情報と社会レポート1
DESCRIPTION
情報と社会の授業で提出したレポートです。TRANSCRIPT
情報と社会レポート課題
Pasta-K
13年4月22日月曜日
チーム・マーケット・コミュニティ
メンバー 目的 その他
チーム 明確 達成期限のある共通の目的
地理的に離れた人々の共同作業を可能にする
マーケット 不特定 それぞれが自己の目的を追求
世界規模の競争市場社会的に良い結果をもたらすようにメカニカルデザインをする必要性
コミュニティ 不特定 関心を共有 自律的かつ緩やかな連携を生み出す世界の調整機構の主役
13年4月22日月曜日
東日本大震災でのTwitter
• 情報の拡散ツールとして多くのユーザーが被災地情報などを共有した
拡散希望Tweetの例 http://matome.naver.jp/odai/2129983367846171101?&page=4
13年4月22日月曜日
“Twitter”という巨大コミュニティ
• Twitterの日本のユーザー数は2011年5月時で1466万人(*1)
• Twitterへの投稿は基本的にオープンであるので、それを皆で共有・拡散することで、Twitter自体が巨大な1つのコミュニティとして機能した
• マスコミよりも速い情報の供給• 交通状況• 被災地支援状況• 安否者情報 …etc
(*1)by Neilsen/NetRatings NetView via http://blogs.itmedia.co.jp/saito/2011/06/mixi-twitter-fa-893d.html
13年4月22日月曜日
• リアルタイムな情報を共有することができた
• sinsai.infoのような情報まとめサイトが発足し、情報を整理するボランティア活動が行われた
• Google Person FinderやPlay for Japan
など各種震災支援活動についての拡散・協賛などもTwitter上で行われた
Twitter上での情報拡散の成果
Twitter運営からの情報共有方法の案内 :
http://blog.jp.twitter.com/2011/03/blog-post_12.html
13年4月22日月曜日
デマについて• 当日以降数多くのデマが投稿された• 偽りの被害報告
• 放射能関係のいわゆるトンデモ科学• マスコミの不信感を逆手に取ったデマ
• 「マスコミでは流れてない」• 「政府は隠しているが…」 etc
• 参考:http://www.kotono8.com/2011/04/08dema.html
13年4月22日月曜日
Twitterでの情報制御問題• 当時は非公式RT(*1)によってデマ情報(or マスコミの誤報 or 勘違い)
までも拡散されてしまい、発信元の手を離れて情報が拡散
• 公式RTならば情報元のTweetが削除されれば、拡散先もすべて削除されたが、非公式RTを使うユーザーが多かったために情報の訂正が困難に
• 当時の震災の混乱の中で情報元を確認せず拡散してしまうユーザーが続出
Twitter運営からの公式RT利用のお願い:http://blog.jp.twitter.com/2011/03/blog-post_12.html
(*1)非公式RT:Twitter上で他人のTweetを転載する形式の1つで「<転載者のコメントなど> RT @username : <元Tweet>」のような形式で投稿されることが多い。140文字という制約上、元Tweetを全文掲載できないことによる誤解を招くという弊害もあった。この形式はユーザーにより提唱され、各サードパーティアプリケーションが追随するように実装した。その後、Twitter本体にTweetを転送する形でReTweet機能が搭載された。そのため、前者を「非公式RT」、後者を「公式RT」と呼び区別する風習ができた。
13年4月22日月曜日
震災とTwitterの今後についての提言①• 前回の震災の反省• 誤情報の拡散が誰にも制御できなかった(誰も制御しない自律的な集団としてのTwitterコミュニティの特色が裏目に出る形になってしまった)
• その結果、震災関連でTwitterで流れてくる「拡散希望」Tweetに対する信憑性が失われ、Twitter全体が「オオカミ少年」のように感じられるようになってしまっていた。
• その後も関連するTweetにはねつ造されたものや過去の情報をコピーしたもの(*1)が後を絶たず、マスコミへの不信感の受け皿としてのインターネットの役目や、Twitter
が得意とするリアルタイム情報が価値を失いつつある。
(*1)先日も過去の交通情報がコピペしたものが出回り、それに対して注意喚起するTweetが出回るという状況が発生した
13年4月22日月曜日
• これから起きるであろう震災への備えとしての提言
• Twitterを始めとするSNSにおいて、投稿者は1次ソースを明示し、拡散する前には1次ソースを確認。1次ソースの掲載が無いもの、それの真偽が疑わしいと思われるものは拡散せず無視をする。
• このことをこれからの震災が起きる際に大人になるであろう小中学生などに教育の段階でしっかり指導する。
• 防災訓練のように、震災が発生した時に流れてくる複数の情報の中から取捨選択する訓練をするようにしても良いのではないだろうか。
震災とTwitterの今後についての提言②
13年4月22日月曜日
震災とTwitterの今後についての提言③
• これから起きるであろう震災への備えとしての提言(続き)
• SNSなどのサービス提供者側は現在のTwitter
に実装されている「公式アカウント」機能のように緊急時だけでも sinsai.info のようなボランティアなどが情報を確認し、確認されたものについては認証マークのようなものを付けるなど情報の信憑性を担保する仕組みを提供する
13年4月22日月曜日
まとめ• マスコミでは出来ないリアルタイムな双方向型の情報のやり取りをインターネットは実現したが、同時に素人が情報を発信し、それを受け取ることへの弊害も露呈した。
• マスコミの情報、インターネットの情報に関わらず、情報の真偽について、そのまま鵜呑みにしてしまうのではなく、1次ソースの確認や複数の情報源が同一のことを伝えているかなど複合的に情報を確認する習慣を付けることが必要。
13年4月22日月曜日
余談:”ガソリンスタンド情報マップ”について• http://pastalablog.s3.zmx.jp/mashup/ma4/
• 僕自身が2008年に開発したWebアプリケーション
• gogo.gsというガソリン価格共有サイトの情報を地図上に表示
• 震災時にアクセスが急増(主に関東・東北• データ収集期間:2011/03/10 - 2011/04/09
http://d.hatena.ne.jp/Pasta-K/20110411/1302453033
13年4月22日月曜日