１ 機 関 紙 明 星 園 （ 海 開 き 号 ） 令和元年 ７月 1０日発行 No.0051 号

莵道明星園

〒611-0013 宇治市菟道岡谷 16-3 ℡：０７７４－２３－６９２２ 編集委員長：濱田 健太郎 編集スタッフ：藤本 康太 編集スタッフ：寺嶋 遥 編集スタッフ：本部 直美 編集スタッフ：中村 富士子 編集スタッフ：高木 みちえ 発行責任者：竝川 英雄

去る6月1日（土）をもって、菟道明星園特養は開園35周年を迎

えました。来年3月末オープンをめざし、特養の増改築が決定してい

るため、開園36周年は現在の建物で迎えることができません。そこで、

35回目の開園記念日に先立って、5月3日（金）フェイスブックで

元職員の皆様に特養見学会を兼ねてわいわいがやがやと集まりませ

んか？と呼びかけたところ、6月1日（土）昼の部（13：30～16：

30）で22名、夜の部（18：00～21：00）で20名の元職員等がお集

まり下さいました。遠くは広島や静岡、石川、岐阜などからもわざわ

ざお越しいただきました。特養棟の施設見学では、皆さん建物を懐か

しく見て回られ、勤務していた当時の入所者のお名前が次から次へと

口々に出ていました。何年も前の入所者が元職員の心の中では生きて

おられたのです！

夜の部では、食事を摂りながらお酒を酌み交わし、さらにわいわい

がやがやと。昼の部でも元職員の方々のお言葉を頂きましたが、皆様、

「若い頃、辻村園長に厳しく育てられたが、当時明星園で働いていた

姿が自分自身の福祉の原点です」という嬉しいお言葉を頂き、辻村園

長（理事長）も終始教え子たちの様子にご満悦でした。

ご参加頂いた元職員等の皆様、本当にありがとうございました。現

職員も皆様方が築き上げてきた菟道明星園特養の風土・精神を脈々と

引き継いで参ります！

懐かしい職員の皆さんと、

園やご入所者の方々のお話で大い

に盛り上がりました！

夜の部では昔話を酒の肴に、

皆さんでカンパーイ！！

海開き号

教育、社会福祉、厚生事業など公共の利益に尽

くした人に授与される藍綬褒章を、特養のサービ

ス向上提言委員の柴田道子様が授与されました！

お祝いと日頃の感謝の気持ちを込め、特養一同よ

りお祝いさせて頂きました！

本当におめでとうございます！

菟道明星園特別養護老人ホームの建替えに

向け、様々な取り組みが進んでおります。見え

る建設（ハード面）としては、1 ユニット 10

名の個室化で６ユニット、定員 60 名の特養に

増改築の予定。建築業者も決定済みで、7月上

旬から着工。来年 3月末に完成予定で、ご入所

者の引っ越しもこの頃に予定しています。特養

完成後は、現在の特養を壊し、新たに少規模多

機能施設の開設を予定しています。見えない建

設（ソフト面）としては、ユニット化に向けて

5 月 10 日（金）から花色班と山色班を各２つ

ずつに分ける、夜勤を一労働制に変更、等々。

介護職員はユニットケアリーダー研修に、管理

職はユニットケア管理者研修に積極的に参加

したりと職員一同意欲的に取り組んでいま

す！

２ 機 関 紙 明 星 園 （ 海 開 き 号 ） 令和元年 ７月 1０日発行 No.0051 号

○スローガン

『引き続き建替えに向け、全職員がオープニングスタッフとして挑戦し、

未来を切り拓いていこう』

○具体的取り組み

Ⅰ．中長期計画に基づく具体的取り組み

１．長期・短期の稼働人数は最低 53.4名（98.8％）平均介護度長期 4.4短期 3.0をやりぬく。

２．建替えに向けた取り組み

３．看取りケアを実践し、職員の教育、看取り体制の構築を進め事例数を増やす

Ⅱ．地域における公益的な取り組み

１．明星町の自治会員として、特に自主防災協定については締結に向け協力、協議していく。

２．定例会への積極的参加と現場職員を含めた交流の機会を設け拡大していく。

３．菟道明星園とともに地域の福祉をよくする会と協議をしながら、東宇治南地域包括支援センター支所

エリアの地域課題を明らかにし、その課題解決に向けて取り組んでいく

４．三室戸小学校児童との交流を引き続き進化・深化させていく。

Ⅲ．ガバナンス強化に向けた取り組み

１．腰痛予防対策を講じるとともに、全職員が働きやすく魅力のある職場環境を作り、離職を防ぐ。

２．拠点のホームページやフェイスブックを更新しタイムリーな情報を発信し職員確保にも繋げる。

柴田様いつもありがとう

ございます！これからも

宜しくお願い致します！

2019年度 養護老人ホ－ム事業活動計画

３ 機 関 紙 明 星 園 （ 海 開 き 号 ） 令和元年 ７月 1０日発行 No.0051

号

生花クラブ 養護老人ホ－ムでは、ボランティアの先生をお呼びして、生花クラ

ブを開催しています。今回は、『家族の会』より贈られた、カ－ネ－

ションを使用されました。

山田哲夫様の見事な出来栄えに、特別

養護老人ホ－ムの玄関に飾らせて

頂きました。

山田 哲夫様

他の作品も、カ－ネ－ションが

あしらわれ、“母”の愛情が

こもった生花になりました。

特定施設入居者生活介護宇治明星園養護老人ホーム

スローガン 「その人に合った生活しやすい環境を整え、一人ひとりの心身の状態の変化に

合わせた柔軟な介護サービスを提供していく」

活動方針 1）ご入所者の生活の質の維持、心身の状態の変化に合わせた柔軟な介護サービスの提供

2）目標［稼働率 100％（稼働人数 30名）、平均介護度 2.0］

宇治明星園養護老人ホーム

スローガン 「尊厳が護られ、生きがいと働きがいのある養護老人ホームを目指す」

活動方針 1）ご本人の意思決定を尊重した生活支援および介護の徹底

2）公器としての役割の発揮と独自性の追求

3）個々の職員の専門性向上および入所者支援体制の見直し

4）地域の拠点としての機能の発揮

ホームヘルパーステーション明星

スローガン 「ご利用者が元気に明るく過ごして頂けるサービスを提供する」

活動方針 1）柔軟かつ確実なよりご利用者本位の介護サービス計画を作成し、提供する

2）居宅介護事業所と情報交換し、近隣地域へのサービス提供を目指す

４ 機 関 紙 明 星 園 （ 海 開 き 号 ） 令和元年 ７月 10 日発行 No.0051

号

デイサービス行事紹介

デイサービスでは、職員がそれぞれ農園、制作、書道などのレクの担当に分かれ、

季節ごとにご利用者さんと共に楽しめるよう工夫をこらしています。

春の農園では大根を育て

ました。

お天気の良い日に、両手

いっぱいの大根を収穫し

て翌日から数日かけて昼

食時に利用者皆様で葉っ

ぱまでいただきました。

春の制作グループではみんなで折り紙の鱗を一つずつ折り、

巨大鯉のぼりを完成させました。夢中で折っていたので、

いつのまにか本物の鯉のぼりよりも大きな物ができました。

書道グループは 5 月の新元号の発表が出てすぐ「令和」の書に取

り組みました。中には大正から 4 つ目の元号を迎えた利用者様も

いらっしゃり、普段は書道に取り組まれなかった方も手際よく書い

て下さり、持ち帰った書をご家族が大変喜ばれ、額に入れて飾られ

たり、本当に思い出に残る行事となりました。

2019年度 莵道明星園デイサービスセンター事業活動計画

【スローガン】「自分らしくをいつまでも 地域での暮らしを応援します」

【活動方針】

１）経営の健全化

稼働率を最低 88.0%（平均利用者 22人、平均介護度 1.95以上）以上やりぬく。

２）地域の拠点としての機能の発揮

地域行事等に積極的に参加し、地域とのかかわりを深めていく。

３）小規模多機能型居宅介護への転用の応用

法人の中長期計画に基づき特養棟の改築及びデイサービスから小規模多機能型居宅

介護への転用に向けて取り組んでいく。

５ 機 関 紙 明 星 園 （ 海 開 き 号 ） 令和元年 ７月 10日発行 No.0051号

宇治明星園介護サービスセンター

スローガン

「地域のお困り 任せて安心 福祉のグッドパートナー」

宇治明星園介護サービスセンターは、現在６名のケアマネジャーが在籍しています。

要支援や要介護のご利用者が、在宅生活を継続できるようお手伝いをしています。

わからない事や困った事

があると相談し合える、

皆の優しさが感じられる

職場です。

引き受けます！あなたらしい暮らしのお手伝い

令和元年度 事業計画

１) 地域と共にネットワークづくり

２) 働きやすい環境づくり

３) 自立した事業所づくり

給食だより

今日の献立：小豆ごはん、お刺身、茶碗蒸し、

ふきの煮付け、ほうれん草のお浸し

6 月 1 日は特養の開園記念日でした。昼食に、お

刺身と具沢山の茶碗蒸しをご提供致しました。

来年には、特養の増改築も終わり、また新たな気

持ちで皆様と、ご飯を囲めることを楽しみにしてお

ります。

６ 機 関 紙 明 星 園 （ 海 開 き 号 ） 令和元年 ７月 10 日発行 No.0051

新人職員紹介

1. 青松 春子さん

2. 特別養護老人ホーム

3. 「ちょっと待ってくださ

い」を言わない。

すぐ実行！

1. 石田 晃之くん

2. 介護サービスセンター

3. MAX までがんばります

1. 田中 由佳理さん

2. 介護サービスセンター

3. ガーデニングと蜜蜂の

養蜂が趣味です。よろし

くお願いいたします。

1. 三宅 良子さん

2. 介護サービスセンター

3. 利用者様に寄り添い、支援

につなげていきたいです

1. 澤野 円華さん

2. 特別養護老人ホーム

3. 2 度目の育休を経て復

帰しました♡

育児と家庭と仕事の両

立頑張ります♡

1. 服部 純一くん

2. 特別養護老人ホーム

3. 今年一年、学ぶことが多い

ですが、少しでも利用者様

一人一人に向き合い、丁寧

に支援を出来る職員にな

れるよう頑張ります。

菟道明星園に新たに加わった職

員をご紹介いたします！これか

らもよろしくお願いします！

1.名前 2.部署

3.一言・意気込み

おかえりなさい！

1. 徳吉 三奈さん

2. デイサービスセンター

3. こちらで働くようになっ

て、早半年経ちました。こ

れからも利用者様に寄り

添える介護をしていきた

いです

1. 加藤 富淑くん

2. 養護老人ホーム

3. これからも頑張ります

家族の会および園からのお願い

面会などにご来園の際、身体障害者用マークの

ある駐車スペースには、一般車両を駐車されませ

ぬよう、ご理解とご協力をお願いいたします。

７ 機 関 紙 明 星 園 （ 海 開 き 号 ） 令和元年 ７月 10 日発行 No.0051

号

KAZOKUNOKAI NEWS

平成３０年度

活動報告

さる4月21日 (

日)

家族の会総会が行な

われました。ご入居(

所)

者ご家族からの会

費で賄われる会計の承認がなされ、この一

年間の活動内容が報告されました。

今年度新たに役員となった皆さまは次の

通りです。

今年度「母の日(5/12)」「父の日(6/16)」

プレゼントの様子です。

▲(上)は【養護】橋爪フサヱ様と中村副代表

▼(下)は【養護】多田久男様と山下代表

月日 曜日 活動 内容

4月22日 （日） H29年度家族の会総会前年度の活動報告、決算報告、本年度の役員選出、活動方針と活動計画、予算案の説明等

4月27日 （木）明星会（養護自治会）総会出席

前年度の活動報告、決算報告、新役員紹介と挨拶、本年度の活動方針、予算案の説明等

4月29日 （土） 明星園まつり出店 アイス・プリンの販売

5月14日 （日） 母の日プレゼント 感謝の言葉とカーネーションの花束、プリンの贈呈

5月28日 （日）うぐいす会（特養自治会）総会出席

前年度の活動報告、決算報告、本年度の活動方針、予算案の説明等

6月1日 （木） 季刊紙明星園 中西近信さん（特養）の記事掲載

6月18日 （日） 父の日プレゼント 感謝の言葉とメロンの贈呈

7月9日 （日） 第1回家族の会会議 明星地蔵盆での出店等の話合い

8月24日 （木） 明星地蔵盆（入居者自治会） 提灯吊り等の事前準備の手伝い、出店販売など

9月16日 （土） 特養長寿を祝うつどい（明星園）

長寿お祝いの言葉、花束の贈呈など

9月17日 （日） 養護長寿を祝うつどい（明星園）

長寿お祝いの言葉、花束の贈呈など

9月29日 （金） 季刊紙明星園 小泉明さん（特養）の記事掲載

10月21日 （土）宇治橋通りわんさかフェスタ参加（菟道明星園とともに

地域の福祉をよくする会）

唐揚げ販売に参加（収益金は特養改築へ寄付）

10月22日 （日） 第2回家族の会会議 宇治福祉まつりでの出し物、模擬店の検討など

10月29日 （日） 明星町秋まつり（明星町地区まちづくり協議会）

唐揚げ販売に参加（収益金は特養改築へ寄付）

11月5日 （日） 宇治福祉まつり出店（入

居者自治会）子供向けにお菓子つかみ出店

11月19日 （日） 模擬店 特養：バナナ入りホットケーキ、養護たこ焼き作り

12月23日 （土） 餅つき（明星園） 養護での餅つきに参加。職員へ感謝をこめて商品券贈呈

12月25日 （月） 季刊紙明星園 尾松裕之副園長（養護）の記事掲載

1月1日 （月） 新年を祝うつどい参加（明星園）

入居者の皆様にお祝いの言葉とお年玉贈呈

3月25日 （日） 第3回家族の会会議 総会の打合せ等

3月30日 （金） 季刊紙明星園 山口隆造さん（特養）の記事掲載

平成３０年度 活動報告

代

表

山下

定三

【特養】（留任）

副代表

中村

美喜子【養護】（留任）

前川

桂子

【特養】（留任）

森本

重和

【特養】（新任）

会計役

木下

典子

【特養】（新任）

事務局

野村

広之（庶務）

【特養副園長・生活相談員】

尾松

裕之（会計）

【養護副園長・生活相談員】

「母の日」

「父の日」

８ 機 関 紙 明 星 園 （ 海 開 き 号 ） 令和元年 ７月 10 日発行 No.0051

号

明星園に入職し、気付けば早や 5年近くになります。

思い返せば、初めて参加した忘年会で羽目を外してた時期、当時小学 2年の娘の癌が見つかり、精神的

にも肉体的にもかなり厳しい状態でした。辞めずに仕事を続けられたのも、既に定年退職されました厳しい

先輩の方々に仕事は勿論のこと、メンタル的なサポートもあったからです。

先日、中学 2年の息子と漢字検定 2級に挑戦したのですが、息子はスラ

スラと覚えるのに対し、50歳近い私の固い頭ではなかなか覚えることがで

きず、何度も同じところを間違える始末。投資に興味があり、ファイナンシャ

ルプランナーの資格も取得しようと勉強したところ、スラスラと素直に頭に

入り、好きなことはすぐに吸収できるんだなぁと実感。仕事も同じで、何らか

の理由で業務に嫌気が差し、やる気を失えばいくら仕事に対する興味や熱

意があっても教える側も教わる側もお互い残念な結果になる。好きな仕事

だから頑張れる、仲間がいるから頑張れる、そんな職場がいいなぁと思い

ます。

今でも、仕事をしていると先輩に叱られる声が頭の中に聞こえます（笑）

この 6月末で明星園を辞めさせていただくことになったので、今回号で、つじむらくんい

らっしゃいは終ることになる。

孫の小学 4年生の佑眞くんが、「おじいちゃん、うちにくるの」というので、「いかないよ」

というと、もう 1人の孫の「大樹くんの所にいくの」という。暖かいものを感じさせられた。

詩人の坂村真民さんの詩「あとからくる者のために」が頭を過る。

「あとからくる者のために、田畑を耕し、種を用意しておくのだ。山を川を海を、きれいに

しておくのだ。ああ、あとからくる者のために、苦労をし、我慢をし、

みなそれぞれの力を傾けるのだ。あとからあとから続いてくる。

あの可愛い者たちのために、みなそれぞれ自分のできる、なにか

をしてゆくのだ。」

この 46年 3 ヶ月、明星園にかかわってきたが、お別れすることに

なった。つじむらくんはこれから人生の最終章をつくりあげていくの

で、これにて、さようなら、さようなら、さようなら。

職員紹介リレー

宇治明星園特別養護老人ホーム 調理員 山田 篤史

＊本紙に掲載されておりますご入所者、ご利用者等の写真につきましては、あらかじめご本人（又はそのご家族）からご了解を得ております

バトンタッチ企画

特養増改築の建設予定地

特養の増改築工事がいよいよはじまりました。

工事に伴い、地域の皆様やご来園の皆様には、たいへんご迷惑をお掛けいたします。

この工事は、来年 5 月末までの予定となっております。

なお、お車でご来園される場合は、ご面倒ながら、進入路の駐車場に駐車していただ

きますよう、何卒よろしくお願いします。

特養園長 竝川 英雄