1 平成22年(2010年)11月30日 2010年秋季号 第3号第3号 2010年秋季号...

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本紙は、宝くじの普及宣伝事業として作成されたものです。 第3号 平成22年(2010年)11月30日 〒105 0001 東京都港区虎ノ門2 16 (日本消防会館内) TEL03(3591)7121 FAX 03(3591)7130 http://www.n-bouka.or.jp (季刊・年4回発行) 印刷/株式会社 近代消防社 発行/  財団 法人 日本防火協会 2010年秋季号 ¼ 24 25 ¼ 使 ¼ 21 ¹ 18 沿 ¼ 21 20 姿 使 調 北海道 北海道 沿 北海道

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Page 1: 1 平成22年(2010年)11月30日 2010年秋季号 第3号第3号 2010年秋季号 平成22年(2010年)11月30日 2 8 時 半 集 合 に も か か わ ら ず 、 ま だ

本紙は、宝くじの普及宣伝事業として作成されたものです。

1 第3号平成22年(2010年)11月30日

〒105―0001 東京都港区虎ノ門2―9―16(日本消防会館内)TEL03(3591)7121FAX 03(3591)7130

http://www.n-bouka.or.jp(季刊・年4回発行)

印刷/株式会社 近代消防社

発行/ 財団法人  日本防火協会

2010年秋季号

月 

日�・ 

日�に、ロー

24

25

プ結索や包帯法・心肺蘇生

法の集中特訓を実施しまし

た。

 

ロープ結索や包帯法で

は、どの部分から結び始め

たらよいのか? 

包帯の端

末処理の方法、結び目など

入念にチェックを行いなが

ら訓練を行いました。

 

また、心肺蘇生法では、

乳児から大人まで3種類の

ダミーを準備し、手当ての

方法の違いを確認しなが

ら、真剣に取り組んでいま

した。お楽しみ会では肝試

しを行い、泣いてしまうク

ラブ員も出てしまう程、オ

バケ役の準指導者の迫真の

演技を、クラブ員一様に楽

しんでいました。

 

8月7日�は、札幌市消

防学校オープンキャンパス

があり、その中での放水体

験では、消防隊員が実際に

 

富丘少年消防ク

ラブでは、毎年恒

例の一泊研修を準

指導者(中学生)

が中心となり、7

使用する3分の1の圧力で

放水し、筒先を持ったクラ

ブ員は、的に当てることの

難しさを体験していました。  

また、消防学校内の科学

研究所では実際に爆発実験

を見せてもらい、可燃物の

燃焼の速さや気体化した液

体の爆発の恐ろしさ等、貴

重な体験をさせてもらいま

した。

 

色々な体験・見学をして

きた中でも、特にクラブ員

は消防ヘリコプターが上空

を旋回しながら近づいてく

るところを見学し、その迫

力に目を輝かせて見ていま

した。

 

8月 

日�は手稲区内の

21

新規少年消防クラブ結成に

伴い先輩クラブ員として訓

練披露をしました。各クラ

ブ員は緊張をしながらも、

良い手本を披露しました。

 

8月 

日�、札

18

幌市南消防署川沿

出張所において、

支給されたモデル

少年消防クラブの

活動服に袖を通しました。

 

クラブ員は、緊張しなが

らも全員が目を輝かし「頑

張るぞ」と口々に話し、着

用後、早速リーダーの指揮

号令のもと、「整列!・敬

礼!」と元気よく規律訓練

を実施。結索訓練では、活

動服も凛々しく、クラブ員

同士助け合い、励まし合い

ながら真剣に訓練に取り組

み、クラブ員全員がひとつ

にまとまる心の大切さが養

われ、一層逞しく見えまし

た。

 

そして、クラブ員は気持

ちを新たに「モデルクラ

ブ」になったことに誇りと

自信を強くもち、力強く活

動していきたいと心に誓い

合いました。

 

また、8月 

日�には、

21

千歳市防災学習センター

『そなえーる』に体験学習

に行きました。同センター

は、いろいろな災害の疑似

体験をしながら防災に関す

る知識、行動を学ぶ施設で、

体験学習(研修)では、実

際に起きた大地震の震度を

体験し、先の見えない煙道

 

小平少年消防ク

ラブでは、消防の

仕事に対する理解

を深め、防火知識

の向上を図ること

を目的に消防施設見学及び

救助体験学習を実施しまし

た。消防施設見学では、消

防施設や消防車両、消防資

機材に実際に触れ活用方法

の説明を受けた後、救助隊

員による展示訓練を見学し

ました。

 

また、梯子車の体験搭乗

では緊張した面持ちで見学

していたクラブ員でした

が、地上約  ��の高さを目

20

の当たりにし緊張が興奮に

変わったのか、笑顔を見せ

る場面もありました。更に

救助体験学習では、空気呼

吸器や防火衣の着装をはじ

め、基本的なロープの結索

方法を学んだ後、地上に張

られたロープを一人ずつ渡

過し、見守るクラブ員から

は「がんばれ」の声があが

り、その声援に後押しされ

るかのように歯を食いしば

り必死にロープを渡るクラ

ブ員の姿が印象的でした。

 

今回の活動を通じて防火

防災及び人命救助に対する

知識を深く理解し地域の防

災リーダーとして活躍する

ことを期待します。

避難、避難袋での降下避難、

ディスプレイに表示される

緊急事態のアニメーション

を見ながらの通報訓練など

を体験し、最後に不注意か

ら発生する油による火災実

験を見学しました。油を加

熱し自然発火する行程を見

学し、担当者から特に油を

使っての調理の時は、電

話・来客で鍋から離れる時

は「ちょっと」と思っていて

も必ず火を消してから離れ

ると大きな火災に繋がるこ

となどを学習し、クラブ員

は皆、貴重な体験ができた

ととても喜んでいました。

 

今後もクラブ員の意見な

どを取り入れ、準指導員

(中学生)を中心に、指導

員のサポート、後輩である

小学生のクラブ員に、クラ

ブ活動で習得した知識・技

術などを教え活性化を図

り、クラブ員の士気向上に

努めたいと思うところで

す。

 

地域においても、火災予

防街頭啓発などを行い、地

域の火災予防のために活動

していきたいと考えており

ます。

北海道

富丘少年消防クラブ

北海道

川沿少年消防クラブ

北海道

小平少年消防クラブ

Page 2: 1 平成22年(2010年)11月30日 2010年秋季号 第3号第3号 2010年秋季号 平成22年(2010年)11月30日 2 8 時 半 集 合 に も か か わ ら ず 、 ま だ

第3号 2平成22年(2010年)11月30日2010年秋季号

 

8時半集合にも

かかわらず、まだ

残暑厳しい9月5

日の日曜日、府中

消防署新庁舎4階

 

小屋瀬

少年消防

は、今年

の4月に

晴れてモ

デル少年

新たな活動に期待と不安が

入り交じった、何かそんな

表情を見せたかと思いき

や、さっそく試着し満面の

消防クラブとして決定を受

けました。

 

7月には新調された活動

服が配布されたことに伴

い、質素ではありますが活

動服の交付式を行いまし

た。日頃から協力をいただ

いている地元小屋瀬小学校

の先生方と親御さんが参集

し、消防署員の方から活動

服の交付を受けました。活

動服を渡された子どもたち

は、口元をキュッと閉じ、

これから始まろうとしてい

るモデル少年消防クラブの

の講習室に団員 

名・準指

27

導員(高校生)6名・父兄

4名・担当の署員1名・私

を含む指導者2名の総勢 40

笑みを浮かべる子どももい

たりと、安心させられる一

面もありました。

 

先日、その活動服を初め

て身にまとい、[巻町総合

防災訓練に参加いたしまし

た。開会式と閉会式には活

動服姿で初めての敬礼を体

験し、消防団の規律厳正な

雰囲気を肌で感じ、良い経

験を蓄えたものと感じてい

ます。炎天下でしたが、最後

まで防災訓練を体験した子

どもたちは、青空や新しい

制服と同じくキラキラと、

とても輝いて見えました。

 

これからも頑張ろう!

 

小屋瀬少年消防クラブ!

名が集合し、活動が始まり

ました。

 

規律訓練の後、私、副団

長が朝の挨拶をし、5年生

以上の 

名は板張りの体育

28

訓練室へと移動しました。

 

ここからは、私が副団長

ではなく応急手当普及員と

して指導に当たりました。

私の他にも私同様府中消防

署に災害時支援ボランティ

アとして登録している普及

員の方たちが4名と救急隊

の方が2名応援して下さい

ました。

 

3・4年生の8名の団員

は、ボランティア1名・担

当署員・指導者1名から、

三角巾を使用しての包帯法

を教わりました。

 

普通救命講習では団員た

ちはとても熱心に講義を聞

いてくれ、実技も真剣に行

っていました。

 

私たちのクラブでは4月

の入卒団進級式の日に、お

招きしたお客様方にこの救

命処置や包帯法・結索など

の演技披露をしています。

それが励みになるのでしょ

う。ですからこの講習も皆

頑張ってくれました。また

中学生は3年生になると学

校で「命の尊さ講座」とし

て普通講習を受けます。そ

の時私がボランティアとし

て講習のお手伝いに行くの

で、団員たちには、他の生

徒の手本になる様にといつ

も話しています。

 

この講習で習った救命処

置は大切な家族や友だちな

ど周りの人を助けることが

出来るということ、それに

は自分が元気でいること、

つまり命の大切さというこ

とを理解してもらえるよう

心がけています。

 

昼前には講習も終わり、

この日の活動は終了です。

 

でも 

月には東京消防少

10

年団連盟第八支部内 

の少

15

年団の交流会が予定されて

おり、その時に府中の団員

が、D級ポンプ操法の展示

 

青梅消防少年団

は9月 

日�に特

12

別養護老人ホーム

喜久松苑を団員及

び指導者等 

名で

20

を行う予定になっているの

で、代表団員の 

名ほどは

10

お弁当持参で、午後も訓練

に励みました。

 

午前中は室内でしたが、

午後の猛暑の時間帯に、消

防署の中庭での訓練は大変

そうでした。

 

それでも消防署員の方々

に教えて頂きながら、皆張

り切っていました。

�� (文責 

吉田やよひ)

で実施しました。結果はお

年寄りチームが大勝し、お

おいに盛り上がりました。

 

初めて参加した団員も最

初は表情が硬かったです

が、ゲームが始まると入所

者にお手玉を渡したり、点

数を集計したりと進んでゲ

ームに参加して、訪問を盛

り上げようと一生懸命でし

た。また、ゲームに負けて

も笑顔でお年寄りに拍手を

 

北多摩西部消防

少年団では、7月

 

日�、 

日�の

18

19

1泊2日で埼玉県

飯能市の名栗川に

おいて、夏季野外活動訓練

を実施しました。

 

今回は、自然の中で起こ

り得る事故の対応と実際に

炎を消火してみようと計画

されました。

 

応急救護訓練は、川で遊

んでいた子どもが溺れたと

ういう想定で、救助後に訓

練を重ねてきた心肺蘇生

法、AEDの操作を実施。

 

また、初期消火訓練で

は、キャンプファイアーの

大きな炎を模擬消火器で消

火するという実戦的な訓練

となりました。

 

山の中で事故や火災が発

生すると救急車、消防車の

到着に時間がかかることを

知った団員たちは、普段消

防署で実施している訓練以

上に真剣な眼差しで取り組

んでいました。

 

8月 

日�の訓練では

21

「自転車安全運転講習会」

を活動カリキュラムに組み

込みました。

 

これは、全国的に重大な

自転車事故が多発している

こと、また、活動日には自

転車に乗って消防署に集合

する団員が多いことから

「自転車安全利用五則」を

上)応急救護訓練下)初期消火訓練

中心に自転車の事故事例、

ルールとマナーについて実

施しました。元交通安全協

会支部長の山口団長からは

「自転車のルール・マナー

違反は外国人より日本人、

子どもより大人の方が悪

い。まねしないでほしい」

と話し、最後に、最近多く

見られる「傘差しや携帯電

話を使いながらの片手運転

は、バランスを崩して転倒

するので、絶対にしな

い!」と誓い、講習会を終

えました。

訪問しました。苑のホール

で入所者のお年寄り約 

名40

の出迎えを受け、団員たち

は、車イスのお年寄りにち

ょっと緊張気味でしたが、

日頃から訓練している規律

訓練を披露して大きな拍手

をいただき少し緊張が解け

ました。

 

次に、みんなで歌える文

部省唱歌の「赤とんぼ」

「もみじ」を入所者のお年

寄りたちと一緒に合唱しま

したが、入所者の方は、歌

詞カードも見ないで大きな

声で楽しそうに歌っていま

した。さらに輪の中にお手

玉を投げて点数を競うゲー

ムを団員と入所者の対抗戦

送っていました。

 

続いて事前に準備してい

たプレゼントの鉢植えの花

を入所者の代表の方に渡す

と「ありがとう」と言って

大変喜んで受け取ってくれ

ました。

 

最後に全員で記念撮影を

し、入所者一人ひとりと握

手をして今回の訪問を終了

しました。

 

苑の職員の方からのお話

で、入所者のこんなすばら

しい笑顔を初めて見ました

との感想をいただき、参加

した団員もうれしそうに満

足そうな笑みを浮かべてい

ました。来年も訪問します

ね。おじいちゃん、おばあ

ちゃん。

 

秋川消防少年団

では、7月 

日�、

24

 

日�に野外活動

25を行いました。

 

1日目の午前中

は、防災マップ作りのた

め、秋川の河川敷を歩き、

グループごとに川の危険箇

所を調査しました。また、

地域の方にも積極的に質問

をして、5年前に台風で秋

川が氾濫した時の状況を伺

うことができました。午後

には、キャンプ場近くの川

で水難救助訓練を実施しま

した。溺水者に救助ロープ

を投げて救出する方法や、

木の棒を溺水者に差し出し

て、二人がかりで救出する

方法を訓練し、自分が溺れ

ない救助法を学びました。

その後、自分が溺水したと

の想定で、救助ロープをつ

たって川岸まで泳ぐ体験も

しました。水遊びが好きな

団員がほとんどで、いつに

も増して真

剣に訓練に

取り組んで

いました。

大雨や台風

が多くなる

この時期に

良い活動が

できまし

た。

岩手県

小屋瀬少年消防クラブ

東京都

府中消防少年団

東京都

北多摩西部消防少年団

東京都

青梅消防少年団

東京都

秋川消防少年団

Page 3: 1 平成22年(2010年)11月30日 2010年秋季号 第3号第3号 2010年秋季号 平成22年(2010年)11月30日 2 8 時 半 集 合 に も か か わ ら ず 、 ま だ

3 第3号平成22年(2010年)11月30日 2010年秋季号

 

9月 

日�、中

12

野消防少年団(牛

山団長)では、防

災マップづくりを

行いました。 

名21

の団員は2班に分かれ、各

班に団長ほか数名の指導者

が付き、中野区本町4丁目

区域を回りました。この区

域は、主要道路以外の道路

は狭隘で消防車両の通行が

困難な箇所が多く、また木

造、防火造の建物が密集し

ている地域です。団員たち

は災害が起こったとき、い

ち早く対応することを考

え、まちを探検しました。

 

防災倉庫の防災資器材等

を町会の防災部長さんに見

せてもらい、 

種類以上も

20

あるのに驚いていました。

 

また、初めて井戸を見た

団員もいて、実際に水を汲

み上げたり、水が緊急時に

公共用に使用されることを

知り、熱心にメモをとって

いました。

 

マップ作成では、自分た

ちで撮った写真やシールな

どを活用し、意見を出し合

いながら協力して取り組み

ました。「街頭消火器があ

んなにたくさんあったん

だ。」「コンビニのハート

マーク(災害時支援ステー

ション)は初めて知った。」

という感想が聞かれまし

た。

 

神戸市中央区東

川崎地区では、地

域にいる可能性が

高い中学生を防災

ジュニアチームと

して任命し、災害時には地

域の人たち(防災福祉コミ

ュニティー、消防団)とと

もに自主防災福祉活動を実

施します。

 

今年で 

年目となります

15

東川崎防災ジュニアチーム

 

名(隊員数 

名)が、防

17

19

災力を高めるための対応訓

練を行いましたので、今

回、その模様を紹介いたし

ます。

 

今回の訓練は、震災の教

訓を風化させることなく伝

え、災害発生時に行動でき

る力、助け合うことのでき

る心を養い、お互いの絆を

芽生えさせることを目的と

して実施しました。

 

中学校の夏休みを利用

し、防災ジュニアチーム員

 

名・東川崎防災部会員5

17名・消防団員1名・中学校

教諭2名・中央消防署員 10

名が参加して地域福祉セン

ターの施設内だけでなく、

市ヶ原(中央区葺合町)な

どの六甲山系の自然を活用

して実施しました。

 

地域福祉センターに集合

したチーム員は、登山道を

2時間歩き、訓練場所であ

る市ヶ原に到着。そこで、

炊出し訓練を行いました。

野菜や肉を切って、飯盒で

米を炊いて、カレーライス

を作りました。

 

その後、ダイヤログイン

ザダークというコミュニケ

ーション能力向上訓練を行

いました。これは目隠しを

して目的地までを集団で異

動するゲームですが、会話

により意思の疎通をしない

と、各人の行動がバラバラ

になってしまうというもの

で、次第にコミュニケーシ

ョンが向上し、団結してい

く様子を見ることができま

した。

 

夜間は、地域福祉センタ

ーに戻り、アルファー化

米・缶詰での夕食を摂りな

がら、チーム員は震災時の

食料配布などの体験談に耳

を傾けていました。

 

最後のカリキュラムは

「震災講話」で、消防職員

と消防団員から震災当時の

悲惨な状況や凄惨さを極め

た現場活動の写真や話に真

剣な眼差しで耳を傾けるチ

ーム員の姿を見て、震災を

風化させることなく若い世

代に受け継ぐことができる

と確信しました。

 

今回、中央消防署の協力

を得て、震災対応訓練を実

施しましたが、チーム員も

積極的に取組み、「災害発

生時に行動できる力、助け

合うことのできる心を養

い、お互いの絆を芽生えさ

せる」という目的を達成す

ることができたと思いま

す。

 

今後も心肺蘇生法の習

得・ポンプ操法訓練などを

行い、中学校で訓練成果の

披露会を実施するなど、災

害時に地域を守るリーダー

となれるよう、地域一帯と

なって育成に取組みたいと

考えております。

 

雲南防火委員会

(会長 佐藤 均 雲

南消防本部消防

長)では、少年期

における防火・防

災教育の一環として、火の

大切さや火の怖さを知り、

クラブ員と消防職員のふれ

合いにより消防への理解と

関心を深め、集団行動を通

して力を合わせることの素

晴らしさや大切さ、人に迷

惑をかけないといった社会

性、協調性を養うことを目

的とした「少年消防クラブ

員研修会」を実施しまし

た。

 

研修会は、雲南消防本部

で7月 

日�に開催し、 

29

27

クラブから127名のクラ

ブ員が参加しました。

 

この研修で昼食用のカレ

ーライス作り、消火栓を使

用しての放水体験や水消火

器を使用した消火訓練、起

震車による地震体験、煙体

験、庁舎・車両見学などを

行いました。また、出雲空

港消防隊、島根県防災航空

隊の見学に行き、活動用資

器材の説明を受け、大型消

防車両からの放水や防災ヘ

リコプター「はくちょ

う」、航空隊員の訓練など

を見学し、貴重な体験をし

ました。

 

参加したクラブ員は、他

の小学校のクラブ員や消防

職員と楽しく過ごし、消防

への関心を深めると共に、

「あいさつの大切さ」、

「命の大切さ」、「友だち

のすばらしさ」、「チーム

ワークの大切さ」、「助け

合うこと」などを学び、 16

時過ぎには修了証と参加記

念品を手に消防本部を後に

しました。

クラブ員代表誓いの言葉 開会式

屋内消火栓放水体験 庁舎見学(車両見学)

車のホースを使って放

水訓練をしました。 

 

色々な体験をして消

防団の人の仕事は、危

険も多く大変だなと思

い、より一層、「地域

を守る」強い思いをも

ちました。

 

これからの活動とし

て、校内の消火施設の

点検、危険な所や壊れ

ている所が無いか見廻

りをします。また、年

末には地域をまわり火

災予防や防犯の呼びか

けを予定しています。

今世紀にも発生すると

いわれている、東南

海・南海地震に備え、

自分たちが出来ること

を考え、行動して、災

害から地域を守るため

頑張りたいと思いま

す。

防教室」では、消防車

の放水体験、消火器を

使った体験、防災セン

ターの見学などをしま

した。ロープを結ぶ体

験で、巻き結びや、ふ

し結びをしました。少

し難しかったけど慣れ

ると出来るようになり

ました。放水体験では

屋内消火栓や、ポンプ

 

今年、僕たちは、鳴

門市消防団の方々や高

島分団のみなさん、勝

田さんや校長先生方の

協力により「うずしお

少年少女消防クラブ」

を始めました。

 

6月には「うずしお

少年少女消防クラブ研

修」をしました。鳴門

市消防団長さんの話を

始め、少年消防クラブ

の意味、消防署や消防

団の仕事、火災・災害

などについてクイズを

入れながら楽しく学習

ができました。災害か

ら「地域を守る」ため

には何ができるか、を

考え話し合いました。

 

8月の「少年少女消

東京都

中野消防少年団

兵庫県

東川崎防災ジュニアチーム

島根県

雲南少年消防  

クラブ

27

徳島県

うずしお少年少女消防クラブの活動

鳴門市立鳴門西小学校 6年 

柴折 巧

島根県防災航空隊見学

Page 4: 1 平成22年(2010年)11月30日 2010年秋季号 第3号第3号 2010年秋季号 平成22年(2010年)11月30日 2 8 時 半 集 合 に も か か わ ら ず 、 ま だ

第3号 4平成22年(2010年)11月30日2010年秋季号

 

6区少年少女消

防クラブは、平成

5年2月に結成以

来、着実に地域防

災の一翼を担って

地道な活動を展開していま

す。

 

この程、日本消防協会か

ら活動の成果を評価してい

ただき、 

着の活動服をご

30

支給いただき、児童・生徒

の活動意欲が大いに高ま

り、今後の活動に益々拍車

が掛かり、期待が大きく膨

らんでいます。

 

今回、早速十日市6区少

年・少女消防クラブは恒例

のお盆�納涼盆踊りの夕

べ�に6区住民が多数集ま

る機会を利用して、夕方6

時 

分に西三次駅前広場の

20会場に集合、クラブ代表の

挨拶、三次消防団西田団長

の訓示の後、会場を訪れる

住民の皆さんに「住宅用火

災警報器の設置」を呼び掛

ける広報チラシを手渡す啓

発活動を行いました。

 

当日は折からの猛暑の

中、厚手長袖の真新しい、

活動作業服に身を包み汗を

拭き拭きの過酷な条件の初

仕事となりました。

 

しかし、それでも子ども

たちは支給貸与された活動

作業服を着てニコニコ顔で

一生懸命作業してくれまし

た。

 

作業が終了した7時ごろ

には、さすがに元気な子ど

もたちも少々バテ気味であ

ったように見受けられまし

た。

 

住民の皆さんの子どもた

ちに対する温かい拍手と笑

顔は、防災の助け合いの地

域づくりに大きな力になっ

ていくであろうと感じる夏

の出来事でした。

 

おおのじょう少

年消防クラブは新

しくクラブ員募集

に応募した小学生

9名で結成され、

6月 

日�に大野城市北コ

12

ミュニティセンターで発足

式を行いました。初対面同

士となるクラブ員は新しい

制服に身を包み緊張した面

持ちで藤田消防団長から一

人ずつ消防バッチの交付を

受けました。その後、リー

ダー、副リーダーをみんな

で決めて、指導員指示のも

と基本動作の訓練を行いま

した。

 

翌日の6月 

日�には大

13

野城市総合防災訓練が実施

されました。大野城市は過

去幾度となく御笠川による

水害を受け、大規模開発に

よる宅地造成などで土砂災

害警戒地域が増えており、

昨年7月の中国・九州北部

豪雨でも被害をうけたこと

から地域の防災力の向上が

求められています。前日に

結成されたおおのじょう少

年消防クラブも早速警察、

消防、自衛隊など関係機

関、各区の自主防災組織の

皆さんとともに防災訓練に

参加しました。消火器によ

る初期消火訓練に参加し、

消防署員による救命講習を

受け、消防団などによる水

防訓練を見学して防災知識

の習得に努めました。

 

7月 

日�には、消防団

11

の新入団員1日入署にあわ

せてクラブ員の消防署体験

入署を行いました。座学の

あと、消防ハシゴ車搭乗、

消火器訓練、ロープワーク、

救急ロープブリッジを楽し

みながら体験しました。

 

8月 

日�・ 

日�の夏

28

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休み最後の週末を利用して

大分県由布市湯布院町にて

宿泊による避難所生活体験

を実施しました。保護者同

伴はなく指導員・クラブ員

だけの参加でしたが、クラ

ブ員は不安げな様子も無

く、ロープワーク、テント

設営、食事作りなどを楽し

みながら行い、夏休みの最

後を満喫しているようでし

た。

 

9月5日�には大野城市

消防団が福岡県消防操法大

会にポンプ車の部、小型ポ

ンプの部に出場しましたの

で応援に行きました。応援

の甲斐なく両チームとも優

勝はできませんでしたが、

将来の操法選手がクラブ員

から出てくることを期待し

ています。

 

結成間もないクラブです

が、これまでの行事をとお

してクラブ員の連帯感もだ

んだんと強くなっているよ

うです。今後も 

月の秋季

11

火災予防運動、 

月の歳末

12

特別警戒、1月の消防出初

式と行事が控えています

が、クラブ員を増やしなが

らおおのじょう少年クラブ

を盛り上げていきたいと考

えています。

広島県

6区少年少女消防クラブ

福岡県

おおのじょう少年消防クラブ