導入 操作マニュアル...導入マニュアル 1. はじめに...

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導入/操作マニュアル DJG-200 (P086TI)

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Page 1: 導入 操作マニュアル...導入マニュアル 1. はじめに この導入マニュアルの目的は、DAEJIN発電機セットを建物に設置するための一般情報をユーザに提供す

導入/操作マニュアル

DJG-200(P086TI)

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導入マニュアル

1. はじめに

この導入マニュアルの目的は、DAEJIN発電機セットを建物に設置するための一般情報をユーザに提供することです。

2. 発電機セット室

2.1. 位置2.1.1. この発電機セットはメンテナンスが容易で、混雑せずに機械の周りで動くことのできる場所に配置しなければなりません。2.1.2. 排気ガス排出口は可能な限り発電機の近くに配置する必要があります。2.1.3. 発電機セット室は換気が必要です。2.1.4. 設置場所は、清潔、乾燥の上、良好な排水能力を持つ必要があります。2.1.5. 燃料システムは、エンジンを清潔に保ち、燃料を連続して供給でき、シンプルな構造でなければなりません。2.1.6. 発電機セットは分電盤に隣接して配置することが望ましいです。2.1.7. 設置場所は騒音と振動から隔離する必要があります。2.1.8. 発電機セットは格納と操作のため音質と機能を維持する必要があります。

2.2. サイズ2.2.1. 電気機器の周りの作業スペースは、それぞれの発電機セットを分離、組み立て、始動、マウント、交換、メンテナンスを行うため、尐なくとも800〜1,000mmにする必要があります2.2.2. 発電機セット室の全体の高さは、チェーンブロックビュー(お勧めの高さ4--5m)で設計する必要があります。2.2.3. 構造と仕上げ2.2.3.1. 発電機セット室の工事は不燃性にする必要があります。2.2.3.2. 発電機セット室の工事は、防振、防音にする必要があります。

3. 基礎

3.1. 要件3.1.1. 基礎は発電機セットが稼動しているときに発生する応力や振動の総重量を支えるのに十分な強度にする必要があります。3.1.2. 発電機セットと組み立て付属品の状態は基礎で維持されます。3.1.3. 基礎は稼動中の発電機から発生する振動を吸収し、基礎から壁などに伝達するのを防ぎます。

3.2. 設計要件3.2.1.基礎を設計する時、発電機セットの総重量を良く考慮してください。(総重量:発電機セットと冷却液、燃料、オイル、アクセサリーなど) 3.2.2. 基本的に土壌、構造用鋼、建物のフロアなどに設置可能に設計されています。 総重量の荷重をサポート可能な場所は設置が可能です。3.2.3. 硬質粘土、骨材、砂、の支持力に関する具体的な情報は現地から入手し現地の建築基準規格を越えてはいけません。

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3.3. 鉄筋コンクリートブロックでの固定3.3.1. 基礎の長さと幅は発電機セットの下部フレームの長さと幅を四方最小150-300mm超えるように設定して下さい。3.3.2. コンクリートの密度は尐なくとも2,403kg/m3であるべきです。3.3.3. 推奨のコンクリート混合比はセメント、砂、骨材が1 : 2 : 3で、270kg/cm2の28日圧縮強度です。3.3.4. 基礎の補強は、150mm×150mmの正方形のNo.8ゲージ鋼線(○ 4mm)、または水平に150mm離して補強し、基礎の表面を最低75mmクリアにするべきです。3.3.5. 発電機セットが他の発電機セットと並列しで稼動する場合は、発電機セットの3.0倍の総重量で基礎を設計する必要があります。3.3.6. 上記の要件に従って基礎工事をして下さい。

3.4. 発電機セットの推奨基礎サイズ

4. 振動の保護

4.1. 振動隔離装置4.1.1. 振動隔離装置は最高98%までの振動を減尐させます。4.1.2. 振動測定の結果は、以下の指定された値以内である必要があります。'100%負荷時の静的状態(

発電機セット下部フレームのx-y-z軸の振動測定です。

シングル発電機のセット設置

振動アイソレータマウント

絶縁基礎

最小寸法

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4.1.3. 振動アイソレータの位置と容量は、発電機セットの総重量、下部フレームの特徴、設置のレイアウトなどに応じて定義する必要があります。

4.2. 発電機セットの推奨鋼バネアイソレータの容量

5. 遮音

5.1. 場合によってDAEJINの排気消音器を設置する必要がありますが要件ではありません。5.2.発電室の騒音を低減するためこれらの施設とは遮音材で遮音する必要があります。(放送局、病院、電気通信、ホテルなど)

6. 換気装置

6.1要件6.1.1. 発電機セット室中の周囲温度は30℃から40℃で、50℃(AT=10℃)を超えてはなりません。6.1.2. 換気と燃焼用の空気吸排出口は、別々に設置してください。6.1.3 発電機セット室の換気設備は、空気の吸引口は出来るだけ低く、排出口は出来るだけ高く設置してください。発電機セット室は強制吸引システムを推奨します。6.1.4. エンジン冷却水によりラジエーターから放射される熱を除去し動作温度を維持するのに十分な換気が可能な場所に設置してください。異物の混入を最小限にするために吸引口にハッチやグリルを設置してください。6.1.5. きれいで涼しい空気の十分な流れは、燃焼をサポートして熱を除去します。. (エンジン、オルタネータ、サイレンサー、排気パイプ、モーター、照明)6.1.6. ラジエータ放出システムの設計を評価するために有用なルールは、下部フレームに取り付けられたラジエータへの総圧低下が水の10mm H2O以下であることです。ダクトの長さは出来るだけ短く、ストレートな形状にしてください。ダクトの開口部は尐なくともラジエータのコア領域と同じくらいの大きさにしてください。6.1.7. ラジエータと連結された防振ダクトにより熱風が室外に確実に放出されることを確認してください。風雨や異物から保護のため排気口にルーバーやグリルを取り付けてください。

DAEJINの推奨部品

スチールスプリング

96%の振動削減

設置後水平レベルのチェック

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6.1.8. ダクトを曲げたりする場合、空気の乱流抵抗を防いで安定した空気の流れを確保するために直径を大きくする必要があります。6.1.9. ダクトは、ノイズレベルを減衰させる構造になっています。ビルディングの構造物に作動時、長い吸引ダクトは建物設備のサポートが必要な場合があります。6.1.10. 発電機が稼動しない時、発電室の換気のため補助強制換気システムが必要な場合があります。

6.2. 発電機セットの推奨空気消費量と最小吸排気ダクトサイズ'強制換気システム。ラジエーターの冷却(6.2.1. 操作、メンテナンスおよび修理のための空気消費量は1㎥/minに基づいています。( オペレータ当たり0.5㎥/min 2オペレータ必要) 6.2.2. 冷却用ファンによる排気ダクト内部の空気速度は12m/secに基づいています。6.2.3. 材料: 亜鉛メッキ鋼板(0.6mm から 1.0mm)

7. 排気システム

7.1. 設置7.1.1. 各エンジンの排気管は、独自の個別排気パイプ形態で設置されています。 排気パイプは空気排気ダクトシステムには連結されません。(排気管の数: インラインエンジン - 1、V型エンジン - 2) 7.1.2. 排気パイプの内部の排気ガスの速度は70m/secまでです。7.1.3. 許容/限界の排気圧力はN/Aエンジンの場合100mbar、TICエンジンの場合60mbarを越えてはいけません。 (N/A -自然吸気 TIC – ターボチャージ) 7.1.4. 管の曲げにより排気システムの拡張が必要な場合は、限界排気圧力に対応するためにパイプの内径は尐なくとも110%/10mにする必要があります。7.1.5. 温度上昇や振動から排気システムを分離するためにジャバラを設置する必要があります。7.1.6. 高温断熱材などで排気パイプをラッピングすると、定格電力を減尐させる過度の熱の放射を防ぐのに役立ちます。

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7.1.7. 管を曲げる場合、気流などを考慮して尐なくともパイプの最小内径の2.5倍にしてください。7.1.8. 排気ガス管にはシームレスまたは溶接鋼管をお使いください。そして、下部には排水ポケット、バルブまたはコックの設置をお勧めします。7.1.9. すべてのパイプがよく支えられ、振動の多いところにはスプリングやダンパーを使用してください。7.1.10. パイプが壁、屋根を通過するところはパイプより大きい直径の50mm金属製はめ輪ガードを取り付けください。7.1.11. パイプの末端は騒音低減だけでなく、水平配管時の雨水の混入を防ぐために傾斜を設けてください。

7.2. 推奨最小内径の排気ライン

上記の基本パイプ'5m(はジャバラに連結されます。

8. バッテリー

8.1. 取り付け8.1.1. 発電機セット室の換気は重要です。8.1.2. バッテリーを扱う際は耐酸エプロン、手袋とシールドまたはゴーグルを着用してください。8.1.3. 補給後の残留電解液は、別の容器に保管する必要があります。8.1.4. 保守時やエンジンにバッテリを接続したり外す時は喫煙、スパーク、火気を避けてください。 (エンジンに接続する時は (+)ケーブルを先に連結し、外す時は (-)ケーブルを先に外してください。) 8.1.5. バッテリーは発電機セットから分離して設置する必要があります。

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8.2. 推奨バッテリー容量

9. 燃料システム

9.1. 燃料システムの設置9.1.1. 燃料パイプは、燃料と空気の吸引の漏れがないように接続する必要があります。9.1.2. 燃料パイプは補助燃料タンクとマウントされている燃料タンクの間に設置したり、設計された特別な位置に連結することができます。9.1.3. 燃料ラインに設置されたフィルターやろ過器は汚染物質や異物から燃料を保護します。9.1.4. システム内のエアロックを防止するために燃料ラインは出来るだけ曲がりや傾斜が尐なく設計する必要があります。9.1.5. 燃料ラインは、黒鉄、鋼鉄、ステンレススチールパイプ、周囲の状況に耐えれるチューブなどの任意の燃料互換性のある材料で作ることができます。接続や曲げ加工の時、銅または銅 - ニッケル板など強度の弱い材料は使用しないでください。9.1.6. タンクとエンジンの間'発電機と隣接部分(は振動、ローリング、または揺れによる潜在的な損傷を避けるためにフレキシブル燃料ラインをお使いください。9.1.7. 複数の発電機セットの燃料ラインを共通の燃料システムに接続する場合は、各発電機セットの燃料ラインは個別に設置します。

10. 電源ケーブル

10.1. 電源ケーブル接続10.1.1. オルタネータとケーブルサポートシステムの間に剛性接続は避けてください。10.1.2. 電源ケーブルは、物理的な保護のためダクト、ケーブルトレイやトレンチに敷設されることがあります。10.1.3. ケーブルを曲げる時は、推奨される最小の曲げ半径にしてください。10.1.4. 単芯ケーブルがグレンドプレートに使用される時は、アルミ、真鍮または非金属など非鉄材料である必要があります。10.1.5. 独立制御盤用の制御線はメーカーが設計した配線接続に従って接続してください。

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10.1.6. 電気工事は適切な国家、地域、連邦政府の基準など該当国家の法律に基づいた経験豊富な電気技術者または電気工事会社によって行われなければなりません。

10.2. 推奨負荷ケーブル

11. 潤滑油

11.1. ディーゼルエンジンオイルはAPI サービスCDまたはSAE粘度30または15W40の信頼出来るブランドを使用してください。(周囲温度-15℃-0℃)11.2. 上記のクラス以外のオイルを考慮されている場合、メーカと相談して下さい。

12. 燃料オイル

ASTM指定D975(グレード1-0と2-D)の特性を満たす燃料が使用できます。

13. 冷却液

13.1. 冷却システムの腐食とスケールを防止するために品質の優れた冷却液を使用することが不可欠です。13.2. 塩分の量は0.4g/lを超えてはいけません。

14. 不凍液

14.1.全体の冷却液の15%の不凍液は、冷却システムの腐食を防ぎます。そして、冬や寒い気候のときには周囲の温度に応じて不凍液の量を調節して下さい。

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14.2. 周囲の温度による不凍液の量

15. グラウンディング

発電機セットは、訓練を受けた相応の資格を持つ電気技術者以外は負荷に接続をしないで下さい。また、関連する電気コード、規格、その他の規制に従ってください。

16. REMARK

16.1. 本マニュアルの内容は、印刷する時点での情報に基づいています。 情報はメーカにより予告なしで変更する可能性があります。詳細についてはディーラーまたはDAEJIN GENERATOR SYSTEMSのサービス部門までお問い合わせて下さい。16.2. その他の情報、推奨、説明などはDAEJIN GENERATOR SYSTEMSとご相談をお願いします。

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4. 試運転および運転

4.1. 準備

初めに新しいエンジンまたはオーバーホールエンジンを試運転する時、DOOSAN発電機エンジンのための技術的情報を確認してください。

・ シリンダーヘッドカバー上のオイルフィルター毎日エンジンの始動前、燃料、冷却液とオイルレベルを確認してください。オイルゲージのノッチはオイルレベルの最低、最高の数値を現わします。オイルだめに必要なオイルは“エンジンの仕様で指定されています。

NOTE : 最初の試運転の時に、オイルフィルターとパイプを埋めるために必要なオイルをエンジン別に決定する必要があります。'MaxとMin。オイルレベルゲージで決まる量のマーク。(

・ 清潔状態燃料、潤滑油と冷却剤を取り扱う際には、清潔状態を維持しなければなりません。

4.2. 使い慣らし

4.2.1 . 新しいエンジンのならし運転(Break-in)

新しいエンジンの内部をオイルが十分に浸透してないため、オイルフィルムは過速度や過負荷により破壊される可能性があります。これはエンジンの寿命を短くさせます。したがって、下記事項を遵守しなければなりません。

最初の150時間'2,000KM(まで・ エンジンの温度が通常温度になるまで、高速アイドリングをする必要があります。・ 過負荷または連続的な高速運転は避けてください。・ 無負荷時の高速運転は避けてください。・ 突然の始動とエンジンの停止は避けてください。・ エンジン速度は最高速度の70%以下で作動させて下さい。・ 保守点検を綿密に行ってください。

4.2.2. ならし運転のためのチェックポイント

ブレークイン'エンジンの初期ランニング(中、下記事項を確認してください。

a) 頻繁にエンジンオイルレベルを確認してください。オイルレベルゲージのMaxとMin間の安全な範囲のオイルレベルを維持してください。

NOTE : もし、正確なオイルレベルが読み取れない場合、オイルゲージを180度回転して再度挿入しチェックして下さい。

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b) 油圧警告ランプを確認して下さい。もしランプが点滅するときは、オイルピックアップスクリーンにオイルが表示されません。 オイルゲージをチェックしてください。必要時、オイルパンにオイル注入して下さい。オイルを入れすぎないようにご注意下さい。もしオイルレベルが正しく、状態がまだ正常にならない場合、スイッチまたはオイルポンプとラインの誤動作についてディーラーと相談して下さい。

NOTE : オイル圧力はRPM増加時に増します、そしてRPM減尐時に落ちます。 加えて冷たいオイルは一般的に高温のオイルより特定のRPMで高い油圧が表示されます。 これらの状況は、通常のエンジンの動作を反映しています。

c) エンジンの水温計を見て、適切な水の循環を確認してください。タンク内の水位が低すぎる場合には水温計の針が変動します。ならし運転の終了時に、オイルを抜き、オイルフィルターを交換します。推奨エンジンオイルでオイルパンを満たして下さい。下の表を参考にして下さい。

<推奨エンジンオイルと容量>

4.2.3. ならし運転後の操作

冷たいエンジンを始動するときは、必ずエンジンを徐々にウォームアップしてください。エンジンが完全にウォームアップされるまでフル・スロットル運転はしないでください。 最初の50時間までは頻繁にオイルレベルをチェックして下さい。 ピストンリングが安定するまでオイルの消費量は高くなります。

4.3. 作動後の検査

運転中にエンジンの潤滑システムのオイルの圧力を監視する必要があります。 もしモニターに潤滑油圧が減尐している時は、直ちにエンジンを止めて下さい。 エンジンが動作しているときオルタネータの充電警告ランプは消灯します。

・ バッテリーまたは極端子、ケーブルを分離しないで下さい。・ 運転中にバッテリ充電ランプが突然点灯する場合、直ちにエンジンを止めて電気系統に障害を確認、修復して下さい。・ 排気ガスの臭いや色、騒音などの現象が発生した時は正常ではありません。 直ちにエンジンをストップして下さい。・ 警告ランプとゲージパネルで下記を常に確認して下さい。

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4.3.1.潤滑油の圧力

アイドリング時の通常圧力は1 kg/cm2 (1.0 bar) 、最高速度では3 — 5 kg/cm2 (3.0 — 4.9 bar) になります。もし、アイドリング時圧力の変動があったり、高速運転時期待レベルにならない場合、直ちにエンジンを止めた後、オイルレベルとオイルラインの漏れをチェックして下さい。

4.3.2. 冷却水の温度

正常稼動時の冷却水の温度は71 — 85 °C です。異常に高い冷却水の温度は、エンジンのオーバーヒートとなりシリンダーコンポーネントが固着します。そして過度に低い冷却水の温度は、燃料消費量の増加とシリンダーライナーの磨耗を加速し、エンジン寿命を短くします。

4.4. 冬季の運転方法

冷却水の凍結と潤滑油の粘度に特に注意してください。

4.4.1. 冷却水の凍結に対する予防

不凍液を使用しない場合は、エンジンの作動後エンジン内の冷却水全部排出する。冷却水の凍結は、エンジンに致命的なダメージを与えます。冷却水の凍結を防止するために“不凍液の量” を参照し不凍液を使用します。

4.4.2. 過度の冷却に対する予防

過度の冷却による熱効率の低下は、燃料消費量を増加させるため過度の冷却からエンジンを保護しなければなりません。もしエンジン作動後、冷却液の温度が(71 — 85 °C)に到達しない場合、サーモスタットや他の冷却ラインを調べてください。

4.4.3. 潤滑油

寒さは油の粘度の上昇につながり、起動後エンジンのスピードが不安定になります。 したがってこの不安定性を防止するために冬季用の潤滑油を使用する必要があります。潤滑システムセクションを参照してください。

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4.5. エンジンの調整

エンジンの調整は、部品やコンポーネントの磨耗、腐食、劣化により失われるパワーとパフォーマンスを復元するのが目的です。通常エンジンの稼動時これらの変化は各ポイントごとに行われ、1つまたは2つの項目を補正することにより、パフォーマンスの改善を試みることをお勧めします。パワーとパフォーマンスに影響を及ぼすすべての項目の解析と補正の明確かつ徹底的な手順に従うことによって、時間が節約されより多くの持続的な結果が得られます。年に一度、出来れば春に完全なチューンアップが実行されるとより経済的でトラブルのない操作が確保できます。

パワーとパフォーマンスに影響を与えるコンポーネントは次のとおりです。

・ 燃料噴射に影響を与えるコンポーネント ; ノズル、デリバリーバルブ、燃料フィルタ、水分離器など・ インテーク&エキゾーストに影響を与えるコンポーネント ; エアフィルタ、インタークーラ、ターボ、サイレンサーなど・ 潤滑&冷却に影響を与えるコンポーネント ; エア&オイルフィルタ、不凍液等

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コントロールパネル MS5 マニュアル (EPD.FM1)

1. 適用性

ディーゼルエンジンを手動で止め、保護するための装置。

2. 主な機能

2.1. エンジンは過速度、低油圧、または低水位の時に止まります。2.2. サーキットと統合し、バッテリーの放電を検出して防ぎます。2.3. 過速度のテストを実行できます。2.4. RPMメーターを使用できます。2.5. エンジン始動の信号として、電圧(デフォルト)かMPU(オプション)の信号を受信できます。2.6. 操作表示ランプが状態を知らせます。2.7. エンジンが異常停止した時、アラームの音が発生します。2.8. 保護回路にサージが設定されています。2.9. 湿度と振動に強い'エポキシ樹脂成形(。

3. 基本仕様

3.1. 入力パワー: 12 VDC±20%、24VDC±20%3.2. 速度検出: 発電電圧検出方式(デフォルト) —> 0 - 75 Hz、7 - 300 VACMPU検出方式 (オプショナル)—> 0 - 7,000 Hz、4 - 30 VAC 3.3. RPMメータ出力: 2つのタイプのメータが使用できます。 (5V, 500microA) 3.4. 停止スイッチ出力容量: 10A (24 VDC)

4. 構造

4.1. 寸法: W98 * D160 * H35 (mm) 4.2. 取付間隔: W60 * D150 (mm)、5 mmD - 4 Holes 4.3. カラー: 黒4.4. 重さ: 約 500g

5. 表示LEDと保護回路

5.1. DCP: DCパワー'緑(- コントロールパワーが接続されている時。5.2. RUN:エンジン稼動信号(緑) - エンジン速度がアイドル速度を超えた場合(600 rpm± 50 rpm)。5.3. OSL: オーバースピードランプ(赤) - エンジンスピードが過速度基準値を超えた場合。5.4. WTL: 冷却水の過熱の信号'赤( - 冷却水のオーバーヒートスイッチが閉じられた場合。

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5.5. OPL: 潤滑油の低圧力信号'赤( - 稼働中潤滑油圧力スイッチが閉じられた場合。5.6. WLL: 冷却水の低レベル信号'赤( - 稼働中冷却水のレベルが低すぎる場合。

6. コントローラ

6.1. OST: オーバースピードテスト押しボタンこのボタンを押したとき、EPD内部のマイクロコンピュータは実際の速度入力値にかかわらずそれを検出して、OSLをオンにしエンジンを止めます。6.2. DIP S/W 6.2.1. : ETR/ETS 選択スイッチ - エンジンの停止方式を選択します。6.2.2. : 50Hz/60Hz 選択スイッチ – エンジンスピードを選択6.2.3. : 5V/500uA 選択スイッチ – RPMメータを選択

7. I/O端子

7.1. DC+ : Battery "+"入力端子7.2. DC- : Battery "-" 入力端子7.3. ACC : Key S.W ACC 接続端末7.4. STP : ジェネレータ停止出力(DC+出力)7.5. 86X : ジェネレータエラー検出出力(DC+出力)。7.6. OPS : 油圧スイッチに接続します。7.7. WTS : 冷却水の過熱スイッチに接続します。7.8. WLS : 冷却水レベルスイッチに接続します。7.9. TM+, TM- : RPMメーターに接続します。7.10. GP1 , GP2 : エンジン稼動信号入力端子(発電電圧220VAC、またはMPU信号)

8. テストのための準備

EPD I/O端子に回路を接続してください、そして、下記のようにコンポーネントを設定してください。8.1. KEY S/W : OFF 8.2. WTS (オーバーヒートスイッチ) : OPEN 8.3. OPS (油圧スイッチ) : CLOSE 8.4. WLS (冷却水レベルスイッチ) : CLOSE

9. テスト

9.1. 最初に、エンジンのタイプとRMPメーターのタイプを確認してください。 そして、ディップスイッチを設定します。9.2. キーS/Wをを回します。 短いアラーム音とエラーランプが2回点滅します。そして、DCPランプが点灯します。

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9.3. エンジンスイッチが誤って接続されている場合は、表示ランプが点灯しアラームが鳴ります。 ケーブルを正しく接続し、もう一度コントロールパワーを入れてください。9.4. 各エンジン別出力の停止ETR : KEY S/Wをオフした時、電源装置がSTPによってブロックされ、5Sがオフになります。そして、エンジンが停止します。ETS : KEY S/Wをオフにした時、電源がSTPに送られます。そして、OPSスイッチがオフになります。次に、信号の検出によりエンジンは一定時間動きます。('=5秒) そして5Sが開始されエンジンが停止します。9.5. 通常稼動時にエンジンの保護回路が作動した場合'過速度、過熱、オイルの低圧力、低水位(、対応するランプが点灯し、エンジンが停止します。9.6. RUNランプは50Hz/60Hzの選択スイッチに応じて動作。9.6.1. 50Hz選択時9.6.1.1. 20Hz以上、45Hz以下と55Hz以上の時点滅9.6.1.2. 45Hz以上と55Hz以下の時、点灯9.6.1.3. 60Hz以上の時、点灯とオーバースピードを起こす9.6.2. 60Hz時9.6.2.1. 20Hz以上、55Hz以下と65Hz以上の時点滅9.6.2.2. 55Hz以上と65Hz以下の時、点灯9.6.2.3. 70Hz以上の時、点灯とオーバースピードを起こす

10. 用語の説明

10.1. EPD : エンジンの保護装置10.2. MPU : 磁気ピックアップ10.3. ETS : 停止のため通電し、停止時に燃料ラインを閉じる方式10.4. ETR : 稼働のため通電し、稼動時に燃料ラインを開ける方式10.5. RPM : 毎分回転数10.6. 5S : ストップソレノイド10.7. 12X : オーバースピードリレー10.8. 63Q, 63QX : 油圧スイッチ、リレー10.9. 26W, 26WX : 冷却水温度スイッチ、リレー10.10. 33W, 33WX : 冷却水レベルスイッチ、リレー10.11. 14X : アイドルスピードリレー

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