027 030 さよならサプリ - takii第 1回では「サプリメントより野菜...

4
1 20154 3 5 2 18 27012468201959 23 2 「ファイトリッチ」シリーズに代表される機能性成分 を豊富に含む品種が注目されています。2015年、機能 性表示食品制度を活用し機能性を表示した生鮮野菜第 1号の開発者である著者に、機能性野菜の優位性、機 能性表示制度のAtoZを語っていただきます(編集部)。 清涼飲料水 469 発酵乳 106 粉末飲料 185 菓子類 195 水産・ 食肉加工品 61 米飯類 56 レトルト食品 ・加工品 83 大豆加工品 26 生鮮食品 59 調味料・ 食用油 42 スープ 24 総届出数 2701 撤回除く 2468 サプリメント 1395 (2020年1月31日現在) 商品数 商品数 サプリメント 1395 米飯類 56 清涼飲料水 469 レトルト食品・加工品 83 発酵乳 106 大豆加工品 26 粉末飲料 185 生鮮食品 59 菓子類 195 調味料・食用油 42 水産・食肉加工品 61 スープ 24 生鮮品の機能性表示食品 野菜で健康研究所株式会社 代表取締役 なか みつ ひこ 野菜で健康研究所株式会社代表取締役。名古屋大学工学部 卒業後、(株)リクルート、オリザ油化(株)を経て(株)サラ ダコスモ入社。同社にて機能性表示食品の開発を手掛け、 2015年野菜で初の機能性野菜表示食品「大豆イソフラボン 子大豆もやし」の届出を完了した。 2019年サラダコスモを退社、野菜で健康研究所(株)を設 立、農畜水産物の保健機能食品に関するコンサルティング を開始した。 第2回 機能性 野菜 さよなら サプリ 第1図 機能性表示食品届出状況(商品形態別) 2020 タキイ最前線 秋種特集号 27

Upload: others

Post on 06-Feb-2021

0 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

  •  第1回では「サプリメントより野菜

    がすぐれていること」をお伝えしまし

    た。今号は生鮮品の機能性表示につい

    てより具体的な例を挙げながら、現在

    までの届出の状況と将来の見通しにつ

    いて考えてみます。

    生鮮品の届出は

    現在どこまで進んでいるか

     2015年4月に機能性表示の届出

    が開始されてから今年の3月末で早く

    も5年になり、2月18日時点で届出完

    了している商品は2701件、撤回を

    除いて2468件となっており、約半

    数はサプリメント、残りのほとんどが

    加工品です(第1図)。生鮮品の届出件

    数は2019年後半から伸びてきてい

    るものの、いまだに59品目であり、そ

    のうち野菜は23品目にとどまっていま

    す。野菜の種類も大豆モヤシ、トマト、

    ホウレンソウ、ケール、トウガラシ、

    パプリカの6種類しかなく、いまださ

    みしい限りです。

    なぜ生鮮品の届出が少ないのか

     サプリメントや加工品と大きな数の

    差になっている理由は、いくつも考え

    られますが、筆者の経験から以下の要

    因が大きいと考えています(第2図)。

    ①これまで野菜や果物には商品名と産

    地の表示義務しかなく、生産者には

    栄養素の分析すら経験はほとんどな

    く、当然機能性関与成分に対する関

    心も低く、食品の一般的な表示ルー

     「ファイトリッチ」シリーズに代表される機能性成分を豊富に含む品種が注目されています。2015年、機能性表示食品制度を活用し機能性を表示した生鮮野菜第1号の開発者である著者に、機能性野菜の優位性、機能性表示制度のAtoZを語っていただきます(編集部)。

    清涼飲料水469

    発酵乳106

    粉末飲料185

    菓子類195

    水産・食肉加工品61

    米飯類56

    レトルト食品・加工品83

    大豆加工品26

    生鮮食品59

    調味料・食用油42

    スープ24

    総届出数2701撤回除く2468

    サプリメント1395

    (2020年1月31日現在)

    商品数 商品数サプリメント 1395 米飯類 56清涼飲料水 469 レトルト食品・加工品 83発酵乳 106 大豆加工品 26粉末飲料 185 生鮮食品 59菓子類 195 調味料・食用油 42水産・食肉加工品 61 スープ 24

    生鮮品の機能性表示食品

    野菜で健康研究所株式会社 代表取締役

    中なか

    田だ

     光みつ

    彦ひこ

    野菜で健康研究所株式会社代表取締役。名古屋大学工学部卒業後、(株)リクルート、オリザ油化(株)を経て(株)サラダコスモ入社。同社にて機能性表示食品の開発を手掛け、2015年野菜で初の機能性野菜表示食品「大豆イソフラボン子大豆もやし」の届出を完了した。2019年サラダコスモを退社、野菜で健康研究所(株)を設立、農畜水産物の保健機能食品に関するコンサルティングを開始した。

    第2回

    機能性野菜の 効 能

    さよなら

    サプリ!

    第1図 機能性表示食品届出状況(商品形態別)

    2020 タキイ最前線 秋種特集号 27

  • ルの知識も乏しくハードルが高かっ

    た。

    ②含有している機能性関与成分のばら

    つきがあるため、表示値の担保が難

    しいと思い込んでしまう。

    ③機能性関与成分規格値を統計的に判

    断するためには分析すべき検体数が

    多く、費用がかかる。

    ④ガイドラインの理解が難しく、相談

    できる人も周辺にいなかった。

    ⑤業界内に届出に必要なエビデンスと

    しての研究レビューを作成できる研

    究者が少ない。

    ⑥自力で届出書類を作成できないので

    外部コンサルタントに頼りたいが、

    数百万規模の費用が必要で、小規模

    生産者には負担になる。

    対策はあるのか

     これらの問題点を解決できればもっ

    と届出が増えると考えられ、数々の対

    策も取られてきました。

     ②のばらつきのある生鮮品の表示値

    担保の難しさについては、消費者庁で

    制度検討時から予想されていたことで、

    ばらつきのあるものとして機能性成分

    の表示値について担保し難い点がある

    と考慮されて、「○○(機能性関与成分)

    の含有量が一定の範囲内に収まるよう、

    栽培・出荷等の管理を実施しています。

    しかし、△△は生鮮食品ですので、◇

    ◇(ばらつきの要因)などによって、○

    ○(機能性関与成分)の含有量が表示さ

    れている量を下回る場合があります」

    (筆者は「言い訳表示」と名付けている)

    という表示が制度開始時点から認めら

    れています(第3図)。

     また、⑤の研究レビューの作成につ

    いては、その負担を少しでも減らして

    もらおうと農研機構は、無料で利用で

    きる研究レビューをリリースして農業

    生産者の届出費用負担を軽減しており、

    今後も増やしていく方針としています

    (第4図)。

     しかし、これらの生鮮品に寛容な制

    【表示例】

    栄養成分表示[1個(○g)当たり]

    熱量たんぱく質脂質炭水化物食塩相当量

    ○kcal○g○g○g○g

    この表示値は、目安です。

    第2図 生鮮品の届出が増えない構図

    第3図 生鮮品で優遇されている包装表示ルール

    そもそも、機能性表示は何かよさそうな制度に見えるが、分からないことばかり。

    個々の生産者栽培物の機能性成分が分からない。機能性エビデンスなんて分からない。どんな制度かもよく分からない。何から始めていいか分からない。相談先が分からない。

    合理的な推定による表示値の設定 分析値が定められた許容差の範囲に収まることが困難な場合、合理的な推定により得られた値(原材料における栄養成分の量から算出し得られた値や当該食品と同様の組成と考えられるものを分析して得られた値等)を、以下に示す定められた方法ア及びイに従い記載すれば、表示値として用いることができます。この場合、許容差の範囲は適用されません。

    編集部注)ア:「この表示は目安です。」などの表示     イ:設定根拠資料の保管~「栄養成分表示ハンドブック」(東京都/令和元年8月)より~

    機能性表示においての「ばらつきに関する表示」 (略)生鮮食品や単一の農林水産物のみが原材料である加工食品(乾しいたけ、煮干し、押麦、ストレートジュース、緑茶など)においては、(中略)「○○(機能性関与成分)の含有量が一定の範囲内に収まるよう、栽培・出荷等の管理を実施しています。しかし、△△は生鮮食品ですので、◇◇(ばらつきの要因)などによって、○○(機能性関与成分)の含有量が表示されている量を下回る場合があります。」等の注意書きを付すものとする。

    「大豆イソフラボン」の例※大豆イソフラボンの含有量が一定範囲に収まるよう栽培 •出荷の管理を実施しています。しかし、子大豆もやしは生鮮食品ですので、種子の収穫場所や気温などによって含有量が表示されている量を下回る場合があります。

    ~「機能性表示食品の届出等に関するガイドライン」(消費者庁/令和元年7月1日改正)

    ↓筆者が手掛けた野菜初の機能性野菜表示食品「大豆イソフラボン子大豆もやし」(サラダコスモス)

    選果場、流通、小売り表示のメリットは分かるが、多数の生産者を束ねるのは大変。消費者窓口など面倒なことはしたくない。

    行政機関、大学、公設試、農水省食品表示を経験している人が少ない。食品表示法の全体を理解していない。制度に適合し届出に至ることができる研究は少ない。

    理解が進んで検討開始しても、難しい点が多い。

    制度上の問題

    背景にある問題点

    業界特有の問題

    農産物特有の問題

    第4図 農研機構による農産物の研究レビュー (届出様式作成例)

    農研機構はこれまで取り組んできた研究成果をもとに作成した届出様式の作成例をウェブサイトに掲載している。 https://www.naro.affrc.go.jp/

    28 2020 タキイ最前線 秋種特集号

  • 度や無料の研究レビュー情報すら業界

    内には認知されておらず、④のガイド

    ラインの理解・普及と、更なる制度改

    善のため筆者は複数の団体に参加し、

    以下のような活動を行ってきました。

    ●内閣府、消費者庁からの生鮮品に関

    するヒアリング対応

    ↓機能性表示ガイドラインの生鮮部分

    の見直しによって生鮮ルールをその

    ほかの食品と分けてマニュアル化、

    生鮮品にのみ許された「50%ルール」

    (第5図)、「簡易パッケージ表示」

    (第6図)、POPなどの「一般的機

    能性表示に関する考え方の明記」

    (第7図)、農水省の相談窓口の開設

    などの大きな変革をしていただいた。

     特に50%ルールは、エビデンスで導

    かれた1日当たりの摂取量を野菜や

    果物で摂取しようとした場合に、ど

    うしても多すぎる量になりがちで、

    一般的に食されている成分であれば

    50%の摂取目安量で届出できること

    になった。

    ●農水省補助金による(公財)食品流通

    構造改善機構による機能性表示制度

    の講演会・相談会(全国24都道府県)

    と機能性表示届出指導員育成事業

     このほかにも農研機構が主催する機

    能性表示講習会などにも参加し、機能

    性表示制度の内容について生産者の近

    くで理解を広げようと努め、着実に成

    果はあがっていると考えられます。

    その結果は

     2019年初頭あたりから生鮮品の

    機能性表示届出をサポートする人材が

    各地で増え、届出完了する事例が増え

    てきました。それに比例して、不安や

    疑問から希望へと見方が変わり、20

    20年に入り約1カ月足らずで届出品

    が一気に11品目も増えるなど、確実に

    効果は出てきていると考えます。

     しかし、現在届出されている内容を

    詳しく見ると、機能性関与成分の種類

    は全製品で198成分の届出事例があ

    る中で生鮮品は10種類(第8図)、その

    うち野菜は5種類(大豆イソフラボン、

    GABA、ルテイン、ルテオリン、リ

    コピン)に限られ、野菜の種類も大豆

    モヤシ、トマト、ホウレンソウ、ケー

    ル、エノキダケ、トウガラシの6種類

    しかない状況です。やはり、野菜で活

    用できる機能性関与成分の研究レビュ

    問82生鮮食品の機能性表示について、「本品を○個食べると機能性が報告されている一日当たりの機能性関与成分の量の△%を摂取できる」旨の表示をする場合、割合の下限はあるか。

    問89生鮮食品において、義務表示事項を記載した札やプレート等を容器包装に結び付けて表示することは可能か。

    問96機能性表示食品の届出を行わずに、生鮮食品のポップや広告等に機能性を表示することは可能か。

     生鮮食品の機能性表示において、表示される一日当たりの摂取目安量は機能性が報告されている機能性関与成分の量の少なくとも50%以上である必要がある(例えば、50%や75%などで表示することができる)。ただし、当該食品が特異的に有する成分を機能性関与成分とする場合は、機能性が報告されている量を一日当たりの摂取目安量とすることが望ましい。

     可能である。 生鮮食品の表示については、一部の事項を除き容器包装(容器包装が小売りのために包装されている場合は、当該包装。以下同じ)の見やすい箇所に表示することとされているが、容器包装の形状等により当該包装に直接表示することが困難な場合は、以下の箇所への表示をもって、容器包装への表示に代えることができることとする。①透明な容器包装に包装されている等、必要な表示事項が外部から容易に確認 できる場合にあっては、当該容器包装に内封されている表示書②容器包装に結び付ける等、当該容器包装と一体となっている場合にあっては、 当該容器包装に結び付けられた札、票せん、プレート等

     生鮮食品の一般的な特徴(特定成分の含有の有無や当該含有成分の一般的な機能性など)については、ポップや広告等に表示することができる。 ただし、当該ポップや広告等が、特定の食品を指さないこと、優良誤認、虚偽・誇大広告に関する景品表示法及び健康増進法等の規定に抵触しないよう留意する必要がある。 なお、生鮮食品が栄養機能食品である場合は、当該栄養成分を含むものとして、栄養機能食品として栄養成分の機能を表示することができる。

    第5図

    第6図

    第7図

    2020年2月7日現在 合計59品目野菜25品目、果物28品目、米1品目、魚2品目、肉2品目、卵1品目

    ▲第8図 生鮮品の機能性表示食品

    機能発揮部位 機能性関与成分 野菜・果物の種類

    骨の代謝β‐クリプトキサンチン ウンシュウミカン

    大豆イソフラボン 大豆モヤシ

    高めの血圧 GABA(γ‐アミノ酪酸)

    米、トマト、ケール、大豆モヤシ、パプリカ、バナナ、エノキダケ

    ストレス緩和 メロン

    目の網膜 ルテイン ホウレンソウ、ケール

    内臓脂肪 リンゴ由来プロシアニジン リンゴ

    食後血糖値 ルテオリン トウガラシ

    LDLコレステロール リコピン トマト

    記憶力アンセリン、カルノシン 鶏肉

    DHA、EPA 魚血中中性脂肪

    疲労感軽減 イミダゾールジペプチド 豚肉

    「機能性表示食品に関する質疑応答集」より(消費者庁/令和元年7月1日一部改正)

    2020 タキイ最前線 秋種特集号 29

  • ーが不足していると言えます。

     この点において筆者は現在、届出が

    完了しているサプリメントや加工品の

    機能性関与成分のうち、生鮮野菜や果

    物でも利用できるものを洗い出し始め

    ています。一例をあげると「ショウガ

    由来ポリフェノール」「イヌリン」「ビル

    ベリー由来アントシアニン」「パプリカ

    由来キサントフィル」「スルフォラファ

    ン」などです。つまり、これらの機能

    性関与成分はヒト臨床試験の有効な文

    献が存在するということであり、それ

    らの成分を含有する野菜や果物には届

    出できる可能性が十分あるということ

    を示しています。

     そして、これもあまり知られていな

    いことですが、研究レビューの次に悩

    みどころである成分の分析についても

    生鮮品においては、「地方自治体、独立

    行政法人または地方独立行政法人が所

    有する農業試験場、水産試験場、畜産

    試験場および林業試験場等」でもよい

    とされています。身近に相談できる分

    析機関を活用できること、そしてそれ

    らの機関が分析経験のない成分であっ

    たとしても、2019年4月から届出

    品の機能性関与成分の定性的・定量的

    分析方法が公開されており、お手本と

    なる分析方法を入手できるため、身近

    に相談しやすい試験機関に成分分析手

    順を指定して相談できるようになって

    きています。

    届出の効果について

     届出を完了し、販売を開始している

    いくつかの生産者に売上状況やその反

    響についてアンケートを取った結果、

    「当該野菜の市況が悪化する中におい

    ても、固定単価を維持することができ

    ました。『血圧が高めの方の血圧を下げ

    る機能がある』という機能性表示は、

    店頭販促での反響も大きかったです」

    「業界内での注目度が高いため、生産

    者、小売店、消費者より幅広く問合せ

    があります。今後の販売拡大が期待で

    きます」

     「プレスリリース後、社外からの問

    い合わせが増加しました。当社では、

    以前から高付加価値野菜の栽培に注力

    してきたが、今回の届出受理により、

    他品種での機能性表示にチャレンジす

    るなど機能性食品のラインナップの拡

    充を図りつつあります。取引先の反応

    もよく、複数の商談を継続中です」

    など嬉しい声が届いています。

     いずれの生産者もパッケージに機能

    性表示をしただけでなく、地道な広報

    活動、営業活動によって認知度を高め

    てきた結果であり、消費者やバイヤー

    に機能性表示をきっかけに、その商品

    のよさを伝え続けていくことで、本当

    の意味で機能性表示が生かされていく

    のだと考えます。

    LDL(悪玉)コレステロールが上がる仕組み。防ぐ成分とそれを含む野菜・果物 コレステロール値が高い状況が長く続くと血管に悪影響が出て、動脈硬化の原因になり、そのことで、心肥大、心不全、高血圧、脳卒中、心筋梗塞、腎硬化症などの重大な病気につながります。しかし、自覚症状がほとんどないため気付かないことが多い病気です。その原因についてはいくつか考えられており、①遺伝による、②ある種の病気、③食生活や生活習慣が悪い、などがあります。 ①遺伝によって親からその体質を受け取ってしまう場合を

    「家族性高コレステロール血症」と言います。片方の親からその遺伝子を受け取った場合がヘテロ型と言い、500人に1人と言われています。両方の親から受け取った場合はホモ型と言われ100万人に1人の確率です。②病気が原因となるのは、糖尿病やネフローゼ症候群などです。③食生活や生活習慣が原因となるのは、コレステロールを上げる食事(糖質・脂質などカロリーが高い食事、アルコールの多量・常習摂取)、ストレスや喫煙の増大、運動不足などが関係しています。

    症状から探す ▼ LDLコレステロール編食 べ た い 野 菜

    LDLコレステロールを上げる生活習慣と効果のある成分

    コレステロール降下成分を含む野菜や果物

    ポークペプチド EPA・DHA

    アスタキサンチン シトステロール タウリン

    アントロキノノール プロシアニジン クエン酸 アルギン酸 フコイダン

    アフリカマンゴノキ由来エラグ酸 ガレート型カテキン

    サトウキビ由来ポリコサノールオリーブ由来ヒドロキシチロソール

    遺伝的要因

    家族性高脂血症

    植物系

    動物系

    コレステロール合成作用が強い

    コレステロール・脂肪の吸収を阻害

    糖尿病など

    二次性高脂血症

    胆汁酸からの排泄が少ない

    コレステロールの排出促す

    食事や生活習慣の乱れ

    食生活の欧米化

    コレステロールの摂取が多く、消費が少ない

    コレステロール・脂肪の代謝を促進

    レシチン SMCS(S-メチルシステインスルホキシド)大麦βグルカン

    リコピン 植物ステロール 大豆サポニン キトサン サイリウム種皮

    α-リノレン酸 オレイン酸 ゴマリグナン きのこβグルカン乳酸菌

    リコピン

    プロシアニジン

    α-リノレン酸

    βグルカン

    植物ステロール

    カテキン

    サポニン

    レシチン

    リグナン

    アルギン酸

    ヒドロキシチロソール

    オレイン酸

    SMCS(S-メチルシステインスルホキシド)

    トマト、スイカ、ニンジン、グレープフルーツなど

    キャベツ、ブロッコリー、ダイコン、ハクサイ、カイワレダイコン、カブ、カリフラワー、クレソン、ケール、コマツナ、チンゲンサイ、ミズナ、メキャベツ、ラディッシュ

    リンゴ、ブドウ種子・皮、ブルーベリーなど

    エゴマ、アマニ、クルミ、ナタネなど

    大麦、アガリクス、マイタケ、エリンギ、霊芝など

    エゴマ、アマニ、クルミ、ナタネ

    日本茶、ウーロン茶、ほうじ茶、柿、リンゴなど

    高麗人参、コンニャクなど

    大豆

    ゴマ

    コンブなどの海藻

    オリーブ

    機能性表示食品の届出成分 それ以外の成分

    30 2020 タキイ最前線 秋種特集号