1-1. ブレーキフルード取替時[トヨタ]abs...

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[トヨタ]ABS ECB エア抜き(例:プリウス ZVW30、プリウスα ZVW40) 11 [トヨタ]ABS ECB エア抜き(例:プリウス NHW20) 手順 注意• エア抜き作業中は P ポジションスイッチ ON およびパーキングブレーキを 効かせた状態でって下さい。 • エア抜き作業中はブレーキフルードをリザーバの MIN-MAX ラインの間を 保つよう補充しながらって下さい。 • ブレーキアクチュエータのエア抜き時、ブレーキフルードがあふれることがあるため、 フルード缶をリザーバ注入口にてないで下さい。 • エア抜き実施中にアキュームレータ圧低下によりブザーが作動する場合があるが、 作業はそのまま続けて下さい。 • エア抜きをうと、スキッドコントロールリレーNo.3(ABS MTR リレー、ABS MTR2 リレ ー)異常圧⼒センサ異常などのダイアグノーシスコードが記憶されます。エア抜き完了後 およびエア抜き手順中に指示がある場合は、ダイアグノーシスコードを消去して下さい。 • リザーバ液面低下によりブレーキリザーバチューブ No.1 にエアが混入した場合は、 必ずブレーキリザーバチューブ No.1 のエア抜きをって下さい。 1-1. ブレーキフルード取替時 ステップ 作業内容 1 ブレーキフルードをリザーバの MAX ラインまで補充します。 注意• エア抜き作業中はブレーキフルードをリザーバの MIN-MAX ラインの間を 保つよう補充しながらって下さい。 • ブレーキフルードがあふれることがあるため、エア抜きの際はフルード缶を リザーバ注入口にてないで下さい。 2 2-1.ブレーキ制御禁止って下さい。 3 ブレーキペダルをペダリングし、フロントブレーキシリンダ RH および LH のブリーダプラグ よりエア抜きをいます。 参考エアが完全に抜けるまで繰り返しって下さい。 • エア抜きは RH、LH の順でって下さい。 4 エア抜き後、ブリーダプラグを締め付けます。 5 2-1.ブレーキ制御禁止終了して下さい。 6 2-1.ブレーキ制御禁止って下さい。

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[トヨタ]ABS ECBエア抜き(例:プリウス ZVW30、プリウスα ZVW40)

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[トヨタ]ABS ECB エア抜き(例:プリウス NHW20)

手順

注意:

• エア抜き作業中は P ポジションスイッチ ON およびパーキングブレーキを 効かせた状態で⾏って下さい。

• エア抜き作業中はブレーキフルードをリザーバの MIN-MAX ラインの間を 保つよう補充しながら⾏って下さい。

• ブレーキアクチュエータのエア抜き時、ブレーキフルードがあふれることがあるため、 フルード缶をリザーバ注入口に⽴てないで下さい。

• エア抜き実施中にアキュームレータ圧低下によりブザーが作動する場合があるが、 作業はそのまま続けて下さい。

• エア抜きを⾏うと、スキッドコントロールリレーNo.3(ABS MTR リレー、ABS MTR2 リレー)異常や圧⼒センサ異常などのダイアグノーシスコードが記憶されます。エア抜き完了後 およびエア抜き手順中に指示がある場合は、ダイアグノーシスコードを消去して下さい。

• リザーバ液面低下によりブレーキリザーバチューブ No.1 にエアが混入した場合は、 必ずブレーキリザーバチューブ No.1 のエア抜きを⾏って下さい。

1-1. ブレーキフルード取替時

ステップ 作業内容

1

ブレーキフルードをリザーバの MAX ラインまで補充します。

注意:

• エア抜き作業中はブレーキフルードをリザーバの MIN-MAX ラインの間を 保つよう補充しながら⾏って下さい。

• ブレーキフルードがあふれることがあるため、エア抜きの際はフルード缶を リザーバ注入口に⽴てないで下さい。

2 「2-1.ブレーキ制御禁止」を⾏って下さい。

3

ブレーキペダルをペダリングし、フロントブレーキシリンダ RH および LH のブリーダプラグよりエア抜きを⾏います。

参考: • エアが完全に抜けるまで繰り返し⾏って下さい。 • エア抜きは RH、LH の順で⾏って下さい。

4 エア抜き後、ブリーダプラグを締め付けます。

5 「2-1.ブレーキ制御禁止」を終了して下さい。

6 「2-1.ブレーキ制御禁止」を⾏って下さい。

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[トヨタ]ABS ECBエア抜き(例:プリウス ZVW30、プリウスα ZVW40)

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7

ブレーキペダルを踏み込んだ状態で、ポンプモータおよびソレノイド駆動中に、リヤディスクブレーキシリンダ LH のブリーダプラグからエア抜きを⾏います。

参考:

• ブレーキペダルを踏み込み、保持して下さい。 • ソレノイド駆動は約 30 秒を目安にし、ペダルを離して停止させて下さい。 • エアが完全に抜けるまで繰り返し⾏う。 • エア抜き中、電子制御ブレーキシステムウォーニングランプ点灯および

ブザーが吹鳴するが異常ではありません。

注意: • リザーバ内のフルードが LOW レベル以下にならないように 補充を⾏って下さい。

8 エア抜き後、ブリーダプラグを締め付けます。

9 「2-1.ブレーキ制御禁止」を終了して下さい。

10 「2-1.ブレーキ制御禁止」を⾏って下さい。

11

ブレーキペダルを踏み込んだ状態で、ポンプモータおよびソレノイド駆動中に、リヤディスクブレーキシリンダ RH のブリーダプラグからエア抜きを⾏います。

参考:

• ブレーキペダルを踏み込み、保持して下さい。 • ソレノイド駆動は約 30 秒を目安にし、ペダルを離して停止させて下さい。 • エアが完全に抜けるまで繰り返し⾏う。 • エア抜き中、電子制御ブレーキシステムウォーニングランプ点灯および

ブザーが吹鳴するが異常ではありません。

注意: • リザーバ内のフルードが LOW レベル以下にならないように 補充を⾏って下さい。

12 エア抜き後、ブリーダプラグを締め付けます。

13 「2-1.ブレーキ制御禁止」を終了して下さい。

14

マスタシリンダリザーバのブレーキフルード液面を MIN レベルになるように フルード量を調整して下さい。

注意: • スポイトなどを使用して液量を調整する場合、鉱物油、水、劣化したブレーキ

フルードを扱ったものは使用しないで下さい。シール部品劣化や フルード劣化となり、フルード漏れ、効き不良の原因となります。

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以下の作業を 5 回繰り返して下さい。 - 「2-2.アキュームレータ0ダウン駆動」を⾏って下さい。 - ブザーの吹鳴を確認して、イグニッションスイッチを OFF にします。

参考:

• アキュームレータ0ダウンを⾏うことにより、アクチュエータ内アキューム レータに蓄圧されているフルードがリザーバに戻され、液面が上昇します。

• アキュームレータ0ダウンを繰り返すことにより、アキュームレータ圧の 開放·畜圧を繰り返し、アキュームレータ内のフルードを循環させます。

• イグニッションスイッチを OFF→ON するたびにポンプモータが回転し、 アキュームレータは畜圧されます。

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[トヨタ]ABS ECBエア抜き(例:プリウス ZVW30、プリウスα ZVW40)

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イグニッション ON の状態でマスタシリンダリザーバのブレーキフルード液面が MAX レベルになるようにフルードを調整する。

参考:

• アキュームレータ0ダウン後、イグニッションスイッチを ON にすると アキュームレータにフルードが畜圧され、液面は低下します。

• アキュームレータ0ダウンを実施せずにフルード量調整を⾏った場合、 アクチュエータからのフルードリリーフにより液面がMAXレベルをこえる場合があるが異常ではありません。

17 故障コードの消去を⾏って下さい。

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[トヨタ]ABS ECBエア抜き(例:プリウス ZVW30、プリウスα ZVW40)

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操作

2-1. ブレーキ制御禁止

1.

イグニッションスイッチが OFF である事を

確認し、S-DMT-1 を⾞両に接続します。

2.

パーキングブレーキが作動していることを

確認して、イグニッションスイッチを

ON にします。(ブレーキペダルを踏まずに、

プッシュスタートスイッチを 2 回押します)

3.

『メーカー選択』画面から

〔国産乗⽤⾞〕 - 〔トヨタ/レクサス〕 を

選択して[ENTER]を押します。

4.

『地域設定』画面から 〔日本〕 を選択して

[ENTER]を押します。

ブレーキを踏まずに、2 回プッシュします。

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[トヨタ]ABS ECBエア抜き(例:プリウス ZVW30、プリウスα ZVW40)

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5.

『⾞両選択』画面から 〔自動検出〕 を選択して[ENTER]を押します。

その後、⾞両を正しく選択します。

6.

『トヨタ メインメニュー』画面で

〔作業サポート〕 を選択して

[ENTER]を押します。

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5

[トヨタ]ABS ECBエア抜き(例:プリウス ZVW30、プリウスα ZVW40)

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7.

⾞両搭載システムの確認が始まります。

8.

『作業サポート』画面が表示されましたら、

〔ABS/VSC〕 を選択して

[ENTER] を押します。

9.

『ABS サポート』画面が表示されましたら、

〔エア抜き〕 を選択して

[ENTER]を押します。

10.

エア抜きについての説明が表示されますので、

確認後[ENTER]を押して下さい。

11.

ブレーキ制御禁止が開始します。

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6

[トヨタ]ABS ECBエア抜き(例:プリウス ZVW30、プリウスα ZVW40)

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12.

右の画面になりましたら、右の画面のまま、

エア抜きの作業を⾏って下さい。

エア抜き作業が終わりましたら、

[ENTER]を押して下さい。

Ex.

エラー

通信に失敗または条件を満たしていない場合、

右の画面が表示されます。

条件などを確認してもう⼀度⾏って下さい。

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[トヨタ]ABS ECBエア抜き(例:プリウス ZVW30、プリウスα ZVW40)

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2-2. アキュームレータ0ダウン駆動

1.

イグニッションスイッチが OFF である事を

確認し、S-DMT-1 を⾞両に接続します。

2.

パーキングブレーキが作動していることを

確認して、イグニッションスイッチを

ON にします。(ブレーキペダルを踏まずに、

プッシュスタートスイッチを 2 回押します)

3.

『メーカー選択』画面から

〔国産乗⽤⾞〕 - 〔トヨタ/レクサス〕 を

選択して[ENTER]を押します。

4.

『地域設定』画面から 〔日本〕 を選択して

[ENTER]を押します。

ブレーキを踏まずに、2 回プッシュします。

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[トヨタ]ABS ECBエア抜き(例:プリウス ZVW30、プリウスα ZVW40)

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5.

『⾞両選択』画面から 〔自動検出〕 を選択して[ENTER]を押します。

その後、⾞両を正しく選択します。

6.

『トヨタ メインメニュー』画面で

〔作業サポート〕 を選択して

[ENTER]を押します。

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[トヨタ]ABS ECBエア抜き(例:プリウス ZVW30、プリウスα ZVW40)

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7.

⾞両搭載システムの確認が始まります。

8.

『作業サポート』画面が表示されましたら、

〔ABS/VSC〕 を選択して

[ENTER] を押します。

9.

『ABS サポート』画面が表示されましたら、

〔アキュームレータ0ダウン駆動〕 を選択して

[ENTER]を押します。

10.

アキュームレータ 0 ダウン駆動についての説明が

表示されますので、内容を確認してから

[ENTER]を押します。

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[トヨタ]ABS ECBエア抜き(例:プリウス ZVW30、プリウスα ZVW40)

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11.

アキュームレータ 0 ダウン駆動が開始されます。

12.

右の画面になりましたら、[ENTER]または

[EXIT]を押して終了して下さい。

Ex.

エラー

通信に失敗または条件を満たしていない場合、

右の画面が表示されます。

条件などを確認してもう⼀度⾏って下さい。

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