あなたの毎日に つながる - line...lineとブロックチェーン...

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EN あなたの毎日に つながる JP White paper v 2.1 (日本語訳)

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    あなたの毎日につながる

    JP

    White paper v 2.1(日本語訳)

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    重要事項

    重要な注意事項

    LINEとブロックチェ〡ン

    LINEト〡クンエコノミ〡

    テクノロジ〡

    Roadmap

    投機的なエコシステム

    不均衡なト〡クンエコノミ〡

    ユ〡ザ〡 UX)への課題

    LINE Blockchain エコシステムの3原則

    LINK

    LINE BlockchainエコシステムでのdApp

    ユ〡ザ〡の貢 LINKの分配

    LUCAS (LINK User Contribution Assessment System)

    インセンティブ利用のためのLINK配賦

    LINKの獲得と使用

    LINKの配賦計

    スケ〡ラビリティ問題

    ユ〡ザビリティ

    Open Networkを目指して

    エコシステムの

    LINE Blockchainの

  • 重要事項 暗号資産LINKは、証券や集団投資スキームを利用した商品、シンガポールの証券先物法(SFA)もしくはその他の地域で規制対象商品として定義されている証券先物等の金融商品、またはその同等商品にはあたりません。

    LINKを保有することによって、NAVER CorporationやLINE株式会社(以下「LINE」)、LINE TECH PLUS PTE. LTD.(以下「LTP」)における、いかなる所有権、権限、その他の利益がお客様に付与されるものではありません。

    LINKはシンガポールの規制商品、電子マネー、「デジタルペイメントトークン(digital payment token)」に該当しないため、LTPはシンガポール金融管理局(MAS)の認可を受ける必要はありません。LTPはシンガポールにおいてデジタルペイメントトークンのサービスを提供していません。シンガポール居住者や団体は、LINKの利用を含むLTPの取り組みへの参加はできませんのでご注意ください。

    LINE Blockchain事業、またはLTPの存続に関わらず、LINKに対して支払われた資金等への保証や返済はされない場合がございます。

    本ホワイトペーパーは、LINEトークンエコノミーとLINKの機能に関する詳細情報を提供することを目的としており、目論見書や公開買付け公示文書を意図する目的として構成されたものではありません。

    本ホワイトペーパーは、LINKを購入するための提案や助言、またはLINKの購入を勧誘する目的として構成されたものではありません。また、本ホワイトペーパーの内容は、投資家の皆様の投資判断につながる根拠となる情報とはなりませんのでご了承ください。

    本ホワイトペーパーは、LINKの販売および購入に関して、契約や拘束力のある法的義務を課す書類ではありません。また、本ホワイトペーパーに基づいて、暗号資産やその他の支払いを受け入れることはできません。

    LTPと、LINKの受領者または購入者との間の契約(LINKの割当や売買等に関する契約)は個別に定められた利用規約に準拠するものとします。個別の利用規約と本ホワイトペーパーの間に矛盾が生じる場合は、利用規約が優先されます。取引者自身の適合性は、BITFRONTやBITMAXを含む暗号資産を取り扱う該当のライセンスを保有しているそれぞれの交換所の利用規約に準拠していることとします。

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  • 各国の規制当局は、本ホワイトペーパーに記載されている情報の審査ならびに承認はしていません。 いかなる法律や規制の要件、または規則においても、同様に審査や承認は受けておりません。このホワイトペーパーの公開、配布、普及は、適用される法律、規制要件、または規則が遵守されていることを意味するものではありません。

    本ホワイトペーパーのいかなる部分も、本セクション(「重要事項」)と最終セクション(「重要な注意事項」)の内容を含めずに複製、配布、拡散させることはできません。

    本ホワイトペーパーに記載されている、LINE Blockchain Developersを利用して発行できるトークンについては、LINKのブロックチェーンとは互換性のない、異なるブロックチェーン上で動作します。

    本ホワイトペーパーの最終セクション「重要な注意事項」の内容をよくお読みください。

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  • LINEとブロックチェーン LINEは、2011年にメッセンジャーアプリ"LINE"をリリースし、IT業界におけるグローバル企業へと急成長しました。現

    在、”LINE”は世界で約1億8,500万人以上の方々にご利用いただいている、グローバルでも人気のメッセンジャーアプリの

    1つとなりました。また、LINEはメッセンジャーアプリとしてだけではなく、「スマートポータル」へと進化していま

    す。LINEを通して、ユーザーに様々なサービスと必要な情報を提供し、サービスや情報と、ユーザーとを結び付けていま

    す。また、LINEはさらに活躍の場を広げ、スマートポータルで培ったノウハウをFinTech業界にも拡大し、銀行や、証

    券、決済分野での発展にも役立つ革新的な新しいサービスを提供していこうとしています。

    私たちは、LINEが作るエコシステムの成長の鍵は”ユーザー”であると考えています。その中で、このテクノロジーのパラ

    ダイムシフトが起きつつある今、LINEはさらなる一歩を踏み出そうとしています。それは、LINE関連サービスへのブロッ

    クチェーン技術の導入です。私たちは、ユーザーの貢献によって生み出された価値をLINE関連サービスの参加者同士で分

    かち合うことを目指しています。

    本ホワイトペーパーで解説するLINE Blockchainのネットワークを、幅広いLINE関連サービスへと広げ機能させること

    で、LINEが作る新たな経済圏(LINEトークエコノミー)の加速が期待できます。 LINE Blockchainのネットワークで使

    用される暗号資産LINKは、世界中の多くのユーザーが日常生活でアクセスするLINEと連携することで、広く流通させるこ

    とが期待できます。

    LINE Blockchainによるエコシステムを構築する上で、”ユーザー”は不可欠です。私たちはユーザーの声に常に耳を傾け、

    そこで得られた知識と新たな気付きをサービスの成長に注ぎ、改善し続けることをお約束します。LINE Blockchainのエ

    コシステムは、ブロックチェーンに精通する一部の専門家だけでなく、LINEを利用する全てのユーザーを対象としている

    ため、安全な情報管理や、トランザクションの実行、暗号資産及びトークンへの快適なアクセスなど、全てのLINE

    Blockchain関連サービスにおいて安心・安全を追求していきます。

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  • 投機的なエコシステム

    暗号資産のエコシステムにおける課題2008年に発表されたサトシ・ナカモトによるビットコインのホワイトペーパー公開以降、様々な暗号資産のプロジェクト

    が立ち上がり、暗号資産市場は急速に成長していきました。しかしながら、10年以上が経った現在でも、暗号資産は投機

    的な印象が根強く、私たちの日常生活に浸透しているとは言えません。このような暗号資産の実用性における課題は次の

    ように分析することができます。

    これまで暗号資産は、その価格の急騰によって投資家の関心を集め、新しい暗号資産の発行は新たな資金調達手段として

    も注目を浴びてきました。その結果、多くの投資家や開発者らは、暗号資産の実用性や、日常生活をいかに豊かにするか

    ではなく、しばしば金銭的な価値や利益を優先するようになってしまいました。実際に、暗号資産プロジェクトを推進す

    る企業や財団の中には、多くの投資を受けるために、実用性や実需ではなく、投資家への金銭的な利益を還元することに

    焦点をあてたプロジェクトも存在しています。

    このような状況下においては、プロジェクトチームは世の中に必要とされるプロダクトを作ることよりも、どうすれば価

    格が上昇し、投資家から興味を持たれるかという点に注力するようになります。プロジェクトの成功は、ユーザーの満足

    度やサービスの成長によって決まるのではなく、暗号資産の価格や時価総額が成功の指標となってしまいました。これで

    は、暗号資産が実用性を持ち、日常的に利用されるようなエコシステムの構築は難しいと言えるでしょう。

    不均衡なトークンエコノミー多くの暗号資産プロジェクトでは、ネットワークが稼働する前から暗号資産を発行し、初期のマイナーあるいは投資家に

    非常に多くの利益を付与することによって、価格と取引量を中心として経済規模を拡大させてきました。これは、暗号資

    産の分配、流通の側面からは大きな不均衡をもたらし、エコシステムの成長にも悪影響を与えかねません。さらに

    dApp(Decentralized Application)の中には、プラットフォームとdAppそれぞれで利用できる暗号資産を区別してい

    る場合も多く、暗号資産の需要が分散し、エコシステムが断片化してしまうことで、結果的にエコシステム全体の成長へ

    とつながりづらくなっていると考えられます。さらにユーザーはサービスを利用するために、プラットフォームで利用す

    る暗号資産とdAppで利用する暗号資産を同時に保有する必要があり、この複雑さが成長を止める要因の一つになってい

    ると考えられます。

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  • ユーザー体験(UX)への課題暗号資産は、文字通り暗号化技術がベースになっており、高い安全性を保っています。一方で、これによってユーザー体

    験(UX)に課題が生まれてしまったことも事実です。そのうちの一つが、ユーザーが自身のウォレット管理をしなければ

    いけない点です。実際、多くのユーザーがサービスを使い始める前のウォレット生成で苦戦し諦めてしまいます。過去、

    暗号資産の研究がサイファーパンク(cypherpunk)を中心に行われていた頃は、参加者の多くが暗号学とプログラミング、

    コンピューターに習熟していたため、このような技術的な参入障壁が大きな問題になることはありませんでした。しか

    し、人々の暗号資産への関心が高まるにつれ、この技術の複雑さがユーザーを妨げる要因の一つになってしまいました。

    また、UXへの課題はウォレット生成や暗号化技術の難しさだけではありません。dAppの多くは、サービス自体の質より

    も技術的な側面にフォーカスしていることが多く、高い注目を集めているdAppでさえ、多くのユーザーにとっては使い

    にくいというケースがしばしば見受けられるのです。dAppを使用するためにウォレットを生成し、暗号資産やトークン

    を自身のウォレットに管理するところまで到達できたとしても、既存のdAppではない他サービスとの品質の差を感じて

    使用をやめてしまうというケースもよく見受けられます。

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  • ユーザーへのインセンティブ 均衡の取れた経済システム 心地よいユーザー体験(UX)LINE Blockchainエコシステムへの参加者や、価値を生み出した人に対するインセンティブを付与

    LINKを活用し均衡の取れた経済圏を構築

    ブロックチェーンに精通していない人でも、誰でも簡単にご利用いただける設計

    LINEトークンエコノミーLINE Blockchain エコシステムの3原則LINE Blockchainのプロジェクトは、世界中の人々に、ブロックチェーンやトークンエコノミーをより身近に感じていた

    だき、日常生活でも自然にご活用いただける未来を実現するために発足しました。このプロジェクトが、多くの人々に受

    け入れられるためには、前述した3つの課題(「投機的なエコシステム」、「不均衡なトークンエコノミー」、「ユー

    ザー体験(UX)への課題」)を解決する必要があります。LINE Blockchainは、次の3つの原則を通じてこれらの課題を

    解決し、誰でも日常生活において、自然にご利用いただけるブロックチェーン基盤のエコシステムを構築していきます。

    LINE Blockchain

    LINE dApp ExternaldApp

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  • 01)ユーザーへのインセンティブ

    サービス提供者が中心となっていたインターネット産業は、Web広告の登場により、ユーザーがお金を支払わなくても

    サービスを無料で使用できるようになり、大きなパラダイムシフトを迎えました。

    そして、 ブロックチェーンと暗号資産の登場によって、無料という概念を超えて、エコシステムに貢献したユーザーに、

    法定通貨とは異なる全く新しいインセンティブを付与することができるようになりました。

    私たちは、資金調達を目的としたLINKの販売(ICO)を行わず、代わりに、エコシステムに貢献して価値を生み出した

    ユーザーに対して、インセンティブとしてLINKを付与する仕組みを提供します。これによって、ユーザーと共にエコシス

    テムを成長させていくことを目指しています。

    02)均衡の取れた経済システム

    エコシステムの中では、dAppもプラットフォームも、LINKを共通の暗号資産として用いることができます。これによっ

    て、サービス間の経済システムを統合し、均衡のとれた経済基盤を構築することができます。また、私たちは、ICOを行

    わないため、エコシステム内の需要が高まる前に、不均衡に暗号資産が流通し、インフレを引き起こすなどのような事態

    を避けることができます。LINKのエコシステムは、参加者の貢献とともに成長していき、エコシステムの成長と共に高ま

    る需要に合わせて供給が行われるため、よりユーザー中心の流通を実現することが可能です。

    03) 心地よいユーザー体験(UX)

    LINEは、これまで常に、心地よいユーザー体験(UX)を追求してきました。LINE Blockchainにおいても、グローバル

    サービスを運営してきたLINEだからこそできるUXを提供いたします。また、dAppの開発者に対しても、使いやすさを重

    視した開発者向けプラットフォームやツールキットを提供する予定です。LINE BlockchainのUXは、全てのLINEサービ

    スと同じようにユーザーを第一に考え、技術に精通した人でもそうでない人でも、簡単に利用でき、シームレスにアクセ

    スできるサービスを生み出していきます。

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  • LINK

    LINE BlockchainエコシステムでのdApp

    LINKは、LINE Blockchainのエコシステムの中で使われる暗号資産であり、エコシステムにおける参加者同士のつながりや、共創関係によって生み出される新しい価値を表しています。ティッカーシンボルは「LN」で、ロゴは以下のものを使用します。

    dAppは、LINE Blockchainのエコシステムの中で、LINKの利用や循環を促す鍵になります。DAppの成長は、エコシステム全体にとって、とても重要な要素となります。そのため、次のような構造を通して、より多くのdAppにエコシステムへの参加を促し、エコノミーを構築していく予定です。

    01) Reward dAppsReward dAppとは、ユーザーへLINKをインセンティブとして付与し、LINKの流通及びエコシステムへの貢献を担うdAppのことです。ユーザーへ付与するLINKは、厳正な審査を行った上で、LINK事務局(LINEトークンエコノミーの企画管理を担うLTP内の組織)より割当を受けることができます。Reward dAppは、サービス内でLINKを積極的に活用し、ユーザーにLINKをインセンティブとして付与することでトークンエコノミーの活性化を促します。

    02) General dAppsGeneral dAppとは、Reward dApp以外で、LINE Blockchainを基盤として開発されたdAppを指します。開発者向けのツールキットLINE Blockchain Developersを使うことで、LINE Blockchainを基盤としたdAppを簡単に開発することができます。LINE Blockchain Developersは、サービスに簡単にブロックチェーン技術を導入することができる開発支援用のツールキットです。将来的には、このGeneral dAppを世界中の人々に広げ、LINE Blockchain全体を成長させていくために、dAppのストア等も構想しています。

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  • 03)dApp支援プログラム

    様々なdAppを通じて、LINE Blockchainのエコシステムを拡大させるために、幅広い支援プログラムを提供する予定で

    す。LINKの活用や、LINE Blockchainエコシステムへの貢献度が高いと判断されたdApp開発者を選定し、より密な連携

    ができるよう支援する予定です。具体的には、資金援助や、LINE Blockchain Developersを利用した開発の技術支援、

    トークンエコノミーに関するコンサルティングなどを企画検討しております。

    01)本質的なネットワークの価値提供

    暗号資産プロジェクト全体の価値は、ICOによって資金調達した金額で決まるものではありません。資金調達の金額は、

    ネットワークの活性度や実際にネットワークによって生み出されている価値がそのまま反映されている訳ではなく、その

    プロジェクトの不確実な未来の価値を予想して投資されたものであるためです。プロジェクトの初期段階では、プロジェ

    クト全体の価値を測定することは難しく、さらにそ不確実性のリスクは初期の投資家ではなく、後の投資家やユーザーが

    負うことになってしまいます。

    LINE Blockchainでは、ネットワーク内のアクティブなウォレットの数や、LINKの流通量、使用された数量などによっ

    て、新たに発行するLINKの数量が算出されます。この構造によって、実際のネットワークの活性度や成長に応じてLINK

    が発行されるため、恣意的にインフレが起こされることはなく、エコシステムの成長とともにネットワーク全体の価値も

    成長する構造となっています。

    ユーザーの貢献行為に基づいたLINKの分配暗号資産のプロジェクトの多くは、一部の投資家が大量の暗号資産を保有しており、広く分配がなされているとは言えま

    せんでした。また、価格や時価総額もプロジェクトの成果の指標として使われています。しかし、LINKの場合は違いま

    す。LINE Blockchainのエコシステムでは、LINKを資金調達のために販売するのではなく、Reward dAppを通じて、エ

    コシステムへ貢献したユーザーに対して貢献行為の対価として分配します。このような分配の構造や発行の仕組みがもた

    らすメリットを、次の3つの観点から説明いたします。

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  • 02)LINKの普及とネットワークの拡大

    ブロックチェーンにおけるネットワークの本質的な価値は、いかに多くのユーザーに信頼され使用されているかによって

    決まります。インターネット産業におけるサービスの価値が、主にユーザー数を指標の一つとしているように、ブロック

    チェーンにおけるネットワークの価値は、ウォレットの数が重要な指標となっています。

    ブロックチェーンは、「the internet of value(価値のインターネット)」とも呼ばれています。この「価値のインター

    ネット」を実現させるためには、暗号資産を実用性をもった形で広く流通させ、あらゆる種類のサービスと連携させるこ

    とが重要だと、私たちは考えています。

    LINE Blockchainは、LINKの販売によって資金調達をするのではなく、Reward dAppを通じてLINKを分配し、LINKを

    サービス内で連携していただくことによって、ともに成長できる共創関係を構築します。

    これにより、LINE Blockchainでは、元々のLINEのユーザーも含め世界中に迅速にウォレットを普及させ、暗号資産投資

    家だけでなく、一般のユーザーにも迅速に流通させることができると予想しています。

    03)公平な価値の分配

    暗号資産の分配は、初期段階でどのように分配するかが重要です。多くの人は、暗号資産の売買や、ブロックチェーン

    ネットワークへの参加によって暗号資産を得ることにあまり慣れていません。そのような経験を全くしたことがないとい

    う人も多いでしょう。投資家に対して、できるだけ公平に暗号資産を販売するいくつかのプロジェクトはありましたが、

    投資家ではない一般のユーザーに対しては、本質的な課題は解決していないのが実状です。

    LINE Blockchainのネットワークの中では、世界中の人々が特に資産を持っていなかったとしても、ネットワークに参加

    して貢献行為を行うことで"価値"を得られるような構造を企画しています。国籍*や保有資産、環境に関わらず、世界中の

    全ての人がサービスの中でLINKを受け取り、使用できるような未来を目指しています。

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    *アメリカ合衆国による制裁対象国、FATFによる監視対象国、または暗号資産及びLINKの提供が違法とされている国のユーザーはLINE Blockchainのネットワークに参加することができません。

  • *ステーキング: 指定のウォレットに入庫されているLINKを一定期間、移転、出庫ができない状態(ロックアップ状態)にし、その数量や期間に応じて報酬を受け取るサービス。現在企画を進めており、提供開始時期は未定です。

    LUCAS(LINK User Contribution Assessment System)LUCASは、LINE Blockchainのエコシステム参加者の貢献度を評価し、LINKの割当数量を決定するシステムです。現在

    のバージョンでは、LUCASは、毎月のアクティブユーザー数(Active Wallet)と、各dApp内の取引数量(Transaction

    Amount)などに基づいてReward dAppの貢献度を計算しています。さらに今後は、現在企画中のステーキング*の数量

    なども計算に使用し、貢献度算出の精度を高めていく予定です。そして、LINE Blockchainのエコシステム内での活性度

    と、各dAppの貢献度に応じた補正作業をした上で、LINKの割当数量を決定します。現在、1つのdAppが1ヶ月に割当を

    受ける数量に上限を設けています。LUCASは、ネットワークの実際の価値に合った適切な数量の供給を保証する仕組み

    であり、LINE Blockchainエコシステムの健全な成長を可能にしています。

    インセンティブ利用のためのLINK配賦Reward dAppに割り当てられたLINKは、ユーザーへのインセンティブにのみ利用可能であり、インセンティブは各

    dAppが定めるポリシーに則って付与されます。Reward dAppの運営者は、LINKの割当を受ける際、不正行為を防止す

    るため、LINK事務局が定めるLINK割当のガイドラインに準拠していただく必要があります。LINK割当のガイドラインに

    は、割当の基準、1dApp当たりに割当できる最大数量について記されています。また、不正行為をしたReward dAppを

    通報することでインセンティブを獲得できるシステムについても導入を検討しております。

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  • LINEトークンエコノミー概要図

    LINKの獲得と使用ユーザーは、このエコシステムに様々な方法で貢献することによりLINKを獲得することができます。LINKを取り扱ってい

    る暗号資産取引所では、LINKを手数料として利用できるなど、様々な特典が得られる取組を行っている事例もあります。

    今後は、LINE Blockchainの様々なプラットフォーム利用手数料としての利用も含め、幅広くLINKの用途を拡大させてい

    く予定です。

    ユーザーサービス

    LINE Blockchain

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  • 01)LINEトークンエコノミーにおける「サービス」

    Reward dAppを利用するユーザーは、各dAppのインセンティブ付与の方針に基づいてLINKを受け取ります。LINKは、

    コンテンツへの支払い、オンラインショッピング、個人間送金、ゲームアイテムのトレード、または他の暗号資産との交

    換など、様々な場面での利用を想定しております。さらに、LINKを保有しているだけで、サービス内で影響力や権限を持

    ち、何かしらの特典を得ることができるなど、様々な形でメリットを実感していただけるよう構想しております。

    02)LINEトークンエコノミーにおける「プラットフォーム」

    後述するLINE Blockchain Developersを含むLINE Blockchain上で構築を予定している様々なプラットフォームユー

    ザーには、トランザクション(インセンティブの付与や送金のようにブロックチェーン基盤のネットワーク内で暗号資産

    またはデータを移転する処理)に応じて、プラットフォーム利用手数料をご負担いただく予定です。

    コンテンツ

    コマース

    ソーシャル

    ゲーム

    暗号資産取引所

    音楽、映画、漫画、小説などへの支払い

    商品やサービスへの支払い、割引など

    アプリ内決済、個人間送金、投げ銭など

    アイテムのトレード、キャラクター強化など

    手数料の支払い、手数料の割引など

    LINEトークンエコノミーについて、「サービス」と「プラットフォーム」の2つの側面から

    解説します。

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  • LINKの配賦計画ユーザーへのインセンティブ

    ユーザーへのLINKのインセンティブは、Reward dAppにおける貢献行為に基づいて付与されます。インセンティブの発

    行数量は、貢献度などを元にLUCAS(LINK User Contribution Assessment System)を通じて算出されます。

    また、今後LINE Blockchainのノード参加を第三者へ開放することを構想しております。その際、ノード運営のインセン

    ティブとしてLINKを配賦することも検討しています。

    リザーブ

    リザーブのLINKは、LINK事務局によって、エコシステム拡大のために使用されます。具体的には、LINE Blockchainのエ

    コシステム運営費用、dAppのユーザー拡大のための様々な施策、LINE Blockchainのマーケティングなどに使用され、

    リザーブを発行する際は、公式コミュニケーションチャネルを通じて事前に告知する予定です。

    LINKは年間の発行上限が決められています。発行開始から最初の3年間は1億LNとなっていますが、4年目以降の年間発

    行上限は、前年までの総発行済み数量に対して毎年5%ずつ増加していく予定です。ただし、実際の発行数量は、LINE

    Blockchainのネットワークの規模や利用状況を元に、LTPの判断によって確定されます。LINKのアクティブユーザー数

    (Active Wallet)や、 取引量(Transaction Volume)の増加によって、LINE Blockchainのネットワークが加速度的に

    成長する場合でも、反対に、LINKが利用されないことなどによって、成長速度が著しく低下する場合でも、LUCAS内の

    係数が調整され、LINKが安定的に分配されるよう発行量が調整される仕組みになっています。LINKのユーザーへのイン

    センティブとリザーブの割合は、8:2です。LINKの総発行上限は10億LNであり、それぞれの割合は、インセンティブが

    8億LN、リザーブが2億LNとなります。

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  • テクノロジー

    スケーラビリティ問題

    LINE Blockchainのエコシステムは、独自開発のブロックチェーン基盤のネットワーク上に構築されます。そのため、エコシステムを成長させるためには、その土台となるインフラ技術も共に成長していかなければなりません。LINE Blockchainのエコシステムを日常的に普及させるために、私たちは、次のことに重点を置き、技術を発展させていきます。

    ビットコインも含め多くの暗号資産が抱えているブロックチェーンの課題が、スケーラビリティ問題です。

    ブロックチェーンは、データを安全に記録するという点では非常に優れた技術ですが、その情報の処理速度という点で

    は、ブロックチェーンを利用しない既存のITサービスよりも遅くなることがあります。そのため、dAppの開発者は、ス

    ケーラビリティ問題を避けるようなサービス設計をせざるを得ず、その結果、ユーザビリティを大きく損なうことにつな

    がってしまいます。

    LINE Blockchainのネットワークは、独自ソリューション「LINEAR Network」を使用することでスケーラビリティ問題

    を解決いたします。

    LINEAR Network

    01)概要

    LINEAR Networkは、複数のリーフチェーンと仲介役となる一つのルートチェーンから構成されます。リーフチェーンは

    それぞれ独立しており、各dApp毎に異なるリーフチェーンを利用することができます。リーフチェーン間で暗号資産や

    トークンのような価値の移転を行う際、ルートチェーンが利用されます。ルートチェーンは、二重支払いの防止など、

    リーフチェーン間で安全に取引が行われるよう、ステータスやトランザクション情報の管理を行います。この仕組みによ

    り、リーフチェーン同士でネットワークのリソースを奪い合うことはなくなり、安全にトランザクションを実行すること

    が可能となります。

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  • 転送元のリーフチェーン1には転送分のトークンの数量減少の証明書が発行されます。

    転送先のリーフチェーン2には受信分のトークンの数量増加の証明書が発行されます。

    Step 0

    Step 1

    Step 2

    Step 3

    Step 4

    Step 4.1

    Step 4.2

    LINEAR Network上で暗号資産が移動するプロセスは以下の通りです 。

    1 転送のリクエスト2 リーフチェーンで転送準備の確認 3 ステータス返信

    4.1 転送元で数量減少の証明書を発行 4.2 転送先で数量増加の証明書を発行

    LeafChain 1

    RootChain

    LeafChain 2

    リーフチェーン1上で発行されたトークンを保有しているユーザーが、リーフチェーン2への転送のリクエストを送ります。

    リーフチェーン1で正常な転送リクエストかどうかを確認し、問題がなければリクエスト情報をルートチェーンへ伝達します。

    ルートチェーンで正常な転送リクエストかどうかを確認し、問題がなければリーフチェーン2に受信可能かどうかの確認依頼をします。

    リーフチェーン2で受信可能かどうかを確認し、問題がなければ受信可能と応答を返します。

    ルートチェーンから、リーフチェーン1とリーフチェーン2にそれぞれ転送情報の証明書を発行します。これによって、二重支払いを防止することが可能となります。

    LINEAR Networkは、既存のブロックチェーンソリューションと異なり、次のような特徴があります。

    ルートチェーンは、リーフチェーン間の価値移転の管理にフォーカスします。

    これにより、ルートチェーンが汎用的なブロックチェーンネットワークとして機能する他のプロトコ

    ルと比較しても、より効率良く処理することが可能になります。

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  • 02)メリット

    最大TPSの拡張

    LINEAR Networkでは、リーフチェーンの増設によって最大TPSを拡張させることができるため、プラットフォーム全

    体のトランザクションが急増した場合でもリーフチェーンを追加で増設することによって、安心してご利用いただけま

    す。これは、たとえ大規模なdAppがエコシステムに参加し、エコシステム内でスケールしたとしても、そのためのネッ

    トワークの負荷やコストはあまり増加しないことを意味しています。

    シャーディング

    dAppごとに単一のリーフチェーンを占有することによって、他のdAppの活性化の影響を受けずに、最大TPSを維持す

    ることができます。例えば、「CryptoKitties」はイーサリアムを基盤にしたゲームの可能性を示しましたが、その人気

    によって、イーサリアムを基盤にした他のdAppの利用を一時的に難しくする事態を招き、ブロックチェーンのスケーラ

    ビリティの限界が明らかになりました。しかし、LINEAR Networkを基盤にしたdAppであれば、たとえ最大TPSまで

    利用されたとしても、他のリーフチェーンのdAppは、通常のようにトランザクションを実行することが可能です。

    リーフチェーンの柔軟性

    リーフチェーンは、ルートチェーンと通信プロトコルを合わせる必要はありますが、リーフチェーンを自由にカスタマイ

    ズすることができます。これによって、それぞれのdAppに最適化したリーフチェーンを開発し、自由度の高いdAppを

    開発することが可能になります。

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  • ユーザビリティ

    LINE Blockchain Developers (to be launched)

    01)概要

    LINE Blockchain Developersは、dAppとLINE Blockchainとのシームレスな相互作用を実現するためのdApp開発支援

    用ツールキットです。スマートコントラクトやウォレットの管理、ブロックエクスプローラなどの開発・メンテナンスを

    サポートする機能を提供する予定です。LINE Blockchain Developersは、LINEが元々持つセキュリティ技術を応用する

    ことで、高いレベルのセキュリティを維持し、dAppの開発及び運営に必要な作業を最小限に抑えることができます。こ

    れにより、dApp開発者は、技術的な問題ではなく、UXの向上等に集中することができ、それによってサービスの品質向

    上が期待できます。

    02)ユーザー体験(UX)の向上

    LINE Blockchain Developersを利用することで、ブロックチェーンを基盤としたdAppでも、既存のWebサービスやア

    プリと同等以上のユーザー体験を提供できると確信しています。つまり、ユーザーはブロックチェーンを利用したサービ

    スだと意識せず、dAppを利用できるということです。ウォレット管理においても、ユーザーはプライベートキーを管理す

    ることなく、LINEアカウントとウォレットを連動して簡単にご利用いただけるよう準備を進めています。

    既存のブロックチェーンエコシステムの多くが、開発者主導で技術的な側面を中心に開発されてきた傾向もあり、それを

    利用するユーザーは本質的にメリットを実感できるケースは残念ながら多いとは言えません。同時に、開発者が中心と

    なって運営されるエコシステムであるにも関わらず、開発関連のドキュメントやツールが不十分であり、開発者にとって

    も不便に感じる側面があることも事実です。私たちは、LINE Blockchain Developersを通じて、ユーザーにとっても

    dApp開発者にとっても、使いやすいプラットフォームの構築を目指しています。

    03)開発環境の向上

    LINE Blockchainのエコシステム内で、dAppの運営や開発テストを行いたい場合、誰でも簡単にLINE Blockchain

    Developersを通じてエコシステムを体験することが可能です。また、LINE Blockchain Developersの提供だけでなく、

    dAppを開発する上で必要な様々な内容を体系的に整理した開発ドキュメントを提供することで、従来のブロックチェー

    ン基盤のサービス開発と比べて、より開発しやすい環境を提供することができます。

    20

  • その他にも、開発者の方々が、LINE Blockchain上で多様なアイディアの実現に挑戦していただけるよう、開発者向けの

    様々な企画を準備しています。さらに、LINE Blockchainは今後、アップグレード可能なスマートコントラクトシステム

    の提供を予定しており、これによってdApp開発の最も大きなハードルの一つでもあるスマートコントラクトの管理をよ

    り簡単に行うことができるようになると思われます。また、ノンファンジブルトークン(NFT)などの様々なトークン用

    標準インターフェースを提供することで、開発の利便性をさらに高める予定です。

    04)トークンエコノミーの構築

    dApp開発者は、LINE Blockchain Developersによって、独自のトークンエコノミーを実現することできます。さらに、

    今後予定しているLINE Blockchain Developerの分析機能により、LINKの利用状況やトークンの分配状況などの様々な

    指標を統合的に確認でき、トークンエコノミーを効率的に運営することができるようになります。また、dAppで提供さ

    れるトークンとインセンティブ設計のコンサルティングを活用して、バランスのとれたトークンエコノミーを設計するこ

    とが可能となります。

    21

  • RoadmapOpen Networkを目指して

    エコシステムの拡大戦略

    LINE Blockchainのエコシステムが、誰もが信頼して利用できるブロックチェーンネットワークに成長するためには、

    様々な分野のパートナーが自由に参加できるようにしなければなりません。しかし、全てのユーザーに障壁なくご利用い

    ただくには、まだ技術的な限界があり、ブロックチェーンネットワークのガバナンス構造もまた、その安定性が完全に検

    証されているわけではありません。そのため、LINEは、まず世界中のユーザーにブロックチェーンと暗号資産を理解・経

    験してもらうことに集中し、LINE Blockchainのエコシステムを成長させていきます。その後、LINE Blockchainのネッ

    トワークを、エコシステムの成長や技術の発展、社会や私たちのライフスタイルの変化に応じて、より多様なユーザーが

    ネットワークに参加できるように段階的に開放していきます。

    LINE Blockchainのエコシステムは、以下の3つのフェーズに分けて機能を実装していく予定です。この3つのフェーズを

    通して、成長と拡大を続け、自律的なエコシステムへの発展を目指します。

    Phase 1: LINE Network

    LINEのサービスを中心とした、LINE Blockchainエコシステム基盤の整備

    - LINEサービスとの連携開始

    - LINEが自社開発するdAppによるLINK配賦

    - LINE Blockchain Walletリリース

    Phase 2: Alliance Network

    複数の開発企業とのアライアンスにより、LINE Blockchainを基盤としたdAppの構築

    - LINE Blockchain Developersリリース及び、dApp開発企業とのアライアンス拡大

    - LINEAR Networkを利用したリーフチェーン間の価値交換を可能に

    - プラットフォーム内でのLINKの用途を拡大

    Phase 3: Open Network

    ネットワークへの参加形態を多角化し、エコシステムを拡張

    - ニーズに合わせたネットワークのアップデート及びLINKの用途の拡大

    - dAppだけでなく様々な形でのエコシステムの参加機会を拡大

    22

  • 2018

    2019

    暗号資産LINKを開発するunblock corporationを設立

    LINE Blockchain Explorerをv1.1にアップデート

    LINE Blockchain上のプラットフォームを開発するunchain corporation を設立

    暗号資産販売所BITMAX(日本)サービス提供開始

    LINE Blockchainベータ版を公開

    LINKのジェネシスブロック生成

    LINE Blockchainリリース

    2種類のLINE Blockchain基盤のdAppリリース

    LINE Blockchain Explorer(旧LINK SCAN)リリース

    暗号資産取引所BITBOX(シンガポール)でLINKの取扱開始

    LINEAR Networkリリース

    3種類目のLINE Blockchain基盤のdAppリリース

    4月

    4月

    6月

    9月

    7月

    8月

    9月

    10月

    12月

    LINE Blockchainの歴史

    2020

    暗号資産取引所BITFRONT(旧BITBOX)サービス提供開始2月

    23

  • 更新履歴

    LINK White paper

    v1.0  2018年9月4日公開

    v1.1  2018年9月13日改定

    v1.2  2018年10月1日改定

    v1.3  2018年11月21日改定

    v2.0  2019年8月12日改定

    LINE Blockchain White paper *名称変更

    v2.1  2020年8月6日改定

    24

  • 免責事項

    適用される法律、規制、規則の範囲内で、LINE株式会社及びその関連会社は、お客

    様による本ホワイトペーパーまたはその一部の承諾または信頼に起因もしくは関連

    して発生した、違法行為や契約、その他のいかなる種類の間接的、特殊、付随的、

    結果的に生じてしまった損失(収益、収入または利益の損失、データの損失または

    使用を含みますが、これに限定されません)について一切の責任を負わないものと

    します。

    無表明・無保証

    LINE株式会社及びその関連会社は、本ホワイトペーパーに記載されている情報の真

    実性、正確性、完全性に関して、いかなる団体または個人に対する、いかなる形式

    の表明、保証、または約束も行わず、また行うことを意図しておりません。

    お客様による表明と保証

    お客様は、本ホワイトペーパーまたはその一部の情報にアクセスまたは所有するこ

    とで、LINEに対して下記のように表明し、保証するものとします。

    お客様は、LINKが、証券や集団投資スキームを利用した商品、シンガポールの

    証券先物法(SFA)もしくはその他の地域で規制対象商品として定義されてい

    る証券先物等の金融商品、またはその同等商品にはあたらないことに同意し、

    認めるものとします。

    お客様は、本ホワイトペーパーが、目論見書やいかなる種類の公開買い付け公

    示文書を意図して構成されたものではなく、有価証券、集団投資スキームを利

    用した商品、またはSFAで定義されている金融商品、またはその同等商品の投

    資を推奨及び勧誘することを目的としたものではないことに同意し、了承する

    ものとします。

    お客様は、いかなる場合でも、LINKの受領者もしくは購入者に対して、LINEも

    しくはLINKに関連して発生する利益、所得、その他の支払いもしくは返金を、

    受領することを可能にするものと解釈されないことに同意し、これを承認しま

    す。

    a.

    b.

    c.

    重要な注意事項

    25

    お客様は、各国の規制当局が本ホワイトペーパーに記載されている情報を調査

    または承認していないこと、法律、規制要件、規則に基づいた措置を考慮して

    いないこと、またはその予定がないこと、および本ホワイトペーパーをお客様

    に公開、配布しても、適用される法律、規制要件、規則が遵守されていること

    を意味するものではないことに同意し、了承するものと

    します。

    d.

  • 本ホワイトペーパーが、暗号資産取引所へのLINKの上場の承諾または完了を意

    図するものではないこと、または今後、BITFRONTやBITMAXを含む暗号資産

    取引所でのLINKの取引が、LINEやLINK、またはその暗号資産取引所のメリッ

    トを示すものとして解釈されるものではないことに同意し、了承するものとし

    ます。

    複製及び複写を含む本ホワイトペーパーまたはその一部の配布及び拡散、また

    はお客様による本ホワイトペーパーの受諾は、お客様の管轄区域の適用法、規

    制または規則によって禁止または制限されておらず、所持に関する制限がある

    場合は、お客様は自己の責任で、制限を全て遵守するものとします。

    お客様は、LINKが上場されている暗号資産取引所の利用規約(またはそれに相

    当する文書)で制限されている国または地域の居住者である場合、LINKを購入

    する資格がないことを十分に認識し、理解しているものとします。

    デジタルトークン(暗号資産)、ブロックチェーン基盤のソフトウェアシステ

    ム、ブロックチェーン技術、スマートコントラクト技術の操作性、機能性、使

    用方法、価値の移転や保存のメカニズムなどの基本的な特性を理解しているも

    のとします。

    お客様は、LINKの購入を希望する場合、暗号資産の取引及び、暗号資産取引所

    の事業・運営に関してリスクがあることを十分に認識し、理解しているものと

    します。

    お客様は、下記に記載する事項に関連して、LINE株式会社及びその関連会社

    は、お客様による本ホワイトペーパーまたはその一部の承諾または信頼に起因

    もしくは関連して発生した、違法行為や契約、その他のいかなる種類の間接

    的、特殊、付随的、結果的に生じてしまった損失(収益、収入または利益の損

    失、データの損失または使用を含みますが、これに限定されません)について

    一切の責任を負わないことに同意し、了承するものとします。

    e.

    f.

    g.

    h.

    i.

    j.

    26

    BITFRONTやBITMAXなどの暗号資産取引所及び販売所に、上場廃止もし

    くは上場できなかった場合

    LINE Blockchain上のプラットフォームまたはLINKに関連するサービスの

    使用が困難な場合

    iii.

    ii.

    本ホワイトペーパーに記載されているLINK機能の全てまたは一部を提供ま

    たは実現できなかった場合

    i.

  • 上記の全ての表明および保証は、お客様が本ホワイトペーパーまたはその一部

    の情報にアクセス及び受諾した時点から、正確な記述であり、誤解を招くよう

    なものではありません。

    本ホワイトペーパーに含まれるいかなる内容も、LINE及びその関連会社の業績また

    は方針に関する約束、表明として依拠することはできません。

    さらに、LINEは、新たな情報やその他の事象により、状況が変わってしまう場合で

    も、将来の見通しに関する記述の更新や記述の修正を公表する責任を一切負いませ

    ん。

    本ホワイトペーパーはあくまでも作成中のものであり、本ホワイトペーパーに記載

    されている情報は表紙の日付の時点のものであることをご了承ください。LINEは本

    ホワイトペーパーを随時更新する権利を有します。

    k.

    セキュリティリスク、セキュリティ違反、セキュリティ脅威、セキュリ

    ティ攻撃、ハッキング攻撃、パスワードや秘密鍵の紛失等によるデータの

    盗難被害や損失をした場合

    暗号資産及びデジタルトークンを含むウォレットの秘密鍵を適切に保管で

    きなかった場合

    iv.

    v.

    助言非該当

    本ホワイトペーパーに記載されている情報は、LINEまたはLINKに関する事業、法

    律、財務、税務上の助言を意図したものではありません。LINEやLINK、またはそ

    の事業・運営については、ご自身で法律、財務、税務等の専門家にご相談くださ

    い。また、LINKを購入した場合には、その購入に伴う金銭的リスクを負担しなけれ

    ばならない場合がございます。

    27

    拡散・発信の制限

    本ホワイトペーパーまたはその一部の配布または拡散は、法律、規制要件、規則に

    より禁止または制限されている場合があります。制限が適用される場合、お客様

    は、自己の費用及び責任で、本ホワイトペーパーまたはその一部の所有に適用され

    る制限について、これを遵守するものとします。本ホワイトペーパーへアクセスし

    た人、本ホワイトペーパーの複製等を受領した人、本ホワイトペーパーを所持して

    いる人は、いかなる目的であれ、本ホワイトペーパーまたはその一部の情報を複製

    もしくはその他の方法で他の人に配布してはいけません。

  • リスクと不確実性

    LINKの購入を検討される方は、LINKを購入する前に、LINEの事業及び運営に関連

    する全てのリスクや不確実性、または本ホワイトペーパー及び利用規約に記載され

    ている全ての情報を慎重に検討し、評価する必要があります。

    暗号資産の情報及びリスクに精通していない場合は、LINKでの取引は行わないでく

    ださい。LINKを含む暗号資産に関連する技術等に精通していない場合、暗号資産で

    の取引には適していない可能性があります。

    LINKの価値は大きく変動する可能性があることをご認識ください。LINKを購入す

    るために使用した金銭を全て失うリスクをご理解いただいた上で、LINKを購入いた

    だく必要があります。

    前述の通り、参加しているdAppはLTPから割り当てを受けたLINKをdAppユーザー

    に配賦します。 dAppは、dApp独自の配賦基準に従ってLINKをユーザーに直接、

    または間接的に配賦することから、場合によってはLINKを取り扱う暗号資産取引所

    においてLINKの供給量が増える可能性があります。 特に、LINKの短期売買を行う

    ユーザーが多くいる暗号資産取引所においては、LINKの市場価格に影響を及ぼす可

    能性がありますのでご注意ください。

    *LINKの配賦方法は、適用される規制に準拠するために、各dAppがサービスを提

    供する国や地域によって変更される場合があります。

    28

    本ホワイトペーパーは、LINKの機能性やLINEトークンエコノミーのインフラが実

    現することを保証するものではありません。このような不確実性によって、LTPの

    事業、財務状況、業績及び将来の見通しに重大な影響を与える可能性があり、その

    場合、お客様はLINKの価値の全てまたは一部を失う可能性があります。また、

    LINKを購入した場合、払い戻しまたは交換を保証することはできません。法律、

    財務、税務に関する内容は、最寄りの専門家にご相談されることをお勧めします。

    LINK発行にかかる費用

    LINEは、いかなる場合においても、LINKの発行または配賦に関して一切の費用を負

    担しないものとします。