行う

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自己紹介各種コミュニティ活動

東北情報セキュリティ勉強会

(2009 ~ 現在)

情報系学生勉強会”STDIO.S”

(2011/02~2012/03)

イベント登壇・講師担当など

Tohoku Hackathon 2015(2015.01)

東北IT物産展 in 青森(2015.08)

など

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会社紹介トライポッドワークス株式会社

2005年11月設立(今年10年目)

従業員数 32名(2015.10現在)

仙台に本社を置くITベンチャーです

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セキュリティソリューション製品

開発・販売

ITでかんたん・あんしんを手の届きやすい位置に

カメラソリューション製品

開発・販売

本日はこちらの話です

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トライポッドワークスのカメラ事業

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現場の見える化、映像データの利活用を手の届きやすい価格で

http://www.tripodworks.co.jp/product/viewcamstation/

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製品特徴 専門知識不要。だれでも簡単にカメラモニタリング

環境を構築できること。

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製品特徴ViewCamStationの主な機能

ブラウザベースのUI搭載で、デバイスを選ばず閲覧可能

「簡単セットアップ」でカメラを自動登録

専用網を必要とせず、既設のネットワークに設置可能

ユーザの用途に応じて選べる様々なビュー方式

シンクロナイズド

タイムラプス

マルチビューイング

イメージログ

弊社提供のDDNSサービスを利用することで、

インターネット越しからの閲覧も可能

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製品使用例(設置例)

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製品使用例(設置例)

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製品使用例(マルチビューイング)

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製品使用例(ライブビュー)

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製品使用例(タイムラプス)

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https://www.youtube.com/watch?v=pdHO_1JqBXg

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製品使用例(タイムラプス)

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https://www.youtube.com/watch?v=x8nNB8vJgiI

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モバイルアプリもあります

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検索ViewCamStation

気になった方はアプリストアから以下を検索

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カメラ事業チームの“二つの現場”

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製品開発 導入・運用

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カメラ事業チームの“二つの現場”

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製品開発 導入・運用どちらも私たち

カメラ事業チームが行っています

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カメラ事業チームの“二つの現場”

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製品開発 導入・運用

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手探りで始まった製品開発 現在のカメラ事業チームは、元々組込みソフトウェアや

画像処理を軸に試作ソフトウェアの受託開発を行っていた

チームだった。

受託開発や成果物の実証実験を通じて、製品化に向けた

ノウハウが蓄積。特にIT農業分野では目立った実績もあった。

これらの実績から製品化の見通しが立ったところで、

受託開発から製品開発へと部署全体の方向性を変更。

これが1年前。

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実証実験の模様はテレビにも紹介されました(引用: ミヤギテレビ ボス魂 2014.5.10放送より)

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2014.11.11

リモートモニタリングシステム

「ViewCamStation」販売開始

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製品を持ったことで噴出した課題

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はじめての注文・出荷処理大量の管理ドキュメント作成

タイムラグが発生する製品在庫調整・管理

製品導入サポート・保守体制の確立

ユーザからの要望吸い上げ

次期開発項目の優先度付けおざなりになる品質管理

新機能追加の度に増えるテスト項目

書いてほしいことが書いてない海外からのマニュアル翻訳

海外の商習慣に左右される海外ハードウェアベンダとの調整

インタフェースが統一されていない新規対応カメラ

各種営業ツール・デモ環境の作成アルファユーザの開拓

新規販路・販売パートナーの開拓

メディアや展示会を通じた製品の露出

保守代理店の開拓なかなか進まない社内での製品特徴の理解営業・宣伝活動

新機能対応・品質管理

事務処理

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“全員エンジニア”なのも良し悪し 一人一人に求められる “圧倒的当事者意識”

カメラ事業チームは元々受託開発チームということもあり、

マネージャ1名、エンジニア4名、デザイナー1名の6名体制で

稼働していた。

製品を持つにあたって必要な業務のうち、

製品開発を除く約半数以上の業務が未知の分野。

できないのは当たり前。だからみんなでやる。

特に在庫の受け入れや管理、注文周りといったところは

社内での取り決めを定めるところから始まったので、

流れが定まるまでかなり苦労しました。

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海外パートナーとのやりとりの難しさ 私たちが取り扱っているネットワークカメラは、手の届きやすい

価格で提供するために中国や台湾のハードウェアベンダのカメラを

採用しています。

海外のパートナーとやりとりを行うと、国内とはまた違った

トラブルがどうしても出てしまいます。(以下一例)

言葉の壁。お互い英語が満足に話せないので、通訳さん必須。

精密機械のため輸送に航空機が使えず、海上輸送を利用。

(在庫の調達に最低でも1週間前後。リードタイムが長くなりがち。)

製品のUIや取扱説明書のローカライズ

所々に存在する、いわゆる “中華クオリティ” の存在

(書いてほしい事が書いてない取説、試作品とどこか違う雰囲気を

醸す製品候補版 … etc.)

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社内での情報共有の重要性を再確認

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実はこれらの話は、セキュリティ製品チームが一つ一つ時間を

かけて解決していったり、ノウハウの積み重ねで解決してきた

ことだったりする。

「灯台下暗し」とはよく言った話。

私たちがこれまで受託開発を中心にやってきていたという

背景はあったにせよ、部署間での情報共有をする機会が

存在しなかったのは痛手だった。

これを受けて、セキュリティ製品チーム・カメラ製品チームに次ぐ

第三のチームとして製品出荷やサポート周りの一本化と

業務の最適化を専任とするチームが会社として誕生しました。

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カメラ事業チームの“二つの現場”

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導入・運用

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実は、このお話(現場甲子園での発表オファー)を頂いてから

気が付いたことがありました。

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「あれっ、俺現場に

行ったこと無くねぇ?」

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「俺、現場に行きたいです…」

部長に申し出る

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という訳で

行ってきました

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これが設置の現場だ

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ビニールハウス:

今回お仕事で訪れたのはイチゴの水耕栽培を行っている農家さん。

クリスマス商戦に向けてイチゴの栽培真っ只中でした。

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これが設置の現場だ

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これが設置の現場だ

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水分濃度計:

土に差し込んで水分濃度を計測する器械。ちょうど朝夕の

寒暖の差が出てきた季節だからなのか、結露してしまっている。

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これが設置の現場だ

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水耕栽培器(と液体肥料タンク):

ここで濃度調整を行った液体肥料がパイプを伝って作物へと

行き渡ります。タンクだけで畳2~3枚分の大きさ。デカい。

Page 35: 自社製品とカメラが繋ぐ、"開発"と"ユーザ" 二つの現場@DevLove現場甲子園2015 東北大会

これが設置の現場だ

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水耕栽培器:

ここで液体肥料の濃度やポンプの運転状況をコントロールします。

こういった計器の模様をモニタリングできると嬉しいらしい。

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現場以外からもフィードバックを得る

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現場がIT製品に求める

何たるかがだんだん分かってきた

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現場の人が求める理想のIT製品像

① ポン付け

② 管理不要

③ 必要十分なスペック

④ 安価な初期費用

⑤ 実感を伴う単位や言葉

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① ポン付け

“入口を広く取る” “導入までの敷居を下げる”ことの重要性。

いくら価格面でメリットがあっても、使えなければ意味がない。

裏側を知っていればいいのは開発者や実運用をする人間だけ。

あれこれ難しいことを説明しても混乱を招くだけ。

今まであったものの延長線上で使うことができるのがベスト

“パソコン” “スマホ” といった枠が無くなるだけで急に使えることも。

特に盲点なのがテレビの活用。セットトップボックスやスティック型

デバイスなど、外付けでWebに繋がるデバイスをうまく活用していく。

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「えっこれ使うのに○○が必要なの?それはちょっと…」

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② 管理不要

「モニタリングシステムで○○を管理する」ことに加えて

「モニタリングシステムの管理」と、二重の管理が発生

しないようにする。

売るのはシステム管理者でも開発者でもなく、関係のない

別の仕事をしている方。システムを入れた結果、負担が

増して、結局いらない方が楽というのはお互いに損。

利便性や先進性だけを追求して、システムの押しつけにならないこと。

後述する実感を伴うコミュニケーションがなければ、使ってもらえない。

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「現場の管理とは別にシステムの管理をするのは煩わしい… 」

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③ 実感を伴う単位や言葉

私たちが対象とするお客様はITに詳しくない人ばかり。

いわゆる “勘・経験・度胸” という世界で生きている人も…

専門用語や単位で話をしても、実感が伴わないことが殆ど。

相手に伝わる言葉や単位に私たちが置き換えてあげることが必要。

この “置き換え” をするには私たちも相手の事情や慣習を知る必要があるので、

“知らない” “詳しくない” というのはお互いさまだったりする。

置き換えの一例: バイト

録画用HDD容量 2TB → 録画可能期間 1か月間

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「とりあえず便利なことは分かった。じゃあウチでは何ができるの。」

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④ 必要十分なスペック

“外せないスペック” の取捨選択をしっかりとする。

“外せないスペック” の例: 防水防塵、夜間の撮影距離、

耐環境性能(高温/低温/湿度 etc.) 、レンズの画角

「ソニーといえば受光素子」「キヤノンといえばレンズの

光学性能」というようにカメラに様々な特色を持たせて

いるメーカーが多いが、これを理解して使用するユーザが

どれだけ存在するか。

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「いやそんなに良いのはいらない。」

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⑤ 安価な初期費用

いわゆる “日本品質” や “ハイスペック” と呼ばれるキーワードに

対してどこまでお金を出せますか?という話。

私たちが対象とするお客様は個人事業主や同じ中小企業が中心。

彼らはどちらかというと、一般ユーザに近い金銭感覚なのが殆ど。

構成にもよるが100万を超える場合、表情が曇ることが殆ど。

開発・販売側としては中国・台湾・韓国といった海外パートナーの

協力を仰ぎ、先述した押さえるべきスペックを満たした製品を

手の届きやすい価格で提供できる企業努力をするのが鍵。

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「だからもっと安くしてくれ。」

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参考: ネットワークカメラ一式の導入費用

構成例: 室内向け監視カメラシステム

室内向けドーム型カメラ(2メガピクセル、HD画質/30fps) × 2

室外対応バレット型カメラ(2メガピクセル、HD画質/30fps、

IP等級の防水) × 2

ビデオレコーダ(HDD容量4TB) × 1

管理用ソフトや保守料などは無し

価格比較

国内大手メーカA: ¥ 1,012,000

国内大手メーカB: ¥ 874,400

弊社: ¥ 430,000

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まとめ 自社製品の立ち上げの際、メンバー個々人が当事者意識を

持たないと、製品の成長は望めない

少数チームでは開発以外の仕事も回ってくるので、食わず嫌いしないこと。

隣の人、隣の部署の仕事内容にも興味を持ってみる。

意外と知らないことはたくさんあるはず。

B2B向けビジネス、ハードウェアビジネスという点の制約

海外ベンダーの利用は価格面で非常に有力な選択肢。一方で国内での

やりとりでは発生しないトラブルが起こることもあるため、リスクは

きちんと管理すること。

製品がお客様に認知されて売れ始めるまで1年かかりました。

競合製品のリプレース次期などにも左右されるため、成果を

急がない・焦らない姿勢が必要なのかもしれません。

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まとめ 農業や土木といったIT技術が積極的に入っていかなかった分野には、

新しい発見は確かにある。しかしそれが巷に出ている新しい技術で

あるとは限らない。

“IoT” や “ドローン” は確かに引きが強いが、全ての方に当てはまる話ではない

現場で求められているのは “早い・安い・うまい” の3点。

(設置が簡単で、安くて、それなりに効果がある)

“現場で求められているIT”を入り口に、IT技術全般に対して

よい印象を持っていただくことが、次へと繋がっていくのではないか。

そのためには地道な製品作りと文化の理解が必要。

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ご清聴ありがとうございました