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所員用ハンドブック カブスカウト課程 平成26年度版

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ウウッッドドババッッジジ研研修修所所

所員用ハンドブック

カブスカウト課程

平成26年度版

shibuya
タイプライターテキスト
H25トレーナー研究集会 研究用資料

目 次

1.ウッドバッジ研修所の開設にあたって P1

2.日程表 P6

3.セッションの目標と指導上のねらい P8

4.「課題研修」課題 P11

5.セッションの運営

§1.ウッドバッジ研修所について P14

§2.基本動作 P15

オリエンテーション P18

§3.カブスカウトのやくそくとカブ隊のさだめ P19

§4.カブスカウト年代とプログラム P21

§5.カブスカウト隊の安全と安全管理 P23

§6.プログラム開発のヒント P25

§7.カブスカウト隊のプログラムプロセス P27

§8.年間計画会議 P29

§9.プログラム委員 P31

§10.リーダー集会 P33

§11.プログラムの実施計画 P35

§12.組長集会 P37

§13.組集会(第1組、第2組) P39

§14.隊集会 P43

§15.カブスカウト隊を取り巻く環境と支援 P45

§16.スカウト運動の基本原則 P47

§17.指導者の役割と責務 P49

6.ハンドアウト・ワークシート

§3.カブ隊のさだめ(ワークシート) P54

§4.カブスカウト活動の目標(ワークシート) P54

§6.プログラム開発のヒント(ワークシート) P55

§7.プログラムプロセス P55

§7.カブスカウトのプログラム、プログラムの種類と要素 P56

§8.年間プログラム(ワークシート) P57

§9.プログラム委員ドラマチゼーション(例) P58

§10.リーダー集会打合せ用紙(ワークシート) P58

§10.リーダー集会打合せ用紙(例) P59

§10.リーダー集会ドラマチゼーション(例) P59

§10.組集会企画メモ用紙 P60

§11.隊集会実施計画書(ワークシート) P61

§11.組集会実施計画書(ワークシート) P62

§12.組長集会実施計画書(例) P63

§12.組長集会ドラマチゼーション(例) P63

§13.第1組集会実施計画書(例) P64

§13.第2組集会実施計画書(例) P65

§13.組集会実施報告書(ワークシート) P66

§14.隊集会実施計画書(例) P67

§14.隊集会実施計画活動詳細(例) P68

§16.カブスカウト隊運営とスカウト教育法 P69

ウッドバッジ研修所の開設にあたって

1.ウッドバッジ研修所のねらいと基本的な考え方

(1)ウッドバッジ研修所の目的と進め方

ウッドバッジ研修所は隊指導者訓練の基礎訓練課程に位置づけられ、目的を「ウッド

バッジ研修所は、加盟員で導入訓練課程の訓練を修了した者を対象として開設し、参加

者が当該部門の隊長としての責務を果たすことができるように、スカウト教育と隊運営

に関する基礎的な方法を習得することを目的とする。(教育規程8-3-2)」となって

おり、「ビーバースカウト、カブスカウト、ボーイスカウト及びベンチャースカウトの

各部門に区分して開設する。」(同8-3-2②)としています。

また、参加者が研修を通じて達成される学習の到達目標を課程ごとに次のとおりとし

ています。

<課程別学習到達目標>

ビーバースカウト部門

1.隊長の責務と役割を理解する。

2.隊運営・管理に必要な知識・技能を修得する。

3.プログラムプロセスを活用できる。

4.野外を中心としたプログラム開発能力を身につける。

カブスカウト部門

1.隊長の責務と役割を理解する。

2.隊運営・管理に必要な知識・技能を修得する。

3.プログラムプロセスを活用できる。

4.野外を中心としたプログラム開発能力を身につける。

ボーイスカウト部門

1.隊長の責務と役割を理解する。

2.隊活動の基本的な実施展開について理解する。

3.隊運営の基本的な事項について理解する。

4.今日の青少年の現況を把握し、スカウト活動における青少年の参加の

重要性について理解する。

ベンチャースカウト部門

1.隊長の役割と責務を理解する。

2.隊活動の基本的な実施展開について理解する。

3.隊運営の基本的な事項について理解する。

4.今日の青少年の現況を把握し、スカウト活動における青少年の参加の

重要性について理解する。

1

(2)ウッドバッジ研修所(以下「研修所」という)の性格と運営方針

次の点に留意し、運営してください。

①隊指導者が身につけるべき共通の内容を取り扱い、個別の課題については取り扱わ

ない。

②学習の場はセッションだけでなく、研修所全体とする。

*空き時間を有効に活用し、スカウト技能の習得ができるようにする。

③「How To」を身につけることを主とした研修とする。

*当該部門の隊編成で運営し、標準の隊活動や隊運営を体験する。

④スカウティングの基本原則については、研修所での生活やセッション等での学習や

体験を振り返り行う。

⑤所員全員が学習支援者となる。

2.研修所の運営と展開

(1)運営方法

①隊編成での実施

・セッションについては部門ごとの隊編成で進めますが、生活はボーイスカウト隊

のキャンプ形式で行います。

・隊編成式は行いません。オリエンテーション時に隊長・副長の他、BVS課程は

補助者、CS課程ではデンリーダー、BSでは上級班長を紹介します。

・隊旗・班旗・組旗を活用します。

・隊旗および班(組)旗・班(組)長章・次長章・班(組)別章、進歩記章などの

模擬記章を使用する場合は、各研修所で準備してください。

②班名のつけ方

カブスカウト部門は「組」、ボーイスカウト部門は「鳥や動物の名前」、ベンチャー

部門は「自然現象や開拓者の名前」など、部門に相応しい班名としてください。ビー

バースカウト部門は適宜つけるようにしてください。

③点検と講評

ボーイスカウト隊での実施方法で行います。

④朝礼の実施

朝礼は研修所として行います。

⑤「入門」の実施

研修のスタートにあたり、参加者および運営に携わる所員全員が、「成人として

の学習」への取り組みについて清新な心構えをもって臨むことを、所長を中心に

個々が確認すること、また、スカウト運動に関わる成人として、運動に参加する青

少年の成長に貢献することの決意をあらたにすることをねらいとして「入門」を行

います。

・参加者への理解が促進されるように、所長は上記の趣旨や「入門」の歴史的な

経緯やその意図することを明確に説明し、「入門」を行うようにします。入門に

際し、所長は次のことを言ってください。

*「入門」は大正14年山中野営場で行われた第1回指導者訓練が行われた際、

当時の佐野常羽所長により指導者道が確立された。

*現在は成人としてのトレーニングの場として設定されている。

*真摯な気持ちで研修して欲しい。

*また、奉仕への決意を確認の場として入門して欲しい。

2

⑥スカウツオウンの実施

・参加者に対して、信仰心を高め、ちかいとおきての実践をより深めるために、ス

カウツオウンを行います。

・スカウツオウンの実施は、期間中に3回組み入れるほか、所長の裁量により隊集

会の中で、あるいは夜の課業終了時などに班を中心として自発的に体験を重ねる

機会を作ることも必要です。

・スカウツオウンの実施に際しては、次のことに留意し、参加者にも伝わる様な配

慮をお願いします。

*スカウツオウンは「Scouts’Own Service of the Scout, by the Scout, for the

Scout」のことであり、スカウト自身が行う礼拝のことである。

*スカウツオウンは、キャンプ期間中の日曜日に行うものであると考えられてい

た時期もありますが、本来はいつ行ってもよく、また、キャンプ期間中だけで

なく、隊集会、班集会など、あらゆる場面で実施する。

*朝礼の後で行うときは、朝礼と区別するために、向きを変えたり、場所を変え

たりして、はっきりした意図をもってスカウツオウンを行うようにする。

*夜、火を囲みながら行うときは、キャンプファイアやヤーンと混同しないよう

に配慮する。

*スカウツオウンの形式は自由であるが、聖句や聖歌など、スカウツオウンにふ

さわしい言葉や歌を組み入れて実施する純然たるスカウト活動である。

*サービスには祈りという意味がある。歌で気持ちを一つにし、その祈りを高揚

させるためのお話し(言葉)を組み入れることが大切である。

⑦閑時作業(スペアタイムアクティビティ)の設定

スカウト技能の練習などの時間とします。

⑧当番班について

当番班については、運営上役割の一部を順次参加者に分担してもらう主旨から置

くこととします。当番班の役割などについては趣旨を説明し、初日に指名を行うよ

うにします。

⑨スキルトレーニングとの関連

キャンプ生活やスペアタイムアクティビティ等を利用して、スキル学習を行い、

スキルトレーニングの履修認定ができます。

(2)所員の編成と役割分担

役 割 人 数 主 な 役 割

所 長 1人 基本訓練全般の運営・指導・管理・安全管理

隊 長

*隊編成における隊長 1人 隊運営に関わるセッションの準備・運営

副 長

*隊編成における副長 2人

教務:教具・教材・資材・資料準備

生活:生活全般の運営・指導・支援・安全管理

セッション 1人 セッションの準備・運営

QM(記録兼務) 1人 教具・教材・資材・資料・食料などの管理運営と記録

*上記の他、セッション(必要に応じて)及び生活を進める上で次の役割を置いてくだ

さい。

・BVS部門 補助者若干名

・C S部門 デンリーダー若干名

・B S部門 上級班長 1名

3

3.セッションを進めるにあたっての留意点

(1)研修所の目的と目標および各セッションの目標と指導上のねらいについて

これらを変えることはできません。また、学習効果をあげるために、各セッションは

関連づけられていますので、セッションの順番も変更できません。

(2)セッション運営要項作成にあたって

次の点に留意して作成してください。

訓練目標とは

セッション担当者が参加者に獲得させるべき達成事項。

指導上のねらいとは

セッション担当者が、参加者に特に獲得させたいという意図を持った具体的

事項。

導入について

ただセッションの目標を読み上げることのないようにします。展開へ向けて

の動機付けとなるものや、セッションの流れなどについて説明してください。

セッション運営要項作成にあたって

1.セッションの概要と展望

2.訓練目標を達成するために伝えること、実施すること

3.セッションのまとめと確認事項

上記3点を参考に導入・展開・まとめの順で作成してください。

※所長の許可を得て実施してください。

(3)フリープログラムの設定

野営(3泊4日)での開設においては、日程にフリープログラムを設けていますが、

これは、所長の裁量により実施できるセッションです。

4.研修所運営についての留意点

(1)参加者に対して

①参加者は、それぞれの社会的経験、職業経験等から様々な価値観を持った「成人」

であることを十分に認識し、接することが必要です。

また、参加者は、指導者としては初心者ですので、時には指示的な態度を取ること

が必要なこともあることを理解しておきましょう。

②研修所を終えても、隊長としての役割を十分に果たしていくためには「安全セミ

ナー」「スキルトレーニング」を修了し、1年後「ウッドバッジ実修所」への参加

が必要であることを伝え、実修所の課題研究の内容や学習の概略を説明し、更なる

研修への参加意欲が向上するように配慮することが必要です。

(2)情報の提供と個人情報の取り扱いについて

研修所では、さまざまな情報を提供していますが、日本連盟や県連盟で検討中の未決

定事項については、原則として情報提供をしないこととしてください。仮に、提供しな

ければならない場合においては、何をどのように伝達するかについて精査し、あくまで

も『検討中の未決定事項』として提供するとともに、そのことについて所員にも十分に

周知徹底しておいてください。

また、研修所で知り得た参加者の個人情報については、慎重に取り扱うようにしてく

ださい。

4

(3)所長・所員に求められるもの・心構え(態度)について

①参加者の学習を支援し、促進する役割を所員は担っているということを常

に確認しながら運営にあたることが大切です。

②指導者の訓練に携わる指導要員はそれにふさわしい品性が必要とされ、指導要員と

して常に参加者の模範となり、良い意味での威厳を保つことが必要です。

③飲酒は厳に慎んでください。このことを所長と所員は率先垂範して実践し、参加者

への模範となるようにしてください。

④喫煙については所定の場所以外では喫煙しないよう、またくわえタバコでの歩行は

厳に慎むようにしてください。

⑤③・④に関して守らない参加者や所員は退所させてください。

5.研修所運営における所長としての責務

(1)所員編成

地域の実態や参加者の状況を把握し、十分な成果をあげるのにふさわしい所員の構成

を図ります。

(2)所員への支援

①初めて所員として奉仕する人に対して、特に十分な支援・指導を行ってください。

その人にとって研修所は実務研修の場であり、所長にとっては良き指導要員を養成

するための個別支援の機会なのです。

②所員が作成するセッションの運営要項について十分な指導・支援をしてください。

(3)履修認定について

研修所の履修認定については所員の意見を参考にして、所長の責任で行います。

(4)研修所全体の評価について

研修所の全体的な評価については、所長を中心に最後の夜の所員会議または、全日

程が終了した直後に『管理と運営』『セッションの展開』『目的と目標の達成』等につ

いての総合的な評価を行います。

6.安全管理について

「指導者訓練コースにおける安全管理ハンドブック」を参照してください。

以上

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セッションの目標・指導上のねらい

目 標 指導上のねらい

§1 ウッドバッジ研修所について

1. WB研修所の目的と日程について理解する。

2. WB研修所の運営方法について理解する。

1. 参加者にWB研修所の目的と目標を正しく理解させることにより、隊長として身に付け

ておかなければならない事項を確認する。

2. WB研修所の学習方法と進め方について理解させ、研修意欲を持たせる。

§2 基本動作

1. 基本動作・礼式の基準に応じた各種動作ができる。

2. カブ隊独自の基本動作(集合、カブコール、仲良しの

輪、敬礼、サイン、祝声)の指導ができる。

3. カブコールの意味について理解する。

1. 隊指導者として、スカウトの規律、スマートネスの基準維持指導の導入的位置づけとし

て、日本連盟の基本動作・礼式の基準に応じた動作を正しくできるようにする。

2. 隊指導者として、動作合図を出すことができるようにする。

3. コースで実施する基本動作は、2ヶ団以上のカブ隊が集合する際に、共通事項として行

うものとして扱い、各隊独自の基本動作を否定するものでないことを知らせる。

§3 カブスカウトのやくそくとカブ隊のさだめ

1. 「カブスカウトのやくそく」を理解する。

2. カブスカウトが日常生活の中で、「カブ隊のさだめ」が

実行できるように、支援できる。

1. 「ちかい」・「おきて」と「カブスカウトのやくそく」・「カブ隊のさだめ」の関連を理解

させる。

2. 日常生活において、スカウトが実践できるように指導(支援)することが、隊長として

の任務であることを理解させる。

3. 指導者の日常の言動が、スカウトに対する「ちかい」と「おきて」(「カブスカウトのや

くそく」と「カブ隊のさだめ」)の実践指導(支援)につながることを理解させる。

§4 カブスカウト年代とプログラム

1. カブスカウト年代の特性を理解する。

2. カブスカウト年代の憧れや興味を理解する

3. 「チャイルドプロテクション」について知る。

1. カブスカウト年代の発達段階での特性を理解させる。

2. カブスカウト年代の特性や憧れ・興味とカブスカウトの活動目標との関連を理解させ

る。

3. カブスカウト活動の目標を理解させる。

4. 「チャイルドプロテクション」について知らせる。

§5 カブスカウト隊の安全と危機管理

1. 安全と危機管理の考え方を理解する。

2. カブスカウトに対する安全教育の方法を理解する。

1. 安全教育・安全対策・安全管理・危機管理の意味を知らせる。

2. 安全教育・安全対策は、年代の特性や個人の能力に応じて実施することが必要であるこ

とを理解させる。

3. スカウトにとって、より楽しく、躍動的なプログラムを実施するためにも、日頃の安全

教育や、指導者としての安全対策・安全管理が必要であることを理解させる。

§6 プログラム開発のヒント

1. 隊活動に必要なプログラムのヒントを理解する。

2. プログラム開発の必要性を認識する。

3. スカウトスキルを年代特性に合わせて、プログラムに

アレンジができる。

1. スカウト運動のプログラムは、累進的一貫性をもって継続されるものであることを理解

させる。

2. カブスカウト活動における、プログラムの必要性を理解させる。

3. カブスカウトのプログラムを企画するにあたっては、カブスカウト年代の特性について

理解しておくことが必要であることを確認する。

§7 カブスカウト隊のプログラムプロセス

1. カブスカウト隊のプログラムプロセスを理解する。

2. プログラム関連諸会議の開催時期や参加者を理解す

る。

3. 進歩制度とプログラムの関係を理解する。

4. 修得課目と選択課目の意義を理解する。

1. カブスカウト活動において、プログラムがなぜ必要なのかを理解させる。(年間、隊集

会、組集会、個人)

2. カブスカウト隊のプログラムプロセスには、一貫した流れがあり、しかも循環している

ことを理解させる。

3. プログラムを作成するにあたり、時期に応じたいろいろな会議が必要であり、会議には

様々な人が関わる必要があることを理解させる。

4. プログラムを実施するには、保護者の協力が不可欠であることを理解させる。

5. プログラムはカブスカウト隊の進歩制度を取り入れたものでなければならないことを

理解させる。

6. 修得課目と選択課目が設定されている理由を理解させる。

7. プログラムは、カブスカウトのよりよい個人的成長のためにあることを理解させる。

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目 標 指導上のねらい

§8 年間計画会議

1. 年間プログラムが作成できる。

2. 月間テーマから活動概要を作成できる。

3. カブスカウト隊の活動目標をバランスよく配置でき

る。

1. カブスカウト隊の活動は「月間テーマ」と活動目標を設定することから、プログラム立

案の過程(プロセス)が始まることを理解させる。

2. テーマについて理解させる。

3. 良いテーマについて理解させる。

4. プログラムはスカウト運動の目的を達成するための手段であるから、カブスカウト隊の

活動目標をバランスよく配置することが重要であることを理解させる。

5. 年間プログラムを作成するときには、いろいろな事柄を考慮しなければならないことを

理解させる。

6. 年間プログラムを作成するにあたり、多くの成人(指導者、保護者、地域社会)の協力

が必要であることを理解させる。

§9 プログラム委員

1. プログラム委員会の目的を理解する。

2. プログラム委員の役割を理解する。

1. プログラム委員は、テーマおよび月間プログラムの活動の概要にヒント・アイデアを提

供し、月間プログラムの実施、展開に協力していただける人であれば、保護者、団委員、

他隊の指導者、ローバースカウト、地域の方など誰でもよいことを理解させる。

2. プログラム委員を活用することは、プログラムに広がりや深み、奥行きを持たせること

になり、楽しいプログラムとなることを理解させる。

3. プログラム委員をお願いして活動に興味をもっていただくことは、組織拡充にもつなが

り、指導者のリクルートにもつながる。

4. プログラム委員会は会議として改まって集まらなくても、「いつでもどこでも誰とでも」

できることを理解させる。

5. ヒント・アイデアを出すためには、たとえ非現実的なことでも否定をせずに受け入れる

ことを理解させる。

§10 リーダー集会(月間プログラム計画)

1. リーダー集会の目的を理解する。

2. 月間プログラムが作成できる。

1. リーダー集会で組み立てられる隊集会立案のプロセスを理解させる。

2. リーダー集会を開催する意義を理解させる。

3. 隊長ハンドブックの「リーダー集会打ち合わせ用紙」のそれぞれの項目の意味を理解さ

せる。

4. 「集会」と「会議」の意味の違いを理解させる。

5. リーダー集会の結果、隊長として月間プログラムが作成できることを理解させる。

6. リーダー集会の結果、デンリーダーは組集会実施計画書を作成できることを理解させ

る。

§11 プログラムの実施計画

1. 隊集会実施計画書を作成することができる。

2. 副長・デンリーダー・デンコーチの役務の明確化(業

務分担)ができる。

3. 組集会実施計画書の作成支援ができる。

4. 組集会開催の方法を支援できる。

1. 隊集会と組集会のそれぞれのねらいを理解させる。

2. 隊集会実施計画書、組集会実施計画書作成の意義について理解させる。

3. 隊集会実施計画書の中で、副長、デンリーダー、デンコーチの役務分担が重要なことを

理解させる。

4. 組集会を積み上げて隊集会を実施するためには、デンリーダーが組集会実施計画書を作

成できることが条件であるが、隊長としてデンリーダーを支援するためには、隊長自身

が組集会実施計画書を作成できることが必要であることを理解させる。

5. 隊長として、デンリーダーに組集会開催の支援ができる必要性があることを理解させ

る。

§12 組長集会

1. 組長集会の目的を理解する。

2. 組長集会の企画と運営ができる。

1. 組長集会の意義について理解させる。

2. 班制教育について理解させる。

3. 組長の仕事は、ボーイ隊の班長とは違うことを理解させる。

4. リーダー集会の結果を基に組長集会の実施計画書を作成しておくと、他の指導者との共

通理解ができ、実施漏れも防げることを理解させる。

§13-1 第1組集会

1. 組集会を体験することで、その意義を理解する。

2. 各集会を評価できる。

1. 組集会を積み上げた隊集会を前提に、スタッフ側が作成した第1組集会実施計画書に基

づいて第1組集会を実習体験させる。

2. 組集会におけるデンリーダー、組長、デンコーチの役割を理解させる。

3. 組集会への具体的なデンリーダーの関わり方を理解させる。

4. 第1組集会は、導入の意味があることを理解させる。

5. 参加者が作成した実施計画書とスタッフが作成した実施計画書を比較することにより、

自分たちが作成した実施計画書に何が不足しているかを評価させる。

6. 実施計画書の作成は活動の実施にあたって非常に重要であることを理解させる。

9

目 標 指導上のねらい

7. どのような活動であっても、計画、実施するだけではスカウトの成長に寄与できない。

評価することで、指導者自身がステップアップすることができ、それがスカウトに対し

てよりよい活動を提供できることを理解させる。

8. 組集会の計画、実施については、隊長はデンリーダーを指導し、励まし、任せることが

重要であることを理解させる。

§13-2 第2組集会

1. 組集会を体験することで、その意義を理解する。

2. 各集会を評価できる。

1. 組集会を積み上げた隊集会を前提に、スタッフ側が作成した第2組集会実施計画書に基

づいて第2組集会を実習体験させる。

2. 組集会におけるデンリーダー、組長、デンコーチの役割を理解させる。

3. 組集会への具体的なデンリーダーの関わり方を理解させる。

4. 第2組集会は、展開・まとめの意味があることを理解させる。

5. 参加者が作成した実施計画書とスタッフが作成した実施計画書を比較することにより、

自分たちが作成した実施計画書に何が不足しているかを評価させる。

6. 実施計画書の作成は活動の実施にあたって非常に重要であることを理解させる。

7. どのような活動であっても、計画、実施するだけではスカウトの成長に寄与できない。

評価することで、指導者自身がステップアップすることができ、それがスカウトに対し

てよりよい活動を提供できることを理解させる。

8. 組集会の計画、実施については、隊長一人でできることではなく、多くの人の力を借り

る必要があることを理解させる。

§14 隊集会

1. 組集会の積み上げによる隊集会を体験することで、そ

の意義を理解する。

2. 各集会を評価できる。

3. 隊長は他の指導者の協力を得て、隊集会を主宰するこ

とを理解する。

1. 隊集会実施計画書に基づいて実習体験させ、組集会が単独のものではなく、隊集会につ

ながるものであることを理解させる。

2. 隊集会は組より少し大きい集団の中で、組集会の成果を発表する場であることを理解さ

せる。

3. 隊集会で組集会の成果を認め励ますことは、個々のスカウトの進歩・発達につながるこ

とを理解させる。

4. 大勢の仲間の中で認められることは、スカウト自身にとっても保護者にとっても嬉しい

ことであり、それが活動の継続につながることを理解させる。

5. 隊集会の中で隊長、副長、デンリーダーの役割を明確にすることを理解させる。

6. 組集会同様実施後に評価・反省をすることは隊長自身のステップアップにもつながり、

それはスカウトによりよいプログラムを提供することになることを理解させる。

7. 隊集会を主宰するのは隊長であるが、多くの指導者の協力を得ることでよりよい隊集会

を実施できることを理解させる。

§15 カブスカウト隊を取り巻く環境と支援

1. 団、地区の会議について理解する。

2. 隊の運営には団、地区、地域社会から協力を得ること

ができることを理解する。

1. 隊の運営は隊長の責務であるが、他の指導者などの協力を得ることで効果的に進められ

ることを理解させる。

2. 協力者を得ることにより、スカウトに提供するプログラムが充実することを理解させ

る。

3. 隊長として、どのように団や地区に参画していくのかを理解させる。

§16 スカウト運動の基本原則

1. スカウト運動の定義、目的、原理、方法について理解

する。

2. 日本連盟の方針を理解する。

3. スカウト教育法とカブ隊のプログラムの関連について

理解する。

1. スカウト運動が「青少年のための教育運動」であることを理解させる。

2. スカウト運動の「定義」・「目的」・「原理」・「方法」とそれぞれの関わりを理解させる。

3. スカウト教育法の「ちかい」と「おきて」の実践・「行うことによって学ぶ」・「小集団

の一員となる」(班制教育)・「野外環境の下で行われる段階的かつ刺激的なプログラム」

(野外活動と進歩制度)について理解させる。

4. スカウト教育法とプログラムの関連について知らせる。

5. 参加者自身の日常行動が、スカウトに対する「ちかい」と「おきて」の実践指導(支援)

につながることを理解させる。

§17 指導者の役割と責務

1. 隊長の任務を理解する

2. インサービス・サポートについて理解する。

3. 保護者への連絡、協力、その方法を身につける

4. 各種(進歩・事務・会計・備品等)管理の必要性を理解

する。

1. 隊長としての任務遂行の意欲を高めさせる。

2. 隊長として、たゆまぬ研修が必要であることを自覚させる。

3. 隊長として任務を遂行するには、この研修所を修了するだけでは十分ではないことを理

解させる。

10

ウッドバッジ研修所(カブスカウト課程) 課題研修

課題

課題1.

日本連盟発行書籍「基本原則」、日本連盟規程集 教育規程第 1章「一般原則」を読み、スカ

ウト運動の理念と日本連盟の方針を理解してください。

課題2.

カブスカウト隊長ハンドブックを熟読してください。

課題3.

以下の点について、隊のスカウト・保護者の現状を確認し、その結果をまとめてください。

(1)スカウトに関する事項

・学年(年齢)

・趣味・興味・関心事

(2)保護者に関する事項

・どのような子どもに育てたいか?

課題4.

スキルトレーニングにおいて以下を履修して下さい。

(1)ロープワーク

・本結び、もやい結び、巻き結び、ねじ結び、引きとけ結び

(2)地図とコンパス

・16方位と方位角の呼び方を覚え、プレートコンパス(シルバコンパス)を使用す

ることができる。

・地形図に座標軸、および磁北線を記入し、座標読みができる。

(3)刃物の取り扱い

・ナイフの正しい使い方と安全について説明できる。

(4)野営技能

・家型テントの設営、撤営

・フライテント(タープテント)の設営、撤営

11

セッションの運営

12

(余白)

ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

§1 ウッドバッジ研修所について

第1日 10:45~11:15(30分)

目 標

参加者は、このセッション終了時に次のことが達成できる。

1.WB研修所の目的と日程について理解する。

2.WB研修所の運営方法について理解する。

指導上のねらい

1.参加者にWB研修所の目的と目標を正しく理解させることにより、隊長として身に付け

ておかなければならない事項を確認する。

2.WB研修所の学習方法と進め方について理解させ、研修意欲を持たせる。

準備品(資材・資料)

セッション運営要項作成にあたって

1.セッションの概要と展望

(1)歓迎の言葉

(2)このセッションでは、WB研修所の目的と目標を確認し、WB研修所が何のために

開設されているのかを理解する。更に、WB研修所の日程(セッションの組み立て)

を確認し、コースの基本的な運営方法について説明する。

2.訓練目標を達成するために伝えること・実施すること

研修所の進め方の基本となるセッションのため、所長が担当し、所員全員が参加する。

(1)WB研修所の目的と目標を説明する。

(2)WB研修所の日程の説明

学習効果を高めるために、このセッションで学習意欲を引き出し、学習の動機付け

をするように進める。

(3)WB研修所の運営方法

①参加者は積極的に学習に参加して欲しい。

②小グループの中で、参加者が主体的にグループ学習に参加することにより、学習

効果が上がる。

③各セッションの場面によっては、参加者がスカウトの立場として展開される場面

もある。そのためにも、指導者とスカウトの立場を明確にすることが必要である。

④隊編成

研修の中、隊を模して実習するために、隊編成をする。

⑤所員スタッフの紹介

※野営の場合

キャンプの基準はボーイスカウト隊の基準で行う。

3.セッションのまとめと確認事項

(1) 質疑応答

14

ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

§2 基本動作

第1日 11:15~12:15(60分)

目 標

参加者は、このセッション終了時に次のことが達成できる。

1.基本動作・礼式の基準に応じた各種動作ができる。

2.カブ隊独自の基本動作(集合、カブコール、仲良しの輪、敬礼、サイン、祝声)の

指導ができる。

3.カブコールの意味について理解する。

指導上のねらい

1.隊指導者として、スカウトの規律、スマートネスの基準維持指導の導入的位置づけとし

て、日本連盟の基本動作・礼式の基準に応じた動作を正しくできるようにする。

2.隊指導者として、動作合図を出すことができるようにする。

3.コースで実施する基本動作は、2ヶ団以上のカブ隊が集合する際に、共通事項として行

うものとして扱い、各隊独自の基本動作を否定するものでないことを知らせる。

準備品(資材・資料)

・国旗掲揚柱

・国旗

・日本連盟発行書籍「基本動作・礼式の基準」

セッション運営要項作成にあたって

1.セッションの概要と展望

(1)指導者・カブ隊で扱われる基本動作を実習する。

(2)隊の中で、基本動作を正しく行うことが、スカウト仲間としての意識付けをし、教

育面、安全面についても有効であり、社会的にも、保護者からも規律正しいスカウ

トの姿が評価されることが多い。

(3)このセッションで取り扱う基本動作は、日本連盟のコースとしての基本動作・礼式

の基準として扱い実習するが、各団・隊においては若干異なる場合もある。それは

団・隊の独自性として認められるものではあるが、複数団が集まる場合には、この

ような基準に沿って実施されることが多い。

2.訓練目標を達成するために伝えること・実施すること

日本連盟発行書籍「基本動作・礼式の基準」に則って展開する。

(1)指導者として基本動作

①正しい制服の着用について説明する。

・制服の各種記章の着用具合や制服の着こなし(ベレー帽のかぶり方を含む)

②スマートネスについて説明する。

・制服、基本動作の教育的意義、安全面での効果

③指導者としての基本動作とその合図を実習させる。

・集散法(U字形)

・「気をつけ、休め」

・敬礼、立礼

・方向転換(回れ右、右向け右、左向け左)

・握手、スカウトサイン、祝声

15

ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

(2)CS隊の基本動作実習Ⅰ

①気をつけ、休め、すわれ(声の合図により)

②敬礼、カブスカウトの敬礼(敬礼の意味を説明する:動物(カブ)の耳、カブスカ

ウトの二つのやくそく)

③方向転換(回れ右・右向け右・左向け左)

④カブスカウトの握手、カブサイン、祝声

(3)CS隊の基本動作実習Ⅱ(カブ隊の集散方法)

①パック・パック・パック(ロックサークル)→大輪(パレードサークル)

②カブコール・敬礼

・カブコールについては、「ジャングルブック」「ウルフカブスハンドブック」

「足柄山物語」を参考に意味を説明する。 【参考】

会議岩と円陣(ロックサークル)

おおかみのパック(群)が、ジャングルの中で集まる時、年寄りのオオカミのアケ

イラは、まん中の大きな岩の上に立ちます。そして、パックは、アケイラを中心と

した円陣を作ってすわります。

ジャングルの集まり

もし、隊長が、一声だけ「パック!」と、叫ぶならば、それは「しずかにせよ!」

ということで、みんなは今していることをやめて、次のことばを待つのであります。

グランド・ホウル(Grand Howl)

年寄りのオオカミのアケイラが、集会にやってきますと、君たちは若いオオカミが

するように、円陣になってしゃがんで、けいれいのためウルフ・カブのグランド・

ホウルをいたします。

そこで君たちは、円陣を作ります。(いそいで。ウルフ・カブは、決してのろのろ歩

きません。かけてします。)

つぎに、カカトの上にしゃがみます。2本の前足(人間の場合両手)は、両足の間

の地面につけ、両膝は左右に開きます。

・・・・・

おわりのベストは、するどく声高らかに、短く叫びます。これを合唱するのです。

それと同時に、両足で跳ね上がり、両手の指は、オオカミの2つの耳のように立て

て、頭の両側にあげるのです。

さて、これは、なにを意味しますか?それはね、君たちが、両手をつかって、ベス

トを尽くすことを意味します。たいていの子供は、右手だけしか使いませんが、君

たちは、右手だけではないのです。君たちのベストは、ふつうの少年のベストの2

人分のベストです。

現在、日本は、「輪になろう!」ではじめ「カブコール」というものを作って、グラ

ンド・ホウルに替え、日本流に行っている。

「ウルフカブスハンドブック」(日本連盟)より抜粋

※この資料はあくまでも参考として下さい。実習は、「隊長ハンドブック」及び「基

本動作・礼式の基準」を参照してください。

③大輪からの解散

④仲良しの輪 このテンポは、カブスカウト歌集P20「いつも元気」の歌詞と同

じ。「いつも~」と伸ばすと間延びしてしまうので、歯切れよく行う。

16

ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

(4)国旗掲揚の実習

①国旗を巻いたままあげて、上で開く方法(ブレイク)および降納

・ 開け式(ブレイク)は、一般的には、国旗ポールが短い場合、掲揚ロープがよ

り綱の場合、悪天候で短時間に行う必要のある場合に主に行う。

・ カブ隊は室内で集会を持つことが多かったので、ポールが短く、開け式を行っ

ていたが、カブスカウト部門での国旗儀礼が、開け式(ブレイク)で定められ

ているものではない。従って、国旗降納は2人でしていることもあることから、

国旗掲揚も、勿論2人で掲揚することもある。

②カブ隊の朝礼を模して、パックの集合からカブコール・国旗掲揚までを実習する。

3.セッションのまとめと確認事項

(1) 基本動作は、隊の秩序やけじめをつける意味で、重要な教育要素である。

(2) 日常の隊活動で扱う動作なので、期間中に身につけて欲しい。

(3) スカウトの立場での実習ではあったが、実際には指導者としてスカウトを指導する

立場であることを認識して欲しい。

(4) この時間で全てを身につけるのではなく、コース期間中を通して身につける。

17

ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

オリエンテーション

第1日 12:15~13:00(45分:昼食含む)

※ 昼食時に、隊長、生活担当副長を中心に行う。

※ オリエンテーションノートを作成し、行うと良い。

内容例と留意点

(1) 自己紹介

グループのコミュニケーションを図り、期間中どのようなメンバーと生活し学習

するかという参加者の不安を解消させるよう、和やかな雰囲気作りに心がける。

(2) 場内案内

朝礼などの生活関連施設や、講義・実習等の学習関連施設の他、スタッフルーム、

支援本部等の運営関連施設についてその所在を明確にする。

場内地図があるとよい。

(3) 会場使用の留意点

公共施設等使用の場合においては会場のルール(他の利用者への配慮等も含めて)

について説明する。

(4) コースでの安全管理について

「訓練コースにおける安全管理ハンドブック」をもとに安全管理者、安全担当者

の設置を説明する。

(5) 緊急時の対応について

天候の悪化、怪我や病気の他、体調の異変時の措置について説明する。

(6) 当番組の任務について

当番組の設置と役割、交替時期及びグループ内での役割分担の意義と交替につい

て説明する。

(7) 服装について

季節に応じた服装、節度ある期間中の服装、名札の装着等を説明する。

(8) その他

(野営の場合)配給、ごみの処理について説明する。

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ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

§3 カブスカウトのやくそくとカブ隊のさだめ

第1日 13:00~14:00(60分)

目 標

参加者は、このセッション終了時に次のことが達成できる。

1.「カブスカウトのやくそく」を理解する

2.カブスカウトが日常生活の中で、「カブ隊のさだめ」が実行できるように、支援できる。

指導上のねらい

1.「ちかい」・「おきて」 と 「カブスカウトのやくそく」・「カブ隊のさだめ」の関連を理

解させる。

2.日常生活において、スカウトが実践できるように指導(支援)することが、隊長として

の任務であることを理解させる。

3.指導者の日常の言動が、スカウトに対する「ちかい」と「おきて」(「カブスカウトのや

くそく」と「カブ隊のさだめ」)の実践指導(支援)につながることを理解させる。

準備品(資材・資料)

・隊長ハンドブック

・グループ作業用紙

・ワークシート「カブ隊のさだめ」(P54参照)

セッション運営要項作成にあたって

1.セッションの概要と展望

(1)「カブスカウトのやくそく」と「カブ隊のさだめ」について理解し、指導者として、

スカウトに、「カブスカウトのやくそく」と「カブ隊のさだめ」の実践をどのように

指導・支援していったらよいのかを考えていく。

(2)スカウトが、日常生活の中で「カブスカウトのやくそく」と「カブ隊のさだめ」を

実践できるように指導・支援することは、指導者としての最も重要な任務である。

2.訓練目標を達成するために伝えること・実施すること

(1)「カブスカウトのやくそく」と「カブ隊のさだめ」について

①「カブスカウトのやくそく」と「カブ隊のさだめ」は、「ちかい」と「おきて」を、

カブスカウトが理解し、実践できるものとして表現したもの。

したがって、「ちかい」と「おきて」と「カブスカウトのやくそく」と「カブ隊の

さだめ」は、別なものではなく、同次元のものである。

②カブスカウトが自ら約束した「カブスカウトのやくそく」は、仲間との誓いであ

り、全世界のカブスカウトの仲間に共通して、みな同じことを約束している。そ

こには、世界中の仲間になることへの誇りがある。更に、スカウトの「ちかい」

と同様に、自らの精神に約束するという位置にあるものである。 参照:隊長ハンドブック(平成24年8月10日第 7刷発行)P43~P45

③カブスカウト年代の少年は、まだ自立性が低く、自己中心的であるために、カブ

スカウトの生活態度の基準である「カブ隊のさだめ」を守るような態度を身につ

けるためには、常々の活動において、スカウトの仲間やデンリーダー・デンコー

チの協力や、とくに指導者の指導・支援が重要となる。 参照:隊長ハンドブック(平成24年8月10日第 7刷発行)P44~P52

19

ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

(2)「カブスカウトのやくそく」と「カブ隊のさだめ」の指導・支援について

全てのカブスカウトのプログラムは「カブスカウトのやくそく」と「カブ隊のさ

だめ」の指導にあるためにあると言っても過言ではない。

指導者は、どのようなプログラムを展開するときにも、そのことを忘れてはなら

ない。

(3)グループ作業・発表

「カブ隊のさだめ」を、スカウトに指導・支援するために、カブ隊のさだめの

項目について、どのような場面で、どのような指導・支援が考えられますか?

・個人作業でワークシートに記入する。

・グループで検討し、内容を討議する。

・全体で発表する。

3.セッションのまとめと確認事項

(1) 「カブ隊のさだめ」は、とくに組活動において、自分と仲間との関係の中で位置づ

けられる。したがって、カブスカウト活動においては、組集会が最も重要な活動と

なる。

(2) ピグマリオン効果

スカウトの成長を期待するためにも、指導者は、スカウトに常に期待を持った視線

を与え続けることに努めていきたい。 ※ピグマリオン効果:教育心理学における心理的行動の 1つで、教師の期待によって

学習者の成績が向上すること。

(3) 指導者の日常の言動が、スカウトに対する「ちかい」と「おきて」(「カブスカウト

のやくそく」と「カブ隊のさだめ」)の実践」指導(支援)に大きく影響し、指導

者の取組みと意識が、その隊の精神的な風土を形成するものである。

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ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

§4 カブスカウト年代とプログラム

第1日 14:00~15:00(60分)

目 標

参加者は、このセッション終了時に次のことが達成できる。

1.カブスカウト年代の特性を理解する。

2.カブスカウト年代の憧れや興味を理解する。

3.「チャイルドプロテクション」について知る。

指導上のねらい

1.カブスカウト年代の発達段階での特性を理解させる。

2.カブスカウト年代の特性や憧れ・興味とカブスカウトの活動目標との関連を理解させる。

3.カブスカウト活動の目標を理解させる。

4.「チャイルドプロテクション」について知らせる。

準備品(資材・資料)

・ワークシート「カブスカウト活動の目標」(P54参照)

・ハンドアウト「チャイルドプロテクションへの取り組み」(日本連盟ホームページ)

http://www.scout.or.jp/_userdata/child_protection/child_protection.pdf

セッション運営要項作成にあたって

1.セッションの概要と展望

(1)スカウト運動は教育運動であることから、カブスカウト部門の指導者としては、カ

ブスカウト年代の発達段階の特性を理解することは、重要なことである。

(2)カブスカウトにとって、興味のある楽しいプログラムを提供するためにも、指導者

はカブスカウト年代の憧れや興味を常に把握しておくことが必要である。

2.訓練目標を達成するために伝えること・実施すること

(1)カブスカウト年代の一般的特性 ※隊長ハンドブック P14~P22参照

①肉体的(身体的)特性

②知的特性

③情緒的(精神的)特性

④社会的特性

(2)カブスカウトのプログラム

①カブスカウト活動のプログラムとしてスカウトに体験させたいことは、以下の

要因からなる。

・スカウトの思い (スカウトの憧れや興味)

・保護者のニーズ (保護者が子供に体験させたいこと)

・社会のニーズ (社会が求めるスカウト像、社会的なニーズ)

・スカウト運動のニーズ (指導者がさせたいこと、カブスカウト活動の目標)

②「カブスカウト活動の目標」を教育規程7-17で確認する。

③カブスカウトが抱く憧れや興味に、如何に保護者・社会・指導者のニーズを取り

込み、楽しいプログラムを企画し実施展開できるかにかかっている。そして、そ

れを実現することが指導者の責務である。

21

ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

(3)グループ作業

①個人作業

いままでの活動経験を振り返り、スカウトがとても楽しい体験をしたと思う

活動は、どのようなプログラムでしたか。簡潔に一つ挙げてください。

各自ノートに記載する。

②グループ作業

ワークシートを配布する

個人作業で記載した内容を、各自グループで発表しワークシートに記載して

ください。

それに関連する「カブスカウト活動の目標」を線で結んでください。

③発表

各グループで、1~2項目を発表する。

3.セッションのまとめと確認事項

(1) スカウト運動は教育運動であるということを、指導者は常に認識しておく必要がある。

(2) カブスカウト年代の憧れや興味(ニーズ)は、時代とともに変化していくものであるために、指導者は、常にアンテナを張ることが必要である。

(3) カブスカウトは、大きなビーバースカウトではなく、小さなボーイスカウトでもない。その為にも指導者は、カブスカウト年代の発達段階における特性を理解し

ておくことが必要である。

(4) チャイルドプロテクションについて 「チャイルドプロテクションへの取り組み」(日本連盟ホームページ)を説明する。

http://www.scout.or.jp/_userdata/child_protection/child_protection.pdf

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ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

§5 カブスカウト隊の安全と危機管理

宿 舎 泊: 第1日 15:15~16:15(60分)

テント泊: 第1日 19:30~20:30(60分)

目 標

参加者は、このセッション終了時に次のことが達成できる。

1.安全と危機管理の考え方を理解する。

2.カブスカウトに対する安全教育の方法を理解する。

指導上のねらい

1.安全教育・安全対策・安全管理・危機管理の意味を知らせる。

2.安全教育・安全対策は、年代の特性や個人の能力に応じて実施することが必要であるこ

とを理解させる。

3.スカウトにとって、より楽しく、躍動的なプログラムを実施するためにも、日頃の安全

教育や、指導者としての安全対策・安全管理が必要であることを理解させる。

準備品(資材・資料)

セッション運営要項作成にあたって

1.セッションの概要と展望

(1)スカウトに、より楽しい、より活動的なプログラムを提供するためには、安全への

準備と取り組みを欠かすことはできない。

(2)安全教育・安全対策・安全管理・危機管理の意味を理解し、カブスカウト活動の計

画を場面で、とくにプログラム計画で必要な安全について理解する。

2.訓練目標を達成するために伝えること・実施すること

(1)スカウト活動における安全 項目 責任者 実施する場面 内容

安全教育 隊指導者

各部門のプログラム

プロセスの中で実施

される。

スカウト活動においては、日常のプ

ログラムにおける知識・技能の訓練

安全対策

立案: 隊指導者

実施: 隊指導者

団委員会

プログラム準備段階

とプログラム実施時

必要な対策を講ずる。成人の支援に

より、安全性を高める。

安全管理

自己責任を含め全

てのレベル

現地の全般責任は

指導者と団委員会

の責任

全ての場面

安全教育の評価と確認作業

安全が計画通り運用されているか、

評価・運用を繰り返す

問題発生時に、リカバリー計画を立

案・実行する等、安全対策が機能し

ていくよう管理する。

危機管理 団委員長

(団委員会)

不幸にして起きてしまった事故の対応について、そのダメ

ージを最小限に食い止めるための作業。

・不可抗力による事故や災害も検討課題の対象となる

・保険の加入についても危機管理の一環として行われる。

23

ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

(2)安全教育と安全対策

①安全教育

・安全教育とは、スカウト活動においての、知識・技能の訓練に他ならない。

・例えば、刃物の使用法、手入れ、注意事項などを理解させ、その使用技能を高

めることが安全教育になる。

・さらに注意事項を守ること、注意をよく聞くことなど、安全態度を身に付ける

ことも大切である。

②安全対策

・スカウトの、知識・技能・体力・態度を見極め、実施するプログラムにより不

十分なところや不安な部分に対する必要な対策を講ずることであり、それは

「危険予知訓練(KYT)」として、成人の支援により、より安全性を高める

作業として実施される。

(3)危険予知訓練(KYT)の手順

ステップ1

活動内容(状況)

・ プログラムの状況の中に潜む危険要因を発見する。

・ メンバーは活動状況の中に我が身をおいて、その中にある危険要因

(不安全行動・不安全状態)を発見する。

・ 危険な状況が発生しそうな活動上の具体的な場面を設定する。

☆ハイキング・ゲーム 移動の途中、丸太の橋を渡る。

ステップ2

危険要因

潜在的危険要因

・ 危険要因はそれがひきおこす現象を想定して「~して~なる」「~な

ので~になる」というように文章化する。

・ 物の問題だけでなく人や行動面の危険を発見する。

☆足を滑らせて、下に落ち怪我をする。

ステップ3

危険排除の対策

・ 「こういう状況ではこうしよう」「こうすることが必要だ」という実行可能な

対策を出してゆく。

・ 実践的な行動内容の対策を考える。

☆ 手すりを作成し、設置する。

☆ 丸太橋の表面を滑りにくい素材で覆う。

ステップ4

実行計画

(5W1H)

・ 計画はその状況の危険を解決するのに必要な行動内容であるように

「~を~して~しよう」という前向きな実行計画にする。

・ 必要な資材・担当・時期・場所・方法・他を計画する。

☆ ロープ・竹材・丸太・ペグを準備して、前日午後にプログラム担当A

氏・B氏が手すりを設置する。

☆荒縄を準備して、当日午前にプログラム担当C氏が丸太に巻付ける。

※KYT実習をしてもよい。

3.セッションのまとめと確認事項

(1) 安全教育は、「ちかい」と「おきて」(「カブスカウトのやくそく」と「カブ隊のさだ

め」)の指導に直結する。

(2) 「“安全”を考えすぎると、プログラムが消極的になり、プログラム計画においても、

つまらないプログラムになる。」というような考え方ではなく、積極的に安全への配

慮をすることにより、スカウトにとってより楽しい、躍動的・冒険的なプログラム

を企画・立案して、スカウトに提供することが大切である。

(3) スカウトの安全を確保するためにも、発達段階での特性やスカウト個々の特性を理

解した上で、プログラムを実施・展開する必要がある。

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ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

§6 プログラム開発のヒント

宿 舎 泊: 第1日 16:15~17:45(90分)

テント泊: 第2日 9:00~10:30(90分)

目 標

参加者は、このセッション終了時に次のことが達成できる。

1.隊活動に必要なプログラムのヒントを理解する。

2.プログラム開発の必要性を認識する。

3.スカウトスキルを年代特性に合わせて、プログラムにアレンジができる。

指導上のねらい

1.スカウト運動のプログラムは、累進的一貫性をもって継続されるものであることを理解

させる。

2.カブスカウト活動における、プログラムの必要性を理解させる。

3.カブスカウトのプログラムを企画するにあたっては、カブスカウト年代の特性について

理解しておくことが必要であることを確認する。

準備品(資材・資料)

・ワークシート「プログラム開発のヒント」(P55参照)

セッション運営要項作成にあたって

1.セッションの概要と展望

(1)指導者として、どのようなことをヒントとしてプログラムを考えていったらよいの

か、また、スカウトスキルをカブスカウト活動にどのように活かしていったらよい

のかを考えていく。

2.訓練目標を達成するために伝えること・実施すること

(1)スカウト運動の累進的一貫性

①スカウト運動の累進的一貫性について説明する。

②スカウトの進歩

(例)ロープ結び

【カブスカウト】

うさぎ しか くま

ロープを使って、8の字結び、

本結び、引きとけ結びができ

る。

ロープを使って、ふた結び、も

やい結び、巻き結び、一重つぎ

ができる。

ロープを使って、ちぢめ結び、

ねじ結び、張りづな結びがで

き、えび結びでロープをたばね

ることができる。

【ボーイスカウト】

1.次の結びの使いみちを理解し実際に使う。 (巻き結び、ねじ結び、引きとけ結び、ちぢめ結び)

2.次の結びの使いみちを理解し実際に使う。 (垣根結び、よろい結び、バタフライノット、馬つなぎ)

3.次の結びの使いみちを理解し実際に使う。 (腰掛け結び、てぐす結び、てこ結び、張り綱結び)

4.ロープの種類とそれぞれの特徴と使用用途について調べ、各種ロープ結びの結索見本を作成する。

5.ロープをからみ止めで索端処理をし、ロープのまとめ方を3つ以上覚える。

6.より綱でバックスプライスとショートスプライスを行う。

「できる」から「理解し実際に使う」への進歩・成長

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ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

(2)カブスカウトのプログラム

①良いプログラムの要素 (隊長ハンドブック P167~P171 参照)

②プログラム作成の道具箱 (隊長ハンドブック P235~P245 参照)

③プログラム開発にあたり、指導者はあらゆる方面から、その材料となるものを

日常的に探しておくことが必要である。

(例)書籍、テレビ、新聞、インターネット、その他

(3)グループ作業1

カブスカウトの修得課目で扱われるロープ結びを参考に、ゲームプログラムを

考えてください。

発表

(4)グループ作業2

ワークシートを参考に、カブスカウトとしてどのようなプログラムが展開できるか

を考えてください。

発表

3.セッションのまとめと確認事項

(1) スカウト運動の目的は、青少年の各個人の発達に貢献することを目標にした教育運

動である。それは、ビーバースカウトからローバースカウトの活動の中での教育的

プログラムにより、継続的に行われる。

(2) 指導者は、スカウトへのプログラム活動を企画するにあたって、プログラム開発に

ついて、広い視野に立ち、常に意識しておくことが必要となる。

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ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

§7 カブスカウト隊のプログラムプロセス 宿 舎 泊: 第1日 18:30~20:30(120分) テント泊: 第2日 10:30~12:30(120分)

目 標

参加者は、このセッション終了時に次のことが達成できる。

1.カブスカウト隊のプログラムプロセスを理解する。

2.プログラム関連諸会議の開催時期や参加者を理解する。

3.進歩制度とプログラムの関係を理解する。

4.修得課目と選択課目の意義を理解する。

指導上のねらい

1.カブスカウト活動において、プログラムがなぜ必要なのかを理解させる。(年間、隊集会、

組集会、個人)

2.カブスカウト隊のプログラムプロセスには、一貫した流れがあり、しかも循環している

ことを理解させる。

3.プログラムを作成するにあたり、時期に応じたいろいろな会議が必要であり、会議には

様々な人が関わる必要があることを理解させる。

4.プログラムを実施するには、保護者の協力が不可欠であることを理解させる。

5.プログラムはカブスカウト隊の進歩制度を取り入れたものでなければならないことを理

解させる。

6.修得課目と選択課目が設定されている理由を理解させる。

7.プログラムは、カブスカウトのよりよい個人的成長のためにあることを理解させる。

準備品(資材・資料)

・ 隊長ハンドブック ・ 日本連盟規程集 ・ プレゼンテーションに必要な資材 ・ ハンドアウト①「プログラムプロセス」(P55参照) ・ ハンドアウト②「カブスカウトのプログラム」「プログラムの種類と要素」(P56参照)

セッション運営要項作成にあたって

1.セッションの概要と展望

(1)プログラム実施までのプロセスを伝える。

①プログラムプロセスのチャートを活用する。

(2)スカウト運動の目的とカブスカウト活動の目標を明確に伝える。

①チャートを活用する。

2.訓練目標を達成するために伝えること・実施すること

(1)カブスカウト活動の目標について明確にする。

①日本連盟規程集より、一般原則の「教育の目的」を確認する。

②スカウト運動の目的を達成するためにカブスカウト隊の活動目標があることを具

体的に示す。

(2)プログラムプロセスについて

①プログラムの意義と種類

*チャート「プログラムの種類と要素」を活用する。

*カブスカウト活動の目標を達成するために、カブスカウトがカブ隊の3年間を

どう過ごすかというプログラムが必要である。

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ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

*スカウトの組織を通じて(隊の指導者や保護者の協力の基で、ビーバースカウ

ト、カブスカウト、ボーイスカウト、ベンチャースカウト、ローバースカウト

という順を追って)青少年の現在を楽しく、有意義に過ごし、立派な社会人に

成長し、社会への奉仕ができる、幸福な人生を送れるようにする。

*プログラムの種類

・個人のプログラム…進歩課目(カブブック)の履修と保護者の支援

・集会のプログラム…隊集会、組集会のプログラム

②プログラム企画と実施のための会議と集会の種類について

*それぞれの開催の時期、関わる人、内容を知らせる。

③循環するプログラム企画と実施のプロセス

(3)進歩制度とプログラムの関係

①カブスカウトの進歩制度

*§4「カブスカウト年代とプログラム」を振り返り年代の特性を確認する。

*プログラムには、カブスカウトの憧れや興味だけではなく、保護者のニーズ、

スカウト運動のニーズ、社会のニーズ(やらせたいこと、やってはいけないこ

と、やらねばならないこと)も含まれる。

②カブスカウトの進歩制度の意義について

*プログラムには、進歩課目を取り入れる(集会に参加することで進歩課目をク

リアできる)必要がある。

*「りすの道」はビーバースカウト隊々長との連携が必要であり、「上進章課目」

の履修についてはボーイスカウト隊々長との連携が必要であることを伝える。

*ビーバースカウト隊々長は、ビッグビーバースカウトにカブスカウト隊への期

待感を持たせ、ボーイスカウト隊々長は上進章課目の内容を理解し、デンコー

チの指導もする。

③進歩制度と進歩課目について

*進歩制度とは、個性豊かで伸びる芽をたくさん持った少年たちの成長に合わ

せて、個性を伸ばしながら、社会人として必要な資質をひとつずつ身につけさ

せるものである。

*修得課目の意義について知らせる。

*選択課目の意義について知らせる。

④進級章(バッジ)の意味について

⑤進歩課目をプログラムに取り入れる必要性について

*カブブックは、年齢に応じて 人格を高め、健康を増進し、技能を修得して

他の人の役に立つことのできる人間として必要な事柄を網羅している。

*カブブックの履修には、集会だけではなく、家庭でできることが多く含まれ

ているので、保護者に関心をもってもらい、保護者との連携が必要であるこ

とを伝える。

3.セッションのまとめと確認事項

(1) スカウトたちの進歩・成長のため(スカウト運動の目的を達成させるため)には継続性のある良いプログラムを提供する必要がある。

(2) ビーバースカウト隊からどのように受け入れ、ボーイスカウト隊にどのように引き継いで行くのかということを考えたプログラムが必要である。

(3) プログラム立案については、多くの関係者の意見やスカウトの意見も反映させる。 (4) 保護者を含めて隊の指導者間の良い人間関係とチームワークがカブスカウトによい

プログラムを提供できる土台となる。

(5) 進歩制度は継続性のある自発活動によって成長に役立つものであり、集会だけではなく、家庭でも十分できるものである。主役はスカウトとその家庭である。

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ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

§8 年間計画会議 宿 舎 泊: 第2日 9:00~11:15(135分)

テント泊: 第2日 13:15~15:30(135分)

目 標

参加者は、このセッション終了時に次のことが達成できる。

1.年間プログラムが作成できる。

2.月間テーマから活動概要を作成できる。

3.カブスカウト隊の活動目標をバランスよく配置できる。

指導上のねらい

1.カブスカウト隊の活動は「月間テーマ」と活動目標を設定することから、プログラム立

案の過程(プロセス)が始まることを理解させる。

2.テーマについて理解させる。

3.良いテーマについて理解させる。

4.プログラムはスカウト運動の目的を達成するための手段であるから、カブスカウト隊の

活動目標をバランスよく配置することが重要であることを理解させる。

5.年間プログラムを作成するときには、いろいろな事柄を考慮しなければならないことを

理解させる。

6.年間プログラムを作成するにあたり、多くの成人(指導者、保護者、地域社会)の協力

が必要であることを理解させる。

準備品(資材・資料)

・ プレゼンテーションに必要な資材 ・ ワークシート「年間プログラム」(P57参照)

セッション運営要項作成にあたって

1.セッションの概要と展望

(1)テーマについて

①テーマとタイトルの違いを明確に理解させる。

②良いテーマはスカウトにワクワクドキドキさせることができ、活動に継続性をも

たせることができる。

(2)活動目標について

①活動目標が入っていない年間プログラムはあり得ない。

2.訓練目標を達成するために伝えること・実施すること

(1)テーマについて

①なぜテーマは必要なのか。

②テーマを取り入れる目的。

(2)良いテーマとは

①良いテーマがあるとなぜよいのか。

(3)テーマの例

①タイトルとテーマの比較をする。

②良いテーマの例を提示する。

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*このテーマを後の§9、10、11、12、13-1、13-2、14につない

で行く。最終的に参加者は、自分達で考えたテーマで組集会実施計画書、隊集会

実施計画書を作成してプロセスを学習するが、実習は、スタッフ側がこの例示し

たテーマを基に企画、計画しておく組集会実施計画書、隊集会実施計画書で体験

することとする。

(4)テーマを考える

①個人作業…個人でテーマをできるだけたくさん出す。

②グループ作業1…個人で考えたテーマを持ち寄る

グループ作業2…グループで集めたテーマの中から年間計画表の9月から8月ま

での各月に設定する。

③発表

(5)活動目標を設定する

①グループ作業3…テーマに基づき、カブスカウト活動の目標を各月の活動目標に

設定する。

(6)活動概要を考える

①グループ作業4…子どもたちがカブスカウト年代にどのようなことを身につけた

らよいと思うか思いつくものを列挙する。

*§4年代の特性を振り返る

②グループ作業5…スカウトがやりたいと思っている活動をできるだけ多く列挙する。

③グループ作業6-1…グループ作業4、5を参考に各月の活動概要を決める。

④グループ作業6-2…活動概要に基づき、修得課目を設定する。

*スカウトがやりたいと思っている活動の列挙を先に作業してしまうと、それにと

らわれてしまい、ヒント・アイディアがたくさん出るようなテーマにならないの

で、テーマを最初に決める。

(7)年間プログラム作成にあたって次の点に留意する

①年間プログラムは目標を達成するために必要なものである。

進歩課目、スカウトの憧れや興味、大人のニーズ、季節、団や地区県連盟の行事、

地域への協力やアプローチなどがバランスよく取り入れられているか確認をする

必要がある。

②スカウトの憧れや興味、保護者のニーズは、年間計画会議を開催する前に集約し

ておく必要があるが、それだけではなく機会をとらえて情報として得ておく必要

がある。

③活動概要は実施したいことが端的に表現されているか

④テーマはスカウトの健全な成長を促すものになっているか確認をする。

3.セッションのまとめと確認事項

(1)前年度の活動の評価・反省をふまえ、明確な方針(スカウト運動の目的を達成する

ための目標)をもって計画する。

(2)大人(保護者、地域社会、指導者)として、カブスカウトに期待を込めて作成する

がその内容や実施については、カブスカウトにとって魅力あるものでなければなら

ない。そのためには、スカウトたちの声を聞き、スカウトをよく観察することが重

要である。

(3)スカウトがやりたいこと、やらせたいこと、やってはいけないことを具現化したも

のをバランスよく年間プログラムに反映させることが、カブスカウト活動の目標を

達成し、スカウト運動の目的に近づくことになる。

(4)次のセッションでは月間のプログラムの作成について学習する。

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ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

§9 プログラム委員 宿 舎 泊: 第2日 11:15~12:00(45分)

テント泊: 第2日 15:45~16:30(45分)

目 標

参加者は、このセッション終了時に次のことが達成できる。

1.プログラム委員会の目的を理解する。

2.プログラム委員の役割を理解する。

指導上のねらい

1.プログラム委員は、テーマおよび月間プログラムの活動の概要にヒント・アイデアを提

供し、月間プログラムの実施、展開に協力していただける人であれば、保護者、団委員、

他隊の指導者、ローバースカウト、地域の方など誰でもよいことを理解させる。

2.プログラム委員を活用することは、プログラムに広がりや深み、奥行きを持たせること

になり、楽しいプログラムとなることを理解させる。

3.プログラム委員をお願いして活動に興味をもっていただくことは、組織拡充にもつなが

り、指導者のリクルートにもつながる。

4.プログラム委員会は会議として改まって集まらなくても、「いつでもどこでも誰とでも」

できることを理解させる。

5.ヒント・アイデアを出すためには、たとえ非現実的なことでも否定をせずに受け入れる

ことを理解させる。

準備品(資材・資料)

・ プレゼンテーションに必要な資材

・ 資料:「リーダー集会打合せ用紙」模造紙大

・ 所員参考資料「ドラマチゼーション(例)」(P58参照)

セッション運営要項作成にあたって

1.セッションの概要と展望

(1)台本をもとにドラマチゼーションで進めることで、理解させる。

(2)「こんな簡単なことでよいのか」と思えるようにする。

2.訓練目標を達成するために伝えること・実施すること

(1)ドラマチゼーションでヒント・アイデアをどのように提供してもらえるかを示す。

*このドラマチゼーションは§8「年間計画会議」で例示したテーマからヒント・

アイデアを出すようにする。

*ここで出すヒント・アイデアをドラマチゼーションしながら、リーダー集会打合

せ用紙に記入して見せる。§10「リーダー集会」のドラマチゼーションで使用

する。

(2)実習

①各グループで§8「年間計画会議」で作成した年間プログラムからある月を選ぶ。

②個人作業…その月のテーマから考えられるヒント・アイデアをできるだけ多く書

き出す。

③グループ作業…個人作業で書き出したヒント・アイデアを班で持ち寄り「リーダ

ー集会打合せ用紙」の「実施したいこと」に記入する。

④発表

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3.セッションのまとめと確認事項

(1) プログラム委員は、保護者、団委員、他隊の指導者、地域の人など誰でもよい。

(2) プログラム委員会とあらたまった会議の場を設定しなくても、立ち話程度でもその

中にヒントやアイデアはたくさんある。「いつでもどこでも誰とでも」ということで

ある。

(3) 人間が一人で考えることやできることには限界があるので、より多くの人の力を借

りる必要がある。

(4) 多くの人の力を借りることによって、スカウトに提供するプログラムに広がりや奥

行き、深みが加わる。

(5) 難しく考えると先に進まないが、簡単なことだと分かれば、協力者は増える。

(6) 保護者にプログラム委員を引き受けてもらい、活動に興味をもってもらえれば、組

織拡充につながり、次の指導者のリクルートにもつながる。

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ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

§10 リーダー集会(月間プログラム計画) 宿 舎 泊: 第2日 12:45~14:45(120分)

テント泊: 第2日 16:30~18:30(120分)

目 標

参加者は、このセッション終了時に次のことが達成できる。

1.リーダー集会の目的を理解する。

2.月間プログラムが作成できる。

指導上のねらい

1.リーダー集会で組み立てられる隊集会立案のプロセスを理解させる。

2.リーダー集会を開催する意義を理解させる。

3.隊長ハンドブックの「リーダー集会打ち合わせ用紙」のそれぞれの項目の意味を理解さ

せる。

4.「集会」と「会議」の意味の違いを理解させる。

5.リーダー集会の結果、隊長として月間プログラムが作成できることを理解させる。

6.リーダー集会の結果、デンリーダーは組集会実施計画書を作成できることを理解させる。

準備品(資材・資料)

・プレゼンテーションに必要な資材

・§7ハンドアウト「カブスカウトのプログラム」「プログラムの種類と要素」(P56参照)

・ワークシート①「リーダー集会打合せ用紙」(P58参照)

・ハンドアウト①「リーダー集会打合せ用紙(例)」(P59参照)

・所員参考資料「ドラマチゼーション台本」(P59参照)

・ワークシート②「組集会企画メモ用紙(例)」(P60参照)

セッション運営要項作成にあたって

1.セッションの概要と展望

(1) リーダー集会打合せ用紙、組集会企画メモ(または組集会企画メモ用紙)を活用で

きるようにするために丁寧に順を追って説明する。

2.訓練目標を達成するために伝えること・実施すること

(1)月間プログラム立案のプロセスを説明する。

①月間プログラムの構成について。

②隊集会は、組集会を積み上げて実施されることを確認する。

③リーダー集会の結果、デンリーダーは組集会実施計画書を、隊長は隊集会実施計

画書を作成できることを理解させる。

(2)スタッフによるリーダー集会のドラマチゼーションを実施する。

①このドラマチゼーションは後の§14「隊集会」につないで行くものにする。

(3)グループ作業

①§9「プログラム委員」で選んだ月のプログラムを決めるために、リーダー集会

を開催する。 ②リーダー集会の記録は、ワークシート「リーダー集会打合せ用紙」に書き込んで

行く。 ③すでに年間プログラムで、活動の概要は決まっているので、記入する。

④同様に、すでに§9「プログラム委員」で実施したプログラム委員会で出たヒン ト・アイデアはリーダー集会打合せ用紙の「実施したいこと」の欄に記入されて いるので、その中から実際に隊集会で何をするか、選ぶ。

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⑤ほかに追加のヒント・アイデアがあれば追加しておく。 ⑥隊集会企画として隊集会で実施することを話し合い、「隊集会で実施すること」の

欄に記入する。 ⑦期日、時間、場所、準備品などについて記入する。 ⑧すでに、年間プログラムに進歩課目(修得課目・選択課目)が記入されているが、

「隊集会で実施すること」が決まったところで、他にもないか検討しあれば追加 で記入する。

⑨「隊集会で実施すること」を基に、「組集会で実施して欲しいこと」の欄(組集会

で実施する内容)を作成する。 ⑩活動内容については、「活動概要」ととらえ、大まかに開会式、活動、閉会式の内 容を決める。詳細な内容である必要はない。スカウトにもデンリーダーにも内緒

の部分があってよい。 ⑪組長集会の内容も書く。

3.セッションのまとめと確認事項

(1)集会と会議にはそれぞれの意味がある。会議は何かを検討して決定するものであり、

集会は会議だけではなく技能的な学習もする。リーダー集会とはカブ隊の指導者が一

堂に集まって組集会、隊集会の企画をするだけでなく、隊長はデンリーダーの相談に

乗ったり、技能的な指導もしなければならない。そうすることによって、デンリーダ

ーは自信をもって組集会を実施することができる。 (2)リーダー集会打合せ用紙を活用することで、組集会、隊集会で実施することが整理さ

れ、デンリーダーは組集会実施計画書を作成することができるし、隊長は隊集会実施

計画書を作成することができる。 (3)リーダー集会打合せ用紙に記入された内容は、「○○通信」などと名付けてスカウトや

保護者、団内に知らせる。そうすることでスカウトに楽しみを持たせ、保護者にはど

んな活動をしているか理解していただき、関心を持ってもらえる。 (4)手順を踏んで進めることは、一見面倒なようでも、作業がスムーズに進み、漏れや落

ちも少なく、共通理解も進み、結果的により教育効果のある魅力あるプログラムを作

る近道となる。 (5)スカウトのよりよい進歩、成長は綿密な計画、準備が必要である。「計画なくして実行

はあり得ない」のである。 (6)次のセッションでは、このセッションで実施したことを踏まえて、隊集会実施計画書、

組集会実施計画書を作成する。

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ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

§11 プログラムの実施計画 宿 舎 泊: 第2日 14:45~16:45(120分)

テント泊: 第3日 9:00~11:00(120分)

目 標

参加者は、このセッション終了時に次のことが達成できる。

1.隊集会実施計画書を作成することができる。

2.副長・デンリーダー・デンコーチの役務の明確化(業務分担)ができる。

3.組集会実施計画書の作成支援ができる。

4.組集会開催の方法を支援できる。

指導上のねらい

1.隊集会と組集会のそれぞれのねらいを理解させる。

2.隊集会実施計画書、組集会実施計画書作成の意義について理解させる。

3.隊集会実施計画書の中で、副長、デンリーダー、デンコーチの役務分担が重要なことを

理解させる。

4.組集会を積み上げて隊集会を実施するためには、デンリーダーが組集会実施計画書を作

成できることが条件であるが、隊長としてデンリーダーを支援するためには、隊長自身

が組集会実施計画書を作成できることが必要であることを理解させる。

5.隊長として、デンリーダーに組集会開催の支援ができる必要性があることを理解させる。

準備品(資材・資料)

・ プレゼンテーションに必要な資材

・ ワークシート①「隊集会実施計画書用紙」(P61参照)

・ ワークシート②「組集会実施計画書用紙」(P62参照)

・ §10ハンドアウト「リーダー集会打合せ用紙(例示用)」(P59参照)

・ 隊集会実施計画書(例示用)

・ 模造紙

セッション運営要項作成にあたって

1.セッションの概要と展望

(1)単に隊集会実施計画書、組集会実施計画書を作成できることが目的ではなく、§5

「カブスカウト隊の安全と危機管理」とも結びついていることを理解させる。

2.訓練目標を達成するために伝えること・実施すること

(1)§8、9、10の振り返りをする。

①今まで学習してきたことの振り返りをする。例示用のリーダー集会打合せ用紙を

活用する。

②今までの学習を基礎に隊集会実施計画書、組集会実施計画書を作成することを知

らせる。

(2)隊集会、組集会のそれぞれのねらいを理解させる。

①隊集会のねらいについて

隊集会は組活動の発表の場である。

②組集会のねらいについて

③隊集会実施計画書、組集会実施計画書の意義について

・隊集会、組集会のねらいを達成するために実施計画書が必要になる。

・隊集会、組集会のプログラムはスカウトの進歩・成長に寄与するものでなけれ

ばならない。

・実施計画書があれば、関わる人全てが共通理解することができ、担当者が急に

35

欠席になっても他の人がカバーすることができる。

・実施計画書があれば、実施漏れなども生じることが少ない。

・集会は、安全に実施することが大前提であり、安全は隊長一人が理解している のではなく、隊集会実施計画書、組集会実施計画書の中でどんな危険があるか、

どういう対策をとったらよいか、ということを関わる指導者全員で隊集会実施

計画書から導き出し書き出しておいたり、緊急の連絡先などを書き込むことで、

共通理解をすることができる。(§5「カブスカウト隊の安全と危機管理」を振

り返る。)

・何か事故がある時は、実施計画書の有無が大きなポイントとなる。

(3)隊集会実施計画書、組集会実施計画書作成(ワークシート使用)

①グループ作業で隊集会実施計画書を作成する。

*隊集会実施計画書の「番号4.全体集会(活動)」の部分のみ作成する。

②個人作業で組集会実施計画書を作成する。

*組集会実施計画書の「番号5.活動」の部分のみ作成する。

*個人作業で組集会実施計画書を作成することにより、組集会実施計画書にはデ

ンリーダーの個性が発揮されるので全く同じものはないことに気づかせる。

3.セッションのまとめと確認事項

(1) 集会の実施計画書は単なるタイムスケジュールではなく、スカウトの進歩・成長に

寄与するためのプログラムであることを忘れてはならない。

(2) 集会の実施計画書があることは、関わる指導者が共通理解をすることができ、安全

につながる。

(3) 活動の部分だけではなく、隊長としてセレモニーの重要性を理解する必要がある。

(4) 集会の中での役割を明確にすることは、副長、デンリーダー、デンコーチのやる気

を育てることになり、プログラムにめりはりも出て、隊長の負担を軽減することに

つながる。

(5) デンリーダーが組集会実施計画書を作成することは、デンリーダーの個性を発揮す

る場を提供することになり、デンリーダーの工夫ややる気を引き出すことになる。

(6) 隊長自身が組集会実施計画書を作成できなければ、デンリーダーを指導することが

できないし、デンリーダーの気持ちを推し測ることもできない。しかしながら隊長

として組集会実施計画書を作成できるからといって、デンリーダーの代わりに作成

してしまうと、デンリーダーの楽しみを奪ってしまうことになり、却って失礼であ

る。

(7) デンリーダーが楽しく組集会を企画、計画、実施ができることは新しい副長、いず

れは隊長のリクルートにつながり、子どもをやめさせようとは思わなくなる。

(8) 隊集会実施計画書も組集会実施計画書も最初から立派なものを目指さなくてもよく、

最初はメモ書き程度で始めてもよい。作成、実施、評価を繰り返すことにより足り

ないところが見えてきて、次第に充実してくる。

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ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

§12 組長集会 宿 舎 泊: 第2日 16:45~17:45(60分)

テント泊: 第3日 11:00~12:00(60分)

目 標

参加者は、このセッション終了時に次のことが達成できる。

1.組長集会の目的を理解する。

2.組長集会の企画と運営ができる。

指導上のねらい

1.組長集会の意義について理解させる。

2.班制教育について理解させる。

3.組長の仕事は、ボーイ隊の班長とは違うことを理解させる。

4.リーダー集会の結果を基に組長集会の実施計画書を作成しておくと、他の指導者との共

通理解ができ、実施漏れも防げることを理解させる。

準備品(資材・資料)

・プレゼンテーションに必要な資材

・カブスカウト隊長ハンドブック

・ハンドアウト「組長集会実施計画書(例)」(P63参照)

・所員参考資料「ドラマチゼーション台本(例)」(P63参照)

セッション運営要項作成にあたって

1.セッションの概要と展望

(1) 組長が自信をもって組集会に臨み、リーダーシップを発揮できるように隊長は励ましや指導をする必要がある。

(2) 組長を他のスカウトより少しだけ特別扱いにすることで、他のスカウトから憧れを持たれるようにする。

2.訓練目標を達成するために伝えること・実施すること

(1)班制教育について

①スカウト運動における班制教育について

②カブスカウト隊における班制教育について

*組長の仕事は、ボーイ隊の班長のように重い責任を持たせるのではなく、デンリ

ーダーやデンコーチの手伝いなどをすることでデンリーダーやデンコーチに後押

しをしてもらいリーダーシップを醸成する。それは独り立ちするための助走とな

る。

(2)ドラマチゼーション

①§8「年間計画会議」からのテーマに基づく一連のつながりの中の「組長集会」

を演示する。

3.セッションのまとめと確認事項

(1) 組長の仕事は、義務としてさせるのではなく、特権として与えるようにすることで、組長が誇りを持てることが重要である。

(2) 組長が誇りと自信をもって、他のスカウトの前に立てば、組がまとまるだけでなく、他のスカウトからも保護者からも憧れを持たれ、進級に意欲を持たせることができ、

途中退団を減らすこともできる。

(3) 隊長は組長が誇りと自信をもてるように励ましを与え、技能や心構えなどを指導する必要がある。

37

(4) 隊長として不安のあるスカウトでも、組長になることが進歩・成長を促し、次第に「らしく」なることは、隊長の喜びとなる。

(5) 隊集会の前に組長を集めて組長集会を開き、当日の活動の注意事項などを伝えることもできる。また、組長として立場から組の様子を聞いたり、スカウトの憧れや興

味を聞くことは、隊長としてスカウトに満足できるプログラムを提供するためにも

必要なことである。

(6) 組長集会に関する計画書の様式はないが、指導者間の共通理解のため、書面にて作成することが望まれる。

38

ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

§13-1 第1組集会 宿 舎 泊: 第2日 18:30~19:30(60分)

テント泊: 第3日 12:45~13:45(60分)

目 標

参加者は、このセッション終了時に次のことが達成できる。

1.組集会を体験することで、その意義を理解する。

2.各集会を評価できる。

指導上のねらい

1.組集会を積み上げた隊集会を前提に、スタッフ側が作成した第1組集会実施計画書に基

づいて第1組集会を実習体験させる。

2.組集会におけるデンリーダー、組長、デンコーチの役割を理解させる。

3.組集会への具体的なデンリーダーの関わり方を理解させる。

4.第1組集会は、導入の意味があることを理解させる。

5.参加者が作成した実施計画書とスタッフが作成した実施計画書を比較することにより、

自分たちが作成した実施計画書に何が不足しているかを評価させる。

6.実施計画書の作成は活動の実施にあたって非常に重要であることを理解させる。

7.どのような活動であっても、計画、実施するだけではスカウトの成長に寄与できない。

評価することで、指導者自身がステップアップすることができ、それがスカウトに対し

てよりよい活動を提供できることを理解させる。

8.組集会の計画、実施については、隊長はデンリーダーを指導し、励まし、任せることが

重要であることを理解させる。

準備品(資材・資料)

・プレゼンテーションに必要な資材

・ハンドアウト①「第1組集会実施計画書(スタッフ作成分)」(P64参照) ・第1組集会実習に必要な資材 ・摸造紙 ・進歩壁掛表

セッション運営要項作成にあたって

1.セッションの概要と展望

(1)たとえ1回だけの組集会で隊集会になる場合も、隊集会の中で組集会を実施するパタ

ーンにしても、その中に導入、展開、まとめ、実施後の評価が必要である。

(2)組集会報告書については第2組集会で扱う。

2.訓練目標を達成するために伝えること・実施すること

(1)実習体験は、スタッフ側が作成した第1組集会実施計画書に基づき実施する。

①§8、9、10、11、12とつながっていることを強調する。

②カブスカウトとして実習体験するが、指導者としての客観的な視点と意識をもっ

て実習体験することを強調する。

③デンリーダー、デンコーチはスタッフが担当する。

39

(2)組集会の評価

①班作業

・自分たちが班作業で作成した第1組集会実施計画書とスタッフ側が作成した第1

組集会実施計画書を比較し、違いを列挙する。

*違いに気づくことが自分たちの実施計画書をよりよいものにするきっかけとなる。

スタッフが作成した実施計画書の批判、評価ではない。 ②発表

3.セッションのまとめと確認事項

(1)今回は、組集会を2回積み上げての隊集会のため第1組集会を体験実習した。 (2)第1組集会では、隊集会までの一連の流れの導入部分となる。これから何が始まるの

かなという期待感を持たせ、次の組集会、隊集会に向けての意欲を高めさせる重要な

集会である。 (3)スタッフが作成した第1組集会実施計画書が完璧というわけではない。それでも自分

たちが作成した実施計画書と比較してみて、気づきが多くあったはずなのでこれから

に生かして欲しい。 (4)組集会実施後デンリーダーが組集会実施報告書を作成し、隊長に提出することによっ

て、隊長は組集会の進捗状況を知ることができ、組の様子やスカウトの進歩、デンリ

ーダーの悩みなども知ることができる。時間をおかずにコメントを入れて返すことで、

デンリーダーとの意思疎通ができ、デンリーダーを励ますことができる。またデンリ

ーダーにとっても、隊長にとっても次回の活動へのヒントとなる。

(5)次のセッションでは、第2組集会を実習体験する。

40

ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

§13-2 第2組集会 宿 舎 泊: 第2日 19:30~20:30(60分)

テント泊: 第3日 13:45~14:45(60分)

目 標

参加者は、このセッション終了時に次のことが達成できる。

1.組集会を体験することで、その意義を理解する。

2.各集会を評価できる。

指導上のねらい

1.組集会を積み上げた隊集会を前提に、スタッフ側が作成した第2組集会実施計画書に基

づいて第2組集会を実習体験させる。

2.組集会におけるデンリーダー、組長、デンコーチの役割を理解させる。

3.組集会への具体的なデンリーダーの関わり方を理解させる。

4.第2組集会は、展開・まとめの意味があることを理解させる。

5.参加者が作成した実施計画書とスタッフが作成した実施計画書を比較することにより、

自分たちが作成した実施計画書に何が不足しているかを評価させる。

6.実施計画書の作成は活動の実施にあたって非常に重要であることを理解させる。

7.どのような活動であっても、計画、実施するだけではスカウトの成長に寄与できない。

評価することで、指導者自身がステップアップすることができ、それがスカウトに対し

てよりよい活動を提供できることを理解させる。

8.組集会の計画、実施については、隊長一人でできることではなく、多くの人の力を借り

る必要があることを理解させる。

準備品(資材・資料)

・プレゼンテーションに必要な資材

・ハンドアウト②「第2組集会実施計画書(スタッフ作成分)」(P65参照) ・ワークシート「組集会実施報告書」(P66参照) ・第2組集会実習に必要な資材 ・進歩壁掛表

セッション運営要項作成にあたって

1.セッションの概要と展望

(1)第2組集会は、展開・まとめの意味があることを理解させる。

(2)2回の組集会を積み上げて隊集会を迎えるとしても、組集会だけでは準備が完了でき

ない可能性もある。無理に完了させようとしてスカウトやデンリーダーに負担だと思

わせてはならない。家庭での協力も得られることや、隊集会の展開の仕方を工夫する

ことによってスカウトや組集会を担当するデンリーダーの負担を軽くすることができ

ることを伝える。

2.訓練目標を達成するために伝えること・実施すること

(1)実習体験は、スタッフ側が作成した第2組集会実施計画書に基づき実施する。

①§8、9、10、11、12、13-1とつながっていることを強調する。

②参加者はカブスカウトとして実習体験するが、指導者としての客観的な視点と意識

をもって実習体験することを強調する。

③デンリーダー、デンコーチはスタッフが担当する。

④第2組集会実施計画書の「活動」の部分のみを実習する。

41

(2)組集会の評価

①隊長がデンリーダーを指導するために、デンリーダーの立場でワークシート「組集

会実施報告書」を使って組集会実施報告書を作成してみる。

*全て記入できなくてもよい。

3.セッションのまとめと確認事項

(1)第2組集会では、第1組集会の成果を受けて調べたことを発表できるようにまとめた

り、技能を更に練習して自信をつけ、隊集会に向けてモチベーションをあげていく意

味合いがある。組集会で完結しなくても、できなかったところは家庭に持ち帰り、保

護者の協力を得て完成させてもよい。そうすることで、保護者に関心を持ってもらえ、

協力をお願いできることにもなる。 (2)組集会のねらい、隊集会のねらいを隊の活動に反映させるためには、計画が必要であ

り、その計画は、実施計画書として作成させることで、隊内の指導者全員に周知徹底

することができる。 (3)組集会のねらいは、スカウトのよりよい進歩、成長、発達に寄与するものであるため、

一人の指導者だけで活動を考えるのではなく、多くの人たちと検討を重ねて作り上げ

られたものでなくてはならない。 (4)スカウトの成長に寄与するということは、活動の中に「カブスカウトのやくそく」と

「カブ隊のさだめ」を実践する機会を与えること、安全について自覚させることを考

慮し、カブスカウト年代の特性、進歩制度の意義も反映させなければならない。 (5)活動の一つひとつを何のためにするのかを考えて、決してその場の思いつきで実施し

てはならない。 (6)デンリーダーに組集会を任せることは、デンリーダーの達成感や喜びにつながり、デ

ンリーダー自身が楽しければ、子どもをやめさせようとはしないし、新しい指導者の

発掘につながることを忘れてはならない。 (7)組集会実施後デンリーダーが組集会実施報告書を作成し、隊長に提出することによっ

て、隊長は組集会の進捗状況を知ることができ、組の様子やスカウトの進歩、デンリ

ーダーの悩みなども知ることができる。時間をおかずにコメントを入れて返すことで、

デンリーダーとの意思疎通ができ、デンリーダーを励ますことができる。またデンリ

ーダーにとっても、隊長にとっても次回の活動へのヒントとなる。

(8)実施計画書を作成することは、慣れないうちは簡易なものにする。作成、実施、評価

を繰り返すうちに自分なりの工夫ができ、より充実した実施計画書となる。 (9)隊長一人で考えることには限界がある。スカウトの成長のためには、一人の力よりも

保護者をはじめとした多くの人の力を借りて欲しい。

42

ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

§14 隊集会 宿 舎 泊: 第3日 9:00~11:15(135分)

テント泊: 第3日 14:45~17:00(135分)

目 標

参加者は、このセッション終了時に次のことが達成できる。

1.組集会の積み上げによる隊集会を体験することで、その意義を理解する。

2.各集会を評価できる。

3.隊長は他の指導者の協力を得て、隊集会を主宰することを理解する。

指導上のねらい

1.隊集会実施計画書に基づいて実習体験させ、組集会が単独のものではなく、隊集会につ

ながるものであることを理解させる。

2.隊集会は組より少し大きい集団の中で、組集会の成果を発表する場であることを理解さ

せる。

3.隊集会で組集会の成果を認め励ますことは、個々のスカウトの進歩・発達につながるこ

とを理解させる。

4.大勢の仲間の中で認められることは、スカウト自身にとっても保護者にとっても嬉しい

ことであり、それが活動の継続につながることを理解させる。

5.隊集会の中で隊長、副長、デンリーダーの役割を明確にすることを理解させる。

6.組集会同様実施後に評価・反省をすることは隊長自身のステップアップにもつながり、

それはスカウトによりよいプログラムを提供することになることを理解させる。

7.隊集会を主宰するのは隊長であるが、多くの指導者の協力を得ることでよりよい隊集会

を実施できることを理解させる。

準備品(資材・資料)

・プレゼンテーションに必要な資材

・ハンドアウト①「隊集会実施計画書(スタッフ作成分)」(P67参照)

・ハンドアウト②「隊集会実施計画書活動詳細(スタッフ作成分)」(P68参照)

・隊集会実施計画書に基づく必要な資材

・進歩壁掛表

セッション運営要項作成にあたって

1.セッションの概要と展望

(1)今までのセッションとのつながりを振り返る。

①§2~§13-2に基づいて§14「隊集会」があることを理解させる。

(2)隊集会実習について

①実習にあたり、多くの人の協力で隊集会を実施できることを示す。

②セレモニーの隊長のお話については、「カブスカウトのやくそく」と「カブ隊のさ

だめ」に関連付けた話をする。今日の予定を話すところではないことに気づかせ

る。

③表彰については、演出を心がける。

2.訓練目標を達成するために伝えること・実施すること

(1)スタッフ側で用意した隊集会実施計画書に基づき、隊集会を実習体験する。

①カブスカウトとして実習体験するが、指導者としての客観的な視点と意識をもっ

て実習体験することを強調する。

②隊長、副長、デンリーダー、デンコーチはスタッフが担当する。

③隊長、副長、デンリーダー、デンコーチの役割を明確に示す。

43

(2)隊集会の評価

①グループ作業

・自分たちがグループ作業で作成した隊集会実施計画書と、スタッフ側が作成した

隊集会実施計画書を比較し、違いを列挙する。

*違いに気づくことで、自分たちの実施計画書をよりよいものにするきっかけとする。

スタッフが作成した実施計画書の批判、評価ではない。 ②発表

3.セッションのまとめと確認事項

(1) スカウトのよりよい進歩、成長、発達を考えるために、活動には必ず実施計画書が必要である。

(2) 目的のない活動はあり得ない。活動にはスカウトが達成すべき「目標」と隊長がスカウトに身につけさせたいと思う教育的な「ねらい」が反映されなければならない。

そのためにはその場の思いつきや隊長をはじめとする指導者の好みだけで考えられ

るような偏った活動ではなく、多くの人たちと検討を重ねて作り上げられたプログ

ラムでなければならない。

(3) 実施計画書は、はじめは稚拙なものであっても、評価をしながら繰り返し作成して行くうちに次第によりよいものになって行く。

(4) 活動はあくまでも「手段」である。活動することが目的や目標になってしまいがちであるが、それを避けるためにも実施計画書を作成することを習慣にして欲しい。

それがよりよいプログラムをスカウトに提供することになる。

(5) 活動には、今まで学習してきた「カブスカウトのやくそく」と「カブ隊のさだめ」の実践、カブスカウト年代の特性、安全、進歩制度の意義が反映されなければなら

ず、そのためにも計画に基づいた実行が求められる。

(6) 隊長、副長、デンリーダー、デンコーチの役割を明確にすることは、それぞれの意識を高め、次へのステップにつながる。

(7) 隊長一人でできることには限界がある。スカウトの進歩、成長、発達のために他の指導者、保護者とのよい連携が必要である。連携するためには自分を理解してもら

い、相手を理解する必要がある。必要なことは何かを考えて自己研鑽につとめて欲

しい。

44

ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

§15 カブスカウト隊を取り巻く環境と支援

宿 舎 泊: 第3日 11:15~12:00(45分)

テント泊: 第4日 9:00~ 9:45(45分)

目 標

参加者は、このセッション終了時に次のことが達成できる。

1.団、地区の会議について理解する。

2.隊の運営には団、地区、地域社会から協力を得ることができることを理解する。

指導上のねらい

1.隊の運営は隊長の責務であるが、他の指導者などの協力を得ることで効果的に進められ

ることを理解させる。

2.協力者を得ることにより、スカウトに提供するプログラムが充実することを理解させる。

3.隊長として、どのように団や地区に参画していくのかを理解させる。

準備品(資材・資料)

セッション運営要項作成にあたって

1.セッションの概要と展望

(1)隊指導者は団の一員であり、地区の一員でもある。どのように団や地区に参画して

いく必要があるかを理解する。

(2)隊を運営するにあたり、隊外より様々な支援が得られることを理解する。

2.訓練目標を達成するために伝えること・実施すること

(1)団や地区の会議

①団会議

団委員長が議長となり、団の訓育及び教育に関する事項を協議し、推進するため、

団内各隊の隊長・副長による団会議を開催する。

②地区(地区がある場合)

地区設置の目的(教育規程5-2参照)

・地区協議会

地区協議会の構成等は、県連盟において定めることになっているが、一般的に

は地区役員・団委員長・隊長で構成されることが多い。

・ラウンドテーブル

各隊の隊長や副長が隊の運営や技能の研修、プログラムの研究などについて、

自分の能力を向上させるため自己研鑽をする場で、通常地区コミッショナーが

主催する。

(2)隊への支援

①隊長は、スカウトによりよいプログラムを提供するために隊指導者はいうまでも

なく、他の隊の指導者や団委員、保護者、また、地域の協力を得て隊運営にあた

る。

②隊運営は隊長の責務であるが、一人の人間ができることには限界がある。

他の指導者や保護者、地域の他組織・学校から人材等の支援を得ることにより、

提供できるプログラムも豊富になり、スカウトを引きつけ、教育的効果も上がる。

③隊長は、隊の安全に責任をもつが、活動の安全管理及び危機管理については、団

の支援を得て実施されるものである。また、保護者の支援を得ることも安全確保

に有効である。

45

ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

④スカウト組織は、団内の指導者だけでなく、コミッショナー(団担当コミッショ

ナー、地区コミッショナー、県連盟コミッショナー)の支援を受けることができ

る。

⑤団や保護者からの支援を得るためにも、日頃の報告・連絡・相談が重要である。

⑥隊内の活動においても、隊長はすべてを自分で行おうとせずに、副長と任務分担

することが重要で、それが後継者の育成に繋がる。

⑦指導者自身の自己研鑽のためにも、地区等で開催される定形外訓練には、積極的

に参加することが必要である。

⑧支援を求めるだけでなく、支援を行うことも大切である。

3.セッションのまとめと確認事項

(1) 隊運営の責任者は隊長であるが、様々な成人や地域社会等の支援を得ることにより、

安全で豊かな効果のあるプログラムが展開できる。

(2) 支援を得るには、日頃からよりよき人間関係を構築しておくことが必要となる。

(3) 良き人間関係は、指導者自身の人格や日常生活での言動(特に地域社会での)に影

響される。その為にも、指導者自身が「ちかい」と「おきて」の実践に努めること

が必要である。

46

ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

§16 スカウト運動の基本原則

宿 舎 泊: 第3日 12:45~13:45(60分)

テント泊: 第4日 9:45~10:45(60分)

目 標

参加者は、このセッション終了時に次のことが達成できる。

1.スカウト運動の定義、目的、原理、方法について理解する。

2.日本連盟の方針を理解する。

3.スカウト教育法とカブ隊のプログラムの関連について理解する。

指導上のねらい

1.スカウト運動が「青少年のための教育運動」であることを理解させる。

2.スカウト運動の「定義」・「目的」・「原理」・「方法」とそれぞれの関わりを理解させる。

3.スカウト教育法の「ちかい」と「おきて」の実践・「行うことによって学ぶ」・「小集団の

一員となる」(班制教育)・「野外環境の下で行われる段階的かつ刺激的なプログラム」(野

外活動と進歩制度)について理解させる。

4.スカウト教育法とプログラムの関連について知らせる。

5.参加者自身の日常行動が、スカウトに対する「ちかい」と「おきて」の実践指導(支援)

につながることを理解させる。

準備品(資材・資料)

・日本連盟発行書籍「基本原則」

・ワークシート「カブスカウト隊運営とスカウト教育法」(P69参照)

セッション運営要項作成にあたって

1.セッションの概要と展望

(1)世界中のスカウト運動を結びつける共通の基準、それが「基本原則」である。した

がって、本運動に参加する指導者としては、十分に理解を深めておくことが必要で

ある。

(2)日本連盟も基本原則(世界スカウト機構憲章 第一章)に則って運動を展開している。

ボーイスカウト運動は、「ちかい」と「おきて」の実践を基盤とし、ベーデン-

パウエルの提唱する班制教育と、各種の進歩制度と野外活動を、幼年期より青年

期にわたる各年齢層に適応するように、ビーバースカウト、カブスカウト、ボー

イスカウト、ベンチャースカウト及びローバースカウトに区分し、成人指導者の

協力によってそれぞれに即し、かつ、一貫したプログラムに基づいて教育するこ

とを基本方針とする。

2.訓練目標を達成するために伝えること・実施すること

(1)スカウト運動の「定義」・「目的」・「原理」について整理する。

(2)スカウト教育法とカブ隊のプログラム

グループ作業

①§13~§14の組集会・隊集会を振り返り、スカウト教育法がカブスカウト活

動において、具体的にどのように活用されているのか。

②発表

3.セッションのまとめと確認事項

(1)スカウト運動は、世界的な青少年の為の教育運動である。

(2)世界のスカウト運動は、同じ目的、原理、方法によって展開されている

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ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

(3)指導者は、青少年が「三つのつとめ」、「ちかい」と「おきて」を果たすことができ

るよう、日常のあらゆる行動に反映できるよう、あらゆる機会を通じ、青少年の発

達の段階に応じて意識付けていく必要がある。

その為に、指導者自らが常に「ちかい」と「おきて」を実践することを意識し、日

常生活に反映できるように心掛けることが大切である。

(4)プログラムプロセスを正しく運用すれば、7つの教育要素が含まれる。

48

ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

§17 指導者の役割と責務 宿 舎 泊: 第3日 13:45~14:30(45分)

テント泊: 第4日 10:45~11:30(45分)

目 標

参加者は、このセッション終了時に次のことが達成できる。

1.隊長の任務を理解する。

2.インサービス・サポートについて理解する。

3.保護者への連絡、協力、その方法を身につける

4.各種(進歩・事務・会計・備品等)管理の必要性を理解する。

指導上のねらい

1.隊長としての任務遂行の意欲を高めさせる。

2.隊長として、たゆまぬ研修が必要であることを自覚させる。

3.隊長として任務を遂行するには、この研修所を修了するだけでは十分ではないことを

理解させる。

準備品(資材・資料)

・隊指導者上級訓練課程「課題研究」用紙

セッション運営要項作成にあたって

1.セッションの概要と展望

(1)今までのセッションを振り返り、あらためて隊長としての任務を確認した上で、

今後さらに取り組むべきことを理解します。

2.訓練目標を達成するために伝えること・実施すること

(1)カブスカウト隊長の任務(「指導者養成に関する指針」(日本連盟ホームページ参照))

①日本連盟の方針に基づいた隊運営、諸活動を行う。

②隊の運営管理に責任を持つ(会計、事務等)。

③隊のプログラムに責任を持つ(教育内容、安全に配慮する)。

④スカウト教育法を用いる。

⑤スカウトの自発活動を促し、その成長を支援する。

⑥青少年にスカウティングを提供するために、他の責任ある人達と協働する。

⑦後継者を育成する。

⑧すべてのスカウトがボーイスカウト隊に上進するよう指導する。

⑨団会議に出席し積極的に参画する。

⑩地区協議会に出席する。

⑪各種指導者訓練、ラウンドテーブルに参加する。

⑫指導者自身が良識ある市民としての模範を示す。

⑬隊集会を主宰し指導する。

⑭プログラム企画・展開・実施の決定と責任。

⑮デンコーチの選任、指導、支援。

⑯保護者と有効な連携を図る。

49

ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

(2)就任時に備えていることを期待される知識・技能

①日本連盟の教育方針を受容していること。

②当該年代の青少年の特性について、指導上必要な知識を持っていること。

③「ちかい」と「おきて」について、成人指導者として理解していること。

④「カブスカウトのやくそく」と「カブ隊のさだめ」について、カブスカウトに説

明できること。

⑤「行うことによって学ぶ」ことの教育的意義を理解していること。

⑥当該年代の「小グループ活動」の教育的意義を理解していること。

⑦スカウトの興味を基盤とした野外におけるゲーム、スカウト技能、地域社会への

奉仕などを中心としたプログラム活動を推進することができる。

⑧教育規程7-17に定める活動の目標を理解している。

⑨修得課目の指導、支援、考査ができる知識と技能を有する。

⑩上進章課目が指導できる知識と技能を有する。

(3)就任後求められる努力目標

①日本連盟の教育方針について保護者に説明し理解を得られること。

②カブスカウト年代の特性について指導上必要な深い知識と理解を持っていること。

③全部門について一定の知識を有すること。

④「ちかい」と「おきて」について成人指導者として実践すること。

⑤「カブスカウトのやくそく」と「カブ隊のさだめ」についてスカウトの成長に見

合った指導が適切にできること。

⑥「行うことによって学ぶ」機会を効果的に提供できること。

⑦プログラムを進める上で、自隊の問題を抽出し、改善策を立案、実施できること。

⑧スカウトの興味を基盤とした野外における楽しいゲーム、歌、お話し、工作等、

プログラム活動を幅広く効果的に推進する能力を有すること。

⑨教育規程7-17に定める活動の目標を達成するよう自隊のプログラム活動に効

果的に盛り込むことができる。

⑩隊の運営管理が確実にできる。

⑪団内各隊、団委員会、保護者、他の青少年団体、地域社会と良好な関係を維持す

ることができる。

⑫各種の野外活動を体験する。

(4)隊に必要な管理・記録

隊には、各種の管理簿や記録簿が必要である。

(例)

①個人別進歩記録簿

②隊費会計記録簿

③隊備品管理台帳

④プログラム実施記録(出席記録含む)

⑤その他必要な管理と記録

(5)インサービス・サポート

①指導者は、任務遂行中に、研修所などの定型訓練だけで学ぶのではなく、各種の

研修の機会が提供される。そのような機会を、指導者は積極的に参画することが

重要である。

(例)各種定形外訓練、安全セミナー、スキルトレーニング

コミッショナーにより支援される個別の課題解決、等々

50

ウッドバッジ研修所 所員用ハンドブック カブスカウト課程

3.セッションのまとめと確認事項

(1) 隊長の役割は、スカウトの個人的成長を支援すること。 隊長としての楽しみは、彼らの変化を見ること。喜びは、彼らが成長していること

を実感すること。

(2) 隊長は、スカウトにとっての環境である。スカウトの成長に影響を与えていることを忘れてはならない。そのためにも、隊長自らが「おきて」を家庭、地域社会の中

で実践している姿を見せることが、スカウトによって最上の教育となる。

(3) 教育には、手間と時間が掛かるものである。したがって、指導者には忍耐とたゆまぬ努力が必要となる。忍耐もまた隊長の任務である。

(4) 隊指導者上級訓練課程「課題研究」用紙を配布して説明する。

51

ハンドアウト

ワークシート

52

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56

WB研修所カブスカウト課程 §8 ワークシート

平成

年度

年間

プログ

ラム

団 カブスカウト隊

テーマ

活動目標

活動の概要

年間行事

団・地

区・県

連盟の活動

プログ

ラム委員

修 得 課 目(番号は「カブブック」の通し番号)

選 択 課 目

(チャレ

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ウッドバッジ研修所所員用ハンドブック

カブスカウト課程(平成26年度版)

平成26年1月1日

発行

〒113-0033

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