高校数学基礎講座 vol.2 「解と係数の関係」
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高校数学で習う分野はすべてつながっているといっても過言ではありません。 数学の得点を上げるためには、ひとつずつ着実にマスターしていくことが大切です。 この講座でじっくり基礎を固めましょう。TRANSCRIPT
数学の得点を上げるためには、まず基礎から着実にマスターしていくことが大切です。
【第2回】数学Ⅰ・A part2~解と係数の関係<2次方程式>
2次方程式を紐解いてみると、解と係数の関係が見えてきます。
α+β= β-α=
ax2+bx+c=0の解をα、βとすると
ab
αβ = ac
ab2-4ac
確かめてみましょう。
解の公式!
2a-b± b2-4acx=
2a-b - b2-4acα=
2a-b+ b2-4acβ=
ax2+bx+c=0を解くと、
ここで、
とおく。
α+β
= +
=
= = -
2a-b - b2-4ac
-b - b2-4ac2a
2a
2a ab-2b
-b+ b2-4ac
-b+ b2-4ac
(X+Y)(X-Y)=X2-Y2分子の計算
αβ
= ×
=
= =
2a-b - b2-4ac
b2-(b2-4ac)2a
4a2
4a2 ac4ac
-b+ b2-4ac
β-α
= -
=
= =
2a-b - b2-4ac
-b+ b2-4ac2a
2a
2a2
-b+ b2-4ac
+b+ b2-4ac
b2-4acab2-4ac
練習問題
2次方程式 x2+bx+2b-6=0 の2解をα、β(α<β)とする。(1)α+β、αβを求めよ。(2)α+β=αβのとき、bとxを求めよ。(3)β-α=2√6のとき、bの値を求めよ。
α+β=-b/aαβ=c/a
α+β= - bαβ= 2b - 6
(1)は一瞬ですね!解と係数の関係より、
α+β=αβより
b=2のときの、x2+bx+2b-6=0 を解けば、xを求められるので、
-b=2b-6b=2
(2)は問題文にしたがって、式を立てる。(1)で得たα+β、αβを活用しましょう。
b=2 を代入した。
解の公式!
x2+2x+2×2-6=0x2+2x-2=0
x =
=
23
-2±
-1±
22-4・(-2)
b2-4(2b-6) b2-8b+24
b2-8b+24
β-α= =
(3)も解と係数の関係を使いましょう。解と係数の関係より、
β-α=2√6より
=2√6
右辺が√24なので、左辺も同じにするなら、b2-8b=0 でないといけない!
b2-8b+24 =2√6
b2-8b+24よって、b2-8b=0b(b-8)=0b=0,8
=√24